JP2019177955A - 伝達装置及びエレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転体を待機位置に復帰させる作業を容易に行うことができる伝達装置を提供する。【解決手段】 伝達装置は、かごの停止装置とガバナロープとにそれぞれ接続され、かごに回転可能に接続される回転体を備え、回転体は、ガバナロープがロックされ且つかごが下降する際に、停止装置を作動させるために、待機位置から停止位置まで第1回転方向に回転する、伝達装置において、待機位置から停止位置までの間に位置する回転体に対して、第1回転方向と反対方向である第2回転方向の力を加える加力部を備える。【選択図】 図4

Description

本発明は、伝達装置及びエレベータに関する。
従来、例えば、エレベータの伝達装置は、かごに回転可能に接続される回転体を備え、回転体は、かごの停止装置とガバナロープとにそれぞれ接続されている。そして、かごが下降し且つガバナロープがロックされた際に、停止装置が作動するために、回転体は、待機位置から停止位置まで第1回転方向に回転する。
そして、伝達装置は、回転体に力を加える加力部を備えている。従来、加力部は、待機位置から中間位置までの回転体に対して、第1回転方向と反対方向である第2回転方向の力を加え、反対に、中間位置から停止位置までの回転体に対して、第1回転方向の力を加えている(例えば、特許文献1)。
斯かる構成においては、作業者が、停止装置の作動を解除するためには、回転体を第2回転方向に回転させることによって、回転体を停止位置から待機位置に復帰させる必要がある。このとき、作業者が、回転体を停止位置から中間位置に回転させる際に、加力部が回転体に加える第1回転方向の力に反して、回転体を第2回転方向に回転させる必要がある。したがって、回転体を待機位置に復帰させる作業が非常に困難である。
特開2000−219450号公報
そこで、課題は、回転体を待機位置に復帰させる作業を容易に行うことができる伝達装置及びエレベータを提供することである。
伝達装置は、かごの停止装置とガバナロープとにそれぞれ接続され、前記かごに回転可能に接続される回転体を備え、前記回転体は、前記ガバナロープがロックされ且つ前記かごが下降する際に、前記停止装置を作動させるために、待機位置から停止位置まで第1回転方向に回転する、伝達装置において、前記待機位置から前記停止位置までの間に位置する前記回転体に対して、前記第1回転方向と反対方向である第2回転方向の力を加える加力部を備える。
また、伝達装置においては、前記加力部は、前記回転体に加える力を変更可能な変更部を備える、という構成でもよい。
また、伝達装置においては、前記加力部は、一方側が前記かご又は前記回転体の何れか一方に回転可能に接続される長尺部と、前記長尺部の他方側が挿入され、前記かご又は前記回転体の何れか他方に回転可能に接続される回転接続部と、前記長尺部の延びる方向に弾性変形することによって、前記回転体に力を加える弾性部と、を備え、前記変更部は、前記回転接続部と協働して前記長尺部の延びる方向で前記弾性部を挟むように、前記長尺部に固定され、前記変更部の前記長尺部に対する固定位置は、前記長尺部の延びる方向で変位可能である、という構成でもよい。
また、伝達装置においては、前記加力部が前記回転体に加える第2回転方向の力は、前記回転体が前記待機位置に位置する際に、最大である、という構成でもよい。
また、伝達装置においては、前記加力部が前記回転体に加える第2回転方向の力は、前記回転体が前記待機位置から前記停止位置に回転することに伴って、連続的に小さくなる、という構成でもよい。
また、エレベータは、前記の伝達装置と、前記停止装置を有するかごと、前記ガバナロープと、を備える。
図1は、一実施形態に係るエレベータの全体概要図である。 図2は、同実施形態に係るエレベータの要部斜視図である。 図3は、同実施形態に係る伝達装置の全体正面図であって、回転体が待機位置である状態を示す図である。 図4は、図3の要部拡大図である。 図5は、、同実施形態に係る伝達装置の全体正面図であって、回転体が停止位置である状態を示す図である。 図6は、図5の要部拡大図である。 図7は、同実施形態に係る伝達装置の要部平面図であって、一部断面を示す図である。 図8は、同実施形態に係る伝達装置の要部平面図であって、回転体に加える力が変更された状態を示す図である。 図9は、同実施形態に係る伝達装置の回転体の位置と回転トルクとの関係を示すグラフである。 図10は、同実施形態に係る伝達装置の要部正面図であって、設計方法を説明する図である。 図11は、他の実施形態に係る伝達装置の要部正面図である。 図12は、さらに他の実施形態に係る伝達装置の要部正面図である。 図13は、さらに他の実施形態に係る伝達装置の要部正面図であって、回転体が待機位置である状態を示す図である。 図14は、同実施形態に係る伝達装置の要部正面図であって、回転体が停止位置である状態を示す図である。 図15は、さらに他の実施形態に係る伝達装置の要部正面図であって、回転体が待機位置である状態を示す図である。 図16は、同実施形態に係る伝達装置の要部正面図であって、回転体が停止位置である状態を示す図である。
