JP2019180079A - 音波出力装置、情報提供システム、及び音波出力方法 - Google Patents

音波出力装置、情報提供システム、及び音波出力方法 Download PDF

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慎吾 松下
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章弘 淺井
章洋 武捨
Akihiro Takesute
章洋 武捨
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Abstract

【課題】音波を用いて所定の領域を形成する情報提供システムにおいて、出力装置のコスト、及び出力装置を管理するコストを抑制しつつ、広い領域を形成することができるようにする。【解決手段】音波出力装置は、所定の周波数の音波を用いて識別情報を表す第1の音波を第1の領域に出力する第1の音波出力装置から前記第1の音波を取得可能な位置に配置される音波出力装置であって、前記第1の音波を取得して音波信号に変換する音波取得部と、前記音波取得部が変換した音波信号から前記所定の周波数より低い周波数成分を除去するフィルタ部と、前記フィルタ部が前記所定の周波数より低い周波数成分を除去した音波信号を増幅する増幅部と、前記増幅部が増幅した音波信号を音波に変換した第2の音波を、前記第1の領域とは異なる第2の領域に出力する音波出力部と、を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、音波出力装置、情報提供システム、及び音波出力方法に関する。
所定の領域内に識別情報を含む音波、電波等の信号を出力する出力装置を配置し、信号を取得した端末装置に、端末装置が信号を取得した所定の領域に関する情報を提供する情報提供システムが知られている。
例えば、識別情報を含む音波を所定の領域内に出力する複数の音波出力装置を配置し、音波を取得した端末装置から送信される識別情報に応じて、端末装置の位置に応じた様々な情報を提供するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
音波を用いて所定の領域を形成するシステムでは、壁等で音波の広がりを比較的容易に抑制することができるため、例えば、電波を用いて所定の領域を形成するシステムよりも、詳細な位置情報を提供することができる。その反面、音波を用いて所定の領域を形成するシステムでは、広い領域を形成する場合、電波を用いて所定の領域を形成するシステムより多くの出力装置を設置することになるため、出力装置のコストや、出力装置を管理するコスト等が高くなってしまうという問題がある。
本発明の実施の形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、音波を用いて所定の領域を形成する情報提供システムにおいて、出力装置のコスト、及び出力装置を管理するコストを抑制しつつ、より広い領域を形成することができるようにする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る音波出力装置は、所定の周波数の音波を用いて識別情報を表す第1の音波を第1の領域に出力する第1の音波出力装置から前記第1の音波を取得可能な位置に配置される音波出力装置であって、前記第1の音波を取得して音波信号に変換する音波取得部と、前記音波取得部が変換した音波信号から前記所定の周波数より低い周波数成分を除去するフィルタ部と、前記フィルタ部が前記所定の周波数より低い周波数成分を除去した音波信号を増幅する増幅部と、前記増幅部が増幅した音波信号を音波に変換した第2の音波を、前記第1の領域とは異なる第2の領域に出力する音波出力部と、を有する。
本発明の一実施形態によれば、音波を用いて所定の領域を形成する情報提供システムにおいて、出力装置のコスト、及び出力装置を管理するコストを抑制しつつ、より広い領域を形成することができるようになる。
一実施形態に係る情報提供システムのシステム構成の例を示す図である。 一実施形態に係る音波、又は電波で形成される領域のイメージを示す図である。 一実施形態に係る出力装置(子機)を利用した領域のイメージを示す図である。 一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。 一実施形態に係る出力装置(親機)のハードウェア構成の例を示す図である。 一実施形態に係る出力装置(子機)の外観のイメージを示す図である。 第1の実施形態に係る出力装置(子機)の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る出力装置(子機)の処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る出力装置(子機)の外観のイメージを示す図である。 第3の実施形態に係る出力装置(子機)の構成例を示す図である。 第3の実施形態に係る出力装置(子機)の処理の例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る情報提供システムの機能構成の例を示す図である。 一実施形態に係る情報提供システムの処理の例を示すシーケンス図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システムの構成>
