JP2019176675A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】バスバーの全長を短くできる構造を有するモータを提供する。【解決手段】バスバーホルダは、中心軸を囲む筒状のバスバーホルダ本体と、バスバーホルダ本体から径方向外側に延びるコネクタ部と、を有する。第1バスバー81は、コネクタ部を介して外部に露出する第1端子部81dと、バスバーホルダ本体の径方向内側に露出し、コイルから延びる導線と接続されるコイル接続部と、を有する。第2バスバーは、コネクタ部を介して外部に露出する第2端子部84と、バスバーホルダ本体の径方向内側に露出し、回路基板と接続される回路基板接続部85と、を有する。少なくとも1つのコイル接続部は、軸方向に沿って視て第2バスバー同士の周方向の間に位置する第1コイル接続部89Aである。【選択図】図6
Description
本発明は、モータに関する。
ステータに接続されるターミナルと回路基板に接続されるターミナルとを備える回転機が知られる。例えば、特許文献1には、複数のステータ用ターミナルと、回路基板を介して回転角度検出装置と接続される複数のセンサ用ターミナルと、を備える回転機が記載される。
上記のような回転機において、ステータ用ターミナルは、コイルから延びる導線が接続されるコイル接続部を有する。コイル接続部に導線を接続する作業と回路基板にセンサ用ターミナルを接続する作業とにおいて、それぞれ各ターミナルの干渉を避けるため、コイル接続部は、センサ用ターミナルから離れて配置される。しかし、この場合、ステータ用ターミナルの全長が長くなりやすく、ステータ用ターミナルの製造コストが増大する場合があった。そのため、モータの製造コストが増大する場合があった。
本発明は、上記事情に鑑みて、バスバーの全長を短くできる構造を有するモータを提供することを目的の一つとする。
本発明のモータの一つの態様は、中心軸に沿って配置されるシャフトを有するロータと、複数のコイルを有し、前記ロータの径方向外側に配置されるステータと、前記ステータの軸方向一方側に配置される樹脂製のバスバーホルダと、前記バスバーホルダに保持される少なくとも1つの第1バスバーと、前記バスバーホルダに保持される複数の第2バスバーと、前記バスバーホルダに保持され、前記第2バスバーと電気的に接続される回路基板と、を備える。前記バスバーホルダは、前記中心軸を囲む筒状のバスバーホルダ本体と、前記バスバーホルダ本体から径方向外側に延びるコネクタ部と、を有する。前記第1バスバーは、前記コネクタ部を介して外部に露出する第1端子部と、前記バスバーホルダ本体の径方向内側に露出し、前記コイルから延びる導線と接続されるコイル接続部と、を有する。前記第2バスバーは、前記コネクタ部を介して外部に露出する第2端子部と、前記バスバーホルダ本体の径方向内側に露出し、前記回路基板と接続される回路基板接続部と、を有する。少なくとも1つの前記コイル接続部は、軸方向に沿って視て前記第2バスバー同士の周方向の間に位置する第1コイル接続部である。
本発明の一つの態様によれば、モータにおいて、バスバーの全長を短くできる。
各図に適宜示すZ軸方向は、正の側を上側とし、負の側を下側とする上下方向である。X軸方向およびY軸方向は、Z軸方向と直交する方向であり、互いに直交する方向である。各図に適宜示す中心軸Jは、Z軸方向と平行であり、上下方向に延びる仮想線である。以下の説明においては、中心軸Jの軸方向、すなわち上下方向と平行な方向を単に「軸方向Z」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。各図においては、適宜、周方向を矢印θで示す。
周方向における上側から下側に向かって視て反時計回りに進む側、すなわち矢印θの向きに進む側を「周方向一方側」と呼ぶ。周方向における上側から下側に向かって視て時計回りに進む側、すなわち矢印θの向きと逆に進む側を「周方向他方側」と呼ぶ。本実施形態において、上側は、軸方向一方側に相当する。なお、上下方向、上側および下側とは、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、ハウジング20と、ロータ30と、ベアリング33,34と、ステータ40と、バスバーユニット60と、Oリング71と、オイルシール73と、を備える。ハウジング20は、内部にロータ30およびステータ40を収容する。ハウジング20は、金属製である。ハウジング20は、ハウジング本体21と、第1フランジ部22と、を有する。
ハウジング本体21は、上側に開口する第1開口部20aを有する筒状である。すなわち、ハウジング20は、第1開口部20aを有する。ハウジング本体21は、軸方向Zに延びる円筒状である。より詳細には、ハウジング本体21は、中心軸Jを中心とする多段の円筒状である。ハウジング本体21は、ステータ保持部21aと、拡径部21bと、ベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dと、を有する。ステータ保持部21aの内周面には、ステータ40のうち後述するステータコア41の外周面が固定される。
拡径部21bは、ステータ保持部21aの上側の端部に繋がる。拡径部21bの内径および外径は、ステータ保持部21aの内径および外径よりも大きい。拡径部21bの上側の端部は、ハウジング本体21の上側の端部である。拡径部21bには、後述するバスバーホルダ60aの下側の部分が収容される。
ベアリング保持部21cは、ステータ保持部21aの下側の端部に繋がる。ベアリング保持部21cの内径および外径は、ステータ保持部21aの内径および外径よりも小さい。ベアリング保持部21cの内部には、ベアリング33が保持される。オイルシール保持部21dは、ベアリング保持部21cの下側の端部に繋がる。オイルシール保持部21dの内径および外径は、ベアリング保持部21cの内径および外径よりも小さい。オイルシール保持部21dは、下側に開口する。オイルシール保持部21dの内部には、オイルシール73が保持される。
第1フランジ部22は、ハウジング本体21の上側の端部から径方向外側に突出する。第1フランジ部22は、板面が軸方向Zを向く板状であり、中心軸Jを中心とする円環状である。図2に示すように、第1フランジ部22は、周方向に延びる第1フランジ部本体22aと、第1フランジ部本体22aから径方向外側に突出する第1取付部22bと、を有する。本実施形態において第1フランジ部本体22aは、中心軸Jを中心とする円環状である。第1取付部22bは、第1取付部22bを軸方向Zに貫通する第1取付孔22cを有する。第1取付孔22cは、周方向に長い長円形状である。本実施形態において、第1取付部22bは、周方向に沿って3つ設けられる。ハウジング20は、複数の爪部23をさらに有する。複数の爪部23は、周方向に沿って配置される。爪部23は、第1フランジ部本体22aの径方向外縁部に繋がる。
図1に示すように、ロータ30は、シャフト31と、ロータ本体32と、センサマグネット36と、を有する。シャフト31は、中心軸Jに沿って配置される。シャフト31は、中心軸Jを中心として軸方向Zに延びる円柱状である。シャフト31は、ベアリング33,34によって回転可能に支持される。ベアリング33,34は、例えば、ボールベアリングである。ロータ本体32は、シャフト31の外周面に固定される。図示は省略するが、ロータ本体32は、シャフト31の外周面に固定されるロータコアと、ロータコアに固定されるロータマグネットと、を有する。ロータコアは、シャフト31に直接固定されてもよく、部材等を介して間接的に固定されてもよい。ロータマグネットは、単一のマグネットであってもよく、複数のマグネットであってもよい。
