JP2019173724A - 軸シール装置及びこの軸シール装置を備える回転機械 - Google Patents

軸シール装置及びこの軸シール装置を備える回転機械 Download PDF

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Abstract

【課題】薄板シール片の摩耗を抑制できる軸シール装置及びこの軸シール装置を備える回転機械を提供する。【解決手段】回転軸の軸方向における流体高圧側と流体低圧側との間をシールする軸シール装置は、回転軸の周方向に積層される複数枚の薄板シール片を含むシール片積層体と、流体高圧側及び流体低圧側のそれぞれからシール片積層体の外周縁側を挟むことでシール片積層体を支持する高圧側リテーナ及び低圧側リテーナと、高圧側リテーナに支持されるとともに、高圧側リテーナからシール片積層体の内周縁側に向かって延びる板状の覆い部材であって、シール片積層体の流体高圧側の側面との間に回転軸の全周にわたって連続する隙間を形成する覆い部材とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、軸シール装置及びこの軸シール装置を備える回転機械に関する。
特許文献1には、ガスタービンや蒸気タービン、圧縮機等の回転機械において、回転軸の軸方向における流体高圧側と流体低圧側との間をシールする軸シール装置が記載されている。図12に示されるように、このような軸シール装置100は、回転軸110の周方向に複数枚の薄板シール片101が積層された環状のシール片積層体102と、流体高圧側108及び流体低圧側109のそれぞれからシール片積層体102の外周縁側を挟むことでシール片積層体102をハウジング107内に支持する高圧側リテーナ103及び低圧側リテーナ104と、シール片積層体102の流体高圧側108の側面102aに接するように設けられたサイドリーフ105と、シール片積層体102の流体低圧側109の側面102bに接するように設けられたバックリーフ106とを備えている。
このような構成の軸シール装置100は、回転軸110が回転していないときには、各薄板シール片101が所定の与圧で回転軸110に接触するが、回転軸110の回転時には、動圧効果によって各薄板シール片101に浮上力が作用し、各薄板シール片101と回転軸110との間に微小な隙間を形成して流体をシールする。回転軸110の回転時には、各薄板シール片101と回転軸110とが接触しないので、各薄板シール片101と回転軸110との摩耗を抑制することができる。
特開2011−185219号公報
しかしながら、図12に示される従来の軸シール装置では、サイドリーフ105がシール片積層体102の流体高圧側108の側面102aに接しているので、サイドリーフ105の摩耗が問題となっていた。サイドリーフ105を有さない構成(サイドリーフレス構造)の軸シール装置も開発されているが、図13に示されるように、サイドリーフレス構造の軸シール装置200では、ハウジング107とシール片積層体102の流体高圧側108の側面102aとの間に流入した流体201が隣り合う薄板シール片101間を流通する際、回転軸110に向かう流れ(ダウンフロー202)が生じて薄板シール片101を回転軸110に押し付けてしまうので、薄板シール片101の摩耗が生じやすくなるといった問題点があった。
上述の事情に鑑みて、本開示の少なくとも1つの実施形態は、薄板シール片の摩耗を抑制できる軸シール装置及びこの軸シール装置を備える回転機械を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも1つの実施形態に係る軸シール装置は、
回転軸の軸方向における流体高圧側と流体低圧側との間をシールする軸シール装置であって、
前記回転軸の周方向に積層される複数枚の薄板シール片を含むシール片積層体と、
前記流体高圧側及び前記流体低圧側のそれぞれから前記シール片積層体の外周縁側を挟むことで前記シール片積層体を支持する高圧側リテーナ及び低圧側リテーナと、
前記高圧側リテーナに支持されるとともに、前記高圧側リテーナから前記シール片積層体の内周縁側に向かって延びる板状の覆い部材であって、前記シール片積層体の前記流体高圧側の側面との間に前記回転軸の全周にわたって連続する隙間を形成する覆い部材と
を備える。
上記(1)の構成によると、覆い部材とシール片積層体の高圧側の側面との間に回転軸の全周にわたって連続する隙間が形成されているので、覆い部材と薄板シール片との摩耗を避けることができる。また、覆い部材とシール片積層体の高圧側の側面との間の隙間に流体が流入しにくいので、隣り合う薄板シール片間における流体のダウンフローの発生を低減し、回転軸の回転時に薄板シール片が回転軸に接触することを抑制できる。その結果、薄板シール片の摩耗を抑制することができる。