図1は、一実施形態に係る情報提供システムのシステム構成の例を示す図である。情報提供システム100は、例えば、管理サーバ101、出力装置(親機)102、1つ以上の出力装置(子機)103a、103b、・・・、端末装置104、及びゲートウェイ105等を含む。なお、以下の説明の中で、1つ以上の出力装置(子機)103a、103b、・・・のうち、任意の出力装置(子機)を示す場合、「出力装置(子機)103」を用いる。また、図1に示す出力装置(親機)102、出力装置(子機)103、端末装置104、及びゲートウェイ105の数は一例である。
管理サーバ101は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク106に接続された、PC(Personal Computer)等の情報処理装置、又は複数の情報処理装置を含むシステムである。管理サーバ101は、ネットワーク106、及びゲートウェイ105等を介して複数の出力装置(親機)102と通信を行い、複数の出力装置(親機)102による音波の出力を制御する。
出力装置(親機)102は、例えば、施設の天井、壁、床等に設置され、所定の周波数を用いて識別情報を表す音波を、所定の領域に出力する。また、出力装置(親機)102は、無線通信、又は有線通信等でゲートウェイ105に接続され、ゲートウェイ105を介して管理サーバ101と通信可能である。さらに、出力装置(親機)102は、管理サーバ101からの制御に応じて、出力する音波の強度、音波に含まれる識別情報(以下、音波IDと呼ぶ)、音波の出力方法等を変更する。なお、出力装置(親機)102は、第1の音波出力装置の一例である。
好ましくは、出力装置(親機)102は、端末装置104が備えるマイクロフォン(以下、マイクと呼ぶ)で取得可能な音声周波数帯域のうち、16kHz以上の周波数(以下、非可聴音領域と呼ぶ)の音波を用いて、音波IDを表す音波を出力する。音波は、高い周波数ほど指向性が高く、16kHz以上の周波数は人間にはほとんど聞こえないため、非可聴音領域の音波は、所定の範囲に向けて、音波IDを含む音波を出力するために好適である。
出力装置(子機)103は、出力装置(親機)102、又は他の出力装置(子機)103等の第1の音波出力装置から、音波IDを表す音波を取得可能な位置に配置される第2の音波出力装置である。
例えば、第1の出力装置が出力装置(親機)102である場合、出力装置(子機)103aは、出力装置(親機)102が出力する音波を取得して増幅し、増幅した音波を出力装置(親機)102が音波を出力する領域とは異なる領域に出力する。これにより、出力装置(子機)103aは、出力装置(親機)102が音波で形成する所定の領域を拡張することができる。
また、第1の出力装置は、他の出力装置(子機)103であっても良い。例えば、第1の出力装置が出力装置(子機)103aである場合、出力装置(子機)103bは、出力装置(子機)103aが出力する音波を取得して増幅し、増幅した音波を出力装置(子機)103aが音波を出力する領域とは異なる領域に出力する。これにより、出力装置(子機)103bは、出力装置(子機)103aが拡張した所定の領域を、さらに拡張することができる。
端末装置104は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末等の情報端末である。端末装置104は、所定のプログラムを実行することにより、内蔵されたマイク等を用いて、出力装置(親機)102、又は出力装置(子機)103が出力する音波を取得し、取得した音波に含まれる音波IDを取得することができる。
ゲートウェイ105は、ネットワーク106を介して管理サーバ101と接続されており、また、出力装置(親機)102と、無線通信、又は有線通信によるネットワークを形成している。ゲートウェイ105は、出力装置(親機)102と管理サーバ101との間の通信を中継すると共に、必要に応じて、出力装置(親機)102と管理サーバ101との間のプロトコル変換を行う。
上記の構成により、一例として、端末装置104は、音波IDを取得すると、取得した音波IDと端末装置104を識別する識別情報(以下、端末IDと呼ぶ)とを含む情報の取得要求を、管理サーバ101に送信する。
一方、管理サーバ101は、音波IDと、音波IDに対応する位置情報(例えば、座標情報、領域名等)とを対応付けて管理しており、端末装置104から受信した取得要求に含まれる音波IDに基づいて、端末装置104の位置情報を取得することができる。
管理サーバ101は、例えば、端末装置104の位置を示す位置情報の履歴を記憶部に記憶すると共に、端末装置104の位置に対応する提供情報(例えば、位置情報、経路情報、周辺の施設の情報等)を端末装置104に送信する。
これにより、端末装置104は、管理サーバ101から送信される提供情報に基づいて、例えば、端末装置104の位置を示す位置情報、経路を示す経路情報、又は周辺の施設の情報等を提供する表示画面を表示部に表示させることができる。
(領域について)
図2は、一実施形態に係る音波、又は電波で形成される領域のイメージを示す図である。例えば、図2に示すように、複数の出力装置(親機)102a〜102eを用いて、通路210上に、同じ音波ID「0001」を取得可能な領域を形成することができる。図2の例では、出力装置(親機)102a〜102eが出力する音波で、それぞれ、音波ID「0001」を取得可能な領域201a〜201eが形成されている。
このように、出力装置(親機)102を用いて、同じ音波ID「0001」を取得可能な領域を拡張することができる。ただし、この場合、複数の出力装置(親機)102が必要となるため、機器のコスト、及び複数の出力装置(親機)102を管理する管理コストが高くなってしまうという問題がある。
