JP2019174284A - 物標位置算出システム、物標位置算出方法、及び物標位置算出プログラム - Google Patents

物標位置算出システム、物標位置算出方法、及び物標位置算出プログラム Download PDF

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【課題】センサ装置の間の同期が不要である、バイスタティック又はマルチスタティック方式の改善された方法、プログラム、及びセンサシステムの提供。【解決手段】符号化した第1の信号を発射する第1の送信機、及び第1の信号の物標による第1の反射信号を受信する第1の受信機を有する第1のセンサ装置と、第1の反射信号を受信する第2の受信機、および、第1の反射信号の受信に応じて、符号化した第2の信号を発射する第2の送信機、を有する1又は複数の第2のセンサ装置と、の複数のセンサ装置を備え、第1の受信機は、第2の信号の物標による第2の反射信号を受信し、第1のセンサ装置は、第1の信号を発射した時刻と、第1の反射信号を受信した時刻と、第2の反射信号を受信した時刻と、複数のセンサ装置の位置と、に基づいて、物標の位置を算出する算出回路をさらに備え、複数のセンサ装置が信号の符号化に用いる符号は互いに異なる。【選択図】図2

Description

本開示は、物標位置算出システム、物標位置算出方法、及び物標位置算出プログラムに関する。
近年、自動車の自動運転技術等の運転補助技術の発展に伴い、高分解能が得られるマイクロ波又はミリ波を含む波長の短いレーダ送信信号を用いた車載レーダ装置等のセンサ装置の需要が高まっている。運転補助技術においては、障害物を的確に回避するために、路側に配された電柱、標識等の物標の位置を高い精度で検知することが求められる。
物標の位置を高い精度で検知するためには、高い方位分解能が求められる。高い方位分解能を得るために、同期させた複数のセンサ装置を用いたバイスタティックセンサシステム及びマルチスタティックセンサシステムが知られている。
特開平9−257919号公報 特開2016−217807号公報
本開示の一態様は、センサ装置の間の同期が不要である、バイスタティック又はマルチスタティック方式の改善された物標位置算出システム、物標位置算出方法、及び物標位置算出プログラムの提供に資する。
本開示の一態様に係る物標位置算出システムは、複数のセンサ装置を有する物標位置算出システムであって、符号化した第1の信号を発射する第1の送信機、及び前記第1の信号の物標による第1の反射信号を受信する第1の受信機を有する第1のセンサ装置と、前記第1の反射信号を受信する第2の受信機、および、前記第1の反射信号の受信に応じて、符号化した第2の信号を発射する第2の送信機、を有する1又は複数の第2のセンサ装置と、を備え、前記第1の受信機は、前記第2の信号の前記物標による第2の反射信号を受信し、前記第1のセンサ装置は、前記第1の信号を発射した時刻と、前記第1の反射信号を受信した時刻と、前記第2の反射信号を受信した時刻と、前記複数のセンサ装置の位置と、に基づいて、前記物標の位置を算出する算出回路をさらに備え、前記複数のセンサ装置が信号の符号化に用いる符号は互いに異なる構成を採る。
本開示の一態様に係る物標位置算出方法は、物標の位置を算出する物標位置算出方法であって、符号化した第1の信号を、複数のセンサ装置のうちの第1のセンサ装置が発射し、前記第1の信号の前記物標による第1の反射信号を、前記複数のセンサ装置が受信し、前記第1の反射信号の受信に応じて、前記複数のセンサ装置のうちの前記第1のセンサ装置とは異なる1又は複数の第2のセンサ装置が、符号化した第2の信号を発射し、前記第2の信号の前記物標による第2の反射信号を前記第1のセンサ装置が受信し、前記第1のセンサ装置は、前記第1の信号を発射した時刻と、前記第1の反射信号を受信した時刻と、前記第2の反射信号を受信した時刻と、前記複数のセンサ装置の位置と、に基づいて、前記物標の位置を算出し、前記複数のセンサ装置が信号の符号化に用いる符号は互いに異なる構成を採る。
本開示の一態様に係る物標位置算出プログラムは、コンピュータに、符号化した第1の信号を、複数のセンサ装置のうちの第1のセンサ装置に発射させる手順、前記第1の信号の物標による第1の反射信号を、前記複数のセンサ装置に受信させる手順、前記第1の反射信号の受信に応じて、前記複数のセンサ装置のうちの前記第1のセンサ装置とは異なる1又は複数の第2のセンサ装置に、符号化した第2の信号を発射させる手順、前記第2の信号の前記物標による第2の反射信号を前記第1のセンサ装置に受信させる手順、前記第1のセンサ装置に、前記第1の信号を発射した時刻と、前記第1の反射信号を受信した時刻と、前記第2の反射信号を受信した時刻と、前記複数のセンサ装置の位置と、に基づいて、前記物標の位置を算出させる手順、を実行させ、前記複数のセンサ装置が信号の符号化に用いる符号は互いに異なる構成を採る。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、又は、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様によれば、センサ装置の間の同期が不要である、バイスタティック又はマルチスタティック方式の改善された物標位置算出システム、物標位置算出方法、及び物標位置算出プログラムを提供できる。