(2)いくつかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記低圧側リテーナとは別体に構成されるとともに、前記低圧側リテーナ及び前記シール片積層体に挟まれることによって固定され、前記低圧側リテーナから前記シール片積層体の内周縁側に向かって延びる板状のバックリーフであって、前記シール片積層体の前記流体低圧側の側面に接するように構成されたバックリーフをさらに備え、
前記覆い部材の内周縁と前記回転軸の軸心との距離をD1、前記バックリーフの内周縁と前記回転軸の軸心との距離をD2と定義した場合に、D1>D2の関係を満たす。その結果、薄板シール片の振動を抑制することができる。
(3)いくつかの実施形態では、上記(1)または(2)の構成において、
前記軸シール装置は、前記シール片積層体と、前記高圧側リテーナ及び前記低圧側リテーナと、前記覆い部材とを収容するハウジングをさらに備え、
前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと一体に構成されるとともに、前記覆い部材の内周縁が前記ハウジングの支持面に当接するように構成される。
上記(3)の構成によると、覆い部材の内周縁がハウジングの支持面に当接しているので、回転軸の軸方向における覆い部材の変動を抑制し、覆い部材とシール片積層体の流体高圧側の側面との間に規定された隙間の幅の変動を抑制することができる。その結果、覆い部材がシール片積層体の流体高圧側の側面に接触してしまう可能性を低減することができる。
(4)いくつかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記隙間は、前記高圧側リテーナから前記覆い部材の内周縁に向かって増加するように構成されている。
シール片積層体の側面には通常、うねりが生じる。このうねりは一般的に、シール片積層体の内周縁側ほど大きい。上記(4)の構成によると、隙間が高圧側リテーナから覆い部材の内周縁に向かって増加するように構成されていることにより、シール片積層体の側面にうねりが生じていても、覆い部材とシール片積層体の流体高圧側の側面との間に隙間を確保することができる。
(5)いくつかの実施形態では、上記(1)または(2)の構成において、
前記軸シール装置は、前記シール片積層体と、前記高圧側リテーナ及び前記低圧側リテーナと、前記覆い部材とを収容するハウジングをさらに備え、
前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと一体に構成され、
前記高圧側リテーナは、前記ハウジングの支持面に当接するように構成される。
上記(5)の構成によると、高圧側リテーナがハウジングの支持面に当接しているので、覆い部材をハウジングに当接させる必要がなくなる。覆い部材がハウジングに当接しないと、シール片積層体の流体高圧側の側面に向かって近づくように覆い部材を変動可能にすることができ、これにより、回転軸の軸方向の圧力差や流体の温度等に応じて、覆い部材とシール片積層体の流体高圧側の側面との間の隙間が小さくなるように調節することができる。
(6)いくつかの実施形態では、上記(5)の構成において、
前記覆い部材は、前記軸方向の圧力差によって前記シール片積層体の前記流体高圧側の側面に向かって近づくように構成されている。
上記(6)の構成によると、回転軸の軸方向の圧力差に応じて、覆い部材とシール片積層体の流体高圧側の側面との間の隙間が小さくなるように調節することができる。
(7)いくつかの実施形態では、上記(6)の構成において、
前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと一体に構成されるとともに、前記圧力差によって弾性変形可能に構成され、
前記覆い部材は、前記圧力差がない場合に前記シール片積層体の内周縁側に向かって前記隙間が広がるように前記シール片積層体の前記流体高圧側の側面に対して傾斜している。
上記(7)の構成によると、覆い部材は、回転軸の軸方向の圧力差がない場合にシール片積層体の内周縁側に向かって隙間が広がるようにシール片積層体の流体高圧側の側面に対して傾斜しているので、圧力差によって覆い部材をシール片積層体の流体高圧側の側面に近づくように変動しやすくすることができる。
