JP2019168919A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切な投資判断を行うことを可能とする情報処理装置を提供する。【解決手段】所定の金融商品に係る複数の売買希望情報を記憶する記憶部12と、記憶部12に記憶された複数の売買希望情報に基づいて、複数の売買希望情報のそれぞれを当該売買希望情報に係る売買希望価格、売買希望口数、及び売買希望期限と共に表示するための表示情報を生成し、表示情報を通信ネットワーク2を介して接続されたユーザ端末20に送信する表示情報処理部131と、ユーザ端末20から、複数の売買希望情報に含まれる少なくとも一の売買希望情報とのマッチングの要求を受け付けるマッチング要求受付部132と、を備えることを特徴とする情報処理装置10。【選択図】図11
Description
本発明は、情報処理装置に関するものである。
株式等の金融商品の取引において、市場の売買注文の状況を把握するために板情報が参照されることがある。例えば、特許文献1には、ある銘柄の板情報を取得した上で、取得した当該板情報に係る注文数に基づいて所定の指標を算出することにより、当該板情報を解析する板情報解析装置が開示されている。特許文献1に係る板情報には、取引希望価格である気配値に関連付けて、当該気配値での証券の売り注文数又は買い注文数を示す注文数が格納されている。
しかしながら、上述した板情報のように複数の注文を価格で集約した上で価格ごとに注文数を表示するだけでは、仮にある価格の注文数が1000口と表示されていても、それが1000口の注文が1件あるのか、100口の注文が10件あるのかの判断が困難である。
注文の件数の大きさは取引の相手方の数を示す指標といえるところ、取引の相手方の多さに応じて売買注文のマッチングに係る処理の負担は増減する。特に、私募リート等の非上場の金融商品については、マッチング後において譲渡契約や決済等の多くの事務作業が発生するため、注文の件数を把握できないことによる弊害は大きい。
そこで、本発明は、適切な投資判断を可能とする情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、所定の金融商品に係る複数の売買希望情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された複数の売買希望情報に基づいて、複数の売買希望情報のそれぞれを当該売買希望情報に係る売買希望価格、売買希望口数、及び売買希望期限と共に表示するための表示情報を生成し、表示情報を通信ネットワークを介して接続されたユーザ端末に送信する表示情報処理部と、ユーザ端末から、複数の売買希望情報に含まれる少なくとも一の売買希望情報とのマッチングの要求を受け付けるマッチング要求受付部と、を備えることを特徴とする。
この態様によれば、ユーザは、各売買ニーズの売買希望口数及び売買希望期限を知ることができる。したがって、適切な投資判断を行うことが可能となる。
本発明によれば、適切な投資判断を可能とする情報処理装置を提供することができる。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。(なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。)
図1は、マッチングシステム1の一例を示すネットワーク構成図である。マッチングシステム1は、例えば、所定の金融商品についての売却ニーズ(売却希望情報)及び購入ニーズ(購入希望情報)をマッチングする。そのために、マッチングシステム1は、サーバ装置10と、サーバ装置10にインターネット等の通信ネットワーク2を介して接続された複数のユーザ端末20とを含む。
以下では、非上場の金融商品である私募リートを例として、マッチングシステム1について説明する。ここで、私募リートとは、証券取引所には上場されず、機関投資家など特定の投資家だけを対象として私的な募集によって販売される不動産投資信託(リート)をいう。
また、売却ニーズ(売却希望情報)とは、所定のユーザが所定の私募リートの売却を希望することを示す情報をいう。売却ニーズは、例えば、売却希望価格と、売却希望口数と、売却タイプと、売却希望期限とを含む。売却希望価格は、ユーザが当該私募リートの売却を希望する価格を示す情報であって、例えば、当該私募リートの基準価額(当該私募リートに係る不動産の経済的価値を示す指標であって、不動産鑑定士等により算出された価格)と、ユーザが希望する比率(売却希望比率)とを乗じて得た額として表される。売却希望口数は、ユーザが当該私募リートの売却を希望する口数を示す情報である。売却タイプは、ユーザが売却希望口数を分割して売却することを許容するか否かを示す情報であって、例えば、許容する場合には「分割可」として表され、許容しない場合は「一括」として表される。売却希望期限は、ユーザが当該私募リートの売却を希望する期限であって、例えば、各社の決済期限等を含む。
