JP2019168021A - モータ内蔵スピンドル用玉軸受 - Google Patents

モータ内蔵スピンドル用玉軸受 Download PDF

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崇広 金本
Takahiro Kanemoto
崇広 金本
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Abstract

【課題】 モータ内蔵スピンドルの軸受内に冷却エアが侵入した際に、潤滑剤の外部への漏洩を防止すると共に、エアが軸受内部で乱流を起こすことなく、エアが軸受外部に排出され、保持器14の振動が生じ難く、静粛性の高いモータ内蔵スピンドル用玉軸受を提供することを課題とする。【解決手段】 内輪11および外輪12の軸方向の両端部を解放して冷却エアの通過を妨げない構造にすると共に、軸受内部に充填した潤滑剤を、冷却エアの通過によりを軸受外部に漏洩させないように、冷却エアが流入する側の保持器14の軸方向端部に、内外径に向かって拡径された外径側拡径部14aおよび内径側拡径部14bを設けたことを特徴とする。【選択図】 図1

Description

この発明は、小型スピンドル、特にモータ内蔵スピンドル用玉軸受に関するものである。
小型スピンドルは、主にアルミ加工などの軽負荷加工に用いられている。
近年、小型スピンドルは、図6に示すように、コンパクト化を目的にスピンドルのハウジング1内にモータ2を内蔵したタイプが多くなってきている(特許文献1〜3)。なお、図6において、被加工物は、符号Wで示している。
この種のモータ内蔵スピンドル用玉軸受としては、高速性を求められることから、アキシアル荷重とラジアル荷重とを同時に支持できるアンギュラ玉軸受を使用することが多い。
アンギュラ玉軸受3は、図5に示すように、内輪6と外輪9の両軌道面間に、保持器8により回転自在に保持された複数の転動体(ボール)10を接触角を持って介在させた構造である。すなわち、アンギュラ玉軸受3は、ラジアル荷重とアキシアル荷重を受けられるように、軸受中心線の互いに反対側で内輪6と外輪9に盛り上がった肩部6a、9aが設けられ、ボール10が内輪6および外輪9の軌道面と、軸受中心線から各肩部6a、9a側に偏った点で接触するようになっている。
図5に示すアンギュラ玉軸受3は、内輪6が、負荷側のみに肩部6aを有し、非負荷側の肩は、径方向において低くなる肩落とし部6bになっており、軸方向両側において外周面に径差を設けている。
実用新案登録第3150371号公報 特開2005−199828号公報 特開2013−063727号公報
モータ内蔵スピンドルは、スピンドルのハウジング1内にモータ2を内蔵していることから、モータ2の周辺が発熱源となるので、モータ2と共に、軸受3を冷却する必要がある。
スピンドルのハウジング1内を液体で冷却する方法は、構造にシール性が必要になる等、構造が複雑になるばかりか、スペース的にも困難であることが多い。
このため、モータ内蔵スピンドルのハウジング1内の冷却には、複雑な構造が不要なエアでの冷却が主流になっている。
このスピンドルのハウジング1内を冷却するエアは、スピンドルのハウジング1に設置された通気孔4により、後ろ側からモータ2、次に軸受3を冷却し、スピンドルのハウジング1の先端部からスピンドルのハウジング1の外部に排出される。
スピンドルのハウジング1の先端部は、飛来物に対するシールを兼ねており、エアカーテン、ラビリンスシールにより、スピンドルのハウジング1の内部の圧力を高くし、切削液、加工片等がスピンドルのハウジング1内に侵入することを防止している。
ところで、スピンドルのハウジング1内を冷却するエアは、軸受3の内部を通過することもあるため、次のような問題がある。