一方、例えば、出力装置(親機)102aから、識別情報を含む電波を送信することにより、音波で形成する領域201aより広い領域202を、電波で形成する方法も考えられる。ただし、この場合、通路210以外の部屋A220a、部屋B220b等にも、電波が届いてしまうため、例えば、通路210上だけに領域を形成することは困難である。
そこで、本実施形態では、例えば、図3に示すように、1つの出力装置(親機)102と、1つ以上の出力装置(子機)103とを用いて、同じ音波IDを取得可能な領域を形成する。
図3は、一実施形態に係る出力装置(子機)を利用した領域のイメージを示す図である。図3において、出力装置(親機)102は、所定の周波数の音波を用いて音波IDを表す音波を、領域301内に出力しているものとする。また、出力装置(子機)103a、103c、103dは、出力装置(親機)102が出力する音波を取得可能な位置に配置されているものとする。
出力装置(子機)103aは、出力装置(親機)102が出力している音波を取得すると、取得した音波を増幅して、領域301とは異なる領域302aに出力する。また、出力装置(子機)103cは、出力装置(親機)102が出力している音波を取得すると、取得した音波を増幅して、領域301とは異なる領域302cに出力する。同様に、出力装置(子機)103dは、出力装置(親機)102が出力している音波を取得すると、取得した音波を増幅して、領域301とは異なる領域302dに出力する。
好ましくは、出力装置(親機)102は、前述したように、端末装置104が備えるマイクで取得可能な音声周波数帯域のうち、16kHz以上の周波数(非可聴音領域)の音波を用いて音波IDを表す音波を出力する。
また、各出力装置(子機)103は、取得した音波のうち、音波IDを表す所定の周波数より低い周波数成分(例えば、16kHz未満の周波数成分)をフィルタで除去した後で、音波を増幅する。これにより、例えば、人の声、足音、環境音等が増幅されて、他の領域内に出力されることを防止することができる。
さらに、図3に示すように、出力装置(子機)103aが出力している音波を取得可能な位置に出力装置(子機)103bを配置することにより、音波IDを取得可能な領域を拡張することができる。図3の例では、出力装置(子機)103bは、出力装置(子機)103aが出力している音波を取得すると、取得した音波を増幅して、領域302bに出力する。
なお、出力装置(子機)103は、例えば、音波を取得した方向とは異なる方向(図3の例では逆方向)に、増幅した音波を出力することが望ましい。これにより、例えば、出力装置(親機)102が出力する音波と、出力装置(子機)103が出力する音波とが重複して、音波IDの抽出が困難になることを防止することができる。
また、出力装置(子機)103は、後述するように簡易なハードウェアで構成できるので、出力装置(親機)102よりも機器のコストを低く抑えることができる。さらに、出力装置(子機)103は、管理サーバ101による制御が不要なので、管理コストも低く抑えることができる。
従って、本実施形態によれば、音波を用いて所定の領域を形成する情報提供システム100において、機器のコスト、及び管理コストを抑制しつつ、広い領域を形成することができるようになる。
<管理サーバ、及び端末装置のハードウェア構成>
管理サーバ101、及び端末装置104は、例えば、図4に示すような一般的なコンピュータの構成を有している。ここでは、一般的なコンピュータのハードウェア構成について説明する。
図4は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。コンピュータ400は、例えば、CPU(Central Processing Unit)401、RAM(Random Access Memory)402、ROM(Read Only Memory)403、ストレージ部404、通信I/F(Interface)405、入力部406、表示部407、及びバス410等を含む。また、コンピュータ400が端末装置104である場合、コンピュータ400には、音声入力部408、マイク409等が含まれる。
CPU401は、ROM403やストレージ部404等に格納されたプログラムやデータをRAM402上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ400の各機能を実現する演算装置である。RAM402は、CPU401のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM403は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。
ストレージ部404は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や、SSD(Solid State Drive)等のストレージデバイスであり、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、及び各種データ等を記憶する。通信I/F405は、コンピュータ400をネットワーク106に接続するための通信デバイスである。コンピュータ400は通信I/F405を介して、他の機器と通信を行うことができる。
入力部406は、マウス等のポインティングデバイスや、キーボード等、コンピュータ400に各操作信号を入力するために用いられる入力デバイスである。表示部407はディスプレイ等、コンピュータ400による処理結果等を表示する表示デバイスである。
