JP2019173272A - 衛生洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】設計自由度を高めること。【解決手段】実施形態に係る衛生洗浄装置は、送風部と、通風路と、脱臭フィルタとを備える。送風部は、トイレルーム内の空気を吸引する。通風路は、送風部によって吸引された空気が流れる。脱臭フィルタは、通風路に設けられ、通風路を流れる空気を通過させる。また、脱臭フィルタは、複数の粒状のフィルタ素子と、複数のフィルタ素子を収容するケースとを備える。【選択図】図6A
Description
開示の実施形態は、衛生洗浄装置に関する。
従来、トイレルーム内の空気を吸引して通風路に送り、通風路において脱臭フィルタを通過させることで臭気を吸収または分解する衛生洗浄装置が知られている。このような衛生洗浄装置には、たとえば、孔が上下方向に延びたハニカム構造を有し、上下方向に空気を通過させる脱臭フィルタを備えるものがある(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記したような従来の衛生洗浄装置は、通風路において脱臭フィルタが上下方向に空気を通過させるため、通風路を流れる空気が脱臭フィルタを通過する場合はクランク状に流れるなど、空気の流れる向きについて制約を受けることがあり、設計自由度が低いものであった。
実施形態の一態様は、設計自由度を高めることができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る衛生洗浄装置は、トイレルーム内の空気を吸引する送風部と、前記送風部によって吸引された空気が流れる通風路と、前記通風路に設けられ該通風路を流れる空気を通過させる脱臭フィルタとを備え、前記脱臭フィルタは、複数の粒状のフィルタ素子と、複数の前記フィルタ素子を収容するケースとを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、脱臭フィルタを空気が通過する場合に、複数のフィルタ素子の隙間を空気が流れるため、空気が種々の方向に通過可能となる。これにより、設計自由度を高めることができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記脱臭フィルタは、前記通風路を遮るように設けられ、前記ケースは、前記通風路における空気の流れ方向の上流側および下流側の各面に空気が通過可能な開口を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、通風路における空気の流れ方向に沿って空気が流れるようになり、通風路を流れる空気の圧損を抑えることができ、脱臭フィルタの通気性を高めることができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記脱臭フィルタに上方から水を供給する吐水部と、前記吐水部から供給された水を前記脱臭フィルタの下方から排出する排水部とを備え、前記ケースは、上下の各面に水が通過可能な開口を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、吐水部によって供給された水が複数のフィルタ素子の間に保持され、保持された水による臭気の捕集が可能となり、脱臭性能を向上させることができる。また、吐水部によって供給された水が重力により脱臭フィルタの上から下へ流れるため、複数のフィルタ素子全体に水が行き渡りやすく、脱臭フィルタが複数のフィルタ素子で構成されるため、脱臭フィルタの水抜け性も高めることができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記吐水部は、電気分解により生成された機能水を吐水することを特徴とする。
かかる構成によれば、電気分解により生成された機能水が脱臭フィルタに保持されるため、たとえば、機能水の次亜塩素酸により、アンモニアやトリメチルアミンなどの捕集した臭気を分解することができる。これにより、脱臭フィルタの清掃性を高めることができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記複数のフィルタ素子は、任意の一形状であることを特徴とする。