本開示の一態様における更なる利点及び効果は、明細書及び図面から明らかにされる。かかる利点及び/又は効果は、いくつかの実施の形態並びに明細書及び図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つ又はそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
バイスタティックセンサシステムの全体図 本開示に係るセンサ装置を示すブロック図 実施の形態1に係るマスタ側センサ装置の処理を示すフローチャート 実施の形態1に係るスレーブ側センサ装置の処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る符号の送受信を示すタイミング図 マルチスタティックシステムの全体図 実施の形態2に係るマスタ側センサ装置の処理を示すフローチャート 実施の形態2に係る第1のスレーブ側センサ装置の処理を示すフローチャート 実施の形態2に係る第2のスレーブ側センサ装置の処理を示すフローチャート 実施の形態2に係る符号の送受信を示すタイミング図
[本開示に至った経緯]
図1は、バイスタティックセンサシステム1Aの全体図である。
バイスタティックセンサシステム1Aは、マスタ側センサ装置S1と、スレーブ側センサ装置S2と、を備える。物標200は、例えば、電柱、標識といった、マスタ側センサ装置S1及びスレーブ側センサ装置S2に向かって凸な面を備える物体である。
バイスタティックセンサシステム1Aにおいては、マスタ側センサ装置S1が、電磁波又は音波であるセンサ波を発射し、スレーブ側センサ装置S2が、物標200で反射されたセンサ波を受信する。バイスタティックセンサシステム1Aは、センサ波を同じ位置で送受信するモノスタティックセンサ装置のみの場合と比較して、例えば、物標の別の面の反射も利用できるので検知率が向上するという利点がある。図4を参照して後述されるマルチスタティックセンサシステム1Bについても同様である。
バイスタティックセンサシステム1Aにおいて、物標の位置は、センサ波のTOF(Time Of Flight)に基づいて算出される。物標の位置を正確に算出するためには、TOFを正確に求める必要があり、発射と受信の時刻を正確に測定する必要がある。時刻の正確な測定のために、マスタ側センサ装置S1とスレーブ側センサ装置S2とが、高精度の同期用タイマを備える手法が知られている。しかしながら、同期用タイマを同期させるために、例えば、マスタ側センサ装置S1とスレーブ側センサ装置S2との間に同期用の信号線を設けると、信号線の設置が煩わしくなり、さらにセンサ装置が高コスト化するという問題がある。
また、同期させる場合に関して、バイスタティックセンサシステム及びマルチスタティックセンサシステムにおけるセンサ装置の間の同期を監視する手法が提案されている(例えば、特許文献2)。しかしながら、センサ装置の間の同期が失われた場合に、同期用タイマの調整が求められる。
以上の問題を踏まえて、本開示に至った。
[実施の形態1]
図2は、本開示に係るセンサ装置100を示すブロック図である。
センサ装置100は、物標200までの距離及び位置を算出する。以下において、パルス圧縮レーダを一例にとってセンサ装置100の構成を説明する。ここで、センサ装置100は、音波を用いるソナーでも、光、電波等を用いるレーダでもよい。
センサ装置100は、バイスタティック方式で動作し、マスタ側のセンサ又はスレーブ側のセンサとして動作する。以下、簡単のために、マスタ側のセンサとして動作するセンサ装置100をセンサ装置100aとよび、スレーブ側のセンサとして動作するセンサ装置100をセンサ装置100bとよぶ。
センサ装置100は、送信機として、パルス生成回路110と、送信RF部(RF−TX)120と、送信アンテナ130と、を備える。また、センサ装置100は、受信機として、受信アンテナ140と、受信RF部(RF−RX)150と、相関回路160と、制御回路170と、を備える。センサ装置100aは、さらに、距離算出回路180aと、位置算出回路190aと、を備える。
パルス生成回路110は、送信パルス信号を生成する。次いで、パルス生成回路110は、送信パルス信号を、例えば、相補符号のようなパルス符号系列を用いて符号化することにより、符号化済送信パルス信号を生成する。以下、簡単のために、センサ装置100aのパルス生成回路110をパルス生成回路110aとよび、センサ装置100bのパルス生成回路110をパルス生成回路110bとよぶ。
パルス生成回路110aは、少なくとも2つの異なる符号化済送信パルス信号を生成する。パルス生成回路110bは、少なくとも1つの符号化済送信パルス信号を生成する。
