JP2019172446A - 物流システム - Google Patents

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Abstract

【課題】立体自動倉庫を用いた物流システムにおいて、仕分け、出庫、荷合せ、及び、出荷の作業を集約して行うことができ、入庫から出荷までの物流が自動化されたシステムを提供することである。【解決方法】本発明は、碁盤目状に配列してなる物品等の格納棚が、移載手段を配設する所定の空間を隔てて対峙して配置され、その空間に、水平方向に往復移動が可能であって、格納棚との間で物品等の移載が可能である走行台車が各段に設けられると共に、垂直方向に物品等の往復移動が可能である物品等載置搬送台を備えた昇降手段が配設され、物品等の入出庫部を備えた立体自動倉庫において、入出庫部に物品等の収納容器提示機構を連接し、収納容器提示機構に連設するように出荷容器提示機構と集品容器提示機構を兼ねた容器提示機構を内設した出荷容器搬送機構を配備すると共に、出荷容器搬送機構に集品容器搬送機構を接続した物流システムを提供するものである。【選択図】図12

Description

本発明は、入出庫部と、格納部と、移載手段とから構成され、物品又は物品収納容器(以下、「物品等」という。)を、格納部に保管、整理、又は、仕分けすることができる立体倉庫において、この立体自動倉庫に付設され、物品等の効率的な注文先への出荷処理が行える物流システムに関する。
物流における近代化・合理化は、生産・販売面のそれに比較すると立ち遅れていたが、
近年、必要な時に必要な物品を手にしたいという要望が、産業界だけでなく一般消費者でも強くなり、急速な物流合理化、すなわち、物流革命が起こりつつある。このため、パレチゼーション、コンテナリゼーションによるユニット・ロード・システム、立体倉庫の自動化等が推進されている。
特に、コンピュータを用いて集約された膨大な入出荷及び在庫情報等に基づいて、様々な制御システムが、コンベヤ、リフト、周辺装置等を効率的に連動させ、物品等を整理、保管すると共に、仕分けすることができる立体自動倉庫は、収容量、空間利用効率、人員削減、作業環境改善等の総合的な物流効率という観点から注目され、日夜進歩している。
このような立体自動倉庫は、一般的に、入出庫部と、格納部と、移載手段から構成され、各種移載手段によって、格納部及び入出庫部における物品等の自在な往復移動が可能であり、物品等が、格納部に搬入、保管、整理、仕分けされ、搬出される。
格納部における物品等の自在な往復移動は、物品等を移載可能な伸縮アーム等を備えたクレーンや走行台車等の様々な機構により行われる。また、入出庫部における物品等の自在な往復移動は、コンベヤ等が主体で行われ、そのコンベヤ等には、方向変換、一時貯留(アキュムレーション)、速度制御、正逆搬送、及び、停止等の様々な機構が、必要に応じて備えられている。そして、入出庫部と格納部との物品等の往復移動も、これらの移載手段を介して行われるが、新たな移載手段が設けられる場合もある。
格納部は、碁盤目状に区画された格納棚が(物品等の出し入れ可能な)格納面の反対面で隣接して1組の格納棚を形成し、この一組の格納棚が格納面で所定の空間を隔てて並置されており、その空間に物品等の移載手段が配置された格納設備が構成単位となり所定の数だけ配設されている場合が、空間の利用効率が高く一般的であるが、限定されるものではない。例えば、碁盤目状に区画された格納棚が格納面で所定の空間を隔てて並置されており、その空間に物品等の移載手段が配置された格納設備が構成単位となって所定の数だけ配設されているような場合もある(特許文献3)。また、格納部が、必ずしも碁盤目状に区画された格納棚に限定されることはなく、コンベヤ、リフト、周辺装置等を効率的に連動させ、物品等を整理、保管すると共に、仕分けすることができる構造となっていればよい。
そして、上記移載手段の違いによって様々な立体自動倉庫が開発されている。例えば、図1に示す立体自動倉庫おいては、移載手段(1)4がスタッカクレーンで、空間3に配置されたレール45、46、その上を走行するクレーンマスト41が備えられたクレーン台車42、及び、そのクレーンマスト41に付設された物品等を出し入れ可能な伸縮アーム44を備えた物品載置台43から構成され、格納面の反対面で隣接する1組の格納棚が所定の空間3を隔てて並置された格納部1に配備されている(特許文献1)。この移載手段(1)4により、格納棚の水平(X軸)方向及び垂直(Y軸)方向に物品等の自在な往復移動が可能となっている。
また、図2に示す立体自動倉庫おいては、移載手段(2)5が、Y軸方向の各段に設けられた走行レール52、その上を往復運動する物品等を出し入れ可能な(図示していない)伸縮アームを備えた走行台車51、物品等を移載可能な物品等載置搬送台54を昇降自在に付設した昇降機53、昇降機53の近傍の格納棚に付設される仮置き搬送台55から構成され、図1と同様の格納部1に配備されている(特許文献2)。この場合、走行台車51が格納棚のX軸方向への物品等の自在な往復移動を、物品等載置搬送台54を付設した昇降機53がY軸方向の物品等の自在な往復移動をそれぞれ担い、仮置き搬送台55が走行台車51と物品等載置搬送台54との間に介在し、XY軸方向への物品等の自在な往復移動を可能としている。