以下、エレベータ及び伝達装置における一実施形態について、図1〜図10を参照しながら説明する。なお、各図(図11〜図16も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係るエレベータ1は、ユーザが乗るためのかご2と、かご2に接続されるかごロープ1aと、かごロープ1aに接続される釣合錘1bと、かご2及び釣合錘1bを昇降させる巻上機1cとを備えている。巻上機1cは、かごロープ1aが巻き掛けられる綱車1dと、綱車1dを回転させる駆動源(図示及び採番していない)と、綱車1dの回転を停止させるために、綱車1dを制動する制動部1eとを備えている。
本実施形態においては、かごロープ1aの一端部がかご2に固定され、かごロープ1aの他端部が釣合錘1bに固定されている、という構成であるが、斯かる構成に限られない。例えば、かごロープ1aの両端部がそれぞれ昇降路の上部に固定され、かごロープ1aがかご2のシーブ及び釣合錘1bのシーブにそれぞれ巻き掛けられることによって、かごロープ1aがかご2及び釣合錘1bにそれぞれ接続されている、という構成でもよい。
エレベータ1は、かご2を案内するかごレール1fと、かご2の走行速度を検出する調速機3とを備えている。また、エレベータ1は、調速機3の動作をかご2に伝達する伝達装置4を備えている。
調速機3は、無端円状のガバナロープ3aと、ガバナロープ3aが巻き掛けられるガバナ車3bと、ガバナロープ3aに張力が働くように、ガバナロープ3aが巻き掛けられる張車3cとを備えている。そして、伝達装置4がガバナロープ3a及びかご2にそれぞれ接続されているため、調速機3は、ガバナ車3bの回転速度に基づいて、かご2の走行速度を検出している。
かご2は、かご室2aと、かご室2aを支持するかご枠2bと、かごレール1fに対して停止するために作動する停止装置2cとを備えている。図2に示すように、停止装置2cは、本体部2dと、本体部2dに対して上方に変位することで、本体部2dと協働してかごレール1fを挟み込む挟持部2eとを備えている。
伝達装置4は、回転体5を備えており、回転体5は、かご2のかご枠2bに回転可能に接続される軸部5aと、軸部5aから外方に突出し、停止装置2cの挟持部2eに接続される板状の第1接続片5bと、軸部5aから外方に突出し、ガバナロープ3aに接続される板状の第2接続片5cとを備えている。これにより、回転体5は、停止装置2cとガバナロープ3aとにそれぞれ接続され、かご2に回転可能に接続されている。
第1接続片5bの基端部は、軸部5aに回転不能(不動)に接続されており、第1接続片5bの先端部は、停止装置2cの挟持部2eに回転可能に接続されている。また、第2接続片5cの基端部は、軸部5aに回転不能(不動)に接続されており、第2接続片5cの先端部は、ガバナロープ3aに回転可能に接続されている。
回転体5は、通常、図2〜図4に示すような待機位置に位置しており、かご2を停止させる際に、図5及び図6に示すような停止位置に位置する。例えば、かご2の下降速度が設定速度を超えることによって、ガバナロープ3aが調速機3でロックされ、さらに、かご2が下降し続ける場合には、回転体5が、待機位置から停止位置まで第1回転方向D4に回転し、停止装置2cが作動する。
これにより、停止装置2cの挟持部2eが、本体部2dに対して上方に変位するため、挟持部2eと本体部2dとは、互いに協働して、かごレール1fを挟み込む。したがって、回転体5が、待機位置から停止位置まで第1回転方向D4に回転することによって、かご2の走行が停止する。
なお、停止装置2cは、斯かる構成に限られず、回転体5が待機位置から停止位置まで第1回転方向D4に回転することによって、かご2の走行が停止する、という構成であれば、特に限定されない。即ち、伝達装置4は、かご2の停止装置2c用の伝達装置4である。
