JP2019167739A - 建築物の断熱構造及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボード状断熱材を床スラブに密着させて取り付けることができ、ボード状断熱材の浮きやセルフレベリング材からの剥がれによりセルフレベリング材のクラックの発生や床の遮音性能の低下を抑制できる建築物の断熱構造及びその施工方法を提供する。【解決手段】建築物の断熱構造1は、コンクリート造りの床スラブ10と、床スラブ10に立設されるコンクリート造りの外壁部20と、床スラブ10上に設けられるボード状断熱材30と、ボード状断熱材30の底面31及び隣接するボード状断熱材30との間の目地部を除く小口面32の中間部まで埋設させて固定する第1のセルフレベリング材40と、ボード状断熱材30及び第1のセルフレベリング材40上に設けられ外壁部20を断熱する外壁部断熱材50と、第1のセルフレベリング材40に埋設されて固定されたボード状断熱材30の上面33を覆って設けられる第2のセルフレベリング材60と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の断熱構造及びその施工方法に関し、さらに詳細には、外壁と連続する床スラブを断熱する断熱構造及びその施工方法に関する。
コンクリート造りの住宅等の建築物においては、省エネルギー性能を確保するために外気と接する外壁部だけでなく、外壁部と連続する仕切り壁、スラブの天井面(下面)や床面(上面)に熱橋を防止する断熱補強が行なわれる。
例えば特許文献1に記載された断熱補強構造は、床スラブの上面において外壁部に断熱ボードを当接させた状態とし、床スラブの上面をセルフレベリング材で被覆し、ボード状断熱材を接着して所定位置に固定し、その上に再度セルフレベリング材を施工し養生し、硬化させてフローリング材の下地とする。ボード状断熱材の外周部と外壁部との間には、発泡ウレタン断熱材を吹き付けて断熱するようにしている。
特開2004−360278号公報
特許文献1に開示された断熱補強構造は、床スラブの上面にセルフレベリング材を流し込み、その上にボード状断熱材を敷き込み、セルフレベリング材の硬化によりボード状断熱材を固定するようにしたり、セルフレベリング材が硬化した後接着剤で固定するようにしているが、セルフレベリング材の上にボード状断熱材を敷き込んだだけでは、床スラブの不陸の影響やボード状断熱材の反りやねじれの影響で底面全体が密着する状態とならず、空気の巻き込みや浮上がりなどが生じる。これにより、ボード状断熱材に浮きやセルフレベリング材からの剥がれが生じ、それによりセルフレベリング材にクラックが発生したり、床の遮音性能の低下原因となるなどの問題がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ボード状断熱材を床スラブに密着させて取り付けることができ、セルフレベリング材のクラックの発生や床の遮音性能の低下を抑制することができる建築物の断熱構造及びその施工方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の観点にかかる建築物の断熱構造は、
コンクリート造りの床スラブと、
前記床スラブに立設されるコンクリート造りの外壁部と、
前記床スラブ上に設けられるボード状断熱材と、
前記床スラブ上に設けられ前記ボード状断熱材の底面及び隣接する前記ボード状断熱材との間の目地部を除く小口面の中間部まで埋設させて固定する第1のセルフレベリング材と、
前記ボード状断熱材及び前記第1のセルフレベリング材上に設けられ前記外壁部を断熱する外壁部断熱材と、
前記第1のセルフレベリング材に埋設されて固定された前記ボード状断熱材の上面を覆って設けられる第2のセルフレベリング材と、を備える、
ことを特徴とする。
前記第2のセルフレベリング材は、前記外壁部側に設けた堰用断熱材で仕切られた前記ボード状断熱材上に設けられる、ことが好ましい。
前記第1のセルフレベリング材は、前記ボード状断熱材と前記外壁部との間には、介在させずに設けられ、前記外壁部断熱材は、前記床スラブ上に設けられている、ことが好ましい。
