JP2019177504A - 画像形成装置 - Google Patents

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伸哉 田頭
Shinya Tagashira
伸哉 田頭
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【課題】連続紙の搬送の異常停止時に連続紙の画像形成部への接触を防ぎ、その際の連続紙からのインクの付着や、付着したインクの連続紙への再付着を抑制する。【解決手段】駆動ローラ3cのモータの異常停止によりロール紙9の搬送が異常停止されると、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9に付与される張力Tが低下して、折り返しローラ3bがコイルばね5の弾発力Sにより付勢される。そして、折り返しローラ3aとの軸間距離が増える方向に折り返しローラ3bが移動する。すると、折り返しローラ3b及び駆動ローラ3c間のロール紙9の搬送経路が長くなり、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9の張力Tが、駆動ローラ3cのモータが異常停止する前の大きさ又はそれに近い大きさに増加する。したがって、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9には弛みが生じにくくなる。【選択図】図2

Description

本発明は、連続紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
帯状の長尺な連続紙の搬送経路上で、インクジェットヘッドのノズルから吐出したインクにより画像を印刷するインクジェット記録装置が知られている。
この種のインクジェット記録装置においては、停電や故障の発生等により連続紙の搬送が異常停止されると、搬送部による連続紙への張力の付与が不十分となる可能性がある。連続紙に十分な張力が付与されなくなると、インクジェットヘッドのノズル面の下方に位置する連続紙に弛みが生じてノズル面に接触する。
弛んだ連続紙がインクジェットヘッドのノズル面に接触すると、インクジェットヘッドの破損や印刷不良の原因となる。
そこで、本出願人は、連続紙の搬送が異常停止されたときに、インクジェットヘッドの脇に待機させた押え部材を下動させ、インクジェットヘッドのノズル面の下方に位置する連続紙の印刷面を押し下げる構成を、過去に提案している。
この構成によれば、搬送の異常停止により連続紙が撓んでも、インクジェットヘッドのノズル面から連続紙を確実に離間させて、連続紙のノズル面への接触を防ぐことができる(例えば、特許文献1)。
特開2017−7134号公報
上述した提案の構成において、印刷後の連続紙の印刷面を押し下げる押え部材に、印刷面の乾ききっていないインクが付着すると、押え部材のインクが連続紙の印刷面に再付着して印刷面の画像の画質を劣化させる可能性がある。
このような問題は、インクジェット方式の画像形成装置に限らず、例えば、電子写真方式、サーマルヘッド方式、孔版印刷方式等の、インクジェット方式以外の方式による画像形成装置においても、同様に発生する可能性がある。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、連続紙の搬送の異常停止時に連続紙の画像形成部への接触を防ぐと共に、連続紙の画像形成部への接触を防ぐ際に、連続紙からのインクの付着や、付着したインクの連続紙への再付着を抑制することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様による画像形成装置は、
連続紙の一方の面に画像を形成する画像形成部と、
前記連続紙の搬送方向に前記画像形成部を挟んで所定間隔を置いた2か所を、ぞれぞれ前記連続紙の他面側から支持しながら前記連続紙を搬送させる2つのローラと、
前記連続紙の搬送が停止した場合に、前記2つのローラのうち、少なくとも1つのローラを、前記所定間隔が増える方向に移動させる移動部と、
を備える。