(8)いくつかの実施形態では、上記(6)または(7)の構成において、
前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと一体に構成されるとともに、前記圧力差によって弾性変形可能に構成され、
前記覆い部材は、前記シール片積層体の内周縁側に向かって薄くなるように構成されている。
上記(8)の構成によると、覆い部材がシール片積層体の内周縁側に向かって薄くなっていることにより、シール片積層体の内周縁側ほど覆い部材が弾性変形しやすくなるので、圧力差によって覆い部材をシール片積層体の流体高圧側の側面に近づくように変動しやすくすることができる。
(9)いくつかの実施形態では、上記(5)の構成において、
前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと一体に構成されるとともに、前記シール片積層体に対向する第1面上又は該第1面とは反対側の第2面上に、前記覆い部材を形成する金属の熱膨張率とは異なる熱膨張率を有する金属で形成された板部材を有する。
上記(9)の構成によると、流体の温度に応じて、覆い部材とシール片積層体の流体高圧側の側面との間の隙間が小さくなるように調節することができる。
(10)いくつかの実施形態では、上記(6)の構成において、
前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと別体に構成され、
前記高圧側リテーナ内には係合空間が形成され、前記覆い部材は、前記係合空間内に挿入可能な係合部を有し、前記係合空間内に前記係合部が挿入されることで、前記高圧側リテーナに前記覆い部材が取り付けられ、
前記係合空間内に前記係合部が挿入された状態で、前記係合空間内の内面と前記係合部との間には、前記回転軸の軸方向に間隔があいている。
上記(10)の構成によると、回転軸の軸方向の圧力差に応じて覆い部材が回転軸の軸方向に移動可能になるので、覆い部材とシール片積層体の流体高圧側の側面との間の隙間が小さくなるように調節することができる。
(11)いくつかの実施形態では、上記(10)の構成において、
前記高圧側リテーナには、前記係合部が当接することによって前記覆い部材の前記シール片積層体の前記流体高圧側の側面に向かう移動を規制するストッパーが設けられている。
上記(11)の構成によると、ストッパーによって、覆い部材がシール片積層体の流体高圧側の側面に接触しないようにすることができる。
(12)本発明の少なくとも1つの実施形態に係る回転機械は、
上記(1)〜(11)のいずれかの軸シール装置を備える。
上記(12)の構成によると、覆い部材とシール片積層体の高圧側の側面との間に回転軸の全周にわたって連続する隙間が形成されているので、覆い部材と薄板シール片との摩耗を避けることができる。また、覆い部材とシール片積層体の高圧側の側面との間の隙間に流体が流入しにくいので、隣り合う薄板シール片間における流体のダウンフローの発生を低減し、回転軸の回転時に薄板シール片が回転軸に接触することを抑制できる。その結果、薄板シール片の摩耗を抑制することができる。
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、覆い部材とシール片積層体の高圧側の側面との間に回転軸の全周にわたって連続する隙間が形成されているので、覆い部材と薄板シール片との摩耗を避けることができる。また、覆い部材とシール片積層体の高圧側の側面との間の隙間に流体が流入しにくいので、隣り合う薄板シール片間における流体のダウンフローの発生を低減し、回転軸の回転時に薄板シール片が回転軸に接触することを抑制できる。その結果、薄板シール片の摩耗を抑制することができる。
本開示の実施形態1に係る軸シール装置の構成を示す図である。 本開示の実施形態1に係る軸シール装置の側面図である。 本開示の実施形態1に係る軸シール装置の薄板シール片の正面図である。 本開示の実施形態1に係る軸シール装置の分解図である。 本開示の実施形態1に係る軸シール装置のシール片積層体をその内周縁に対向する方向から見た部分拡大図である。 本開示の実施形態1に係る軸シール装置の変形例の構成を示す図である。 本開示の実施形態2に係る軸シール装置の構成を示す図である。 本開示の実施形態2に係る軸シール装置の変形例の構成を示す図である。 本開示の実施形態2に係る軸シール装置の別の変形例の構成を示す図である。 本開示の実施形態3に係る軸シール装置の高圧側リテーナ及び覆い部材の構成を示す図である。 本開示の実施形態3に係る軸シール装置の高圧側リテーナ及び覆い部材の変形例の構成を示す図である。 従来の軸シール装置の構成を示す図である。 従来の別の軸シール装置の構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明のいくつかの実施形態について説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
