JP2019166671A - インクジェット印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクジェット印刷装置において、インクミストの付着を抑制しながらインクミストの回収効率を高める。【解決手段】インクジェット印刷装置1は、インクIKを吐出するインクジェットヘッド11〜14と、このインクジェットヘッド11〜14から放出されるインクミストMを吸引するための複数の吸引孔51が形成された回転可能な回転体50と、この回転体50の複数の吸引孔51からインクミストMを吸引する吸引機構60とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、インクミストを吸引する吸引機構を備えるインクジェット印刷装置に関する。
インクジェットヘッド印刷装置のインクジェットヘッドは、用紙等の被印刷媒体にインクを吐出することによって被印刷媒体に画像を形成する。インクジェットヘッドがインクを吐出する際には、被印刷媒体に付着せずにインクジェット印刷装置内を浮遊するインクミストも放出されてしまう。
インクミストの一部は、インクジェットヘッドに対向して配置され被印刷媒体を吸着する吸着搬送部によって回収される。なお、近年の印刷の高速度化及び高精細化によって、放出されるインクミストの量は多くなる傾向にあり、また、インクミストは被印刷媒体の表面に沿って流れる。そのため、連続的に搬送される被印刷媒体の隙間からインクミストを吸引する吸着搬送部によっては、全てのインクミストを回収することが困難である。
吸着搬送部によって回収されなかったインクミストは、被印刷媒体の搬送による気流によって被印刷媒体とともに搬送方向下流に流され、インクジェットヘッドよりも搬送方向下流に位置する搬送経路内を汚す。特に、搬送経路が狭まる部分にミストが集まりやすい。搬送経路に汚れが蓄積すると、搬送経路を通る被印刷媒体を汚す原因になる。
このようなインクミストを回収するために、インクミストを吸引する吸引機構を備える液体吐出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−28132号公報
しかしながら、インクミストを吸引する上記の吸引機構は、インクミストの吸引口が被印刷媒体から離れて配置されると、被印刷媒体の表面を流れる濃いインクミストを回収することが困難になる。
一方、インクミストの吸引口が被印刷媒体に接近して配置されると、吸引機構自体にインクミストが付着しやすくなり、搬送経路と同様にインクミストの汚れが蓄積し、ひいては被印刷媒体を汚す原因となる。
本発明の目的は、インクミストの付着を抑制しながらインクミストの回収効率を高めることができるインクジェット印刷装置を提供することである。
1つの態様では、インクジェット印刷装置は、インクを吐出するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドから放出されるインクミストを吸引するための複数の吸引孔が形成された回転可能な回転体と、前記回転体の前記複数の吸引孔から前記インクミストを吸引する吸引機構とを備える。
前記態様によれば、インクミストの付着を抑制しながらインクミストの回収効率を高めることができる。
第1実施形態に係るインクジェット印刷装置を示す構成図である。 第1実施形態に係るインクジェット印刷装置を示す制御構成図である。 第1実施形態におけるインクミストの回収を説明するための説明図である。 第1実施形態における回転体及び吸引機構を示す斜視図である。 第1実施形態における回転体及び吸引機構を示す平面図である。 第1実施形態における回転体及び吸引機構を示す左側面図である。 図5のVII−VII断面図である。 図6のVIII−VIII断面図である。 第1実施形態の第1変形例における図6のVIII−VIII断面図である。 第1実施形態の第2変形例における図6のVIII−VIII断面図である。 第2実施形態における回転体及び吸引機構を示す断面図(図5のVII−VII断面図に対応)である。 図11のXII−XII断面図である。 第3実施形態における回転体及び吸引機構を示す断面図(図5のVII−VII断面図に対応)である。 図13のXIV−XIV断面図である。 第4実施形態における回転体及び吸引機構を示す断面図その1(図5のVII−VII断面図に対応)である。 第4実施形態における回転体及び吸引機構を示す断面図その2(図5のVII−VII断面図に対応)である。 第4実施形態における回転体及び吸引機構を示す断面図その3(図5のVII−VII断面図に対応)である。