また、購入ニーズ(購入希望情報)とは、所定のユーザが所定の私募リートの購入を希望することを示す情報をいう。購入ニーズは、例えば、購入希望価格と、購入希望口数と、購入タイプと、購入希望期限とを含む。購入希望価格は、ユーザが当該私募リートの購入を希望する価格を示す情報であって、例えば、当該私募リートの基準価額と、ユーザが希望する比率(購入希望比率)とを乗じて得た額として表される。購入希望口数は、ユーザが当該私募リートの購入を希望する口数を示す情報である。購入タイプは、ユーザが購入希望口数を分割して購入することを許容するか否かを示す情報であって、例えば、許容する場合には「分割可」として表され、許容しない場合は「一括」として表される。購入希望期限は、ユーザが当該私募リートの購入を希望する期限であって、例えば、各社の決済期限等を含む。
以下では、売却ニーズ及び購入ニーズを併せて「売買ニーズ」と、売却希望価格及び購入希望価格を併せて「売買希望価格」と、売却希望比率及び購入希望比率を併せて「売買希望比率」と、売却希望口数及び購入希望口数を併せて「売買希望口数」と、それぞれ称する場合がある。また、以下では、売却タイプ及び購入タイプを併せて「売買タイプ」と、売却希望期限及び購入希望期限を併せて「売買希望期限」と、それぞれ称する場合がある。
図2は、サーバ装置10の機能上の構成を示すブロック図である。また、図3〜図5は、サーバ記憶部12が記憶する各種テーブルのデータ構造の一例を示す図である。サーバ装置10は、情報処理装置の一例であって、サーバ通信部11と、サーバ記憶部12と、サーバ処理部13とを備える。
サーバ通信部11は、サーバ装置10を通信ネットワーク2に接続するための通信インターフェース回路を備え、通信ネットワーク2との間で通信を行う。そして、サーバ通信部11は、ユーザ端末20等から受信したデータをサーバ処理部13に供給する。また、サーバ通信部11は、サーバ処理部13から供給されたデータをユーザ端末20等に送信する。
サーバ記憶部12は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、光ディスク装置及び半導体メモリ装置等を備える。サーバ記憶部12は、サーバ処理部13での処理に用いられるコンピュータプログラム及びデータ等を記憶する。例えば、サーバ記憶部12は、アプリケーションプログラムとして、所定の私募リートに係る売却ニーズ及び購入ニーズのマッチングを行うプログラム(マッチングプログラム)等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ記憶部12にインストールされてもよい。
また、サーバ記憶部12は、データとして、図3に示すユーザテーブル、図4に示す商品テーブル、図5に示す売買ニーズテーブル等を記憶する。これらテーブルについては後述する。
サーバ処理部13は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。サーバ処理部13は、例えばCPUであり、サーバ装置10の全体的な動作を統括的に制御する。サーバ処理部13は、サーバ記憶部12に記憶されているプログラム等に基づいてサーバ装置10の各種処理が適切な手順で実行されるように、サーバ通信部11等の動作を制御する。サーバ処理部13は、サーバ記憶部12に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラムやドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。
サーバ処理部13は、表示情報処理部131と、マッチング処理部132と、売買ニーズ処理部133とを備える。これらの各部は、サーバ処理部13が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとしてサーバ装置10に実装されてもよい。
表示情報処理部131は、サーバ記憶部12に記憶された売買ニーズに基づいて、売買ニーズのそれぞれを売買ニーズに係る売買希望価格、売買希望口数、及び売買希望期限と共に表示するための表示情報を生成し、ユーザ端末20等に送信する。マッチング処理部132は、ユーザ端末20から売買ニーズを受け付け、所定の条件を満たす売買ニーズ同士をマッチングする。売買ニーズ処理部133は、ユーザ端末20から受け付けた売買ニーズをサーバ記憶部12に記憶された売買ニーズテーブルに登録する。