前記外壁部断熱材は、ボード状断熱材または、現場発泡断熱材である、ことが好ましい。
本発明の第2の観点に係る建築物の断熱構造の施工方法は、
建築物の断熱構造を施工するに際し、
前記第1のセルフレベリング材に埋設固定される前記ボード状断熱材は、前記第1のセルフレベリング材が流動性のある状態で敷き込んでボード面に平行に移動させながら小口面の中間部まで埋設するようにした、
ことを特徴とする。
本発明によれば、ボード状断熱材を床スラブに密着させて取り付けることができ、セルフレベリング材へのクラックの発生や床の遮音性能の低下を抑制することができる。
本発明の建築物の断熱構造及びその施工方法の一実施の形態の概略断面図及びボード状断熱材の施工工程の断面図である。 本発明の建築物の断熱構造及びその施工方法の他の一実施の形態の概略断面図及びボード状断熱材の施工工程の断面図である。 本発明の建築物の断熱構造及びその施工方法の一実施の形態の概略断面図及びボード状断熱材の施工工程の断面図である。 本発明の建築物の断熱構造の施工方法の一実施の形態のボード状断熱材の施工工程の説明図である。
以下、本発明の建築物の断熱構造及びその施工方法の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の建築物の断熱構造1は、コンクリート造りの床スラブ10と、床スラブ10に立設されるコンクリート造りの外壁部20と、床スラブ10上に設けられるボード状断熱材30と、床スラブ10上に設けられボード状断熱材30の底面31及び隣接するボード状断熱材30との間の目地部を除く小口面32の中間部まで埋設させて固定する第1のセルフレベリング材40と、ボード状断熱材30及び第1のセルフレベリング材40上に設けられ外壁部20を断熱する外壁部断熱材50と、第1のセルフレベリング材40に埋設されて固定されたボード状断熱材30の上面33を覆って設けられる第2のセルフレベリング材60と、を備えて構成される。なお、第2のセルフレベリング材60上には、床仕上げ材70が接着などで設けられる。
また、本発明の建築物の断熱構造の施工方法では、建築物の断熱構造1を施工するに際し、第1のセルフレベリング材40に埋設固定されるボード状断熱材30は、第1のセルフレベリング材40が流動性のある状態で敷き込んでボード面(底面31及び上面33)31,33に平行に移動させながら小口面32の中間部まで埋設するようにする。
これにより、ボード状断熱材30の敷き込み時に、単に第1のセルフレベリング材40の上に敷き並べるのではなく、ボード状断熱材30を少し前後左右方向にボード面31,33と平行に動かしながら、第1のセルフレベリング材40に押し付け1mmからボード状断熱材30厚さの2/3程度まで沈めるようにして、ボード状断熱材30と第1のセルフレベリング材40の間の空気を抜き、浮き上がりをなくして密着させるようにする。また、ボード状断熱材30の小口面32部分に第1のセルフレベリング材40が廻り込むことでボード状断熱材30の底面31だけでなく、小口面32も接着面としてしっかりと接着固定することで、剥がれにつながる衝撃力に対するボード状断熱材30の密着力や固定力の向上を図るようにする。
本発明の対象となる床スラブ10及び外壁部20は、コンクリート造りの建築物に備わる外壁部20と連続した床スラブ10としては、鉄筋コンクリート造り(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造り(SRC造)、ガラスファイバー入りの鉄筋コンクリート造り(GRC造)、プレキャストコンクリート造り(PC造、プレハブ))等のいずれであっても良い。
また、ここでの床スラブ10は、外壁部20に連続して上下を仕切る床版、途中階を仕切ると共に外壁部20から水平に連続するコンクリート造りの床版を広く含むものである。
本実施の形態に係る建築物の断熱構造1は、図1に示すように、コンクリート造りの床スラブ10に立設されたコンクリート造りの外壁部20に対し、先に床スラブ10にボード状断熱材30を設置することで断熱補強を行い、その後に外壁部20に対して断熱施工を行う。
