JP2019174701A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた取り扱い性を有する画像形成装置を提供する。【解決手段】この画像形成装置は、画像形成部と、駆動部と、操作部とを備えたものである。画像形成部は、1以上の画像形成ユニットを有するものである。駆動部は、駆動力を発生するものである。操作部は、第1の操作と第2の操作とを選択的に行うものである。第1の操作は、駆動力が1以上の画像形成ユニットへ伝達される、1以上の画像形成ユニットと駆動部との連結状態から、駆動部から1以上の画像形成ユニットへの駆動力の伝達が遮断される、1以上の画像形成ユニットと駆動部との解除状態への移行を行う操作である。第2の操作の際には、上記解除状態が維持される。【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置に関する。
これまでに、現像ローラと、その現像ローラを駆動する駆動力を形成する駆動部との連結および連結解除を行う連結機構を備えた画像形成装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−73221号公報
ところで、このような画像形成装置は、例えば現像ローラを含む画像形成ユニットの交換作業などを円滑に行うことのできる構造を有することが望ましい。
したがって、優れた取り扱い性を有する画像形成装置を提供することが望まれる。
本発明の一実施形態としての画像形成装置は、画像形成部と、駆動部と、操作部とを備えたものである。画像形成部は、1以上の画像形成ユニットを有するものである。駆動部は、駆動力を発生するものである。操作部は、第1の操作と第2の操作とを選択的に行うものである。ここで、第1の操作により、駆動力が1以上の画像形成ユニットへ伝達される、1以上の画像形成ユニットと駆動部との連結状態から、駆動部から1以上の画像形成ユニットへの駆動力の伝達が遮断される、1以上の画像形成ユニットと駆動部との解除状態への移行がなされる。第2の操作の際には、解除状態が維持される。
本発明の一実施形態としての画像形成装置では、操作部としての開閉部材の開操作(第1の操作)がなされると、駆動部および1以上の画像形成ユニットが、連結状態から解除状態へ移行するようになっている。一方、開閉部材の閉操作(第2の操作)がなされても、解除状態が維持されるようになっている。したがって、本体の電源が切断されていたとしても、画像形成ユニットがどのような位置にあるかに関わらず、開閉部材の開動作が一旦なされると、駆動部と画像形成ユニットとの連結は解除された状態となる。よって、画像形成ユニットの交換作業等が円滑に実施可能となる。
本発明の一実施形態としての画像形成装置によれば、優れた取り扱い性を有する。なお、本発明の効果はこれに限定されるものではなく、以下に記載のいずれの効果であってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成例を表す模式図である。 図1に示した筐体のサイドプレートの構成例を表す斜視図である。 図1に示した筐体のサイドプレートの構成例を表す他の斜視図である。 図1に示した画像形成装置に搭載された画像形成ユニットの構成例を表す模式図である。 図1に示した画像形成装置の制御機構の構成例を模式的に表すブロック図である。 カラー印刷モードにおける、筐体のサイドプレートと画像形成ユニットとの当接部近傍を拡大して表す斜視図である。 モノクロ印刷モードにおける、筐体のサイドプレートと画像形成ユニットとの当接部近傍を拡大して表す斜視図である。 図1に示した画像形成装置における可動部の全体構成例を表す正面図である。 図6に示した可動部の要部を拡大して表す斜視図である。 図6に示した動力伝達部と可動部との位置関係を表す断面模式図である。 図8に示したモードIに対応する動力伝達部の要部を拡大して表す拡大斜視図である。 図8に示したモードIIに対応する動力伝達部の要部を拡大して表す拡大斜視図である。 図8に示したモードIIIに対応する動力伝達部の要部を拡大して表す拡大斜視図である。 図8に示したモードIIにおける、サイドプレート、動力伝達部および可動部の全体構成例を表す正面図である。 図8に示したモードIIIにおける、サイドプレート、動力伝達部および可動部の全体構成例を表す正面図である。 図1に示した画像形成装置の一動作例を表すフローチャートである。 図11Aに続く画像形成装置の一動作例を表すフローチャートである。 図11Bに続く画像形成装置の一動作例を表すフローチャートである。 図1に示した画像形成装置の他の一動作例を表すフローチャートである。 図12Aに続く画像形成装置の他の一動作例を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置における動力伝達部と可動部との位置関係を表す断面模式図である。 図13に示した画像形成装置におけるフロントカバーとスライダとの位置関係を表す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明は本発明の一具体例であって、本発明は以下の態様に限定されるものではない。また、本発明は、各図に示す各構成要素の配置や寸法、寸法比などについても、それらに限定されるものではない。説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
黒色の画像形成ユニット用のスライダとカラーの画像形成ユニット用のスライダとが別体で設けられた連結部を有する画像形成装置の例。
2.第2の実施の形態
黒色の画像形成ユニット用のスライダとカラーの画像形成ユニット用のスライダとが一体で設けられた連結部を有する画像形成装置の例。
3.変形例
<1.第1の実施の形態>
[1.1 画像形成装置100の構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置100の全体構成例を表す模式図である。画像形成装置100は、図1に示したように、筐体10の内部に、媒体供給部1、搬送部2、画像形成部3、転写部4、定着部5および排出部6を備えている。画像形成装置100は、例えば用紙などの媒体(印刷媒体、転写材ともいう。)PMに対して画像(例えばカラー画像)を形成する、電子写真方式のプリンタであり、本発明の「画像形成装置」の一具体例に対応する。なお、図1に示した画像形成装置100の全体の形状や寸法、あるいは画像形成装置100に含まれる各構成要素の形状、寸法および配置位置などは例示であって、本発明の「画像形成装置」はこれに限定されるものではない。また、図1に示した画像形成装置100に含まれる各構成要素の形状、寸法および配置位置などは、図2以降に示した各構成要素の形状、寸法および配置位置などと一致しない場合がある。
図2Aおよび図2Bは、いずれも、図1に示した筐体10の一部、およびその近傍の構成例を表す斜視図である。図2Aおよび図2Bに示したように、筐体10は、互いに対向するように立設したサイドプレート10Lおよびサイドプレート10Rを有している。媒体供給部1、搬送部2、画像形成部3、転写部4、定着部5および排出部6は、いずれも、サイドプレート10Lとサイドプレート10Rとの間に挟まれるように配置される。図2Aおよび図2Bに示したように、サイドプレート10Lおよびサイドプレート10Rには、それぞれ、リフター81Lおよびリフター81Rが設けられている。なお、以下の説明では、リフター81Lおよびリフター81Rを総称してリフター81と記載することがある。また、サイドプレート10Rには、動力伝達部60および可動部70が設けられている。さらに、サイドプレート10Rの、サイドプレート10Lと対向する面には、動力伝達部60および可動部70を覆うカバー12が設けられ、サイドプレート10Rの、サイドプレート10Lと反対側の面には、動力伝達部60および可動部70を覆うカバー13が設けられている。さらに、リフター81Rの下方には、リフター81Rのギヤ部85(後出)と噛み合うギヤG2(R)、このギヤG2(R)と噛み合うギヤG3、および給紙モータ52が設けられている。一方、リフター81Lの下方には、リフター81Lのギヤ部と噛み合うギヤG2(L)、このギヤG2(L)と噛み合うギヤG1、ベルト駆動モータ55および第2クラッチ54が設けられている。さらに、ギヤG3を一端に保持すると共にギヤG1を他端に保持しつつ、それらギヤG3およびギヤG1と一体に回転するシャフトSが設けられている。なお、動力伝達部60、可動部70、リフター81Lおよびリフター81Rについては後に詳述する。
本明細書では、媒体PMが搬送される通路を搬送路PL(図1)という。搬送路PLにおいて、任意の構成要素から見て媒体供給部1へ向かう方向または媒体供給部1により近い位置を上流という。搬送路PLにおいて、任意の構成要素から見て媒体供給部1へ向かう方向とは反対の方向または媒体供給部1からより離れた位置を下流という。搬送路PLにおいて、媒体PMが進行する方向(つまり、上流から下流に向かう方向)を搬送方向という。搬送路PLを搬送される媒体PMと平行な方向であって、かつ、搬送方向と直交する方向(例えば、図1のX軸方向)を幅方向という。搬送方向における寸法を長さと呼び、幅方向における寸法を幅と呼ぶ。
(媒体供給部1)
媒体供給部1は、媒体PMを1枚ずつ搬送部2へ供給するものである。媒体供給部1は、例えば、媒体PMを収容する収容トレイ1Aと、給紙ローラ1Bと、搬送ローラ1Cとを有する。収容トレイ1Aには、複数の媒体PMが積層された状態で収容される。収容トレイ1Aは、例えば、画像形成装置100の下部に着脱自在に装着されている。給紙ローラ1Bおよび搬送ローラ1Cは、収容トレイ1Aに収容された媒体PMを搬送部2へ至る搬送路PLへ順次繰り出すように機能する。給紙ローラ1Bおよび搬送ローラ1Cは、媒体PMが下流の搬送部2へ向けて繰り出される向きに回転動作するようになっている。給紙ローラ1Bは、制御部20(後出)の制御に基づいて駆動する駆動部50(後出)の給紙モータ52(後出)からの駆動力を受けて回転する。給紙ローラ1Bは、最上層の媒体PMの上面に接し得る位置に配置されている。搬送ローラ1Cは、給紙ローラ1Bの下流に配置されている。
(搬送部2)
搬送部2は、媒体供給部1からの媒体PMを、斜行規制しつつ転写部4へ搬送するものである。搬送部2は、例えば、2組の搬送ローラ対2A,2Bを有する。
(画像形成部3)
画像形成部3は、搬送部2から搬送されてきた媒体PMにトナー像を形成するものである(後出の図2参照)。画像形成部3は、例えば、図1に示したように、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kを有する。画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kは、それぞれ対応する各色のトナーTN(後出の図2参照)、すなわち、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーおよびブラックトナーを用いて、各色のトナー像(画像)を形成するものである。画像形成部3においては、例えば、搬送方向に沿って、上流から下流へ向けて画像形成ユニット30Y、画像形成ユニット30M、画像形成ユニット30C、画像形成ユニット30Kがこの順に配置されている。なお、本明細書では、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kを区別しない場合は包括的に画像形成ユニット30と記載する。ここで、画像形成ユニット30が本発明の「1以上の画像形成ユニット」の一具体例に対応する。なお、画像形成ユニット30の詳細の構造については後述する。
