JP2019172589A - 乳化整髪剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪を立ち上げる力(立ち上げ力)や毛束のつくりやすさ、及び掌でのびやすいという感触(使用感)に優れ、なおかつ整髪後の毛髪をごわつきの少ないものとすることができる乳化整髪剤組成物を提供する。【解決手段】下記成分(A)、下記成分(B)、下記成分(C)、及び下記成分(D)を含有し、不揮発性シリコーンを含まないか、又は不揮発性シリコーンの含有量に対する成分(A)の含有量の質量比[成分(A)/不揮発性シリコーン]が2.5以上である乳化整髪剤組成物。成分(A):炭素数22以上の脂肪酸を含む炭素数18以上の脂肪酸と、2価のアルコールとのエステル成分(B):20℃で固形状であり、炭化水素、ロウ、ラノリン、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である固形油分成分(C):不揮発性であり且つ20℃で液状であり、炭化水素、ロウ、エステル油、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である不揮発性液状油分成分(D):水【選択図】なし

Description

本発明は、乳化整髪剤組成物に関する。
従来より、毛髪を固めずに髪型を形成できる特徴を有する毛髪化粧料として、ヘアワックス(ヘアスタイリングワックス)等の乳化整髪剤組成物が広く用いられている。
具体的には、例えば、ワックス、高重合度ポリエチレングリコールおよび非イオン界面活性剤を含有する毛髪用の化粧料(特許文献1を参照);ビニルカプロラクタムの単独重合体、25℃で固形の油性成分、25℃で液状の油性成分、及び水を含有する整髪剤組成物(特許文献2を参照);ロウ類、特定の液状油、揮発性液状油および水を含有する整髪料(特許文献3を参照);20℃で固形のワックス及び揮発性シリコーンを含有する整髪料(特許文献4を参照)等が知られている。
特開2002−241243号公報 特開2004−91406号公報 特開2005−239677号公報 特開2007−15935号公報
ヘアワックス等の乳化整髪剤組成物には、整髪特性として、毛髪を立ち上げる力(立ち上げ力)が求められており、また、毛髪の流れを強調する観点から、毛束のつくりやすさが求められている。さらに、操作性や使用感触の観点から、掌でのびやすいという感触(使用感)に優れ、それでいて整髪後の毛髪をごわつきの少ないものとすることができる乳化整髪剤組成物が求められている。
従って、本発明の目的は、毛髪を立ち上げる力(立ち上げ力)や毛束のつくりやすさ、及び掌でのびやすいという感触(使用感)に優れ、なおかつ整髪後の毛髪をごわつきの少ないものとすることができる乳化整髪剤組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、成分(A):炭素数22以上の脂肪酸を含む炭素数18以上の脂肪酸と2価のアルコールとのエステルと、成分(B):20℃で固形状であり、炭化水素、ロウ、ラノリン、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である固形油分と、成分(C):不揮発性であり且つ20℃で液状であり、炭化水素、ロウ、エステル油、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である不揮発性液状油分と、成分(D):水と、を配合し、不揮発性シリコーンを含まないか、又は不揮発性シリコーンの含有量に対する成分(A)の含有量の質量比[成分(A)/不揮発性シリコーン]が2.5以上である乳化整髪剤組成物とすることにより、立ち上げ力、毛束のつくりやすさ、及び使用感に優れ、なおかつ整髪後の毛髪をごわつきの少ないものとすることができる乳化整髪剤組成物が得られることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成させたものである。
すなわち、本発明は、下記成分(A)、下記成分(B)、下記成分(C)、及び下記成分(D)を含有し、不揮発性シリコーンを含まないか、又は不揮発性シリコーンの含有量に対する成分(A)の含有量の質量比[成分(A)/不揮発性シリコーン]が2.5以上である乳化整髪剤組成物を提供する。
成分(A):炭素数22以上の脂肪酸を含む炭素数18以上の脂肪酸と、2価のアルコールとのエステル
成分(B):20℃で固形状であり、炭化水素、ロウ、ラノリン、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である固形油分
成分(C):不揮発性であり且つ20℃で液状であり、炭化水素、ロウ、エステル油、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である不揮発性液状油分