また、図3〜図6に示すように、伝達装置4は、回転体5に対して力を加える加力部6を備えている。加力部6は、一方側がかご2のかご枠2bに回転可能に接続される長尺部6aと、長尺部6aの延びる方向(以下、「長尺方向」ともいう)D6に弾性変形することによって、回転体5に力を加える弾性部6bとを備えている。
なお、長尺部6aは、接続部6cによって、かご枠2bと回転可能に接続されている。また、弾性部6bは、筒状に形成されており、長尺部6aは、弾性部6bの内部に挿入されている。本実施形態においては、弾性部6bは、弦巻バネとしている。
また、回転体5は、加力部6に接続される板状の第3接続片5dを備えている。第3接続片5dは、軸部5aから外方に突出している。そして、第3接続片5dの基端部は、軸部5aに回転不能(不動)に接続されており、第3接続片5dの先端部は、加力部6に回転可能に接続されている。
回転体5が待機位置から停止位置まで第1回転方向D4に回転する際に、弾性部6bは、長尺方向D6に収縮するように弾性変形している。そして、回転体5が待機位置及び停止位置に位置する際に、加力部6は、弾性部6bの弾性復元力によって、第1回転方向D4と反対方向である第2回転方向D5の力を、回転体5に加えている。
なお、伝達装置4は、回転体5が待機位置に位置する際に回転体5が第1回転方向D4に回転することを規制する規制部4aを備えている。これにより、回転体5は、加力部6から第2回転方向D5の力を加えられているにも関わらず、待機位置で停止している。また、停止装置2cの挟持部2eが本体部2dに対して上昇できる距離が決まっているため、それに基づいて、回転体5の停止位置が決まることになる。
ここで、回転体5(軸部5a)の回転中心P1と長尺部6a(接続部6c)の回転中心P2とを通る方向(以下、「基準方向」ともいう)D7と、長尺方向D6とが交差する角度を、交差角度θと呼ぶ。そして、回転体5が待機位置から停止位置まで第1回転方向D4に回転する際に、交差角度θは、0°とならない。具体的には、回転体5が待機位置に位置する際に、交差角度θは、第1角度θ1であり、回転体5が停止位置に位置する際に、交差角度θは、第2角度θ2(<θ1)である。
したがって、回転体5が待機位置から停止位置まで第1回転方向D4に回転する際に、加力部6は、常に第2回転方向D5の力を、回転体5に加えている。これにより、停止装置2cが作動した後に、作業者が停止装置2cの作動を解除すると、加力部6が回転体5に加える第2回転方向D5の力によって、回転体5は、待機位置まで回転する。したがって、停止装置2cが作動した後に、回転体5を待機位置に復帰させる作業を容易に行うことができる。
また、伝達装置4は、もう一つ(図3及び図5の左側)の停止装置2cに、回転体5の回転を伝達させる伝達部7を備えている。伝達部7は、一方側が回転体5の第1接続片5bに回転可能に接続される長尺な第1リンク7aと、かご2のかご枠2bに回転可能に接続され、第1リンク7aの他方側及び停止装置2cの挟持部2eにそれぞれ回転可能に接続される第2リンク7bとを備えている。これにより、回転体5が停止位置に位置した際に、両方の停止装置2cが作動する。
図7に示すように、加力部6は、回転体5に回転可能に接続される回転接続部6dを備える。具体的には、第3接続片5dは、二つ備えられており、回転接続部6dは、二つの第3接続片5dの間に配置され、二つの第3接続片5dにそれぞれ回転可能に接続されている。
また、回転接続部6dは、回転接続部6dの径方向に延びる孔部6eを備えており、長尺部6aの他方側は、孔部6eの内部に挿入されている。これにより、回転体5が回転することに伴って、長尺部6aが孔部6eの内部を移動すると共に、回転接続部6dが第3接続片5dに対して回転する。したがって、回転体5が回転することに伴って、弾性部6bの弾性変形方向(長尺方向)D6は、変化する。なお、回転接続部6dを備えることによって、部品点数を少なくすることができている。
また、加力部6は、回転体5に加える力を変更可能な変更部6fを備えている。変更部6fは、長尺部6aに固定されている。そして、変更部6fの長尺部6aに対する固定位置は、長尺方向D6で変位可能である。本実施形態においては、長尺部6aは、外周面に、雄ねじを備えており、変更部6fは、内周面に、当該雄ねじと螺合する雌ねじを備えている。
そして、変更部6fと回転接続部6dとの間に、弾性部6bが配置されている。このように、変更部6fと回転接続部6dとは、協働して、長尺方向D6で弾性部6bを挟んでいる。これにより、変更部6fの長尺部6aに対する固定位置が変位されることによって、弾性部6bの弾性変形量が変形するため、加力部6によって回転体5に加えられる力が変更できる。
