JP2019168230A - 便移植用便採取装置及び便移植用便採取方法 - Google Patents

便移植用便採取装置及び便移植用便採取方法 Download PDF

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正直 中村
祐吏 西澤
Yuji Nishizawa
祐吏 西澤
山本 徳則
Tokunori Yamamoto
徳則 山本
康修 斉藤
Yasunori Saito
康修 斉藤
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Abstract

【課題】便移植用便の採取を自動的にかつ速やかに行うことができる便移植用便採取装置及び便移植用便採取方法を提供すること。【解決手段】便移植用便採取装置10は、排出された便Sが収容される容器部11と、便Sの重量を計測する測定部13と、生理食塩水Lが貯留され、容器部11と挿通された注液部17と、生理食塩水Lと便Sとから混合液を作成する撹拌部18と、混合液から濾液を抽出する分離部20と、濾液を貯める貯留部21と、便Sから濾液を抽出するまでの過程を管理する制御部16と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、便移植用便採取装置及び便移植用便採取方法に関する。
腸内細菌は、糖尿病、アレルギー、肥満、メタボリック症候群、糖尿病などに影響しているといわれている。そこで、薬物治療の効果がない場合、健康な他人の便を患者に移植することによって腸内細菌のバランスが正常化し、症状が改善する可能性がある。
また、大腸癌手術においては、周術期の抗生剤使用や、一時的な人工肛門造設による肛門側腸管の不使用に伴う腸管機能低下に伴って、腸内細菌のバランスに異常を来すことがある。そこで、手術前の正常な自己の便を手術後に移植することによって、腸内細菌のバランスを正常化して大腸機能を改善し、排便機能も改善する可能性がある。
便移植に際しては、安全性が確認された便を希釈して投与する方法と、便から目的とする腸内細菌を分離して投与する方法とがある。便を希釈する方法の場合、便と生理食塩水等の希釈剤とを混合したものを濾過した濾液を使用する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2017−178966号公報
しかしながら、濾液を抽出するまでの各プロセスを手動で行う必要があり、処理に手間がかかるという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、便移植用便の採取を自動的にかつ速やかに行うことができる便移植用便採取装置及び便移植用便採取方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る便移植用便採取装置は、排出された便が収容される容器部と、前記便の重量を計測する測定部と、前記液体が貯留され、前記容器部と挿通された注液部と、前記液体と前記便とから混合液を作成する撹拌部と、前記混合液から液状物を抽出する分離部と、前記液状物を貯める貯留部と、前記便から前記液状物を抽出するまでの過程を管理する制御部と、を備える。
この発明は、容器部に収容された便をその重量に基づき生理食塩水と混合し、そこから液状物を分離するまでを制御する。
また、本発明に係る便移植用便採取装置は、前記便移植用便採取装置であって、前記制御部が、前記便の重量データに基づき、前記便と混合される液体の投入重量を算出する重量算出部と、前記投入重量分の前記液体を前記容器部内に投入する弁調整部と、前記液体と前記便とを所定時間内で混合する撹拌調整部と、前記混合液を前記分離部へと案内する分離調整部と、備えている。
この発明は、制御部にて便の重量測定や液体との混合、分離までを管理、制御する。
また、本発明に係る便移植用便採取方法は、コンピュータによって実行される便移植用便採取方法であって、排出された便を検知して該便の重量を計測する測定工程と、前記便の重量に基づき前記便と混合される液体の投入重量を算出して前記便に前記液体を投入する注入工程と、前記便と前記液体との重量値に基づき定められた所定時間内で前記便及び前記液体とを撹拌して混合液を生成する撹拌工程と、前記混合液から液状物を抽出する分離工程と、を備える。
本発明によれば、便移植用便の採取を自動的にかつ速やかに行うことができる。
本発明の一実施形態に係る便移植用便採取装置の概要を示す一部断面構成図である。 本発明の一実施形態に係る便移植用便採取方法における撹拌工程を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る便移植用便採取方法における分離工程を示す説明図である。
本発明に係る一実施形態について、図1を参照して説明する。
本実施形態に係る便移植用便採取装置10は、便Sを収容する容器部11と、容器部11に対して相対移動可能に配された蓋部12と、容器部11内の便Sなどの収容物の重量を計測する測定部13と、容器部11に対して移動可能に配された栓部15と、便Sと混合される生理食塩水(液)Lの投入重量を算出する制御部(コンピュータ)16と、投入重量分の生理食塩水Lを容器部11内に投入する注液部17と、生理食塩水Lと便Sとの混合液を作成する撹拌部18と、混合液を濾過して濾液(液状物)を抽出する分離部20と、濾液を貯める貯留部21と、を備える。
容器部11には、排出された便Sが投入される第一開口部11Aと、投入された便Sが生理食塩水Lと混合されて排出される複数の第二開口部11Bと、注液部17からの生理食塩水Lが注入される挿入口11Cと、が配されている。第一開口部11Aは、便Sの不図示のドナーが着座可能な便座Cと対向するように配される。第二開口部11Bは、容器部11の底部側に配されている。便座Cと容器部11との間には、便Sを容器部11に誘導する案内部22が配されていてもよい。この場合、案内部22は採便毎に廃棄可能とされている。
蓋部12は、第一開口部11Aの近傍に配される蓋本体23と、蓋本体23に動力を供給する第一駆動源25と、第一駆動源25からの動力を蓋本体23に伝達する第一機構部26と、を備えている。蓋本体23は、第一開口部11Aを封止可能な大きさ及び構造となっており、第一駆動源25から供給される動力によって第一開口部11Aを開放又は封止させる。蓋本体23は第一機構部26に対して着脱可能に配されて採便毎に廃棄可能とされている。
測定部13は、便移植用便採取装置10の最下部に配され、便Sの採取前の容器部11内部が空の状態で測定重量が0となるように調整される。そして、容器部11内の重量変化を検知して重量を測定するとともに、得られた重量データを制御部16に出力する。