モータ内蔵スピンドルに使用する軸受3は、内部に潤滑剤としてグリースが充填され、図5に示すように、両端面がシール板5によって密封されているが、スピンドルのハウジング1内を冷却するエアが軸受3の内部を、図5の矢印に示す方向、すなわち、内輪6の肩部6aのある方向から内輪6の肩落とし部6bの方向に向かって通過すると、潤滑剤が外部に漏洩するおそれがある。
潤滑剤が外部に漏えいすると、軸受の耐久性能に影響を及ぼす可能性がある。
また、従来、図5に示すように、シール板5の内径部と、内輪6の外径部との間は、ラビリンス構造になっており、シール板5の内径部が、内輪6の外径部に設けたシール溝7に嵌っている。
上記ラビリンス構造により、図5の矢印に示すように、内輪6の肩部6aから肩落とし部6bの方向に向かって軸受3の内部に侵入したエアがシール板5によって妨げられ、軸受3の内部で乱流を引き起こして、保持器8を振動させることがある。
保持器8の振動は、スピンドルのハウジング1に振動が伝達され、静粛性にも悪影響を及ぼす。
そこで、この発明は、モータ内蔵スピンドルの軸受内に冷却エアが侵入した際に、潤滑剤の外部への漏洩を防止すると共に、エアが軸受内部で乱流を起こすことなく、エアがスムーズに軸受外部に排出されるようにして、保持器の振動が生じ難く、静粛性の高いモータ内蔵スピンドル用玉軸受を提供しようとするものである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、軌道輪である内輪および外輪の両軌道面間に、保持器により回転自在に保持された複数の転動体を介在させ、内輪および外輪の軸方向の両端部が解放され、内輪および外輪の軸方向の一端から軸受内部に冷却エアが侵入し、内輪および外輪の軸方向の他端から冷却エアが排出されるモータ内蔵スピンドル用玉軸受において、冷却エアが流入する側の保持器の軸方向端部に、内外径に向かって拡径された外径側拡径部および内径側拡径部を設けたことを特徴とする。
前記保持器の内径側拡径部の内径面と、内輪の軌道面に隣接する肩部の外径面との間の隙間Aの投影面積が、冷却エアのエア供給元の流路の面積と同等であることが好ましい。
前記保持器の内径側拡径部の内径面が、内輪の軌道面に隣接する肩部の外径面に対して平行、もしくは軸受中心側が小径で、軸受外側に向かって大径になるように傾斜していることが好ましい。
また、前記外輪の軌道面に隣接するエア流入側の肩部に、内径側に突出する内径リブを設け、この内径リブの軸受外側面と、保持器の外径側拡径部の軸受内側面との間の隙間寸法Cが、保持器のポケットと転動体との間の軸方向隙間の1/2の隙間寸法Bよりも大きいことが好ましい。
また、前記保持器の外径側拡径部の外径面のエア流入側端部と、前記外輪の軌道面に隣接するエア流入側の肩部の内径面との間の隙間Dが、前記保持器のエア排出側の外径面と、前記外輪の軌道面に隣接するエア排出側の肩部の内径面との間の隙間Eよりも大きいことが好ましい。
さらに、前記保持器の外径側拡径部の外径面が、外輪の軌道面に隣接する肩部の内径面に対して平行、もしくは軸受中心側が小径で、軸受外側に向かって大径になるように傾斜し、この傾斜角度βが、前記外輪の軌道面に隣接するエア流入側の肩部に設けた内径リブの軸受外側端部と、前記保持器の外径側拡径部の軸受外側端部とを結ぶ直線の角度γよりも小さいことが好ましい。
この発明に係るモータ内蔵スピンドル用玉軸受においては、上記のように、外輪の軸方向の両端部に、シール板を装着していない。したがって、内輪の外径面にもラビリンス構造のシールを有しない。このため、軸受内部に冷却エアが入ろうとする際に、入口と出口は略直線状になり、冷却エアの通過を妨げないので、エアが軸受内部で乱流を起こすことなく、保持器の振動が生じ難く、静粛性が高い。
また、この発明に係るアンギュラ玉軸受は、冷却エアが流入する側、すなわち、内輪の肩部がある側の保持器の軸方向端部に、内外径に向かって拡径された外径側拡径部および内径側拡径部を設けているので、軸受内部に充填したグリースが、冷却エアが通過しても軸受外部に漏洩し難い。