以下、本発明の実施の形態に係るインクジェット印刷装置について、図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るインクジェット印刷装置1を示す構成図である。
図2は、インクジェット印刷装置1を示す制御構成図である。
なお、図1並びに後述する図3〜図17に示す上下、左右、前後の各方向は説明の便宜上の一例であるが、上下方向は鉛直方向であり、左右方向及び前後方向は水平方向である。
図1及び図2に示すように、インクジェット印刷装置1は、印刷部10と、吸着搬送部20と、給紙部30と、排紙部40とを備える。また、図1に示すように、インクジェット印刷装置1は、回転体50と、搬送ローラ71と、上ガイド72と、下ガイド73と、切替機構74とを更に備える。また、図2に示すように、インクジェット印刷装置1は、制御部81と、記憶部82と、操作パネル部83と、原稿読取部84と、インターフェース部85とを更に備える。なお、インクジェット印刷装置1は、後述する図4に示す吸引機構60を更に備える。
図3は、本第1実施形態におけるインクミストMの回収を説明するための説明図である。
図3に示すように、印刷部10は、被印刷媒体の一例である用紙Sに対してインクIKを吐出する複数のインクジェットヘッド11〜14を有する。インクジェットヘッド11〜14がインクIKを吐出する際には、インクミストMが放出されてしまう。なお、インクジェットヘッド11〜14は、印刷に用いられる各色分のラインヘッド型のインクジェットヘッドであるために複数配置されているが、印刷部10には、単一のインクジェットヘッドのみが配置されていてもよい。
図1及び図3に示すように、吸着搬送部20は、搬送ベルト21と、駆動ローラ22と、従動ローラ23〜25と、吸引ファン26と、チャンバ27とを有する。なお、吸着搬送部20は、インクジェットヘッド11〜14に対向し用紙Sを搬送する搬送部の一例である。また、用紙Sは、被印刷媒体の一例である。
搬送ベルト21は、駆動ローラ22及び従動ローラ23〜25に架け渡された例えば無端帯状のベルトである。また、搬送ベルト21には、吸引ファン26によって吸引される気体を通すための図示しない貫通孔が複数形成されている。なお、駆動ローラ22は、図示しない駆動モータ(アクチュエータ)から動力を伝達されることによって回転する。
吸引ファン26は、例えば搬送ベルト21の内部に配置され、下方に気体を吸引する。
チャンバ27は、吸引ファン26の上方に配置されている。チャンバ27は、吸引ファン26によって気体が吸引されることで、搬送ベルト21の貫通孔に吸引作用を発生させるための負圧室を形成する。
なお、搬送ベルト21、駆動ローラ22、及び従動ローラ23〜25は、用紙Sを搬送する搬送手段の一例であり、吸引ファン26は、気体を吸引することによって用紙Sを吸着する吸引手段の一例である。すなわち、吸着搬送部20は、搬送手段及び吸引手段を有する。
図1に示す給紙部30は、給紙台31と、スクレーパローラ32と、ピックアップローラ33とを有する。
給紙台31には、印刷前の用紙Sが積載される。
スクレーパローラ32は、給紙台31に積載された用紙Sのうち最上位に位置する用紙Sを繰り出して搬送する繰り出しローラである。
ピックアップローラ33は、スクレーパローラ32によって繰り出された用紙Sを搬送路R1へ搬送する。
排紙部40は、排紙台41と、排出ローラ42とを有する。
排紙台41には、インクジェット印刷装置1の内部(搬送路R1)から排出された印刷済みの用紙Sが積載される。
排出ローラ42は、インクジェット印刷装置1の内部から排紙台41へ用紙Sを排出する一対のローラである。
搬送ローラ71は、インクジェット印刷装置1内の搬送路R1に複数配置され、用紙Sを搬送する。
上ガイド72及び下ガイド73は、印刷部10よりも用紙Sの搬送方向の下流に配置されている。上ガイド72は、搬送路R1において搬送される用紙Sの上方に位置し、下ガイド73は、用紙Sの下方に位置する。上ガイド72及び下ガイド73の搬送方向の上流側の先端には、傾斜部72a,73aが形成されている。上ガイド72の傾斜部72aは、用紙Sを受け入れやすくするために、先端に近づくほど上方に位置するように傾斜している。また、下ガイド73の傾斜部73aは、用紙Sを受け入れやすくするために、先端に近づくほど下方に位置するように傾斜している。
