JP2019167135A - 分離器及び容器 - Google Patents
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Abstract
Description
ポップコーン(例えば、ポップコーンP)を入れるカップ(例えば、カップ100)内に配置される分離器(例えば、分離器200、300)であって、
前記分離器が前記カップ内に配置されたときに、前記カップの底(例えば、底120)を覆い、前記カップの前記底を下底とする二重底の上底となる上底部(例えば、上底部210、310)を備え、
前記上底部は、
前記ポップコーンに混ざった不発粒(例えば、不発粒H)が下る傾斜面(例えば、環状傾斜部212、湾曲傾斜部213A〜213I、稜線傾斜部214A〜214Iの各上面から構成される傾斜面)と、
前記ポップコーンは通過しないが前記不発粒は通過する大きさで、前記傾斜面を下った前記不発粒が通過して下方に落ちることが可能な通過孔(例えば、切り欠き孔217A〜217I、貫通孔317A〜317I)と、
を備える。
前記湾曲面の最下部(例えば、最下部M)は、前記通過孔に向かって延びかつ下っている(例えば、図1、図6参照)、
ようにしてもよい。
前記上底部は、複数の前記通過孔(例えば、切り欠き孔217A〜217I、貫通孔317A〜317I)を備え、
前記複数の通過孔は、前記錘台の側部形状の部分の外周に沿って配置されている(例えば、図1、図6参照)、
ようにしてもよい。
前記側部形状の部分は、前記角錐台の側面それぞれに相当し下方に凸の複数の湾曲面(例えば、湾曲傾斜部213A〜213I)を有し、
前記上底部は、複数の前記通過孔(例えば、切り欠き孔217A〜217I、貫通孔317A〜317I)を備え、
前記複数の湾曲面それぞれの最下部(例えば、最下部M)は、前記複数の通過孔それぞれに向かって延びかつ下っている(例えば、図1、図6参照)、
ようにしてもよい。
ポップコーン(例えば、ポップコーンP)を入れるカップ状の容器(例えば、容器10)であって、
二重底を構成している上底(例えば、上底部210)及び下底(例えば、底120)を備え、
前記上底は、
前記ポップコーンに混ざった不発粒(例えば、不発粒H)が下る傾斜面(例えば、環状傾斜部212、湾曲傾斜部213A〜213I、稜線傾斜部214A〜214Iの各上面から構成される傾斜面)と、
前記ポップコーンは通過しないが前記不発粒は通過する大きさで、前記傾斜面を下った前記不発粒が通過して下方に落ちることが可能な通過孔(例えば、切り欠き孔217A〜217I、貫通孔317A〜317I)と、
を備える。
容器10は、カップ100(図1、図4、及び図5)と、分離器200(図1〜図5)と、を備える。容器10は、映画館等で販売されるポップコーンP(図4、図5)の容器として使用される。容器10には、ポップコーンPの他、ポップコーンPを作る過程において弾けることができなかったトウモロコシの粒である不発粒H(図4、図5)も混入してしまう。
カップ100の底120に分離器200が載置された容器10に、ポップコーンPが入れられると、分離器200の上底部210がカップ100の底120よりも上方に位置しているので、当該上底部210上に当該ポップコーンPが盛られる。容器10には、ポップコーンPとともに不発粒Hが入ってしまう。例えばポップコーンP及び不発粒Hが入った容器10を揺すると、不発粒Hは、下方に移動し、分離器200(上底部210)上に落ちる。分離器200に落ちた不発粒Hは、上底部210(特に、環状傾斜部212、湾曲傾斜部213A〜213I、及び、稜線傾斜部214A〜214Iにより形成される、内周から外周に向けて下った傾斜面。なお、当該傾斜面を以下、傾斜面Kともいう。)上を下る(転げ落ち又は滑り落ちる)。下った不発粒Hは、環状板215まで移動し、切り欠き孔217A〜217Iのいずれかを通過して、最終的にはカップ100の底120に落ちる。一方、ポップコーンPは、切り欠き孔217A〜217Iを通過できない。これにより、ポップコーンPと不発粒Hとが分離され、不発粒Hは、主に底120と上底部210との間に移動する。ポップコーンPを食べる者は、上底部210により、底120まで手を入れることができない。従って、ポップコーンPを食べる者は、底120に落ちた不発粒Hを取ることができない。これにより、ポップコーンPを食べる者が、不発粒Hを食べてしまうことを防止できる。
本発明は、上記実施の形態に限定されない。上記の実施の形態について、種々の変形を適用してもよい。以下、変形例を例示するが、各変形例の少なくとも一部同士を組みあわせてもよい。なお、以下では、上記実施の形態で説明したものと同じ、同等、又は、対応するものについては、同じ符号を付している。