立体自動倉庫は、図1及び2の構成に限定されず、コンピュータを用いて集約された膨大な入出荷及び在庫情報等に基づいて、様々な制御システムが、コンベヤ、リフト、周辺装置等を効率的に連動させ、物品等を整理、保管すると共に、仕分けすることができる様々な構成が稼働している。
特に、図2に示した立体自動倉庫は、その他の立体自動倉庫と比較すれば、収納量、物流効率、空間利用効率、設備コスト、人員削減、作業環境改善等を含めた総合的な物流効率に優れているため、更なる改良が施されつつある。例えば、設備費用及び設置空間を抑制したまま収納量を増大させるため、昇降機構を対称の中心として格納棚を直列に配備したタンデム方式の立体倉庫(特許文献4)や、格納面の反対側で隣接する格納棚間の横断(Z軸)方向への物品等の移載を可能とした横断搬送方式の立体自動倉庫(特許文献5)等が提案されている。
特に、横断搬送方式の立体自動倉庫では、格納部内において、極めて短い経路で物品等を整理、仕分けして保管できるので、予め設定された順序通りに出庫させることが可能となり、物品等の入出庫作業の自動化が促進される。例えば、図2において、格納棚Lと隣り合う格納棚Rn−1との間に段差等の物品が移動するための障害を設けなければ、通路3を走行している走行台車51nの伸縮アームを利用したPLからPRn−1への物品等のZ軸方向への水平移動が可能である。この動作を用いて、格納棚Rn−1のPRn−1の位置に移動してきた物品等は、左側の通路3n−1を走行する走行台車51n−1の伸縮アームを介して、その通路3n−1の反対側の格納棚Ln−1のPLn−1の位置に移され、格納棚LのPLは、格納棚Ln−1のPLn−1の位置まで配置が変更され得る。これは、走行台車51以外の移載手段(2)5を用いることなく、XZ軸方向への物品等の自在な移動が可能であることを意味し、例えば、PLの位置にある物品が注文されて出庫処理を行う場合、予め物品等をPLの位置からPLn−1の位置まで移動させておけるので、予め決められた順番どおりに出庫する順立て出庫の集約作業を容易に行なえる。
このような立体自動倉庫内の集約作業が行えるようになると、予め設定された順序通りに出庫させる順出し機能を活用して、注文先に出庫する際の時間調整や仕分けするためのコンベヤが不要となると共に、出庫処理能力が大幅に向上する。そのため、立体自動倉庫の付帯設備として、立体自動倉庫の入出庫部の近くに、物品等の品種別、送付先方面別、顧客別等の分類といった仕分け作業、更には、格納部内の物品等の再配置、整理・整頓、処分等の処理作業を効率的に行うことができるシステムが必要となってきた。
このようなシステムとして、出庫部に供給されてきた物品等の仕分け作業及び処理作業を、作業者又はロボット等(以下、「作業者」という。)が実質的に移動することなく効率的に行うことができる具体例を図3に示す。
図3は、(図示されていない)格納部に物品等を入出庫する搬送コンベヤ24、入庫コンベヤ21、及び、出庫コンベヤ22から構成される入出庫部2に、収納容器提示コンベヤ23を設置すると共に、集品空容器搬送コンベヤ81及び集品空容器供給コンベヤ82から成る集品空容器搬入部8と集品容器搬出コンベヤ101及び集品容器搬送コンベヤ102から成る集品容器搬出部10との間に、集品空容器提示部9を設置し、収納容器提示コンベヤ23と集品空容器提示部9とに隣接するように作業者11を配置したシステムである。このシステムにより、作業者11が移動することなく、出庫コンベヤ22から収納容器提示コンベヤ23に搬送されてきた収納容器61に入っている物品等を集品空容器7に仕分けし、集品容器71として集品容器搬出部10から出庫することができるようになる。一方、収納容器61は、物品等が残っている場合は、入庫コンベヤ21を経由して、格納部に再配置され、物品等が残っていない場合は、入庫コンベヤ21及び(図示されていない)格納部に物品等を入出庫する搬送コンベヤ24を経由して処分される。
更に、このシステムを、図4に示す平面図、及び、図5に示す図4の切断線Iで紙面に垂直に切断した断面図を用いて具体的に説明する。入出庫物品等搬送コンベヤ24から入庫された物品等は、格納部1における格納棚L及びRに保管される。注文が入ると、予め決められた順番どおりに出庫する順立て出庫できるように、例えば、格納棚Rn+1の指定された場所に整理された後、走行台車51n+1、仮置き搬送台55Rn+1、及び、昇降機53n+1に付設されている物品等載置搬送台54n+1を経由して、物品等が入った収納容器61n+1が、出庫コンベヤ22n+1から収納容器提示コンベヤ23n+1に搬送される。それと同時に、集品空容器7n+1が集品空容器搬送コンベヤ81から集品空容器供給コンベヤ82n+1を経由して集品空容器提示部9n+1に搬送され、そこで、作業者11n+1によって、収納容器61n+1の物品Eが集品空容器7n+1に移載される。そして、物品Eが入った集品容器71n+1が、集品容器搬出コンベヤ101n+1を経由して集品容器搬送コンベヤ102で搬出される。一方、物品Eが集品空容器7n+1に移載されて空となった収納空容器6n+1は、入出庫物品等搬送コンベヤ24を経由して搬出されるが、物品Eが残っている収納容器61n+1は、入庫コンベヤ21n+1を経由して格納部に再配置される。図5では、n列とn+1列に関連するコンベヤ及び物品等が重なっているため、上記集品空容器提示部9n+1で行われていることが、集品空容器提示部9として描かれているが、図4と照らし合わせて見ることによって、立体的に物流を理解することができる。