図3は、ユーザを管理するためのユーザテーブルの一例を示す図である。ユーザテーブルには、各ユーザについて、「ユーザID」、「パスワード」、「ユーザ名」、「所属」、「連絡先」、「保有商品情報」及び「お気に入り商品登録情報」等の情報が関連付けて記憶される。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための情報である。「パスワード」は、サーバ装置10が提供するマッチングサービスにログインするためのパスワードを表す情報である。「ユーザ名」は、ユーザの氏名・名称を表す情報である。「所属」は、ユーザが所属する会社名や部署名を表す情報である。「連絡先」は、ユーザの電話番号、FAX番号、メールアドレスその他の連絡先を表す情報である。「保有商品情報」は、ユーザが現時点において保有している私募リートの商品ID及びその保有投資口数を表す情報である。「お気に入り商品登録情報」は、ユーザが登録したお気に入り商品に係る情報である。ここで、お気に入り商品とは、後述する商品テーブルに変更があった場合に、ユーザが変更内容の通知を希望する私募リートをいう。「お気に入り商品登録情報」には、お気に入り商品として登録された所定の私募リートに係る商品ID、通知条件及び通知方法等が含まれる。通知条件は、例えば、当該私募リートについて、所定の売買希望価格の売買ニーズが売買ニーズテーブルに登録された場合、マッチングが成立した場合、その他任意の条件であってよい。通知方法は、例えば、電話による方法、FAXによる方法、郵送による方法、メールによる方法、その他任意の方法であってよい。
図4は、私募リートを管理するための商品テーブルの一例を示す図である。商品テーブルには、各私募リートについて、「商品ID」、「運用会社ID」、「商号」、「投資口数」及び「保有者(保有口数)」等の情報が関連付けて記憶される。
「商品ID」は、私募リートを識別するための情報である。「運用会社ID」は、当該私募リートに係る運用会社を識別するための情報である。「投資口数」は、当該私募リートについて現時点で発行されている証券(投資口)の総数である。「保有者(保有口数)」は、当該私募リートの投資口を保有しているユーザのユーザIDと、各ユーザが保有している投資口の数である。
図5は、売買ニーズを管理するための売買ニーズテーブルの一例を示す図である。売買ニーズテーブルには、各売買ニーズについて、「ニーズID」、「登録日」、「ユーザID」、「商品ID」、「ニーズ種別」、「売買希望価格」、「口数」、「タイプ」、「決済期限」、及び「有効期限」等の情報が関連付けて記憶される。
「ニーズID」は、売買ニーズ(売却ニーズ又は購入ニーズ)を識別するための情報(売却ニーズID又は購入ニーズID)である。「登録日」は、当該売買ニーズが売買ニーズテーブルに記憶された日を表す情報である。「ユーザID」は、当該売買ニーズの主体としてのユーザに係るユーザIDである。「商品ID」は、当該売買ニーズの客体としての私募リートの商品IDである。「ニーズ種別」は、当該売買ニーズが売却データ又は購入データのいずれであるかを示す情報であり、「売却」又は「購入」として表される。「売買希望価格」は、当該売買ニーズに係る売買希望価格を表す情報であり、基準価額と売買希望比率との積(例えば、「基準価額×101.5%」)として表される。「口数」は、当該売買ニーズに係る売買希望口数を表す情報である。「タイプ」は、当該売買ニーズの売買タイプを示す情報である。「決済期限」は、当該売買ニーズの決済期限を示す情報である。「有効期限」は、ユーザ等が設定した当該売買ニーズの有効期限を表す情報である。
図6は、ユーザ端末20の機能上の構成を示すブロック図である。
ユーザ端末20は、端末通信部21と、端末記憶部22と、操作部23と、表示部24と、端末処理部25とを備える。ユーザ端末20は、サーバ装置10から各種画面の表示データ等を受信して表示する。また、ユーザ端末20は、ユーザによる操作部23(ボタン等)の操作に応じて、売却ニーズ又は購入ニーズをサーバ装置10に送信する。
端末通信部21は、出力部の一例であり、ユーザ端末20を通信ネットワーク2に接続するための通信インターフェース回路を備え、通信ネットワーク2との間で通信を行う。そして、端末通信部21は、サーバ装置10等から受信したデータを端末処理部25に供給する。また、端末通信部21は、端末処理部25から供給されたデータをサーバ装置10等に送信する。
端末記憶部22は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、光ディスク装置及び半導体メモリ装置等を備える。端末記憶部22は、端末処理部25での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、端末記憶部22は、アプリケーションプログラムとして、所定の私募リートに係る売却ニーズ及び購入ニーズのマッチングを行うプログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて端末記憶部22にインストールされてもよい。また、端末記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