成分(D):水
成分(A)は脂肪酸(C18−36)グリコールであることが好ましい。
上記乳化整髪剤組成物は、さらに、下記成分(E)を含有することが好ましい。
成分(E):炭素数16以上の1価アルコール
本発明の乳化整髪剤組成物は、毛髪を立ち上げる力や毛束のつくりやすさ、及び掌でのびやすいという感触に優れ、なおかつ整髪後の毛髪をごわつきの少ないものとすることができる。なお、本明細書において、毛髪を立ち上げる力を「立ち上げ力」という。また、ある程度の毛髪をまとめ毛束を形成しやすくする力を「毛束のつくりやすさ」という。また、掌でのばす際の抵抗感が小さく、掌でのびやすいという感触を「使用感」という。
本発明の乳化整髪剤組成物は、炭素数22以上の脂肪酸を含む炭素数18以上の脂肪酸と2価のアルコールとのエステル、特定の固形油分、特定の不揮発性液状油分、及び水を少なくとも含有する。ここで、上記特定の固形油分は、20℃で固形状であり、炭化水素、ロウ、ラノリン、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である固形油分である。また、上記特定の不揮発性液状油分は、不揮発性であり且つ20℃で液状であり、炭化水素、ロウ、エステル油、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である不揮発性液状油分である。なお、本明細書において、上記炭素数22以上の脂肪酸を含む炭素数18以上の脂肪酸と、2価のアルコールとのエステルを「成分(A)」、上記20℃で固形状であり、炭化水素、ロウ、ラノリン、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である固形油分を「成分(B)」、上記不揮発性であり且つ20℃で液状であり、炭化水素、ロウ、エステル油、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である不揮発性液状油分を「成分(C)」、水を「成分(D)」と称する場合がある。
すなわち、本発明の乳化整髪剤組成物は、成分(A)、成分(B)、成分(C)、及び成分(D)を少なくとも含有する。本発明の乳化整髪剤組成物は、上記成分(A)〜(D)以外の成分を含んでいてもよい。また、本発明の乳化整髪剤組成物に含まれる各成分、例えば、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、及び、成分(A)〜(D)以外の成分等の各成分は、それぞれ、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
[成分(A)]
上記成分(A)は炭素数22以上の脂肪酸を含む炭素数18以上の脂肪酸と、2価のアルコールとのエステルである。言い換えると、成分(A)は、炭素数18以上の脂肪酸(1価のカルボン酸)と2価のアルコールとのエステル(モノエステル及び/又はジエステル)であり、炭素数22以上の脂肪酸と2価のアルコールとのエステルを少なくとも含む。成分(A)は、モノエステルであってもよいし、ジエステルであってもよい。また、モノエステルとジエステルの混合物であってもよい。成分(A)は、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
成分(A)を構成する脂肪酸は、炭素数18以上(例えば18〜40)の脂肪酸である。上記脂肪酸は、飽和脂肪酸であっても、不飽和脂肪酸であってもよい。また、上記脂肪酸は、直鎖脂肪酸であっても、分岐鎖脂肪酸であってもよい。成分(A)を構成する脂肪酸は、炭素数22以上(例えば22〜40)の脂肪酸を含む。成分(A)を構成する脂肪酸としては、例えば、脂肪酸(C18−36)等が挙げられる。
成分(A)を構成する2価のアルコールとしては、例えば、プロピレングリコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の(ポリ)アルキレングリコール等が挙げられる。
成分(A)としては、脂肪酸(C18−36)グリコールが好ましい。成分(A)の市販品としては、例えば、商品名「シンクロワックス ERL−C」(クローダ社製)、「KKH NatWax Alt O154」(KOSTER KEUNEN社製)、「WARADUR E」(VOELPKER社製)等が挙げられる。
本発明の乳化整髪剤組成物中の成分(A)の含有量は、特に限定されないが、本発明の乳化整髪剤組成物100質量%に対して、3.0〜40.0質量%が好ましく、より好ましくは4.0〜30.0質量%、さらに好ましくは5.0〜20.0質量%である。上記含有量が3.0質量%以上であると、立ち上げ力と毛束のつくりやすさがより優れる。一方、上記含有量が40.0質量%以下であると、掌での伸びと毛髪のごわつきの少なさに優れる。上記成分(A)の含有量は、本発明の乳化整髪剤組成物中の全ての成分(A)の含有量の合計である。