かかる構成によれば、フィルタ素子の形状を目標の脱臭性能に応じて設定することができ、たとえば、フィルタ素子の形状を目標の脱臭性能にあわせて設定することで目標の脱臭性能に適した脱臭フィルタを得ることができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記フィルタ素子は、球状であることを特徴とする。
かかる構成によれば、フィルタ素子が球状であることで、通気性および水抜け性の両方について好適な脱臭フィルタを得ることができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記複数のフィルタ素子は、複数種類のサイズであり、上から下に向かうにつれてサイズが大きくなる層状となって前記ケースに収容されることを特徴とする。
かかる構成によれば、複数のフィルタ素子が、上にサイズが小さいもの、下に向かうにつれてサイズが大きいものが層状に配置されることで、脱臭フィルタの水抜け性を高めることができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記複数のフィルタ素子は、複数種類の形状および複数種類のサイズの少なくともいずれかであることを特徴とする。
かかる構成によれば、複数のフィルタ素子の間に適度な隙間が形成され、脱臭性能の低下を抑制することができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記複数のフィルタ素子は、前記ケース内に充填されることを特徴とする。
かかる構成によれば、複数のフィルタ素子がケース内で移動規制されるため、複数のフィルタ素子441の隙間が一定に保たれ、脱臭フィルタの保水性能の低下を抑制することができる。また、複数のフィルタ素子の衝突により生じる騒音や破損を抑えることができる。
実施形態の一態様によれば、設計自由度を高めることができる。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する衛生洗浄装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.トイレ装置>
まず、図1を参照して実施形態に係る衛生洗浄装置10を備えるトイレ装置1について説明する。図1は、実施形態に係る衛生洗浄装置10を備えるトイレ装置1およびトイレルーム100を示す概略斜視図である。図1には、説明の便宜上、3次元の直交座標系を図示し、かかる直交座標系において、「前方」、「後方」、「左側方」、「右側方」、「上方」および「下方」を規定している。なお、座標系は、他の図においても図示している場合がある。
まず、図1を参照して実施形態に係る衛生洗浄装置10を備えるトイレ装置1について説明する。図1は、実施形態に係る衛生洗浄装置10を備えるトイレ装置1およびトイレルーム100を示す概略斜視図である。図1には、説明の便宜上、3次元の直交座標系を図示し、かかる直交座標系において、「前方」、「後方」、「左側方」、「右側方」、「上方」および「下方」を規定している。なお、座標系は、他の図においても図示している場合がある。
図1に示すように、トイレ装置1は、トイレルーム100内に設置される。トイレ装置1は、洋式便器(以下、便器という)2と、衛生洗浄装置10とを備える。便器2は、たとえば、陶器製である。便器2には、ボウル部2aが形成される。ボウル部2aは、下方に凹んだ形状であり、使用者の排泄物を受ける部位である。なお、便器2は、図示のような床置き式に限らず、壁掛け式でもよい。
衛生洗浄装置10は、便器2の上面後部に取り付けられ、本体部11と、便座12と、便蓋13とを備える。なお、衛生洗浄装置10は、便器2と一体化するように取り付けられてもよいし、便器2に対して着脱可能に取り付けられてもよい。また、衛生洗浄装置10は、トイレルーム100の壁面に設置された操作部51が使用者により操作されると、たとえば、便蓋13を開閉したり、後述する機能部の各種機能を動作させる。衛生洗浄装置10のさらなる構成については、図2および図3を用いて後述する。
なお、トイレ装置1は、たとえば、便器2の後部に洗浄水を貯留する洗浄水タンクが設置されてもよいし、洗浄水タンクが設置されない、いわゆるタンクレス式でもよい。また、トイレ装置1は、たとえば、サイホン作用を利用してボウル部2a内の汚物を引き込んでトラップ管路から排出する、いわゆるサイホン式でもよいし、たとえば、ボウル部2a内の洗浄水の落差による流水作用で汚物を押し流す、いわゆる洗い落し式でもよい。
<2.衛生洗浄装置>