切替機構74は、印刷部10を通過した搬送路R1内の用紙Sの搬送経路を、用紙Sに両面印刷を行うために印刷部10に再搬送するための循環搬送路R2側と、排紙台41側とに切り替える。なお、循環搬送路R2において、用紙Sは表裏が反転する。
図3に示すように、インクジェットヘッド11とインクジェットヘッド12との間、インクジェットヘッド12とインクジェットヘッド13との間、インクジェットヘッド13とインクジェットヘッド14との間のそれぞれには、用紙Sの浮き上がりを抑制するための二点鎖線で示すヘッド間ローラ75〜77が配置されていてもよい。このヘッド間ローラ75〜77は、例えば、搬送ベルト21又は用紙Sに接触することによって回転する。
図2に示す制御部81は、インクジェット印刷装置1の各部の動作を制御する。制御部81は、インクジェット印刷装置1全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU: Central Processing Unit)を有する。
記憶部82は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるROM(Read Only Memory)、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)、ハードディスク装置などである。
操作パネル部83は、各種操作を行うための操作キー、各種情報を表示する表示部などを有することでインクジェット印刷装置1の入力部及び表示部の一例として機能する。
原稿読取部84は、原稿から画像データを読み取るスキャナを有する。
インターフェース部85は、有線又は無線で接続されるパーソナルコンピュータなどの各種機器との間での各種情報の授受を行う。例えば、インターフェース部85は、パーソナルコンピュータなどの外部機器から画像データを含む印刷ジョブを受信可能であるとよい。
なお、上述のインクジェット印刷装置1は、望ましい一例であり、インクジェット印刷装置1としては、インクIKを吐出するインクジェットヘッド11〜14と、後述する回転体50及び吸引機構60とを備えるものであればよい。
図4〜図6は、回転体50及び吸引機構60を示す斜視図、平面図、及び左側面図である。
図7は、図5のVII−VII断面図であり、図8は、図6のVIII−VIII断面図である。
図4〜図8に示す回転体50は、図3に示すように、インクジェットヘッド11〜14よりも搬送方向の下流側において、駆動ローラ22に対向するように用紙Sの上部に配置されている。図4に示すように、インクジェットヘッド11〜14のうち最も用紙Sの搬送方向の下流側(右側)に位置するインクジェットヘッド14は、例えば千鳥状に配列された破線で示す複数のインクジェットヘッド14aを有する。図示はしないが、インクジェットヘッド11〜13も同様に複数のインクジェットヘッドを有する。
回転体50は、用紙Sの搬送方向である左右方向に直交する前後方向に長手方向を有し、この長手方向に平行な回転軸を中心に回転可能である。回転体50は、例えば、駆動ローラ22に対向するように配置され、搬送ベルト21(駆動ローラ22)又は用紙Sに接触することによって回転する。このように、回転体50は、用紙Sに接触しながら回転する従動ローラとして機能する。
なお、回転体50を用紙Sに接触させないために、回転体50を回転させる駆動手段(アクチュエータ)を配置してもよいが、インクジェット印刷装置1を簡素な構成にする観点では、回転体50は、搬送ベルト21(駆動ローラ22)又は用紙Sに接触することによって回転することが望ましい。また、回転体50は、駆動手段の駆動によって回転することによって用紙Sを搬送してもよい。すなわち、回転体50は、用紙Sに接触しながら回転する駆動ローラとして機能してもよい。
また、用紙Sから回転体50へのインクIKの付着を防止するために、回転体50が、搬送ベルト21(駆動ローラ22)に接触する大径部分を、用紙Sを挟んだ長手方向の両端のみに有し、小径部分を用紙Sに対向する部分に有することで、回転体50と用紙Sとの接触を防止してもよい。
回転体50には、インクジェットヘッド11〜14から放出される図7及び図8に太線矢印で示すインクミストMを吸引するための複数の吸引孔51が形成されている。この吸引孔51は、例えば、回転体50のうち用紙Sに対向し得る部分の全体に亘って、互いに間隔を隔てて多数形成されていることが望ましい。なお、回転体50は、吸引ファン62から遠い部分ほど吸引孔51からのインクミストMの吸引力が弱まるため、吸引ファン62から相対的に遠い吸引孔51については、吸引ファン62に相対的に近い吸引孔51よりも径を大きくしたり或いは吸引孔51の形成間隔を狭くしたりしてもよい。