(実施形態1)
図1に示されるように、本開示の実施形態1に係る軸シール装置1は、ガスタービンや蒸気タービン、圧縮機等の回転機械において、回転軸10の軸方向における流体高圧側11と流体低圧側12との間をシールするものである。軸シール装置1は、回転軸10の周囲に設けられた環状のハウジング20を備え、ハウジング20の内部には、回転軸10に面するように開口するとともに回転軸10の周方向に延びるように収容空間21が形成されている。軸シール装置1は、収容空間21内に、シール片積層体2を備えている。図2に示されるように、シール片積層体2は、複数枚の薄板シール片3が回転軸10の周方向に積層された環状の構成を有している。
図3に示されるように、薄板シール片3は、一端部3aから他端部3bに向かって延びる長方形形状の胴部3cと、他端部3bを含み胴部3cの幅よりも大きい幅を有する長方形形状の頭部3dと、胴部3c及び頭部3dを連結するとともにそれらの幅よりも小さい幅を有する長方形形状の首部3eとを備えている。胴部3cと頭部3dとの間で首部3eを挟むように一対のくびれ部3f,3gが構成されている。
図4に示されるように、積層された複数枚の薄板シール片3は、頭部3dが溶接されることによって連結されて、シール片積層体2を構成している。シール片積層体2において、各薄板シール片3の一端部3aは自由端となっている。複数枚の薄板シール片3が積層されると、各薄板シール片3の一端部3aと他端部3bと頭部3dとくびれ部3f(図3参照)とくびれ部3g(図3参照)とはそれぞれ、シール片積層体2の内周縁2aと外周縁2bと被支持部31と流体高圧側溝部32と流体低圧側溝33とを構成する。
シール片積層体2の外周縁2b側に位置する被支持部31は、流体高圧側11及び流体低圧側12のそれぞれから、コの字形状の断面をそれぞれ有する円環形状の高圧側リテーナ34及び低圧側リテーナ35によって挟まれている。シール片積層体2に面する高圧側リテーナ34及び低圧側リテーナ35の表面はそれぞれ、シール片積層体2の幅方向に面する内側側面34a及び35aと、シール片積層体2の外周縁2bに向かって面する内側底面34b及び35bと、シール片積層体2の内周縁2aに向かって面する内側頂面34c及び35cとを有している。高圧側リテーナ34には、円環板状の覆い部材37が一体的に形成されている。
高圧側リテーナ34及び低圧側リテーナ35が被支持部31を挟んだ状態で、被支持部31の流体高圧側11の側面31c及び流体低圧側12の側面31dのそれぞれが内側側面34a及び35aに当接し、被支持部31の内周縁31aが内側底面34b及び35bのそれぞれに当接する。また、図1に示されるように、覆い部材37は、高圧側リテーナ34からシール片積層体2の内周縁2a側に向かって延びており、覆い部材37の内周縁37a及び低圧側リテーナ35の内周縁35dはそれぞれ、ハウジング20において収容空間21を画定する内面の一部である支持面22及び23に当接している。このような態様で被支持部31が高圧側リテーナ34及び低圧側リテーナ35によって挟まれることによって、シール片積層体2は収容空間21内においてハウジング20に支持されている。
図4に示されるように、被支持部31が高圧側リテーナ34及び低圧側リテーナ35によって挟まれる際、薄板円環状のバックリーフ36がシール片積層体2と低圧側リテーナ35とに挟まれるようにしてシール片積層体2に固定される。バックリーフ36の外周縁部分には、他の部分よりも厚くして構成された挿入段差部36aが形成されており、この挿入段差部36aが流体低圧側溝33に挿入された状態でシール片積層体2と低圧側リテーナ35とに挟まれるようにしてバックリーフ36がシール片積層体2に固定される。
図1に示されるように、バックリーフ36は、回転軸10の全周にわたって連続してシール片積層体2の流体低圧側12の側面2dに接している。覆い部材37はシール片積層体2の流体高圧側11の側面2cとは接しておらず、覆い部材37と側面2cとの間には、回転軸10の全周にわたって連続する隙間38が形成されている。