また、前記保持器の内径側拡径部の内径面と、内輪の軌道面に隣接する肩部の外径面との間の隙間Aの投影面積を、冷却エアのエア供給元の流路の面積と同等にすることにより、冷却エアが円滑に軸受内を通過する。
また、前記保持器の内径側拡径部の内径面を、内輪の軌道面に隣接する肩部の外径面に対して平行、もしくは軸受中心側が小径で、軸受外側に向かって大径になるように傾斜させ、前記保持器の内径側拡径部の内径面を軸受外側に向かって大径になるように傾斜角αを持たせることにより、冷却エアが軸受内を通過する際に保持器14の内径部14dに衝突することを抑制し、冷却エアの衝突による保持器の振動の発生を防止することができる。
前記外輪の軌道面に隣接するエア流入側の肩部に、内径側に突出する内径リブを設け、この内径リブによって、内径リブと外輪の軌道面との間にグリースポケットが形成されるので、このグリースポケットにより、外輪の軌道面と転動体との間、外輪の軌道面と保持器との間に、安定的に潤滑剤が供給される。
また、前記内径リブの軸受外側面と、保持器の外径側拡径部の軸受内側面との間の隙間寸法Cは、保持器のポケットと転動体との間の軸方向隙間の1/2の隙間寸法Bよりも大きく設定しており、これにより、保持器による余分な発熱を防止している。
また、前記保持器の外径側拡径部の外径面のエア流入側端部と、前記外輪の軌道面に隣接するエア流入側の肩部の内径面との間の隙間Dは、前記保持器のエア排出側の外径面と、前記外輪の軌道面に隣接するエア排出側の肩部の内径面との間の隙間Eよりも大きく設定しており、これによっても保持器による余分な発熱を防止している。
前記保持器の外径側拡径部の外径面が、外輪の軌道面に隣接する肩部の内径面に対して平行、もしくは軸受中心側が小径で、軸受外側に向かって大径になるように傾斜し、この傾斜角度βが、前記外輪の軌道面に隣接するエア流入側の肩部に設けた内径リブの軸受外側端部と、前記保持器の外径側拡径部の軸受外側端部とを結ぶ直線の角度γよりも小さい設定にすることにより、外部からのエアは直接軸受内部に侵入することができず、保持器の相手面に当って押し戻されるようにしている。
この発明に係るモータ内蔵スピンドル用玉軸受の部分断面図である。 図1の部分拡大図である。 この発明に係るモータ内蔵スピンドル用玉軸受の保持器の案内状態を示す部分拡大図である。 この発明に係るモータ内蔵スピンドル用玉軸受の別な形態の保持器の案内状態を示す部分拡大図である。 従来のモータ内蔵スピンドル用玉軸受の部分断面図である。 モータ内蔵スピンドルの概略図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明の一実施形態に係るモータ内蔵スピンドル用玉軸受は、図1に示すように、アンギュラ玉軸受である。図1の矢印は冷却エアの方向を示している。
この発明に係るアンギュラ玉軸受は、内輪11と外輪12の両軌道面11a、12a間に、保持器14により回転自在に保持された複数の転動体(ボール)13を接触角を持って介在させた構造である。すなわち、アンギュラ玉軸受は、ラジアル荷重とアキシアル荷重を受けられるように、軸受中心線の互いに反対側で内輪11と外輪12に盛り上がった肩部11b、12bが設けられ、ボール13が内輪11および外輪12の軌道面11a、12aと、軸受中心線から各肩部側に偏った点で接触するようになっている。
図1に示す実施形態のアンギュラ玉軸受は、内輪11が、負荷側のみに肩部11bを有し、非負荷側の肩は、径方向において低くなる肩落とし部11cになっており、軸方向両側において外周面に径差を設けている。
内輪11および外輪12の軸方向の両端部が解放され、内輪11および外輪12の軸方向の一端、すなわち、図1の矢印に示すように、内輪11の肩部11b側から軸受内部に冷却エアが侵入し、内輪11および外輪12の軸方向の他端、すなわち、内輪11の肩落とし部11c側から冷却エアが排出される。