回転体50は、例えば円筒形状を呈するが、多角筒形状などの他の筒形状を呈していてもよいし、或いは、筒形状以外の形状を呈していてもよい。また、回転体50の外周面には、用紙Sとの接触面積を減らすことによって、用紙Sに印字されたインクの転写を抑制するための加工(例えば、セラミック粒子を塗布したセラミックコートや、ダイヤモンド粒子を塗布したダイヤモンドコート)が施されるとよい。
なお、回転体50(及び吸引機構60)は、複数配置されていてもよい。また、回転体50は、インクジェットヘッド11〜14よりも搬送方向の下流側(右側)に配置されているが、インクジェットヘッド11〜14のうち少なくとも1つのインクジェットヘッド11〜14よりも搬送方向の下流側に配置されていればよい。そのため、上述のヘッド間ローラ75〜77のうち少なくとも1つが、回転体50とともに又は回転体50に代えて、インクミストMを吸引するための複数の吸引孔が形成された回転可能な回転体として機能してもよい。ヘッド間ローラ75〜77のうちの一部のヘッド間ローラ75〜77のみを回転体とする場合には、用紙Sに付着すると目立ちやすい濃度が濃い色(例えば黒色)のインクIKを吐出するインクジェットヘッドの搬送方向の下流側に位置するヘッド間ローラ75〜77としたり、或いは、ヘッド間ローラ75〜77のうち搬送方向の下流側のヘッド間ローラ77としたりするとよい。
図4〜図7に示す吸引機構60は、筒状部材61(図7及び図8参照)と、吸引ファン62(図2参照)と、ダクトチューブ63と、回転体支持部材64,65とを有し、回転体50の複数の吸引孔51からインクミストMを吸引する。
図7及び図8に示すように、筒状部材61は、回転体50の内部に配置されているが、回転体50と一体には回転しない非回転体である。但し、筒状部材61は、後述する貫通孔61bの向きの調整などのために回転調整可能であってもよい。なお、筒状部材61の外径は、回転体50の内径とほぼ同一であることが望ましい。
筒状部材61には、回転体50の複数の吸引孔51のうち一部の吸引孔51のみに連通するように貫通孔61bが形成されている。この貫通孔61bは、筒状部材61の底部において上方に窪むように設けられた平面部61aにおいて、筒状部材61の長手方向(前後方向)に間隔を隔てて複数形成されている。貫通孔61bの下部は、貫通孔61bの下端に近づくほど径が大きくなっている。
また、貫通孔61bの周囲には、上方に突出する突出部61cが設けられている。突出部61cは、図7に示す破線矢印で示すインク滴Dが貫通孔61b及び吸引孔51を通って用紙S側に落下し用紙Sを汚してしまうことを抑制する。インク滴Dは、例えば、回転体50の吸引孔51から吸引されたインクミストMが筒状部材61の内周面に接触することによって生じる。なお、平面部61aが省略され、貫通孔61bが筒状部材61の外周面に設けられていてもよいが、平面部61aが設けられていることによって、平面部61aと回転体50との間の空間を介して、貫通孔61bがより多くの吸引孔51に連通することができる。筒状部材61の内周面には、インクミストMの付着を抑制するための加工(例えば撥インクコーティング)が施されるとよい。
ここで、図8の例では、平面部61a及び貫通孔61bは、用紙S側(下側)からインクミストMを吸引するために筒状部材61の底部に形成されている。しかしながら、インクジェットヘッド11〜14側(搬送方向上流側,左側)からもインクミストMを吸引するために、図9(第1実施形態の第1変形例における図6のVIII−VIII断面図)に示すように、平面部61a及び貫通孔61bが、筒状部材61の左斜め下に形成されていてもよい。或いは、図9に示すように、平面部61a及び貫通孔61bが、筒状部材61の左斜め下に位置するように回転調整可能であってもよい。
また、図10(第1実施形態の第2変形例における図6のVIII−VIII断面図)に示す筒状部材161のように、図8に示す筒状部材61と同様の平面部161a、貫通孔161b、及び突出部161cに加えて更に、インクジェットヘッド11〜14側(搬送方向上流側,左側)に平面部161d及び1つ以上の貫通孔161eが形成されていてもよい。この場合、平面部161aと回転体50との間の空間、及び平面部161dと回転体50との間の空間が単一の空間であってもよい。