[成分(B)]
成分(B)は、20℃で固形状であり、炭化水素、ロウ、ラノリン、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である固形油分である。なお、本明細書において、「20℃で固形状」とは、例えば、半径2cm、高さ7cmのガラスボトルに50gの試料(油剤)を加熱溶解して流し込み、20℃まで冷却した後、上記ガラスボトルを逆さにした際に、逆さにした直後より5分間、試料がガラスボトルから垂れ落ちないことを意味する。成分(B)は、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
20℃で固形状の炭化水素としては、例えば、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス等が挙げられる。
20℃で固形状のロウとしては、例えば、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウ、コメヌカロウ、セラックロウ、鯨ロウ、セレシン等が挙げられる。
20℃で固形状であり、炭素数10以上の脂肪酸としては、例えば、ステアリン酸、ベヘニン酸等が挙げられる。
本発明の乳化整髪剤組成物中の成分(B)の含有量は、特に限定されないが、本発明の乳化整髪剤組成物100質量%に対して、0.5〜40.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜30.0質量%、さらに好ましくは3.0〜20.0質量%である。上記含有量が0.5質量%以上であると、立ち上げ力と毛束のつくりやすさがより優れる。一方、上記含有量が40.0質量%以下であると、掌での伸びと毛髪のごわつきの少なさに優れる。上記成分(B)の含有量は、本発明の乳化整髪剤組成物中の全ての成分(B)の含有量の合計である。
本発明の乳化整髪剤組成物における、成分(B)の含有量に対する成分(A)の含有量の質量比[成分(A)/成分(B)]は、0.1以上(例えば0.1〜40.0)が好ましく、より好ましくは0.3〜20.0、さらに好ましくは0.5〜10.0である。上記質量比が0.1以上であると立ち上げ力と毛束のつくりやすさがより向上する。
[成分(C)]
成分(C)は、不揮発性であり且つ20℃で液状であり、炭化水素、ロウ、エステル油、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である不揮発性液状油分である。なお、本明細書において、「不揮発性」とは、気圧1atmにおける沸点が250℃を超える性質をいうものとする。また、本明細書において、「20℃で液状」とは、半径2cm、高さ7cmのガラスボトルに50gの試料(油剤)を入れ、20℃の温度下、上記ガラスボトルを逆さにした際に、逆さにした直後より5分間に、試料がガラスボトルから垂れ落ちる性状であることを意味する。成分(C)は、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
不揮発性であり且つ20℃で液状である炭化水素としては、例えば、α−オレフィンオリゴマー、ミネラルオイル、水添ポリイソブテン、イソドデカン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、合成スクワラン、植物性スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン等が挙げられる。
不揮発性であり且つ20℃で液状であるロウとしては、例えば、ホホバ油等が挙げられる。
不揮発性であり且つ20℃で液状であるエステル油としては、例えば、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸プロピレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、アジピン酸ジイソプロピル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソノニル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリトリット等が挙げられる。
不揮発性であり且つ20℃で液状である炭素数10以上の脂肪酸としては、例えば、イソステアリン酸、オレイン酸等が挙げられる。
本発明の乳化整髪剤組成物中の成分(C)の含有量は、特に限定されないが、本発明の乳化整髪剤組成物100質量%に対して、3.0〜40.0質量%が好ましく、より好ましくは5.0〜35.0質量%、さらに好ましくは8.0〜25.0質量%である。上記含有量が3.0質量%以上であると、使用感により優れる。一方、上記含有量が40.0質量%以下であると、立ち上げ力と毛束のつくりやすさがより優れる。上記成分(C)の含有量は、本発明の乳化整髪剤組成物中の全ての成分(C)の含有量の合計である。