マイク409は、音波を取得し、取得した音波を音波信号に変換する音響−電気変換素子である。音声入力部408は、マイク409から出力される音波信号を増幅し、必要に応じて所定の形式の音波データに変換する。
バス410は、上記各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
<出力装置(親機)のハードウェア構成>
図5は、一実施形態に係る出力装置(親機)のハードウェア構成の例を示す図である。出力装置(親機)102は、例えば、CPU501、RAM502、フラッシュROM503、無線通信部504、音波処理部505、音波出力I/F506、スピーカ507、及びバス508等を有する。
CPU501は、フラッシュROM503等に格納された出力装置(親機)102用のプログラムを実行することにより、出力装置(親機)102の各機能を実現する演算装置である。RAM502は、CPU501のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュROM503は、出力装置(親機)102用のプログラム、各種のデータ等を記憶する書き換え可能な不揮発性のメモリである。
無線通信部504は、ゲートウェイ105と通信を行うための通信インタフェースの一例である。無線通信部504は、例えば、ゲートウェイ105と無線通信を行うための送受信回路、アンテナ、制御回路等を含む。無線通信部504は、例えば、無線LAN、近距離無線通信、及び920MHz帯の特定省電力無線等、各種の無線通信方式の無線部を適用することができる。
音波処理部505は、CPU501の制御に従って、例えば、所定の識別情報を含む音波信号を生成する。音波処理部505は、例えば、音波処理用の集積回路等で実現されるものであっても良いし、DSP(Digital Signal Processor)等で実現されるものであっても良い。或いは、音波処理部505は、CPU501で実行されるプログラム等によって実現されるものであっても良い。
音波出力I/F506は、CPU501による制御に従って、音波処理部505等が生成した音波信号を、所定の出力レベルに増幅して、スピーカ507に出力する。スピーカ507は、音波出力I/F506から出力される音波信号を音波に変換して出力する電気−音響変換素子である。バス508は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
[第1の実施形態]
続いて、第1の実施形態に係る出力装置(子機)の構成について説明する。
<出力装置(子機)の外観>
図6は、第1の実施形態に係る出力装置(子機)の外観のイメージを示す図である。出力装置(子機)103は、例えば、スピーカ601、マイク603、及びスピーカ601とマイク603とを収納する筐体602等を有する。
スピーカ601は、ホーンスピーカとなっており、音波を前面に広角に出力するように構成されている。
マイク603は、スピーカ601とは異なる方向に向けて実装されており、図6の例では、筐体602の側面に実装されている。
例えば、出力装置(子機)103が、図3に示す出力装置(子機)103aである場合、スピーカ601を、出力装置(親機)102と反対方向に向けて出力装置(子機)103設置することにより、図3に示す領域302aの方向に音波が出力される。
なお、図6に示す出力装置(子機)103の外観は一例である。例えば、マイク603は、筐体602のスピーカ601と対向する面に設けられていても良い。また、スピーカ601は、ホーンスピーカには限られず、他の形式のスピーカを用いても良い。
<出力装置(子機)の構成>
図7は、第1の実施形態に係る出力装置(子機)の構成例を示す図である。出力装置(子機)103は、例えば、マイク603、ハイパスフィルタ701、アンプ702、及びスピーカ601等のハードウェアで構成される。
マイク603は、図6のマイク603に対応しており、音波を取得して、音波信号に変換する音響−電気変換素子である。マイク603は、第1の音波を取得して音波信号に変換する音波取得部の一例である。
ハイパスフィルタ701は、音波IDを表す所定の周波数(例えば、18kHz〜20kHz)より低い周波数成分を除去するフィルタである。ハイパスフィルタ701は、音波変換部が変換した音波信号から所定の周波数より低い周波数成分を除去するフィルタ部の一例である。
なお、ハイパスフィルタ701は、音波IDを表す所定の周波数を通過させるバンドパスフィルタであっても良い。
アンプ702は、ハイパスフィルタ701から出力される音波信号を増幅する増幅回路である。アンプ702は、フィルタ部が所定の周波数より低い周波数成分を除去した音波信号を増幅する増幅部の一例である。なお、ハイパスフィルタ701の機能は、アンプ702に含まれていても良い。
スピーカ601は、図6のスピーカ601に対応しており、アンプ702から出力される音波信号を音波に変換して出力する電気−音響変換素子である。スピーカ601は、増幅部が増幅した音波信号を第2の音波に変換して、音波に変換した第2の音波を、第1の領域とは異なる第2の領域に出力する音波出力部の一例である。
<処理の流れ>
図8は、第1の実施形態に係る出力装置(子機)の処理の例を示すフローチャートである。この処理は、第1の実施形態に係る出力装置(子機)103が実行する音波出力方法の処理の例を示している。なお、図8に示す処理の開始時点において、出力装置(子機)103は、出力装置(親機)102、又は他の出力装置(子機)103から、所定の周波数で音波IDを表す音波を取得可能な位置に配置されているものとする。