次に、図2および図3を参照して実施形態に係る衛生洗浄装置10について説明する。図2は、実施形態に係る衛生洗浄装置10を示す概略斜視図である。図3は、実施形態に係る衛生洗浄装置10の要部構成を示すブロック図である。上記したように、衛生洗浄装置10は、本体部11と、便座12と、便蓋13とを備える。
次に、図2および図3を参照して実施形態に係る衛生洗浄装置10について説明する。図2は、実施形態に係る衛生洗浄装置10を示す概略斜視図である。図3は、実施形態に係る衛生洗浄装置10の要部構成を示すブロック図である。上記したように、衛生洗浄装置10は、本体部11と、便座12と、便蓋13とを備える。
図2に示すように、便座12および便蓋13は、それそれの後部が本体部11に軸支され、本体部11に対して上下方向に揺動可能に取り付けられる。なお、便蓋13は、衛生洗浄装置10に必要に応じて取り付けられ、省略可能である。本体部11は、ケーシング14と、ノズルユニット15とを備える。ケーシング14は、ケースカバー14aと、ケースプレート14bとを備える。ケーシング14は、ノズルユニット15を含む水路系、および機能部を内部に収容する。
ノズルユニット15は、洗浄ノズル15aを備える。洗浄ノズル15aは、図示しない電動モータなどの駆動源の駆動により、ケーシング14に対して進退可能である。また、洗浄ノズル15aは、図示しない水道管などの水源に接続される。洗浄ノズル15aは、ケーシング14に対して進出している場合に、水源からの水を使用者の身体へ噴出させて局部を洗浄する。
このように、衛生洗浄装置10は、使用者の局部を洗浄する機能を有する。なお、衛生洗浄装置10は、局部洗浄機能の他、たとえば、便座12に座った使用者のおしりなどに温風を吹き付けて乾燥させる乾燥機能や、便座12の着座面を適温に温める便座暖房機能を有してもよい。
また、衛生洗浄装置10は、その要部構成として、水路系と、機能部とを備える。図3に示すように、衛生洗浄装置10は、水路系として、ノズルユニット15と、洗浄水供給部20と、ノズル洗浄室27と、噴霧ノズル28とを備える。衛生洗浄装置10は、機能部として、脱臭ユニット40を備える。衛生洗浄装置10は、水路系および機能部の他、人体検知センサ29と、着座検知センサ30と、制御部50と、操作部51とをさらに備える。
洗浄水供給部20は、流路開閉弁21と、熱交換器22と、電解槽23と、大気解放式のバキュームブレーカ(VB)24と、電磁ポンプ25と、流調・流路切替弁26とを備える。流路開閉弁21は、開閉可能な電磁バルブであり、制御部50からの指令に基づいて、洗浄水の供給を制御する。流路開閉弁21は、給水源から供給される洗浄水の給水と止水とを切り替える。
熱交換器22は、流路開閉弁21の下流に設けられる。熱交換器22は、ヒータにより、給水源から供給された洗浄水を加熱して、たとえば、規定の温度まで昇温させる。熱交換器22は、給水源から供給された洗浄水を、設定された温度の温水に変換する。なお、熱交換器22は、たとえば、セラミックヒータなどを用いた瞬間加熱式の熱交換器でもよいし、貯湯タンクを用いた貯湯加熱式の熱交換器でもよい。熱交換器22は、使用者が操作部51を操作することにより、温水温度が設定される。
電解槽23は、熱交換器22の下流に設けられる。電解槽23は、一対の電極を有し、制御部50から出力された通電の制御信号に基づいて、電極間に流れる洗浄水(水道水)を電気分解する。電解槽23は、洗浄水に含まれる塩素イオンを電気分解することにより、次亜塩素酸(HClO)を含む水(以下、機能水という)を生成する。電解槽23を通過した洗浄水および電解槽23において生成された機能水は、電磁ポンプ25を介して、ノズルユニット15の洗浄ノズル15aに送られる。電磁ポンプ25は、たとえば、洗浄ノズル15aに供給される洗浄水に脈動を与える。
洗浄ノズル15aは、噴水部16を備える。噴水部16は、たとえば、おしり洗浄噴水孔16a、おしりソフト噴水孔16bおよびビデ洗浄噴水孔16cを備える。また、洗浄ノズル15aは、複数の流路FCを備える。洗浄ノズル15aは、各流路FCのそれぞれから供給された洗浄水を吐水可能である。
流調・流路切替弁26は、電磁ポンプ25と洗浄ノズル15aとの間に設けられ、電磁ポンプ25を介して供給された洗浄水または機能水の行き先を、たとえば、洗浄ノズル15aにおける、おしり洗浄、おしりソフト、ビデ洗浄およびワイドビデ洗浄に向けた各流路FC、ノズル洗浄室27、噴霧ノズル28および脱臭ユニット40のいずれかに切り替える。