送信RF回路120は、符号化済み送信パルス信号をアップコンバートし、高周波信号を生成する。送信アンテナ130は、高周波信号を物標200に対して発射する。
発射された高周波信号は、その一部が物標200によって反射される。そして、受信アンテナ140は、被測定物体によって反射された反射波信号を受信する。受信RF回路150は、受信信号をダウンコンバートし、受信パルス信号を生成する。
相関回路160は、受信パルス信号とパルス符号系列との相関(相互相関)をとって相関信号を生成する。以下、簡単のために、センサ装置100aの相関回路160を相関回路160aとよび、センサ装置100bの相関回路160を相関回路160bとよぶ。
相関回路160aは、パルス生成回路110aで用いられるパルス符号系列及びパルス生成回路110bで用いられるパルス符号系列のいずれかを用いて相関信号を生成する。したがって、相関回路160aは、パルス生成回路110a及び110bのいずれによって生成された符号化済み送信パルス信号の受信も検出できる。
相関回路160bは、パルス生成回路110aで用いられるパルス符号系列を用いて相関信号を生成する。したがって、相関回路160bは、パルス生成回路110aによって生成された符号化済み送信パルス信号の受信を検出できる。相関回路160aは、符号化済み送信パルス信号の受信を検出したことを指示する受信検出信号を、距離算出回路180aに出力する。
制御回路170は、タイミング信号を生成する。ここで、タイミング信号とは、パルス生成回路110が送信パルス信号を生成するタイミングを示す信号である。制御回路170は、タイマを備え、相関回路160bからの入力又は所定の時間の経過に応じて、タイマの動作を開始又は終了させ、タイマの終了に応じてタイミング信号を生成する。以下、簡単のために、センサ装置100aの制御回路170を制御回路170aとよび、センサ装置100bの制御回路170を制御回路170bとよぶ。
制御回路170aは、タイミング信号をパルス生成回路110aと距離算出回路180aとに出力する。制御回路170bは、タイミング信号をパルス生成回路110bに出力する。パルス生成回路110は、制御回路170からのタイミング信号の入力に応じて、送信パルス信号を生成する。タイミングの詳細については、図3A、図3B、及び図3Cを参照して後述する。
距離算出回路180aは、タイミング信号を入力した時刻と受信検出信号を入力した時刻とから、図1に示した値L1及び値L1+L2を算出する。ここで、値L1及び値L2は、それぞれ、マスタ側センサ装置S1及びスレーブ側センサ装置S2から物標200までの距離である。
位置算出回路190aは、値L1及び値L1+L2から値L2を求め、値L1、値L2、値L12とから、例えば、三角測量の原理に基づいて、物標200の位置を算出する。ここで、値L12は、図1に示されるように、マスタ側センサ装置S1とスレーブ側センサ装置S2との間の距離である。
図3Aは、実施の形態1に係るマスタ側センサ装置S1の処理を示すフローチャートである。
図3Bは、実施の形態1に係るスレーブ側センサ装置S2の処理を示すフローチャートである。
図3Cは、実施の形態1に係る符号(符号化済み送信パルス信号)の送受信を示すタイミング図である。
実施の形態1においては、例えば、マスタ側センサ装置S1は、センサ装置100aであり、スレーブ側センサ装置S2は、センサ装置100bである。
図3Cに示されるように、図3A及び図3Bのフローチャートは、並行して処理される。したがって、図3A及び図3Bのフローチャートを同時に参照しながら、マスタ側センサ装置S1及びスレーブ側センサ装置S2の処理を説明する。
なお、図3Cに示されるタイミング図においては、簡単のため、送信信号の符号化済み送信パルス信号及び受信信号の受信パルス信号が、いずれも矩形波として模式化されている。また、受信パルス信号については、簡単のため、最初にマスタ側センサ装置S1又はスレーブ側センサ装置S2に到達したもののみが、図3Cに記載されている。
図3AのステップS100において、マスタ側センサ装置S1は、時刻T1に符号1で符号化されたパルス(以下、符号1のパルスと称する)(第1の信号)を発射する。例えば、図3Cに示されるように、マスタ側センサ装置S1は、時刻T1に、符号1の符号化済み送信パルス信号P1を発射する。
図3AのステップS110において、マスタ側センサ装置S1は、時刻T11に符号1のパルス(第1の反射信号)を受信する。例えば、図3Cに示されるように、マスタ側センサ装置S1は、時刻T11に、符号1の符号化済み送信パルス信号P1に対応する受信パルス信号のうち、最初にマスタ側センサ装置S1に到達した受信パルス信号P1’を受信する。
図3BのステップS120において、スレーブ側センサ装置S2は、時刻T21に符号1のパルス(第1の反射信号)を受信する。例えば、図3Cに示されるように、スレーブ側センサ装置S2は、時刻T21に、符号1の符号化済み送信パルス信号P1に対応する受信パルス信号のうち、最初にスレーブ側センサ装置S2に到達した受信パルス信号P1’’を受信する。