図2に示す吸引ファン62は、ダクトチューブ63を介して気体を吸引することで、回転体50の吸引孔51及び筒状部材61の貫通孔61bからインクミストMを吸引する。吸引ファン62は、印刷条件に応じて、制御部81によって回転数(吸引力)を調整されてもよい。この印刷条件は、例えば、インクジェットヘッド11〜14によって吐出されるインクIKの吐出量(或いは上述の画像データに基づき算出される印字率)、インクIKの種類、粘度、色、及び温度、吸着搬送部20の搬送速度、用紙Sのサイズなどのうちの少なくとも1つである。
図7に示すように、回転体支持部材64,65は、筒状部材61を支持することによって、間接的に回転体50を支持する。回転体支持部材64,65は、筒状を呈し、前後方向に延びる。回転体支持部材64の一部は、筒状部材61の前端内部に挿入され、回転体支持部材65の一部は、筒状部材61の後端内部に挿入されている。回転体支持部材64,65の外周面には径方向に突出するフランジ64a,65aが形成されている。この回転体支持部材64のフランジ64aと回転体支持部材65のフランジ65aとの間に筒状部材61が位置する。
回転体支持部材65の内周面の底部は、平面部61aの上面よりも低い位置にある。これにより、インク滴Dが、インクミストMの気流によってダクトチューブ63側(後方側)に排出される際に筒状部材61内に溜まるのが抑制されている。また、回転体支持部材65は、前端及び後端が塞がれておらず、筒状部材61の内部に連通するのに対し、回転体支持部材64は少なくとも後端が塞がれており、筒状部材61の内部に連通していない。
回転体支持部材64は、フランジ64aの前部において、印刷部10の保持部15によって保持されている。また、回転体支持部材65は、フランジ65aの後部において、印刷部10の保持部16によって保持されている。保持部15,16は、例えば、インクジェットヘッド11〜14を保持する図示しないヘッドホルダに固定されている。
保持部15,16は、回転体支持部材64,65及び筒状部材61を介して回転体50を間接的に保持している。なお、保持部15,16は、回転体支持部材64,65、筒状部材61等の他の部材を介さずに、回転体50を直接的に回転可能に保持してもよい。
以上の構成によって、図3に示すように、吸着搬送部20によって吸着搬送される用紙Sにインクジェットヘッド11〜14によってインクIKが吐出される際には、回転体50は、用紙S(又は搬送ベルト21)に接触することによって、用紙Sの搬送に伴って回転する。
そして、インクジェットヘッド11〜14から放出されたインクミストMは、図7及び図8に示すように、回転体50の吸引孔51、吸引機構60の貫通孔61b、回転体支持部材65、ダクトチューブ63を介して図2に示す吸引ファン62によって吸引される。
図7に示すように、インクミストMが例えば筒状部材61の内周面に接触することで生じるインク滴Dは、インクミストMの気流によって、筒状部材61の内周面の底部、及び回転体支持部材65の底部を伝ってダクトチューブ63に流れる。この際、上述のように、貫通孔61bの周囲に突出部61cが設けられていることによって、インク滴Dが貫通孔61bから吸引孔51を通って用紙S側に落下することが抑制されている。なお、インク滴Dは、ダクトチューブ63と吸引ファン62との間に配置される図示しないインク滴回収部によって回収されるとよい。
以上説明した本第1実施形態では、インクジェット印刷装置1は、インクIKを吐出するインクジェットヘッド11〜14と、このインクジェットヘッド11〜14から放出されるインクミストMを吸引するための複数の吸引孔51が形成された回転可能な回転体50と、この回転体50の複数の吸引孔51からインクミストMを吸引する吸引機構60とを備える。
このように吸引機構60がインクミストMを吸引することによって、上ガイド72の傾斜部72aなどにおいて搬送路R1に汚れが蓄積し、ひいては用紙Sが汚れるのを抑制することができる。また、回転体50が回転することによって、インクミストMが回転体50に付着するのを抑制することができる。そのため、回転体50を用紙Sに接近させて配置することによって用紙Sの表面を流れる濃いインクミストMを回収する場合であっても、回転体50にインクミストMが付着し、回転体50にインクミストMの汚れが蓄積するのを抑制することができる。更には、回転体50にインクミストMの汚れが蓄積するのを抑制することができることによって、用紙Sが汚れるのを抑制することもできる。よって、本第1実施形態によれば、インクミストMの付着を抑制しながらインクミストMの回収効率を高めることができる。