例えば、図8の変更部6fの位置(図8における破線は、図7の変更部6fの位置を示す)は、図7の変更部6fの位置よりも、回転接続部6dに近い。これにより、弾性部6bの収縮する弾性変形量が大きくなるため、加力部6によって回転体5に加えられる力が大きくなる。なお、変更部6fの雌ねじが長尺部6aの雄ねじと螺合することによって、変更部6fの長尺部6aに対する固定位置が変位されるため、当該固定位置の微調整(例えば、1mm程度の僅かな変位距離)にも対応することができる。
なお、加力部6は、弾性部6bを保持するために、回転接続部6d及び変更部6fのそれぞれと弾性部6bとの間に介在される介在部6gを備えている。介在部6gは、弾性部6bの端部に嵌め込められている。そして、介在部6gは、長尺部6aに挿入されており、長尺部6aに対して長尺方向D6で変位可能である。即ち、介在部6gは、弾性部6bの弾性復元力によって、回転接続部6d(又は変更部6f)に加圧接触している。
これにより、回転接続部6dを回転させる力の、少なくとも一部は、介在部6gからの加圧力となる。即ち、弾性部6bの弾性復元力によって、回転接続部6dは、介在部6gと共回りする。したがって、回転体5が回転する際に、回転接続部6dの孔部6eと長尺部6aとが摩擦することによっても、回転接続部6dを回転させることができることに対して、当該摩擦が発生することを抑制することができる。よって、伝達装置4の動作を円滑にすることができる。
しかも、介在部6gと回転接続部6dとは、それぞれ平面部を備えており、平面部で面接触している。これにより、介在部6gからの加圧力を回転接続部6dに効果的に伝達できるため、回転接続部6dの孔部6eと長尺部6aとの間で摩擦が発生することを効果的に抑制することができている。
斯かる構成だけでなく、例えば、介在部6gと回転接続部6dとが嵌合していたり、介在部6gと回転接続部6dとが一体的に形成されていたりする構成でも、当該摩擦力が発生することを効果的に抑制することができる。なお、介在部6gが備えられておらず、弾性部6bが回転接続部6dと直接に接していた場合でも、回転接続部6dの孔部6eと長尺部6aとの間で摩擦力が発生することを抑制することができる。
ところで、かご2が走行する際に、慣性力や振動等が発生するため、ノイズである外力が回転体5に作用する場合がある。斯かる場合に、ノイズである外力に対して、回転体5が回転することを防止したいという要望がある。一方で、停止装置2cを作動させる必要がある場合には、回転体5を円滑に回転させたいという要望もある。
そこで、図9に示すように、加力部6が回転体5に加える第2回転方向D5の力(以下、「回転トルク」といもいう)T(θ)は、交差角度θよって、変化している。具体的には、加力部6による回転トルクT(θ)は、回転体5が待機位置に位置する際に、最大となっている。さらに、加力部6による回転トルクT(θ)は、回転体5が待機位置(交差角度θが第1角度θ1)から停止位置(交差角度θが第2角度θ2(<θ1、>0°))に回転することに伴って、連続的に小さくなっている。
これにより、回転体5が通常の待機位置に位置する際に、回転トルクT(θ1)よりも小さい外力が回転体5に作用しても、回転体5は、回転しない。一方で、停止装置2cを作動させる際には、回転トルクT(θ)が、徐々に小さくなるため、回転体5が円滑に回転する。したがって、ノイズである外力が回転体5に作用した場合には、回転体5が回転することを防止することができつつ、停止装置2cを作動させる必要がある場合には、停止装置2cを円滑に作動させることができる。
ここで、斯かる伝達装置4の設計方法について、図10を参照しながら説明する。
まず、図10に示すように、それぞれ以下のように設定する。なお、交差角度θ、第1角度(回転体5が待機位置に位置する際の交差角度)θ1、第2角度(回転体5が停止位置に位置する際の交差角度)θ2、交差角度θの際の回転トルクT(θ)、回転体5の軸部5aの回転中心P1、及び長尺部6aの接続部6cの回転中心P2は、上述した通りである。
・P3:加力部6の回転接続部6dの回転中心
・L1:軸部5aの回転中心P1と接続部6cの回転中心P2との距離
・L2:軸部5aの回転中心P1と回転接続部6dの回転中心P3との距離
・L(θ):交差角度θの際の、接続部6cの回転中心P2と回転接続部6dの回転中心P3との距離
・F1:回転体5が待機位置に位置する際に、弾性部6bが回転体5に対して長尺方向D6に加える力
・k:弾性部6bのばね定数
・φ:点P1及び点P3を結ぶ線と点P1及び点P4を結ぶ線とが交差する角度(点P4は、点P2及び点P3を結ぶ線上の点であって、点P2及び点P4を結ぶ線と点P1及び点P4を結ぶ線とが交差する角度が直角となる点である)
