JP2019168038A - Mr流体ブレーキ構造 - Google Patents

Mr流体ブレーキ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2019168038A
JP2019168038A JP2018056265A JP2018056265A JP2019168038A JP 2019168038 A JP2019168038 A JP 2019168038A JP 2018056265 A JP2018056265 A JP 2018056265A JP 2018056265 A JP2018056265 A JP 2018056265A JP 2019168038 A JP2019168038 A JP 2019168038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
annular
winding
fluid
outer rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018056265A
Other languages
English (en)
Inventor
輝朗 吉地
Teruaki Yoshiike
輝朗 吉地
卓 近藤
Taku Kondo
近藤  卓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Precision Products Co Ltd, Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Sumitomo Precision Products Co Ltd
Priority to JP2018056265A priority Critical patent/JP2019168038A/ja
Publication of JP2019168038A publication Critical patent/JP2019168038A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、MR流体とロータとステータの組み合わせに応じて、トルクアップによるブレーキ力の向上を得ることである。【解決手段】本発明によるMR流体ブレーキは、固定体(3)にもうけた環状ステータ(61)の環状底面(65)に巻線(51)をもうけ、環状凹部(62)内にアウタロータディスク(64)と中間ステータ(70)とをMR流体(80)を介して多板状態とすることにより、中間ステータ(70)に対して従来よりも大なる磁束密度を持たせることができ、従来構成よりも大なるトルクを得ることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、MR流体ブレーキ構造に関し、特に、MR流体の磁気結合剪断力を利用したブレーキ構造のトルクアップを計るための新規な改良に関する。
従来、用いられていたMR流体ブレーキ構造としては、例えば、特許文献1の構成を図6として挙げると共に、特許文献2の構成を図7及び図8として挙げることができる。
すなわち、図6において、符号11で示されるものは、特許文献1における「磁界応答材料を有するブレーキ」のブレーキ装置である。
本発明の第1従来例を説明すると、ハウジング室15内で回転するロータ21に対して極辺33が対向配置されていることを特長とする。
特許文献2の魚釣用リールの場合、図7及び図8に示すように励磁コイル51が制動板45、第2制動板47の外側に配置されており、収容空間S1(磁気反応摩擦材)〜MR流体を収容する収容部材43(非磁性材)が用いられている。
特開2016−214123号公報 特開2012−180939号公報
従来のMR流体ブレーキ構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、図6の第1従来構成の場合、ハウジング室15内に位置するロータ21に対して極片33が対向配置されているため、ロータ21と極片33とを軸方向Pに沿って多段化することによってトルクアップすることは、極めて困難であった。
また、前述の図6及び図7に開示された第2従来構成の場合、図6の魚釣リールの場合、軸心に設けられた多板状の磁気制動手段40の外側に、これと同軸に輪状の励磁コイル51が43収容部材(非磁性材)を磁気回路上に含む形で設けられていたため、MR流体ブレーキ構造の磁気効率が低下するのと共に、外径の大きさを小形化することができず、例えば小形の飛翔体に取り付けることが極めて困難であった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、MR流体ブレーキのMR流体の磁気結合剪断力を利用したブレーキ構造のトルクアップを図るようにしたMR流体ブレーキ構造を提供することを目的とする。
本発明によるMR流体ブレーキ構造は、軸体に接続された固定体と、前記固定体に設けられ縦断面でU字型をなす環状ステータと、前記環状ステータの外周に形成された環状凹部と、前記環状凹部の環状底面に設けられた巻線と、前記環状凹部内に設けられ前記固定体の軸方向に沿って所定間隔で配設された複数のアウタロータディスクと、前記各アウタロータディスク間に設けられた中間ステータと、前記アウタロータディスクの内側に設けられ非磁性のステータスペーサと、前記ステータスペーサの内面及び前記中間ステータの内面と前記環状凹部の底面との間には前記巻線が設けられ、前記環状ステータ内の中間ステータ及び前記アウタロータディスクの表面にはMR流体が存在している構成であり、また、前記巻線は、前記中間ステータの近傍に設けられている構成であり、また、前記巻線は、前記中間ステータの内側の巻線水冷部を介して水循環型の水冷巻線よりなり、また、前記アウタロータに接して、外方へ向けて延設された1個又は複数の放熱フィンが形成されている構成である。