また、本第1実施形態では、回転体50は、用紙Sに接触しながら回転する。そのため、インクミストMを吸引するための複数の吸引孔51が形成された回転体50を、用紙Sの搬送ローラ(従動ローラ又は駆動ローラ)としても用いることができる。したがって、回転体50と同様の位置に配置される搬送ローラを省略することもできる。
また、本第1実施形態では、回転体50は、筒形状を呈し、吸引機構60は、回転体50の内部に配置された筒状部材61を有し、筒状部材61には、回転体50の複数の吸引孔51のうち一部の吸引孔51のみに連通するように貫通孔61bが形成されている。そのため、貫通孔61bが形成される位置(向き)によって、用紙S側(下側)、搬送方向の上流側であるインクジェットヘッド11〜14側(左側)などの任意の方向からインクミストMを回収することができる。
<第2実施形態>
図11は、第2実施形態における回転体50及び吸引機構260を示す断面図(図5のVII−VII断面図に対応)である。
図12は、図11のXII−XII断面図である。
本第2実施形態では、吸引機構260(筒状部材261)がリブ261dを有する点のみ、上述の第1実施形態と相違し、その他の事項は上述の第1実施形態と同様にすることができる。そのため、詳細な説明は省略する。
図11及び図12に示すように、吸引機構260の筒状部材261には、回転体50の複数の吸引孔51のうち一部の吸引孔51のみに連通するように貫通孔261bが形成されている。この貫通孔261bは、筒状部材261の底部において上方に窪むように設けられた平面部261aにおいて、長手方向(前後方向)に間隔を隔てて複数形成されている。貫通孔261bの下部は、貫通孔261bの下端に近づくほど径が大きくなっている。また、貫通孔261bの周囲には、上方に突出する突出部261cが設けられている。
また、筒状部材261には、上部から下方に突出する例えば板状のリブ261dが設けられている。このリブ261dの下端は、筒状部材261内におけるインクミストMの排出方向(後方)に進むほど低くなるように傾斜している(水平面に対する角度θ1)。これにより、回転体50の複数の吸引孔51から吸引されたインクミストMがリブ261dに接触することで生じるインク滴Dは、重力及びインクミストMの気流によってリブ261dの表面を伝ってインクミストMの排出方向に流れる。
このように、リブ261dは、複数の吸引孔51から吸引されたインクミストMから生じるインク滴DをインクミストMの排出方向にガイドするガイド部の一例として機能する。
なお、リブ261dの下端の位置が、インクミストMの排出方向とは反対方向(前方)に進むほど低くなるように傾斜し、インク滴DをインクミストMの排出方向とは反対方向にガイドしてもよいが、筒状部材261の前方側でインク滴Dを溜める空間やインク滴Dを回収するインク滴回収部が設けられることになる。この場合、インクミストMの気流とは逆向きにインク滴Dを排出することになるため、印刷時以外に、吸引ファン62を逆回転させてインクミストMの気流とは反対方向(前方)に気流を形成してもよい。このようにインクミストMの気流とは反対方向(前方)に気流を形成する場合、上記のインク滴回収部の一例として、回転体支持部材64に設けられた弁を有し、筒状部材61内が負圧の時は弁が閉じ、正圧のときは弁が開く機構が設けられるとよい。
また、リブ261d(ガイド部)は、筒状部材261と一体であるが、筒状部材261とは別体の部材として、例えば筒状部材261内に挿入されることによって配置されていてもよい。
以上説明した第2実施形態によっても、上述の第1実施形態によって得られる効果、すなわち、インクミストMの付着を抑制しながらインクミストMの回収効率を高めることができるという効果などを得ることができる。
また、本第2実施形態では、吸引機構260は、回転体50の複数の吸引孔51から吸引されたインクミストMから生じるインク滴DをインクミストMの排出方向にガイドするガイド部の一例であるリブ261dを有する。そのため、インクミストMが例えばリブ261dに接触することによって生じるインク滴Dが、貫通孔261bから吸引孔51を通って用紙S側に落下することを抑制することができる。
<第3実施形態>
図13は、第3実施形態における回転体50及び吸引機構360を示す断面図(図5のVII−VII断面図に対応)である。
図14は、図13のXIV−XIV断面図である。