ノズル洗浄室27は、洗浄吐水部27aを備える。ノズル洗浄室27は、洗浄吐水部27aから洗浄水または機能水を吐水する。ノズル洗浄室27は、洗浄ノズル15aの外周面の洗浄、いわゆる胴体洗浄を行う。噴霧ノズル28は、便器2のボウル部2a(図1参照)の表面に洗浄水または機能水を噴霧する。
人体検知センサ29は、たとえば、赤外線信号を用いた焦電センサであり、トイレ装置1(図1参照)が設置されたトイレルーム100(図1参照)内に入室した使用者などの入室者を検知する。人体検知センサ29は、検知信号を制御部50へ出力する。着座検知センサ30は、たとえば、赤外線投受光式の測距センサであり、使用者が便座12(図1参照)に着座する直前において便座12の上方に存在する人体や、便座12に着座した使用者を検知する。着座検知センサ30は、着座検知信号を制御部50へ出力する。
ここで、衛生洗浄装置10の機能部である脱臭ユニット40は、トイレルーム100内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気に含まれる臭気を吸収または分解する。脱臭ユニット40は、臭気を吸収または分解した空気を、ケーシング14(図2参照)の外部へ吐き出す。なお、トイレルーム100内の空気とは、主として便器2の外部の空気(ボウル部2a内以外の空気)をいう。
脱臭ユニット40は、集塵フィルタ41と、送風部42と、通風路43と、脱臭フィルタ44と、吐水部45と、排水部46と、吸気口47と、排気口48とを備える。脱臭ユニット40においては、トイレルーム100内の空気が脱臭フィルタ44の内部を通過することで、空気に含まれるアンモニア(NH3)やトリメチルアミン((CH3)3N)などの悪臭成分が脱臭フィルタ44に吸収または分解される。脱臭ユニット40のさらなる構成については、図4、図5Aおよび図5Bを用いて後述する。
制御部50は、水路系および機能部の動作を制御する。制御部50は、たとえば、操作部51から入力される操作指示に基づいて、上記した各部の動作を制御する。操作部51は、図1に示すように、トイレルーム100の壁面に設けられる他、衛生洗浄装置10の本体部11(図2参照)に設けられてもよい。操作部51は、いわゆるリモコンでもよい。制御部50と操作部51との間は、有線通信でもよいし、無線通信でもよい。
また、制御部50は、たとえば、人体検知センサ29による使用者の入室の検知に基づいて、噴霧ノズル28から便器2のボウル部2aの表面に水滴を噴霧する。これにより、ボウル部2aの表面に汚物が付着するのを抑えることができる。
また、制御部50は、たとえば、人体検知センサ29がトイレルーム100内の使用者を検知しなくなってから所定時間(たとえば、90秒程度)が経過すると、噴霧ノズル28からボウル部2aの表面に向けて機能水を噴霧する。これにより、悪臭のもとになる菌がボウル部2a内で増えることを抑制し、便器2から悪臭が放出されるのを抑えることができる。
<3.脱臭ユニット>
次に、図4を参照して脱臭ユニット40について説明する。図4は、脱臭ユニット40を示す概略側断面図である。上記したように、脱臭ユニット40は、集塵フィルタ41と、送風部42と、通風路43と、脱臭フィルタ44と、吐水部45と、排水部46と、吸気口47と、排気口48とを備える。
次に、図4を参照して脱臭ユニット40について説明する。図4は、脱臭ユニット40を示す概略側断面図である。上記したように、脱臭ユニット40は、集塵フィルタ41と、送風部42と、通風路43と、脱臭フィルタ44と、吐水部45と、排水部46と、吸気口47と、排気口48とを備える。
図4に示すように、集塵フィルタ41は、吸気口47と送風部42との間に設けられる。集塵フィルタ41は、送風部42によって吸引された空気中の塵埃を捕集して送風部42に塵埃が付着することを抑える。
送風部(以下、送風ファンという)42は、上記したように、トイレルーム100(図1参照)内の空気を吸引する。送風ファン42は、たとえば、樹脂製のシロッコファンであり、内部に設けられた複数の羽が回転することで、吸気口47からトイレルーム100内の空気を吸引し、吸引した空気を排気口48から再度トイレルーム100内に吐き出す。なお、送風ファン42は、シロッコファンに限定されない。
通風路43は、送風ファン42によって吸引された空気の流路である。図示の例では、通風路43は、前方から後方に向けて空気が流れるように形成される。脱臭フィルタ44は、通風路43において通風路43を遮るように設けられる。また、脱臭フィルタ44は、送風ファン42と排気口48との間に設けられる。脱臭フィルタ44は、通風路43を流れる空気を通過させる。