このような物流システムにより、立体自動倉庫において、物品等の品種別、送付先方面別、顧客別等の分類といった仕分けを伴う出庫作業、更には、格納部内の物品等の再配置、整理・整頓、処分等の処理作業を効率的に行うことが可能となる。特に、出庫作業を迅速に行うことできるという特徴を有しているが、新たな問題も内在している。それは、図6に示すように、収納容器提示コンベヤ23及び集品空容器提示部9とからなるピッキングステーションGTPから出庫された物品等は、品種別、送付先方面別、顧客別等の分類を全て同時に出庫処理作業として行うことができないため、荷合せという仕分け作業を行った後、梱包・出荷されなければならず、格納部1からの出庫が滞りなく行われるに従い、集品容器7が荷合せ部13に集中し、滞留するため、物流の律速段階となる場合が生じることである。
この荷合せで生じる問題は、例えば、図7に示すように、出荷空容器搬送コンベヤ131から送付先方面ごとの出荷空容器12が出荷空容器提示部133に供給されると共に、立体自動倉庫から集品容器搬送コンベヤ102を経由して、品種別に分類された物品A〜Jが入っている集品容器71が出荷容器提示部133に順出しされ、送付先方面ごとに物品が集約される作業で、自動化することが困難な工程であることに起因している。その後、物品等が集約された出荷容器121は、出荷容器搬送コンベヤ142で梱包部143を経由して、出荷コンベヤ144で出荷されるが、この梱包及び出荷工程が物流システムの律速段階となることはない。
これに対し、図8に示すような自動投入装置134を用いたシステムが検討され始めた。例えば、出荷空容器12が、出荷空容器搬送コンベヤ131により自動投入装置134n−3に供給されると同時に、品種別に分類された物品A〜Cが入っている集品容器71が搬送コンベヤ102から自動投入装置134n−3に供給され、自動的に送付先方面ごとに物品A〜Cが集約され、出荷容器搬出コンベヤ141n−3から出荷容器搬送コンベヤ142を経由して梱包部143に移動された後、出荷コンベヤ144で出荷されるシステムである。
この自動投入装置134を用いた荷合せは、作業者を必要としない自動化された物流システムであるが、物品等の衝撃を緩和したり、物品等を出荷容器に隙間なく収めたりすることが困難であり、活用可能な物品等が限定されるという問題がある。また、自動投入装置134に求められる衝撃緩和機構及び効率的収納機構を実現することが困難であり、例え、このような機構が自動投入装置134に備えられたとしても、自動投入装置自体が極めて複雑で大きく、高価なものになるという問題がある。
更に、荷合せを必要としない物流システムとして、図9に示すように、ピッキングステーションGTPに出荷空容器を順番に搬送し、格納棚L、Rから出庫された、例えば、品種別に分類された物品等が、送付先方面ごとに物品等が集約され、順次、梱包・出荷工程に出荷容器を搬出するシステムも考案されている。この物流システムにおいては、移載手段として走行台車51を用いた場合の図10及び11の平面図に示すように、物品A及びBが仕分けされた出荷容器121の後を、物品Cが仕分けされた出荷容器121、物品D及びEが仕分けされた出荷容器121等が順番に随伴して搬送されなければならない。従って、ほぼ自動化された物流システムを構築することができるが、出荷処理能力が急激に低下する場合が生じるという問題がある。
このように、立体自動倉庫において、物品等の品種別、送付先方面別、顧客別等の分類といった仕分けを伴う出庫作業、更には、格納部内の物品等の再配置、整理・整頓、処分等の処理作業を効率的に行うことが可能となったが、簡便な機構で、最終的な出荷作業に至るまでの効率的な物流システムを構築するまでには至っていない。
特開2012−236683号公報 国際公開2010/026633号公報 特開2015−168573号公報 特開2011−178549号公報 特表2015−524374号公報
上述したように、立体自動倉庫において、物品等の品種別、送付先方面別、顧客別等の分類といった仕分けを伴う出庫作業、更には、格納部内の物品等の再配置、整理・整頓、処分等の処理作業を効率的に行うことが可能となったが、簡便な機構で、最終的な出荷作業までを含めた効率的な物流システムを構築するまでには至っていない。そこで、本発明は、立体自動倉庫において、出庫から出荷までを含めた効率的な物流システムを簡便な機構で提供することを目的としている。
本発明者らは、碁盤目状に配列してなる物品等の格納棚が、移載手段を配設する所定の空間を隔てて対峙して配置され、その空間に、水平長手方向に往復移動が可能であって、格納棚との間で物品等の移載が可能である走行台車が各段に設けられると共に、垂直方向に物品等の往復移動が可能である物品等載置搬送台を備えた昇降手段が配設され、物品等の入出庫部を備えた立体自動倉庫において、入出庫部に物品等の収納容器提示機構を連接し、出荷作業と集品作業とを並列して行うことによって、仕分け、出庫、荷合せ、及び、出荷の作業が効率的になることを見出し、本発明の完成に至った。