センサマグネット36は、シャフト31に固定される。より詳細には、センサマグネット36は、シャフト31の上側の端部に、取付部材35を介して固定される。取付部材35は、周方向に沿った円環状である。取付部材35は、シャフト31の上端部に嵌め合わされて固定される。本実施形態においてセンサマグネット36は、中心軸Jを中心とする円環状である。センサマグネット36は、取付部材35の径方向外縁部の上面に固定される。なお、センサマグネット36は、シャフト31に直接的に固定されてもよい。また、センサマグネット36は、ロータ本体32に直接または間接的に保持されてもよい。本実施形態においてセンサマグネット36は、被検出部に相当する。
ステータ40は、ロータ30の径方向外側に配置される。ステータ40は、ステータコア41と、インシュレータ44と、複数のコイル45と、を有する。ステータコア41は、中心軸Jを中心とする円環状のコアバック42と、コアバック42から径方向内側に延びる複数のティース43と、を有する。コアバック42の外周面は、ステータ保持部21aの内周面に固定される。インシュレータ44は、ティース43に装着される。
図3に示すように、インシュレータ44は、コアバック42の上側の面に配置される筒状部44aを有する。筒状部44aは、中心軸Jを中心とする円筒状である。筒状部44aは、筒状部44aの壁部を径方向に貫通する貫通部44bを有する。貫通部44bは、周方向に沿って複数設けられる。
複数のコイル45は、インシュレータ44を介して各ティース43に装着される。コイル45は、導線が巻き回されて構成される。複数のコイル45のうち一部のコイル45からは、コイル引出線46が上側に延びる。コイル引出線46は、コイル45から延びる導線であり、コイル45を構成する導線の端部である。本実施形態では、12個設けられるコイル45のうち6個のコイル45から1本ずつコイル引出線46が延びる。コイル引出線46が延びる6個のコイル45は、周方向に隣りあって、まとまって配置される。本実施形態においてコイル引出線46が延びる6個のコイル45は、中心軸Jと後述するコネクタ部63との径方向の間に位置するコイル45を含む。
本実施形態では、コイル引出線46として、コイル引出線46Ua,46Ub,46Va,46Vb,46Wa,46Wbが設けられる。各コイル引出線46は、周方向他方側から周方向一方側に向かって、コイル引出線46Wa、コイル引出線46Vb、コイル引出線46Ub、コイル引出線46Wb、コイル引出線46Va、コイル引出線46Uaの順に配置される。なお、以下の説明において、特に区別しない場合には、各コイル引出線46Ua,46Ub,46Va,46Vb,46Wa,46Wbを単にコイル引出線46と呼ぶ。
コイル引出線46Uaとコイル引出線46Ubとは、同一の導線の両端部である。コイル引出線46Ua,46Ubを有する導線によって、U相の電流が供給される4つのコイル45が構成される。コイル引出線46Vaとコイル引出線46Vbとは、同一の導線の両端部である。コイル引出線46Va,46Vbを有する導線によって、V相の電流が供給される4つのコイル45が構成される。コイル引出線46Waとコイル引出線46Wbとは、同一の導線の両端部である。コイル引出線46Wa,46Wbを有する導線によって、W相の電流が供給される4つのコイル45が構成される。
U相の電流が供給される4つのコイル45と、V相の電流が供給される4つのコイル45と、W相の電流が供給される4つのコイル45とは、周方向に沿って1つずつ順に並んで配置される。U相の電流とV相の電流とW相の電流とは、互いに位相が異なる電流である。このように本実施形態のモータ10は、U相とV相とW相との3相の電流が供給される3相モータである。
本実施形態において複数のコイル45は、デルタ結線により接続される。コイル引出線46Waとコイル引出線46Vbとは、互いに接続される。コイル引出線46Ubとコイル引出線46Wbとは、互いに接続される。コイル引出線46Vaとコイル引出線46Uaとは、互いに接続される。
図示は省略するが、本実施形態では、各相のコイル45同士を繋ぐ渡り線のうち少なくとも一部の渡り線は、貫通部44bを介して筒状部44aの径方向外側に引き出され、筒状部44aの外周面に沿って引き回される。なお、渡り線は必ずしも筒状部44aの径方向外側に引き出される必要はなく、筒状部44aの径方向内側において、コイル45と軸方向に対向してまたは絶縁部材を介して這わされてもよい。また、渡り線は、筒状部44aの径方向外側および径方向内側の両方において、引き回されてもよい。
図1に示すように、バスバーユニット60は、ステータ40の上側に配置される。バスバーユニット60は、バスバーホルダ60aと、回路基板80と、回転センサ83と、第1バスバー81と、複数の第2バスバー82と、を有する。すなわち、モータ10は、バスバーホルダ60aと、回路基板80と、回転センサ83と、第1バスバー81と、複数の第2バスバー82と、を備える。バスバーホルダ60aは、第1バスバー81および第2バスバー82を保持する部材である。バスバーホルダ60aは、ステータ40の上側に配置される。バスバーホルダ60aは、第1開口部20aを塞ぐ。バスバーホルダ60aは、第1フランジ部22によって下側から支持される。バスバーホルダ60aは、樹脂製である。バスバーホルダ60aは、バスバーホルダ本体61と、嵌合部62と、コネクタ部63と、ベアリング保持部64と、連結部65と、支持部66と、第2フランジ部67と、蓋部69と、を有する。
図1および図2に示すように、バスバーホルダ本体61は、上側に開口する第2開口部61aを有し、中心軸Jを囲む筒状である。より詳細には、バスバーホルダ本体61は、上側に開口し、中心軸Jを中心とする略円筒状である。図1に示すように、バスバーホルダ本体61は、第1開口部20aの上側に配置される。本実施形態においてバスバーホルダ本体61は、ステータ40の上側に配置される。
図2に示すように、バスバーホルダ本体61は、径方向外側に突出する突出部61bを有する。突出部61bは、軸方向Zに沿って視て、略矩形状である。突出部61bが突出する方向は、X軸方向と平行な方向である。以下の説明においては、突出部61bが突出する方向、すなわちX軸方向と平行な方向を「突出方向X」と呼ぶ。また、ある対象に対して、突出方向Xにおける中心軸Jに近い側を「突出方向内側」と呼び、突出方向Xにおける中心軸Jから遠い側を「突出方向外側」と呼ぶ。
図2および図4に示すように、バスバーホルダ本体61は、径方向内側に突出するバスバー保持部61cを有する。バスバー保持部61cは、突出部61bの径方向内側に位置する。バスバー保持部61cは、突出方向内側に突出する。バスバー保持部61cは、軸方向Zおよび突出方向Xの両方と直交する方向に並んで配置される。本実施形態において軸方向Zおよび突出方向Xの両方と直交する方向とは、Y軸方向と平行な方向である。以下の説明においては、Y軸方向と平行な方向を「幅方向Y」と呼ぶ。バスバー保持部61cは、バスバー保持部61cの上側の面から下側に窪む複数のホルダ孔部61dを有する。複数のホルダ孔部61dは、軸方向Zに沿って視て、後述する第2幅広部88の第2孔部88aと重なる。