床スラブ10の断熱補強を行う範囲は、例えば外壁部20の端部から400〜600mmの範囲であり、この範囲を断熱することで、外壁部20に対して床スラブ10が熱橋とならないようにすることができる。
この建築物の断熱構造1は、床スラブ10上に、第1のセルフレベリング材40を流し込み、左官コテなどで平坦に均し、第1のセルフレベリング材40上にボード状断熱材30を敷き込む。
このボード状断熱材30を敷き込む際には、第1のセルフレベリング材40上に単に並べるだけでなく、ボード状断熱材30のボード面31,33と平行に移動させるとともに、小口面32の中間部まで埋設されるように押し込む(図1(b)参照)。
こうすることで、ボード状断熱材30の底面31に空気を巻き込むことがなく、浮き上がりなどを防止してボード状断熱材30を底面31及び小口面32で第1のセルフレベリング材40に密着させて固定する。
このような第1のセルフレベリング材40は、外壁部20との間に10mm以上の隙間D1を形成するとともに、外壁部20と反対側においても10mm以上の隙間D2をあけて第1のセルフレベリング材40を形成できるように、図示省略したが枠材を配置したり、予め床スラブ10に切り欠き部を形成しておくようにする。また、第1のセルフレベリング材40は、床スラブ10の不陸の大きさに対して平坦にできる厚さに形成され、例えば厚さを5mm以上とする。
このような隙間D1,D2を外壁部20に対する垂直方向(例えば前後方向:図1(b)の紙面上の左右方向)に形成しておき、隙間D1,D2を形成した範囲に第1のセルフレベリング材40を流し込むことでボード状断熱材30をボード面と平行に移動することを可能とする(図4参照)。
なお、ボード状断熱材30を連続させる隣接させるボード状断熱材30との間の目地部には、第1のセルフレベリング材40を介在させないように外壁部20と平行な方向(例えば前後方向に対する左右方向:図1(b)の紙面に垂直な方向)には、ボード状断熱材30同士を密着させる。こうすることで、ボード状断熱材30同士の目地部に第1のセルフレベリング材40が介在して熱橋が生じることを防止する。
また、ボード状断熱材30同士の目地部や床スラブ10との境界部分には、ファイバーテープなどを貼って目地部の補強や境界部分での後述する第2のセルフレベリング材60のクラックの発生などを防止する。
ボード状断熱材30は、従来から断熱ボードとして用いられているものを用いることができ、例えば硬質ウレタンフォームによる板状体の表裏両面に防湿層付の補強層を備えてボード状に成形した構造のものが用いられ、厚さが10,15,20,25,30mm、幅が450,600mm、長さが1800,2700mmとした大きさに規格されたものが用いられる。なお、ボード状断熱材30は、これらの規格されたものに限らず、必要な断熱性能や施工に適した大きさのものを適宜作成して用いるようにすれば良い。
第1のセルフレベリング材40は、例えばセメント系の速硬・速乾タイプのものが用いられ、セルフレベリング材として市販されているものを用いることができる。また、第1のセルフレベリング材40の施工前に、床スラブ10上には、必要なプライマーを塗布する。プライマーは、第1のセルフレベリング材40に対し、メーカー指定ものを用いることが好ましい。
こうしてボード状断熱材30を床スラブ10上に第1のセルフレベリング材40を介して埋設状態で密着させた後、図1(a)に示すように、外壁部20に対し外壁部断熱材50の断熱施工が行われる。
外壁部断熱材50は、例えば現場発泡により発泡ウレタンを吹き付けることで、断熱施工を行う。
外壁部断熱材50は、床スラブ10の上面に第1のセルフレベリング材40を介してボード状断熱材30が取り付けてあり、外壁部20との間には、隙間D1が形成されてその部分に第1のセルフレベリング材40が介在していることから、隙間D1の第1のセルフレベリング材40を覆いかつボード状断熱材30の端縁部と外壁部断熱材50とが接触して断熱材同士30,50に隙間が生じないように吹き付けが行われる。