[成分(D)]
成分(D)は水であり、特に限定されないが、精製水が好ましい。本発明の乳化整髪剤組成物中の成分(D)の含有量は、特に限定されないが、本発明の乳化整髪剤組成物100質量%に対して、10.0〜90.0質量%が好ましく、より好ましくは20.0〜85.0質量%、さらに好ましくは30.0〜80.0質量%である。
[成分(E)]
本発明の乳化整髪剤組成物は、さらに、炭素数16以上の1価アルコール(「成分(E)」と称する場合がある)を含むことが好ましい。本発明の乳化整髪剤組成物が成分(E)を含む場合、本発明の乳化整髪剤組成物より水が分離しにくくなり、剤の安定性により優れる。また、剤の硬さがより適度となり、使用性がより優れる。成分(E)は、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
成分(E)の炭素数は、16以上であり、好ましくは16〜22である。成分(E)としては、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、2−オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げられる。
本発明の乳化整髪剤組成物中の成分(E)の含有量は、特に限定されないが、剤の安定性及び使用性により優れる観点から、本発明の乳化整髪剤組成物100質量%に対して、0.1〜10.0質量%が好ましく、より好ましくは0.3〜5.0質量%、さらに好ましくは0.5〜3.0質量%である。上記成分(E)の含有量は、本発明の乳化整髪剤組成物中の全ての成分(E)の含有量の合計である。
[その他の成分]
本発明の乳化整髪剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲内で、成分(A)〜(E)以外の成分(その他の成分)を含んでいてもよい。上記その他の成分としては、特に限定されず、例えば、化粧品や医薬部外品に通常用いられる成分等が挙げられる。具体的には、例えば、界面活性剤(カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等);エタノール等の低級アルコール;多価アルコール;成分(B)、(C)、及び(E)以外の油性成分(成分(B)、(C)、及び(E)以外の、シリコーン油、エステル油、ロウ、植物油、炭化水素ワックス、炭化水素油、油脂、高級アルコール、高級脂肪酸等);カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガム等の増粘剤;香料;紫外線吸収剤;酸化防止剤;金属イオン封鎖剤;ピリビニルピロリドン等の皮膜形成性高分子化合物;カオリン、シリカ、タルク等の粉体;色素;顔料;染料;ビタミン類;アミノ酸類;収斂剤;美白剤;動植物抽出物;酸;アルカリ等が挙げられる。
本発明の乳化整髪剤組成物は、不揮発性シリコーンを含まないか、又は不揮発性シリコーンの含有量に対する成分(A)の含有量の質量比[成分(A)/不揮発性シリコーン]が2.5以上である。これにより、成分(A)に起因する毛束のつくりやすさを維持することができる。なお、上記質量比における成分(A)の含有量及び不揮発性シリコーンの含有量は、それぞれ、本発明の乳化整髪剤組成物中の全ての成分(A)の含有量の合計、及び本発明の乳化整髪剤組成物中の全ての不揮発性シリコーンの含有量の合計である。
本発明の乳化整髪剤組成物は、不揮発性シリコーンの含有量に対する成分(A)の含有量の質量比[成分(A)/不揮発性シリコーン]が2.5以上であり、好ましくは3.5以上、より好ましくは5.0以上である。なお、本発明の乳化整髪剤組成物が不揮発性シリコーンを含有する場合、上記質量比[成分(A)/不揮発性シリコーン]は、例えば100以下であってもよく、50以下であってもよい。上記質量比[成分(A)/不揮発性シリコーン]が例えば100以下である場合、整髪後の毛髪のごわつきをより少ないものとすることができる傾向がある。
上記不揮発性シリコーンとしては、例えば、25℃における粘度が例えば10〜20,000,000mPa・sの鎖状シリコーン油;アミノ変性シリコーン油、カルボキシ変性シリコーン油、脂肪酸エステル変性シリコーン油、アルコール変性シリコーン油、エポキシ変性シリコーン油、フッ素変性シリコーン油、アルキル変性シリコーン油等の変性シリコーン油等が挙げられる。
上記鎖状シリコーン油としては、25℃における粘度が例えば10mPa・s以上6,000mPa・s未満のメチルポリシロキサン、25℃における粘度が例えば6,000〜20,000,000mPa・sであり且つ数平均重合度が650以上である高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチコノール等が挙げられる。