(転写部4)
転写部4は、転写ベルトユニットとも呼ばれるものである。転写部4は、転写ベルト4Aと、この転写ベルト4Aを駆動する駆動ローラ4Bと、この駆動ローラ4Bに従動するアイドルローラ4Cと、転写ベルト4Aを挟んで感光体ドラム33(後出)と対向して配置された転写ローラ4Dとを有する。駆動ローラ4Bおよびアイドルローラ4Cは、それぞれ、幅方向(X軸方向)に延在する回転軸部を中心として回転可能な略円柱状の部材である。転写部4は、搬送部2から搬送される媒体PMを搬送方向に沿って搬送するとともに、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kにおいて各々形成されるトナー像を、媒体PMの表面に順次転写する機構である。
転写ベルト4Aは、例えば、ポリイミド樹脂などの樹脂材料からなる無端の弾性ベルトである。転写ベルト4Aは、駆動ローラ4Bおよびアイドルローラ4Cによって張設(張架)されている。駆動ローラ4Bは、制御部20の制御により、駆動部50のベルト駆動モータ55(後出)からの駆動力を受け、媒体PMが搬送方向に搬送される向きに回転駆動され、転写ベルト4Aを循環回転させるものである。駆動ローラ4Bは、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kよりも上流側に配置されている。アイドルローラ4Cは、付勢部材による付勢力により、転写ベルト4Aに負荷される張力を調整するものである。アイドルローラ4Cは、駆動ローラ4Bと同方向へ回転するようになっており、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kよりも下流側に配置されている。
転写ローラ4Dは、感光体ドラム33と逆方向に回転することで媒体PMを搬送方向Fに沿って搬送しつつ、各画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kで形成されたトナー像を媒体PM上に静電的に転写するための部材である。転写ローラ4Dは、例えば、金属シャフトと、その外周面(表面)を覆う発泡性の半導電性弾性ゴム材により構成されている。
(定着部5)
定着部5は、転写部4を通過した媒体PM上に転写されたトナー像に対し熱および圧力を付与することで、そのトナー像を媒体PM上に定着させるための部材である。定着部5は、例えば、上部ローラ5Aと下部ローラ5Bとを含んで構成されている。
上部ローラ5Aおよび下部ローラ5Bのうちの少なくとも一方は、その内部に、ハロゲンランプ等の加熱ヒータである熱源を含んで構成されており、媒体PM上のトナー像に対して熱を付与する加熱ローラとして機能する。上部ローラ5Aは、制御部20の制御により、駆動部50の定着モータ56(後出)からの駆動力を受け、媒体PMが搬送方向に搬送される向きに回転動作するようになっている。上部ローラ5Aおよび下部ローラ5Bの少なくとも一方に設けられた熱源は、バイアス電圧の供給を受け、上部ローラ5Aおよび下部ローラ5Bの各表面温度を制御するようになっている。下部ローラ5Bは、上部ローラ5Aとの間に圧接部が形成されるように上部ローラ5Aと対向して配置されており、媒体PM上のトナー像に対して圧力を付与する加圧ローラとして機能する。下部ローラ5Bは、弾性体材料からなる表面層を有するとよい。
(排出部6)
排出部6は、定着部5によってトナー像が定着された媒体PMを外部に排出するものである。排出部6は、例えば、2組の搬送ローラ対6A,6Bを有する。搬送ローラ対6A,6Bは、搬送路PLを介して媒体PMを外部に排出し、外部のスタッカ10Aにストックさせるようになっている。搬送ローラ対6A,6Bは、媒体PMが搬送方向に搬送される向きに回転動作するようになっている。
[1.2 画像形成ユニット30の構成]
図3は、本発明の一実施の形態に係る画像形成ユニット30の概略構成例を表す模式図である。図3に示したように、画像形成ユニット30は、トナーカートリッジ31と、画像形成カートリッジ32とを有している。
トナーカートリッジ31は、図3に示したように、その内部に所定の色のトナーTNが収容される容器である。画像形成カートリッジ32は、トナーカートリッジ31から供給されるトナーTNを用いて画像形成を行うものである。トナーTNは、例えば、ポリエステル樹脂などの結着樹脂と、内部添加剤としての帯電制御剤、離型剤および着色剤と、例えばシリカや酸化チタンなどの外部添加剤とを含む非磁性材料により構成されるものである。このうち、着色剤の色を適宜選択することにより、画像形成ユニット30が形成するトナー像の色を変更することができる。
画像形成カートリッジ32は、図3に示したように、その内部に、感光体ドラム33、帯電ローラ34、現像ローラ35、供給ローラ36、トナー規制ブレード37およびクリーニングブレード38などが設けられたものである。
感光体ドラム33は、静電潜像を担持可能な感光体(例えば有機系感光体)が表面を覆う円柱状の部材である。具体的には、感光体ドラム33は、導電性支持体と、その外周面を覆う感光層(光導電層ともいう。)33Sとを有する。導電性支持体は、例えば、アルミニウムからなる金属パイプにより構成されている。感光層33Sは、例えば、電荷発生層および電荷輸送層を順に積層した構造を有する。感光体ドラム33は、制御部20の制御により、駆動部50のイメージドラムモータ(以下、IDモータという。)53(後出)からの駆動力を受け、媒体PMが搬送方向に搬送される向き、すなわち回転方向Y33へ所定の周速度で回転するようになっている。
帯電ローラ34は、感光体ドラム33の感光層33Sを帯電させる帯電部材であり、感光体ドラム33の感光層33Sに接するように配置されている。帯電ローラ34は、例えば、金属シャフトと、その外周面を覆う半導電性ゴム層、例えば半導電性エピクロロヒドリンゴム層とを有している。帯電ローラ34は、制御部20の制御により、駆動部50のIDモータ53からの駆動力を受け、例えば感光体ドラム33の回転方向Y33と反対の回転方向Y34へ回転するようになっている。
現像ローラ35は、静電潜像を現像するトナーTNを表面に担持する部材であり、感光体ドラム33の感光層33Sに当接するように配置されている。現像ローラ35は、例えば、金属シャフトと、その外周面を覆う半導電性ウレタンゴム層とを有している。現像ローラ35は、制御部20の制御により、駆動部50のIDモータ53からの駆動力を受け、感光体ドラム33の回転方向Y33とは逆の回転方向Y35へ所定の周速度で回転するようになっている。
供給ローラ36は、現像ローラ35に対してトナーTNを供給するための供給部材であり、現像ローラ35の表面に接するように配置されている。供給ローラ36は、例えば、金属シャフトと、その外周面を覆う発泡性のシリコーンゴム層とを有している。供給ローラ36は、制御部20の制御により、駆動部50のIDモータ53からの駆動力を受け、現像ローラ35の回転方向Y35とは逆の回転方向Y36へ回転するようになっている。
トナー規制ブレード37は、回転する現像ローラ35の表面に、トナーTNからなる層(トナー層)を形成すると共に、そのトナー層の厚さおよび付着量を規制するものである。トナー規制ブレード37は、例えばステンレス鋼などからなる板状弾性部材(板ばね)であり、この板状弾性部材の先端近傍における折り曲げ部が現像ローラ35の表面に僅かに当接するように配置されている。
クリーニングブレード38は、感光体ドラム33の感光層33Sの表面に残留したトナーTNを掻き取るものである。クリーニングブレード38は、例えば、可撓性のゴム材またはプラスチック材からなる。
画像形成カートリッジ32の外側には、露光装置39が感光体ドラム33に対して露光可能に設けられている。露光装置39は、例えばLED(Light Emitting Diode)などを含む露光ヘッドを有している。露光装置39は、感光体ドラム33の感光層33Sを露光することにより、感光体ドラム33の感光層33Sに静電潜像を形成するものである。露光装置39は1つの感光体ドラム33に対し、幅方向に並ぶ複数個の発光部を有する。各発光部は、例えば、照射光を発するLEDなどの光源と、その照射光を感光層33Sの表面に結像させるレンズアレイとを含んで構成されている。
[1.3 画像形成装置100の制御機構]
次に、主に図4を参照して、画像形成装置100の制御機構について説明する。図4は、図1に示した画像形成装置100の制御機構の一例を表すブロック図である。画像形成装置100は、その制御機構として、図4に示したように、制御部20、インターフェイス部21、コマンド/画像処理部22、センサ群23、第1スライダ位置検出部24、リフター位置検出部25およびフロントカバー位置検出部26を備えている。インターフェイス部21は、外部のコンピュータなどから印刷データや制御コマンドを受信し、コマンド/画像処理部22へ送信するものである。コマンド/画像処理部22は、インターフェイス部21からの印刷データや制御コマンドを受信し、画像処理を行い、制御部20へ送信するものである。センサ群23は、例えば色ずれセンサ23A、濃度センサ23Bおよび環境センサ23Cを有し、それぞれ、検出した情報を制御部20へ送信するものである。第1スライダ位置検出部24は、後述する第1スライダ71の位置を検出し、検出情報を制御部20へ送信するものである。リフター位置検出部25は、後述するリフター81の位置を検出し、検出情報を制御部20へ送信するものである。さらに、フロントカバー位置検出部26は、後述するフロントカバー11の位置を検出し、検出情報を制御部20へ送信するものである。第1スライダ位置検出部24、リフター位置検出部25およびフロントカバー位置検出部26は、例えば光学式センサやタッチセンサなどである。
画像形成装置100は、さらに、駆動部50、動力伝達部60、可動部70およびリフター81を備えている。制御部20は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、およびCPU(Central Processing Unit)などを有している。制御部20は、センサ群23からの情報に加え、第1スライダ位置検出部24、リフター位置検出部25およびフロントカバー位置検出部26などからの情報に基づき、駆動部50の動作制御を統括するものである。
(駆動部50)