隙間38の幅は、可能な限り小さいことが好ましい。しかしながら、図5に示されるように、シール片積層体2の側面2c及び2dには、シール片積層体2の製作上、うねりが生じる。このうねりは一般的に、シール片積層体2の内周縁2a側ほど大きくなる。このため、高圧側リテーナ34(図4参照)付近での隙間38の幅を、うねりの最大値Xmax(mm)にマージンα(mm)をとって(Xmax+α)程度にすることにより、側面2cにうねりが生じている部分でも隙間38にマージンαに相当する幅を確保することができる。また、高圧側リテーナ34付近での隙間38の幅をマージンα程度にして、高圧側リテーナ34から覆い部材37の内周縁37aに向かって隙間38の幅がうねりの最大値Xmax程度増加するように、側面2cに面する覆い部材37の第1面37bを傾斜させてもよい。
側面2c及び2dのうねりを考慮して覆い部材37と側面2cとが接触しない隙間38の幅を確保した上で、図1に示されるように、覆い部材37の内周縁37aがハウジング20の支持面22に当接している。このため、回転軸10の軸方向における覆い部材37の変動が抑制され、隙間38の幅の変動を抑制することができる。その結果、覆い部材37がシール片積層体2の側面2cに接触してしまう可能性を低減することができる。
次に、実施形態1に係る軸シール装置1の動作について説明する。
図1に示されるように、回転軸10を備える回転機械が停止していると、シール片積層体2を構成する各薄板シール片3(図3参照)は所定の与圧で回転軸10に接触している。回転機械が起動して回転軸10が回転し始めると、各薄板シール片3の一端部3a(図3参照)と回転軸10とが摺動摩擦する。一端部3aと回転軸10とが摺動摩擦しながら回転軸10の回転数が上昇していき所定の回転数になると、動圧効果によって各薄板シール片3に浮上力が作用し、各薄板シール片3と回転軸10との間に微小な隙間を形成することによって、軸シール装置1は流体高圧側11と流体低圧側12との間をシールする。
軸シール装置1は、覆い部材37がシール片積層体2の側面2cに接していない点で、サイドリーフレス構造と同じ構成を有している。上述したように、サイドリーフレス構造を有する軸シール装置(図13参照)では、隣り合う薄板シール片間における流体のダウンフローによって薄板シール片が回転軸に押し付けられてしまうので、薄板シール片の摩耗が生じやすくなるといった問題点があった。
しかしながら、覆い部材37とシール片積層体の側面2cとの間の隙間38を可能な限り小さくすることで、隙間38に流体が流入しにくくなるので、隣り合う薄板シール片3間における流体のダウンフローの発生を低減し、回転軸10の回転時に薄板シール片3が回転軸10に接触することを抑制できる。すなわち、回転軸10の回転時に、各薄板シール片3と回転軸10との間に微小な隙間を確実に形成することができる。また、覆い部材37とシール片積層体2の側面2cとの間に隙間38が形成されていることから、薄板シール片3が浮上する際に薄板シール片3と覆い部材37とが摺動することはない。このように、覆い部材37と薄板シール片3との摩耗が避けられるとともに回転軸10の回転時に薄板シール片3が回転軸10に接触することを抑制できるので、薄板シール片3の摩耗を抑制することができる。
実施形態1では、図1に示されるように、高圧側リテーナ34及び覆い部材37のいずれもが、回転軸10の全周にわたって連続してシール片積層体2の側面2cに接しない形態となっていたが、この形態に限定するものではない。例えば図6に示されるように、高圧側リテーナ34の最も径方向内側の部分に、シール片積層体2の側面2cに向かって覆い部材37に対して突出させて構成された突出部34eを形成し、突出部34eが側面2cの外周縁部に接している構成であってもよい。
また、シール片積層体2に、側面2cの内周縁2a近傍の位置から内周縁2aまで流体低圧側12に向かって傾斜するように切り欠かれた切欠部2eを形成してもよい。切欠部2eによって薄板シール片3(図3参照)の浮上効果を向上させることができる。尚、図1に示された軸シール装置1のシール片積層体2に切欠部2eを形成してもよい。
