JP2019176281A - 増幅器及びドハティ増幅回路 - Google Patents

増幅器及びドハティ増幅回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2019176281A
JP2019176281A JP2018061045A JP2018061045A JP2019176281A JP 2019176281 A JP2019176281 A JP 2019176281A JP 2018061045 A JP2018061045 A JP 2018061045A JP 2018061045 A JP2018061045 A JP 2018061045A JP 2019176281 A JP2019176281 A JP 2019176281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifying element
base plate
peak
amplifier
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018061045A
Other languages
English (en)
Inventor
英樹 丹後
Hideki Tango
英樹 丹後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2018061045A priority Critical patent/JP2019176281A/ja
Publication of JP2019176281A publication Critical patent/JP2019176281A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】メイン増幅素子に流れる電流により生じるベース板の電圧変動がピーク増幅素子に及ぼす特性の変動を抑制することができるドハティ増幅器を提供する。【解決手段】増幅器4は、メイン増幅素子10と、ピーク増幅素子11と、メイン増幅素子とピーク増幅素子とを収容するパッケージ12を備える。パッケージは、メイン増幅素子が搭載されるとともにメイン増幅素子の接地端子が接続される第1ベース板20と、ピーク増幅素子が搭載されるとともにピーク増幅素子の接地端子が接続される第2ベース板21を備える。第1ベース板と第2ベース板は樹脂部22を介して分離している。【選択図】図2

Description

本発明は、増幅器及びドハティ増幅回路に関する。
従来から、互いに特性が異なる2つの増幅器を用いて構成される電力増幅回路としてドハティ増幅回路が知られている。
ドハティ増幅回路は、常に入力信号を増幅するメイン増幅器と、入力信号の電力が所定以上となったときに当該入力信号を増幅するピーク増幅器とを備えており、両増幅器の飽和電力をずらすことで高い効率を得ることができるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
ドハティ増幅回路が有するメイン増幅器及びピーク増幅器は、それぞれ個別にパッケージングされており、回路基板上にメイン増幅器のパッケージ及びピーク増幅素子のパッケージを並べて実装するのが一般的である。
特開2006−148523号公報
近年、無線通信装置の小型化が進められており、無線通信装置の電力増幅回路として用いられるドハティ増幅回路においても、小型化に対する要求が高まっている。
ここで、ドハティ増幅回路を小型化するために、メイン増幅器の増幅素子とピーク増幅器の増幅素子とを一つのパッケージに収容することが考えられる。メイン増幅器の増幅素子(メイン増幅素子)とピーク増幅器の増幅素子(ピーク増幅素子)とを一つのパッケージに収容すれば、それぞれを独立してパッケージングする場合と比較して、メイン増幅素子とピーク増幅素子とをより近づけて配置することが可能となり、ドハティ増幅回路として小型化が可能となる。
ところで、パッケージは、一般に、増幅素子を搭載するためのベース板を備えている。ベース板は、銅等の導電素材によって形成されており、回路基板に設けられたパターンやビアを介して接地される。増幅素子において接地される接地端子は、ベース板に接続され、ベース板を介して接地される。
メイン増幅素子と、ピーク増幅素子とを一つのパッケージに収容する場合、メイン増幅素子と、ピーク増幅素子とを、一つのベース板に搭載することが考えられる。
この場合、メイン増幅素子、及びピーク増幅素子は、同じベース板を介して接地される。すると、両増幅素子の接地経路が、ベース板を介して互いに接続されることとなる。
ところで、ドハティ増幅回路においては、ピーク増幅器に対してより低い入力信号電力で飽和電力に達するメイン増幅器の方が、ピーク増幅器よりも大きな電流が流れる。
また、メイン増幅素子は、与えられる入力信号を常時増幅する一方、ピーク増幅素子は、メイン増幅素子が動作する間にオンオフ動作を行う。
入力信号が与えられることでメイン増幅素子に大きな電流が流れると、ベース板を接地するための接地経路が有する僅かな抵抗成分によって、ベース板の電位に変動が生じることがある。
よって、上述のように、メイン増幅素子と、ピーク増幅素子とを一つのパッケージに収容し、両増幅素子を一つのベース板を介して接地した場合において、メイン増幅素子に電流が流れることでベース板の電位に変動が生じると、ピーク増幅素子の接地電位までも変動してしまい、ピーク増幅素子のゲート電圧に変動を生じさせることとなる。これにより、ピーク増幅素子がオフからオンになるときの閾値電圧が変動し、ドハティ増幅回路の効率を低下させることが考えられる。
このように、2つの増幅素子を1つのパッケージに収容した場合、一方の増幅素子に電流が流れると、他方の増幅素子の特性を変動させる要因となることがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、増幅素子に生じる特性の変動を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