本発明によれば、連続紙の搬送の異常停止時に連続紙の画像形成部への接触を防ぐと共に、連続紙の画像形成部への接触を防ぐ際に、連続紙からのインクの付着や、付着したインクの連続紙への再付着を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るライン型インクジェット記録装置の概略構成を示す説明図である。 図1のヘッド下搬送部の一対の折り返しローラ間のロール紙の状態を示すもので、(a)はロール紙の搬送停止時に一対の折り返しローラの軸間距離が変化しない場合のロール紙の状態を示す説明図、(b)はロール紙の搬送時におけるロール紙の状態を示す説明図、(c)はロール紙の搬送停止時に一対の折り返しローラの軸間距離が増えた場合のロール紙の状態を示す説明図である。 図1のロール紙の搬送中及び搬送停止中における一対の折り返しローラ間のロール紙の状態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係るライン型インクジェット記録装置に設けたニップ部材を示す説明図である。 図1のロール紙の搬送停止に伴い移動した一方の折り返しローラが図4のニップ部材に圧接した状態を示す説明図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るライン型インクジェット記録装置における各ヘッドユニットに対応した一対の折り返しローラの配置を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
さらに、以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は本発明の一実施形態に係るライン型インクジェット記録装置の概略構成を示す説明図である。図1に示すライン型インクジェット記録装置1(以下、インクジェット記録装置1と略記する。)は、送出部2、ヘッド下搬送部3、プリンタ部4、巻取部6及び制御ユニット10を備えている。
送出部2は、本実施形態では、紙管9aに巻き付けてロール紙収容部7に軸支されたロール紙9を、張力調整用のダンサローラ2a及びブレーキ2bを介してヘッド下搬送部3に送り出す。
ブレーキ2bは、ロール紙収容部7から繰り出されたロール紙9にブレーキをかける。これにより、送出部2と後述するヘッド下搬送部3の駆動ローラ3cとの間のロール紙9に張力Tが付与される。ブレーキ2bのブレーキ力は、駆動ローラ3cによるロール紙9の搬送速度に合わせて、制御ユニット10によって制御される。
ヘッド下搬送部3は、送出部2から送り出されたロール紙9を支持する折り返しローラ3a,3bと、送出部2から送り出されたロール紙9を搬送する駆動ローラ3cとを有している。
折り返しローラ3a,3bは、ロール紙9の搬送方向に間隔をおいた箇所を、うら面9c側からそれぞれ支持する。そして、折り返しローラ3a,3bは、ロール紙9をそれぞれ折り返してロール紙9の向きを変える。これにより、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9は、おもて面9bがプリンタ部4に対向する向きでプリンタ部4の下方を通過する。ロール紙9のおもて面9bには、プリンタ部4によりに画像が印刷される。
なお、ロール紙9の搬送方向における下流側の折り返しローラ3bは、後述するコイルばね5(図2(b)参照)によって、折り返しローラ3aとの軸間距離が増える方向(図1中の右方向)に付勢されている。
駆動ローラ3cは、ロール紙9の搬送方向における折り返しローラ3a,3bの下流側に配置されている。駆動ローラ3cは、ロール紙収容部7からヘッド下搬送部3に送り出されるロール紙9に、プリンタ部4の下流側への搬送力を付与する。
駆動ローラ3cが搬送力を付与するロール紙9に、先に説明したブレーキ2bがブレーキをかけることで、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9に張力Tが加えられる。この張力Tにより、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9は、各ヘッドユニット21、22、23、24に接触せずに、安定して搬送される。
なお、駆動ローラ3cは、不図示のモータによって回転される。不図示のモータの駆動、つまり、駆動ローラ3cによるロール紙9の搬送は、制御ユニット10によって制御される。
プリンタ部4は、ヘッドホルダ25に保持されたC色(シアン)、K色(黒)、M色(マゼンタ)及びY色(イエロー)の4つのヘッドユニット21、22、23、24とを有している。