まず、幾何的な関係より、以下の式が成立する。
L1×sinθ = L2×cosφ
φ = cos−1(L1×sinθ/L2)
L(θ) = L1×cosθ−L2×sinφ
そして、回転トルクT(θ)は、以下のようになる。
T(θ)
= (k×(L(θ1)−L(θ))+F1)×L1×sinθ
= (k×(L(θ1)−(L1×cosθ−L2×sinφ)+F1)×L1×sinθ
= (k×(L(θ1)−(L1×cosθ−L2×sin(cos−1(L1×sinθ/L2)))+F1)×L1×sinθ
ここで、図9のように、回転体5が待機位置に位置する際に、回転トルクT(θ)が最大となり、さらに、回転体5が待機位置から停止位置に回転することに伴って、回転トルクT(θ)が連続的に小さくなるためには、回転トルクT(θ)を微分したT’(θ)が、以下の式を満たせばよい。
T’(θ)>0 (但し、θ2≦θ≦θ1)
なお、T’(θ)の算出、T’(θ)>0(但し、θ2≦θ≦θ1)を満たす条件の算出は、例えば、計算ソフトを使用すれば容易に行える。例えば、T’(θ)>0(但し、θ2≦θ≦θ1)の条件を満たす一例として、以下の条件が挙げられる。なお、以下の条件に限定されない。
・θ1:20°(=2π/18)
・θ2:6.5°(=13π/360)
・L1:250×10−3(m)
・L2:100×10−3(m)
・F1:20,560(N)
・k :137,000(N/m)
また、伝達装置4の各部5〜7の自重が、回転体5に対して、回転方向D4,D5に作用している。そして、回転体5が停止位置に位置する際に、自重により作用する力が、第1回転方向D4に作用している場合には、その際の回転トルクT(θ2)は、当該作用する力よりも大きくなっていることが好ましい。斯かる構成によれば、回転体5が停止位置から待機位置まで自動復帰することができる。
以上より、本実施形態に係るエレベータ1は、前記伝達装置4と、前記停止装置2cを有するかご2と、前記ガバナロープ3aと、を備える。
そして、本実施形態に係る伝達装置4は、かご2の停止装置2cとガバナロープ3aとにそれぞれ接続され、かご2に回転可能に接続される回転体5を備え、前記回転体5は、前記ガバナロープ3aがロックされ且つ前記かご2が下降する際に、前記停止装置2cを作動させるために、待機位置から停止位置まで第1回転方向D4に回転する、伝達装置4において、前記待機位置から前記停止位置までの間に位置する前記回転体5に対して、前記第1回転方向D4と反対方向である第2回転方向D5の力T(θ)を加える加力部6を備える。
斯かる構成によれば、加力部6は、回転体5に対して、常に第2回転方向D5の力T(θ)を加えている。これにより、停止装置2cが作動した後に、作業者が停止装置2cの作動を解除する際に、加力部6が回転体5に加える第2回転方向D5の力T(θ)によって、回転体5は、待機位置まで回転する。したがって、回転体5を待機位置に復帰させる作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る伝達装置4においては、前記加力部6は、前記回転体5に加える力T(θ)を変更可能な変更部6fを備える、という構成である。
斯かる構成によれば、加力部6が回転体5に加える力T(θ)が変更可能であるため、当該力T(θ)を適切な大きさに設定することができる。これにより、例えば、停止装置2cの作動や、回転体5の待機位置への復帰を適切に行うことができる。
また、本実施形態に係る伝達装置4においては、前記加力部6は、一方側が前記かご2又は前記回転体5の何れか一方(本実施形態においては、かご2)に回転可能に接続される長尺部6aと、前記長尺部6aの他方側が挿入され、前記かご2又は前記回転体5の何れか他方(本実施形態においては、回転体5)に回転可能に接続される回転接続部6dと、前記長尺部6aの延びる方向D6に弾性変形することによって、前記回転体5に力T(θ)を加える弾性部6bと、を備え、前記変更部6fは、前記回転接続部6dと協働して前記長尺部6aの延びる方向D6で前記弾性部6bを挟むように、前記長尺部6aに固定され、前記変更部6fの前記長尺部6aに対する固定位置は、前記長尺部6aの延びる方向D6で変位可能である、という構成である。
斯かる構成によれば、弾性部6bは、長尺部6aの延びる方向D6において、変更部6fと回転接続部6dとの間に挟まれている。したがって、変更部6fの長尺部6aに対する固定位置が長尺部6aの延びる方向D6で変位されることによって、弾性部6bの弾性変形量を変更することができる。これにより、加力部6が回転体5に加える力T(θ)を変更することができる。