実施形態1では、図1に示されるように、覆い部材37の内周縁37aと回転軸10の軸心Lとの距離をD1、バックリーフ36の内周縁36bと回転軸の軸心Lとの距離をD2と定義すると、D1>D2でも、D1<D2でも、D1=D2でもよい。ただし、本発明者らの検討の結果、D1>D2の条件が他の条件よりも薄板シール片3の振動を抑制できることがわかった。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る軸シール装置について説明する。実施形態2に係る軸シール装置は、実施形態1に対して、覆い部材37の構成を変更したものである。尚、実施形態2において、実施形態1の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7に示されるように、本開示の実施形態2に係る軸シール装置1では、高圧側リテーナ34の内周縁34dは、ハウジング20において収容空間21を画定する内面の一部である支持面22に当接している。覆い部材37は、高圧側リテーナ34の内周縁34dからシール片積層体2の内周縁2a側に向かって延びている。この構成により、覆い部材37の内周縁37aが自由になるので、シール片積層体2の側面2cに向かって近づくように覆い部材37を変動可能にすることができる。以下に、覆い部材37を変動可能にしやすくすることのできるいくつかの形態を説明する。
例えば、回転軸10の軸方向の圧力差がない状態で、覆い部材37は、内周縁37aに向かって隙間38の幅が広がるようにシール片積層体2の側面2cに対して傾斜している。この構成により、覆い部材37に回転軸10の軸方向の圧力差がかかると、覆い部材37は、シール片積層体2の側面2cに向かって近づくように弾性変形することができる。尚、覆い部材37が弾性変形しても、覆い部材37が側面2cに接触しないように構成する必要がある。その他の構成は実施形態1と同じである。
実施形態2では、回転機械が起動すると、流体高圧側11から流体低圧側12に向かって回転軸10の軸方向の圧力差が発生する。この圧力差が覆い部材37に係ることにより、覆い部材37は、シール片積層体2の側面2cに向かって近づくように弾性変形する。このように、回転軸10の軸方向の圧力差に応じて、覆い部材37とシール片積層体2の側面2cとの間の隙間38の幅が小さくなるように調節することができる。
覆い部材37がシール片積層体2の側面2cに向かって近づくように変形可能な構成は、図7に示される構成に限定するものではない。例えば図8に示されるように、覆い部材37は、シール片積層体2の内周縁2a側に向かって、すなわち覆い部材37の内周縁37aに向かって薄くなるように構成されてもよい。この場合、覆い部材37に圧力がかからない状態では、側面2cに対向する覆い部材37の第1面37bは、内周縁37aに向かって隙間38の幅が広がるように構成されている。この構成により、内周縁37a側ほど覆い部材37が弾性変形しやすくなるので、圧力差によって覆い部材37をシール片積層体2の側面2cに近づくように変動しやすくすることができる。尚、図7に示される軸シール装置1の覆い部材37に対して、内周縁37aに向かって薄くなるように構成することもできる。
また、図7及び8に示される軸シール装置1のそれぞれに対して、覆い部材37の内周縁37aと回転軸10の軸心Lとの距離D1(図1参照)をバックリーフ36の内周縁36bと回転軸10の軸心Lとの距離D2(図1参照)よりも小さくする(D1<D2)ことにより、覆い部材37の長さが長くなる分だけ、内周縁37a側ほど覆い部材37を弾性変形しやすくすることもできる。
さらに、シール片積層体2の側面2cに向かって近づくような覆い部材37の変形が回転軸10の軸方向の圧力差によって生じる構成に限定するものではない。例えば図9に示されるように、シール片積層体2の側面2cに対向する覆い部材37の第1面37bとは反対側の第2面37c上に、覆い部材37を形成する金属の熱膨張率とは異なる熱膨張率を有する金属で形成された板部材40を貼付してもよい。
図9に示される軸シール装置1において、回転機械の起動後に回転軸10の周囲の流体温度が上昇すると、板部材40及び覆い部材37の温度が上昇する。板部材40及び覆い部材37のそれぞれを構成する金属の熱膨張率が異なると、両者の変形度合いが異なることから、覆い部材37を側面2cに向かって近づけるように変形させることができる。尚、板部材40は、適当な熱膨張率の金属を選択することにより、覆い部材37の第1面37b上に貼付することもできる。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る軸シール装置について説明する。実施形態3に係る軸シール装置は、実施形態2に対して、覆い部材37と高圧側リテーナ34とを別体にしたものである。尚、実施形態3において、実施形態2の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10に示されるように、本開示の実施形態3では、覆い部材37と高圧側リテーナ34とは別体に構成され、覆い部材37は、高圧側リテーナ34に対して移動可能に取り付けられている。