操作部23は、ユーザ端末20の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル、キーボタン等である。プレイヤは、操作部23を用いて、文字、数字、記号等を入力することができる。操作部23は、ユーザにより操作された場合、その操作に対応する信号を生成する。そして、生成された信号は、ユーザの指示として、端末処理部25に供給される。
表示部24は、映像や画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部24は、例えば液晶タッチパネルディスプレイにより操作部23と一体化されていてもよい。表示部24は、端末処理部25から供給された画像データに応じた画像等を表示する。
端末処理部25は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。端末処理部25は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、ユーザ端末20の全体的な動作を統括的に制御する。端末処理部25は、端末記憶部22に記憶されているプログラムや操作部23の操作等に基づいてユーザ端末20の各種処理が適切な手順で実行されるように、端末通信部21や表示部24等の動作を制御する。端末処理部25は、端末記憶部22に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラムやドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。
以下、マッチングシステム1が実行する各処理の動作シーケンスについて説明する。以下に説明する各動作シーケンスは、予めサーバ記憶部12及び端末記憶部22に記憶されているプログラムに基づいて、主にサーバ処理部13及び端末処理部25により、サーバ装置10及びユーザ端末20の各要素と協働して実行される。
図7は、売買ニーズ登録処理の動作シーケンスの一例を示す図である。
(ステップS101)
まず、ユーザ端末20の端末処理部25は、ユーザが操作部23を操作することにより売買ニーズ登録画面の表示を選択すると、表示部24に売買ニーズ登録画面1000を表示させる。このとき例えば、端末処理部25がサーバ装置10に売買ニーズ登録画面の表示データの要求を送信し、当該要求に対する応答として、サーバ装置10がサーバ記憶部12等に記憶された売買ニーズ登録画面1000の表示データをユーザ端末20に送信してもよい。或いは例えば、ユーザ端末20の端末処理部25は、サーバ装置10に当該要求を送信せずとも、予めユーザ端末20の端末記憶部22に記憶された売買ニーズ登録画面1000の表示データに基づいて、売買ニーズ登録画面1000を表示部24に表示させてもよい。
まず、ユーザ端末20の端末処理部25は、ユーザが操作部23を操作することにより売買ニーズ登録画面の表示を選択すると、表示部24に売買ニーズ登録画面1000を表示させる。このとき例えば、端末処理部25がサーバ装置10に売買ニーズ登録画面の表示データの要求を送信し、当該要求に対する応答として、サーバ装置10がサーバ記憶部12等に記憶された売買ニーズ登録画面1000の表示データをユーザ端末20に送信してもよい。或いは例えば、ユーザ端末20の端末処理部25は、サーバ装置10に当該要求を送信せずとも、予めユーザ端末20の端末記憶部22に記憶された売買ニーズ登録画面1000の表示データに基づいて、売買ニーズ登録画面1000を表示部24に表示させてもよい。
図8は、売買ニーズ登録画面1000の一例を示す図である。売買ニーズ登録画面1000は、売買ニーズの各条件を設定することにより売買ニーズ情報を登録するための画面である。図8に示すとおり、売買ニーズ登録画面1000は例えば、売買ニーズの設定項目として、価格、口数、タイプ、有効期限、決済期限、及び売買の種別等を含む。
(ステップS102)
次に、ユーザ端末20の表示部24に売買ニーズ登録画面が表示された状態において、ユーザ端末20の操作部23は、ユーザによる売買ニーズの各設定項目の入力を受け付ける。
次に、ユーザ端末20の表示部24に売買ニーズ登録画面が表示された状態において、ユーザ端末20の操作部23は、ユーザによる売買ニーズの各設定項目の入力を受け付ける。
(ステップS103)
次に、ユーザ端末20の端末処理部25は、ユーザが各条件を設定した上で送信を選択すると、設定された条件による売買ニーズに係る情報を、サーバ装置10に送信する。
次に、ユーザ端末20の端末処理部25は、ユーザが各条件を設定した上で送信を選択すると、設定された条件による売買ニーズに係る情報を、サーバ装置10に送信する。
(ステップS104)
次に、サーバ装置10の売買ニーズ処理部133は、ユーザ端末20から受信した売買ニーズに係る情報を、サーバ記憶部12に記憶した売買ニーズテーブル(図5参照)に登録することにより、売買ニーズテーブルを更新する。以上で、売買ニーズ登録処理の動作シーケンスが終了する。