栓部15は、第二開口部11Bの近傍に配される栓本体27と、栓本体27に動力を供給する第二駆動源28と、第二駆動源28からの動力を栓本体27に伝達する第二機構部30と、を備えている。栓本体27には、第二開口部11Bと対向する第三開口部27Aが複数設けられている。第二駆動源28から供給される動力によって容器部11に対して栓本体27が回動し、第二開口部11Bと第三開口部27Aとが対向したとき、第二開口部11Bと第三開口部27Aとが挿通可能とされ、対向しないときには第二開口部11Bは封止される。栓本体27は採便毎に廃棄可能とされている。
注液部17は、生理食塩水Lが貯留された注液本体31と、注液本体31と容器部11とを挿通させる配管部32と、配管部32に配されて生理食塩水Lの流通を規制する弁33と、を備えている。
撹拌部18は、便S及び生理食塩水Lを混合させる撹拌本体35と、撹拌本体35を駆動する第三駆動源36と、第三駆動源36からの動力を撹拌本体35に伝達する第三機構部37と、を備えている。撹拌本体35は、容器部11内に配されて便S及び生理食塩水Lに運動エネルギーを供給して撹拌する。撹拌本体35は採便毎に廃棄可能とされている。なお、撹拌本体は、容器部11外から便S及び生理食塩水Lにエネルギーを供給して間接的にこれらを撹拌するものでも構わない。この場合、撹拌本体は採便毎に廃棄可能とされる必要はない。
分離部20は、栓本体27を挟んで容器部11の第二開口部11Bの下方に配される。そして、第二開口部11Bから排出される混合液が自重により落下して分離部20を通過する際に濾液が抽出される。分離部20は採便毎に廃棄可能とされている。なお、混合液を分離できるものであれば公知の他の構成のものでも構わない。
貯留部21には、収容された濾液を排出するための排出口21Aが配されている。濾液は排出口21Aを介して回収される。貯留部21は採便毎に廃棄可能とされている。
制御部16は、便Sの重量データから生理食塩水Lの重量を算出する重量算出部38と、第一駆動源25を駆動する第一ドライバ40と、第二駆動源28を駆動する第二ドライバ(分離調整部)41と、第三駆動源36を駆動する第三ドライバ(撹拌調整部)42と、弁33を開閉駆動する弁ドライバ(弁調整部)43と、便Sの重量データ、弁33の開放時間、撹拌時間データ、及び濾過時間データ等が格納される記憶部45と、これらを制御管理する処理部46と、を備えている。制御部16は電源Pと接続され、電源スイッチ47によって電源供給のON/OFFが制御される。また、制御部16は、各種処理をスタートするための採取スイッチ48と接続されている。
次に、本実施形態に係る便移植用便採取装置10の作用及び便移植用便採取方法について図2及び図3も用いて説明する。
便移植用便採取方法は、排出された便Sを検知して重量を計測する測定工程(S01)と、便Sの重量に基づき便Sと混合される生理食塩水Lの投入重量を算出して便Sに投入する注入工程(S02)と、便Sと生理食塩水Lとの重量値に基づき定められた所定時間で便S及び生理食塩水Lとを撹拌して混合液を生成する撹拌工程(S03)と、混合液から濾液を抽出する分離工程(S04)と、を備えている。
まず、便Sを提供する不図示のドナーが便座Cに着座して便移植用便採取装置10の電源スイッチ47を入れる。このとき、測定部13の値が0にリセットされる。そして、ドナーが便Sをした後、採取スイッチ48を入れる。このとき、制御部16の第一ドライバ40によって第一駆動源25が予め設定された時間の間駆動され、第一機構部26によって蓋本体23が容器部11の第一開口部11Aを閉じるように移動する。これにより容器部11内の便Sのにおいが外部に漏れるのが規制される。
また、採取スイッチ48が入れられた際に測定工程(S01)が開始され、測定部13が便Sの重量を測定する。そして制御部16の記憶部45に重量データを送信する。
続いて注入工程(S02)に移行する。ここでは、予め決められた弁33の開放時間と弁33を通過する生理食塩水Lの重量との関係に基づき、投入された便Sと同一重量の生理食塩水Lが容器部11内に投入されるよう弁33の開放時間が重量算出部38にて算出される。そして、制御部16の弁ドライバ43によって弁33が開き、注液本体31内の生理食塩水Lが配管部32を通して容器部11内に投入される。弁33が開いて算出された開放時間が経過した後、弁ドライバ43によって弁33が再び閉じられる。
そして撹拌工程(S03)に移行する。ここでは、制御部16の第三ドライバ42によって第三駆動源36が駆動され、第三機構部37によって撹拌本体35が回動する。そして、図2に示すように、便Sと生理食塩水Lとが撹拌され混合液Mが生成される。第三駆動源36の駆動時間は予め設定されており、当該駆動時間経過後、撹拌が終了する。
第三駆動源36の停止後、分離工程(S04)に移行する。まず、制御部16の第二ドライバ41によって第二駆動源28が駆動され、第二機構部30によって栓本体27が回動して第二開口部11Bと第三開口部27Aとが対向する。このとき、重力によって混合液Mが第二開口部11B及び第三開口部27Aを通過して分離部20上に落下する。分離部20を通過する際に混合液Mは濾過され、図3に示すように、濾液Fが分離部20の下方に配された貯留部21に収容される。
予め設定された時間が経過した後、第二ドライバ41によって第二駆動源28が再び駆動され、第二機構部30によって栓本体27が回動して第二開口部11Bと第三開口部27Aとの位置がずれることにより第二開口部11Bが閉じられる。こうして貯留部21に収容された濾液Fは不図示のシリンジ等によって回収され、便移植用便の採取が終了する。
なお、貯留部21に不図示のセンサーが配され、貯留部21内に所定の量の濾液Fが収容されたことをセンサーに検知させ、これに基づいて第二ドライバ41によって第二駆動源28が駆動して栓本体27が閉じられるとしても構わない。
この便移植用便採取装置10及び便移植用便採取方法によれば、ドナーが電源スイッチ47を入れることによって、便Sと生理食塩水Lとが混合して濾過された濾液Fを貯留するまでを自動化することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、分離部20は、保持粒子径や厚さなどが異なる複数のものそれぞれが交換可能に配されていても構わない。
また、容器部11に第二開口部11Bが配されているとしているが、容器部が可動に配されることによって第一開口部11Aから混合液Mが分離部20へ排出されるようなものでも構わない。
10 便移植用便採取装置
11 容器部
13 測定部
16 制御部(コンピュータ)
18 撹拌部
20 分離部
21 貯留部
38 重量算出部
41 第二ドライバ(分離調整部)
42 第三ドライバ(撹拌調整部)
43 弁ドライバ(弁調整部)