駆動部50は、第1クラッチ51と、給紙モータ52と、IDモータ53と、第2クラッチ54と、ベルト駆動モータ55と、定着モータ56とを有している。第1クラッチ51は、給紙モータ52と第1スライダ71とを繋ぐ動力伝達経路を形成する部材である。給紙モータ52は、制御部20の制御に基づき搬送部2の給紙ローラ1Bを回転させる駆動源である。給紙モータ52は、さらに、制御部20の制御に基づき、第1クラッチ51により可動部70における第1スライダ71(後出)と連結され、第1スライダ71をスライドさせる駆動源としても機能する。IDモータ53は、動力伝達部60を介して画像形成ユニット30における感光体ドラム33および現像ローラ35を回転させる駆動源である。第2クラッチ54は、ベルト駆動モータ55とリフター81とを繋ぐ動力伝達経路を形成する部材である。ベルト駆動モータ55は、制御部20の制御に基づき転写部4の駆動ローラ4B(転写ベルト4A)を回転させる駆動源である。ベルト駆動モータ55は、さらに、制御部20の制御に基づき、第2クラッチ54によりリフター81と連結され、リフター81をスライドさせる駆動源としても機能する。定着モータ56は、制御部20の制御に基づき定着部5の上部ローラ5Aを回転させる駆動源である。
なお、駆動部50は、本発明の「駆動部」に対応する一具体例である。
(動力伝達部60)
動力伝達部60は、ドラム駆動カプラ61と、現像駆動カプラ62とを有している。ドラム駆動カプラ61は、IDモータ53および感光体ドラム33の双方と結合し、IDモータ53と感光体ドラム33との連結状態を形成するものである。IDモータ53と感光体ドラム33との連結状態において、IDモータ53の駆動力が感光体ドラム33へ伝達可能となる。一方、ドラム駆動カプラ61は、IDモータ53および感光体ドラム33のうちの少なくとも一方から離脱することで、IDモータ53と感光体ドラム33との解除状態を形成する。IDモータ53と感光体ドラム33との解除状態において、IDモータ53から感光体ドラム33への駆動力の伝達は遮断されることとなる。現像駆動カプラ62は、IDモータ53および現像ローラ35の双方と結合し、IDモータ53と現像ローラ35との連結状態を形成するものである。IDモータ53と現像ローラ35との連結状態において、IDモータ53の駆動力が現像ローラ35へ伝達可能となる。一方、現像駆動カプラ62は、IDモータ53および現像ローラ35のうちの少なくとも一方から離脱することで、IDモータ53と現像ローラ35との解除状態を形成する。IDモータ53と現像ローラ35との解除状態において、IDモータ53から現像ローラ35への駆動力の伝達は遮断されることとなる。
[1.4 リフター81の詳細の構成]
先に述べたように、サイドプレート10Lにはリフター81Lが設けられ、サイドプレート10Rにはリフター81Rが設けられている(図2Aおよび図2B)。リフター81Lおよびリフター81Rは、画像形成部3のうちの画像形成ユニット30Y,30M,30Cを、その両端において下方から支持する部材であり、各々の長手方向である矢印Y81の方向へ可逆的にスライド可能に設けられている。リフター81Lおよびリフター81Rは、矢印Y81の方向にスライドすることにより、画像形成ユニット30Y,30M,30Cの上方への変位もしくは下方への変位を行うことができる。図5Aおよび図5Bは、いずれも、リフター81Rおよびその近傍を拡大して表す斜視図である。図5Aおよび図5Bに示したように、リフター81Rの上端は、画像形成ユニット30Yの下部に位置する当接部301Y、画像形成ユニット30Mの下部に位置する当接部301M、および画像形成ユニット30Cの下部に位置する当接部301Cと当接し、画像形成ユニット30Y,30M,30Cを支持している。リフター81Lについても、画像形成ユニット30Y,30M,30Cにおけるリフター81Rと反対側の端部において、リフター81Rと同様に、画像形成ユニット30Y,30M,30Cを支持している。但し、図5Aは、カラー印刷モードにおける画像形成ユニット30Y,30M,30Cとリフター81Rとの位置関係を表し、図5Bは、モノクロ印刷モードにおける画像形成ユニット30Y,30M,30Cとリフター81Rとの位置関係を表している。
ここでは、リフター81Lとリフター81Rとは、各々の形状、大きさおよび配置位置に関し線対称の関係にあるものとし、図5Aおよび図5Bを参照しつつ、リフター81Rの説明を行う。リフター81Rは、図5Aおよび図5Bに示したように、画像形成ユニット30Yと、画像形成ユニット30Mと、画像形成ユニット30Cとが順に並ぶ方向に沿って延在する部材である。リフター81Rには、画像形成ユニット30Yへ向けて突出する凸部82Yと、画像形成ユニット30Mへ向けて突出する凸部82Mと、画像形成ユニット30Cへ向けて突出する凸部82Cとが設けられている。また、リフター81Rには、凸部82Yと凸部82Mとの間に位置する凹部83Yと、凸部82Mと凸部82Cとの間に位置する凹部83Mと、凸部82Cから見て凹部83Mと反対側に位置する凹部83Cとがさらに設けられている。凸部82Yと凹部83Yとの間には斜面84Yがあり、凸部82Mと凹部83Mとの間には斜面84Mがあり、凸部82Cと凹部83Cとの間には斜面84Cがある。さらに、リフター81Rの下方には、ギヤG2のギヤ部と噛合うギヤ部85が設けられている。リフター81Rは、ギヤG2が例えば+YG2方向へ回転することにより+Y81方向へ直進し、ギヤG2が−YG2方向へ回転することにより−Y81方向へ直進するようになっている。したがって、この画像形成装置100では、ギヤG2の回転動作に伴い、図5Aのカラー印刷モードに対応した位置からリフター81Rが+Y81方向へ直進することで図5Bのモノクロ印刷モードに切り替わる。反対に、ギヤG2の回転動作に伴い、図5Bのモノクロ印刷モードに対応した位置から、リフター81Rが−Y81方向へ直進することで図5Aのカラー印刷モードに切り替わる。
図5Aのカラー印刷モードにおいては、当接部301Y,301M,301Cがそれぞれ凹部83Y,83M,83Cの上端面と当接する。すなわち、カラー印刷モードにおいては、画像形成ユニット30Y,30M,30Cは下方にシフトすることで、転写ベルト4Aを介して転写ローラ4Dと近接した状態となる。一方、図5Bのモノクロ印刷モードにおいては、当接部301Y,301M,301Cがそれぞれ凸部82Y,82M,82Cの上端面と当接する。すなわち、モノクロ印刷モードにおいては、画像形成ユニット30Y,30M,30Cは上方にシフトすることで、転写ベルト4Aおよび転写ローラ4Dから離間した状態となる。カラー印刷モードからモノクロ印刷モードへの移行の際には、当接部301Yが凸部82Yと当接した状態から斜面84Yを経由して凹部83Yと当接することとなり、当接部301Mが凸部82Mと当接した状態から斜面84Mを経由して凹部83Mと当接することとなり、当接部301Cが凸部82Cと当接した状態から斜面84Cを経由して凹部83Cと当接することとなる。一方、モノクロ印刷モードからカラー印刷モードへの移行の際には、逆の経路を辿るようになっている。
[1.5 動力伝達部60および可動部70の詳細の構成]
次に、動力伝達部60および可動部70の詳細の構成について説明する。図6は、図1に示した画像形成装置100における動力伝達部60および可動部70の全体構成例を表す正面図である。なお、図6では、動力伝達部60および可動部70の視認性を高めるため、図2Bに示したカバー13を省略している。
図6に示したように、筐体10の一部には、本発明の「開閉部材」に対応する一具体例としてのフロントカバー11が設けられている。フロントカバー11は、筐体10の内部と筐体10の外部とを連通させる本発明の「第1の操作」としての開操作と、筐体10の内部と筐体10の外部とを遮断させる本発明の「第2の操作」としての閉操作をユーザが選択的に行うことができるものである。開操作とは、図6においてフロントカバー11が、実線で示された閉位置、すなわち筐体10の内部と筐体10の外部とを遮断する位置から、破線で示された開位置、すなわち筐体10の内部と筐体10の外部とを連通させる位置へ変位する操作である。一方、閉操作とは、図6においてフロントカバー11が、破線で示された開位置から実線で示された閉位置へ変位する操作である。さらに、筐体10には、可動部70における第2スライダ72の一部と連結された連結部材14と、その連結部材14とフロントカバー11とを繋ぐ引き出し部材15とが設けられている。連結部材14は、第2スライダ72に設けられた突起部724と係合する凹部141を有している。これらのフロントカバー11、連結部材14および引き出し部材15に加え、第2スライダ72を合わせたものが本発明の「操作部」の一具体例に対応する。また、凹部141が本発明の「操作係合部」に対応する一具体例である。さらに、突起部724が本発明の「スライダ係合部」に対応する一具体例である。
さらに、筐体10のサイドプレート10Rには、第1クラッチ51、給紙モータ52、IDモータ53、ギヤG4およびギヤG5が設けられている。給紙モータ52により発生する駆動力は、第1クラッチ51と、ギヤG4と、ギヤG5とを順に経由して可動部70の第1スライダ71(後出)へ供給されるようになっている。
図6に示したように、動力伝達部60は、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各感光体ドラム33に対応するドラム駆動カプラ61Y,61M,61C,61Kと、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各現像ローラ35に対応する現像駆動カプラ62Y,62M,62C,62Kとを有している。以下では、ドラム駆動カプラ61Y,61M,61C,61Kを総称してドラム駆動カプラ61と記載し、現像駆動カプラ62Y,62M,62C,62Kを総称して現像駆動カプラ62と記載する場合がある。ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62は、それぞれ、本発明の「カプラ」に対応する一具体例である。
図6に示したように、可動部70は、第1スライダ71と、第2スライダ72とを有している。
第1スライダ71は、ドラム駆動カプラ61Y,61M,61Cがそれぞれ挿通される開口711Y,711M,711Cと、現像駆動カプラ62Y,62M,62Cがそれぞれ挿通される開口712Y,712M,712Cとが設けられた平板部710を有している。第1スライダ71は、さらに、当接部713とギヤ部714とを有している。当接部713は本発明の「第1の当接部」に対応する一具体例である。ギヤ部714は、ギヤG5の歯と噛み合うように設けられている。ギヤG5の回転動作に応じて第1スライダ71は、その長手方向Y70に沿って矢印で示した+Y70方向もしくは−Y70方向へ移動するようになっている。なお、図6に示した第1スライダ71の位置は最も−Y70方向へ移動した位置であり、カラー印刷モードに対応した位置(カラー印刷位置)である。
第2スライダ72は、画像形成ユニット30Kに対応するドラム駆動カプラ61Kが挿通される開口721と、画像形成ユニット30Kに対応する現像駆動カプラ62Kが挿通される開口722とが設けられた平板部720を有している。第2スライダ72は、さらに、第1スライダ71の当接部713と当接可能に設けられた当接部723と、連結部材14における凹部141と係合する突起部724とを有している。