ステップS801において、マイク(音波取得部)603は、出力装置(親機)102、又は他の出力装置(子機)103から出力される、所定の周波数で音波IDを表す音波(第1の音波)を取得して音波信号に変換する。
ステップS802において、ハイパスフィルタ(フィルタ部)701は、マイク603が変換した音波信号から、音波IDを表す所定の周波数より低い周波数成分を除去する。
ステップS803において、アンプ(増幅部)702は、ハイパスフィルタ701が、所定の周波数より低い周波数成分を除去した音波信号を増幅する。
ステップS804において、スピーカ(音波出力部)601は、アンプ702が増幅した音波信号を音波(第2の音波)に変換して出力する。このとき、スピーカ601は、出力装置(親機)102、又は他の出力装置(子機)103が第1の音波を出力している第1の領域とは異なる第2の領域に、第2の音波を出力する。
上記の処理により、例えば、図3に示すように、出力装置(親機)102が形成する領域301が、拡張される。
本実施形態に係る出力装置(子機)103は、例えば、図7に示すように簡易な構成で実現できるので、例えば、図2に示すように複数の出力装置(親機)102を用いる場合と比較して、機器のコストを抑制することができる。
また、本実施形態に係る管理サーバ101は、例えば、図3に示すように領域を形成する場合であっても、出力装置(親機)102を制御するだけで良い。従って、例えば、図2に示すように複数の出力装置(親機)102を用いる場合と比較して、管理コストを抑制することができる。
以上より、本実施形態によれば、音波を用いて所定の領域を形成する情報提供システム100において、機器のコスト、及び管理コストを抑制しつつ、広い領域を形成することができるようになる。
[第2の実施形態]
図9は、第2の実施形態に係る出力装置(子機)の外観のイメージを示す図である。図9に示すように、第2の実施形態に係る出力装置(子機)103は、図6に示す第1の実施形態に係る出力装置(子機)103の構成に加えて、マイク603を囲むように設けられた遮音板901を備える。
遮音板901は、マイク603に、所定の方向とは異なる方向から到来する音波を遮断する音波遮断部として機能する。図9の例では、遮音板901は、矢印902の方向からマイク603に到来する音波を通過させると共に、矢印902とは異なる方向からマイク603に到来する音波を遮断する。
これにより、出力装置(子機)103は、周辺にある複数の出力装置のうち、音波を取得したい出力装置にマイク603を向けることにより、音波を取得したい出力装置から出力される音波のみを取得することができるようになる。
なお、図9に示す出力装置(子機)103の外観は一例である。例えば、マイク603は、筐体602のスピーカ601と対向する面に設けられていても良い。また、スピーカ601は、ホーンスピーカには限られず、他の形式のスピーカを用いても良い。
(変形例1)
第2の実施形態に係る出力装置(子機)103は、遮音板901に代えて、図9の矢印902の方向に指向性を有するマイク603を備えていても良い。これにより、遮音板901と同様の効果を期待することができる。
(変形例2)
第2の実施形態に係る出力装置(子機)103は、遮音板901に代えて、図9の矢印902の方向にビームフォーミングが可能なマイク(マイクアレイ)603を備えていても良い。これにより、遮音板901と同様の効果を期待することができる。
以上、第2の実施形態によれば、周辺に複数の出力装置がる場合でも、所定の方向にある出力装置(親機)102、又は他の出力装置(子機)103から、選択的に音波を取得することができるようになる。
[第3の実施形態]
<出力装置(子機)の構成>
図10は、第3の実施形態に係る出力装置(子機)の構成例を示す図である。第3の実施形態に係る出力装置(子機)103は、図7に示す第1の実施形態に係る出力装置(子機)103の構成に加えて、AGC(Automatic Gain Control)1001を有している。
AGC1001は、スピーカ601から出力する音波が所定の強度となるように、アンプ702に入力される音波信号のレベル(電力、又は電圧)を自動的に調整する回路である。これにより、第3の実施形態に係る出力装置(子機)103では、マイク603が取得した音波にレベル差があっても、アンプ702に入力される音波信号のレベルが一定になるように、自動的に調整される。なお、AGC1001は、音波出力部(スピーカ601)が出力する第2の音波が所定の強度となるように、増幅部(アンプ702)が増幅する音波信号の大きさを調整する信号レベル調整部の一例である。
上記の構成により、出力装置(子機)103は、マイク603が取得した音波の大きさによらずに、所定の領域内に音波を出力することができるようになる。
なお、AGC1001の機能は、アンプ702に含まれていても良い。
<処理の流れ>
図11は、第3の実施形態に係る出力装置(子機)の処理の例を示すフローチャートである。この処理は、第3の実施形態に係る出力装置(子機)103が実行する音波出力方法の例を示している。なお、図11に示す処理のうち、ステップS801、S802、S803、S804に示す処理は、図8に示す第1の実施形態に係る出力装置(子機)103の処理と同様である。
ステップS801において、マイク(音波取得部)603は、出力装置(親機)102、又は他の出力装置(子機)103から出力される、所定の周波数で音波IDを表す音波(第1の音波)を取得して音波信号に変換する。
ステップS802において、ハイパスフィルタ(フィルタ部)701は、マイク603が変換した音波信号から、音波IDを表す所定の周波数より低い周波数成分を除去する。