図3BのステップS130において、スレーブ側センサ装置S2は、時刻T21+ΔT2に符号2で符号化されたパルス(以下、符号2のパルスと称する)(第2の信号)を発射する。ここで、符号2は、符号1とは異なる符号である。値ΔT2は、マスタ側センサ装置S1に既知である限り、任意の正の値であってよく、例えば、所定の値である。
例えば、スレーブ側センサ装置S2の制御回路170bは、タイマを備え、符号1のパルスの受信検出信号に応じて、計時を開始する。次いで、時間ΔT2の経過に応じて、制御回路170bは、送信パルス信号の生成を指示するタイミング信号をパルス生成回路110bに出力する。パルス生成回路110bは、タイミング信号に応じて、符号2のパルスを生成する。その結果、相関回路時刻T21+ΔT2に、符号2の符号化済み送信パルス信号P2が発射される。
図3AのステップS140において、マスタ側センサ装置S1は、時刻T21’に符号2のパルス(第2の反射信号)を受信する。例えば、図3Cに示されるように、マスタ側センサ装置S1は、時刻T21’に、符号2の符号化済み送信パルス信号P2に対応する受信パルス信号のうち、最初にマスタ側センサ装置S1に到達した受信パルス信号P2’を受信する。
図3AのステップS150において、マスタ側センサ装置S1の距離算出回路180aは、値L1及び値L1+L2を算出する。例えば、マスタ側センサ装置S1を発射した符号1のパルスが物標200まで到達するのにかかる時間をTOF1とすると、値TOF1及び値L1は、次の式(1)及び式(2)から求められる。
Figure 2019174284
ここで、値Cは、パルス信号の空間中の伝播速度を表す。
また、スレーブ側センサ装置S2を発射した符号2のパルスが物標200に反射してマスタ側センサ装置S1まで到達するのにかかる時間をTOF2とすると、値TOF2及び値L1+L2は、次の式(3)及び式(4)から求められる。
Figure 2019174284
図3AのステップS160において、マスタ側センサ装置S1の位置算出回路190aは、物標200の位置を算出する。例えば、位置算出回路190aは、値L1及びL1+L2から値L1及びL2を求め、値L1及びL2と、センサ装置S1及びS2間の距離L12とから、三角測量の原理を用いて、物標200の位置を算出する。
実施の形態1においては、(1)センサ装置が発射するパルスを符号化し、(2)異なるセンサ装置が、異なる符号を用い、(3)各センサ装置が、自センサ装置及び他センサ装置の符号を処理する相関回路を具備する。そして、自センサ装置の符号と異なる符号で符号化された、他センサ装置からの符号化済みパルス信号の受信から一定時間後に、自センサ装置の符号を用いて符号化された符号化済みパルス信号を送り返す。
実施の形態1によれば、値ΔT2がマスタ側センサ装置S1に既知である。したがって、マスタ側センサ装置S1は、スレーブ側センサ装置S2が備えるタイマを用いて測時した時刻T21を用いることなく、上述の式(1)〜(4)を用いて物標200までの距離及び物標200の位置を算出できる。それ故、マスタ側センサ装置S1とスレーブ側センサ装置S2との間の同期が不要であり、例えば、マスタ側センサ装置S1とスレーブ側センサ装置S2とを同期させるための配線が不要となる。同期が不要である分、マスタ側センサ装置S1及びスレーブ側センサ装置S2並びにセンサシステム1A全体を簡素化及び低コスト化できる。
[実施の形態2]
図4は、マルチスタティックセンサシステム1Bの全体図である。
バイスタティックセンサシステム1Bは、マスタ側センサ装置S1と、第1のスレーブ側センサ装置S2と、第2のスレーブ側センサ装置S3と、を備える。物標200は、例えば、電柱、標識である。例えば、車載用途のセンサ装置は、車両が物標200に衝突するまでにかかる時間を測定する。したがって、車載用途の場合、物標200の車両に最も近い位置までの距離が算出されるのが好ましい。例えば、物標200の表面が、マスタ側センサ装置S1、第1のスレーブ側センサ装置S2、及び第2のスレーブ側センサ装置S3に向かって凸な面である場合、物標200の車両に最も近い位置までの距離が算出されうるので好ましい。
マスタ側センサ装置S1は、例えば、センサ装置100aと同様の構成を有する。第1のスレーブ側センサ装置S2は、例えば、センサ装置100bと同様の構成を有する。第2のスレーブ側センサ装置S3は、例えば、センサ装置100bと同様の構成を有する。
図5Aは、実施の形態2に係るマスタ側センサ装置S1の処理を示すフローチャートである。
図5Bは、実施の形態2に係る第1のスレーブ側センサ装置S2の処理を示すフローチャートである。
図5Cは、実施の形態2に係る第2のスレーブ側センサ装置S3の処理を示すフローチャートである。
図5Dは、実施の形態2に係る符号(符号化済み送信パルス信号)の送受信を示すタイミング図である。
図5Dに示されるように、図5A、図5B、及び図5Cのフローチャートは、並行して処理される。したがって、図5A、図5B、及び図5Cのフローチャートを同時に参照しながら、マスタ側センサ装置S1、第1のスレーブ側センサ装置S2、及び第2のスレーブ側センサ装置S3の処理を説明する。