ここで、当接部723は本発明の「第2の当接部」に対応する一具体例であり、突起部724は本発明の「スライダ係合部」に対応する一具体例である。
図7は、第1スライダ71および第2スライダ72の要部を拡大して表す斜視図である。図6および図7に示したように、第1スライダ71の平板部710には、複数のガイド壁73および複数のガイド壁74が設けられている。ガイド壁73は、開口711Y,711M,711Cの各々の周縁に沿ってそれぞれ立設しており、ガイド壁74は、開口712Y,712M,712Cの各々の周縁に沿ってそれぞれ立設している。ガイド壁73は、平板部710から突出した上端面731と、平板部710に対して傾斜しつつ平板部710から上端面731に至る傾斜面732とを含むものである。同様に、ガイド壁74は、平板部710から突出した上端面741と、平板部710に対して傾斜しつつ平板部710から上端面741に至る傾斜面742とを含むものである。なお、図7では、開口711Y,711M,711Cのうちの開口711Cおよびその周縁に沿って立設するガイド壁73、ならびに開口712Y,712M,712Cのうちの開口712Cおよびその周縁に沿って立設するガイド壁74を示している。
第2スライダ72の平板部720には、ガイド壁75およびガイド壁76が設けられている。ガイド壁75は、開口721の周縁に沿って立設しており、ガイド壁76は、開口722の周縁に沿って立設している。ガイド壁75は、平板部720から突出した上端面751と、平板部720に対して傾斜しつつ平板部720から上端面751に至る傾斜面752とを含むものである。同様に、ガイド壁76は、平板部720から突出した上端面761と、平板部720に対して傾斜しつつ平板部720から上端面761に至る傾斜面762とを含むものである。
図8は、現像駆動カプラ62C,62Kと、第1スライダ71と、第2スライダ72とを含む、VII−VII線(図6)に沿った矢視方向の断面模式図である。図8に示したように、現像駆動カプラ62Cは、第1スライダ71の開口712Cに挿通される首部621と、ガイド壁74と当接する頭部622とを有している。現像駆動カプラ62Y,62Mについても現像駆動カプラ62Cと同様の構成を有する。すなわち、現像駆動カプラ62Yは、第1スライダ71の開口712Yに挿通される首部621と、ガイド壁74と当接する頭部622とを有し、現像駆動カプラ62Mは、第1スライダ71の開口712Mに挿通される首部621と、ガイド壁74と当接する頭部622とを有する。同様に、現像駆動カプラ62Kは、第2スライダ72の開口722に挿通される首部621と、ガイド壁76と当接する頭部622とを有している。頭部622は、コイルばねなどの付勢部材63によって、ガイド壁74またはガイド壁76と常に当接するように付勢されている。現像駆動カプラ62における首部621は、画像形成ユニット30に設けられた凹部30Uと嵌合可能となっている。首部621が凹部30Uと嵌合した状態を画像形成ユニット30と駆動部50との連結状態といい、首部621が凹部30Uから離脱した状態を画像形成ユニット30と駆動部50との解除状態という。連結状態はIDモータ53の駆動力が画像形成ユニット30に伝達可能な状態であり、解除状態はIDモータ53から画像形成ユニット30への駆動力の伝達が遮断される状態である。なお、図8では、4つの画像形成ユニット30のうちの画像形成ユニット30C,30Kと、それらに設けられた凹部30UC,30UKとを示している。
ドラム駆動カプラ61Y,61M,61C,61Kは、現像駆動カプラ62Y,62M,62C,62Kと実質的に同じ構成を有する。すなわち、ドラム駆動カプラ61Y,61M,61Cは、それぞれ、第1スライダ71の開口711Y,711M,711Cにそれぞれ挿通される首部と、ガイド壁73と当接する頭部とを有する。同様に、ドラム駆動カプラ61Kは、第2スライダ72の開口722に挿通される首部と、ガイド壁75と当接する頭部とを有する。
動力伝達部60および可動部70は、フロントカバー11の開閉動作に連動するように構成されている。図8は、フロントカバー11の開閉動作に関連した、画像形成装置100における3つのモードI〜IIIを模式的に表している。
モードIは、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kを全て用いてカラー印刷を行うことのできるカラー印刷モードであり、画像形成ユニット30と駆動部50との連結状態がこれに対応する。このモードIでは、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62は、いずれも結合位置にある。この結合位置において、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62は、IDモータ53の駆動力を画像形成ユニット30へ伝達することができる。結合位置とは、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62が画像形成ユニット30および駆動部50のIDモータ53の双方と結合することとなるドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62の位置をいう。具体的には、モードIでは、第1スライダ71において、付勢部材63により付勢される頭部622が平板部710の上面710Sと当接し、首部621が平板部710の開口712を貫いて上面710Sと反対側へ突出した状態となる。突出した首部621の先端は、凹部30Uと係合する。図8では、現像駆動カプラ62Cの首部621の先端が、画像形成ユニット30Cの凹部30UCと係合する様子を表している。同様に、モードIでは、第2スライダ72において、付勢部材63により付勢される頭部622が平板部720の上面720Sと当接し、首部621が平板部720の開口722を貫いて上面720Sと反対側へ突出した状態となる。突出した現像駆動カプラ62Kの首部621の先端は、画像形成ユニット30Kの凹部30UKと係合する。
図9Aは、モードIにおける、サイドプレート10Rのうちの、サイドプレート10Lと対向する面の要部を拡大して表す斜視図である。図9Aに示したように、現像駆動カプラ62の首部621Y,621M,621C,621Kは、カバー12に設けられた開口122から、筐体10の内側、すなわち画像形成ユニット30へ向けて突出した状態となる。同様に、ドラム駆動カプラ61の首部611Y,611M,611C,611Kは、カバー12に設けられた開口121から、筐体10の内側、すなわち画像形成ユニット30へ向けて突出した状態となる。
モードIIは、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの全てが駆動部50から解除された解除状態であり、印刷を行うことのできない状態に相当する。このモードIIでは、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62は、全て解除位置にある。この解除位置では、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62は画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの全てから離脱しており、IDモータ53から画像形成ユニット30への駆動力の伝達は遮断される。すなわち解除位置とは、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62が画像形成ユニット30および駆動部50のIDモータ53の少なくとも一方から離脱することとなるドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62の位置をいう。具体的には、モードIIでは、第1スライダ71において、付勢部材63により付勢される頭部622がガイド壁74の上端面741と当接している。このため、モードIIでは、首部621の先端が平板部710の上面710Sとほぼ同等の高さ位置もしくは上面710Sから手前の位置まで後退して首部621がガイド壁74に隠れる状態となる。後退した首部621の先端は、凹部30Uから離脱している。図8では、現像駆動カプラ62Cの首部621の先端が、画像形成ユニット30Cの凹部30UCから離脱している様子を表している。同様に、モードIIでは、第2スライダ72において、付勢部材63により付勢される頭部622がガイド壁76の上端面761と当接している。このため、モードIIでは、首部621の先端が平板部720の上面720Sとほぼ同等の高さ位置もしくは上面720Sから手前の位置まで後退して首部621がガイド壁76に隠れる状態となる。後退した首部621の先端は、凹部30UKから離脱している。
図9Bは、モードIIにおける、サイドプレート10Rのうちの、サイドプレート10Lと対向する面の要部を拡大して表す斜視図である。図9Bに示したように、現像駆動カプラ62の首部621Y,621M,621C,621Kは、いずれも、カバー12の表面からサイドプレート10Rの外側へ後退した状態となる。同様に、ドラム駆動カプラ61の首部611Y,611M,611C,611Kについても、カバー12の表面からサイドプレート10Rの外側へ後退した状態となる。
図10Aは、モードIIにおける、サイドプレート10R、動力伝達部60および可動部70の全体構成例を表す正面図であり、図6に対応するものである。図10Aに示したように、連結部材14の一部がサイドプレート10Rからはみ出すように、連結部材14および第2スライダ72が前方(+Y70方向)へ変位した状態となっている。さらに、第1スライダ71も、第2スライダ72と同様に前方(+Y70方向)へ変位した状態となっている。
モードIIIは、画像形成ユニット30Y,30M,30Cを使用せず、画像形成ユニット30Kを用いてモノクロ印刷を行うことのできるモノクロ印刷モードである。このモードIIIでは、画像形成ユニット30Kに対応するドラム駆動カプラ61Kおよび現像駆動カプラ62Kは、いずれも結合位置にある。一方、画像形成ユニット30Y,30M,30Cに対応するドラム駆動カプラ61Y,61M,61Cおよび現像駆動カプラ62Y,62M,62Cは、いずれも解除位置にある。具体的には、モードIIIでは、第1スライダ71において、付勢部材63により付勢される頭部622がガイド壁74の上端面741と当接している。このため、モードIIIでは、後退した首部621の先端が凹部30Uから離脱している。図8では、現像駆動カプラ62Cの首部621の先端が、画像形成ユニット30Cの凹部30UCから離脱している様子を表している。モードIIIでは、第2スライダ72において、付勢部材63により付勢される頭部622が平板部720の上面720Sと当接し、首部621が平板部720の開口722を貫いて上面720Sと反対側へ突出した状態となる。突出した現像駆動カプラ62Kの首部621の先端は、画像形成ユニット30Kの凹部30UKと係合する。