一実施形態である増幅器は、第1増幅素子と、第2増幅素子と、前記第1増幅素子と前記第2増幅素子とを収容するパッケージと、を備え、前記パッケージは、前記第1増幅素子が搭載されるとともに、前記第1増幅素子の接地端子が接続される第1ベース板と、前記第2増幅素子が搭載されるとともに、前記第2増幅素子の接地端子が接続される第2ベース板と、を備え、前記第1ベース板と、前記第2ベース板とが、分離している。
また、他の実施形態に係る増幅器は、第1増幅素子と、第2増幅素子と、前記第1増幅素子と前記第2増幅素子とを収容するパッケージと、を備え、前記パッケージは、前記第1増幅素子が搭載されるとともに、前記第1増幅素子の接地端子が接続される第1ベース板と、前記第2増幅素子が搭載されるとともに、前記第2増幅素子の接地端子が接続される第2ベース板と、を備え、前記第1ベース板と、前記第2ベース板との間が、前記第1ベース板及び前記第2ベース板よりも高いインピーダンスを有している。
また、他の実施形態は、増幅器と、前記増幅器が実装される基板と、を備えたドハティ増幅回路であって、前記増幅器は、メイン増幅素子と、ピーク増幅素子と、前記メイン増幅素子と前記ピーク増幅素子とを収容するパッケージと、を備え、前記パッケージは、前記メイン増幅素子が搭載されるとともに、前記基板のグランドパターンと前記メイン増幅素子の接地端子とが接続される第1ベース板と、前記ピーク増幅素子が搭載されるとともに、前記基板のグランドパターンと前記ピーク増幅素子の接地端子とが接続される第2ベース板と、を備え、前記第1ベース板と、前記第2ベース板とが、分離している。
本発明によれば、増幅素子に生じる特性の変動を抑制することができる。
図1は、ドハティ増幅回路の構成を示すブロック図である。 図2Aは、第1実施形態に係る増幅器の断面図であり、図2Bは、パッケージのモールド樹脂を除いた状態の増幅器の平面図である。 図3Aは、増幅器が実装された回路基板の一部を示す平面図であり、図3Bは、図3A中、B−B線矢視断面図である。 図4Aは、第2実施形態に係る増幅器の断面図であり、図4Bは、パッケージのモールド樹脂を除いた状態の増幅器の平面図である。
[実施形態の説明]
最初に実施形態の内容を列記して説明する。
(1)一実施形態である増幅器は、第1増幅素子と、第2増幅素子と、前記第1増幅素子と前記第2増幅素子とを収容するパッケージと、を備え、前記パッケージは、前記第1増幅素子が搭載されるとともに、前記第1増幅素子の接地端子が接続される第1ベース板と、前記第2増幅素子が搭載されるとともに、前記第2増幅素子の接地端子が接続される第2ベース板と、を備え、前記第1ベース板と、前記第2ベース板とが、分離している。
上記構成の増幅器によれば、第1ベース板と、第2ベース板とが分離しているので、第1増幅素子及び第2増幅素子のうちの一方の増幅素子に電流が流れ、一方の増幅素子の接地端子が接続されるベース板の電位が変動したとしても、他方の増幅素子の接地端子が接続されるベース板の電位に影響を及ぼすのを抑制することができる。この結果、一方の増幅素子に電流が流れることによって他方の増幅素子に生じる特性の変動を抑制することができる。
(2)上記増幅器において、前記パッケージは、前記第1ベース板、及び前記第2ベース板をモールドする樹脂部を含むリードフレーム構造とされていることが好ましい。
この場合、分離した第1ベース板と、第2ベース板とを樹脂部によって適切に保持することができる。
(3)上記増幅器において、前記第1増幅素子及び前記第2増幅素子とともに前記パッケージに収容される第3増幅素子をさらに備え、前記パッケージは、前記第3増幅素子が搭載されるとともに、前記第3増幅素子の接地端子が接続され前記第3増幅素子を接地させる第3ベース板を備え、前記第3ベース板は、前記第1ベース板及び前記第2ベース板に対して分離していてもよい。
この場合、第1増幅素子、第2増幅素子、及び第3増幅素子のいずれかに電流が流れることによる、他の増幅素子に生じる特性の変動を抑制することができる。
(4)上記増幅器において、前記第1増幅素子と前記第2増幅素子のうちの一方の増幅素子が、ドハティ増幅器のメイン増幅素子であり、他方の増幅素子が前記ドハティ増幅器のピーク増幅素子であることが好ましい。
この場合、メイン増幅素子である一方の増幅素子に電流が流れ、一方の増幅素子のベース板における電位が変動したとしても、ピーク増幅素子である他方の増幅素子のベース板における電位に影響を及ぼすのを抑制することができる。この結果、メイン増幅素子に電流が流れることによってピーク増幅素子に生じる特性の変動を抑制することができ、ドハティ増幅回路の効率低下を抑制することができる。
(5)上記増幅器において、前記第1増幅素子と前記第2増幅素子のうちの一方の増幅素子が、ドハティ増幅器のメイン増幅素子であり、他方の増幅素子が前記ドハティ増幅器のピーク増幅素子であり、前記第3増幅素子が、前記ドハティ増幅器のメイン増幅素子又はピーク増幅素子のいずれかであってもよい。
この場合においても、メイン増幅素子に電流が流れることによるピーク増幅素子に生じる特性の変動を抑制することができ、ドハティ増幅回路の効率低下を抑制することができる。
(6)他の実施形態に係る増幅器は、第1増幅素子と、第2増幅素子と、前記第1増幅素子と前記第2増幅素子とを収容するパッケージと、を備え、前記パッケージは、前記第1増幅素子が搭載されるとともに、前記第1増幅素子の接地端子が接続される第1ベース板と、前記第2増幅素子が搭載されるとともに、前記第2増幅素子の接地端子が接続される第2ベース板と、を備え、前記第1ベース板と、前記第2ベース板との間が、前記第1ベース板及び前記第2ベース板よりも高いインピーダンスを有している。
上記構成の増幅器によれば、第1増幅素子及び第2増幅素子のうちの一方の増幅素子に電流が流れ、一方の増幅素子のベース板における電位が変動したとしても、他方の増幅素子のベース板における電位に影響を及ぼすのを抑制することができる。この結果、一方の増幅素子に電流が流れることによって他方の増幅素子に生じる特性の変動を抑制することができる。