上記ノニオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、及びこれらのアルキレンオキシド付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンステロール及びその誘導体、ポリオキシエチレンラノリン及びその誘導体、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、シュガーエステル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油等が挙げられる。
ソルビタン脂肪酸エステルとしては、例えば、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン等が挙げられる。また、ソルビタン脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物としては、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等が挙げられる。
グリセリン脂肪酸エステルは、モノグリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルのいずれも含む。モノグリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノラウリン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、モノベヘン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノエルカ酸グリセリル、セスキオレイン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、ジアラキン酸グリセリル等が挙げられる。上記ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば、モノカプリル酸ジグリセリル、モノカプリル酸デカグリセリル、モノカプリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノラウリン酸ポリ(4〜10)グリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ヘキサグリセリル、セスキオレイン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、ジステアリン酸ポリ(6〜10)グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸ポリ(10)グリセリル等の上記モノグリセリン脂肪酸エステルの重合度2〜10のポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。また、グリセリン脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物としては、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリセリル等が挙げられる。
ポリオキシアルキレン脂肪酸エステルとしては、例えば、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、モノオレイン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられる。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシプロピレンイソセチルエーテル、ポリオキシプロピレンステアリルエーテル、ポリオキシプロピレンオレイルエーテル等が挙げられる。
上記アニオン界面活性剤としては、例えば、高級脂肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルカルボン酸塩、アルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸及びその塩、N−アシルサルコシン及びその塩、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩等が挙げられる。
上記カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有第3級アミン塩等のアミン塩、モノアルキル型第4級アンモニウム塩、ジアルキル型第4級アンモニウム塩、トリアルキル型第4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型第4級アンモニウム塩等のアルキル第4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等の環式第4級アンモニウム塩、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