図9Cは、モードIIIにおける、サイドプレート10Rのうちの、サイドプレート10Lと対向する面の要部を拡大して表す斜視図である。図9Cに示したように、4つの現像駆動カプラ62のうち、現像駆動カプラ62Kにおける首部621Kのみが、カバー12に設けられた開口122から、筐体10の内側、すなわち画像形成ユニット30へ向けて突出した状態となる。同様に、4つのドラム駆動カプラ61のうち、ドラム駆動カプラ61Kにおける首部611Kのみが、カバー12に設けられた開口121から、筐体10の内側、すなわち画像形成ユニット30へ向けて突出した状態となる。
図10Bは、モードIIIにおける、サイドプレート10R、動力伝達部60および可動部70の全体構成例を表す正面図であり、図6に対応するものである。図10Bに示したように、連結部材14がサイドプレート10Rからはみ出すことのないように、連結部材14および第2スライダ72が後方(−Y70方向)へ変位した状態となっている。一方、第1スライダ71は、第2スライダ72とは逆に、前方(+Y70方向)へ変位した状態となっている。
図8に示したモードIからモードIIへの移行は、例えばフロントカバー11の開操作と連動して行われる。図6に示したように、フロントカバー11が実線で示された閉位置から破線の開位置へ向けて矢印+Y11の方向へ変位すると、引き出し部材15および連結部材14も矢印+Y11の方向へ移動するようになっている。第2スライダ72の突起部724は凹部141と係合しているので、連結部材14と連動して第2スライダ72も前方へ引き出される。その結果、第2スライダ72は、フロントカバー11の開操作により位置P4から位置P5へ移動することとなる。その際、第1スライダ71の当接部713が第2スライダ72の当接部723と当接していることから、第1スライダ71は第2スライダ72と連動して位置P1から位置P2へ移動することとなる。第1スライダ71が位置P1から位置P2へ移動することにより、現像駆動カプラ62Y,62M,62Cにおける頭部622が傾斜面742を経て上端面741に至り、ドラム駆動カプラ61Y,61M,61Cにおける頭部が傾斜面732を経て上端面731に至る。一方、第2スライダ72が位置P4から位置P5へ移動することにより、現像駆動カプラ62Kにおける頭部622が傾斜面762を経て上端面761に至り、ドラム駆動カプラ61Kにおける頭部が傾斜面752を経て上端面751に至る。その結果、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62は全て解除位置となり、モードIからモードIIへの移行が完了する。なお、図8において、位置P1,P2は、平板部710の上面710Sとガイド壁74の傾斜面742との境界位置を示し、位置P4,P5は、平板部720の上面720Sとガイド壁76の傾斜面762との境界位置を示している。
図8に示したモードIIからモードIIIへの移行は、例えばフロントカバー11の閉操作と連動して行われる。図6に示したように、フロントカバー11が破線の開位置から実線で示された閉位置へ向けて矢印−Y11の方向へ変位すると、引き出し部材15および連結部材14も矢印−Y11の方向へ移動するようになっている。第2スライダ72の突起部724は凹部141と係合しているので、連結部材14と連動して第2スライダ72も後方、すなわち、筐体10の内部へ移動する。その結果、第2スライダ72は、フロントカバー11の閉操作により位置P5から位置P4へ移動することとなる。その際、第1スライダ71の当接部713と第2スライダ72の当接部723とが離間するので、第1スライダ71は第2スライダ72と連動することなく、位置P2に留まることとなる。第1スライダ71が位置P2に留まることにより、現像駆動カプラ62Y,62M,62Cにおける頭部622は上端面741と当接した状態が維持され、ドラム駆動カプラ61Y,61M,61Cにおける頭部も上端面731と当接した状態が維持される。一方、第2スライダ72が位置P4から位置P5へ移動することにより、現像駆動カプラ62Kにおける頭部622が傾斜面762を経て上端面761に至り、ドラム駆動カプラ61Kにおける頭部が傾斜面752を経て上端面751に至る。その結果、ドラム駆動カプラ61Y,61M,61Cおよび現像駆動カプラ62Y,62M,62Cにおける解除位置が維持される一方で、ドラム駆動カプラ61Kおよび現像駆動カプラ62Kはいずれも結合位置となり、モードIIからモードIIIへの移行が完了する。なお、モードIIIでは、例えば図7、図8および図10Bに示したように、第1スライダ71と第2スライダ72とが最接近し、位置P2にある第1スライダ71の一部と、位置P4にある第2スライダ72の一部とが重なり合うこととなる。
さらに、図8に示したモードIIIからモードIへの移行は、例えば給紙モータ52の駆動力を、第1クラッチ51、ギヤG4およびギヤG5を介して第1スライダ71に伝達し、第1スライダ71を−Y70方向へ変位させることにより行うことができる。
[1.6 作用・効果]
(A.基本動作)
画像形成装置100では、フロントカバー11が閉位置(図6)にある状態において、以下のようにして、媒体PMに対してトナー像が形成される。
起動状態の画像形成装置100における制御部20に対し、外部のコンピュータ等の外部機器からインターフェイス部21およびコマンド/画像処理部22を介して印刷データおよび制御コマンドが入力されると、制御部20は、制御コマンドに応じて、印刷データの印刷動作を開始させる。その際、制御部20は、カラー印刷を行う場合にはモードIを選択し、モノクロ印刷を行う場合にはモードIIIを選択する。
制御部20は、駆動部50におけるIDモータ53を駆動し、動力伝達部60を介して感光体ドラム33および現像ローラ35をそれぞれ矢印Y33および矢印Y35(図3参照)の方向に一定速度で回転させる。なお、感光体ドラム33および現像ローラ35が回転すると、その動力がギヤ列などを介して帯電ローラ34および供給ローラ36へそれぞれ伝達される。その結果、帯電ローラ34および供給ローラ36は、それぞれ、図3に示した矢印Y34,Y36の方向に回転する。
制御部20は、帯電ローラ34に対し所定の帯電電圧を印加し、感光体ドラム33の表面を一様に帯電させる。
次いで、制御部20は露光装置39を起動し、画像信号に基づく印刷画像の色成分に対応する光を感光体ドラム33に照射して感光体ドラム33の表面に静電潜像を形成する。さらに、画像形成ユニット30において、以下のようにして感光体ドラム33の表面に形成された静電潜像に対しトナーTNを現像する。
具体的には、まず、トナーTNをトナーカートリッジ31から画像形成カートリッジ32へ投入する。トナーTNは供給ローラ36に担持され、供給ローラ36の回転により現像ローラ35の近傍へ移動する。その際、トナーTNは、現像ローラ35と供給ローラ36との摩擦により、および現像ローラ35の電位と供給ローラ36の電位との電位差により例えば負に帯電し、現像ローラ35へ供給される。現像ローラ35へ供給されたトナーTNはトナー規制ブレード37により所定の厚さに規制されたトナー層を形成する。そののち、上記のように感光体ドラム33の表面に形成された静電潜像に対し、現像ローラ35上のトナー層が現像されることで、感光体ドラム33の表面にトナー像が形成される。
一方、制御部20は、ベルト駆動モータ55を起動させ、媒体PMの搬送を開始する。この搬送制御により、媒体PMは、所定の搬送速度で感光体ドラム33と転写ローラ4Dとが対向する転写部4へ搬送される。具体的には図1に示したように、まず、収容トレイ1Aに収納されている媒体PMが給紙ローラ1Bによって最上部から1枚ずつ取り出され、搬送ローラ1Cの方向へ繰り出される。給紙ローラ1Bから繰り出された媒体PMは、搬送ローラ1Cおよび搬送部2によってその斜行が矯正されつつ、転写部4へ搬送される。
転写部4への媒体PMの搬送のタイミングに併せて、感光体ドラム33に対向して設けられた転写ローラ4Dに対し所定の転写電圧が制御部20の制御に基づき印加される。これにより、感光体ドラム33と転写ローラ4Dとの間の搬送路PLを走行する媒体PMの表面に、感光体ドラム33上に形成されたトナー像が転写される。
その後、定着部5において、媒体PM上に転写されたトナー像に対し熱および圧力を付与し、そのトナー像を媒体PM上に定着させる。そののち、トナー像が定着された媒体PMは排出部6により筐体10外部のスタッカ10Aへ排出される。なお、感光体ドラム33には、媒体PMへ転写されなかったトナーTNが僅かに残留する場合があるが、その残留したトナーTNはクリーニングブレード38により除去される。このため、感光体ドラム33は連続して使用できる。
(B.詳細動作)
次に、図11A〜図11Cを参照して、画像形成装置100の印刷動作の詳細について説明する。なお、以下の印刷動作は制御部20の制御に基づいて実行される。図11A〜図11Cは、図1に示した画像形成装置100の一動作例を表すフローチャートである。
まず、図11Aに示したように、画像形成装置100の電源を投入した状態において、制御部20は、フロントカバー位置検出部26からフロントカバー11の位置検出情報を取得する。すなわち、フロントカバー11が閉位置にあるかどうか、を制御部20が判断する(ステップS001)。ここでフロントカバー11が閉位置にはないと判断した場合(ステップS001N)、印刷動作を停止する(ステップS002)。
フロントカバー11が閉位置であると判断した場合(ステップS001Y)には、第1スライダ位置検出部24から第1スライダ71の位置検出情報を取得する。具体的には、第1スライダ71が図6に示したカラー印刷モードに対応した位置(カラー印刷位置)にあるかどうか、すなわち、ドラム駆動カプラ61Y,61M,61Cおよび現像駆動カプラ62Y,62M,62Cが結合位置にあるかどうか、を制御部20が判断する(ステップS003)。ここで、第1スライダ71が図6に示したカラー印刷モードに対応した位置にあると判断した場合(ステップS003Y)、ステップS009に進む。ステップS009では、色ずれセンサ23Aからの情報に基づく色補正や、濃度センサ23Bからの情報に基づく濃度補正などのイニシャル動作を行う。そののち、印刷待機モードへ移行し、印刷データの受信を待つ(ステップS010)。
ステップS003において、第1スライダ71が図6に示したカラー印刷モードに対応した位置にはないと判断した場合(ステップS003N)、ステップS004に進む。 ステップS004では、リフター位置検出部25からリフター81の位置検出情報を取得する。具体的には、リフター81がカラー印刷モードに対応した位置にあるかどうか、すなわち、画像形成ユニット30Y,30M,30Cが下方にシフトすることで画像形成ユニット30Y,30M,30Cにおける各感光体ドラム33が転写ベルト4Aと当接した状態かどうか、を制御部20が判断する(ステップS004)。ここで、リフター81が図6に示したカラー印刷モードに対応した位置にあると判断した場合(ステップS004Y)、ステップS005に進む。ステップS005では、第1クラッチ51を起動し、給紙モータ52の駆動力を第1スライダ71へ伝達可能な状態とする。そののち、給紙モータ52を駆動させ、第1スライダ71をカラー印刷位置に至るまで−Y70方向へ移動させる(ステップS006)。その際、第1スライダ位置検出部24により、第1スライダ71がカラー印刷位置まで移動したことを確認する。第1スライダ71がカラー印刷位置へ移動することにより、ドラム駆動カプラ61Y,61M,61Cおよび現像駆動カプラ62Y,62M,62Cが解除位置から結合位置へ移行する。そののち、ステップS009へ進む。