(7)他の実施形態は、増幅器と、前記増幅器が実装される基板と、を備えたドハティ増幅回路であって、前記増幅器は、メイン増幅素子と、ピーク増幅素子と、前記メイン増幅素子と前記ピーク増幅素子とを収容するパッケージと、を備え、前記パッケージは、前記メイン増幅素子が搭載されるとともに、前記基板のグランドパターンと前記メイン増幅素子の接地端子とが接続される第1ベース板と、前記ピーク増幅素子が搭載されるとともに、前記基板のグランドパターンと前記ピーク増幅素子の接地端子とが接続される第2ベース板と、を備え、前記第1ベース板と、前記第2ベース板とが、分離している。
上記構成のドハティ増幅回路によれば、第1ベース板と、第2ベース板とが分離しているので、メイン増幅素子に電流が流れ、第1ベース板における電位が変動したとしても、ピーク増幅素子の第2ベース板における電位に影響を及ぼすのを抑制することができる。この結果、メイン増幅素子に電流が流れることによってピーク増幅素子に生じる特性の変動を抑制することができ、ドハティ増幅回路の効率低下を抑制することができる。
(8)上記ドハティ増幅回路において、前記グランドパターンは、前記基板において前記増幅器が実装される実装面に対する裏面に形成され、前記実装面には、前記第1ベース板と前記グランドパターンとが接続される第1パターンと、前記第2ベース板と前記グランドパターンとが接続される第2パターンと、が形成され、前記第1パターンと、前記第2パターンとは、分離していることが好ましい。
この場合、第1ベース板と、第2ベース板とを、基板裏面のグランドパターンまで、独立した経路で接地することができる。この結果、第1ベース板の電位の変動による影響が第2ベース板の電位に及ぶのをより効果的に抑制することができる。
[実施形態の詳細]
以下、好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、以下に記載する各実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
〔ドハティ増幅回路の構成〕
図1は、ドハティ増幅回路1の構成を示すブロック図である。このドハティ増幅回路1は、移動体通信システムにおける基地局装置などの無線通信装置に搭載され、無線周波数の送受信信号(RF信号)の増幅を行う。
ドハティ増幅回路1は、入力端子2に与えられるRF信号(入力信号)を増幅し、出力端子3から出力する。
図1に示すように、入力信号を増幅する電力増幅回路であるドハティ増幅回路1は、増幅器4と、分配器5と、合成器6と、これらが実装された回路基板7とを備えている。
増幅器4は、メイン増幅素子10と、ピーク増幅素子11と、これら増幅素子10,11を内部に収容するパッケージ12とを備えている。
また、増幅器4は、メイン増幅素子10の入力リード4aと、メイン増幅素子10の出力リード4bと、ピーク増幅素子11の入力リード4cと、ピーク増幅素子11の出力リード4dとを有する。
分配器5は、入力端子2と、増幅器4との間に接続されている。
分配器5と、ピーク増幅素子11との間には、1/4波長線路15が接続されている。
分配器5は、増幅器4の入力リード4aに接続されている。また、分配器5は、1/4波長線路15を介して入力リード4cに接続されている。よって、分配器5は、入力端子2に与えられるRF信号をメイン増幅素子10及びピーク増幅素子11へ分配する。
1/4波長線路15は、分配器5の出力に90度の位相遅延を与えた遅延信号をピーク増幅素子11へ与える。なお、1/4波長線路15は、メイン増幅素子10の後段に設けられている1/4波長線路16による遅延を補償するために設けられている。
メイン増幅素子10(キャリア増幅素子)は、例えば、AB級で動作するように設定され、与えられる入力信号を常時増幅する増幅素子である。一方、ピーク増幅素子11は、C級で動作するように設定され、入力信号の電力が所定以上となったときに当該入力信号を増幅する増幅素子である。メイン増幅素子10及びピーク増幅素子11は、例えば、窒化ガリウム(GaN)を用いた高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)である。
増幅器4の出力リード4bは、1/4波長線路16に接続されている。また、増幅器4の出力リード4dは、合成器6に接続されている。
よって、メイン増幅素子10の出力は、1/4波長線路16を介して合成器6へ与えられる。また、ピーク増幅素子11の出力は、合成器6へ与えられる。
1/4波長線路16は、メイン増幅素子10の出力に90度の位相遅延を与えた遅延信号を合成器6へ与える。
合成器6は、ピーク増幅素子11の出力と、1/4波長線路16からの遅延信号とを合成する。合成器6の出力は、出力信号として出力端子3から出力される。
1/4波長線路16は、メイン増幅素子10の出力端から見たときの負荷インピーダンスが適切に設定されるように、メイン増幅素子10と、合成器6との間に接続される。
1/4波長線路16を接続することで、メイン増幅素子10のみが動作する場合と、メイン増幅素子10とピーク増幅素子11の両方が動作する場合とにおけるメイン増幅素子10の負荷インピーダンスが適切に設定される。これによって、メイン増幅素子10のみが動作する場合、及びメイン増幅素子10とピーク増幅素子11の両方が動作する場合のいずれの場合においても、ドハティ増幅回路1における高効率動作が実現される。
〔第1実施形態について〕
図2Aは、第1実施形態に係る増幅器4の断面図であり、図2Bは、パッケージ12のモールド樹脂を除いた状態の増幅器4の平面図である。
図2Aに示すように、増幅器4のメイン増幅素子10及びピーク増幅素子11は、パッケージ12内に収容、封止されている。
パッケージ12は、矩形板状の板状体18と、板状体18の一面に形成された樹脂材料からなるモールド樹脂19とを備えている。