高圧側リテーナ34内には、高圧側リテーナ34の内周縁34dにおいて開口する係合空間50が形成されている。覆い部材37は、覆い部材37の外周縁37dから突出するとともに係合空間50内に挿入可能に形成された係合部51を含んでいる。係合空間50内に係合部51が挿入されることで、高圧側リテーナ34に覆い部材37が取り付けられる。係合空間50内に係合部51が挿入された状態で、係合空間50内の内面50aと係合部51との間には、回転軸10(図1参照)の軸方向に間隔52があいている。この構成により、覆い部材37が回転軸10の軸方向(矢印Aの方向)に移動可能になるので、回転軸10の軸方向の圧力差によって、覆い部材37をシール片積層体2の側面2cに向かって近づけるように移動させることができ、隙間38の幅が小さくなるように調節することができる。
覆い部材37をシール片積層体2の側面2cに向かって近づけるように移動させたときに覆い部材37をそれ以上に側面2cに近づけさせないために、すなわち、ある程度の幅に隙間38を維持するために、係合部51が係合空間50内の内面50aに当接するように係合空間50を構成することが好ましい。この場合、係合部51が当接する内面50aは、覆い部材37の側面2cに向かう移動を規制するストッパーを構成する。係合部51が当接する内面50aの位置は、隙間38が好ましい幅となるような位置に調整することが好ましい。尚、その他のストッパーの例として、係合空間50の外部に設けられるとともに覆い部材37が当接することによって覆い部材37の移動を規制する構成のものであってもよい。
尚、係合空間50及び係合部51の構成は、図10の構成に限定するものではない。例えば図11に示されるように、係合部51を、覆い部材37の外周縁37dから突出するとともに覆い部材37の長さ方向に延びる第1部分51aと、第1部分51aの端部から回転軸10(図1参照)の軸方向に延びる第2部分51bとを備えて、L字状の断面形状を有するように構成し、係合空間50を、第1部分51aが挿入可能な第1空間部分50bと、第2部分51bが挿入可能な第2空間部分50cとを有するように構成してもよい。この場合、第1部分51aと第1空間部分50bの内面との間、及び、第2部分51bと第2空間部分50cの内面との間のそれぞれに、間隔52があいている。
図11に示された構成でも、第1空間部分50bの内面又は第2空間部分50cの内面の少なくとも一方の一部に第1部分51a又は第2部分51bの少なくとも一方が当接することにより覆い部材37の移動を規制できるので、第1空間部分50bの内面又は第2空間部分50cの内面の少なくとも一方の一部をストッパーにすることができる。また、図10の場合と同様に、係合空間50の外部に設けられるとともに覆い部材37が当接することによって覆い部材37の移動を規制する構成のものをストッパーにすることもできる。
1 軸シール装置
2 シール片積層体
2a (シール片積層体の)内周縁
2b (シール片積層体の)外周縁
2c (シール片積層体の)側面
2d (シール片積層体の)側面
2e 切欠部
3 薄板シール片
3a (薄板シール片の)一端部
3b (薄板シール片の)他端部
3c (薄板シール片の)胴部
3d (薄板シール片の)頭部
3e (薄板シール片の)首部
3f くびれ部
3g くびれ部
10 回転軸
11 流体高圧側
12 流体低圧側
20 ハウジング
21 収容空間
22 支持面
23 支持面
31 被支持部
31a (被支持部の)内周縁
31c (被支持部の)側面
31d (被支持部の)側面
32 流体高圧側溝部
33 流体低圧側溝部
34 高圧側リテーナ
34a (高圧側リテーナの)内側側面
34b (高圧側リテーナの)内側底面
34c (高圧側リテーナの)内側頂面
34d (高圧側リテーナの)内周縁
34e 突出部
35 低圧側リテーナ
35a (低圧側リテーナの)内側側面
35b (低圧側リテーナの)内側底面
35c (低圧側リテーナの)内側頂面
36 バックリーフ
36a 挿入段差部
36b (バックリーフの)内周縁
37 覆い部材
37a (覆い部材の)内周縁
37b (覆い部材の)第1面
37c (覆い部材の)第2面
37d (覆い部材の)外周縁
38 隙間
40 板部材
50 係合空間
50a (係合空間の)内面(ストッパー)
50b 第1空間部分
50c 第2空間部分
51 係合部
51a 第1部分
51b 第2部分
52 間隔
L (回転軸の)軸心

Claims (12)

  1. 回転軸の軸方向における流体高圧側と流体低圧側との間をシールする軸シール装置であって、
    前記回転軸の周方向に積層される複数枚の薄板シール片を含むシール片積層体と、