次に、サーバ装置10の売買ニーズ処理部133は、ユーザ端末20から受信した売買ニーズに係る情報を、サーバ記憶部12に記憶した売買ニーズテーブル(図5参照)に登録することにより、売買ニーズテーブルを更新する。以上で、売買ニーズ登録処理の動作シーケンスが終了する。
図9は、マッチング処理の動作シーケンスの一例を示す図である。以下の例では、売り手側ユーザが利用するユーザ端末20をユーザ端末20Aと称し、買い手側ユーザが利用するユーザ端末20をユーザ端末20Bと称する。
(ステップS201)
まず、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、ユーザが操作部23を操作することにより売買ニーズ一覧画面の表示を選択すると、当該選択を受け付ける。
まず、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、ユーザが操作部23を操作することにより売買ニーズ一覧画面の表示を選択すると、当該選択を受け付ける。
(ステップS202)
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、売買ニーズ一覧画面の表示データの要求をサーバ装置10に送信する。
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、売買ニーズ一覧画面の表示データの要求をサーバ装置10に送信する。
(ステップS203)
次に、サーバ装置10の表示情報処理部131は、上記要求を受信すると、サーバ記憶部12に記憶されたデータに基づいて、売買ニーズ一覧画面の表示データを生成する。
次に、サーバ装置10の表示情報処理部131は、上記要求を受信すると、サーバ記憶部12に記憶されたデータに基づいて、売買ニーズ一覧画面の表示データを生成する。
(ステップS204)
次に、サーバ装置10の表示情報処理部131は、生成された売買ニーズ一覧画面の表示データを、ユーザ端末20Aに送信する。
次に、サーバ装置10の表示情報処理部131は、生成された売買ニーズ一覧画面の表示データを、ユーザ端末20Aに送信する。
(ステップS205)
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、サーバ装置10から売買ニーズ一覧画面の表示データを受信すると、表示部24に売買ニーズ一覧画面を表示させる。
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、サーバ装置10から売買ニーズ一覧画面の表示データを受信すると、表示部24に売買ニーズ一覧画面を表示させる。
図10は、売買ニーズ一覧画面2000の一例を示す図である。売買ニーズ一覧画面2000は、売買希望価格ごとに、所定の私募リートに係る売買希望口数の総和を表した表である。図10に示すとおり、売買ニーズ一覧画面は、中央に配置された「価格」の列2001と、左側に配置された「売り」の列2002と、右側に配置された「買い」の列2003とを含む。
「価格」2001の列には、基準価額と売買希望比率との積を示す文字列等(例えば、「基準価額×101.50%」)によって表された売買希望価格が表示される。「売り」の列2002には、売却希望価格ごとに、所定の私募リートに係る売却希望口数の総和を示す数値が表示される。「買い」の列2003には、購入希望価格ごとに、所定の私募リートに係る購入希望口数の総和を示す数値が表示される。なお、図10では、「売り」の列2002及び「買い」の列2003には数値や文字が表示されているが、これら列の表示態様は数値や文字に限られない。例えば、これら列を、棒グラフや折れ線グラフ等のグラフやチャートその他任意の表示態様により表示してもよい。
ここで、図10に示す売買ニーズ一覧画面2000において、ユーザは、「売り」の列2002に表示された売却希望口数の総和を示す数値を選択することができる。当該選択により、図11に示すとおり、例えば「売り」の列2002の左側に、該当する売却希望価格における売却ニーズが個別に表示される。このとき、例えば、各売却ニーズの「タイプ」、「口数」、「有効期限」、及び「決済期限」等が示される。図11に示す例では、売却希望価格が「基準価額×100.50%」である各売却ニーズ(すなわち、分割可タイプの300口、分割可タイプの200口、一括タイプの400口、一括タイプの165口、及び一括タイプの100口)が、「売り」の列2002の左側に表示されている。各売却ニーズの「タイプ」、「口数」、「有効期限」、及び「決済期限」等の下段に示された各アイコン等を選択することにより、選択された項目によって売却ニーズがソートされるようにしてもよい。