図1に示すように、嵌合部62は、バスバーホルダ本体61から下側に突出する。図示は省略するが、嵌合部62は、周方向に延びる円弧状である。嵌合部62の形状は、例えば、軸方向Zに沿って視て、突出方向Xのコネクタ部63側に開口するC字形状である。嵌合部62は、ハウジング20の内部に挿入される。より詳細には、嵌合部62は、拡径部21bの内側、すなわち第1開口部20aに嵌め合わされる。
コネクタ部63は、バスバーホルダ本体61から径方向外側に延びる。より詳細には、コネクタ部63は、バスバーホルダ本体61から突出方向Xに延びる。コネクタ部63は、ハウジング20よりも径方向外側に突出する。コネクタ部63は、コネクタ部63の径方向外側の端部から径方向内側に窪む凹部63aを有する。コネクタ部63には、図示しない外部装置が接続される。外部装置は、例えば、モータ10に電力を供給してモータ10を制御する制御装置である。
ベアリング保持部64は、バスバーホルダ本体61の径方向内側に配置される。ベアリング保持部64は、中心軸Jを中心とする略円筒状である。ベアリング保持部64は、内部にベアリング34を保持する。図2に示すように、ベアリング保持部64は、連結部65を介してバスバーホルダ本体61と繋がる。図1に示すように、支持部66は、ベアリング保持部64から上側に突出する。支持部66の上側の端部は、第2開口部61aを介してバスバーホルダ本体61よりも上側に突出する。図2に示すように、支持部66は、周方向に沿って複数設けられる。
第2フランジ部67は、バスバーホルダ本体61から径方向外側に突出する。図1に示すように、本実施形態において第2フランジ部67は、バスバーホルダ本体61の下側の端部から径方向外側に突出する。第2フランジ部67は、第1フランジ部22の上側の面に接触する。図2に示すように、第2フランジ部67は、周方向に延びる第2フランジ部本体67aと、第2フランジ部本体67aから径方向外側に突出する第2取付部67bと、を有する。
第2フランジ部本体67aは、軸方向Zに沿って視て、突出方向Xのコネクタ部63側に開口するC字形状である。第2フランジ部本体67aの周方向両側の端部は、突出部61bの周方向両側の端部のそれぞれに繋がる。第2フランジ部本体67aの径方向外縁部は、第1フランジ部本体22aの径方向外縁部よりも径方向内側に配置される。第2フランジ部本体67aは、第1フランジ部本体22aの上側の面に接触する。
図1に示すように、第2フランジ部本体67aは、下側の面から上側に窪む溝67dを有する。すなわち、第2フランジ部67は、溝67dを有する。図示は省略するが、溝67dは、中心軸Jを中心とする円環状である。本実施形態において溝67dは、第2フランジ部本体67aの下側の面と突出部61bの下側の面とに跨って設けられる。溝67dには、Oリング71が嵌め込まれる。図示は省略するが、Oリング71は、中心軸Jを中心とする円環状である。Oリング71は、第1フランジ部22と第2フランジ部67との軸方向Zの間に配置される。Oリング71は、第1フランジ部本体22aの上側の面と溝67dの溝底面とに接触する。これにより、Oリング71は、第1フランジ部22と第2フランジ部67との軸方向Zの間、および第1フランジ部22と突出部61bとの軸方向Zの間を封止する。Oリング71は、軸方向Zに弾性圧縮変形した状態である。
このように、本実施形態によれば、第2フランジ部67が樹脂製であるため、第2フランジ部67の下側の面に溝67dを設けてOリング71を配置することができる。したがって、例えば、金属製の部材同士の間を液状のガスケットを塗布して封止するような場合に比べて、第1フランジ部22と第2フランジ部67との間の封止をより容易に、かつ、精度よく行うことができる。また、第2フランジ部67を樹脂製とすることで、第2フランジ部67が錆びることを防止できる。
図2に示すように、本実施形態において第2取付部67bは、周方向に沿って3つ設けられる。各第2取付部67bは、軸方向Zに沿って視て、各第1取付部22bと重なる。第2取付部67bの下側の面は、第1取付部22bの上側の面と接触する。第2取付部67bは、第2取付部67bを軸方向Zに貫通する第2取付孔67cを有する。第2取付孔67cは、円形状である。互いに軸方向Zに重なる第1取付部22bおよび第2取付部67bにおいて、第1取付孔22cと第2取付孔67cとは、軸方向Zに沿って視て、互いに重なる。
第1取付孔22cと第2取付孔67cとには、モータ10が搭載される機器にモータ10を取り付けるためのネジが通される。そのネジによって、第1取付部22bと第2取付部67bとは、モータ10が搭載される機器に取り付けられる。本実施形態において第2取付孔67cには、軸方向Zに延びる円筒状の筒部材90が嵌め込まれて固定される。筒部材90は、軸方向両側に開口する。筒部材90は、金属製である。モータ10を取り付けるためのネジは、第2取付孔67cのうち筒部材90の内側を通る。
第2フランジ部67は、周方向に沿って配置される複数の爪固定部68をさらに有する。本実施形態において爪固定部68は、第2フランジ部本体67aに設けられる。複数の爪固定部68には、複数の爪部23のそれぞれが固定される。爪部23は、爪固定部68において、第1フランジ部本体22aとの間で第2フランジ部67を軸方向Zに挟み込む。これにより、バスバーホルダ60aがハウジング20に対して軸方向Zに移動することを抑制できる。
図1に示すように、蓋部69は、バスバーホルダ本体61の上側の端部に固定されて第2開口部61aを閉塞する。蓋部69の中央部分69aは、蓋部69の径方向外縁部69bよりも上側に突出する。蓋部69は、樹脂製である。蓋部69は、バスバーホルダ60aの蓋部69以外の部分とは別々に作られる単一の部材である。蓋部69は、バスバーホルダ本体61と溶着されて固定される。より詳細には、蓋部69は、径方向外縁部69bの全周がバスバーホルダ本体61の上側の端部の全周と溶着されて固定される。蓋部69とバスバーホルダ本体61との溶着は、例えば、蓋部69とバスバーホルダ本体61との接合部にレーザを照射するレーザ溶着によって行われる。本実施形態によれば、蓋部69が樹脂製であるため、金属製のカバーを設けるような場合と異なり、蓋部69が錆びることを防止できる。なお、図2においては、蓋部69の図示を省略する。
本実施形態においてバスバーホルダ60aのうち蓋部69を除いた部分は、例えば、インサート部材を第1バスバー81および第2バスバー82としたインサート成形によって単一の部材として作られる。
図1および図2に示すように、回路基板80は、板面が軸方向Zを向く板状である。回路基板80は複数の支持部66によって下側から支持される。これにより、回路基板80は、バスバーホルダ60aに保持される。図1に示すように、回路基板80は、バスバーホルダ本体61よりも上側に配置される。回路基板80は、蓋部69のうち上側に突出した中央部分69aの内部に収容される。