すなわち、本発明は、水平長手及び垂直方向に碁盤目状に配列してなる格納棚から構成される格納部と、その格納棚の物品等を出し入れ可能な格納面の水平長手方向に走行し、物品等を自在に出し入れすることができる移載手段と、移載手段が格納面において往復移動できる走行空間と、物品等を垂直方向に往復移動するための物品等載置搬送手段が付設された昇降手段と、物品等載置搬送手段と移載手段とを媒介する仮置き搬送手段と、物品等の入出庫部とを備えた立体自動倉庫において、物品等の入出庫部が、入出庫搬送手段とそれに連接する物品等収納容器提示機構とを備え、その物品等収納容器提示機構に連設するように出荷容器提示機構と集品容器提示機構を兼ねた容器提示機構を物品等収納容器提示機構ごとに内設した出荷容器搬送機構を配備すると共に、この出荷容器搬送機構に、出荷容器及び集品容器搬入機構、並びに、集品容器搬出機構を、物品又は物品収納容器提示機構ごとに接続していることを特徴とする物流システムである。
また、この出荷容器搬送機構が、上記容器提示機構が内設されており、出荷容器搬入機構、集品容器搬入機構、及び、出荷容器搬出機構を兼ねた同一搬送機構であって、集品容器搬出機構を容器提示機構ごとに接続していてもよい。
言い換えれば、本発明は、図6に示した物流システムの長所である、収納容器提示コンベヤ23及び集品空容器提示部9とからなるピッキングステーションGTPから出庫された物品等を迅速に荷合せ部13に搬送するという出庫作業の高速化と、図9に示した物流システムの長所である、ピッキングステーションGTPにおいて荷合せも行う自動化、すなわち、出荷空容器を順番に搬送すると同時に、格納棚L、Rから出庫され、分類された物品等が、送付先方面ごとに集約され、順次、梱包・出荷工程に出荷容器を搬出する自動化を折衷し、効率的な物流システムを構築したものである。
つまり、本発明の物流システムの技術思想は、仕分け及び出庫を迅速に行う物流システムと、仕分け、出庫、及び、荷合せを一体化して自動化された物流システムとを併用したことにある。この併用によって、前者の荷合せにおける物品等の滞留を解消し、物品等が仕分けされた出荷容器が順番に随伴して搬送されなければならない出荷処理能力が急激な低下を解決することが可能となる。
次に、本発明の物流システムを構成する各機構を説明する。物品等収納容器提示機構は、入出庫部において、格納棚から物品等を出庫する搬送手段と格納棚に物品等を入庫する搬送手段が、搬送手段で連結されることによって形成される。これらの各搬送手段は、コンベヤであることが好ましく、コンベヤが交差又は連結され、物品等の分岐及び合流を実行する必要がある箇所には、搬送方向を変換する各種方向変換機構を備えている。例えば、方向変換機構を備えた装置として、コンベヤに昇降式及び/又は回転式のローラ、ベルト、及び、ホイール等の方向変換させる機能部品を備えた装置、コンベヤ自体が回転する機能部品を備えた装置、コンベヤの側面に物品等の方向変換させる機能部品を備えた装置等が適用されるが、搬送装置で分岐及び合流搬送が可能な一般的な装置を全て使用することが可能である。特に、直角に分岐及び合流可能な搬送装置が好ましい。
また、上記搬送手段は、入出庫部の一部を形成し、物品等の処理、例えば、物品等を品種別、送付先方面別、顧客別等に分ける仕分け、保管庫内の物品等の再配置、整理、処分等を行うための搬送手段であるため、必要に応じ、一時貯留機構(アキュムレーションコンベヤ)、速度制御機構、正逆搬送機構、分岐搬送機構、合流搬送機構、及び、停止機構の少なくとも一つ以上の機構を有するコンベヤで構成されているものが好ましい。
本発明の出荷容器提示機構と集品容器提示機構を兼ねた容器提示機構を内設した出荷容器搬送機構は、物品等収納容器提示機構に連設するように配備される搬送手段であって、連設とは、作業者が実質的に移動することなく、物品等収納容器提示機構に供給されてきた物品等を取り出し、その取り出した物品等を容器提示機構に供給されてきた出荷容器又は集品容器に投入又は処理しうることが可能である位置に配設されることを意味する。そして、この出荷容器搬送機構は、容器提示機構を内設した出荷容器を出荷するための出荷容器搬出手段であって、容器提示機構ごとに出荷容器及び集品容器を供給する搬入手段と共に、荷合せに集品容器を移動させる搬出手段と接続されている。
また、このような出荷容器搬送機構は、容器提示機構を内設した出荷容器及び集品容器の搬入手段と出荷容器の搬出手段とを兼ねた同一の搬送手段であって、容器提示機構ごとに集品容器の搬出手段を接続すると共に、それらの搬出手段を合流して荷合せに集品容器を搬送するようにしてもよい。
いずれの物流システムにおいても、これらの搬出手段及び搬入手段はコンベヤで構成されていることが好ましく、物品等の処理、出荷容器又は集品容器の供給、出荷又は荷合せへの搬出の振り分け等を行うため、上述したように、必要に応じて、方向変換機構、一時貯留機構、速度制御機構、正逆搬送機構、分岐搬送機構、合流搬送機構、及び、停止機構を配備されている。