なお、図5Dに示されるタイミング図においては、簡単のため、送信信号の符号化済み送信パルス信号及び受信信号の受信パルス信号が、いずれも矩形波として模式化されている。また、受信パルス信号については、簡単のため、最初にマスタ側センサ装置S1、第1のスレーブ側センサ装置S2、又は第2のスレーブ側センサ装置S3に到達したもののみが、図5Dに記載されている。
図5AのステップS200において、マスタ側センサ装置S1は、時刻T1に符号1のパルスを発射する。例えば、図5Dに示されるように、マスタ側センサ装置S1は、時刻T1に、符号1の符号化済み送信パルス信号P1を発射する。
図5AのステップS210において、マスタ側センサ装置S1は、時刻T11に符号1のパルスを受信する。例えば、図5Dに示されるように、マスタ側センサ装置S1は、時刻T11に、符号1の符号化済み送信パルス信号P1に対応する受信パルス信号のうち、最初にマスタ側センサ装置S1に到達した受信パルス信号P1’を受信する。
図5BのステップS220において、第1のスレーブ側センサ装置S2は、時刻T21に符号1のパルスを受信する。例えば、図5Dに示されるように、第1のスレーブ側センサ装置S2は、時刻T21に、符号1の符号化済み送信パルス信号P1に対応する受信パルス信号のうち、最初に第1のスレーブ側センサ装置S2に到達した受信パルス信号P1’’を受信する。
図5BのステップS230において、第1のスレーブ側センサ装置S2は、時刻T21+ΔT2に符号2のパルスを発射する。ここで、符号2は、符号1とは異なる符号である。値ΔT2は、マスタ側センサ装置S1に既知である限り、任意の正の値であってよく、例えば、所定の値である。
図5CのステップS240において、第2のスレーブ側センサ装置S3は、時刻T31に符号1のパルスを受信する。例えば、図5Dに示されるように、第2のスレーブ側センサ装置S3は、時刻T31に、符号1の符号化済み送信パルス信号P1に対応する受信パルス信号のうち、最初に第2のスレーブ側センサ装置S3に到達した受信パルス信号P1’’’を受信する。
一例において、受信される符号1のパルスの強度と発射される符号2のパルスの強度とは、逆相関の関係にある。即ち、受信される符号1のパルスの強度が強いほど、発射される符号2のパルスの強度が弱くされ、また、受信される符号1のパルスの強度が弱いほど、発射される符号2のパルスの強度が強くされる。例えば、発射される符号2のパルスの強度は、受信される符号1のパルスの強度に反比例する。強度を反比例させることにより、物標200の位置に関わらず、マスタ側センサ装置S1による符号2のパルスの受信強度を確保することができ、また、各センサからの信号の符号化による遠近問題を軽減することができる。
図5CのステップS250において、第2のスレーブ側センサ装置S3は、時刻T31+ΔT3に符号3で符号化されたパルス(以下、符号3のパルスと称する)を発射する。ここで、符号3は、符号1及び符号2のいずれとも異なる符号である。値ΔT3は、マスタ側センサ装置S1に既知である限り、任意の正の値であってよく、例えば、所定の値である。
一例において、受信される符号1のパルスの強度と発射される符号3のパルスの強度とは、逆相関の関係にある。即ち、受信される符号1のパルスの強度が強いほど、発射される符号3のパルスの強度が弱くなり、受信される符号1のパルスの強度が弱いほど、発射される符号3のパルスの強度が強くなる。例えば、発射される符号3のパルスの強度は、受信される符号1のパルスの強度に反比例する。強度を反比例させることにより、物標200の位置に関わらず、マスタ側センサ装置S1による符号3のパルスの受信強度を確保することができ、また、各センサからの信号の符号化による遠近問題を軽減することができる。
図5AのステップS260において、マスタ側センサ装置S1は、時刻T21’に符号2のパルスを受信する。例えば、図5Dに示されるように、マスタ側センサ装置S1は、時刻T21’に、符号2の符号化済み送信パルス信号P2に対応する受信パルス信号のうち、最初にマスタ側センサ装置S1に到達した受信パルス信号P2’を受信する。
図5AのステップS270において、マスタ側センサ装置S1は、時刻T31’に符号3のパルスを受信する。例えば、図5Dに示されるように、マスタ側センサ装置S1は、時刻T31’に、符号3の符号化済み送信パルス信号P3に対応する受信パルス信号のうち、最初にマスタ側センサ装置S1に到達した受信パルス信号P3’を受信する。
図5AのステップS280において、マスタ側センサ装置S1の距離算出回路180aは、値L1+L2及び値L1+L3を算出する。ここで、値L1は、マスタ側センサ装置S1と物標200との間の距離を表す。また、値L2は、第1のスレーブ側センサ装置S2と物標200との間の距離を表す。また、値L3は、第2のスレーブ側センサ装置S3と物標200との間の距離を表す。
例えば、第1のスレーブ側センサ装置S2を発射した符号2のパルスが物標200に反射してマスタ側センサ装置S1まで到達するのにかかる時間をTOF21とすると、値TOF21及び値L1+L2は、次の式(5)及び式(6)から求められる。