図1に示すように、回転センサ83は、回路基板80の下面に取り付けられる。すなわち、本実施形態において回転センサ83は、回路基板80を介して、バスバーホルダ60aに間接的に保持される。回転センサ83は、センサマグネット36の上側に隙間を介して対向して配置される。回転センサ83は、被検出部としてのセンサマグネット36を検出してロータ30の回転を検出可能なセンサである。本実施形態において回転センサ83は、磁気センサである。磁気センサとしては、特に限定されず、ホールIC等のホール素子、および磁気抵抗素子等が挙げられる。回転センサ83は、センサマグネット36の磁界を検出して、ロータ30の回転を検出可能である。
本実施形態では、モータ10が3相モータであるため、磁気センサとして、3つのホール素子が用いられる。なお、回転センサ83は、回路基板80を介さずにバスバーホルダ60aに直接保持されてもよい。回転センサ83は、ロータ30の回転位置だけでなく、ロータ30の回転速度を検出するセンサであってもよい。モータ10の相の数および回転センサ83の種類などに応じて、回転センサ83の数および配置などは適宜変更されるのが好ましい。
第1バスバー81は、ステータ40と電気的に接続される。図5および図6に示すように、本実施形態において第1バスバー81は、複数設けられる。本実施形態において複数の第1バスバー81は、それぞれ単一の部材である。本実施形態において複数の第1バスバー81は、第1バスバー81Aと、第1バスバー81Bと、第1バスバー81Cとの3つの第1バスバー81を含む。第1バスバー81Aと第1バスバー81Bと第1バスバー81Cとは、概略として、突出方向Xに延び、幅方向Yに沿って並んで配置される。以下の説明において、特に区別しない場合には、各第1バスバー81A,81B,81Cを単に第1バスバー81と呼ぶ。
本実施形態において第1バスバー81Aの軸方向位置と第1バスバー81Bの軸方向位置と第1バスバー81Cの軸方向位置とは、互いに同じである。すなわち、本実施形態において複数の第1バスバー81A,81B,81Cは、軸方向Zにおいて同じ位置に位置する。そのため、バスバーホルダ60aを軸方向Zに小型化しやすい。したがって、モータ10を軸方向Zに小型化しやすい。
第1バスバー81Aは、第1バスバー本体部81Aaと、コイル接続部89Aと、を有する。第1バスバー本体部81Aaは、板面が軸方向Zを向き、径方向のうち突出方向Xに沿って延びる細長の板状である。第1バスバー本体部81Aaの径方向外側の端部は、第1端子部81dである。すなわち、第1バスバー81は、第1端子部81dを有する。なお、本実施形態において各バスバーの径方向外側の端部は、各バスバーの突出方向外側の端部である。
第1端子部81dは、突出方向Xに沿って直線状に延びる。図1に示すように、第1端子部81dは、コネクタ部63の凹部63aの底面から径方向外側に突出する。第1端子部81dは、凹部63aの内側に収容され、凹部63aの径方向外側の開口を介してモータ10の外部に露出する。すなわち、第1端子部81dは、コネクタ部63を介して外部に露出する。
図2および図4に示すように、第1バスバー本体部81Aaの径方向内側の端部は、バスバーホルダ本体61から径方向内側に突出する。より詳細には、第1バスバー本体部81Aaの径方向内側の端部は、バスバー保持部61cから突出方向内側に突出する。第1バスバー本体部81Aaの径方向内側の端部は、バスバーホルダ本体61の径方向内側に露出する。第1バスバー本体部81Aaのうち、径方向内側の端部と第1端子部81dとを除いた部分は、バスバーホルダ60aに埋め込まれる。これにより、第1バスバー81は、少なくとも一部がバスバーホルダ60aに埋め込まれて保持される。
図5および図6に示すように、第1バスバー本体部81Aaは、突出方向Xの途中に第1幅広部87を有する。第1幅広部87は、第1バスバー81の幅が大きくなる部分である。第1幅広部87は、軸方向Zに沿って視て、略円形状である。第1幅広部87は、第1幅広部87の中央部を軸方向Zに貫通する第1孔部87aを有する。すなわち、第1バスバー81は、第1バスバー81を軸方向Zに貫通する第1孔部87aを有する。第1孔部87aは、円形状である。図示は省略するが、第1孔部87aは、軸方向Zに沿って視て、ホルダ孔部61dと重なる。
第1バスバー本体部81Aaは、第1端子部81dと第1幅広部87との間に、傾斜延伸部81eを有する。傾斜延伸部81eは、突出方向内側に向かうに従って周方向他方側に位置する向きに斜めに延びる部分である。
コイル接続部89Aは、第1バスバー本体部81Aaの径方向内側の端部に繋がる。図4に示すように、第1バスバー本体部81Aaとコイル接続部89Aとの接続部は、上側に折り曲げられる。これにより、コイル接続部89Aは、第1バスバー本体部81Aaよりも上側に位置する。コイル接続部89Aは、バスバーホルダ本体61の径方向内側に露出する。コイル接続部89Aは、板面が軸方向Zに沿った板状である。コイル接続部89Aは、軸方向Zに沿って視て、周方向一方側に開口するU字形状である。なお、コイル接続部89Aは、軸方向Zに沿って視て、略U字形状であってもよい。
コイル接続部89Aは、基部89dと、一対の腕部89e,89fと、を有する。一対の腕部89e,89fは、基部89dから周方向一方側に延びる。一対の腕部89e,89fは、径方向に隙間を介して対向する。腕部89eは、第1バスバー本体部81Aaと繋がる。腕部89fは、腕部89eの径方向内側に位置する。
一対の腕部89e,89f同士の径方向の間には、2本のコイル引出線46の上端部が挿入される。一対の腕部89e,89fは、先端部が径方向両側からカシメられて、2本のコイル引出線46を径方向両側から挟持する。コイル接続部89Aと2本のコイル引出線46とは、例えば、溶接により互いに固定される。溶接は、例えば、コイル接続部89Aを径方向に挟む一対の電極を用いて行われる。これにより、コイル接続部89Aは、2本のコイル引出線46と接続され、第1バスバー81は、コイル45と電気的に接続される。本実施形態においてコイル接続部89Aには、コイル引出線46Ubとコイル引出線46Wbとが接続される。
図6に示すように、第1バスバー81Bは、第1バスバー81Aの周方向一方側に位置する。第1バスバー81Bは、第1バスバー本体部81Baと、コイル接続部89Bと、を有する。第1バスバー本体部81Baは、板面が軸方向Zを向く細長の板状である。第1バスバー本体部81Baは、第1延伸部81Bbと、第2延伸部81Bcと、第3延伸部81Bdと、を有する。
第1延伸部81Bbは、径方向のうち突出方向Xに沿って延びる。第1延伸部81Bbの径方向外側の端部は、第1端子部81dである。第1延伸部81Bbは、突出方向Xの途中に、傾斜延伸部81fを有する。傾斜延伸部81fは、突出方向内側に向かうに従って周方向一方側に位置する向きに斜めに延びる部分である。第2延伸部81Bcは、第1延伸部81Bbの径方向内側の端部から周方向一方側に延びる。第1延伸部81Bbと第2延伸部81Bcとの接続部は、第1幅広部87である。
第3延伸部81Bdは、第2延伸部81Bcの周方向一方側の端部から径方向内側に延びる。図2に示すように、第3延伸部81Bdの径方向内側の端部は、バスバーホルダ本体61の内周面から径方向内側に突出する。第3延伸部81Bdの径方向内側の端部は、バスバーホルダ本体61の径方向内側に露出する。