各ヘッドユニット21、22、23、24は、多数のノズル(図示せず)が設けられたノズル面をヘッド下搬送部3に対向させて配置されている。各ヘッドユニット21、22、23、24は、ロール紙9の搬送方向と直交する主走査方向にロール紙9の記録領域幅以上の幅を有するラインヘッドである。
巻取部6は、プリンタ部4によって画像が印刷されて駆動ローラ3cを通過したロール紙9を、張力調整用のダンサローラ6aを介して弛みなく巻取ロール6bに巻き取る。
次に、ヘッド下搬送部3の特に折り返しローラ3bの詳細な構成について、図2(a)〜(c)を参照して説明する。
停電や故障等が発生すると、駆動ローラ3cを回転させる不図示のモータが異常停止する。但し、モータの異常停止後も駆動ローラ3cは、慣性による回転を暫く継続する。よって、ロール紙9の搬送は、慣性による駆動ローラ3cの回転が停止するまで継続される。ブレーキ2bも駆動ローラ3cと同様に、駆動ローラ3cのモータが異常停止した後も慣性による回転を暫く継続する。
そして、モータの異常停止後も、慣性により駆動ローラ3cが回転し続けて、駆動ローラ3cの回転負荷とブレーキ2bの制動力との差が減少し、ブレーキ2b及び駆動ローラ3c間のロール紙9の張力Tが低下して、ロール紙9が途中で弛むことが考えられる。
ロール紙9の張力Tの低下でロール紙9が途中で弛むと、折り返しローラ3a,3b間において、ロール紙9のおもて面9bがプリンタ部4のヘッドユニット21、22、23、24のノズル面に接触する可能性がある。
弛んだロール紙9がヘッドユニット21、22、23、24のノズル面に接触すると、ヘッドユニット21、22、23、24の破損や印刷不良の原因となる。
そこで、本実施形態では、ロール紙9の搬送方向における下流側の折り返しローラ3bを、図2(b)の説明図に示すように、折り返しローラ3aとの軸間距離が増減する方向(図2(b)中の水平方向)に移動可能に構成している。そして、折り返しローラ3bを、コイルばね5の弾発力によって、折り返しローラ3aとの軸間距離が増える方向(図2(b)中の右方向)に付勢している。
なお、コイルばね5のばね定数は、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9に付与される張力Tの大きさが、不図示のモータが正常に動作して駆動ローラ3cを回転させているときよりも低下すると、コイルばね5の弾発力により、折り返しローラ3aとの軸間距離が増える方向に折り返しローラ3bが移動するような値に設定されている。
したがって、ロール紙9の搬送中には、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9のロール紙9に付与される張力Tにより折り返しローラ3bが、コイルばね5の付勢力に抗して、折り返しローラ3aとの軸間距離が減る方向(図2(b)中の左方向)に移動する。そして、折り返しローラ3bが移動範囲における最も折り返しローラ3a寄りの位置に配置される。このとき、コイルばね5は、圧縮されて弾発力を蓄積した状態となる。
一方、駆動ローラ3cのモータの異常停止によりロール紙9の搬送が異常停止されると、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9に付与される張力Tが低下して、折り返しローラ3bがコイルばね5の弾発力により付勢される。そして、図2(c)の説明図に示すように、折り返しローラ3aとの軸間距離が増える方向(図2(c)中の右方向)に折り返しローラ3bが移動する。
折り返しローラ3bが移動すると、折り返しローラ3b及び駆動ローラ3c間のロール紙9の搬送経路が長くなり、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9の張力Tが、駆動ローラ3cのモータが異常停止する前の大きさ又はそれに近い大きさに増加する。したがって、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9には、図2(a)の説明図に示すような弛みが生じにくくなる。
このように構成された本実施形態のインクジェット記録装置1では、駆動ローラ3cのモータの正常動作中には、図3の説明図における破線で示すように、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9の張力Tとコイルばね5の弾発力Sとがバランスする位置に折り返しローラ3bが配置される。そして、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9が弛みなく緊張した状態に保持される。