しかも、回転接続部6dを回転させる力の、少なくとも一部は、弾性部6bからの力となる。これにより、回転接続部6dの孔部6eと長尺部6aとの間で摩擦力が発生することを抑制することができる。したがって、伝達装置4の動作を円滑にすることができる。
また、本実施形態に係る伝達装置4においては、前記加力部6が前記回転体5に加える第2回転方向D5の力T(θ)は、前記回転体5が前記待機位置に位置する際に、最大である、という構成である。
斯かる構成によれば、回転体5が待機位置に位置する際に、加力部6が回転体5に加える第2回転方向D5の力T(θ)が最大であるため、当該力T(θ)よりも小さい力が回転体5に作用しても、回転体5は、回転しない。したがって、回転体5を回転させる必要のない力が、回転体5に作用した場合に、回転体5が回転することを抑制することができる。
また、本実施形態に係る伝達装置4においては、前記加力部6が前記回転体5に加える第2回転方向D5の力T(θ)は、前記回転体5が前記待機位置から前記停止位置に回転することに伴って、連続的に小さくなる、という構成である。
斯かる構成によれば、停止装置2cを作動させる際に、加力部6が回転体5に加える第2回転方向D5の力T(θ)が、徐々に小さくなるため、回転体5を円滑に回転させることができる。これにより、回転体5を回転させる必要のない力が、回転体5に作用した場合に、回転体5が回転することを抑制することができつつ、停止装置2cを作動させる必要がある場合に、停止装置2cを円滑に作動させることができる。
なお、エレベータ1及び伝達装置4は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、エレベータ1及び伝達装置4は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係る伝達装置4においては、長尺部6aの一方側は、かご2に回転可能に接続され、回転接続部6dは、回転体5に回転可能に接続され、長尺部6aの他方側は、回転接続部6dに挿入される、という構成である。しかしながら、伝達装置4は、斯かる構成に限られない。例えば、図11に示すように、長尺部6aの一方側は、回転体5に回転可能に接続され、回転接続部6dは、かご2に回転可能に接続され、長尺部6aの他方側は、回転接続部6dに挿入される、という構成でもよい。
図11に係る伝達装置4においては、長尺部6aは、接続部6cによって、回転体5の第3接続片5dに回転可能に接続されている。そして、加力部6は、回転体5に加える力を変更可能な変更部6fを備えている。変更部6fは、長尺部6aに固定されている。そして、変更部6fの長尺部6aに対する固定位置は、長尺方向D6で変位可能である。
また、変更部6fと回転接続部6dとは、協働して、長尺方向D6で弾性部6bを挟んでいる。これにより、変更部6fの長尺部6aに対する固定位置が変位されることによって、弾性部6bの弾性変形量が変形するため、加力部6によって回転体5に加えられる力が変更できる。
(2)また、上記実施形態に係る伝達装置4においては、長尺部6aは、外周面に、雄ねじを備えており、変更部6fは、内周面に、当該雄ねじと螺合する雌ねじを備えている、、という構成である。しかしながら、伝達装置4は、斯かる構成に限られない。例えば、変更部6fは、長尺部6aに固定可能であり、変更部6fの長尺部6aに対する固定位置は、長尺方向D6で変位可能である、という構成であればよい。
例えば、図12に示すように、変更部6fは、長尺部6aに挿入される筒状部6hと、筒状部6hの径方向に延びる雌ねじ孔に螺合する雄ねじ部材6iとを備えている、という構成でもよい。斯かる構成によれば、雄ねじ部材6iが操作されることによって、変更部6fは、長尺部6aに対して変位可能な状態と、長尺部6aに固定される状態とに切り替え可能である。
(3)また、上記実施形態に係る伝達装置4においては、弾性部6bは、筒状の弦巻バネであって、収縮するように弾性変形することによって、回転体5に第2回転方向D5の力T(θ)を加える、という構成である。しかしながら、伝達装置4は、斯かる構成に限られない。例えば、弾性部6bは、板状の板バネである、という構成でもよい。また、例えば、弾性部6bは、筒状の弦巻バネであって、伸長するように弾性変形することによって、回転体5に第2回転方向D5の力T(θ)を加える、という構成でもよい。