コイル接続部89Bは、第3延伸部81Bdの径方向内側の端部に繋がる。コイル接続部89Bは、バスバーホルダ本体61の径方向内側に露出する。コイル接続部89Bの形状は、周方向に反転した形状である点を除いて、コイル接続部89Aの形状と同様である。すなわち、本実施形態においてコイル接続部89Bは、軸方向Zに沿って視て、周方向他方側に開口するU字形状である。図5および図6に示すように、コイル接続部89Bには、コイル引出線46Uaとコイル引出線46Vaとが接続される。
図6に示すように、第1バスバー81Cは、第1バスバー81Aの周方向他方側に位置する。第1バスバー81Cは、第1バスバー81Aを幅方向Yに挟んで、第1バスバー81Bと略対称に配置される。第1バスバー81Cは、第1バスバー本体部81Caと、コイル接続部89Cと、を有する。第1バスバー本体部81Caは、板面が軸方向Zを向く細長の板状である。第1バスバー本体部81Caは、第1延伸部81Cbと、第2延伸部81Ccと、第3延伸部81Cdと、を有する。
第1延伸部81Cbは、径方向のうち突出方向Xに沿って延びる。第1延伸部81Cbの径方向外側の端部は、第1端子部81dである。第1延伸部81Cbは、突出方向Xの途中に、屈曲部81gを有する。屈曲部81gは、幅方向Yに沿って周方向他方側に折れ曲がる部分である。各第1バスバー81の第1端子部81dは、幅方向Yに並んで配置される。
第2延伸部81Ccは、第1延伸部81Cbの径方向内側の端部から周方向他方側に延びる。第1延伸部81Cbと第2延伸部81Ccとの接続部は、第1幅広部87である。各第1バスバー81の第1幅広部87は、幅方向Yに並んで配置される。
第3延伸部81Cdは、第2延伸部81Ccの周方向他方側の端部から径方向内側に延びる。図2に示すように、第3延伸部81Cdの径方向内側の端部は、バスバーホルダ本体61の内周面から径方向内側に突出する。第3延伸部81Cdの径方向内側の端部は、バスバーホルダ本体61の径方向内側に露出する。
コイル接続部89Cは、第3延伸部81Cdの径方向内側の端部に繋がる。コイル接続部89Cは、バスバーホルダ本体61の径方向内側に露出する。コイル接続部89Cの形状は、コイル接続部89Aの形状と同様である。すなわち、本実施形態においてコイル接続部89Cは、軸方向Zに沿って視て、周方向一方側に開口するU字形状である。図5および図6に示すように、コイル接続部89Cには、コイル引出線46Waとコイル引出線46Vbとが接続される。
コイル接続部89Aとコイル接続部89Bとコイル接続部89Cとは、軸方向Zおよび径方向において同じ位置に位置する。これにより、コイル接続部89A,89B,89Cに対するコイル引出線46の接続作業を行いやすい。図2に示すように、コイル接続部89Aとコイル接続部89Bとコイル接続部89Cとは、コネクタ部63が延びる突出方向Xにおいて、中心軸Jよりもコネクタ部63側に位置する。コイル接続部89A,89B,89Cは、回路基板80よりも下側に位置する。コイル接続部89Aの上側は、回路基板80によって覆われる。コイル接続部89Bとコイル接続部89Cとは、軸方向Zに沿って視て、回路基板80の幅方向両側に位置する。以下の説明において、特に区別しない場合には、各コイル接続部89A,89B,89Cを単にコイル接続部89と呼ぶ。
なお、各図においては、コイル接続部89が周方向に開口した状態を示すが、上述したように一対の腕部89e,89fが径方向にカシメられることで、腕部89eの先端部と腕部89fの先端部とが接触してもよい。この場合、コイル接続部89の開口は、閉塞された状態となる。
複数の第2バスバー82は、回路基板80を介して回転センサ83と電気的に接続される。本実施形態において複数の第2バスバー82は、それぞれ単一の部材である。図5に示すように、本実施形態において複数の第2バスバー82は、第2バスバー82Aと、第2バスバー82Bと、第2バスバー82Cと、第2バスバー82Dと、第2バスバー82Eと、第2バスバー82Fと、の6つ第2バスバー82を含む。第2バスバー82Aと第2バスバー82Bと第2バスバー82Cと第2バスバー82Dと第2バスバー82Eと第2バスバー82Fとは、概略として、突出方向Xに延び、幅方向Yに沿って並んで配置される。以下の説明において、特に区別しない場合には、各第2バスバー82A,82B,82C,82D,82E,82Fを単に第2バスバー82と呼ぶ。
複数の第2バスバー82は、複数の第1バスバー81の上側に位置する。図1に示すように、第2バスバー82は、第2バスバー本体部86と、回路基板接続部85と、を有する。図5および図6に示すように、各第2バスバー82A,82B,82C,82D,82E,82Fの第2バスバー本体部86は、それぞれ第2バスバー本体部86A,86B,86C,86D,86E,86Fである。以下の説明において、特に区別しない場合には、各第2バスバー本体部86A,86B,86C,86D,86E,86Fを単に第2バスバー本体部86と呼ぶ。
第2バスバー本体部86は、板面が軸方向Zを向き、径方向のうち突出方向Xに沿って延びる細長の板状である。第2バスバー本体部86の径方向外側の端部は、第2端子部84である。すなわち、第2バスバー82は、第2端子部84を有する。第2端子部84は、突出方向Xに沿って直線状に延びる。図1に示すように、第2端子部84は、コネクタ部63の凹部63aの底面から径方向外側に突出する。第2端子部84は、凹部63aの内側に収容され、凹部63aの径方向外側の開口を介してモータ10の外部に露出する。すなわち、第2端子部84は、コネクタ部63を介して外部に露出する。
図4に示すように、第2バスバー本体部86の径方向内側の端部は、バスバーホルダ本体61から径方向内側に突出する。より詳細には、第2バスバー本体部86の径方向内側の端部は、バスバー保持部61cから突出方向内側に突出する。第2バスバー本体部86の径方向内側の端部は、バスバーホルダ本体61の径方向内側に露出する。第2バスバー本体部86のうち、径方向内側の端部と第2端子部84とを除いた部分は、バスバーホルダ60aに埋め込まれる。これにより、第2バスバー82は、少なくとも一部がバスバーホルダ60aに埋め込まれて保持される。したがって、第1バスバー81および第2バスバー82をインサート部材とするインサート成形を採用できる。これにより、第1バスバー81および第2バスバー82が保持されたバスバーホルダ60aを容易に作ることができる。
図5および図6に示すように、第2バスバー本体部86Aと第2バスバー本体部86Bと第2バスバー本体部86Cと第2バスバー本体部86Dと第2バスバー本体部86Eとは、この順に幅方向Yに並んで配置される。第2バスバー本体部86Aと第2バスバー本体部86Bと第2バスバー本体部86Cとは、突出方向Xの途中に、傾斜延伸部86gを有する。傾斜延伸部86gは、突出方向内側に向かうに従って周方向一方側に位置する向きに斜めに延びる。第2バスバー本体部86Dと第2バスバー本体部86Eとは、突出方向Xの途中に、傾斜延伸部86hを有する。傾斜延伸部86hは、突出方向内側に向かうに従って周方向他方側に位置する向きに斜めに延びる。
図5に示すように、第2バスバー本体部86Fの第2端子部84は、第2バスバー本体部86Eの第2端子部84の下側に位置する。第2バスバー本体部86Fの第2端子部84は、3つの第1端子部81dと幅方向Yに並んで配置される。第2バスバー本体部86Fは、突出方向Xの途中に、傾斜延伸部86iを有する。傾斜延伸部86iは、突出方向内側に向かうに従って周方向他方側に位置する向きに斜めに延びる。傾斜延伸部86iは、第2バスバー本体部86Eよりも周方向他方側まで延びる。