Figure 2019174284
また、第2のスレーブ側センサ装置S3を発射した符号3のパルスが物標200に反射してマスタ側センサ装置S1まで到達するのにかかる時間をTOF31とすると、値TOF31及び値L1+L3は、次の式(7)及び式(8)から求められる。
Figure 2019174284
図5AのステップS290において、マスタ側センサ装置S1の位置算出回路190aは、物標200の位置を算出する。例えば、位置算出回路190aは、図4に示される、値L1+L2から特定される楕円体E12と、値L1+L3から特定される楕円体E13と、の交わりに基づき、物標200の位置を算出する。
なお、図5A〜図5Dにおいては、T11<T21<T21+ΔT2<T31<T31+ΔT3である場合を例にとって説明している。しかしながら、マスタ側センサ装置S1、第1のスレーブ側センサ装置S2、及びスレーブ側センサ装置S3と物標200との位置関係に応じて、値T11、T21、T21+ΔT2、T31、及びT31+ΔT3の大小関係が入れ替わり、フローチャートのステップの順序も入れ替わることに留意する。
実施の形態2によれば、値ΔT2及びΔT3がセンサ装置S1に既知である。したがって、センサ装置S1は、センサ装置S2及びS3が備えるタイマを用いて測時した時刻T21及びT31を用いることなく、上述の式(5)〜式(8)を用いて物標200までの距離及び物標200の位置を算出できる。それ故、センサ装置S1、S2、及びS3間の同期が不要であり、例えば、センサ装置S1、S2、及びS3を同期させるための配線が不要となる。同期が不要である分、センサ装置S1、S2、及びS3並びにセンサシステム1B全体を簡素化及び低コスト化できる。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、開示の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
上記各実施の形態では、本開示はハードウェアを用いて構成する例にとって説明したが、本開示はハードウェアとの連携においてソフトウェアでも実現することも可能である。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。集積回路は、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックを制御し、入力と出力を備えてもよい。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサを用いて実現してもよい。LSI製造後に、プログラム可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、LSI内部の回路セルの接続又は設定を再構成可能なリコンフィギュラブル プロセッサ(Reconfigurable Processor)を利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術により、LSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックを集積化してもよい。例えば、バイオ技術の適用が可能性としてありえる。
[他の実施の形態]
実施の形態1及び2においては、センサ装置S1がマスタ側のセンサ装置であり、センサ装置S2及びS3がスレーブ側のセンサ装置であるとして説明した。しかしながら、パルス生成回路110、相関回路160、及び制御回路170が、それぞれ、マスタ側の機能とスレーブ側の機能とを併せ持つことも可能である。この場合、センサ装置S1をスレーブ側のセンサ装置として機能させ、センサ装置S2又はS3をマスタ側のセンサ装置として機能させる構成、即ち、マスタ側とスレーブ側を入れ替えた構成も考えられる。
実施の形態1及び2においては、センサ装置S1、S2、又はS3は、最初にセンサ装置S1、S2、又はS3に到達した受信パルス信号を採用した。しかしながら、最初にセンサ装置S1、S2、又はS3に到達した受信パルス信号が、物標200によって反射されたものではなく、直接センサ装置S1、S2、又はS3各々から到達したものである場合も考えられる。この場合、2番目にセンサ装置S1、S2、又はS3に到達した受信パルス信号が、物標200に反射されたもののうち最初のものであると考えられる。そこで、最初にセンサ装置S1、S2、又はS3に到達した受信パルス信号を採用する構成に代えて、センサ装置S1、S2、又はS3が、2番目にセンサ装置S1、S2、又はS3に到達した受信パルス信号を採用する実施の形態も考えられる。
図2に示される本開示の距離算出回路180a及び位置算出回路190aは、ともにセンサ装置100aに含まれる。これに代えて、距離算出回路180a及び/又は位置算出回路190aを、センサ装置100aと別体として設ける実施の形態も考えられる。