板状体18は、メイン増幅素子10が搭載される第1ベース板20と、ピーク増幅素子11が搭載される第2ベース板21と、第1ベース板20及び第2ベース板21の周囲を囲むように形成された樹脂部22とを備えている。
第1ベース板20は、矩形板状の部材であり、銅や銅−モリブデン合金等により形成されている。メイン増幅素子10は、第1ベース板20の搭載面20aに搭載されている。
また、第1ベース板20において板状体18の短辺側の端縁に隣接している辺20bには、板状体18の短辺側の端縁へ向かって延びている接地用リード4gが形成されている。
第1ベース板20は、回路基板7に実装された状態で接地される。
また、メイン増幅素子10の裏面10aが、メイン増幅素子10において接地される接地端子となっている。なお、接地端子とは、例えば、メイン増幅素子10のソース端子を接地させる場合、素子外部の接地経路に接続され当該ソース端子を接地させるための端子である。
裏面10aは、メイン増幅素子10が第1ベース板20に搭載された状態で搭載面20aに接触しており、第1ベース板20に電気的に接続される。これにより、メイン増幅素子10は、第1ベース板20を介して接地される。
第2ベース板21は、第1ベース板20と同様、矩形板状の部材であり、銅や銅−モリブデン合金等により形成されている。ピーク増幅素子11は、第2ベース板21の搭載面21aに搭載されている。
また、第2ベース板21において板状体18の短辺側の端縁に隣接している辺21bには、板状体18の短辺側の端縁へ向かって延びている接地用リード4hが形成されている。
第2ベース板21は、回路基板7に実装された状態で接地される。
また、ピーク増幅素子11の裏面11aが、ピーク増幅素子11において接地される接地端子となっている。
裏面11aは、ピーク増幅素子11が第2ベース板21に搭載された状態で搭載面21aに接触しており、第2ベース板21に電気的に接続される。これにより、ピーク増幅素子11は、第2ベース板21を介して接地される。
樹脂部22は、例えば、エポキシ系樹脂等の樹脂材料を固化させたものであり、第1ベース板20及び第2ベース板21の側面を覆っており、矩形枠状に形成されている。樹脂部22は、板状体18の外周縁を構成する。
樹脂部22は、第1ベース板20及び第2ベース板21をモールドしている。第1ベース板20及び第2ベース板21は、樹脂部22にモールドされることで、板状体18の長辺方向に沿って並んで配置された状態で保持される。
樹脂部22は、板状体18の長辺に平行な一対の長辺部22aを長手方向ほぼ中央で連結する連結部22bを有している。連結部22bは、第1ベース板20と、第2ベース板21との間に介在して設けられている。
これにより、第1ベース板20と、第2ベース板21とは、互いに分離して配置されている。
ここで、第1ベース板20と、第2ベース板21との間の寸法は、互いに電気的に分離した状態となる値に設定されている。よって、第1ベース板20及び第2ベース板21は、物理的に分離しているとともに、電気的にも分離している。
ここで、第1ベース板20と、第2ベース板21とが、互いに分離している状態とは、物理的に分離しているとともに、電気的に分離している状態をいう。
また、物理的に分離しているとは、第1ベース板20と第2ベース板21とが線路等によって接続されておらず、互いに切り離された状態をいう。また、電気的に分離しているとは、第1ベース板20と第2ベース板21との間において容量成分が生じていない状態をいう。
本実施形態では、第1ベース板20と、第2ベース板21とが分離しているので、メイン増幅素子10に電流が流れ、メイン増幅素子10の接地端子が接続される第1ベース板20の電位が変動したとしても、ピーク増幅素子11の接地端子が接続される第2ベース板21の電位に影響を及ぼすのを抑制することができる。この結果、メイン増幅素子10に電流が流れたとしても、ピーク増幅素子11のゲート電圧の変動や、これに伴うピーク増幅素子11の閾値電圧(ピーク増幅素子11のゲート−ソース間電圧における当該ピーク増幅素子11がオフからオンになるときの閾値電圧)の変動といった、ピーク増幅素子11に生じる特性の変動を抑制することができる。
樹脂部22の長辺部22aの端縁には、入力リード4a,4c及び出力リード4b,4dが配置されている。さらに、長辺部22aの端縁には、各リード4a,4b,4c,4dそれぞれに隣接して、ゲート電圧用の電源やドレイン電圧用の電源を接続するための電源用リード4j,4k,4l,4mが配置されている。
これら各リードは、銅や銅−モリブデン合金等により形成された部材であり、増幅素子10,11の各端子と外部の構成とを接続するための線路である。
樹脂部22は、第1ベース板20、第2ベース板21、及びリード4a,4b,4c,4d,4j,4k,4l,4mをモールドし、第1ベース板20、第2ベース板21、及びリード4a,4b,4c,4d,4j,4k,4l,4mとともに板状体18を構成している。
第1ベース板20、第2ベース板21、接地用リード4g,4h、及びリード4a,4b,4c,4d,4j,4k,4l,4mは、板状体18の一面(搭載面20a,21a側の面)及びその裏面において露出するように樹脂部22にモールドされている。
リード4a,4bは、ボンディングワイヤ(図示省略)によってメイン増幅素子10に接続される。また、リード4c,4dは、同じく、ボンディングワイヤによってピーク増幅素子11に接続される。
モールド樹脂19は、例えば、エポキシ系樹脂等の樹脂材料からなり、板状体18の一面に矩形状に形成され、メイン増幅素子10及びピーク増幅素子11を封止する。
モールド樹脂19は、板状体18の一面において露出した搭載面20a及び搭載面21aにメイン増幅素子10及びピーク増幅素子11が搭載された後、形成される。
このように、本実施形態のパッケージ12は、第1ベース板20、第2ベース板21、及びリード4a,4b,4c,4d,4j,4k,4l,4mを樹脂部22及びモールド樹脂19によってモールドすることによって構成されており、第1ベース板20、第2ベース板21、及びリード4a,4b,4c,4d,4j,4k,4l,4mをフレームとした、いわゆるリードフレーム構造を採用している。