第2バスバー本体部86Fは、第2端子部84から傾斜延伸部86iまでの間に、上側に折り曲げられた部分を有する。そのため、傾斜延伸部86iは、第2バスバー本体部86Fの第2端子部84よりも上側に位置する。傾斜延伸部86iは、第1バスバー本体部81Aa,81Ba,81Caよりも上側に位置する。これにより、第2バスバー本体部86Fが第1バスバー81Cと干渉することを抑制できる。
各第2バスバー本体部86のうち各傾斜延伸部よりも突出方向内側の部分には、第2幅広部88が設けられる。第2幅広部88は、第2バスバー本体部86の幅が大きくなる部分である。第2幅広部88は、軸方向Zに沿って視て、略円形状である。第2幅広部88は、第2幅広部88の中央部を軸方向Zに貫通する第2孔部88aを有する。すなわち、第2バスバー82は、第2バスバー82を軸方向Zに貫通する第2孔部88aを有する。第2孔部88aは、円形状である。
図6に示すように、第2バスバー82Dは、第2バスバー本体部86Dから幅方向Yの第2バスバー本体部86C側に延びる延伸部86jを有する。延伸部86jの先端部には、第2幅広部88が設けられる。第2バスバー本体部86A,86B,86C,86D,86Eに設けられた第2幅広部88と延伸部86jに設けられた第2幅広部88とは、幅方向Yに並んで配置される。第2バスバー本体部86Fに設けられた第2幅広部88は、他の第2幅広部88よりも突出方向内側に位置する。
図示は省略するが、各第2孔部88aと各ホルダ孔部61dとは、軸方向Zに沿って視て、互いに重なる。図5に示すように、一部の第2孔部88aは、軸方向Zに沿って視て、第1孔部87aと重なる。本実施形態では、第1バスバー81Aにおける第1孔部87aと延伸部86jにおける第2孔部88aとは、軸方向Zに沿って視て、互いに重なる。第1バスバー81Bにおける第1孔部87aと第2バスバー本体部86Aにおける第2孔部88aとは、軸方向Zに沿って視て、互いに重なる。第1バスバー81Cにおける第1孔部87aと第2バスバー本体部86Fにおける第2孔部88aとは、軸方向Zに沿って視て、互いに重なる。図示は省略するが、第2孔部88aおよび第2幅広部88のうち第2孔部88aの周縁部は、ホルダ孔部61dを介して、バスバーホルダ本体61の内部に露出する。
回路基板接続部85は、第2バスバー82の径方向内側の端部である。回路基板接続部85は、第2バスバー本体部86の径方向内側の端部に繋がる。図4に示すように、回路基板接続部85は、バスバーホルダ本体61の径方向内側に露出する。回路基板接続部85は、延伸部85aと、固定部85bと、を有する。延伸部85aは、第2バスバー本体部86の径方向内側の端部から上側に延びる。延伸部85aは、板面が突出方向Xを向く板状である。図1に示すように、延伸部85aは、回路基板80よりも上側まで延びる。各第2バスバー82において、延伸部85aの上側の端部の位置は、互いに同じである。
固定部85bは、延伸部85aの上側の端部から突出方向内側に延びる。固定部85bは、回路基板80の上側の面に、例えば、はんだ付け等によって固定される。これにより、回路基板接続部85は、回路基板80と接続され、回路基板80は、第2バスバー82と電気的に接続される。図6に示すように、第2バスバー82Aの回路基板接続部85および第2バスバー82Fの回路基板接続部85は、他の第2バスバー82B,82C,82D,82Eの回路基板接続部85よりも突出方向内側に位置する。
第2バスバー82Aの回路基板接続部85と第2バスバー82Bの回路基板接続部85と第2バスバー82Cの回路基板接続部85とは、第1バスバー81Aのコイル接続部89Aの周方向一方側に位置する。第2バスバー82Dの回路基板接続部85と第2バスバー82Eの回路基板接続部85と第2バスバー82Fの回路基板接続部85とは、第1バスバー81Aのコイル接続部89Aの周方向他方側に位置する。すなわち、回路基板接続部85は、コイル接続部89Aの周方向両側に3つずつ分かれて配置される。
コイル接続部89Aは、軸方向Zに沿って視て、第2バスバー82A,82B,82Cの回路基板接続部85と、第2バスバー82D,82E,82Fの回路基板接続部85との周方向の間に位置する。すなわち、コイル接続部89Aは、軸方向Zに沿って視て第2バスバー82同士の周方向の間に位置する第1コイル接続部である。これにより、コイル接続部89Aの位置を第2バスバー82から大きく離すことなく、コイル接続部89Aとコイル引出線46との接続作業に必要な空間を第2バスバー82同士の間に確保できる。したがって、第1バスバー81Aの全長を短くできる。そのため、第1バスバー81Aの製造コストを低減でき、モータ10の製造コストが増大することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、第1コイル接続部であるコイル接続部89Aは、軸方向Zに沿って視て、回路基板接続部85同士の周方向の間に位置する。そのため、コイル接続部89Aと回路基板接続部85とを径方向においてほぼ同じ位置に配置できる。これにより、コイル接続部89Aにコイル引出線46を接続する作業と、回路基板80に回路基板接続部85を接続する作業とを、ほぼ同じ径方向位置において行うことができる。したがって、各作業を行う効率を向上できる。
また、本実施形態によれば、回路基板接続部85は、第1コイル接続部であるコイル接続部89Aの周方向両側に複数ずつ分かれて配置される。そのため、コイル接続部89Aを、複数の第2バスバー82の周方向の中央に配置しやすい。これにより、第1バスバー81Aにおける第1端子部81dからコイル接続部89Aまでの間の部分を、直線状に近づけやすい。したがって、第1バスバー81の全長をより短くしやすい。
また、本実施形態によれば、コイル接続部89Aは、基部89dから周方向一方側に延びる一対の腕部89e,89fを有する。そのため、コイル接続部89Aを一対の電極で径方向に挟んで、コイル接続部89Aとコイル引出線46とを溶接することができる。ここで、コイル接続部89Aは第2バスバー82同士の周方向の間に位置するため、コイル接続部89Aの周方向両側よりも、コイル接続部89Aの径方向両側において作業空間を大きく確保できる。したがって、コイル接続部89Aを径方向に挟む一対の電極を配置する空間を確保しやすい。そのため、コイル接続部89Aとコイル引出線46との接続作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、第1バスバー81は複数設けられ、複数の第1バスバー81のコイル接続部89A,89B,89Cは、コネクタ部63が延びる突出方向Xにおいて、中心軸Jよりもコネクタ部63側に位置する。そのため、第1バスバー81Aだけでなく、他の第1バスバー81B,81Cの全長も短くしやすい。これにより、モータ10の製造コストが増大することをより抑制できる。
また、本実施形態によれば、1つのコイル接続部89には、複数のコイル引出線46が接続される。そのため、1つのコイル接続部89に1本のコイル引出線46が接続される場合に比べて、コイル接続部89の数を少なくしやすく、第1バスバー81の全長を短くしやすい。また、コイル接続部89とコイル引出線46との接続作業を行う回数を少なくでき、第1バスバー81とステータ40とを接続する手間を低減できる。