この発明に係るアンギュラ玉軸受は、図5に示す従来の軸受のように、外輪12の軸方向の両端部には、シール板を装着していない。したがって、内輪11の外径面にもラビリンス構造のシールを有しない。このため、この発明に係るアンギュラ玉軸受においては、軸受内部に冷却エアが入ろうとする際に、入口と出口は略直線状になり、冷却エアの通過を妨げない構造にしている。
この発明に係るアンギュラ玉軸受は、軸受内部に潤滑剤としてグリースを充填しており、冷却エア通過により潤滑剤を軸受外部に漏洩させないように、冷却エアが流入する側の保持器14の軸方向端部に、内外径に向かって拡径された外径側拡径部14aおよび内径側拡径部14bを設けている。
前記保持器14の内径側拡径部14bの内径面と、内輪11の軌道面11aに隣接する肩部11bの外径面との間の隙間Aの投影面積は、冷却エアのエア供給元の流路(図6の通気孔4の配管径)の面積と同等であり、冷却エアが円滑に軸受内を通過することができるようにしている。
前記保持器14の内径側拡径部14bの内径面が、内輪11の軌道面11aに隣接する肩部11bの外径面に対して平行、もしくは軸受中心側が小径で、軸受外側に向かって大径になるように傾斜している。前記保持器14の内径側拡径部14bの内径面を軸受外側に向かって大径になるように傾斜角αを持たせることにより、冷却エアが軸受内を通過する際に保持器14の内径部14dに衝突することを抑制し、冷却エアの衝突による保持器14の振動の発生を防止することができる。
前記外輪12の軌道面12aに隣接するエア流入側の肩部12cに、内径側に突出する内径リブ12dを設けている。
この内径リブ12dによって、内径リブ12dと外輪12の軌道面12aとの間にグリースポケット15が形成され、このグリースポケット15により、外輪の軌道面12aと転動体13との間、外輪12の軌道面12aと保持器14との間に、安定的に潤滑剤が供給される。
グリースは、冷却エアの通気を妨げないように、外輪12側に狙って封入するようにする。
この発明に係るアンギュラ玉軸受を2列の背面合せ、すなわち、負荷側を背中合わせにして使用する場合には、冷却エアの流れに対し軸受の向きが2列間で異なるため、軸受の左右両側にグリースを封入する。
また、グリース封入量は静止空間容積の40%〜50%とする。40%以下の場合、エア圧よるグリースの偏りにより、安定した耐久効果が得られない。50%以上の場合、エア圧よるグリースの偏りにより、グリースの再巻き込み過多により温度変動が大きくなり、振動変動に繋がって安定した回転が得られない。
なお、グリースの基油粘度は20〜40mm2/sが好ましい。
また、前記内径リブ12dの軸受外側面と、保持器14の外径側拡径部14aの軸受内側面との間の隙間寸法Cは、保持器14のポケット14cと転動体13との間の軸方向隙間の1/2の隙間寸法Bよりも大きく設定しており、これにより、保持器14による余分な発熱を防止している。
また、前記保持器14の外径側拡径部14aの外径面のエア流入側端部と、前記外輪12の軌道面12aに隣接するエア流入側の肩部12cの内径面との間の隙間Dは、前記保持器14のエア排出側の外径面と、前記外輪12の軌道面12aに隣接するエア排出側の肩部12bの内径面との間の隙間Eよりも大きく設定しており、これによっても保持器14による余分な発熱を防止している。
前記保持器14の外径側拡径部14aの外径面が、外輪12の軌道面12aに隣接する肩部12cの内径面に対して平行、もしくは軸受中心側が小径で、軸受外側に向かって大径になるように傾斜し、この傾斜角度βが、図2に示すように、前記外輪12の軌道面12aに隣接するエア流入側の肩部12cに設けた内径リブ12dの軸受外側端部と、前記保持器14の外径側拡径部14aの軸受外側端部とを結ぶ直線の角度γよりも小さい設定にすることにより、外部からのエアは直接軸受内部に侵入することができず、保持器14の相手面に当って押し戻されるようにしている。
前記外径側拡径部14aと内径側拡径部14bを除いた保持器14の内径寸法は、極力大きくし、冷却エアの通過を妨げないようにすることが望ましい。