ステップS1101において、AGC1001は、アンプ702に入力される音波信号のレベル(電力、又は電圧)が所定のレベルとなるように、AGC1001の利得を調整する。
ステップS803において、アンプ(増幅部)702は、AGC1001によって、所定のレベルに調整された音波信号を増幅する。
ステップS804において、スピーカ(音波出力部)601は、アンプ702が増幅した音波信号を音波(第2の音波)に変換して出力する。このとき、スピーカ601は、出力装置(親機)102、又は他の出力装置(子機)103が第1の音波を出力している第1の領域とは異なる第2の領域に、第2の音波を出力する。
上記の処理により、出力装置(子機)103は、第1の実施形態と同様の効果に加えて、マイク603が取得した音波のレベルに差がある場合でも、スピーカ601が出力する音波が所定の強度となるように自動的に調整することができる。従って、出力装置(子機)103は、マイク603が取得した音波の大きさによらずに、所定の領域内に音波を出力することができるようになる。
[情報提供システム]
続いて、情報提供システム100の概要について説明する。
<情報提供システムの機能構成>
図12は、一実施形態に係る情報提供システムの機能構成の例を示す図である。なお、出力装置(子機)103は、例えば、図7、又は図10に示すような構成を有しているものとする。
(管理サーバの機能構成)
管理サーバ101は、例えば、通信部1201、出力装置管理部1202、位置情報管理部1203、及び記憶部1204等を有する。
管理サーバ101は、例えば、CPU401で所定のプログラムを実行することにより、上記の各機能構成を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部はハードウェアによって実現されるものであっても良い。
通信部1201は、例えば、図4のCPU401で実行されるプログラム、及び通信I/F405等によって実現され、管理サーバ101をネットワーク106に接続して、端末装置104等と通信を行う。また、通信部1201は、ネットワーク106、及びゲートウェイ105を介して、出力装置(親機)102と通信を行う。
出力装置管理部1202は、情報提供システム100に含まれる1つ以上の出力装置(親機)102の情報を記憶部1204に記憶して管理し、各出力装置(親機)102が出力する音波の周波数、音波ID、音波の強度等を制御する。例えば、出力装置管理部1202は、出力装置(親機)102に、出力する音波の周波数、音波ID、音波の強度の情報を含む設定情報を送信することにより、各出力装置(親機)102が出力する音波を制御する。
位置情報管理部1203は、出力装置(親機)102、出力装置(子機)103が形成する領域の位置情報(例えば、領域名、座標情報等)と、当該領域で出力されている音波IDを対応付けて管理する。
また、位置情報管理部1203は、端末装置104から、音波IDと端末装置104の端末IDとを含む情報の取得要求を受信すると、音波IDに対応する位置情報を抽出し、端末装置104の端末IDと対応付けて記憶部1204に記憶する。これにより、位置情報管理部1203は、端末装置104の位置を示す位置情報の履歴を管理することができる。
好ましくは、位置情報管理部1203は、端末装置104に対して、端末装置104の位置に対応する提供情報(例えば、位置座標、経路案内情報、周辺の施設の情報等)を送信する。
記憶部1204は、例えば、図4のCPU401で実行されるプログラム、及びストレージ部404、RAM402等によって実現され、出力装置管理部1202が管理する情報、及び位置情報管理部1203が管理する情報等の様々な情報を記憶する。
(出力装置(親機)の機能構成)
出力装置(親機)102は、例えば、通信部1211、記憶部1212、出力制御部1213、及び音波出力部1214等を有する。出力装置(親機)102は、例えば、図5のCPU501で所定のプログラムを実行することにより、上記の各機能構成を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。
通信部1211は、例えば、図5のCPU501で実行されるプログラム、及び無線通信部504等によって実現され、ゲートウェイ105を介して管理サーバ101と通信を行う。
記憶部1212は、管理サーバ101から通信部1211が受信した設定情報を記憶する。なお、設定情報には、前述したように、例えば、出力装置(親機)102が出力する音波の周波数、音波ID、音波の強度等を示す情報が含まれる。
出力制御部1213は、記憶部1212が記憶した設定情報に従って、例えば、図5の音波処理部505を用いて、所定の周波数で音波IDを表す音波信号を生成する。また、出力制御部1213は、生成した音波信号を用いて、音波出力部1214に音波を出力させる。
音波出力部1214は、例えば、図5のCPU501で実行されるプログラム、及び音波出力I/F506、スピーカ507等によって実現され、出力制御部1213が生成した音波信号を音波に変換して、指定された強度で出力する。
(端末装置の機能構成)
端末装置104は、例えば、通信部1221、音波取得部1222、音波解析部1223、情報取得部1224、表示入力制御部1225、及び記憶部1226等を有する。端末装置104は、例えば、CPU401で所定のプログラムを実行することにより、上記の各機能構成を実現している。また、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。