また、外壁部断熱材50は、ボード状断熱材30と同一仕様のボード状のものでも良く、例えば硬質ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノールフォーム、ゴム発泡体、塩化ビニル発泡体のボード、あるいは板状のグラスウールやロックウールなどが使用でき、またこれらに紙、ポリエチレンフィルム、ガラス不織布、石膏ボード、合板など単層、あるいはこれらを1種類以上積層した面材が予め設けてあるものが、床面の強度を向上できるので好ましい。
外壁部断熱材50の施工に際し、床スラブ10上のボード状断熱材30上で作業者が作業したり、資材の運搬などが行われ踏まれることがあるが、ボード状断熱材30が第1のセルフレベリング材40上に密着状態で固定されているので、ボード状断熱材30に浮きやセルフレベリング材からの剥がれが生じることがなく、支障なく作業や運搬などを行うことができる。
外壁部断熱材50を施工後は、ボード状断熱材30の上面に、必要に応じてプライマーが塗布された後、第2のセルフレベリング材60を流し込み、外壁部断熱材50に接触し、ボード状断熱材30を覆うようにして平坦に均す。
この第2のセルフレベリング材60は、第1のセルフレベリング材40と同一仕様のものが用いられるほか、異なる仕様のものであっても良く、床仕上げ材70の下地材とすることができるものであれば良い。
第2のセルフレベリング材60は、例えば厚さを10mm以上とし、左官コテ等を使用して平滑に均す。この第2のセルフレベリング材60は、床仕上げ材70の下地材となる。
この後、第2のセルフレベリング材60の上には、床仕上げ材70が取り付けられて床面の施工が行われ、外壁部断熱材50の内側には、内装材80及び幅木90が取り付けられて内壁面の内装が行われる。これら床仕上げ材70の施工や内壁面の内装材80などの施工は、これまでの方法や構造と同様にして行われ、使用される床仕上げ材70や内装材80もこれまで使用されているものを広く使用することができる。
このような建築物の断熱構造1によれば、ボード状断熱材30の敷き込み時に、単に第1のセルフレベリング材40の上に敷き並べるのではなく、ボード状断熱材30を少し前後左右方向にボード面31,33と平行に動かしながら、第1のセルフレベリング材40に押し付け1mmからボード状断熱材30厚さの2/3程度まで沈めるようにして、ボード状断熱材30と第1のセルフレベリング材40の間の空気を抜き、浮き上がりをなくして密着させることができる。
これにより、ボード状断熱材30の小口面32部分に第1のセルフレベリング材40が廻り込むことで、ボード状断熱材30の底面31だけでなく、小口面32も接着面として確実に接着固定することができ、剥がれにつながる衝撃力に対するボード状断熱材30の密着力や固定力を確保することができる。
また、第1のセルフレベリング材40と外壁部20との間に隙間D1を形成してもボード状断熱材30と外壁部断熱材50とを接触させて設置しているので、熱橋とならずに断熱性を確保することができる。
また、床スラブ10にボード状断熱材30を先に施工することで、ボード状断熱材30が踏まれたり、資材の積載などで外力が加わることがあっても密着状態で取り付けられているので、ボード状断熱材30に浮きやセルフレベリング材からの剥がれなどが発生することを防止でき、床仕上げ材70の下地とすることができる。
次に、本発明の建築物の断熱構造1の他の実施の形態について、図2により説明する。なお、上記実施の形態と同一部分には、同一符号を記し、重複する説明は省略する。
本実施の形態の建築物の断熱構造1では、床スラブ10に第1のセルフレベリング材40を介してボード状断熱材30を施工し、ボード状断熱材30の上に第2のセルフレベリング材60を施工した後、外壁部断熱材50を施工する場合であり、第2のセルフレベリング材60の施工順序が外壁部断熱材50の施工後から施工前に変更したものである。
この建築物の断熱構造1では、ボード状断熱材30の床スラブ10への施工及び断熱構造は、既に説明したものと同一である。
こうしてボード状断熱材30を床スラブ10上に第1のセルフレベリング材40を介して埋設状態で密着させた後、図2(a)に示すように、ボード状断熱材30上に第2のセルフレベリング材60の施工を行い床仕上げ材70の下地とする。