これにより、分離した第1ベース板20と、第2ベース板21とを樹脂部22によって適切に保持することができる。
図3Aは、増幅器4が実装された回路基板7の一部を示す平面図であり、図3Bは、図3A中、B−B線矢視断面図である。
図3Bに示すように、回路基板7は、基板本体30と、グランドパターン31とを含む。基板本体30は、誘電体材料により板状に形成されており、実装面30aに増幅器4が実装されている。グランドパターン31は、銅箔等の導電材料からなり、裏面30bのほぼ全域に形成されている。
図3Aに示すように、回路基板7の実装面30aには、メイン増幅素子10の入力リード4aに接続される線路パターン35と、メイン増幅素子10の出力リード4bに接続される線路パターン36と、ピーク増幅素子11の入力リード4cに接続される線路パターン37と、ピーク増幅素子11の出力リード4dに接続される線路パターン38とが形成されている。
さらに、回路基板7の実装面30aには、第1ベース板20に接続される第1パターン40と、第2パターン41とが形成されている。
なお、図3Aでは省略しているが、電源用リード4j,4k,4l,4mに接続される電源用パターンも形成される。
これら、線路パターン35,36,37,38、第1パターン40、及び第2パターン41は、銅箔等の導電材料からなる。
増幅器4は、図3Aに示すように、線路パターン35,36,37,38、第1パターン40、及び第2パターン41の上に実装されている。
第1パターン40は、実装面30a上において、線路パターン35と、線路パターン36との間の領域に形成されており、第1ベース板20の裏面20cのほぼ全体に接触する。第1パターン40は、基板本体30を貫通して設けられた多数の第1ビア42によってグランドパターン31に接続されている。
第1パターン40は、第1ベース板20の裏面20cに接触することで第1ベース板20に電気的に接続される。よって、第1ベース板20は、第1パターン40及び第1ビア42を介してグランドパターン31に接続される。このように、第1パターン40には、第1ベース板20とグランドパターン31とが接続される。
これにより、メイン増幅素子10の接地端子は、第1ベース板20を介してグランドパターン31に接続され、接地される。
第2パターン41は、実装面30a上において、線路パターン37と、線路パターン38との間の領域に形成されており、第2ベース板21の裏面21cのほぼ全体に接触する。第2パターン41は、基板本体30を貫通して設けられた多数の第2ビア43によってグランドパターン31に接続されている。
第2パターン41は、第2ベース板21の裏面21cに接触することで第2ベース板21に電気的に接続される。よって、第2ベース板21は、第2パターン41及び第2ビア43を介してグランドパターン31に接続される。このように、第2パターン41には、第2ベース板21とグランドパターン31とが接続される。
これにより、ピーク増幅素子11の接地端子は、第2ベース板21を介してグランドパターン31に接続され、接地される。
また、第1パターン40の先端部40aは、第1ベース板20における連結部22b側の端縁に沿って形成されている。
さらに、第2パターン41の先端部41aは、第2ベース板21における連結部22b側の端縁に沿って形成されている。
よって、第1パターン40の先端部40aと、第2パターン41の先端部41aとは、連結部22bの幅寸法と同じ寸法だけ離れている。よって、第1パターン40と、第2パターン41とは分離して形成されている。
上記構成のドハティ増幅回路1によれば、第1ベース板20と、第2ベース板21とが分離しているので、上述のように、メイン増幅素子10に電流が流れたとしても、ピーク増幅素子11のゲート電圧の変動や、これに伴うピーク増幅素子11の閾値電圧の変動といった、ピーク増幅素子11に生じる特性の変動を抑制することができる。この結果、ドハティ増幅回路1としての効率低下を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、第1パターン40と、第2パターン41とが、分離しているので、第1ベース板20と、第2ベース板21とを、回路基板7の裏面30bのグランドパターン31まで、独立した経路で接地することができる。この結果、第1ベース板20の電位の変動による影響が第2ベース板21の電位に及ぶのをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、第1ベース板20と、第2ベース板21とが分離しているので、メイン増幅素子10及びピーク増幅素子11の動作によって生じるノイズ等がベース板を通じて相互に伝わるのを抑制することができる。
また、上記従来例のように、メイン増幅素子10とピーク増幅素子11とが1つのベース板に搭載される場合、メイン増幅素子10の方がピーク増幅素子11よりも動作時間が長いために、メイン増幅素子10の方が発熱量が大きく、メイン増幅素子10からピーク増幅素子11への熱伝導が顕著となる。このため、ピーク増幅素子11がオフからオンになるときの閾値電圧がメイン増幅素子10からの熱によって変動することが考えられる。
しかし、本実施形態では、第1ベース板20と、第2ベース板21とが分離しているので、メイン増幅素子10で生じた熱がベース板を介してピーク増幅素子11へ伝導するのを抑制することができる。この結果、メイン増幅素子10からの熱の影響によってピーク増幅素子11に生じる閾値電圧の変動といった特性の変動を抑制することができる。
〔第2実施形態について〕
図4Aは、第2実施形態に係る増幅器4の断面図であり、図4Bは、パッケージ12のモールド樹脂19を除いた状態の増幅器4の平面図である。