また、図10に示す売買ニーズ一覧画面2000において、ユーザは、「買い」の列2003に表示された購入希望口数の総和を示す数値を選択することができる。当該選択により、図11に示すとおり、例えば「買い」の列2003の右側に、該当する購入希望価格における購入ニーズが個別に表示される。このとき、例えば、各購入ニーズの「タイプ」、「口数」、「有効期限」、及び「決済期限」等が示される。図11に示す例では、購入希望価格が「基準価額×100.25%」である各購入ニーズ(すなわち、分割可タイプの350口、分割可タイプの200口、一括タイプの150口、及び一括タイプの100口)が、「買い」の列2003の右側に表示されている。各購入ニーズの「タイプ」、「口数」、「有効期限」、及び「決済期限」等の下段に示された各アイコン等を選択することにより、選択された項目によって購入ニーズがソートされるようにしてもよい。
(ステップS206)
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、ユーザが操作部23を操作することにより売買ニーズを選択すると、当該選択を受け付ける。具体的には、例えば図11に示すように個別の売りニーズ又は買いニーズが表示された状態で、ユーザが操作部23を操作することによりいずれかの売りニーズ又は買いニーズが選択すると、端末処理部25は当該選択を受け付ける。
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、ユーザが操作部23を操作することにより売買ニーズを選択すると、当該選択を受け付ける。具体的には、例えば図11に示すように個別の売りニーズ又は買いニーズが表示された状態で、ユーザが操作部23を操作することによりいずれかの売りニーズ又は買いニーズが選択すると、端末処理部25は当該選択を受け付ける。
(ステップS207)
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、選択された売りニーズ又は買いニーズに係るマッチング要求画面3000を表示部24に表示する。このとき例えば、端末処理部25がサーバ装置10にマッチング要求画面3000の表示データの要求を送信し、当該要求に対する応答として、サーバ装置10がサーバ記憶部12等に記憶されたマッチング要求画面3000の表示データをユーザ端末20Aに送信してもよい。或いは例えば、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、サーバ装置10に当該要求を送信せずとも、予めユーザ端末20Aの端末記憶部22に記憶されたマッチング要求画面3000の表示データに基づいて、マッチング要求画面3000を表示部24に表示させてもよい。
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、選択された売りニーズ又は買いニーズに係るマッチング要求画面3000を表示部24に表示する。このとき例えば、端末処理部25がサーバ装置10にマッチング要求画面3000の表示データの要求を送信し、当該要求に対する応答として、サーバ装置10がサーバ記憶部12等に記憶されたマッチング要求画面3000の表示データをユーザ端末20Aに送信してもよい。或いは例えば、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、サーバ装置10に当該要求を送信せずとも、予めユーザ端末20Aの端末記憶部22に記憶されたマッチング要求画面3000の表示データに基づいて、マッチング要求画面3000を表示部24に表示させてもよい。
図12は、マッチング要求画面3000の一例を示す図である。マッチング要求画面3000では、選択された売りニーズ又は買いニーズの詳細情報と共に、当該選択された売りニーズ又は買いニーズとのマッチングの意思を確認するボタン等が表示される。図12に示す例では、購入希望価格を「基準価額×100.50%」、購入希望口数を「400口」、タイプを「一括」、決済期限を「2018年2月28日」とする私募リート「○○プライベートリート投資法人」の買いニーズの詳細3001が表示されている。ユーザは、操作部23を操作することにより、「マッチングする口数を入力して下さい。」と表示されたボックス3002にマッチングを希望する口数を入力することができる。また、ユーザは、操作部23を操作しマッチング要求画面3000において「利用規約に同意してマッチングする」などと表示されたボタン3003を選択することにより、マッチング要求を選択することができる。なお、タイプが「一括」である売買ニーズに対して、売買希望口数(図12の例では「400口」))以外の数値をボックス3002に入力した場合、端末処理部25は表示部24にエラーを表示してもよい。
(ステップS208)
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、ユーザが操作部23を操作することによりマッチング要求を選択すると、当該選択を受け付ける。
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、ユーザが操作部23を操作することによりマッチング要求を選択すると、当該選択を受け付ける。