更に、本発明の出荷容器搬送機構は、物品等収納容器提示機構から容器提示機構に物品等を移載するため、例えば、ガイドランプ及びデジタル表示器等が容器提示機構に配備されており、ガイドランプが点灯している位置の出荷容器に、物品等収納容器提示機構に供給されてきた物品等をデジタル表示器が指示する数だけ投入し、投入完了ボタンを押す一連の作業を繰り返すようなデジタルピッキングシステムであることが好ましい。
ここで、出荷容器と集品容器への物品等の振り分けは、コンピュータで集約された膨大な入荷、出荷、及び、在庫データを保有する中央情報システムで制御され、荷合せにおける物品等の滞留と随伴して搬送される出荷容器の処理能力低下とを招かないように行われる。
このような物品等収納容器提示機構、容器提示機構を内設した出荷容器搬送機構、及び、出荷容器搬送機構に接続された集品容器搬送機構を、入出庫物品等搬送手段から入庫された物品等が、予め決められた順番どおりに出庫する順立て出庫できるように格納部の格納棚に整理された立体自動倉庫に付設することによって、物品等の品種別、送付先方面別、顧客別等の分類といった仕分け、出庫、及び、荷合せを一体化する物流と、分類された物品等を荷合せで更に仕分けされる物流の二通りの流れが物品等の滞留を防止することができ、効率的な物流を可能にすることが可能となる。
一方、本発明の物品等収納容器提示機構は、そこで収納容器内の物品等が取り出され、収納容器内に物品等が残った場合、格納部内に収納容器を再配置又は整理・整頓するために再入庫する、或いは、収納容器を処分するために格納部から出庫する等の処理作業も効率的に行うことが可能である。もちろん、収納容器内に物品等がなくなった場合には、収納容器を処分するために格納部から出庫することが可能である。
なお、既に記載したように、このような物流は、従来の一般的な方法、すなわち、膨大な入荷、出荷、及び、在庫データを保有する中央情報システムに基づいた様々な制御システムによって制御され、コンベヤ、昇降機、ピッキング、周辺装置等の一連の動作が連動して行われる。
本発明により、予め決められた順番どおりに出庫する順立て出庫できるように格納部の格納棚に整理された立体自動倉庫から供給される仕分けされた物品等の更なる仕分けによって、出庫及び荷合せをも一体化し、出荷する自動化された物流システムと、出庫され分類された物品等を荷合せで更に仕分けして出荷する高速化された物流システムの併用によって、簡便な機構で、最終的な出荷作業までを含めた効率的な物流システムを構築することができると同時に、格納部内の物品等の再配置、整理・整頓、処分等の処理作業も効率的に行うこともできる。
スタッカクレーンを物品等の移載手段として配設した従来の立体自動倉庫の模式図である。 走行台車と昇降機を物品等の移載手段として配設した従来の立体自動倉庫の模式図である。 図2に示す立体自動倉庫の入出庫部に付設された収納容器提示部の近くに、集品容器搬入出部と連接する集品空容器提示部を配置し、収納容器提示部と集品空容器提示部とに隣接するように作業者を配備した物流システムの概略図である。 図3に示す物流システムの、物品等の流れを説明するための平面模式図である。 図4の切断線Iで紙面に垂直に切断し、立体的に物品等の流れを説明するための断面模式図である。 図1又は2に示す立体自動倉庫の入出庫部に付設された収納容器提示部の近くに、集品容器搬入出部と連接する集品空容器提示部を配置し、収納容器提示部と集品空容器提示部とに隣接するように作業者を配備した物流システムにおける出荷までの工程概要図である。 図6に示す荷合せ及び梱包・出荷工程の概要図である。 図6に示す荷合せ及び梱包・出荷工程において、荷合せ工程に自動投入装置を導入した場合の概要図である。 図1又は2の立体自動倉庫の入出庫部に、収納容器提示コンベヤ、及び、それに連設するように出荷空容器提示部を内設した出荷容器搬送コンベヤを配備した物流システムにおける入庫から出庫及び出荷までの工程概要図である。 図9に示す物流システムの物品等の流れを説明するための、移載手段として走行台車を用いた平面模式図である。 図10の切断線IIで紙面に垂直に切断した物流システムの断面模式図である。 本発明の物流システムの特徴を示す、入庫から出庫及び出荷までの工程概要図である。 本発明の一実施形態に係る、図2の立体自動倉庫の入出庫部に、収納容器提示コンベヤと、それと連設するように出荷空容器提示部と集品空容器提示部を兼ねた容器提示部を内設すると共に、出荷空容器及び集品空容器の搬送・供給コンベヤと集品容器搬出・搬送コンベヤを収納容器提示コンベヤごとに接続した出荷容器搬送コンベヤを付設した物流システムの物品等の流れを説明するための平面模式図である。 図13の切断線IIIで紙面に垂直に切断した物流システムの断面模式図である。 本発明の一実施形態に係る、図2の立体自動倉庫の入出庫部に、収納容器提示コンベヤと、それと連設するように出荷容器提示部と集品容器提示部を兼ねた容器提示部を内設すると共に、出荷空容器及び集品空容器の搬送コンベヤと出荷容器搬送コンベヤとを兼ね、集品容器搬送コンベヤに連接される集品容器搬出コンベヤを収納容器提示コンベヤごとに接続した出荷容器搬送コンベヤを付設した物流システムの物品等の流れを説明するための平面模式図である。 図15の切断線IVで紙面に垂直に切断した物流システムの断面模式図である。