実施の形態2においては、値L1+L2及びL1+L3を用いて物標200の位置を算出した。実施の形態2においては、センサ装置S1、S2、及びS3の位置関係は、限定されないが、X−Y平面の二次元を前提としていた。これに代えて、センサ装置S1、S2、及びS3を、それぞれZ方向の位置の差があるように配置する実施の形態も考えられる。例えば、距離算出回路180aは、値L1、L1+L2、及びL1+L3を算出する。次いで、位置算出回路190aは、センサ装置S1の位置を中心とする半径L1の球面と、センサ装置S1及びS2の位置までの距離の和が値L1+L2に等しい点からなる楕円体と、センサ装置S1及びS3の位置までの距離の和が値L1+L3に等しい点からなる楕円体と、の交点を求めることにより、物標200の三次元位置を算出する。
[本開示のまとめ]
本開示に係る物標位置算出システムは、複数のセンサ装置を有する物標位置算出システムであって、符号化した第1の信号を発射する第1の送信機、及び前記第1の信号の物標による第1の反射信号を受信する第1の受信機を有する第1のセンサ装置と、前記第1の反射信号を受信する第2の受信機、および、前記第1の反射信号の受信に応じて、符号化した第2の信号を発射する第2の送信機、を有する1又は複数の第2のセンサ装置と、を備え、前記第1の受信機は、前記第2の信号の前記物標による第2の反射信号を受信し、前記第1のセンサ装置は、前記第1の信号を発射した時刻と、前記第1の反射信号を受信した時刻と、前記第2の反射信号を受信した時刻と、前記複数のセンサ装置の位置と、に基づいて、前記物標の位置を算出する算出回路をさらに備え、前記複数のセンサ装置が信号の符号化に用いる符号は互いに異なる。
本開示に係る物標位置算出システムにおいて、前記1又は複数の第2のセンサ装置が発射する前記第2の信号は、前記第1の反射信号の受信から所定の時間の経過後に発射される。
本開示に係る物標位置算出システムにおいて、前記第1の反射信号は、前記第1の信号の発射に応じて、前記1又は複数の第2のセンサ装置が最初又は2回目に受信する信号である。
本開示に係る物標位置算出システムにおいて、前記複数のセンサ装置がソナーである。
本開示に係る物標位置算出システムにおいて、前記複数のセンサ装置がレーダである。
本開示に係る物標位置算出システムにおいて、前記レーダがパルス圧縮レーダである。
本開示に係る物標位置算出システムにおいて、さらに、符号化した第3の信号を、前記1又は複数の第2のセンサ装置が発射し、前記第3の信号の前記物標による第3の反射信号を、前記複数のセンサ装置が受信し、前記第3の反射信号の受信に応じて、前記第1のセンサ装置が、符号化した第4の信号を発射し、前記第4の信号の前記物標による第4の反射信号を前記1又は複数の第2のセンサ装置が受信し、前記1又は複数の第2のセンサ装置は、前記第3の信号を発射した時刻と、前記第3の反射信号を受信した時刻と、前記第4の反射信号を受信した時刻と、前記複数のセンサ装置の位置に基づいて、前記物標の位置を算出する。
本開示に係る物標位置算出システムにおいて、前記第2のセンサ装置は、受信した前記第1の反射信号の強度に応じて、発射する前記第2の信号の強度を調整する。
本開示に係る物標位置算出方法は、物標の位置を算出する物標位置算出方法であって、符号化した第1の信号を、複数のセンサ装置のうちの第1のセンサ装置が発射し、前記第1の信号の前記物標による第1の反射信号を、前記複数のセンサ装置が受信し、前記第1の反射信号の受信に応じて、前記複数のセンサ装置のうちの前記第1のセンサ装置とは異なる1又は複数の第2のセンサ装置が、符号化した第2の信号を発射し、前記第2の信号の前記物標による第2の反射信号を前記第1のセンサ装置が受信し、前記第1のセンサ装置は、前記第1の信号を発射した時刻と、前記第1の反射信号を受信した時刻と、前記第2の反射信号を受信した時刻と、前記複数のセンサ装置の位置と、に基づいて、前記物標の位置を算出し、前記複数のセンサ装置が信号の符号化に用いる符号は互いに異なる。
本開示に係る物標位置算出プログラムは、コンピュータに、符号化した第1の信号を、複数のセンサ装置のうちの第1のセンサ装置に発射させる手順、前記第1の信号の物標による第1の反射信号を、前記複数のセンサ装置に受信させる手順、前記第1の反射信号の受信に応じて、前記複数のセンサ装置のうちの前記第1のセンサ装置とは異なる1又は複数の第2のセンサ装置に、符号化した第2の信号を発射させる手順、前記第2の信号の前記物標による第2の反射信号を前記第1のセンサ装置に受信させる手順、前記第1のセンサ装置に、前記第1の信号を発射した時刻と、前記第1の反射信号を受信した時刻と、前記第2の反射信号を受信した時刻と、前記複数のセンサ装置の位置と、に基づいて、前記物標の位置を算出させる手順、を実行させ、前記複数のセンサ装置が信号の符号化に用いる符号は互いに異なる。
本開示は、物標の位置を算出するセンサ装置に好適である。
1A バイスタティックセンサシステム
1B マルチスタティックセンサシステム
100 センサ装置
110 パルス生成回路
120 RF−TX
130 送信アンテナ
140 受信アンテナ
150 RF−RX
160 相関回路
170 制御回路
180 距離算出回路