ステップS004において、リフター81が図6に示したカラー印刷モードに対応した位置にはないと判断した場合(ステップS004N)、ステップS007に進む。ステップS007では、第2クラッチ54を起動し、ベルト駆動モータ55の駆動力をリフター81へ伝達可能な状態とする。そののち、ベルト駆動モータ55を駆動させ、リフター81をカラー印刷モードに対応した位置に至るまで−Y81方向へ直進させる(ステップS008)。その際、リフター位置検出部25により、リフター81がカラー印刷モードに対応した位置まで移動したことを確認する。リフター81がカラー印刷モードに対応した位置へ移動することにより、画像形成ユニット30Y,30M,30Cにおける各感光体ドラム33が転写ベルト4Aと当接した状態へ移行する。そののち、ステップS005へ進む。
ステップS010ののち、図11Bに示したように、制御部20は、コマンド/画像処理部22から印刷データを受信し、その印刷データがカラー印刷用データかどうかの判断を行う(ステップS011)。カラー印刷用データを受信したと判断した場合(ステップS011Y)、媒体PMに対するカラー印刷を実行する(ステップS017)。そののち、制御部20は印刷待機モードへ移行し、印刷データの受信を待つ(ステップS018)。続くステップS019において、コマンド/画像処理部22からの印刷データの有無を判断し、印刷データが無いと判断した場合(ステップS019N)には印刷動作を終了する(エンド)。ステップS019において、コマンド/画像処理部22からの印刷データが有ると判断した場合(ステップS019Y)には、ステップS001(図11A)に戻る。
ステップS011において、受信した印刷データがカラー印刷用データではないと判断した場合(ステップS011N)、ステップS012に進む。ステップS012では、第1クラッチ51を起動し、給紙モータ52の駆動力を第1スライダ71へ伝達可能な状態とする。そののち、給紙モータ52を駆動させ、第1スライダ71を、図10Bに示したモノクロ印刷モードに対応した位置(便宜上、モノクロ印刷位置という。)に至るまで+Y70方向へ移動させる(ステップS013)。第1スライダ71がモノクロ印刷位置へ移動することにより、ドラム駆動カプラ61Y,61M,61Cおよび現像駆動カプラ62Y,62M,62Cが結合位置から解除位置へ移行する。そののち、ステップS014へ進む。
ステップS014では、第2クラッチ54を起動し、ベルト駆動モータ55の駆動力をリフター81へ伝達可能な状態とする。そののち、ベルト駆動モータ55を駆動させ、リフター81をモノクロ印刷モードに対応した位置に至るまで+Y81方向へ直進させる(ステップS015)。リフター81がモノクロ印刷モードに対応した位置へ移動することにより、画像形成ユニット30Y,30M,30Cにおける各感光体ドラム33が転写ベルト4Aから離間した状態へ移行する。そののち、媒体PMに対するモノクロ印刷を実行(ステップS016)し、ステップS020(図11C)へ進む。
図11Cに示したステップS020では、制御部20は印刷待機モードへ移行し、印刷データの受信を待つ。続くステップS021において、制御部20は、コマンド/画像処理部22からの印刷データの有無を判断する。ステップS021においてコマンド/画像処理部22からの印刷データが無いと判断した場合(ステップS021N)には、印刷動作を終了する(エンド)。一方、ステップS021においてコマンド/画像処理部22からの印刷データが有ると判断した場合(ステップS021Y)には、制御部20は、コマンド/画像処理部22から印刷データを受信し、その印刷データがカラー印刷用データかどうかの判断を行う(ステップS022)。受信した印刷データがカラー印刷用データではないと判断した場合(ステップS022N)、媒体PMに対するモノクロ印刷を実行(ステップS023)したのち、ステップS020へ戻る。
一方、ステップS022において、受信した印刷データがカラー印刷用データであると判断した場合(ステップS022Y)、ステップS024に進む。ステップS024では、第2クラッチ54を起動し、ベルト駆動モータ55の駆動力をリフター81へ伝達可能な状態とする。そののち、ベルト駆動モータ55を駆動させ、リフター81をカラー印刷モードに対応した位置に至るまで−Y81方向へ直進させる(ステップS025)。その際、リフター位置検出部25により、リフター81がカラー印刷モードに対応した位置まで移動したことを確認する。そののち、ステップS026へ進む。ステップS026では、第1クラッチ51を起動し、給紙モータ52の駆動力を第1スライダ71へ伝達可能な状態とする。そののち、給紙モータ52を駆動させ、第1スライダ71をカラー印刷位置に至るまで−Y70方向へ移動させる(ステップS027)。その際、第1スライダ位置検出部24により、第1スライダ71がカラー印刷位置まで移動したことを確認する。そののち、ステップS017(図11B)へ進む。
最終的に、ステップS019において、印刷データが無いと判断した場合(ステップS019N)に印刷動作を終了する(エンド)。
なお、上述した一連の動作フローにおいて、例えば印刷データ受信待機状態(ステップS018およびステップS020)において、フロントカバー11を一旦開いたのち、閉じた場合、画像形成装置100は以下のように印刷動作を実行する。図12Aおよび図12Bを参照して、フロントカバー11の開閉操作後の画像形成装置100の印刷動作の詳細について説明する。なお、以下の印刷動作は制御部20の制御に基づいて実行される。
まず、図12Aに示したように、画像形成装置100の電源を投入した状態において、制御部20は、フロントカバー位置検出部26からフロントカバー11の位置検出情報を取得する。すなわち、フロントカバー11が閉位置にあるかどうか、を制御部20が判断する(ステップS101)。ここでフロントカバー11が閉位置にはないと判断した場合(ステップS101N)、印刷動作を停止する(ステップS102)。
フロントカバー11が閉位置であると判断した場合(ステップS101Y)には、続くステップS103において、コマンド/画像処理部22からの印刷データの有無を判断する。印刷データが無いと判断した場合(ステップS103N)には印刷動作を終了する(エンド)。ステップS103において印刷データが有ると判断した場合(ステップS103Y)には、制御部20は、コマンド/画像処理部22から印刷データを受信し、その印刷データがカラー印刷用データかどうかの判断を行う(ステップS104)。
カラー印刷用データを受信したと判断した場合(ステップS104Y)、ステップS105に進む。ステップS105では、リフター位置検出部25からリフター81の位置検出情報を取得する。ここで、リフター81が図6に示したカラー印刷モードに対応した位置にあると判断した場合(ステップS105Y)、ステップS106に進む。ステップS106では、第1クラッチ51を起動し、給紙モータ52の駆動力を第1スライダ71へ伝達可能な状態とする。そののち、給紙モータ52を駆動させ、第1スライダ71をカラー印刷位置に至るまで−Y70方向へ移動させる(ステップS107)。その際、第1スライダ位置検出部24により、第1スライダ71がカラー印刷位置まで移動したことを確認する。ステップS107に続いて、媒体PMに対するカラー印刷を実行(ステップS108)したのち、ステップS103に戻る。ステップS105において、リフター81が図6に示したカラー印刷モードに対応した位置にないと判断した場合(ステップS105N)、ステップS109に進む。ステップS109では、第2クラッチ54を起動し、ベルト駆動モータ55の駆動力をリフター81へ伝達可能な状態とする。そののち、ベルト駆動モータ55を駆動させ、リフター81をカラー印刷モードに対応した位置に至るまで−Y81方向へ直進させる(ステップS110)。その際、リフター位置検出部25により、リフター81がカラー印刷モードに対応した位置まで移動したことを確認する。そののち、ステップS106へ進む。
また、ステップS104において、受信した印刷データがカラー印刷用データではないと判断した場合(ステップS104N)、図12Bに示したステップS111に進む。ステップS111では、リフター位置検出部25からリフター81の位置検出情報を取得する。ここで、リフター81が図6に示したカラー印刷モードに対応した位置にあると判断した場合(ステップS111Y)、ステップS112に進む。ステップS112では、第2クラッチ54を起動し、ベルト駆動モータ55の駆動力をリフター81へ伝達可能な状態とする。そののち、ベルト駆動モータ55を駆動させ、リフター81をモノクロ印刷モードに対応した位置に至るまで+Y81方向へ直進させる(ステップS113)。そののち、媒体PMに対するモノクロ印刷を実行(ステップS114)し、ステップS103(図12A)へ進む。一方、ステップS111において、リフター81が図6に示したカラー印刷モードに対応した位置にないと判断した場合(ステップS111N)、ステップS114に進み、媒体PMに対するモノクロ印刷を実行(ステップS114)する。
最終的に、ステップS103において、印刷データが無いと判断した場合(ステップS103N)に印刷動作を終了する(エンド)。
以上説明したように、画像形成装置100では、フロントカバー11の開閉状態や各画像形成ユニット30の動力伝達部60との連結状態に応じて適切な処理が行われることで、カラー印刷動作およびモノクロ印刷動作が行われる。
(D:効果)
このように、本実施の形態の画像形成装置100では、動力伝達部60および可動部70を備え、画像形成ユニット30と駆動部50との連結状態から、画像形成ユニット30と駆動部50との解除状態への移行、および上記解除状態から上記連結状態への移行を行うようにした。このため、画像形成ユニット30の外部に設けたギヤを利用して、色ごとに異なる、より大きなギヤ比を得ることができる。よって、例えば各色におけるより細やかな諧調表現が可能となるなど、印刷データに対する印刷画像の再現性向上が期待できる。また、画像形成装置100では、フロントカバー11の開操作がなされると、駆動部50および画像形成ユニット30が、連結状態から解除状態へ移行するようになっている。一方、フロントカバー11の閉操作がなされても、解除状態が維持されるようになっている。したがって、本体の電源が切断されていたとしても、画像形成ユニット30がどのような位置にあるかに関わらず、フロントカバー11の開動作が一旦なされると、駆動部50と画像形成ユニット30との連結は解除された状態となる。よって、画像形成ユニット30の交換作業等が円滑に実施可能となる。