脱臭フィルタ44は、前後、左右および上下方向を含むあらゆる方向に連通するような多孔質構造を有し、後述する吐水部45から供給された洗浄水または機能水を保持する。脱臭フィルタ44のさらなる構成については、図5Aおよび図5Bを用いて後述する。
吐水部45は、脱臭フィルタ44の上方に設けられる。吐水部45は、たとえば、電磁バルブを備え、制御部50(図3参照)の制御に基づいて電磁バルブの開弁動作を行い、流調・流路切替弁26(図3参照)から供給された洗浄水や機能水を、吐水口45aから、図中の矢線Aに示すように、脱臭フィルタ44の上方から脱臭フィルタ44の上部に向けて吐水(噴霧)する。排水部46は、脱臭フィルタ44の下方に設けられ、吐水部45により供給され脱臭フィルタ44の下部から排出される洗浄水や機能水を受ける。
脱臭ユニット40においては、送風ファン42が作動すると、吸気口47から吸い込まれたトイレルーム100(図1参照)内の空気が、脱臭フィルタ44の内部を通過する。脱臭フィルタ44が水分を保持した状態で空気が脱臭フィルタ44の内部を通過すると、空気中の悪臭成分が、脱臭フィルタ44に保持された水分に取り込まれる。たとえば、空気に含まれるアンモニア(NH3)は、脱臭フィルタ44に保持された水分に溶解する。これにより、臭気を低減させることができる。
また、臭気が低減された空気は排気口48からトイレルーム100に排出される。このように、脱臭ユニット40は、トイレルーム100内に常在する臭気(悪臭成分)を吸収または分解することができる。これにより、使用者は、トイレルーム100に入室した場合にトイレルーム100内に常在する臭気を吸う可能性が低くなり、快適にトイレルーム100を利用することができる。
<4.脱臭フィルタ>
次に、図5Aおよび図5Bを参照して脱臭フィルタ44について説明する。図5Aは、脱臭フィルタ44を示す概略斜視図である。図5Bは、フィルタ素子441を示す概略斜視図である。図5Aに示すように、脱臭フィルタ44は、複数のフィルタ素子441と、ケース442とを備える。
次に、図5Aおよび図5Bを参照して脱臭フィルタ44について説明する。図5Aは、脱臭フィルタ44を示す概略斜視図である。図5Bは、フィルタ素子441を示す概略斜視図である。図5Aに示すように、脱臭フィルタ44は、複数のフィルタ素子441と、ケース442とを備える。
フィルタ素子441は、粒状(ペレット状ともいう)である。フィルタ素子441の材料は、セラミックを含む。具体的には、フィルタ素子441の材料は、シリカ(SiO2)およびアルミナ(Al2O3)を含む。フィルタ素子441は、シリカとアルミナの混合焼結体であることが好ましい。
図5Aに示すように、ケース442は、複数のフィルタ素子441を収容する。ケース442は、外形が直方体状であり、また、各面が格子状に形成される。このため、各面は、開口443を有する。各面の開口443は、フィルタ素子411を保持しつつ、空気が通過可能であるとともに、水(洗浄水や機能水)が通過可能なサイズに形成される。
ケース442は、少なくとも、脱臭フィルタ44を通風路43(図4参照)に設けた状態において通風路43における空気の流れ方向の上流側の面(前面)、下流側の面(後面)、上面および下面に開口443を有する。
図5Bに示すように、複数のフィルタ素子441は、任意の一形状である。なお、「任意の一形状」とは、形状は任意であるが、複数のフィルタ素子441が同等の形状であることを意味する。フィルタ素子441は、球状であることが好ましい。また、複数のフィルタ素子441は、同等サイズであることが好ましい。
複数のフィルタ素子441がケース442に収容されることで、複数のフィルタ素子441の隙間が前後、左右および上下方向を含むあらゆる方向に連通して隙間に空気や水(吐水部45から供給された洗浄水や機能水)が流れる。また、複数のフィルタ素子441の隙間が洗浄水や機能水を保持するため、脱臭フィルタ44として保水性能を確保する。
また、複数のフィルタ素子441は、ケース442内に充填されることが好ましい。このように、複数のフィルタ素子441が充填されることで、複数のフィルタ素子441がケース442内で移動規制されるため、複数のフィルタ素子441の隙間が一定に保たれ、脱臭フィルタ44の保水性能の低下を抑制することができる。また、複数のフィルタ素子441の衝突により生じる騒音や破損を抑えることができる。