    前記流体高圧側及び前記流体低圧側のそれぞれから前記シール片積層体の外周縁側を挟むことで前記シール片積層体を支持する高圧側リテーナ及び低圧側リテーナと、
    前記高圧側リテーナに支持されるとともに、前記高圧側リテーナから前記シール片積層体の内周縁側に向かって延びる板状の覆い部材であって、前記シール片積層体の前記流体高圧側の側面との間に前記回転軸の全周にわたって連続する隙間を形成する覆い部材と
    を備える軸シール装置。
  2. 前記低圧側リテーナとは別体に構成されるとともに、前記低圧側リテーナ及び前記シール片積層体に挟まれることによって固定され、前記低圧側リテーナから前記シール片積層体の内周縁側に向かって延びる板状のバックリーフであって、前記シール片積層体の前記流体低圧側の側面に接するように構成されたバックリーフをさらに備え、
    前記覆い部材の内周縁と前記回転軸の軸心との距離をD1、前記バックリーフの内周縁と前記回転軸の軸心との距離をD2と定義した場合に、D1>D2の関係を満たす、請求項1に記載の軸シール装置。
  3. 前記軸シール装置は、前記シール片積層体と、前記高圧側リテーナ及び前記低圧側リテーナと、前記覆い部材とを収容するハウジングをさらに備え、
    前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと一体に構成されるとともに、前記覆い部材の内周縁が前記ハウジングの支持面に当接するように構成される、請求項1または2に記載の軸シール装置。
  4. 前記隙間は、前記高圧側リテーナから前記覆い部材の内周縁に向かって増加するように構成されている、請求項3に記載の軸シール装置。
  5. 前記軸シール装置は、前記シール片積層体と、前記高圧側リテーナ及び前記低圧側リテーナと、前記覆い部材とを収容するハウジングをさらに備え、
    前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと一体に構成され、
    前記高圧側リテーナは、前記ハウジングの支持面に当接するように構成される、請求項1または2に記載の軸シール装置。
  6. 前記覆い部材は、前記軸方向の圧力差によって前記シール片積層体の前記流体高圧側の側面に向かって近づくように構成されている、請求項5に記載の軸シール装置。
  7. 前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと一体に構成されるとともに、前記圧力差によって弾性変形可能に構成され、
    前記覆い部材は、前記圧力差がない場合に前記シール片積層体の内周縁側に向かって前記隙間が広がるように前記シール片積層体の前記流体高圧側の側面に対して傾斜している、請求項6に記載の軸シール装置。
  8. 前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと一体に構成されるとともに、前記圧力差によって弾性変形可能に構成され、
    前記覆い部材は、前記シール片積層体の内周縁側に向かって薄くなるように構成されている、請求項6または7に記載の軸シール装置。
  9. 前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと一体に構成されるとともに、前記シール片積層体に対向する第1面上又は該第1面とは反対側の第2面上に、前記覆い部材を形成する金属の熱膨張率とは異なる熱膨張率を有する金属で形成された板部材を有する、請求項5に記載の軸シール装置。
  10. 前記覆い部材は、前記高圧側リテーナと別体に構成され、
    前記高圧側リテーナ内には係合空間が形成され、前記覆い部材は、前記係合空間内に挿入可能な係合部を有し、前記係合空間内に前記係合部が挿入されることで、前記高圧側リテーナに前記覆い部材が取り付けられ、
    前記係合空間内に前記係合部が挿入された状態で、前記係合空間内の内面と前記係合部との間には、前記回転軸の軸方向に間隔があいている、請求項6に記載の軸シール装置。
  11. 前記高圧側リテーナには、前記係合部が当接することによって前記覆い部材の前記シール片積層体の前記流体高圧側の側面に向かう移動を規制するストッパーが設けられている、請求項10に記載の軸シール装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の軸シール装置を備える回転機械。
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