JP2019175738A - 外装一体型電線 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、たとえば、車両の車両デッキの下面等に設置される電線は、複数のプロテクタによって保護され、プロテクタ同士は互いの方向が相違したり、上下や左右方向で偏位したりするから、プロテクタ同士の間に前記ブロック状の樹脂が配置されることになる。そうすると、コルゲート状の樹脂はプロテクタから離れたり、プロテクタ内に侵入してもプロテクタに係合しなかったりするため、電線がインサート成形されているコルゲート状の樹脂とプロテクタとの位置関係が変動するおそれがあるという問題があった。
前記樹脂体係合部と前記外装材係合部とが係合すると共に、前記樹脂体係合部と前記外装材係合部とが係合した面が溶着していることを特徴とする。
また、前記樹脂体および前記外装材は何れも熱可逆性樹脂材料によって成形され、前記係合した面が超音波溶着されていることを特徴とする。
さらに、前記樹脂体は外周面に環条凹凸または螺旋条凹凸が形成された直線状であって、屈曲可能であることを特徴とする。
したがって、電線がインモード成形されている樹脂体を共通にして、いくつかの外装材に樹脂体を確実に固定することが可能になる。このとき、外装材と樹脂体とをテープ等によって固定する必用がなくなり、外装材の大きさの制約が少なくなる。
図1〜図4は本発明の実施の形態1に係る外装一体型電線を模式的に説明するものであって、図1の(a)は構成する部材の一部(樹脂体)を示す底面図、図1の(b)は構成する部材の一部(樹脂体)を示す側面図、図2は構成する部材の一部(外装材)を示す平面図、図3の(a)は外装一体型電線を示す平面図、図3の(b)は外装一体型電線を示す側面視の断面図、図4は構成する部材の一部(樹脂体)の変形例を示す側面図である。
図1の(a)および(b)において、電線1の長手方向の途中が熱可逆性樹脂材料からなる樹脂体10にインモード成形されている。このとき、電線1は、樹脂体10の引き出し面11a、11bから引き出され、引き出し面11a、11bに沿って凹凸状の樹脂体係合部12a、12bが形成されている。なお、引き出し面11aと引き出し面11bとは側面視において互いに平行で、底面視(平面視に同じ)において互いに垂直であるが、本発明はこれに限定するものではない。たとえば、側面視および底面視(平面視に同じ)において、互いに平行であっても、あるいは、特定の方向から見た際にハの字状で、延長した仮想面が互いに3次元的に傾斜(交差)してもよい。
なお、樹脂体係合部12aと樹脂体係合部12bとは同一形状であるが、相違する形状にしてもよい。また、樹脂体係合部12aおよび樹脂体係合部12bは、凹凸の溝状であるが、本発明はこれに限定するものではなく、突起あるいは穴であってもよい。
図2において、外装材20aは、電線1を保護するプロテクタとして機能するもので、たとえば、自動車の床下等に設置されるものである。外装材20aは熱可逆性樹脂材料によって形成された樋状(チャンネル状)であって、外装材20aの端部21aに凹凸の溝状の外装材係合部22aが形成されている。なお、外装材係合部22aは樹脂体係合部12aに係合可能になっている。
また、外装材20bは外装材20aと同様に、端部21bに凹凸の溝状の外装材係合部22bが形成されている(図3の(a)および(b)参照)。
図3の(a)および(b)において、外装一体型電線2は、電線1が樹脂体10にインサート成形されているから、電線1の姿勢が固定されている(以下「エリア1」と称す)。また、樹脂体係合部12aおよび樹脂体係合部12bが、それぞれ外装材係合部22aおよび外装材係合部22bに係合すると共にかかる係合した面が超音波溶着されている(以下「エリア2」と称す)。なお、係合した面の超音波溶着に代わる局所加熱手段によって、係合した面を溶着したり、溶着に代えて係合した面を接着剤によって接着したりしてもよい。
外装一体型電線2は以上の構成であるから、電線1と樹脂体10との位置関係が確実に固定され(エリア1)、樹脂体10と外装材20a、20bとの位置関係が確実に固定される(エリア2)。特に、樹脂体10と外装材20a、20bとが、凹凸状の係合部において係合する共に、係合した面が超音波溶着されているから、接続が強固になっている。したがって、樹脂体10と外装材20a、20bとの接続をテープ等を用いて補強する必要がない。
さらに樹脂体係合部12a、12bの形状および外装材係合部22a、22bの形状を共通にするだけで、バリエーションの多い電線(ワイヤハーネス)に対しても、また、いろいろな仕様の外装材(プロテクタ)に対しても、容易に且つ安価に対応することが可能になる。そうすると、たとえば単線で断面積が15平方ミリメートル以上の太い電線を使用している車両デッキ下に好適に配置される。
図4において、外装一体型電線3は、電線1が樹脂体10内において屈曲されることなく直線であって、引き出し面11aと引き出し面11bとは平行である。そして、樹脂体10が蛇腹形状に形成されている。このため、樹脂体10は屈曲可能であるから、電線1の引き出し面11aから引き出された部分と引き出し面11bから引き出された部分とを、互いに平行のまま容易に偏位させたり、互いの方向を容易に相違させたりすることができる。このとき、電線1は樹脂体10にインサート成形されているから、電線1と樹脂体10との位置関係が確実に固定されている(エリア1)。また、前記と同様に樹脂体10は外装材20に強固に固定される(エリア2)。
なお、以上は、電線1が樹脂体10内において分岐されないため、樹脂体10が電線1を引き出すための2面(引き出し面11a、11b)を具備しているが、本発明はこれに限定するものではなく、電線1を樹脂体10内で分岐し、3以上の引き出すための面を設け、その面にそって樹脂体係合部を設けてもよい(図示しない)。
2 :外装一体型電線
3 :外装一体型電線
10 :樹脂体
11a:引き出し面
11b:引き出し面
12a:樹脂体係合部
12b:樹脂体係合部
20a:外装材
20b:外装材
21a:端部
21b:端部
22a:外装材係合部
22b:外装材係合部
Claims (3)
- 電線と、前記電線の長手方向の途中がインモード成形され、前記電線が引き出された面に沿って樹脂体係合部が形成された樹脂体と、前記電線の一部を収納すると共に、端部に外装材係合部が形成された外装材とを有し、
前記樹脂体係合部と前記外装材係合部とが係合すると共に、前記樹脂体係合部と前記外装材係合部とが係合した面が溶着していることを特徴とする外装一体型電線。 - 前記樹脂体および前記外装材は何れも熱可逆性樹脂材料によって成形され、前記係合した面が超音波溶着されていることを特徴とする請求項1記載の外装一体型電線。
- 前記樹脂体は外周面に環条凹凸または螺旋条凹凸が形成された直線状であって、屈曲可能であることを特徴とする請求項1または2記載の外装一体型電線。
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JP2018063970A JP7013091B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 外装一体型電線 |
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JP2018063970A JP7013091B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 外装一体型電線 |
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JP2011239619A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス用の分岐保持具 |
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- 2018-03-29 JP JP2018063970A patent/JP7013091B2/ja active Active
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