第2のセルフレベリング材60を施工するため、ボード状断熱材30上に第2のセルフレベリング材60を流し込むと、ボード状断熱材30の外壁部20側の端面を第2のセルフレベリング材60が覆うこととなり、後に施工する外壁部断熱材50とボード状断熱材30と連続させることができなくなる。
そこで、ボード状断熱材30の外壁部20側の端縁部にボード状断熱材30を細くした堰用断熱材35を配置する。この堰用断熱材35は、ボード状断熱材30の一部となるものであり、ボード状断熱材30と同一仕様で、規格されたボード状断熱材30の幅を狭くカットしたものが用いられ、接着剤や両面テープなどで固定する。堰用断熱材35は、幅は、第2のセルフレベリング材60をせき止めることができる強度を確保できれば良く、少なくとも10mm以上とされる。また、堰用断熱材35の高さは、第2のセルフレベリング材60の施工厚さに応じて設定するが、第2のセルフレベリング材60を10mm以上とすることに対応して10mm以上とされ、規格品を用いる場合には、10,15,20mmのいずれかを使用すれば良い。
こうして堰用断熱材35をボード状断熱材30の外壁部20側の端縁部に取り付けた後、第2のセルフレベリング材60を流し込み、左官コテ等で平坦に均してボード状断熱材30上に第2のセルフレベリング材60による床仕上げ材70の下地を形成する。この状態では、ボード状断熱材30の外壁部20側には、隙間D1が形成され、ボード状断熱材30の中間部より上側の端面と堰用断熱材35の端面とが露出した状態となっている。
こうして床スラブ10上にボード状断熱材30が第1のセルフレベリング材40を介して固定され、さらにボード状断熱材30の上に堰用断熱材35でせき止められて第2のセルフレベリング材60による床仕上げ材70の下地を形成した後、外壁部20に対し外壁部断熱材50の断熱施工が行われる。
外壁部断熱材50は、例えば現場発泡により発泡ウレタンを吹き付けることで、断熱施工が行われ、ボード状断熱材30及び堰用断熱材35と外壁部断熱材50が連続するように施工される。この外壁部断熱材50の構造及び施工は、既に説明した実施の形態と同一であり、重複する説明は、省略する。なお、この場合の外壁部断熱材50についても現場発泡による断熱施工に限らず、ボード状断熱材を用いる構造及び施工方法であっても良い。
この後、第2のセルフレベリング材60の上には、床仕上げ材70が取り付けられて床面の施工が行われ、外壁部断熱材50の内側には、内装材80及び幅木90が取り付けられて内壁面の内装が行われる。これら床仕上げ材70の施工や内壁面の内装材80などの施工は、これまでの方法や構造と同様にして行われ、使用される床仕上げ材70や内装材80もこれまで使用されているものを広く使用することができる。
このような建築物の断熱構造1によれば、ボード状断熱材30の敷き込み時に、単に第1のセルフレベリング材40の上に敷き並べるのではなく、ボード状断熱材30を少し前後左右方向にボード面31,33と平行に動かしながら、第1のセルフレベリング材40に押し付け1mmからボード状断熱材30厚さの2/3程度まで沈めるようにして、ボード状断熱材30と第1のセルフレベリング材40の間の空気を抜き、浮き上がりをなくして密着させることができる。
これにより、ボード状断熱材30の小口面32部分に第1のセルフレベリング材40が廻り込むことで、ボード状断熱材30の底面31だけでなく、小口面32も接着面として確実に接着固定することができ、剥がれにつながる衝撃力に対するボード状断熱材30の密着力や固定力を確保することができる。
また、第1のセルフレベリング材40及び堰用断熱材35と外壁部20との間に隙間D1を形成してもボード状断熱材30及び堰用断熱材35と外壁部断熱材50とを接触させて設置しているので、熱橋とならずに断熱性を確保することができる。
また、床スラブ10にボード状断熱材30を先に施工し、ボード状断熱材30上に第2のセルフレベリング材60を施工することで、ボード状断熱材30が直接踏まれたり、資材の積載などで外力が加わることがなく、第2のセルフレベリング材60によってボード状断熱材30を踏まれたり、直接外力が加わることを回避でき、ボード状断熱材30に浮きやセルフレベリング材からの剥がれなどが発生することを防止でき、床仕上げ材70の下地とすることができる。