以下、本発明を、図面に示した一実施形態を用いてより詳細に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能であり、特許請求の範囲に記載した技術思想によってのみ限定されるものである。
図12は、本発明の物流システムの特徴を説明するために描かれた入庫から出庫及び出荷までの物品等の流れを示す工程概要図であり、この流れは、膨大な入荷、出荷、及び、在庫データを保有する中央情報システムに基づいた様々な制御システムによって制御され、コンベヤ、昇降機、ピッキング、周辺装置等の一連の動作が連動して行われる自動化システムによって具現化されるものである。なお、移載手段は、物品等の出し入れや移動を可能とする伸縮アーム等を備えた、図1に示すようなスタッカクレーン型の移載手段4、又は、図2に示すような走行台車型の移載手段5のいずれも適用でき、スタッカクレーン型の移載手段4の場合には、昇降機53は不要である。
まず、入出庫物品等搬送コンベヤ24から格納棚L、Rに入庫された物品等が投入された収納容器は、注文が入ると、予め決められた順番どおりに出庫する順立て出庫できるように整理される。そして、例えば、ある出荷方面に出荷される物品の種類が多い場合は、格納棚L、Rから収納容器が取り出され、出庫コンベヤ22を経由して、収納容器提示コンベヤ23、並びに、集品空容器提示部9及び出荷空容器提示部133から成るピッキングステーションGTP、例えば、GTP−3、4、5、及び、6において、収納容器から必要な数量だけ集品空容器に移載され、荷合せ部13で集約した後、梱包・出荷部14から出荷される。一方、例えば、ある出荷方面に出荷される物品の種類が少ない場合は、格納棚L、Rから収納容器が取り出され、出庫コンベヤ22を経由して、収納容器提示コンベヤ23、並びに、集品空容器提示部9及び出荷空容器提示部133から成るピッキングステーションGTP、例えば、GTP−1、2、及び、7において、収納容器から必要な数量だけ出荷空容器に移載され、そのまま出荷される。
すなわち、本発明の物流システムは、仕分け及び出庫を迅速に行う物流システムと、仕分け、出庫、及び、荷合せを一体化して自動化された物流システムとを併用することに特徴がある。この併用によって、前者の荷合せにおける物品等の滞留を解消し、物品等が仕分けされた出荷容器が順番に随伴して搬送されなければならない出荷処理能力が急激な低下を共に解決することが可能となり、効率的な物流システムが簡便な機構で構築されるのである。
本発明の物流システムの特徴を具現化する本発明の一実施形態を図13に示す。図13は、図2の立体自動倉庫の入出庫部2に、収納容器提示コンベヤ23と、それと連設するように出荷空容器提示部133と集品空容器提示部9を兼ねた容器提示部を内設すると共に、出荷空容器及び集品空容器の搬送・供給コンベヤ131・81・132・82と集品容器搬出・搬送コンベヤ101・102を収納容器提示コンベヤ23ごとに接続した出荷容器搬送コンベヤ142を付設した物流システムの物品等の流れを説明するための平面模式図であり、そのシステムにおける物品等の流れを描いている。
まず、この物流システムは、次のように構成されている。XY軸方向に碁盤目状に区画された格納棚L、Rが格納面の反対面で隣接して1組の格納棚を形成し、この一組の格納棚が格納面で所定の空間3を隔てて並置されており、その空間3に、物品等を出し入れ及び移動が可能な、例えば、伸縮アームを備えた走行台車51、走行レール52、及び、物品等載置搬送台54を備えた昇降機53が配置された格納設備が構成単位となり、入出庫物品等搬送コンベヤ24で連接され所定の数だけ配設された立体自動倉庫において、格納棚Lに付設される入庫コンベヤ21と格納棚Rに付設される出庫コンベヤ22が接続されて形成される収納容器提示コンベヤ23が配備される。この収納容器提示コンベヤ23ごとに、集品空容器及び出荷空容器提示部9&133が出荷容器搬送コンベヤ142に内設されると共に、集品空容器及び出荷空容器提示部9&133は、集品空容器及び出荷空容器搬送コンベヤ81&131に連接する集品空容器及び出荷空容器供給コンベヤ82&132と接続される。更に、集品空容器及び出荷空容器提示部9&133は、集品容器搬出コンベヤ101を介して集品容器搬送コンベヤ102に連接され、(図示していない)荷合せ部13、梱包・出荷部14を経由するようにコンベヤで接続される。