上記両性界面活性剤としては、アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩等のグリシン型両性界面活性剤、アルキルアミノプロピオン酸塩、アルキルイミノジプロピオン酸塩等のアミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤等が挙げられる。
本発明の乳化整髪剤組成物が界面活性剤を含有する場合、本発明の乳化整髪剤組成物中の界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、本発明の乳化整髪剤組成物100質量%に対して、0.5〜15.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜10.0質量%である。上記含有量が0.5質量%以上であると、乳化安定性がより優れる。一方、上記含有量が15.0質量%以下であると、使用感がより優れる。上記界面活性剤の含有量は、本発明の乳化整髪剤組成物中の全ての界面活性剤の含有量の合計である。
上記増粘剤としては、例えば、水溶性を有する、天然高分子、半合成高分子、合成高分子等が挙げられる。上記水溶性を有する天然高分子としては、例えば、アラビアゴム、トラガントガム、グアガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、アイリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラック、ロジン、カゼイン等が挙げられる。上記水溶性を有する半合成高分子としては、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセロース、アルギン酸ナトリウム、エステルガム、ニトロセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロース等が挙げられる。上記水溶性を有する合成高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体、ポリビニルメチルセルロース、ポリアミド樹脂、ポリエチレングリコール等が挙げられる。中でも、水溶性を有する合成高分子が好ましく、より好ましくはカルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体である。
なお、増粘剤としてカルボキシビニルポリマーやアクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体を用いる場合は、通常、塩基性物質で中和して用いられる。塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン等のアルカノールアミン類;アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基;アルギニン等の塩基性アミノ酸等が挙げられる。また、塩基性物質の添加量は、カルボキシビニルポリマーやアクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体を中和するのに充分な量であり、これら成分の種類や使用量に応じて適宜配合すればよい。
本発明の乳化整髪剤組成物が増粘剤を含有する場合、本発明の乳化整髪剤組成物中の増粘剤の含有量は、特に限定されないが、乳化安定性や製剤安定性の観点から、本発明の乳化整髪剤組成物100質量%に対して、0.01〜1.5質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜0.5質量%である。上記増粘剤の含有量は、本発明の乳化整髪剤組成物中の全ての増粘剤の含有量の合計である。
本発明の乳化整髪剤組成物は、特に限定されず、公知乃至慣用の方法により製造することができる。例えば、上記各成分を混合し、ホモミキサーを用いた転相乳化法等により乳化することにより製造することができる。また、混合と乳化は別々に行っても同時に行ってもよい。
本発明の乳化整髪剤組成物は、立ち上げ力、毛束のつくりやすさ、及び使用感に優れる観点から、ワックス状の乳化整髪剤組成物(ヘアワックス)であることが特に好ましい。