次に、本発明の建築物の断熱構造1の他の実施の形態について、図3により説明する。なお、上記実施の形態と同一部分には、同一符号を記し、重複する説明は省略する。
本実施の形態の建築物の断熱構造1では、これまでの実施の形態と異なり、まず外壁部20に外壁部断熱材50の施工を行った後、床スラブ10の断熱施工を行う場合である。
まず、外壁部断熱材50を施工する。外壁部断熱材50は、既に説明したように、現場発泡による発泡ウレタンを吹き付けることで行われたり、ボード状断熱材30を取り付けることで行われる。外壁部断熱材50は、床スラブ10上に下端部を接触させ、外壁部20の壁面の内側に沿って施工する。
外壁部20への外壁部断熱材50の施工が完了した後、床スラブ10に対する断熱施工が行われる。
床スラブ10への断熱施工では、外壁部20に外壁部断熱材50が施工されているので、外壁部断熱材50にボード状断熱材30を接触させるようにする。
すなわち、床スラブ10上の第1のセルフレベリング材40は、ボード状断熱材30と外壁部20との間には、介在されずに設けられ(外壁部20とボード状断熱材30の間には第1のセルフレベリング材40が介在された隙間D1は形成されず)、その第1のセルフレベリング材40上に配置されたボード状断熱材30は、外壁部20に沿って隣接させるボード状断熱材30との間の目地部、並びに外壁部断熱材50と接触するボード状断熱材30の部位を除く端面の中間部まで埋設するようにして第1のセルフレベリング材40に固定する。
こうすることで、床スラブ10に第1のセルフレベリング材40を介してボード状断熱材30を外壁部断熱材50に連続させて施工することができ、ボード状断熱材30の小口面32部分に第1のセルフレベリング材40が廻り込むことで、ボード状断熱材30の底面31だけでなく、小口面32も接着面として確実に接着固定することができ、剥がれにつながる衝撃力に対するボード状断熱材30の密着力や固定力を確保することができる。
こうしてボード状断熱材30を第1のセルフレベリング材40を介して床スラブ10に固定した後、ボード状断熱材30の上に第2のセルフレベリング材60を施工するが、第2のセルフレベリング材60の構造や施工は、既に説明したものと同一である。
さらに、第2のセルフレベリング材60の施工後、第2のセルフレベリング材60の上には、床仕上げ材70が取り付けられて床面の施工が行われ、外壁部断熱材50の内側には、内装材80及び幅木90が取り付けられて内壁面の内装が行われる。これら床仕上げ材70の施工や内壁面の内装材80などの施工は、これまでの方法や構造と同様にして行われ、使用される床仕上げ材70や内装材80もこれまで使用されているものを広く使用することができる。
このような建築物の断熱構造1によれば、ボード状断熱材30の敷き込み時に、単に第1のセルフレベリング材40の上に敷き並べるのではなく、ボード状断熱材30を少し前後左右方向にボード面31,33と平行に動かしながら、第1のセルフレベリング材40に押し付け1mmからボード状断熱材30厚さの2/3程度まで沈めるようにして、ボード状断熱材30と第1のセルフレベリング材40の間の空気を抜き、浮き上がりをなくして密着させることができる。
これにより、ボード状断熱材30の外壁部20側や目地部を除く小口面32部分に第1のセルフレベリング材40が廻り込むことで、ボード状断熱材30の底面31だけでなく、小口面32も接着面として確実に接着固定することができ、剥がれにつながる衝撃力に対するボード状断熱材30の密着力や固定力を確保することができる。
また、第1のセルフレベリング材40と外壁部20の外壁部断熱材50との間に隙間がなくボード状断熱材30と外壁部断熱材50とが接触して設置されているので、熱橋とならずに断熱性を確保することができる。
また、外壁部20の内壁面に外壁部断熱材50を先に施工し、その後にボード状断熱材30を床スラブ10上に第1のセルフレベリング材40を介して施工することで、ボード状断熱材30が外壁部断熱材50の施工の際に直接踏まれたり、資材の積載などで外力が加わることがなく、ボード状断熱材30に浮きやセルフレベリング材からの剥がれなどが発生することを防止でき、床仕上げ材70の下地とすることができる。