一方、駆動ローラ3cのモータ(ロール紙9の搬送)の異常停止中には、図3の説明図における実線で示すように、コイルばね5の弾発力Sと、駆動ローラ3cのモータが異常停止により低下した折り返しローラ3a,3b間のロール紙9の張力Tとがバランスする位置に折り返しローラ3bが配置される。このとき、ブレーキ2bは、慣性で回転しながら回転負荷に応じたブレーキをロール紙9にかけて、ロール紙9が各ヘッドユニット21、22、23、24のノズル面に接触しないようにしている。
よって、駆動ローラ3cのモータの正常動作中と異常停止中とを通じて、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9のおもて面9bが、図2(b),(c)に示すように、プリンタ部4のヘッドユニット21、22、23、24のノズル面に接触しにくくなる。
このため、ロール紙9がヘッドユニット21、22、23、24のノズル面に接触して、ヘッドユニット21、22、23、24の破損や印刷不良の原因となることを、抑制することができる。
また、駆動ローラ3cのモータの異常停止により折り返しローラ3bがコイルばね5の弾発力Sにより移動しても、ロール紙9の画像が印刷されるおもて面9bには何も接触しない。このため、おもて面9b上のインクがロール紙9から他の部材に付着し、さらにその部材からロール紙9のおもて面9bに再付着することもない。
したがって、駆動ローラ3cのモータの異常停止に伴う折り返しローラ3bの移動により、ロール紙9のおもて面9b上のインクが他の部材を介しておもて面9bに付着して、おもて面9bの画像の画質を劣化させることも、防ぐことができる。
なお、駆動ローラ3cのモータの異常停止に伴い、折り返しローラ3bがコイルばね5の弾発力Sにより移動する際には、折り返しローラ3bとロール紙9のうら面9cとの摩擦により、折り返しローラ3bがロール紙9の搬送時とは逆方向(図2(c)中の反時計回り方向)に回転する可能性がある。
折り返しローラ3bがそのように回転すると、不図示のモータが停止した状態における駆動ローラ3cの回転負荷を上回る大きさで、ロール紙9が折り返しローラ3bによりロール紙収容部7への巻き戻し方向に引っ張られる可能性がある。そのような逆回転した折り返しローラ3bによるロール紙9の引っ張りは、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9に図2(a)に示すような弛みを生じさせる原因となる。
そこで、図4の説明図に示すように、駆動ローラ3cのモータ(ロール紙9の搬送)の異常停止に伴いコイルばね5の弾発力Sによって移動した折り返しローラ3bを、移動後の折り返しローラ3bの位置に固定配置したニップ部材8に圧接させるように構成してもよい。
ニップ部材8は、折り返しローラ3bの軸方向長さと同じ長さを有している。ニップ部材8の両端の圧接片8aには、コイルばね5の弾発力Sによって移動した折り返しローラ3bのロール紙9が巻回されていない周面の露出部分が圧接される。両圧接片8a間に間隔をおいて形成された複数の圧接片8bには、コイルばね5の弾発力Sによって移動した折り返しローラ3bに巻回されたロール紙9のおもて面9bが圧接される。
したがって、ニップ部材8は、圧接片8aに圧接した移動後の折り返しローラ3bの回転を規制すると共に、圧接片8bに圧接したロール紙9を折り返しローラ3bと共にニップする。
このため、図5の説明図に示すように、ニップ部材8に圧接されて回転を規制された移動後の折り返しローラ3bとニップ部材8とでニップされたロール紙9は、折り返しローラ3a側への移動を、ニップ部材8によって規制される。よって、折り返しローラ3a,3b間のロール紙9が弛みなく緊張した状態に保持される。
したがって、ニップ部材8を用いることで、駆動ローラ3cのモータの異常停止中に折り返しローラ3a,3b間のロール紙9が弛んで、ロール紙9がヘッドユニット21、22、23、24のノズル面に接触することを、より確実に防ぐことができる。
なお、上述した実施形態では、インクジェット記録装置1が送出部2及び巻取部6を備える構成として説明したが、インクジェット記録装置に対して外部装置として連続紙の送出装置及び巻取装置が接続された構成でもよい。