本発明の乳化整髪剤組成物は、炭素数22以上の脂肪酸を含む炭素数18以上の脂肪酸と2価のアルコールとのエステル[成分(A)]を用いることにより、整髪後の毛髪をごわつきの少ないものとしつつ、立ち上げ力及び毛束のつくりやすさに優れる。そして、成分(A)に、20℃で固形状であり、炭化水素、ロウ、ラノリン、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である固形油分[成分(B)]を組み合わせて用いることにより、立ち上げ力をより向上させることができる。さらに、成分(A)及び(B)と組み合わせて、不揮発性であり且つ20℃で液状であり、炭化水素、ロウ、エステル油、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である不揮発性液状油分[成分(C)]を用いることにより、整髪力(立ち上げ力及び毛束のつくりやすさ)をさらに優れるものとしつつ、使用感にいっそう優れることとすることができる。そして、不揮発性シリコーンを含まないか、又は不揮発性シリコーンの含有量に対する成分(A)の含有量の質量比[成分(A)/不揮発性シリコーン]が2.5以上であることにより、成分(A)に起因する立ち上げ力や毛束のつくりやすさを充分に発揮することができる。また、成分(A)を主な整髪成分として用いる場合、整髪力(立ち上げ力及び毛束のつくりやすさ)及び使用感が優れる従来のキャンデリラロウを主な整髪成分とする乳化整髪剤組成物に対し、同程度の整髪力及び使用感を発揮することができ、さらに、整髪後の毛髪をごわつきのなさ及び毛髪のべたつきのなさに関してはより優れるものとすることができる。このように、本発明の乳化整髪剤組成物によれば、キャンデリラロウを主な整髪成分とする従来の乳化整髪剤組成物と同等以上の整髪性に関する効果を奏するものを、従来と異なる原料組成で作ることができる。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。なお、表に記載の配合量は、各成分の配合量(すなわち、各原料中の有効成分の配合量)であり、特記しない限り「質量%」で表す。また、表中の配合量における「−」は、その成分を配合していないことを示す。
実施例1〜7、比較例1〜3
表に記した各成分(成分(A)〜(E)、及びその他の成分)を用い、実施例及び比較例の各試料を常法に準じてヘアワックスの形態として乳化整髪剤組成物を得、下記評価を行った。
(評価)
実施例及び比較例で得られた各乳化整髪剤組成物について以下の通り評価した。評価は3名の専門評価員が行った。評価結果は表に記載した。
[試験例1:使用感(掌でのびやすいという感触)の評価]
各実施例及び各比較例で得られた乳化整髪剤組成物0.75gを掌に塗布後、掌上で指先でのばした時の抵抗感を評価し、「使用感」を下記の評価基準に従って評価した。
<使用感の評価基準>
◎(良好):抵抗感を感じずに容易にのばせた。
〇(実用可能):少し抵抗感はあるがのばせた。
×(不良):抵抗感が強く、のばしにくかった。
[試験例2:立ち上げ力(毛髪を立ち上げる力)の評価]
試験例1の後、掌にとった乳化整髪剤組成物をウィッグ(レッスンマネキン:株式会社ユーカリジャパン製)に塗布した。塗布はウィッグの左右いずれかの半分に対して行った。その後、ウィッグの頭頂部の毛髪を根元から上方へ立ち上げてまとめるように整髪を施し、整髪後の毛髪を観察した。さらに、ウィッグの底部を机に3回打ち付けて振動を与えた後の毛髪を観察した。そして、「立ち上げ力」を下記の評価基準に従って評価した。
<立ち上げ力の評価基準>
◎(優れる):毛髪を立ち上げるように整髪することができた。さらに振動を与えた後も毛髪の立ち上がりが維持されていた。
○(良好):毛髪を立ち上げるように整髪することができた。振動を与えた後は、毛髪の立ち上がりが維持されなかった。
×(不良):毛髪を立ち上げることができなかった。
[試験例3:毛束のつくりやすさの評価]
上記試験例2の評価直後に、整髪されたウィッグの毛髪を観察し、「毛束のつくりやすさ」を下記の評価基準に従って評価した。
<毛束のつくりやすさの評価基準>
○(良好):明確な毛束が形成されていた。
×(不良):毛束がほとんど又は全く形成されていなかった。
[試験例4:ごわつきのなさの評価]
上記試験例3の後、毛髪を触り、「ごわつきのなさ」を下記の評価基準に従って評価した。
<ごわつきのなさの評価基準>
◎(優れる):ごわつきがなかった。
○(良好):ごわつきがわずかにあるが不快な感触ではなかった。
×(不良):ごわつきが明らかに感じられ、不快な感触として認識された。
Figure 2019172589
本発明の乳化整髪剤組成物(実施例)は、立ち上げ力や毛束のつくりやすさ、及び使用感に優れ、なおかつ整髪後の毛髪をごわつきの少ないものとすることができた。これに対し、不揮発性シリコーンを含有し且つ質量比[成分(A)/不揮発性シリコーン]が2.5未満である場合(比較例1)、毛束の作りやすさが劣っていた。また、成分(A)を配合せず代わりにキャンデリラロウやジステアリン酸エチレングリコールを用いた場合(比較例2、3)、ごわつきが明らかに感じられた。
表に記載の各成分の詳細は、以下の通りである。