特に、本実施の形態の画像形成装置100では、フロントカバー11の開操作の際には、その開操作と連動して画像形成ユニット30と駆動部50との連結状態から、画像形成ユニット30と駆動部50との解除状態への移行を行うようにした。そのため、ユーザがフロントカバー11を開けて筐体10の内部から画像形成ユニット30を引き出そうとした場合であっても、画像形成ユニット30と駆動部50とを繋ぐ動力伝達部60およびその近傍の部材などの破損は生じない。一方、フロントカバー11の閉操作の際には、上記解除状態を維持するようにした。すなわち、一部の画像形成ユニット30がリフター81により転写ベルト4Aから離間するようにリフトアップされている状態であっても、ユーザがフロントカバー11を閉めることにより動力伝達部60が結合位置に変位することはない。このため、動力伝達部60の変位に起因して部材同士の意図しない衝突が生じるのを回避できる。
また、本実施の形態の画像形成装置100では、モノクロ印刷には使用せずカラー印刷のみに用いる画像形成ユニット30Y,30M,30Cについては、フロントカバー11の開操作に応じて連結状態から解除状態への移行を行う一方、フロントカバー11の閉操作の際には、上記解除状態を維持するようにした。具体的には、第1スライダ71は、フロントカバー11の開操作の際には、当接部713が当接部723と当接しつつ位置P1から位置P2へ移動する一方、フロントカバー11の閉操作の際には、当接部713が当接部723から遠ざかるように位置P2に留まるようにした。これに対し、モノクロ印刷およびカラー印刷の双方に用いる画像形成ユニット30Kについては、フロントカバー11の開操作に応じて連結状態から解除状態への移行を行う一方、フロントカバー11の閉操作に応じて解除状態から連結状態への移行を行うようにした。すなわち、第2スライダ72は、フロントカバー11の開操作の際には突起部724が凹部141と係合しつつ位置P4から位置P5へ移動し、フロントカバー11の閉操作の際には突起部724が凹部141と係合しつつ位置P5から位置P4へ移動するようにした。このため、画像形成装置100は、モノクロ印刷およびカラー印刷の双方に素早く対応することができる。黒色トナーはモノクロ印刷およびカラー印刷の双方に用いるので、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードとの切り替えの際にドラム駆動カプラ61Kおよび現像駆動カプラ62Kと画像形成ユニット30Kとの結合操作および離脱操作を行う必要はないからである。
また、画像形成装置100では、例えば図8および図10Bに示したモードIIIにおいて、位置P2にある第1スライダ71の一部と、位置P4にある第2スライダ72の一部とが互いに重なり合うようになっている。このため、隣り合うドラム駆動カプラ61Cとドラム駆動カプラ61Kとの距離や現像駆動カプラ62Cと現像駆動カプラ62Kとの距離をより短くしつつ、第1スライダ71および第2スライダ72の移動距離をより長くすることができる。その結果、傾斜面732,742,752,762の傾斜角を緩やかに保ちつつ、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62の、画像形成ユニット30に対する移動距離を稼ぐことができる。したがって、画像形成装置100の全体の寸法を小さく抑えつつ、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62の、画像形成ユニット30に対する脱着を円滑に行うことができる。
<2.第2の実施の形態>
上記第1の実施の形態では、可動部70が2つのスライダを有する画像形成装置100について説明した。これに対し、本実施の形態では、70が、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの全てに対応して共通に設けられたスライダ91を有する場合について説明する。
スライダ91は、図13に示したように、位置P1から位置P3の間で+Y90方向および−Y90方向へ可逆的に変位可能に設けられている。スライダ91は、例えば上記第1の実施の形態の第1スライダ71のガイド壁74に相当するガイド壁92と、上記第1の実施の形態の第2スライダ72のガイド壁76に相当するガイド壁93とを有している。ガイド壁92は、例えば画像形成ユニット30Y,30M,30Cの現像駆動カプラ62Y,62M,62Cと当接する上端面921および傾斜面922を有し、ガイド壁93は、例えば画像形成ユニット30Kの現像駆動カプラ62Kと当接する上端面931および傾斜面932を有している。なお、図13では、現像駆動カプラ62Y,62M,62Cのうち、現像駆動カプラ62Cのみを代表して示している。
画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kを全て用いてカラー印刷を行うことのできるカラー印刷モードであるモードIでは、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62は、いずれも結合位置にある。具体的には、モードIでは、スライダ91が位置P1にあり、付勢部材63により付勢される頭部622が平板部710の上面90Sと当接し、首部621が平板部90の開口を貫いて上面90Sと反対側へ突出した状態となる。突出した首部621の先端は、凹部30Uと係合する。図13では、現像駆動カプラ62Cの首部621の先端が、画像形成ユニット30Cの凹部30UCと係合し、現像駆動カプラ62Kの首部621の先端が、画像形成ユニット30Kの凹部30UKと係合する。
これに対し、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの全てが駆動部50から解除され、印刷を行うことのできないモードIIでは、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62は、全て解除位置にある。この解除位置では、ドラム駆動カプラ61および現像駆動カプラ62は画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの全てから離脱しており、IDモータ53から画像形成ユニット30への駆動力の伝達は遮断される。具体的には、モードIIでは、スライダ91が位置P2にあり、付勢部材63により付勢される頭部622がガイド壁92,93の上端面921,931と当接している。このため、モードIIでは、首部621の先端が平板部90の上面90Sとほぼ同等の高さ位置もしくは上面90Sから手前の位置まで後退して首部621がガイド壁92,93に隠れる状態となる。後退した首部621の先端は、凹部30Uから離脱している。図13では、現像駆動カプラ62Cの首部621の先端が画像形成ユニット30Cの凹部30UCから離脱し、現像駆動カプラ62Kの首部621の先端が凹部30UKから離脱しているようすを示している。
画像形成ユニット30Y,30M,30Cを使用せず、画像形成ユニット30Kを用いてモノクロ印刷を行うことのできるモノクロ印刷モードであるモードIIIでは、画像形成ユニット30Kに対応するドラム駆動カプラ61Kおよび現像駆動カプラ62Kは、いずれも結合位置にある。一方、画像形成ユニット30Y,30M,30Cに対応するドラム駆動カプラ61Y,61M,61Cおよび現像駆動カプラ62Y,62M,62Cは、いずれも解除位置にある。具体的には、モードIIIでは、スライダ91が、位置P1と位置P2との間の位置P3にある。位置P3では、現像駆動カプラ62Kの頭部622が上面90Sと当接し、現像駆動カプラ62Kの首部621が画像形成ユニット30Kの凹部30UKと係合した状態となる。一方、現像駆動カプラ62Cの頭部622は上端面921と当接したままであるので、現像駆動カプラ62Cの首部621は、画像形成ユニット30Cの凹部30UCから離脱している。現像駆動カプラ62Kの首部621が凹部30UKと係合する一方で、現像駆動カプラ62Cの首部621が凹部30UCから離脱しているのは、スライダ91の移動方向における上端面931の長さと上端面921の長さとが異なるからである。すなわち、上端面931の長さよりも上端面921の長さが長いので、スライダ91が位置P2から位置P3へ移動した際、現像駆動カプラ62Kの頭部622が上端面931から傾斜面932を経由して上面90Sへ至る一方、現像駆動カプラ62Cの頭部622は上端面921に留まることとなる。
なお、本実施の形態におけるモードIからモードIIへの移行動作、およびモードIIからモードIIIへの移行動作は、例えば図14に模式的に表した構成により実現できる。図14は、フロントカバー11における連結部材14(図6)と、スライダ91との、スライダ91の変位方向に沿った位置関係を表す模式図である。図14に示したように、スライダ91は、スライダ91の変位方向(紙面左右方向)に並ぶ本発明の「第1のスライダ係合部」としての係合部91T1と、本発明の「第2のスライダ係合部」としての係合部91T2とを有している。一方、連結部材14は、本発明の「第1の操作係合部」としての係合部14T1と、本発明の「第2の操作係合部」としての係合部14T2とを有している。ここで、係合部14T1および係合部14T2は、スライダ91の変位方向において係合部14T1と係合部14T2との間に係合部91T1および係合部91T2を挟むように設けられている。このような構成を有することにより、本実施の形態の画像形成装置100では、フロントカバー11の閉操作の際、係合部91T1が係合部14T1から離間したのち、係合部91T2が係合部14T2と係合することとなる。なお、係合部14T1および係合部14T2は、係合部91T1と係合部91T2との間に挟まれるように配置されてもよい。
スライダ91は、フロントカバー11の開操作の際には、係合部91T1が係合部14T1と係合した状態を維持しつつ係合部91T2が係合部14T2から離間した状態で位置P1から位置P2へ移動するようになっている。すなわち、フロントカバー11の開操作に伴い、モードIからモードIIへの移行が完了する。さらに、スライダ91は、フロントカバー11の閉操作の際には、係合部91T1が係合部14T1から離間すると共に係合部91T2が係合部14T2と係合した状態を維持しつつ位置P2から位置P3へ移動するようになっている。すなわち、フロントカバー11の閉操作に伴い、モードIIからモードIへの移行が完了する。
このように、本実施の形態のように共通のスライダ91を備えた場合であっても、上記第1の実施の形態と同様に、モードI〜IIIを実現することができる。よって、本実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同様の効果が期待できる。特に、本実施の形態では、第1スライダと第2スライダとを別体として設けた場合に比べて部品点数を減らすことができ、製造容易性が向上する。
<5.変形例>
以上、いくつかの実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態等では4色のトナーを用いる場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば3色以下および5色以下のトナーを用いた印刷動作を行う画像形成装置であってもよい。また、上記実施の形態では、直接転写方式の画像形成装置100について説明したが、本発明は2次転写方式にも適用されうる。