また、上述した実施形態では、ロール紙9の搬送方向における下流側の折り返しローラ3bを、折り返しローラ3aとの軸間距離が増減する方向に移動可能に構成し、コイルばね5の弾発力によって折り返しローラ3aとの軸間距離が増える方向に付勢した。
しかし、ロール紙9の搬送方向における上流側の折り返しローラ3aを、折り返しローラ3bとの軸間距離が増減する方向に移動可能に構成し、コイルばねの弾発力によって折り返しローラ3bとの軸間距離が増える方向に付勢してもよい。
その場合、折り返しローラ3bは、上述した実施形態のように、折り返しローラ3bとの軸間間隔が増える方向に移動可能に構成してもよく、上述した実施形態における折り返しローラ3aのように、折り返しローラ3bとの軸間方向に移動不能に構成してもよい。
さらに、上述した実施形態では、ヘッド下搬送部3の折り返しローラ3a,3bを、4つのヘッドユニット21、22、23、24の全体に対応して一組設けるものとした。しかし、図6の説明図に示すように、各ヘッドユニット21、22、23、24のそれぞれに対応して一組ずつ折り返しローラ3a,3bを設ける構成としてもよい。
その場合には、各組の折り返しローラ3a,3bの間に、対応するヘッドユニット21、22、23、24のノズル面に対して折り返しローラ3a,3bよりも下方に離れた箇所に、中継用のガイドローラ3dをそれぞれ設ければよい。ガイドローラ3dを設けることで、各組の折り返しローラ3a,3b間のロール紙9に張力を持たせることができる。
また、上述した実施形態では、画像形成装置としてインクジェット記録装置1を用いた場合を例に取って説明した。しかし、本発明はインクジェット方式に限らず、電子写真方式、サーマルヘッド方式、孔版印刷方式等のインクジェット方式以外の方式によるプリンタを画像形成装置とする場合にも、広く適用することができる。
なお、電子写真方式や孔版印刷方式の画像形成装置に本発明を適用する場合は、転写ドラムの近傍に折り返しローラ3a,3bを配置し、サーマルヘッド方式の画像形成装置に本発明を適用する場合は、サーマルヘッドの近傍に折り返しローラ3a,3bを配置する。そして、停電や故障の発生等によりロール紙9の搬送が異常停止した際に、折り返しローラ3aや折り返しローラ3bを、相互の軸間距離が増えるように移動させればよい。
さらに、本発明は上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
そして、以上に説明した実施形態によって、以下に示す各態様の発明が開示される。
まず、第1の態様による発明として、
連続紙(例えば、図1のロール紙)の一方の面(例えば、図1のおもて面9b)に画像を形成する画像形成部(例えば、図1のプリンタ部4)と、
前記連続紙の搬送方向に前記画像形成部を挟んで所定間隔(例えば、図2(a)の駆動ローラ3cのモータの正常動作中における折り返しローラ3a,3bの間隔)を置いた2か所を、ぞれぞれ前記連続紙の他面側(例えば、図1のうら面9c)から支持しながら前記連続紙を搬送させる2つのローラ(例えば、図1の折り返しローラ3a,3b)と、
前記連続紙の搬送が停止した場合に、前記2つのローラのうち、少なくとも1つのローラ(例えば、図1の折り返しローラ3b)を、前記所定距離が増える方向に移動させる移動部(例えば、図2(b)のコイルばね5)と、
を備える画像形成装置(例えば、図1のライン型インクジェット記録装置1)が開示される。
そして、第1の態様による発明の画像形成装置によれば、停電や故障の発生により連続紙の搬送が停止(異常停止)されると、2つのローラのうち少なくとも1つのローラが、連続紙の搬送時における所定間隔よりも2つのローラ間の間隔が増える方向に移動する。
このため、連続紙の搬送の異常停止により2つのローラ間の連続紙に付与される張力が搬送中よりも低下しても、少なくとも1つのローラの移動により2つのローラ間の連続紙に搬送中と同様の張力が付与される。よって、連続紙の搬送の異常停止により2つのローラ間の連続紙に弛みが生じて画像形成部に接触することがない。
また、連続紙の搬送の異常停止により移動する少なくとも1つのローラは、連続紙の画像が形成される一方の面とは反対側の他面に接触している。よって、少なくとも1つのローラが連続紙の搬送の異常停止により移動しても、画像が形成された連続紙の1つの面に2つのローラが接触することがない。