通信部1221は、例えば、図4のCPU401で実行されるプログラム、及び通信I/F405等によって実現され、端末装置104をネットワーク106に接続して、管理サーバ101等と通信を行う。
音波取得部1222は、例えば、図4のマイク409、音声入力部408等を用いて、端末装置104の周辺の音波信号を取得する。
音波解析部1223は、音波取得部1222が取得した音波信号を解析して、音波信号に含まれる音波IDを抽出する。
情報取得部1224は、音波解析部1223が抽出した音波IDと、端末装置104を識別する端末IDとを含む情報の取得要求を管理サーバ101に送信し、管理サーバ101から送信される提供情報を取得する。なお、管理サーバ101から送信される提供情報には、前述したように、例えば、端末装置104の位置情報、経路情報、又は周辺の施設の情報等が含まれる。
表示入力制御部1225は、情報取得部1224が取得した提供情報に基づいて、例えば、端末装置104の位置、経路、又は周辺の施設の情報等を含む表示画面を、表示部407に表示させる。また、表示入力制御部1225は、入力部406に対する利用者の操作を受け付ける。
記憶部1226は、例えば、図4のCPU401で実行されるプログラム、及びストレージ部404、RAM402等によって実現され、例えば、端末装置104が実行するアプリケーションプログラム、地図データ等の様々な情報を記憶する。
<処理の流れ>
続いて、一実施形態に係る情報提供システム100における音波出力方法、及び情報提供方法の処理の流れについて説明する。
図13は、一実施形態に係る情報提供システムの処理の例を示すシーケンス図である。図13のステップS1301〜S1307は、情報提供システム100における音波出力方法の例を示している。また、ステップS1308〜S1314の処理は、情報提供システム100における情報提供方法の例を示している。
なお、管理サーバ101と、出力装置(親機)102との間の通信はゲートウェイ105を介して行われるが、ゲートウェイ105は情報の中継を行うのみなので、ここではゲートウェイ105に関する説明は省略する。
また、例えば、図3に示すように、出力装置(子機)103aは、出力装置(親機)102から出力される音波を取得可能な位置に配置されているものとする。さらに、出力装置(子機)103bは、出力装置(子機)103aから出力される音波を取得可能な位置に配置されているものとする。
ステップS1301において、管理サーバ101の出力装置管理部1202は、出力装置(親機)102に、所定の周波数を用いて音波IDを表す音波の出力を指示する。例えば、出力装置管理部1202は、出力装置(親機)102に、出力する音波の周波数、音波ID、音波の強度等の情報を含む設定情報を送信する。
ステップS1302において、出力装置(親機)102の出力制御部1213は、例えば、管理サーバ101から受信した設定情報に従って、音波IDを含む音波を生成する。
一例として、出力制御部1213は、所定の周波数帯域(例えば、18kHz〜20kHz)内における複数の周波数f1、f2、・・・、fn(nは2以上の整数)のオン、オフでnビットの音波IDを表す音波を生成する。
ステップS1303において、出力装置(親機)102の出力制御部1213は、管理サーバ101から受信した設定情報に従って、音波出力部1214が出力する音波の強度を設定し、音波出力部1214は、出力制御部1213が生成した音波を出力する。これにより、例えば、図3に示す領域301が形成される。
ステップS1304において、出力装置(子機)103aは、出力装置(親機)102から出力される音波を増幅する。例えば、出力装置(子機)103aは、マイク603で取得した音波を音波信号に変換し、ハイパスフィルタ701で所定の周波数より低い周波数成分を除去する。また、出力装置(子機)103aのアンプ702は、ハイパスフィルタ701で所定の周波数より低い周波数成分が除去された音波信号を増幅する。
一例として、出力装置(子機)103が備えるハイパスフィルタ701は、16kHz以下の周波数成分を除去する。これにより、出力装置(子機)103は、出力装置(親機)102は、16kHz以上の任意の周波数で音波IDを表す音波を出力することができる。
ステップS1305において、出力装置(子機)103aのスピーカ601は、アンプ702で増幅された音波信号を音波に変換して出力する。これにより、例えば、図3に示す領域302aが形成される。
ステップS1306において、出力装置(子機)103bは、出力装置(子機)103aから出力される音波を、例えば、ステップS1304と同様にして増幅する。
ステップS1307において、出力装置(子機)103bのスピーカ601は、アンプ702で増幅された音波信号を音波に変換して出力する。これにより、例えば、図3に示す領域302bが形成される。
この状態で、例えば、端末装置104が領域302bに入ると、ステップS1308以降の情報提供処理が実行される。
ステップS1308において、端末装置104の音波取得部1222は、出力装置(子機)103bから出力される音波信号を取得する。
ステップS1309において、端末装置104の音波解析部1223は、音波取得部1222が取得した音波信号を解析して、音波信号に含まれる音波IDを抽出する。
ステップS1310において、端末装置104の情報取得部1224は、音波解析部1223が抽出した音波IDと、端末装置104の端末IDとを含む情報の取得要求を管理サーバ101に送信する。
ステップS1311において、管理サーバ101の位置情報管理部1203は、端末装置104から情報の取得要求を受信すると、取得要求に含まれる音波IDに対応する位置情報を抽出する。