190 位置算出回路
S1 マスタ側センサ装置
S2 スレーブ側センサ装置
S3 スレーブ側センサ装置

Claims (10)

  1. 複数のセンサ装置を有する物標位置算出システムであって、
    符号化した第1の信号を発射する第1の送信機、及び前記第1の信号の物標による第1の反射信号を受信する第1の受信機を有する第1のセンサ装置と、
    前記第1の反射信号を受信する第2の受信機、および、前記第1の反射信号の受信に応じて、符号化した第2の信号を発射する第2の送信機、を有する1又は複数の第2のセンサ装置と、
    を備え、
    前記第1の受信機は、前記第2の信号の前記物標による第2の反射信号を受信し、
    前記第1のセンサ装置は、前記第1の信号を発射した時刻と、前記第1の反射信号を受信した時刻と、前記第2の反射信号を受信した時刻と、前記複数のセンサ装置の位置と、に基づいて、前記物標の位置を算出する算出回路をさらに備え、
    前記複数のセンサ装置が信号の符号化に用いる符号は互いに異なる、
    物標位置算出システム。
  2. 前記1又は複数の第2のセンサ装置が発射する前記第2の信号は、前記第1の反射信号の受信から所定の時間の経過後に発射される、
    請求項1に記載の物標位置算出システム。
  3. 前記第1の反射信号は、前記第1の信号の発射に応じて、前記1又は複数の第2のセンサ装置が最初又は2回目に受信する信号である、
    請求項1又は2に記載の物標位置算出システム。
  4. 前記複数のセンサ装置がソナーである、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の物標位置算出システム。
  5. 前記複数のセンサ装置がレーダである、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の物標位置算出システム。
  6. 前記レーダがパルス圧縮レーダである、
    請求項5に記載の物標位置算出システム。
  7. さらに、
    符号化した第3の信号を、前記1又は複数の第2のセンサ装置が発射し、
    前記第3の信号の前記物標による第3の反射信号を、前記複数のセンサ装置が受信し、
    前記第3の反射信号の受信に応じて、前記第1のセンサ装置が、符号化した第4の信号を発射し、
    前記第4の信号の前記物標による第4の反射信号を前記1又は複数の第2のセンサ装置が受信し、
    前記1又は複数の第2のセンサ装置は、前記第3の信号を発射した時刻と、前記第3の反射信号を受信した時刻と、前記第4の反射信号を受信した時刻と、前記複数のセンサ装置の位置に基づいて、前記物標の位置を算出する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の物標位置算出システム。
  8. 前記第2のセンサ装置は、受信した前記第1の反射信号の強度に応じて、発射する前記第2の信号の強度を調整する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の物標位置算出システム。
  9. 物標の位置を算出する物標位置算出方法であって、
    符号化した第1の信号を、複数のセンサ装置のうちの第1のセンサ装置が発射し、
    前記第1の信号の前記物標による第1の反射信号を、前記複数のセンサ装置が受信し、
    前記第1の反射信号の受信に応じて、前記複数のセンサ装置のうちの前記第1のセンサ装置とは異なる1又は複数の第2のセンサ装置が、符号化した第2の信号を発射し、
    前記第2の信号の前記物標による第2の反射信号を前記第1のセンサ装置が受信し、
    前記第1のセンサ装置は、前記第1の信号を発射した時刻と、前記第1の反射信号を受信した時刻と、前記第2の反射信号を受信した時刻と、前記複数のセンサ装置の位置と、に基づいて、前記物標の位置を算出し、
    前記複数のセンサ装置が信号の符号化に用いる符号は互いに異なる、
    物標位置算出方法。
  10. コンピュータに、
    符号化した第1の信号を、複数のセンサ装置のうちの第1のセンサ装置に発射させる手順、
    前記第1の信号の物標による第1の反射信号を、前記複数のセンサ装置に受信させる手順、
    前記第1の反射信号の受信に応じて、前記複数のセンサ装置のうちの前記第1のセンサ装置とは異なる1又は複数の第2のセンサ装置に、符号化した第2の信号を発射させる手順、
    前記第2の信号の前記物標による第2の反射信号を前記第1のセンサ装置に受信させる手順、
    前記第1のセンサ装置に、前記第1の信号を発射した時刻と、前記第1の反射信号を受信した時刻と、前記第2の反射信号を受信した時刻と、前記複数のセンサ装置の位置と、に基づいて、前記物標の位置を算出させる手順、を実行させ、
    前記複数のセンサ装置が信号の符号化に用いる符号は互いに異なる、
    物標位置算出プログラム。
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