Claims (3)

  1. 排出された便が収容される容器部と、
    前記便の重量を計測する測定部と、
    前記液体が貯留され、前記容器部と挿通された注液部と、
    前記液体と前記便とから混合液を作成する撹拌部と、
    前記混合液から液状物を抽出する分離部と、
    前記液状物を貯める貯留部と、
    前記便から前記液状物を抽出するまでの過程を管理する制御部と、
    を備える便移植用便採取装置。
  2. 前記制御部が、
    前記便の重量データに基づき、前記便と混合される液体の投入重量を算出する重量算出部と、
    前記投入重量分の前記液体を前記容器部内に投入する弁調整部と、
    前記液体と前記便とを所定時間内で混合する撹拌調整部と、
    前記混合液を前記分離部へと案内する分離調整部と、
    備えている請求項1に記載の便移植用便採取装置。
  3. コンピュータによって実行される便移植用便採取方法であって、
    排出された便を検知して該便の重量を計測する測定工程と、
    前記便の重量に基づき前記便と混合される液体の投入重量を算出して前記便に前記液体を投入する注入工程と、
    前記便と前記液体との重量値に基づき定められた所定時間内で前記便及び前記液体とを撹拌して混合液を生成する撹拌工程と、
    前記混合液から液状物を抽出する分離工程と、
    を備える便移植用便採取方法。
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