また、ケース442は、複数のフィルタ素子441を保持しつつ空気や水が通過可能であればよいため、たとえば、網状のものでもよい。
次に、図6Aおよび図6Bを参照して脱臭フィルタ44における空気に流れについて説明する。図6Aは、脱臭フィルタ44における空気の流れの説明図である。図6Bは、脱臭フィルタ44の比較例(脱臭フィルタ60)における空気の流れの説明図である。図6Aに示すように、脱臭ユニット40においては、送風ファン42によって吸引された空気は、図中の矢線B0にて示すように、通風路43に向けて流れる。
通風路43を流れる空気は、脱臭フィルタ44のケース442の上流側の面、すなわち、ケース442の前面から脱臭フィルタ44の内部に流入する。脱臭フィルタ44の内部に流入した空気は、図中の矢線B1にて示すように、複数のフィルタ素子441の隙間を通風路43において空気が流れる方向に沿って流れ、複数のフィルタ素子441の隙間を流れた空気は、ケース442の下流側の面、すなわち、ケース442の後面から流出する。
このように、脱臭フィルタ44は、通風路43において空気の流れを無理に変えることなく、通風路43における空気の流れる方向に沿って空気が流れる。また、脱臭フィルタ44においては、吐水部45から供給された水(洗浄水や機能水)が重力に沿って上から下へ流れる。このため、脱臭フィルタ44は、複数のフィルタ素子441全体の保水が容易であり、かつ、水抜け性も良好である。
図6Bに示すように、比較例の脱臭フィルタ60は、通風路43において空気を通過させる複数の孔61が、吐水部45により上方から供給される水(洗浄水や機能水)の水抜け性が考慮され上方方向に延びたハニカム構造を有する。脱臭フィルタ60においては、送風ファン42によって吸引され、図中の矢線B0にて示すように、通風路43に向けて流れてきた空気は、脱臭フィルタ60の下面から脱臭フィルタ60の内部に流入する。脱臭フィルタ60の内部に流入した空気は、複数の孔61を流れて脱臭フィルタ60の上面から流出する。
脱臭フィルタ60から流出した空気は、通風路43における空気が流れる方向に戻るために通風路43の上壁43aに当たるなど、流れの向きを上下方向から前後方向に変えて脱臭フィルタ60の後方に向けて流れる。すなわち、比較例の脱臭フィルタ60を用いた場合、図中の矢線B2にて示すように、通風路43を空気の流れ方向(前後方向)に流れる空気が、脱臭フィルタ60の内部に流入するときには上下方向に屈曲し、脱臭フィルタ60から流出した空気が前後方向に再度屈曲してクランク状に流れる。
このため、比較例の脱臭フィルタ60は、空気の圧損が大きく、空気の流れる量が低下することで脱臭性能が低下することがあり、空気の流れる向きについても制約が多いため、設計自由度が低い。
実施形態に係る衛生洗浄装置10によれば、脱臭フィルタ44を空気が通過する場合に、複数のフィルタ素子441の隙間を空気が流れるため、空気が種々の方向に通過可能となる。これにより、脱臭フィルタ44が設けられる通風路43を含む脱臭ユニット40の設計自由度を高めることができる。
また、通風路43における空気の流れ方向に沿って空気が流れるようになり、通風路43を流れる空気の圧損を抑えることができる。これにより、脱臭フィルタ44の通気性を高めることができる。
また、吐水部45によって供給された水(洗浄水や機能水)が複数のフィルタ素子441の間に保持され、保持された水による臭気の捕集が可能となり、脱臭性能を向上させることができる。また、吐水部45によって供給された水が重力により脱臭フィルタ44の上から下へ流れるため、複数のフィルタ素子441全体に水が行き渡りやすく、脱臭フィルタ44の水抜け性も高めることができる。
また、電解槽23において電気分解により生成された機能水が脱臭フィルタ44に保持されるため、たとえば、機能水の次亜塩素酸(HClO)により、アンモニア(NH3)やトリメチルアミン((CH3)3N)などの捕集した臭気を分解することができる。これにより、脱臭フィルタ44の清掃性を高めることができる。
また、複数のフィルタ素子441が任意の一形状であるため、フィルタ素子441の形状を目標の脱臭性能に応じて設定することができる。たとえば、フィルタ素子441の形状を目標の脱臭性能にあわせて設定することで、目標の脱臭性能に適した脱臭フィルタ44を得ることができる。また、フィルタ素子441が球状であることで、通気性および水抜け性の両方について好適な脱臭フィルタ44を得ることができる。