図3は、この発明に係るモータ内蔵スピンドル用玉軸受の実施形態の保持器14の案内状態を示す部分拡大図である。図3において、二点鎖線は、転動体13のピッチ円直径(PCD)を示し、符号14cは、転動体13を収容するポケットを示している。
次に、保持器14の内径部14dの寸法は、図3に示すように、回転中の保持器14のポケット14cの転動体13との周方向接触部14eが転動体13のPCDよりも外径側になるような構造がより好ましい。保持器14のポケット14cの転動体13との周方向接触部14eが転動体13のPCDよりも外径側にすることにより、太線の矢印で示すように、転動体13の円周方向運動に対し常に保持器14に外径方向の力が作用するため、保持器14と内輪11の肩部11bとの隙間が確保され、エアの通過が妨げられない。さらに冷却エアの通過に伴う保持器14の振動も抑制することが可能である。
また、図4に示すように、転動体13の円周方向運動に対し常に保持器14に外径方向の力が作用するよう、保持器14の内径部14dが、転動体13のPCDよりも外径側に位置させてもよい。
11 :内輪
11a :軌道面
11b :肩部
11c :肩落とし部
12 :外輪
12a :軌道面
12b、12c :肩部
12d :内径リブ
13 :転動体
14 :保持器
14a :外径側拡径部
14b :内径側拡径部
14c :ポケット
14d :内径部
14e :周方向接触部
15 :グリースポケット

Claims (6)

  1. 軌道輪である内輪および外輪の両軌道面間に、保持器により回転自在に保持された複数の転動体を介在させ、内輪および外輪の軸方向の両端部が解放され、内輪および外輪の軸方向の一端から軸受内部に冷却エアが侵入し、内輪および外輪の軸方向の他端から冷却エアが排出されるモータ内蔵スピンドル用玉軸受において、冷却エアが流入する側の保持器の軸方向端部に、内外径に向かって拡径された外径側拡径部および内径側拡径部を設けたことを特徴とするモータ内蔵スピンドル用玉軸受。
  2. 前記保持器の内径側拡径部の内径面と、内輪の軌道面に隣接する肩部の外径面との間の隙間Aの投影面積が、冷却エアのエア供給元の流路の面積と同等であることを特徴とする請求項1記載のモータ内蔵スピンドル用玉軸受。
  3. 前記保持器の内径側拡径部の内径面が、内輪の軌道面に隣接する肩部の外径面に対して平行、もしくは軸受中心側が小径で、軸受外側に向かって大径になるように傾斜していることを特徴とする請求項1または2記載のモータ内蔵スピンドル用玉軸受。
  4. 前記外輪の軌道面に隣接するエア流入側の肩部に、内径側に突出する内径リブを設け、この内径リブの軸受外側面と、保持器の外径側拡径部の軸受内側面との間の隙間寸法Cが、保持器のポケットと転動体との間の軸方向隙間の1/2の隙間寸法Bよりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のモータ内蔵スピンドル用玉軸受。
  5. 前記保持器のエア排出側の外径面と、前記外輪の軌道面に隣接するエア排出側の肩部の内径面との間の隙間Eが、前記保持器の外径側拡径部の外径面のエア流入側端部と、前記外輪の軌道面に隣接するエア流入側の肩部の内径面との間の隙間Dよりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のモータ内蔵スピンドル用玉軸受。
  6. 前記保持器の外径側拡径部の外径面が、外輪の軌道面に隣接する肩部の内径面に対して平行、もしくは軸受中心側が小径で、軸受外側に向かって大径になるように傾斜し、この傾斜角度βが、前記外輪の軌道面に隣接するエア流入側の肩部に設けた内径リブの軸受外側端部と、前記保持器の外径側拡径部の軸受外側端部とを結ぶ直線の角度γよりも小さいことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のモータ内蔵スピンドル用玉軸受。
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