本実施形態の増幅器4は、メイン増幅素子10及びピーク増幅素子11に加え、ピーク増幅素子50を備えている点、及びパッケージ12の板状体18が、ピーク増幅素子50を搭載するための第3ベース板51を備えている点において第1実施形態と相違している。
第3ベース板51は、第1ベース板20及び第2ベース板21と同様、矩形板状の部材であり、銅や銅−モリブデン合金等により形成されている。パッケージ12内に収容されているピーク増幅素子50は、第3ベース板51の搭載面51aに搭載されている。
また、第3ベース板51において板状体18の短辺側の端縁に隣接している辺51bには、板状体18の短辺側の端縁へ向かって延びている接地用リード4iが形成されている。なお、本実施形態の第2ベース板21は、第1実施形態の第2ベース板21に設けられた接地用リード4hは設けられていない。
第3ベース板51は、回路基板7に実装された状態で接地される。
また、ピーク増幅素子50の裏面50aが、ピーク増幅素子50において接地される接地端子となっている。
裏面50aは、ピーク増幅素子50が第3ベース板51に搭載された状態で搭載面51aに接触しており、第3ベース板51に電気的に接続される。これにより、ピーク増幅素子50は、第3ベース板51を介して接地される。
樹脂部22は、第1ベース板20及び第2ベース板21に加え、第3ベース板51をモールドしている。第1ベース板20、第2ベース板21、及び第3ベース板51は、樹脂部22にモールドされることで、板状体18の長辺方向に沿って並んで配置された状態で保持される。
樹脂部22の長辺部22aの端縁には、メイン増幅素子10及びピーク増幅素子11に対応するリード4a,4b,4c,4dの他、ピーク増幅素子50に対応する入力リード4eや、出力リード4f、電源用リード4n,4oが配置されている。
このように、本実施形態の板状体18は、第1ベース板20、第2ベース板21、第3ベース板51、リード4a,4b,4c,4d,4e,4f,4j,4k,4l,4m,4n,4o、及びこれらをモールドする樹脂部22によって構成されている。
リード4e,4fは、他のリードと同様、ボンディングワイヤ(図示省略)によってピーク増幅素子50に接続される。
樹脂部22は、第1ベース板20と第2ベース板21との間に介在して長辺部22aを連結する連結部22bの他、第2ベース板21と第3ベース板51との間に介在して長辺部22aを連結する連結部22cを有している。
これにより、第3ベース板51は、第1ベース板20及び第2ベース板21に対して分離して配置されている。
これにより、メイン増幅素子10に電流が流れ、メイン増幅素子10の接地端子が接続される第1ベース板20の電位が変動したとしても、第3ベース板51の電位に影響を及ぼすのを抑制することができる。この結果、メイン増幅素子10に電流が流れたとしても、ピーク増幅素子50のゲート電圧の変動や、これに伴うピーク増幅素子50の閾値電圧の変動といった、ピーク増幅素子11に生じる特性の変動を抑制することができる。
なお、本実施形態では、1つのメイン増幅素子と、複数のピーク増幅素子とを備えた構成とした場合を例示したが、複数のメイン増幅素子と、1つのピーク増幅素子とを備えた構成としてもよいし、複数のメイン増幅素子と、複数のメイン増幅素子とを備えた構成としてもよい。
この場合においても、メイン増幅素子に電流が流れることによるピーク増幅素子に生じる特性の変動を抑制することができ、ドハティ増幅回路1の効率低下を抑制することができる。
〔その他〕
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
上記各実施形態では、モールド樹脂19によって、メイン増幅素子10及びピーク増幅素子11,50を封止した場合を例示したが、例えば、各増幅素子を金属製の外部カバーによって封止する構成を採るパッケージに対しても適用することができる。
また、上記各実施形態では、第1ベース板20、第2ベース板21、及び第3ベース板51が、接地用リード4g,4h,4iを有する場合を例示したが、各ベース板は、露出した裏面が回路基板7のパターンに接触することで接地されるので、接地用リード4g,4h,4iがない構成とすることができる。
また、上記各実施形態では、第1ベース板20と、第2ベース板21とが、物理的に分離するとともに、電気的にも分離している場合について例示したが、例えば、第1ベース板20と、第2ベース板21とが樹脂部22の連結部22bを介して物理的に分離してはいるが、第1ベース板20と、第2ベース板21との間隔が、比較的小さい場合、第1ベース板20と、第2ベース板21との間で容量成分が生じて電気的に接続された状態となり、所定のインピーダンスを有することがある。
このような場合、第1ベース板20と、第2ベース板21との間隔の設定や、連結部22bの素材の選定により、第1ベース板20と、第2ベース板21との間のインピーダンスが、第1ベース板20及び第2ベース板21のインピーダンスよりも高くなるように設定する。
これにより、メイン増幅素子10に電流が流れ、メイン増幅素子10の接地端子が接続される第1ベース板20の電位が変動したとしても、ピーク増幅素子11の接地端子が接続される第2ベース板21の電位に影響を及ぼすのを抑制することができる。この結果、ピーク増幅素子11に生じる特性の変動を抑制することができる。
また、上記各実施形態では、メイン増幅素子10と、ピーク増幅素子11とが1つのパッケージ12に収容された増幅器4をドハティ増幅回路1に用いた場合について例示した。しかし、複数の増幅素子が1つのパッケージに収容された増幅器であって複数の増幅素子の動作タイミングや出力が互いに異なる増幅器であれば、上記各実施形態で示した構成は適用可能である。
本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ドハティ増幅回路
2 入力端子
3 出力端子
4 増幅器
4a 入力リード
4b 出力リード
4c 入力リード
4d 出力リード
4e 入力リード
4f 出力リード
4g 接地用リード
4h 接地用リード
4i 接地用リード