また、上記実施の形態で説明した一連の処理は、ハードウェア(回路)で行われるようにしてもよいし、ソフトウェア(プログラム)で行われるようにしてもよい。ソフトウェアで行われるようにした場合、そのソフトウェアは、各機能をコンピュータにより実行させるためのプログラム群で構成される。各プログラムは、例えば、上記コンピュータに予め組み込まれて用いられてもよいし、ネットワークや記録媒体から上記コンピュータにインストールして用いられてもよい。
また、上記実施の形態では、露光装置として発光ダイオードを光源とするLEDヘッドを用いるようにしたが、例えばレーザ素子等を光源とした露光装置を用いてもよい。
さらに、上記実施の形態では、本発明における「画像形成装置」の一具体例として、印刷機能を有する画像形成装置について説明したが、これには限られない。すなわち、そのような印刷機能に加え、例えば、スキャン機能やファックス機能を有する複合機として機能する画像形成装置においても、本発明を適用することが可能である。
1…媒体供給部、1A…収容トレイ、1B…給紙ローラ、1C…搬送ローラ、2…搬送部、2A,2B…搬送ローラ対、3…画像形成部、30Y,30M,30C,30K…画像形成ユニット、31…トナーカートリッジ、32…画像形成カートリッジ、33…感光体ドラム、34…帯電ローラ、35…現像ローラ、36…供給ローラ、37…トナー規制ブレード、38…クリーニングブレード、39…露光装置、4…転写部、4A…転写ベルト、4B…駆動ローラ、4C…アイドルローラ、4D…転写ローラ、5…定着部、6…排出部、10…筐体、10L,10R…サイドプレート、11…フロントカバー、12,13…カバー、14…連結部材、15…引き出し部材、20…制御部、21…インターフェイス部、22…コマンド/画像処理部、23…センサ群、24…第1スライダ位置検出部、25…リフター位置検出部、26…フロントカバー位置検出部、50…駆動部、51…第1クラッチ、52…給紙モータ、53…イメージドラムモータ、54…第2クラッチ、55…ベルト駆動モータ、56…定着モータ、60…動力伝達部、61…ドラム駆動カプラ、62…現像駆動カプラ、63…付勢部材、70…可動部、71…第1スライダ、710,720…平板部、710S,720S…上面、711,712…開口、713…当接部、72…第2スライダ、721,722…開口、723…当接部、724…突起部、73〜76…ガイド壁、731,741,751,761…上端面、732,742,752,762…傾斜面、81(81L,81R)…リフター、TN…トナー、PL…搬送路、PM…媒体、100…画像形成装置。

Claims (13)

  1. 1以上の画像形成ユニットを有する画像形成部と、
    駆動力を発生する駆動部と、
    第1の操作と第2の操作とを選択的に行う操作部と
    を備え、
    前記第1の操作により、前記駆動力が前記1以上の画像形成ユニットへ伝達される、前記1以上の画像形成ユニットと前記駆動部との連結状態から、前記駆動部から前記1以上の画像形成ユニットへの前記駆動力の伝達が遮断される、前記1以上の画像形成ユニットと前記駆動部との解除状態への移行がなされ、
    前記第2の操作の際には、前記解除状態が維持される
    画像形成装置。
  2. 前記操作部として開閉部材を有すると共に前記画像形成部を収容する筐体をさらに備え、
    前記第1の操作は、前記筐体の内部と前記筐体の外部とを連通させる開操作であり、
    前記第2の操作は、前記筐体の内部と前記筐体の外部とを遮断させる閉操作である
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記連結状態において前記1以上の画像形成ユニットおよび前記駆動部の双方と結合して前記駆動力を前記1以上の画像形成ユニットへ伝達する結合位置から、前記解除状態において前記1以上の画像形成ユニットおよび前記駆動部の少なくとも一方から離脱して前記駆動部から前記1以上の画像形成ユニットへの前記駆動力の伝達が遮断される解除位置へ、前記第1の操作と連動して移動し、前記第2の操作の際は前記解除位置に留まる1以上のカプラ、を有する動力伝達部をさらに備えた
    請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の操作により第1の位置から第2の位置へ移動し、前記第2の操作の際は前記第2の位置に留まり、または前記第2の操作により前記第2の位置から第3の位置へ移動する1以上のスライダを有する可動部をさらに備え、
    前記1以上のカプラは、
    前記1以上のスライダが前記第1の位置にある場合に前記結合位置にあり、
    前記1以上のスライダが前記第2の位置または前記第3の位置にある場合に前記解除位置にある
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記1以上のスライダは、スライダ係合部を含み、
    前記操作部は、前記スライダ係合部と係合する操作係合部を含み、
    前記1以上のスライダは、
    前記第1の操作の際には、前記スライダ係合部が前記操作係合部と係合した状態を維持しつつ前記第1の位置から前記第2の位置へ移動し、
    前記第2の操作の際には、前記スライダ係合部が前記操作係合部から離間して前記第2の位置に留まり、または前記スライダ係合部が前記操作係合部から離間して前記第2の位置から前記第3の位置へ移動する
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成部は、前記1以上の画像形成ユニットとしての第1の画像形成ユニットと、第2の画像形成ユニットとを有し、
    前記可動部は、前記1以上のスライダとしての共通スライダを有し、
    前記動力伝達部は、前記1以上のカプラとしての第1のカプラと、前記共通スライダが前記第1の位置または前記第3の位置にある場合に前記第2の画像形成ユニットおよび前記駆動部の双方と結合して前記駆動力を前記第2の画像形成ユニットへ伝達する他の結合位置にあり、前記共通スライダが前記第2の位置にある場合に前記第2の画像形成ユニットおよび前記駆動部の少なくとも一方から離脱して前記第2の画像形成ユニットへの前記駆動力の伝達が遮断される他の解除位置にある第2のカプラと、を有する
    請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記共通スライダは、第1の方向に沿って並ぶ第1のスライダ係合部および第2のスライダ係合部を含み、
    前記操作部は、前記第1の方向において前記第1のスライダ係合部および第2のスライダ係合部を挟むように設けられ、または前記第1の方向において前記第1のスライダ係合部と第2のスライダ係合部との間に挟まれるように設けられた第1の操作係合部および第2の操作係合部を含み、
    前記共通スライダは、
    前記第1の操作の際には、前記第1のスライダ係合部が前記第1の操作係合部と係合した状態を維持しつつ前記第2のスライダ係合部が前記第2の操作係合部から離間した状態で前記第1の位置から前記第2の位置へ移動し、
    前記第2の操作の際には、前記第1のスライダ係合部が前記第1の操作係合部から離間すると共に前記第2のスライダ係合部が前記第2の操作係合部と係合した状態を維持しつつ前記第2の位置から前記第3の位置へ移動する
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の操作の際、前記第1のスライダ係合部が前記第1の操作係合部から離間したのち、前記第2のスライダ係合部が前記第2の操作係合部と係合するようになっている
    請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記共通スライダは、
    前記共通スライダの前記第1の位置から前記第2の位置への移動により、前記第1のカプラを前記結合位置から前記解除位置へ案内する第1の案内部と、
    前記共通スライダの前記第1の位置から前記第2の位置への移動により前記第2のカプラを前記他の結合位置から前記他の解除位置へ案内し、前記第2の位置から前記第3の位置への移動により前記第2のカプラを前記他の解除位置から前記他の結合位置へ案内する第2の案内部と
    を有する
    請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成部は、前記1以上の画像形成ユニットとしての第1の画像形成ユニットと、第2の画像形成ユニットとを有し、
    前記可動部は、前記1以上のスライダとしての第1のスライダと、前記第1の操作により第4の位置から第5の位置へ移動し前記第2の操作の際は前記第5の位置から前記第4の位置に移動する第2のスライダと、を有し、
    前記動力伝達部は、前記1以上のカプラとしての第1のカプラと、前記第2のスライダが前記第4の位置にある場合に前記第2の画像形成ユニットおよび前記駆動部の双方と結合して前記駆動力を前記第2の画像形成ユニットへ伝達する他の結合位置にあり、前記第2のスライダが前記第5の位置にある場合に前記第2の画像形成ユニットおよび前記駆動部の少なくとも一方から離脱して前記第2の画像形成ユニットへの前記駆動力の伝達が遮断される他の解除位置にある第2のカプラと、を有する
    請求項4記載の画像形成装置。
  11. 前記第2の位置にある前記第1のスライダの少なくとも一部は、前記第4の位置にある前記第2のスライダの少なくとも一部と重なり合う
    請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記操作部は、操作係合部を含み、
    前記第1のスライダは、第1の当接部を含み、
    前記第2のスライダは、前記操作係合部と係合するスライダ係合部と、第2の当接部とを含み、
    前記第1のスライダは、
    前記第1の操作の際には、前記第1の当接部が前記第2の当接部と当接しつつ前記第1の位置から前記第2の位置へ移動し、
    前記第2の操作の際には、前記第1の当接部が前記第2の当接部から離間するように前記第2の位置に留まる
    請求項10または請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記第1のスライダは、前記第1のスライダの前記第1の位置から前記第2の位置への移動により、前記第1のカプラを前記結合位置から前記解除位置へ案内する第1の案内部を有し、
    前記第2のスライダは、前記第2のスライダの前記第4の位置から前記第5の位置への移動により、前記第2のカプラを前記他の結合位置から前記他の解除位置へ案内する第2の案内部を有する
    請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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