また、本実施形態によれば、モータ10は、3相モータであり、それぞれコイル接続部89を1つずつ有する第1バスバー81が3つ設けられる。そして、コイル接続部89には、2本ずつコイル引出線46が接続される。これにより、複数のコイル45をデルタ結線により接続することができる。この結線方式によれば、周方向に隣り合うコイル45から延びるコイル引出線46同士を1つのコイル接続部89に接続することができる。したがって、コイル引出線46が延びるコイル45をコネクタ部63に近い側に集めて配置することで、各コイル接続部89の位置をコネクタ部63に近づけることができる。これにより、各第1バスバー81の全長をより短くでき、第1バスバー81の製造コストをより低減できる。また、コイル接続部89を少なくできることで、各第1バスバー81同士を、軸方向Zに重ねることなく、軸方向Zにおいて同じ位置に配置しやすい。そのため、バスバーホルダ60aを軸方向Zに小型化でき、モータ10を軸方向Zに小型化しやすい。
また、本実施形態によれば、第2バスバー82は、回路基板80を介して回転センサ83と電気的に接続される。回転センサ83に対して接続される第2バスバー82は、数が多くなりやすい。従来では、第2バスバー82の数が多いほど、第2バスバー82との干渉を避けるために、よりコイル接続部89が第2バスバー82から離れた位置に配置されやすい。そのため、第1バスバー81の全長が特に長くなりやすい場合があった。したがって、上述した、第1バスバー81の全長を短くできる効果は、第2バスバー82が回転センサ83と電気的に接続される構成において、特に有用に得られる。
本実施形態においてコイル接続部89Bとコイル接続部89Cとは、複数の回路基板接続部85の周方向両側に位置する第2コイル接続部である。すなわち、本実施形態では、1つの第1バスバー81Aのコイル接続部89Aが、第1コイル接続部であり、他の2つの第1バスバー81B,81Cのコイル接続部89B,89Cは、複数の回路基板接続部85の周方向両側に位置する第2コイル接続部である。そのため、コイル接続部89A,89B,89Cを互いにある程度周方向に離して配置でき、各コイル引出線46と接続しやすくできる。また、全てのコイル接続部89が軸方向Zに沿って視て第2バスバー82同士の周方向の間に位置する場合よりも、複数の回路基板接続部85の周方向位置がばらけることを抑制できる。これにより、回路基板80に複数の回路基板接続部85を接続する作業を容易にできる。
図5および図6に示すように、本実施形態において5つの第2バスバー82A,82B,82C,82D,82Eは、同一の単一部材100が切断されることによって分離されて作られる。一方、第2バスバー82Fは、単一部材100とは別部材の第2バスバー82である。
図6に示すように、周方向に隣り合う第2バスバー82A,82B,82C,82D,82E同士において、幅方向Yに隣り合う第2幅広部88には、互いに周方向に対向する切断部88bが設けられる。すなわち、周方向に隣り合う第2バスバー82A,82B,82C,82D,82Eは、切断部88bを有する。切断部88bは、単一部材100を分離した際に切断された部分である。すなわち、図6に破線で示すように、切断される前の単一部材100において、周方向に隣り合う各第2バスバー82A,82B,82C,82D,82E同士は、切断部88bが設けられた部分において互いに連結された状態である。
第1バスバー81および第2バスバー82は、コネクタ部63に接続される制御装置と電気的に接続される。第1バスバー81には、制御装置から電流が供給される。これにより、第1バスバー81を介して制御装置からの電流がコイル45に供給される。第2バスバー82は、回路基板80に取り付けられた回転センサ83と制御装置とを電気的に接続する。
本実施形態においてバスバーユニット60を製造する作業者等は、まず金型内に、複数の第1バスバー81と、単一部材100と、第2バスバー82Fと、を配置する。第1バスバー81は、金型内に設けられたピンが第1孔部87aに挿入されて支持される。単一部材100は、金型内に設けられたピンが第2孔部88aに挿入されて支持される。ここで、本実施形態において第1孔部87aは、軸方向Zに沿って視て、第2孔部88aと重なる。そのため、第1孔部87aに挿入されるピンを第2孔部88aにも挿入することができる。これにより、1つのピンで、第1バスバー81と第2バスバー82とをまとめて支持することができる。
次に、作業者等は、単一部材100における各第2バスバー82の連結部を切断して、単一部材100を複数の第2バスバー82に分離する。単一部材100の連結部の切断は、例えば、金型に設けられた刃を用いて行われる。作業者等は、上下に合わせられる金型同士を組み合わせることで、金型に設けられた刃によって、各連結部を切断できる。
ここで、本実施形態によれば、第2バスバー82のうち切断部88bが設けられた部分である第2幅広部88が、第2孔部88aを有する。そのため、単一部材100において切断される連結部の近くを、第2孔部88aを介して金型のピンによって支持することができる。したがって、単一部材100において、各連結部の切断を安定して行うことができる。
次に、作業者等は、金型内に溶融した樹脂を流し込み、バスバーホルダ60aのうち蓋部69以外の部分を成形する。このとき、第1孔部87aおよび第2孔部88aにピンが挿入されていることによってホルダ孔部61dが作られる。次に、作業者等は、回路基板80をバスバーホルダ60aに保持させる。作業者等は、回路基板接続部85の固定部85bをはんだ付け等により回路基板80の上側の面に固定する。次に、作業者等は、蓋部69をバスバーホルダ本体61に溶着により固定する。以上により、バスバーユニット60が製造される。
なお、本明細書において「作業者等」とは、バスバーユニット60を製造する作業者およびバスバーユニット60を製造する製造装置等を含む。バスバーユニット60の製造は、作業者のみによって行われてもよいし、製造装置のみによって行われてもよいし、作業者と製造装置とによって行われてもよい。
例えば、単一の部材を分離して全ての第2バスバー82を作る場合、第2バスバー82Eの下側に位置する部分を有する第2バスバー82Fがあるため、単一の部材の形状が複雑化しやすい。これにより、板部材のプレス加工等によっては、全ての第2バスバー82が連結された単一の部材を作りにくい場合がある。したがって、モータ10を製造する手間およびコストが増大する虞がある。
これに対して、本実施形態によれば、複数の第2バスバー82のうち一部の第2バスバー82A,82B,82C,82D,82Eは、同一の単一部材100が切断されて分離された第2バスバー82であり、残りの第2バスバー82Fは、単一部材100とは別部材の第2バスバー82である。すなわち、第2バスバー82Eと、第2バスバー82Eの下側に位置する部分を有する第2バスバー82Fとは、上述した金型に配置される前において、それぞれ異なる別部材である。そのため、単一部材100の形状が複雑化することを抑制でき、単一部材100をプレス加工等によって作りやすい。これにより、モータ10を製造する手間およびコストが増大することを抑制できる。