次いで、この物流システムにおける物品等の流れの一例を説明する。入出庫物品等搬送コンベヤ24から入庫される物品が投入された収納容器は、格納棚L、Rに保管される。物品A〜Dに注文が入ると、物品等に関する膨大なデータに基づいて制御、動作された走行台車51、物品等載置搬送台54Rを備えた昇降機53、仮置き搬送台55R等の移載手段を用いて、予め決められた順番どおりに出庫する順立て出庫できるように、格納棚L、Rに整理され格納される。例えば、送付先方面への物品の種類が多く、物品B〜Dである場合、物品B〜Dに注文が入ると、物品B〜Dは、それぞれ、例えば、格納棚Rn−2〜Rの指定された場所に再配置した後、同じ移載手段を用いて、予め決められた順番どおりに順立て出庫される。すなわち、物品B〜Dが投入された収納容器61n−2〜61は、出庫コンベヤ22n−2〜22を経由して収納容器提示コンベヤ23n−2〜23に供給される。以後の物品等の流れについては、物品Dを例に挙げて説明する。収納容器提示コンベヤ23に物品Dが投入された収納容器61が供給されると同時に、集品空容器及び出荷空容器供給コンベヤ81&131から、集品空容器7が集品空容器及び出荷空容器供給コンベヤ82&132を経由して、集品空容器及び出荷空容器提示部9&133に供給され、作業員11が移動することなく、その場で、収納容器61から集品空容器7への物品Dの移載が完了し、集品容器71nとして集品容器搬出コンベヤ101nを経由して集品容器搬送コンベヤ102に搬送される。更に、図示していないが、荷合せ部13、梱包・出荷部14に搬送され、出荷される。物品B及びCについても同様である。一方、例えば、送付先方面への物品の種類が少なく、物品A及びEである場合、物品A及びEに注文が入ると、物品A及びEは、それぞれ、例えば、格納棚Rn−3及びRn+1の指定された場所に再配置した後、同じ移載手段を用いて、予め決められた順番どおりに順立て出庫される。物品Aが投入された収納容器61n−3は、出庫コンベヤ22n−3を経由して収納容器提示コンベヤ23n−3に供給されると同時に、集品空容器及び出荷空容器供給コンベヤ81&131から、出荷空容器12が集品空容器及び出荷空容器供給コンベヤ82n−3&132n−3を経由して、集品空容器及び出荷空容器提示部9n−3&133n−3に供給され、作業員11n−3が移動することなく、その場で、収納容器61n−3から出荷空容器12への物品Aの移載が完了し、出荷容器121として出荷容器搬送コンベヤ142で搬送される。次いで、同じ送付先方面へ物品Eを出荷するので、集品空容器及び出荷空容器提示部9n+1&133n+1に到着すると同時に、物品Eが投入された収納容器61n+1が出庫コンベヤ22n+1を経由して収納容器提示コンベヤ23n+1に供給され、作業員11n+1が移動することなく、その場で、収納容器61n+1から、物品Aが投入された出荷容器121への物品Eの移載が完了し、物品A及びEが投入された出荷容器121として出荷容器搬送コンベヤ142で搬送され、梱包された後出荷される。
一方、例えば、収納容器61から物品Dが取り出され、空となった収納容器6は、入庫コンベヤ21を経由して、入出庫コンベヤ24から自動倉庫外に搬出される。収納容器61に物品Dが残っている場合は、入庫コンベヤ21を経由して格納棚Rに再配置されるか、別の格納棚に整理されるか、入庫コンベヤ21を経由して、入出庫コンベヤ24から自動倉庫外に搬出される。
この流れは、膨大な入荷、出荷、及び、在庫データを保有する中央情報システムに基づいた様々な制御システムによって制御され、コンベヤ、昇降機、ピッキング、周辺装置等の一連の動作が連動して行われる自動化システムによって具現化されるものであるが、このように、仕分け及び出庫を迅速に行う物流システムと、仕分け、出庫、及び、荷合せを一体化して自動化された物流システムとを併用することによって、前者の荷合せにおける物品等の滞留を解消し、物品等が仕分けされた出荷容器が順番に随伴して搬送されなければならない出荷処理能力が急激な低下を共に解決することが可能となり、効率的な物流システムが簡便な機構で構築される。
図14は、図13の切断線IIIで紙面に垂直に切断した物流システムの断面模式図である。図から明らかなように、この一実施形態においては、本発明の入出庫部2に付設した入庫コンベヤ21、出庫コンベヤ22、収納容器提示コンベヤ23、集品空容器及び出荷空容器搬送コンベヤ81&131、集品空容器及び出荷空容器提示部9&133、集品容器搬送コンベヤ102、出荷容器搬送コンベヤ142を、格納棚L、Rの一段目に設けているが、格納棚L、Rの何段目に設けても良いし、格納棚L、Rを底上げしたり、階上に設置し、格納棚L、Rの真下や階下に設けても良い。
本発明の物流システムの特徴を具現化する本発明の別の一実施形態を図15に示す。図15は、図2の立体自動倉庫の入出庫部2に、収納容器提示コンベヤ23と、それと連設するように出荷容器提示部133と集品容器提示部9を兼ねた容器提示部を内設すると共に、出荷空容器及び集品空容器の搬送コンベヤ131・81と出荷容器搬送コンベヤ142とを兼ね、集品容器搬送コンベヤ102に連接される集品容器搬出コンベヤ101を収納容器提示コンベヤごとに接続した出荷容器搬送コンベヤ142を付設した物流システムの物品等の流れを説明するための平面模式図であり、そのシステムにおける物品等の流れを描いている。また、図16は、図15の切断線IVで紙面に垂直に切断した物流システムの断面模式図である。
この物流システムは、図13及び14における集品空容器及び出荷空容器搬送コンベヤ81&131と出荷容器搬送コンベヤ142を連接して一体化したことを特徴としている。物品等の流れ自体に大きな変化はないので、詳しい説明は省略するが、集品空容器及び出荷空容器搬送コンベヤ81&131を削除することによって、図16からも分かるように、効率的な物流がより簡便な機構で実現できる。