本発明によるMR流体ブレーキは、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、軸体に接続された固定体と、前記固定体に設けられ縦断面でU字型をなす環状ステータと、前記環状ステータの外周に形成された環状凹部と、前記環状凹部の環状底面に設けられた巻線と、前記環状凹部内に設けられ前記固定体の軸方向に沿って所定間隔で配設された複数のアウタロータディスクと、前記各アウタロータディスク間に設けられた中間ステータと、前記各アウタロータディスクの第1内面及び前記中間ステータの第2内面と前記環状凹部の底面との間には前記巻線が設けられ、前記環状ステータ内の中間ステータ、中間ステータ、アウタロータディスクの表面にはMR流体が存在しているため、環状ステータの環状凹部内の多数の中間ディスクの近くに巻線を近付けて設けることができ、中間ディスク上の磁束に寄与することができ、多板化した時のトルクアップを図ることができる。
また、前記巻線は、水冷巻線よりなることにより、大きい負荷時の巻線の温度上昇による出力低下を防ぐことができる。
また、前記中間ステータの外端には、外方へ向けて延設された1個又は複数の放熱フィンが形成されていることにより、MR流体ブレーキの放熱性の特性を向上できる。
本発明によるMR流体ブレーキの断面構成図である。 図1のA部を示す拡大断面図である。 図1の他の形態を示す拡大断面図である。 図3のB部を示す拡大断面図である。 図4の要部の詳細拡大図である。 特許文献1のブレーキ装置を示す断面図である。 特許文献2のMR流体ブレーキを示す断面図である。 図7の要部の磁気制動手段を含む部分の拡大断面図である。
本発明によるMR流体ブレーキは、MR流体の磁気結合剪断力を利用したブレーキ構造のトルクアップ(ブレーキ力向上)を計ることである。
以下、図面と共に本発明によるMR流体ブレーキの好適な実施の形態について説明する。
尚、本実施の形態では、前述の図6,図7及び図8の従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号61で示されるものは、固定体3に設けられた環状ステータであり、この環状ステータ61の外側には、アウタロータ63が回転自在に設けられており、前記環状ステータ61を保持する断面T字状をなす固定体3には、軸体100が嵌入される筒状をなす筒状突出部60が形成されている。
前記筒状突出部60の外周面60Aには、断面でみて一対のU字型をなすと共に全体形状が環状をなす環状ステータ61が嵌入されていることにより、前記固定体3に環状ステータ61が一体状に結合されている。
前記環状ステータ61の環状凹部62には、図1のA部を拡大して示す図2の断面図に示されるように、前記環状ステータ61の外側には円筒体をなすアウタロータ63が回転可能に設けられている。
アウタロータディスク64の側面64Bには、ドーナッツ板型をなすロータスペーサ66(非磁性)が前記環状ステータ61の軸方向Pに沿って所定間隔毎に一体状に軸心P’に向けて延設されている。ロータスペーサ66は非磁性にすることにより、アウタロータディスク64間の漏れ磁束を減少させ、中間ステータ70へ効率よく磁束を流す役割を担っている。
前記環状ステータ61の外周には、図1で示されるような前記環状凹部62が形成されているが、前記環状凹部62の環状底面65には、励磁を行うための巻線51が設けられ、この巻線51は励磁時に熱を発生する。巻線水冷部52(巻線51エリア-中間ステータの第2内面70A間)に注水し水冷型とし、それによって、大電流を巻線51に流すことが出来るように構成しても良い。
前記各アウタロータディスク64間には、前記環状ステータ61の外側に接続され前記ドーナッツ板型をなす中間ステータ70がステータスペーサ67(非磁性)に挟まれて配設されている。ステータスペーサ67は非磁性にすることにより、中間ステータ70間の漏れ磁束を減少させ、アウタロータディスク64へ効率よく磁束を流す役割を担っている。
前記各中間ステータ70の内面70A,ステータスペーサ67の内側には、前記巻線51が配設され、前記巻線51の内面51Aは、前記環状ステータ61の環状底面65に接している。
図2の断面図において、前記アウタロータ63に接続された前記アウタロータディスク64と前記中間ステータ70との間において、太い黒線で表してある図示部分は、周知のMR流体80が充填されている。
図4は、図3(図1の他の形態)のB部の拡大断面図を示すもので、図5の前記各中間ステータ70の外端70A’から外方へ向けて延設された1個もしくは複数の放熱フィン90が設けられている。
前記各放熱フィン90は、アウタロータ63に設け、MR流体80、アウタディスク64の発熱を大気中に放熱し高温化を防ぎ、ブレーキ効率が低下しないように構成されている。
また、本発明によるMR流体ブレーキのブレーキ原理は周知のことであるが、前記巻線51に電流が供給されると、前記アウタロータディスク64と前記中間ステータ70との間のMR流体80に磁束が通ることで、剪断応力が作用してブレーキ作用が発生する。
この時、さらに、前記MR流体80に働く磁束密度の大きさ、すなわち、前記巻線51に通電する電流の大きさによってブレーキ力を調整することが出来る。
また、前述のように、中間ステータ70及びアウタロータディスク64が従来よりも多重化できるため、中間ステータ70とアウタロータディスク64間で発生する剪断応力を積算することで大きくなり、大きい制動力を得ることができる。
本発明によるMR流体ブレーキは、筒状突出部の外周に設けた環状ステータの外周に環状凹部を設け、この環状凹部内にMR流体を介して、アウタロータのアウタロータディスク及び中間ステータからなる多板の内側にMR流体を介して巻線が配設されているため、従来構成よりも、より強大なトルクによるブレーキ力を発揮することができる。
1 MR流体ブレーキ
3 固定体
3A 外部取付孔
51 巻線
51A 内面
52 巻線水冷部
60 筒状突出部
60A 外周面
61 環状ステータ
62 環状凹部
63 アウタロータ
64 アウタロータディスク
64A 内面
64B 側面
65 環状底面
66 ロータスペーサ(非磁性)
67 ステータスペーサ(非磁性)
70 中間ステータ
70A 第2内面
70A’ 外端
80 MR流体
90 放熱フィン
100 軸体
P 軸方向
P’ 軸心