なお、切断部88bには、第2バスバー82が単一部材100から切断されて分離された痕跡が残される。したがって、モータ10において各第2バスバー82A,82B,82C,82D,82Eは互いに分離された状態であるが、各切断部88bを確認することで、各第2バスバー82A,82B,82C,82D,82Eが単一部材100から分離されて作られたことが分かる。
本発明は上述の実施形態に限られず、他の構成を採用することもできる。第1バスバーの数は、1つ以上であれば、特に限定されない。各第1バスバーは、複数の別部材が接合されて構成されてもよい。第2バスバーの数は、2つ以上であれば、特に限定されない。第2バスバーは、複数の別部材が接合されて構成されてもよい。第2バスバーは、回路基板に接続されるならば、特に用途は限定されない。第2バスバーは、回転センサと電気的に接続されなくてもよい。
上述した実施形態では、1つのコイル接続部のみが、軸方向Zに沿って視て第2バスバー同士の周方向の間に位置する第1コイル接続部である例について説明したが、これに限られない。少なくとも1つのコイル接続部が第1コイル接続部であればよい。すなわち、例えば、全てのコイル接続部が、第1コイル接続部であってもよい。第1コイル接続部は、軸方向Zに沿って視て、第2バスバーのうち回路基板接続部以外の部分同士の間に位置してもよい。コイル接続部は、各第1バスバーに複数ずつ設けられてもよい。各コイル接続部には、1本ずつ導線が接続されてもよい。接続される導線の数が互いに異なるコイル接続部が設けられてもよい。複数のコイルは、スター結線により接続されてもよい。
バスバーユニットが製造される前において、全ての第2バスバーが同一の単一部材の一部であってもよい。この場合、全ての第2バスバーは、1つの単一部材が分離されて作られる。バスバーユニットが製造される前において、全ての第2バスバーは、それぞれ単一部材であってもよい。バスバーホルダは、インサート成形以外の方法で製造されてもよい。第1バスバーおよび第2バスバーは、バスバーホルダに埋め込まれずに保持されてもよい。
蓋部は、レーザを照射する以外の方法でバスバーホルダ本体と溶着されてもよいし、溶着以外の方法でバスバーホルダ本体と固定されてもよい。蓋部は、例えば、超音波溶着、高周波溶着、誘導溶着等によってバルバーホルダ本体と溶着されてもよい。被検出部と回転センサとは、回転センサによって被検出部を検出してロータの回転を検出できるならば、特に限定されない。例えば、回転センサは、光学式のセンサであってもよい。被検出部がレゾルバロータであって、回転センサがレゾルバステータであってもよい。回転センサは、設けられなくてもよい。Oリングは、設けられなくてもよい。
上述した実施形態のモータの用途は、特に限定されない。また、上記の各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10…モータ、30…ロータ、31…シャフト、36…センサマグネット(被検出部)、40…ステータ、45…コイル、46…コイル引出線(導線)、60a…バスバーホルダ、61…バスバーホルダ本体、63…コネクタ部、80…回路基板、81,81A,81B,81C…第1バスバー、81d…第1端子部、82,82A,82B,82C,82D,82E,82F…第2バスバー、83…回転センサ、84…第2端子部、85…回路基板接続部、87a…第1孔部、88a…第2孔部、89…コイル接続部、89A…コイル接続部(第1コイル接続部)、89B,89C…コイル接続部(第2コイル接続部)、89d…基部、89e,89f…腕部、100…単一部材、J…中心軸、Z…軸方向
Claims (12)
- 中心軸に沿って配置されるシャフトを有するロータと、
複数のコイルを有し、前記ロータの径方向外側に配置されるステータと、
前記ステータの軸方向一方側に配置される樹脂製のバスバーホルダと、
前記バスバーホルダに保持される少なくとも1つの第1バスバーと、
前記バスバーホルダに保持される複数の第2バスバーと、
前記バスバーホルダに保持され、前記第2バスバーと電気的に接続される回路基板と、
を備え、
前記バスバーホルダは、
前記中心軸を囲む筒状のバスバーホルダ本体と、
前記バスバーホルダ本体から径方向外側に延びるコネクタ部と、
を有し、
前記第1バスバーは、
前記コネクタ部を介して外部に露出する第1端子部と、
前記バスバーホルダ本体の径方向内側に露出し、前記コイルから延びる導線と接続されるコイル接続部と、
を有し、
前記第2バスバーは、
前記コネクタ部を介して外部に露出する第2端子部と、
前記バスバーホルダ本体の径方向内側に露出し、前記回路基板と接続される回路基板接続部と、
を有し、
少なくとも1つの前記コイル接続部は、軸方向に沿って視て前記第2バスバー同士の周方向の間に位置する第1コイル接続部である、モータ。 - 前記第1コイル接続部は、軸方向に沿って視て、前記回路基板接続部同士の周方向の間に位置する、請求項1に記載のモータ。
- 前記回路基板接続部は、前記第1コイル接続部の周方向両側に複数ずつ分かれて配置される、請求項2に記載のモータ。
- 前記第1コイル接続部は、
基部と
前記基部から周方向一方側に延び、径方向に隙間を介して対向する一対の腕部と、
を有し、
前記一対の腕部は、前記導線を径方向両側から挟持する、請求項1から3のいずれか一項に記載のモータ。 - 前記第1バスバーは、複数設けられ、
前記複数の第1バスバーの前記コイル接続部は、前記コネクタ部が延びる方向において、前記中心軸よりも前記コネクタ部側に位置する、請求項1から4のいずれか一項に記載のモータ。 - 前記複数の第1バスバーは、軸方向において同じ位置に位置する、請求項5に記載のモータ。
- 1つの前記コイル接続部には、複数の前記導線が接続される、請求項1から6のいずれか一項に記載のモータ。
- 3相モータであって、
前記第1バスバーは、3つ設けられ、
3つの前記第1バスバーは、それぞれ前記コイル接続部を1つずつ有し、
前記コイル接続部には、2本ずつ前記導線が接続される、請求項7に記載のモータ。 - 1つの前記第1バスバーの前記コイル接続部が、前記第1コイル接続部であり、
他の2つの前記第1バスバーの前記コイル接続部は、複数の前記回路基板接続部の周方向両側に位置する第2コイル接続部である、請求項8に記載のモータ。 - 前記第1バスバーは、前記第1バスバーを軸方向に貫通する第1孔部を有し、
前記第2バスバーは、前記第2バスバーを軸方向に貫通する第2孔部を有し、
前記第1孔部は、軸方向に沿って視て、前記第2孔部と重なる、請求項1から9のいずれか一項に記載のモータ。 - 前記複数の第2バスバーのうち一部の第2バスバーは、同一の単一部材が切断されて分離された第2バスバーであり、残りの前記第2バスバーは、前記単一部材とは別部材の第2バスバーである、請求項1から10のいずれか一項に記載のモータ。
- 前記回路基板に取り付けられた回転センサをさらに備え、
前記ロータは、被検出部を有し、
前記回転センサは、前記被検出部を検出して前記ロータの回転を検出可能であり、
前記第2バスバーは、前記回路基板を介して前記回転センサと電気的に接続される、請求項1から11のいずれか一項に記載のモータ。
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