一方、入庫コンベヤ21、出庫コンベヤ22、収納容器提示コンベヤ23、集品空容器及び出荷空容器及び出荷容器搬送コンベヤ81&131&142、集品空容器及び出荷空容器提示部9&133、集品容器搬送コンベヤ102の配置は、図14と全く同様のことが言える。
以上、一実施形態を示すことによって、本発明を具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態によって限定されるものではない。
本発明は、立体自動倉庫の入出庫部に連接するように、収納容器提示機構を設け、収納容器提示機構に連設するように集品容器提示機構と出荷容器提示機構を兼ねた容器提示機構を内設した出荷容器搬送機構を配備すると共に、出荷容器搬送機構に集品容器搬送機構を接続した物流システムを提供することができ、入庫から出庫及び出荷の作業工程を、簡便な機構で効率的に行うことができると共に、立体倉庫内の物品等の再配置、整理、処分も行えるシステムである。従って、単なる物品及び物品収納容器等に限定されるものではなく、車、書籍、あるいは、工場等における原材料、部品、仕掛品、完成品等のあらゆる保管管理システムに適用することができる立体自動倉庫を用いた物流システムである。
1 格納部
2 入出庫部
21 格納棚Lに付設される入庫コンベヤ
22 格納棚Rに付設される出庫コンベヤ
23 格納棚L及びRに付設される収納容器提示コンベヤ
24 入出庫物品等搬送コンベヤ
3 移載手段の配設空間
4 移載手段(1)
41 移載手段(1)を構成するクレーンマスト
42 移載手段(1)を構成するクレーン台車
43 移載手段(1)を構成する物品等載置台
44 移載手段(1)を構成する伸縮アーム
45 移載手段(1)を構成する上部走行レール
46 移載手段(1)を構成する下部走行レール
5 移載手段(2)
51 移載手段(2)を構成する走行台車
52L 格納棚Lに設置され、移載手段(2)を構成する走行レール
52R 格納棚Rに設置され、移載手段(2)を構成する走行レール
53 移載手段(2)を構成する昇降機
54L 昇降機53の格納棚L側に付設され、移載手段(2)を構成する物品等載置搬送台
54R 昇降機53の格納棚R側に付設され、移載手段(2)を構成する物品等載置搬送台
55L 格納棚Lに連設され、移載手段(2)を構成する仮置き搬送台
55R 格納棚Rに連設され、移載手段(2)を構成する仮置き搬送台
6 収納空容器
61 物品等が入っている収納容器
7 集品空容器
71 物品等が入っている集品容器
8 集品空容器搬入部
81 集品空容器搬送コンベヤ
82 集品空容器供給コンベヤ
9 集品空容器提示部
10 集品容器搬出部
101 集品容器搬出コンベヤ
102 集品容器搬送コンベヤ
11 作業者
12 出荷空容器
121 物品等が入っている出荷容器
13 荷合せ部
131 出荷空容器搬送コンベヤ
132 出荷空容器供給コンベヤ
133 出荷空容器提示部
134 物品等自動投入装置
14 梱包・出荷部
141 出荷容器搬出コンベヤ
142 出荷容器搬送コンベヤ
143 梱包部
144 出荷コンベヤ
A,B,C,D,E,F,G,H,I,J 物品
L,R 格納棚
PL,PR 格納棚L及びRに格納される物品等
GTP ピッキングステーション
I,II,III,IV 切断線
下付きn 移載手段の配設空間の第n列に係ることを示し、例えば、3
第n列の移載手段の配設空間

Claims (2)

  1. 水平長手及び垂直方向に碁盤目状に配列してなる格納棚から構成される格納部と、
    前記格納棚の物品又は物品収納容器を出し入れ可能な格納面の水平長手方向に走行し、前記物品又は物品収納容器を自在に出し入れすることができる移載手段と、
    前記移載手段が、前記格納面において往復移動できる走行空間と、
    前記物品又は物品収納容器を垂直方向に往復移動するための物品又は物品収納容器載置搬送手段が付設された昇降手段と、
    前記物品又は物品収納容器載置搬送手段と前記移載手段とを媒介する仮置き搬送手段と、
    前記物品又は物品収納容器の入出庫部と、
    を備えた立体自動倉庫において、
    前記入出庫部が、入出庫搬送手段と前記入出庫搬送手段に連接する物品又は物品収納容器提示機構とを備え、
    前記物品又は物品収納容器提示機構に連設するように出荷容器提示機構と集品容器提示機構を兼ねた容器提示機構を前記物品又は物品収納容器提示機構ごとに内設した出荷容器搬送機構を配備すると共に、前記出荷容器搬送機構に、出荷容器及び集品容器搬入機構、並びに、集品容器搬出機構を、前記物品又は物品収納容器提示機構ごとに接続していることを特徴とする物流システム。
  2. 前記出荷容器搬送機構が、出荷容器搬入機構、集品容器搬入機構、及び、出荷容器搬出機構を兼ねた同一搬送機構であって、集品容器搬出機構を前記容器提示機構ごとに接続していることを特徴とする請求項2に記載の物流システム。
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