4j 電源用リード
4k 電源用リード
4l 電源用リード
4m 電源用リード
4n 電源用リード
4o 電源用リード
5 分配器
6 合成器
7 回路基板
7a 実装面
10 メイン増幅素子
10a 裏面
11 ピーク増幅素子
11a 裏面
12 パッケージ
15 1/4波長線路
16 1/4波長線路
18 板状体
19 モールド樹脂
20 第1ベース板
20a 搭載面
20b 辺
20c 裏面
21 第2ベース板
21a 搭載面
21b 辺
21c 裏面
22 樹脂部
22a 長辺部
22b 連結部
22c 連結部
30 基板本体
30a 実装面
30b 裏面
31 グランドパターン
35,36,37,38 線路パターン
40 第1パターン
40a 先端部
41 第2パターン
41a 先端部
42 第1ビア
43 第2ビア
50 ピーク増幅素子
50a 裏面
51 第3ベース板
51a 搭載面
51b 辺

Claims (8)

  1. 第1増幅素子と、
    第2増幅素子と、
    前記第1増幅素子と前記第2増幅素子とを収容するパッケージと、
    を備え、
    前記パッケージは、
    前記第1増幅素子が搭載されるとともに、前記第1増幅素子の接地端子が接続される第1ベース板と、
    前記第2増幅素子が搭載されるとともに、前記第2増幅素子の接地端子が接続される第2ベース板と、を備え、
    前記第1ベース板と、前記第2ベース板とが、分離している
    増幅器。
  2. 前記パッケージは、前記第1ベース板、及び前記第2ベース板をモールドする樹脂部を含むリードフレーム構造とされている
    請求項1に記載の増幅器。
  3. 前記第1増幅素子及び前記第2増幅素子とともに前記パッケージに収容される第3増幅素子をさらに備え、
    前記パッケージは、
    前記第3増幅素子が搭載されるとともに、前記第3増幅素子の接地端子が接続され前記第3増幅素子を接地させる第3ベース板を備え、
    前記第3ベース板は、前記第1ベース板及び前記第2ベース板に対して分離している
    請求項1又は2に記載の増幅器。
  4. 前記第1増幅素子と前記第2増幅素子のうちの一方の増幅素子が、ドハティ増幅器のメイン増幅素子であり、他方の増幅素子が前記ドハティ増幅器のピーク増幅素子である
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の増幅器。
  5. 前記第1増幅素子と前記第2増幅素子のうちの一方の増幅素子が、ドハティ増幅器のメイン増幅素子であり、他方の増幅素子が前記ドハティ増幅器のピーク増幅素子であり、
    前記第3増幅素子が、前記ドハティ増幅器のメイン増幅素子又はピーク増幅素子のいずれかである請求項3に記載の増幅器。
  6. 第1増幅素子と、
    第2増幅素子と、
    前記第1増幅素子と前記第2増幅素子とを収容するパッケージと、
    を備え、
    前記パッケージは、
    前記第1増幅素子が搭載されるとともに、前記第1増幅素子の接地端子が接続される第1ベース板と、
    前記第2増幅素子が搭載されるとともに、前記第2増幅素子の接地端子が接続される第2ベース板と、を備え、
    前記第1ベース板と、前記第2ベース板との間が、前記第1ベース板及び前記第2ベース板よりも高いインピーダンスを有している
    増幅器。
  7. 増幅器と、前記増幅器が実装される基板と、を備えたドハティ増幅回路であって、
    前記増幅器は、
    メイン増幅素子と、
    ピーク増幅素子と、
    前記メイン増幅素子と前記ピーク増幅素子とを収容するパッケージと、
    を備え、
    前記パッケージは、
    前記メイン増幅素子が搭載されるとともに、前記基板のグランドパターンと前記メイン増幅素子の接地端子とが接続される第1ベース板と、
    前記ピーク増幅素子が搭載されるとともに、前記基板のグランドパターンと前記ピーク増幅素子の接地端子とが接続される第2ベース板と、を備え、
    前記第1ベース板と、前記第2ベース板とが、分離している
    ドハティ増幅回路。
  8. 前記グランドパターンは、前記基板において前記増幅器が実装される実装面に対する裏面に形成され、
    前記実装面には、前記第1ベース板と前記グランドパターンとが接続される第1パターンと、前記第2ベース板と前記グランドパターンとが接続される第2パターンと、が形成され、
    前記第1パターンと、前記第2パターンとは、分離している
    請求項7に記載のドハティ増幅回路。
JP2018061045A 2018-03-28 2018-03-28 増幅器及びドハティ増幅回路 Pending JP2019176281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018061045A JP2019176281A (ja) 2018-03-28 2018-03-28 増幅器及びドハティ増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018061045A JP2019176281A (ja) 2018-03-28 2018-03-28 増幅器及びドハティ増幅回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019176281A true JP2019176281A (ja) 2019-10-10

Family

ID=68167398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018061045A Pending JP2019176281A (ja) 2018-03-28 2018-03-28 増幅器及びドハティ増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019176281A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021107769A1 (en) * 2019-11-29 2021-06-03 Ampleon Netherlands B.V. Lead frame based molded radio frequency package