分離器200の形状を、他の形状に変更してもよく、例えば、図6に示す分離器300のような形状としてもよい。分離器300の上底部310は、切り欠き孔217A〜217Iの代わりに、貫通孔317A〜317I(総称して、貫通孔317ともいう。)を備える。貫通孔317は、上底部310の環状板315に設けられる。環状板315は、環状板215及び舌片216A〜216Iの代わりに設けられている。環状板315は、湾曲傾斜部213A〜213Iと稜線傾斜部214A〜214Iとを囲む板状部分である。環状板315は、カップ100の底120と平行なドーナツ板状に形成されており、湾曲傾斜部213A〜213I及び稜線傾斜部214A〜214Iに繋がっている。貫通孔317A〜317Iは、この環状板315に、周方向に沿って並んで形成されている。環状板315の外周は、カップ100の筒体110の内周面近傍で全周にわたって対向する(これにより、分離器300位置決めされる)。貫通孔317A〜317Iは、切り欠き孔217A〜217Iと同様の位置(つまり、対応する湾曲傾斜部213の傾斜方向の延長上の位置)にあればよい。これにより、貫通孔317A〜317Iに不発粒Hを効率的に集めることができる。
上底部210の形状は、不発粒Hが下る傾斜面(上記実施の形態では、傾斜面K)を有する形状であれば、任意である。例えば、湾曲傾斜部213と稜線傾斜部214との数を変更してもよい。例えば、湾曲傾斜部213と稜線傾斜部214とを7つずつにして、上底部210の傾斜面を、上に凸の七角錐台の側部形状の部分(面)を有する形状に変更してもよい。また、湾曲傾斜部213と稜線傾斜部214の部分を、上に凸の円錐台の側面形状に変更してもよい。環状傾斜部212の形状も、角錐台の側面形状に変更してもよい。頂部211と、環状傾斜部212と、湾曲傾斜部213と、稜線傾斜部214と、からなる部分を、円錐の側部(側面)形状、角錐の側部(側面及び斜辺)形状、円錐台の上面及び側部(側面)形状、角錐台の上面及び側部(側面及び斜辺)形状に変更してもよい。
支持脚230P〜230R(支持部)を設けなくてもよい。この場合、例えば、分離器200は、上底部210のみから構成され、上底部210の外周部(舌片216)がカップ100の筒体110(上開口側が幅広となっている)の内壁に引っ掛かるようにして、カップ100内に配置されてもよい。また、上記の分離器200等の分離器は、カップ100から取り外し自在であるが、分離器とカップ100とを一体的に形成し、または、分離器をカップ100に固定し、カップ100から分離器を取り外しできないようにしてもよい。また、上記上底部210等は、シート状でなくてもよい。
100 カップ
110 筒体
120 底
200 分離器
210 上底部
211 頂部
212 環状傾斜部
213A〜213I 湾曲傾斜部
214A〜214I 稜線傾斜部
215 環状板
216A〜216I 舌片
217A〜217I 切り欠き孔
230P〜230R 支持脚
300 分離器
310 上底部
315 環状板
317A〜317I 貫通孔
Claims (5)
- ポップコーンを入れるカップ内に配置される分離器であって、
前記分離器が前記カップ内に配置されたときに、前記カップの底を覆い、前記カップの前記底を下底とする二重底の上底となる上底部を備え、
前記上底部は、
前記ポップコーンに混ざった不発粒が下る傾斜面と、
前記ポップコーンは通過しないが前記不発粒は通過する大きさで、前記傾斜面を下った前記不発粒が通過して下方に落ちることが可能な通過孔と、
を備える、
分離器。 - 前記傾斜面は、下方に凸の湾曲面を有し、
前記湾曲面の最下部は、前記通過孔に向かって延びかつ下っている、
請求項1に記載の分離器。 - 前記傾斜面は、上に凸の錘台の側部形状の部分を有し、
前記上底部は、複数の前記通過孔を備え、
前記複数の通過孔は、前記側部形状の部分の外周に沿って配置されている、
請求項1又は2に記載の分離器。 - 前記傾斜面は、上に凸の角錐台の側部形状の部分を有し、
前記側部形状の部分は、前記角錐台の側面それぞれに相当し下方に凸の複数の湾曲面を有し、
前記上底部は、複数の前記通過孔を備え、
前記複数の湾曲面それぞれの最下部は、前記複数の通過孔それぞれに向かって延びかつ下っている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の分離器。 - ポップコーンを入れるカップ状の容器であって、
二重底を構成している上底及び下底を備え、
前記上底は、
前記ポップコーンに混ざった不発粒が下る傾斜面と、
前記ポップコーンは通過しないが前記不発粒は通過する大きさで、前記傾斜面を下った前記不発粒が通過して下方に落ちることが可能な通過孔と、
を備える、
容器。
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