(4)また、上記実施形態に係る伝達装置4においては、回転体5は、停止装置2cに接続される第1接続片5bと、ガバナロープ3aに接続される第2接続片5cと、加力部6に接続される第3接続片5dとを、それぞれ個別に備えている、という構成である。しかしながら、伝達装置4は、斯かる構成に限られない。
例えば、回転体5は、停止装置2cに接続される第1接続片5bと、ガバナロープ3aに接続される第2接続片5cと、加力部6に接続される第3接続片5dとのうち、少なくとも二つを兼用して備えている、という構成でもよい。例えば、加力部6は、回転体5の第1接続片5bに接続されている、という構成でもよく、回転体5の第2接続片5cに接続されている、という構成でもよい。
(5)また、上記実施形態に係る伝達装置4においては、加力部6は、回転体5に加える力T(θ)を変更可能な変更部6fを備えている、という構成である。しかしながら、伝達装置4は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、加力部6は、回転体5に加える力T(θ)が一定となるように、構成されている、という構成でもよい。
(6)また、上記実施形態に係る伝達装置4においては、加力部6が回転体5に加える第2回転方向D5の力T(θ)は、回転体5が待機位置に位置する際に、最大である、という構成である。しかしながら、伝達装置4は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、加力部6が回転体5に加える第2回転方向D5の力T(θ)は、回転体5が待機位置と停止位置との間の中間位置に位置する際に、最大である、という構成でもよい。
(7)また、上記実施形態に係る伝達装置4においては、加力部6が回転体5に加える第2回転方向D5の力T(θ)は、回転体5が待機位置から停止位置に回転することに伴って、連続的に小さくなる、という構成である。しかしながら、伝達装置4は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。
例えば、加力部6が回転体5に加える第2回転方向D5の力T(θ)は、回転体5が待機位置から停止位置に回転することに伴って、断続的に小さくなる、という構成でもよい。また、例えば、加力部6が回転体5に加える第2回転方向D5の力T(θ)は、回転体5が待機位置から停止位置に回転することに伴って、大きくなる、という構成でもよい。
(8)また、上記実施形態に係る伝達装置4においては、長尺部6aが回転接続部6dに挿入されているため、回転体5が回転することに伴って、弾性部6bの弾性変形方向(長尺方向D6)が変化する、という構成である。しかしながら、伝達装置4は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、図13〜図16に示すように、回転体5が回転することに関わらず、弾性部6bの弾性変形方向D6が一定である、という構成でもよい。なお、図13〜図16においては、一部が断面図となっている。
(8−1)図13に係る加力部6は、かご2のかご枠2bに固定される長尺部6aと、長尺部6aが挿入され、長尺部6a上をスライドする筒状のスライド部6jと、一端部が第3接続片5dに回転可能に接続され、他端部がスライド部6jに回転可能に接続されるリンク体6kとを備えている。また、加力部6は、スライド部6jとかご枠2bとの間に弾性部6bを備えている。
そして、加力部6は、スライド部6jが挿入される筒状の変更部6fを備えており、変更部6fは、内周部に、雌ねじを備えており、スライド部6jは、外周部に、当該雌ねじと螺合する雄ねじを備えている。これにより、変更部6fのスライド部6jに対する固定位置が変位されることによって、弾性部6bの弾性変形量を変更することができるため、加力部6が回転体5に加える力を変更することができる。
また、加力部6は、弾性部6bを保持するために、かご枠2b及び変更部6fのそれぞれと弾性部6bとの間に介在部6gを備えている。なお、介在部6gは、長尺部6aに挿入されており、長尺部6aに対して変位可能である。
斯かる構成によれば、図14に示すように、回転体5が第1回転方向D4に回転することによって、スライド部6jが長尺部6a上をスライドするため、弾性部6bは、長尺方向D6に弾性変形する。したがって、回転体5が回転することに関わらず、弾性部6bの弾性変形方向D6は、一定である。
(8−2)図15に係る加力部6は、一端側がかご2のかご枠2bに挿入される長尺部6aと、カム溝を有し、長尺部6aの他端部が固定されるカム部6mと、カム部6mのカム溝に案内され、第3接続片5dに固定されるカムフォロア6nとを備えている。また、加力部6は、カム部6mとかご枠2bとの間に弾性部6bを備えている。