<成分(A)>
脂肪酸(C18−36)グリコールA:商品名「シンクロワックス ERL−C」(クローダ社製)
脂肪酸(C18−36)グリコールB:商品名「KKH NatWax Alt O154」(KOSTER KEUNEN社製)
<成分(B)>
キャンデリラロウ:商品名「精製キャンデリラワックス R−2CG」(綿半トレーディング株式会社製)
パラフィンA:商品名「Paraffin WAX−125ツブ」(日本精蝋株式会社製)
パラフィンB:商品名「SP−0165」(日本精蝋株式会社製)
マイクロクリスタリンワックス:商品名「HI−MIC−1090」(日本精蝋株式会社製)
ステアリン酸:商品名「EDENOR C18−98 MY」(Emery Oleochemicals製)
<成分(C)>
流動パラフィン:商品名「CARNATION #70」(Sonneborn Inc.製)
2−エチルヘキサン酸セチル:商品名「CIO−N」(日本サーファクタント工業株式会社製)
<不揮発性シリコーン>
メチルポリシロキサン:商品名「SH200 C FRUID 20CS」(東レ・ダウコーニング株式会社製)、25℃における粘度:20mPa・s
<成分(E)>
ステアリルアルコール:商品名「カルコール 8688」(花王株式会社製)
<その他の成分>
ジステアリン酸エチレングリコール:商品名「エステパール 15V」(日光ケミカルズ株式会社製)
セテス−20:商品名「ブラウノンCH−320L」(青木油脂工業株式会社製)、ポリオキシエチレンセチルエーテル
ステアリン酸ソルビタン:商品名「NIKKOL SS−10V」(日光ケミカルズ株式会社製)
カルボキシビニルポリマー:商品名「CARBOPOL 940」(日本ルーブリゾール株式会社製)
さらに、以下に、本発明の乳化整髪剤組成物の処方例を示す。
(処方例1)ヘアワックス
脂肪酸(C18−36)グリコール 20.0質量%
デカメチルペンタシロキサン 5.0質量%
ジメチコン(20mPa・s) 1.0質量%
パラフィン 5.0質量%
コメヌカロウ 1.0質量%
マイクロクリスタリンワックス 2.0質量%
ミネラルオイル 5.0質量%
パルミチン酸2−エチルヘキシル 5.0質量%
セテス−20 3.0質量%
ステアリン酸ソルビタン 3.0質量%
ステアリン酸 1.0質量%
ステアリルアルコール 1.0質量%
カルボキシビニルポリマー 0.2質量%
トリエタノールアミン 0.6質量%
フェノキシエタノール 0.2質量%
カプリリルグリコール 0.2質量%
エタノール 0.5質量%
1,3−ブチレングリコール 2.0質量%
ポリオキシプロピレンソルビット 2.0質量%
香料 0.2質量%
精製水 42.1質量%
合計 100.0質量%
(処方例2)ヘアワックス
脂肪酸(C18−36)グリコール 15.0質量%
ヒマシ油 4.0質量%
ジメチコン(1.5mPa・s) 3.0質量%
ジメチコン(20mPa・s) 1.0質量%
パラフィン 3.0質量%
キャンデリラロウ 1.0質量%
マイクロクリスタリンワックス 2.0質量%
ミネラルオイル 5.0質量%
パルミチン酸2−エチルヘキシル 5.0質量%
セテス−20 4.0質量%
ステアリン酸ソルビタン 2.0質量%
ステアリン酸 1.2質量%
ステアリルアルコール 1.0質量%
カルボキシビニルポリマー 0.2質量%
トリエタノールアミン 0.6質量%
フェノキシエタノール 0.5質量%
エタノール 0.5質量%
グリセリン 1.0質量%
ポリオキシプロピレンソルビット 2.0質量%
香料 0.2質量%
精製水 47.8質量%
合計 100.0質量%

Claims (3)

  1. 下記成分(A)、下記成分(B)、下記成分(C)、及び下記成分(D)を含有し、不揮発性シリコーンを含まないか、又は不揮発性シリコーンの含有量に対する成分(A)の含有量の質量比[成分(A)/不揮発性シリコーン]が2.5以上である乳化整髪剤組成物。
    成分(A):炭素数22以上の脂肪酸を含む炭素数18以上の脂肪酸と、2価のアルコールとのエステル
    成分(B):20℃で固形状であり、炭化水素、ロウ、ラノリン、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である固形油分
    成分(C):不揮発性であり且つ20℃で液状であり、炭化水素、ロウ、エステル油、及び炭素数10以上の脂肪酸からなる群より選ばれた1以上である不揮発性液状油分
    成分(D):水
  2. 成分(A)が脂肪酸(C18−36)グリコールである請求項1に記載の乳化整髪剤組成物。
  3. さらに、下記成分(E)を含有する請求項1又は2に記載の乳化整髪剤組成物。
    成分(E):炭素数16以上の1価アルコール
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