(ステップS209)
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、マッチング要求をサーバ装置10に送信する。
次に、ユーザ端末20Aの端末処理部25は、マッチング要求をサーバ装置10に送信する。
(ステップS210)
次に、サーバ装置10のマッチング処理部132は、マッチング要求に係る売却ニーズ及び購入ニーズを登録すると共に、サーバ記憶部12に記憶された売買ニーズテーブルを更新する。
次に、サーバ装置10のマッチング処理部132は、マッチング要求に係る売却ニーズ及び購入ニーズを登録すると共に、サーバ記憶部12に記憶された売買ニーズテーブルを更新する。
(ステップS211)
次に、サーバ装置10のマッチング処理部132は、ユーザ端末20Bに、マッチングが成立した旨を示す通知(マッチング通知)を送信する。以上で、マッチング処理の動作シーケンスが終了する。
次に、サーバ装置10のマッチング処理部132は、ユーザ端末20Bに、マッチングが成立した旨を示す通知(マッチング通知)を送信する。以上で、マッチング処理の動作シーケンスが終了する。
以上説明したとおり、上述の実施形態では、サーバ装置10は、所定の金融商品に係る複数の売買ニーズを記憶するサーバ記憶部12と、複数の売買ニーズのそれぞれを売買希望価格、売買希望口数、及び売買希望期限と共に表示するための表示情報を生成し、表示情報を通信ネットワーク2を介して接続されたユーザ端末20に送信する表示情報処理部131と、ユーザ端末20から、少なくとも一の売買ニーズとのマッチングの要求を受け付けるマッチング要求受付部132と、を備える。したがって、ユーザは、各売買ニーズの売買希望口数及び売買希望期限を知ることができ、これら情報に基づいた適切な判断によって、マッチング要求を通知することができる。
なお、上述した売買ニーズ一覧画面2000の態様は一例であって、例えば、売買希望口数は表示され売買希望期限は表示されない態様や、売買希望期限は表示され売買希望口数は表示されない態様を採用してもよい。また、各態様において、売買ニーズのタイプは表示されてもよく、表示されなくてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。また、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、1ステップとして記載されているステップを、複数ステップに分けて実行してもよいし、複数ステップに分けて記載されているものを、1ステップとして把握することもできる。
1…マッチングシステム、10…サーバ装置、11…サーバ通信部、12…サーバ記憶部、13…サーバ処理部、131…表示情報処理部、132…マッチング処理部、133…売買ニーズ処理部、20…ユーザ端末、21…端末通信部、22…端末記憶部、23…操作部、24…表示部、25…端末処理部
Claims (6)
- 所定の金融商品に係る複数の売買希望情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記複数の売買希望情報に基づいて、前記複数の売買希望情報のそれぞれを当該売買希望情報に係る売買希望価格、売買希望口数、及び売買希望期限と共に表示するための表示情報を生成し、前記表示情報を通信ネットワークを介して接続されたユーザ端末に送信する表示情報処理部と、
前記ユーザ端末から、前記複数の売買希望情報に含まれる少なくとも一の売買希望情報とのマッチングの要求を受け付けるマッチング要求受付部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記表示情報は、更に、前記売買希望口数を分割して取引に応じることが許容されているか否かを示すタイプ情報を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記売買希望期限は、決済期限である、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記所定の金融商品は、所定の非上場の金融商品である、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記所定の非上場の金融商品は、所定の私募リートである、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 他の売買希望情報を受け付け、前記記憶部に記憶させる売買希望情報処理部を更に備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
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2018
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