以上の各実施の形態の建築物の断熱構造1とともに、具体的に説明したように、建築物の断熱構造1の施工方法によれば、図4に示すように、建築物の断熱構造1を施工するに際し、第1のセルフレベリング材40に埋設固定されるボード状断熱材30は、第1のセルフレベリング材40が流動性のある状態で敷き込んでボード面31,33に平行に移動させながら小口面32の中間部まで埋設するようにしている。
これにより、ボード状断熱材30の敷き込み時に、単に第1のセルフレベリング材40の上に敷き並べるのではなく、ボード状断熱材30を少し前後左右方向にボード面31,33と平行に動かしながら、第1のセルフレベリング材40に押し付け1mmからボード状断熱材30厚さの2/3程度まで沈めるようにして、ボード状断熱材30と第1のセルフレベリング材40の間の空気を抜き、浮き上がりをなくして密着させることができる。また、ボード状断熱材30の小口面32部分に第1のセルフレベリング材40が廻り込むことでボード状断熱材30の底面31だけでなく、小口面32も接着面として確実に接着固定することで、剥がれにつながる衝撃力に対するボード状断熱材30の密着力や固定力を確保することができる。
以上、実施の形態とともに、具体的に説明したように、本発明の建築物の断熱構造1によれば、コンクリート造りの床スラブ10と、床スラブ10に立設されるコンクリート造りの外壁部20と、床スラブ10上に設けられるボード状断熱材30と、床スラブ10上に設けられボード状断熱材30の底面31及び隣接するボード状断熱材30との間の目地部を除く小口面32の中間部まで埋設させて固定する第1のセルフレベリング材40と、ボード状断熱材30及び第1のセルフレベリング材40上に設けられ外壁部20を断熱する外壁部断熱材50と、第1のセルフレベリング材40に埋設されて固定されたボード状断熱材30の上面33を覆って設けられる第2のセルフレベリング材60と、を備えて構成されている。
かかる構成によれば、ボード状断熱材30の敷き込み時に、単に第1のセルフレベリング材40の上に敷き並べるのではなく、ボード状断熱材30を少し前後左右方向にボード面31,33と平行に動かしながら、第1のセルフレベリング材40に押し付けボード状断熱材30厚さの中間部まで沈めるようにすることで、ボード状断熱材30と第1のセルフレベリング材40の間の空気を抜き、浮き上がりをなくして密着させることができる。
これにより、ボード状断熱材30の小口面32部分に第1のセルフレベリング材40が廻り込むことで、ボード状断熱材30の底面31だけでなく、小口面32も接着面として確実に接着固定することができ、剥がれにつながる衝撃力に対するボード状断熱材30の密着力や固定力を確保することができる。
また、第1のセルフレベリング材40と外壁部20との間に隙間D1を形成してもボード状断熱材30と外壁部断熱材50とを接触させて設置しているので、熱橋とならずに断熱性を確保することができる。
また、床スラブ10にボード状断熱材30を先に施工することで、ボード状断熱材30が踏まれたり、資材の積載などで外力が加わることがあっても密着状態で取り付けられているので、ボード状断熱材30に浮きやセルフレベリング材からの剥がれなどが発生することを防止でき、床仕上げ材70の下地とすることができる。
本発明の建築物の断熱構造1によれば、第2のセルフレベリング材60は、外壁部20側に設けた堰用断熱材35で仕切られたボード状断熱材30上に設けられることで、ボード状断熱材30の上面に第2のセルフレベリング材60を施工しても、外壁部断熱材50との間に熱橋が形成されることを防止して外壁部断熱材50とボード状断熱材30及び堰用断熱材35と連続させることができる。
これにより、外壁部断熱材50の施工順序やボード状断熱材30の施工順序を任意に選択して施工することが可能となる。
本発明の建築物の断熱構造1によれば、第1のセルフレベリング材40は、ボード状断熱材30と外壁部20との間には、介在させずに設けられ、外壁部断熱材50は、床スラブ10上に設けられているので、外壁部20に先に外壁部断熱材50を施工した場合でもボード状断熱材30と連続して設置することができ、熱橋が形成されることを防止することができる。また、ボード状断熱材30は、第1のセルフレベリング材40上に密着して固定することができ、衝撃力に対するボード状断熱材30の密着力や固定力を確保することができる。