Claims (4)

  1. 軸体(100)に接続された固定体(3)と、前記固定体(3)に設けられ縦断面でU字型をなす環状ステータ(61)と、前記環状ステータ(61)の外周に形成された環状凹部(62)と、前記環状凹部(62)の環状底面(65)に設けられた巻線(51)と、前記環状凹部(62)内に設けられ前記固定体(3)の軸方向(P)に沿って所定間隔で配設された複数のアウタロータディスク(64)と、前記各アウタロータディスク(64)間に設けられた中間ステータ(70)と、前記アウタロータディスク(64)の内側に設けられた非磁性のステータスペーサ(67)と、前記ステータスペーサ(67)の内面及び前記中間ステータ(70)の内面(70A)と前記環状凹部(62)の環状底面(65)との間には前記巻線(51)が設けられ、前記環状ステータ(61)内の中間ステータ(70)及び前記アウタロータディスク(64)の表面にはMR流体(80)が存在していることを特徴とするMR流体ブレーキ構造。
  2. 前記巻線(51)は、前記中間ステータ(70)の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1記載のMR流体ブレーキ構造。
  3. 前記巻線(51)は、前記中間ステータ(70)の内側の巻線水冷部(52)を介して水循環型の水冷巻線よりなることを特徴とする請求項1ないし2の何れか1項に記載のMR流体ブレーキ構造。
  4. 前記中間ステータ(70)の外端(70A')には、外方へ向けて延設された1個又は複数の放熱フィン(90)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のMR流体ブレーキ構造。
JP2018056265A 2018-03-23 2018-03-23 Mr流体ブレーキ構造 Pending JP2019168038A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018056265A JP2019168038A (ja) 2018-03-23 2018-03-23 Mr流体ブレーキ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018056265A JP2019168038A (ja) 2018-03-23 2018-03-23 Mr流体ブレーキ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019168038A true JP2019168038A (ja) 2019-10-03

Family

ID=68106434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018056265A Pending JP2019168038A (ja) 2018-03-23 2018-03-23 Mr流体ブレーキ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019168038A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102473248B1 (ko) 2021-11-29 2022-12-02 주식회사 스탠더드시험연구소 배터리 화재 소화를 위한 국소방출시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102473248B1 (ko) 2021-11-29 2022-12-02 주식회사 스탠더드시험연구소 배터리 화재 소화를 위한 국소방출시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007535644A (ja) 磁性流体クラッチ
JP5156223B2 (ja) 回転電機
JP4983708B2 (ja) リアクトル
WO2014188628A1 (ja) ロータおよびモータ
JP2015136265A (ja) 回転電機
JP6425065B2 (ja) 回転電機
JP2008021688A (ja) リアクトル用コア
JP2014023198A (ja) 電動機
KR20200093868A (ko) 모터의 냉각 구조
JP2009278838A (ja) アウターロータ型永久磁石式電動機
JP2019168038A (ja) Mr流体ブレーキ構造
US3063532A (en) Electromagnetic coupling with cooling means
JP5126218B2 (ja) 特に巻取り/巻出し装置用のヒステリシスを有する磁気カップリング
JP6469146B2 (ja) リアクトル、モータ駆動装置、パワーコンディショナおよび機械
WO2015037069A1 (ja) 回転電機
JP4275482B2 (ja) モータ
JP2017017787A (ja) モータ
JPS6152328B2 (ja)
JP2000088004A (ja) 磁性流体シール付きパウダブレーキ・クラッチ
JP2018090381A (ja) 外転型回転電機
JP2007534289A (ja) 内燃機関の可変バルブ制御装置用の、ヒステリシス構成体を備えたヒステリシスブレーキ
US3845337A (en) Electromagnetic coupling having an end mounted field
JP6605300B2 (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JP2010226902A (ja) モータステータおよび分割ステータ
JP4135216B2 (ja) 吊り上げ電磁石

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180409