したがって、連続紙の搬送が異常停止しても、それに伴い移動する少なくとも1つのローラに連続紙の一方の面からインクが付着したり、そのインクが1つのローラから連続紙の一方の面に再付着して、連続紙の画像の画質を劣化させることがない。
よって、連続紙の搬送の異常停止時に連続紙の画像形成部への接触を防ぐと共に、連続紙の画像形成部への接触を防ぐ際に、連続紙からのインクの付着や、付着したインクの連続紙への再付着を抑制することができる。
次に、第2の態様による発明として、前記移動部は、前記連続紙の搬送中において、前記少なくとも1つのローラに対して、前記所定間隔が増える方向に付勢している付勢部(例えば、図2(b)のコイルばね5)を有している画像形成装置が開示される。
そして、第2の態様による発明の画像形成装置によれば、停電や故障の発生により連続紙の搬送が停止(異常停止)されると、2つのローラ間の連続紙に付与される張力が搬送中よりも低下する。このため、連続紙の張力が付勢部材の付勢力に対抗できなくなり、付勢部材の付勢力により2つのローラのうち少なくとも1つのローラが、2つのローラの軸間距離が増える方向に移動する。
よって、連続紙の搬送の異常停止時に、2つのローラのうち少なくとも1つのローラを、付勢部の付勢力により確実に、2つのローラ間の軸間距離が増える方向に移動させることができる。
続いて、第3の態様による発明として、前記移動部による移動後の位置において、前記2つのローラのうち前記移動部により移動されるローラと協働して前記連続紙をニップするニップ部(例えば、図4のニップ部材8)をさらに備える画像形成装置が開示される。
そして、第3の態様による発明の画像形成装置によれば、連続紙の搬送の異常停止により少なくとも1つのローラが、2つのローラの軸間距離が増える方向に移動すると、移動したローラが支持する連続紙を、移動したローラがニップ部と協働してニップする。
このため、連続紙の搬送が停止(異常停止)したときに、連続紙の搬送の異常停止により移動する少なくとも1つのローラが支持する箇所において、移動したローラが回転して連続紙を搬送方向に移動させることを、移動したローラとニップ部とによる連続紙のニップで防ぐことができる。よって、2つのローラ間の連続紙がローラの移動により搬送方向に移動して弛むのを防ぐことができる。
1 ライン型インクジェット記録装置(画像形成装置)
2 送出部
2a,6a ダンサローラ
2b ブレーキ
3 ヘッド下搬送部
3a 折り返しローラ(2つのローラ)
3b 折り返しローラ(2つのローラ、少なくとも1つのローラ)
3c 駆動ローラ
3d ガイドローラ
4 プリンタ部(画像形成部)
5 コイルばね(移動部、付勢部)
6 巻取部
6b 巻取ロール
7 ロール紙収容部
8 ニップ部材(ニップ部)
8a,8b 圧接片
9 ロール紙(連続紙)
9a 紙管
9b ロール紙おもて面(連続紙の一方の面)
9c ロール紙うら面(連続紙の他面)
10 制御ユニット
21 C色ヘッドユニット
22 K色ヘッドユニット
23 M色ヘッドユニット
24 Y色ヘッドユニット
25 ヘッドホルダ
S コイルばねの弾発力
T 折り返しローラ間のロール紙の張力

Claims (3)

  1. 連続紙の一方の面に画像を形成する画像形成部と、
    前記連続紙の搬送方向に前記画像形成部を挟んで所定間隔を置いた2か所を、ぞれぞれ前記連続紙の他面側から支持しながら前記連続紙を搬送させる2つのローラと、
    前記連続紙の搬送が停止した場合に、前記2つのローラのうち、少なくとも1つのローラを、前記所定間隔が増える方向に移動させる移動部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記移動部は、前記連続紙の搬送中において、前記少なくとも1つのローラに対して、前記所定間隔が増える方向に付勢している付勢部を有している請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記移動部による移動後において、前記少なくとも1つのローラの搬送方向への移動を所定位置までに抑えるニップ部をさらに備える請求項1又は2記載の画像形成装置。
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