本発明の建築物の断熱構造1によれば、外壁部断熱材50は、ボード状断熱材30または、現場発泡断熱材であっても良く、いずれでも外壁部20の断熱性を確保することができ、施工の自由度も増大する。
本発明の建築物の断熱構造の施工方法によれば、建築物の断熱構造1を施工するに際し、第1のセルフレベリング材40に埋設固定されるボード状断熱材30は、第1のセルフレベリング材40が流動性のある状態で敷き込んでボード面31,33に平行に移動させながら小口面32の中間部まで埋設する。
これにより、ボード状断熱材30の敷き込み時に、単に第1のセルフレベリング材40の上に敷き並べるのではなく、ボード状断熱材30を少し前後左右方向にボード面31,33と平行に動かしながら、第1のセルフレベリング材40に押し付けボード状断熱材30厚さの中間部まで沈めることで、ボード状断熱材30と第1のセルフレベリング材40の間の空気を抜き、浮き上がりをなくして密着させることができる。また、ボード状断熱材30の小口面32部分に第1のセルフレベリング材40が廻り込むことでボード状断熱材30の底面31だけでなく、小口面32も接着面として確実に接着固定することができ、剥がれにつながる衝撃力に対するボード状断熱材30の密着力や固定力を確保することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に何ら限定するものでない。
1 建築物の断熱構造
10 床スラブ
20 外壁部
30 ボード状断熱材
31 底面(ボード面)
32 小口面
33 上面(ボード面)
35 堰用断熱材
40 第1のセルフレベリング材
50 外壁部断熱材
60 第2のセルフレベリング材
70 床仕上げ材
80 内装材
90 幅木
D1 隙間
D2 隙間

Claims (5)

  1. コンクリート造りの床スラブと、
    前記床スラブに立設されるコンクリート造りの外壁部と、
    前記床スラブ上に設けられるボード状断熱材と、
    前記床スラブ上に設けられ前記ボード状断熱材の底面及び隣接する前記ボード状断熱材との間の目地部を除く小口面の中間部まで埋設させて固定する第1のセルフレベリング材と、
    前記ボード状断熱材及び前記第1のセルフレベリング材上に設けられ前記外壁部を断熱する外壁部断熱材と、
    前記第1のセルフレベリング材に埋設されて固定された前記ボード状断熱材の上面を覆って設けられる第2のセルフレベリング材と、を備える、
    ことを特徴とする建築物の断熱構造。
  2. 前記第2のセルフレベリング材は、前記外壁部側に設けた堰用断熱材で仕切られた前記ボード状断熱材上に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建築物の断熱構造。
  3. 前記第1のセルフレベリング材は、前記ボード状断熱材と前記外壁部との間には、介在させずに設けられ、
    前記外壁部断熱材は、前記床スラブ上に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建築物の断熱構造。
  4. 前記外壁部断熱材は、ボード状断熱材または、現場発泡断熱材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の建築物の断熱構造。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれかに記載の建築物の断熱構造を施工するに際し、
    前記第1のセルフレベリング材に埋設固定される前記ボード状断熱材は、前記第1のセルフレベリング材が流動性のある状態で敷き込んでボード面に平行に移動させながら小口面の中間部まで埋設するようにした、
    ことを特徴とする建築物の断熱構造の施工方法。
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