なお、上記した実施形態では、複数のフィルタ素子441がケース442に充填されているが、充填されなくてもよい。また、複数のフィルタ素子441の数量を調節して脱臭フィルタ44の脱臭性能や保水性能などを制御することも可能である。
また、上記した実施形態では、複数のフィルタ素子441が同等サイズのものがケース442に収容されているが、複数のフィルタ素子441が複数種類のサイズのものでもよい。この場合、たとえば、複数のフィルタ素子441をサイズごとに分け、サイズごとに分けたものが層状となってケース442に収容されてもよい。
<5.脱臭フィルタの変形例>
次に、図7を参照して脱臭フィルタ44の変形例(脱臭フィルタ44A)について説明する。図7は、脱臭フィルタ44の変形例(脱臭フィルタ44A)を示す概略側断面図である。図7に示すように、変形例に係る脱臭フィルタ44Aは、上記したように、サイズの異なる複数のフィルタ素子441a,441bがケース442に収容されて構成される。
次に、図7を参照して脱臭フィルタ44の変形例(脱臭フィルタ44A)について説明する。図7は、脱臭フィルタ44の変形例(脱臭フィルタ44A)を示す概略側断面図である。図7に示すように、変形例に係る脱臭フィルタ44Aは、上記したように、サイズの異なる複数のフィルタ素子441a,441bがケース442に収容されて構成される。
複数のフィルタ素子441a,441bは、小さいサイズのフィルタ素子441aと、大きいサイズのフィルタ素子441bとの2種類で構成される。なお、複数のフィルタ素子441a,441bは、2種類に限定されない。3種類以上のサイズのもので構成されてもよい。
脱臭フィルタ44Aは、複数のフィルタ素子441a,441bがサイズごとに層を形成するようにケース442に収容される。図示の例では、ケース442の上部に小さいサイズのフィルタ素子441aの層L1が形成され、小さいサイズのフィルタ素子441aの層L1の下方に大きいサイズのフィルタ素子441bの層L2が形成される。
このように、複数のフィルタ素子441a,441bが、上に小さいサイズのフィルタ素子441aが配置され、下方に向かうにつれてサイズが大きいもの(たとえば、フィルタ素子441b)が層状に配置されることで、脱臭フィルタ44Aの水抜け性を高めることができる。
なお、サイズの異なる複数のフィルタ素子441a,441bが、前後方向に層を形成するようにケース442に収容されてもよい。このように、サイズの異なる複数のフィルタ素子441a,441bが、脱臭フィルタ44Aの空気の流れ方向となる前後方向に層を形成することで、脱臭フィルタ44Aの通気性を調節することもできる。
また、複数のフィルタ素子441は、複数種類の形状および複数種類のサイズの少なくともいずれかであってもよい。これにより、複数のフィルタ素子441の間に適度な隙間が形成され、脱臭性能の低下を抑制することができる。また、複数種類の形状および複数種類のサイズのものがばらばらに配置されてもよいし、形状やサイズごとにまとめられ、たとえば、層状に配置されてもよい。
<6.フィルタ素子の変形例>
次に、図8Aおよび図8Bを参照してフィルタ素子441の第1変形例(フィルタ素子441A)および第2変形例(フィルタ素子441B)について説明する。図8Aおよび図8Bは、フィルタ素子の変形例(フィルタ素子441Aおよびフィルタ素子441B)を示す概略斜視図である。
次に、図8Aおよび図8Bを参照してフィルタ素子441の第1変形例(フィルタ素子441A)および第2変形例(フィルタ素子441B)について説明する。図8Aおよび図8Bは、フィルタ素子の変形例(フィルタ素子441Aおよびフィルタ素子441B)を示す概略斜視図である。
図8Aに示すように、第1変形例では、フィルタ素子441Aは、円柱状である。円柱状のフィルタ素子441Aを用いても、複数のフィルタ素子441Aの間に適度な隙間が形成され、脱臭性能の低下を抑制することができる。
また、図8Bに示すように、第2変形例では、フィルタ素子441Bは、歯車状である。歯車状のフィルタ素子441Bを用いても、複数のフィルタ素子441Bの間に適度な隙間が形成され、脱臭性能の低下を抑制することができる。なお、フィルタ素子は、上記以外の形状であっても、複数のフィルタ素子の間に適度な隙間が形成され、脱臭性能の低下を抑制することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