そして、加力部6は、長尺部6aが挿入される筒状の変更部6fを備えており、変更部6fは、内周部に、雌ねじを備えており、長尺部6aは、外周部に、当該雌ねじと螺合する雄ねじを備えている。これにより、変更部6fの長尺部6aに対する固定位置が変位されることによって、弾性部6bの弾性変形量を変更することができるため、加力部6が回転体5に加える力を変更することができる。
また、加力部6は、弾性部6bを保持するために、かご枠2b及び変更部6fのそれぞれと弾性部6bとの間に介在部6gを備えている。介在部6gは、長尺部6aに挿入されており、長尺部6aに対して変位可能である。
斯かる構成によれば、図16に示すように、回転体5が第1回転方向D4に回転することによって、カムフォロア6nがカム部6mのカム溝に案内される。これにより、カム部6mが長尺方向D6に変位するため、弾性部6bは、長尺方向D6に弾性変形する。したがって、回転体5が回転することに関わらず、弾性部6bの弾性変形方向D6は、一定である。
(9)また、上記実施形態に係る伝達装置4においては、加力部6は、弾性部6bの弾性復元力によって、回転体5に第2回転方向D5の力T(θ)を加える、という構成である。しかしながら、伝達装置4は、斯かる構成に限られない。
例えば、加力部6は、錘(例えば、第1接続片5bや第2接続片5cの先端部側に接続される錘)によって、回転体5に第2回転方向D5の力T(θ)を加える、という構成でもよい。また、例えば、加力部6は、磁力によって、回転体5に第2回転方向D5の力T(θ)を加える、という構成でもよい。また、例えば、加力部6は、電気を物理的な力(例えば、電磁力)に変換させることによって、回転体5に第2回転方向D5の力T(θ)を加える、という構成でもよい。
1…エレベータ、1a…かごロープ、1b…釣合錘、1c…巻上機、1d…綱車、1e…制動部、1f…かごレール、2…かご、2a…かご室、2b…かご枠、2c…停止装置、2d…本体部、2e…挟持部、3…調速機、3a…ガバナロープ、3b…ガバナ車、3c…張車、4…伝達装置、4a…規制部、5…回転体、5a…軸部、5b…第1接続片、5c…第2接続片、5d…第3接続片、6…加力部、6a…長尺部、6b…弾性部、6c…接続部、6d…回転接続部、6e…孔部、6f…変更部、6g…介在部、6h…筒状部、6i…雄ねじ部材、6j…スライド部、6k…リンク体、6m…カム部、6n…カムフォロア、7…伝達部、7a…第1リンク、7b…第2リンク、D4…第1回転方向、D5…第2回転方向、D6…長尺方向、D7…基準方向

Claims (6)

  1. かごの停止装置とガバナロープとにそれぞれ接続され、前記かごに回転可能に接続される回転体を備え、
    前記回転体は、前記ガバナロープがロックされ且つ前記かごが下降する際に、前記停止装置を作動させるために、待機位置から停止位置まで第1回転方向に回転する、伝達装置において、
    前記待機位置から前記停止位置までの間に位置する前記回転体に対して、前記第1回転方向と反対方向である第2回転方向の力を加える加力部を備える、伝達装置。
  2. 前記加力部は、前記回転体に加える力を変更可能な変更部を備える、請求項1に記載の伝達装置。
  3. 前記加力部は、一方側が前記かご又は前記回転体の何れか一方に回転可能に接続される長尺部と、前記長尺部の他方側が挿入され、前記かご又は前記回転体の何れか他方に回転可能に接続される回転接続部と、前記長尺部の延びる方向に弾性変形することによって、前記回転体に力を加える弾性部と、を備え、
    前記変更部は、前記回転接続部と協働して前記長尺部の延びる方向で前記弾性部を挟むように、前記長尺部に固定され、
    前記変更部の前記長尺部に対する固定位置は、前記長尺部の延びる方向で変位可能である、請求項2に記載の伝達装置。
  4. 前記加力部が前記回転体に加える第2回転方向の力は、前記回転体が前記待機位置に位置する際に、最大である、請求項1〜3の何れか1項に記載の伝達装置。
  5. 前記加力部が前記回転体に加える第2回転方向の力は、前記回転体が前記待機位置から前記停止位置に回転することに伴って、連続的に小さくなる、請求項4に記載の伝達装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の伝達装置と、
    前記停止装置を有するかごと、
    前記ガバナロープと、を備えるエレベータ。
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