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008263077A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Sony Corp 半導体装置および電子装置
JP2009238937A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 New Japan Radio Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2015115960A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド 半導体デバイス及び製造方法
WO2016013047A1 (ja) * 2014-07-24 2016-01-28 日本電気株式会社 トランジスタパッケージ、それを備えた増幅回路、及び、トランジスタの構成方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008263077A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Sony Corp 半導体装置および電子装置
JP2009238937A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 New Japan Radio Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2015115960A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド 半導体デバイス及び製造方法
WO2016013047A1 (ja) * 2014-07-24 2016-01-28 日本電気株式会社 トランジスタパッケージ、それを備えた増幅回路、及び、トランジスタの構成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021107769A1 (en) * 2019-11-29 2021-06-03 Ampleon Netherlands B.V. Lead frame based molded radio frequency package

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7952434B2 (en) Semiconductor device
US10404226B2 (en) Power amplifier module
US9450547B2 (en) Semiconductor package having an isolation wall to reduce electromagnetic coupling
TW567662B (en) Electronic component and wireless communication system
US9673164B2 (en) Semiconductor package and system with an isolation structure to reduce electromagnetic coupling
JP2021106341A (ja) 高周波モジュールおよび通信装置
US10109594B2 (en) Semiconductor device with an isolation structure coupled to a cover of the semiconductor device
US9607953B1 (en) Semiconductor package with isolation wall
US9503030B2 (en) Radio frequency power amplifier
US11489551B2 (en) Radio-frequency module and communication device
JP3539549B2 (ja) 半導体装置
JP2006094557A (ja) 半導体素子及び高周波電力増幅装置並びに無線通信機
JP2019176281A (ja) 増幅器及びドハティ増幅回路
US20230231582A1 (en) Radio frequency module and communication device
US11031913B2 (en) Bias voltage connections in RF power amplifier packaging
US20230050988A1 (en) Radio frequency amplifier
JP5181424B2 (ja) 高出力増幅器
JP5800360B2 (ja) ドハティ増幅器
JP2016225636A (ja) 集積回路搭載装置および通信機モジュール
JP6996385B2 (ja) 増幅器
JP6419407B1 (ja) 半導体装置
US20230035978A1 (en) High-frequency module and communication device
JP2006324540A (ja) 半導体装置
CN117678156A (zh) 多尔蒂功率放大器
CN112737515A (zh) Doherty放大器装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200923

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220208