ステップS1312において、管理サーバ101の位置情報管理部1203は、抽出した位置情報、すなわち、端末装置104の位置を示す位置情報を、端末装置104の端末IDと対応付けて記憶部1204に記憶する。
ステップS1313において、管理サーバ101の位置情報管理部1203は、端末装置104に対して、端末装置104の位置に対応する提供情報(例えば、位置座標、経路案内情報、周辺の施設の情報等)を送信する。
ステップS1314において、端末装置104の表示入力制御部1225は、管理サーバ101から送信された提供情報に基づいて、例えば、端末装置104の位置、経路、又は周辺の施設の情報等を含む表示画面を、表示部407に表示させる。
上記の処理により、情報提供システム100は、例えば、図3に示す通路210に、1つの出力装置(親機)102と、複数の出力装置(子機)103a、103b、・・・とを用いて、広い領域を形成することができる。
また、情報提供システム100は、例えば、図3に示す通路210で音波を取得した端末装置104に、通路210に関する提供情報を提供することができる。
100 情報提供システム
102 出力装置(親機)(第1の音波出力装置)
103 出力装置(子機)(第2の音波出力装置)
104 端末装置
409 マイク
601 スピーカ(音波出力部)
603 マイク(音波取得部)
701 ハイパスフィルタ(フィルタ部)
702 アンプ(増幅部)
901 遮音板(音波遮断部)
1001 AGC(信号レベル調整部)
特開2016−220183号公報

Claims (10)

  1. 所定の周波数の音波を用いて識別情報を表す第1の音波を第1の領域に出力する第1の音波出力装置から前記第1の音波を取得可能な位置に配置される音波出力装置であって、
    前記第1の音波を取得して音波信号に変換する音波取得部と、
    前記音波取得部が変換した音波信号から前記所定の周波数より低い周波数成分を除去するフィルタ部と、
    前記フィルタ部が前記所定の周波数より低い周波数成分を除去した音波信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部が増幅した音波信号を音波に変換した第2の音波を、前記第1の領域とは異なる第2の領域に出力する音波出力部と、
    を有する、音波出力装置。
  2. 前記音波取得部に、所定の方向とは異なる方向から到来する音波を遮断する音波遮断部を有する、請求項1に記載の音波出力装置。
  3. 前記音波遮断部は、前記第1の音波出力装置とは異なる方向から到来する音波を遮断する、請求項2に記載の音波出力装置。
  4. 前記音波取得部は、指向性を有するマイクを含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の音波出力装置。
  5. 前記マイクは、前記第1の音波出力装置の方向に前記指向性を有する、請求項4に記載の音波出力装置。
  6. 前記音波出力部が出力する前記第2の音波が所定の強度となるように、前記増幅部が増幅する音波信号の大きさを調整する信号レベル調整部を有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の音波出力装置。
  7. 所定の周波数の音波を用いて識別情報を表す第1の音波を第1の領域に出力する第1の音波出力装置と、前記第1の音波出力装置から前記第1の音波を取得可能な位置に配置される第2の音波出力装置とを含む情報提供システムであって、
    前記第2の音波出力装置は、
    前記第1の音波を取得して音波信号に変換する音波取得部と、
    前記音波取得部が変換した音波信号から前記所定の周波数より低い周波数成分を除去するフィルタ部と、
    前記フィルタ部が前記所定の周波数より低い周波数成分を除去した音波信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部が増幅した音波信号を音波に変換した第2の音波を、前記第1の領域とは異なる第2の領域に出力する音波出力部と、
    を有する、情報提供システム。
  8. 前記情報提供システムは、
    前記第1の音波又は前記第2の音波を取得するマイクを備え、前記マイクが取得した音波から前記識別情報を取得する端末装置を含み、
    前記第1の音波出力装置は、前記マイクで取得可能な音声周波数帯域のうち、16kHz以上の周波数を用いて前記識別情報を表す前記第1の音波を出力する、請求項7に記載の情報提供システム。
  9. 前記情報提供システムは、複数の前記第2の音波出力装置を含み、
    前記第1の音波出力装置が出力する音波と、複数の前記第2の音波出力装置が出力する音波とを用いて、1つの前記識別情報を取得可能な1つの領域を形成する、請求項7又は8に記載の情報提供システム。
  10. 所定の周波数の音波を用いて識別情報を表す第1の音波を第1の領域に出力する第1の音波出力装置から前記第1の音波を取得可能な位置に配置される音波出力装置が、
    前記第1の音波を取得して音波信号に変換し、
    前記変換した音波信号から前記所定の周波数より低い周波数成分を除去し、
    前記所定の周波数より低い周波数成分を除去した音波信号を増幅し、
    前記増幅した音波信号を音波に変換した第2の音波を、前記第1の領域とは異なる第2の領域に出力する、音波出力方法。
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