10 衛生洗浄装置
42 送風部
43 通風路
44 脱臭フィルタ
441 フィルタ素子
442 ケース
45 吐水部
46 排水部
100 トイレルーム
42 送風部
43 通風路
44 脱臭フィルタ
441 フィルタ素子
442 ケース
45 吐水部
46 排水部
100 トイレルーム
Claims (9)
- トイレルーム内の空気を吸引する送風部と、
前記送風部によって吸引された空気が流れる通風路と、
前記通風路に設けられ該通風路を流れる空気を通過させる脱臭フィルタと
を備え、
前記脱臭フィルタは、
複数の粒状のフィルタ素子と、
複数の前記フィルタ素子を収容するケースと
を備えること
を特徴とする衛生洗浄装置。 - 前記脱臭フィルタは、前記通風路を遮るように設けられ、
前記ケースは、前記通風路における空気の流れ方向の上流側および下流側の各面に空気が通過可能な開口を有すること
を特徴とする請求項1に記載の衛生洗浄装置。 - 前記脱臭フィルタに上方から水を供給する吐水部と、
前記吐水部から供給された水を前記脱臭フィルタの下方から排出する排水部と
を備え、
前記ケースは、上下の各面に水が通過可能な開口を有すること
を特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。 - 前記吐水部は、電気分解により生成された機能水を吐水すること
を特徴とする請求項3に記載の衛生洗浄装置。 - 前記複数のフィルタ素子は、任意の一形状であること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の衛生洗浄装置。 - 前記フィルタ素子は、球状であること
を特徴とする請求項5に記載の衛生洗浄装置。 - 前記複数のフィルタ素子は、複数種類のサイズであり、上から下に向かうにつれてサイズが大きくなる層状となって前記ケースに収容されること
を特徴とする請求項5または6に記載の衛生洗浄装置。 - 前記複数のフィルタ素子は、複数種類の形状および複数種類のサイズの少なくともいずれかであること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の衛生洗浄装置。 - 前記複数のフィルタ素子は、前記ケース内に充填されること
を特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の衛生洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018058918A JP2019173272A (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 衛生洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019173272A true JP2019173272A (ja) | 2019-10-10 |
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ID=68167723
Family Applications (1)
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55110584U (ja) * | 1979-01-30 | 1980-08-02 | ||
JPH07112113A (ja) * | 1993-10-15 | 1995-05-02 | Seiden Kogyo:Kk | 脱臭装置 |
JP2016094712A (ja) * | 2014-11-12 | 2016-05-26 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
-
2018
- 2018-03-26 JP JP2018058918A patent/JP2019173272A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JPS55110584U (ja) * | 1979-01-30 | 1980-08-02 | ||
JPH07112113A (ja) * | 1993-10-15 | 1995-05-02 | Seiden Kogyo:Kk | 脱臭装置 |
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