本第3実施形態では、吸引機構360(筒状部材361)が、インクミストMの排出方向(後方)に進むほど低くなるように傾斜する平面部361a,361dを有する点のみ、上述の第1実施形態と相違し、その他の事項は上述の第1実施形態と同様にすることができる。そのため、詳細な説明は省略する。
図13及び図14に示すように、吸引機構360の筒状部材361には、回転体50の複数の吸引孔51のうち一部の吸引孔51のみに連通するように貫通孔361bが形成されている。この貫通孔361bは、筒状部材361の底部において上方に窪むように設けられた平面部361aにおいて、長手方向(前後方向)に間隔を隔てて複数形成されている。貫通孔361bの下部は、貫通孔361bの下端に近づくほど径が大きくなっている。また、貫通孔361bの周囲には、上方に突出する突出部361cが設けられている。
また、筒状部材361の上部には、下方に窪むように平面部361dが設けられている。この平面部361dには、貫通孔361aが形成されていない。そのため、平面部361dと回転体50との間には、吸引ファン62の吸引による負圧は生じない。
平面部361a,361dは、図13に示すように、筒状部材361内におけるインクミストMの排出方向(後方)に進むほど低くなるように傾斜している(水平面に対する角度θ2)。これにより、回転体50の複数の吸引孔51から吸引されたインクミストMが例えば筒状部材361の内周面に接触することで生じるインク滴Dは、重力及びインクミストMの気流によって平面部361aの上面及び平面部361dの底面を伝ってインクミストMの排出方向に流れる。
このように、平面部361a,361dは、上述の第2実施形態におけるリブ261dと同様に、複数の吸引孔51から吸引されたインクミストMから生じるインク滴DをインクミストMの排出方向にガイドするガイド部の一例として機能する。なお、平面部361a,361dが、インクミストMの排出方向とは反対方向(前方)に進むほど低くなるように傾斜し、インク滴DをインクミストMの排出方向とは反対方向にガイドしてもよいが、筒状部材361の前方側でインク滴Dを溜める空間やインク滴Dを回収するインク滴回収部が設けられることになる。この場合、インクミストMの気流とは逆向きにインク滴Dを排出することになるため、印刷時以外に、吸引ファン62を逆回転させてインクミストMの気流とは反対方向(前方)に気流を形成してもよい。このようにインクミストMの気流とは反対方向(前方)に気流を形成する場合、上記のインク滴回収部の一例として、回転体支持部材64に設けられた弁を有し、筒状部材61内が負圧の時は弁が閉じ、正圧のときは弁が開く機構が設けられるとよい。
以上説明した第3実施形態によっても、上述の第1実施形態によって得られる効果、すなわち、インクミストMの付着を抑制しながらインクミストMの回収効率を高めることができるという効果などを得ることができる。
また、本第3実施形態では、吸引機構360は、回転体50の複数の吸引孔51から吸引されたインクミストMから生じるインク滴DをインクミストMの排出方向にガイドするガイド部の一例である平面部361a,361dを有する。そのため、インクミストMが例えば筒状部材361の内周面に接触することによって生じるインク滴Dが、貫通孔361bから吸引孔51を通って用紙S側に落下することを抑制することができる。
<第4実施形態>
図15〜図17は、第4実施形態における回転体50及び吸引機構60を示す断面図(図5のVII−VII断面図に対応)である。
本第4実施形態では、回転体50及び吸引機構60は上述の第1〜第3実施形態と同様にすることができるが、搬送部の一例である二点鎖線で示す上述の吸着搬送部20が、回転体50を上方に押圧する位置P1,P2を含む複数の位置P1〜P3に上下動可能に配置されている点、及び保持部115,116が、回転体50を上下動可能に保持する点のみにおいて上述の第1〜第3実施形態と相違する。そのため、詳細な説明は省略する。
保持部115,116は、第1実施形態で述べた保持部15,16と同様に、回転体支持部材64のフランジ64aの前部及び回転体支持部材65のフランジ65aの後部を保持する。これにより、保持部115,116は、回転体支持部材64,65及び筒状部材61を介して回転体50を間接的に保持している。
保持部115,116には、回転体支持部材64,65の高さよりも大きい隙間を隔てて、回転体50の上限位置を規制する上限位置規制部115a,116a、及び回転体50の下限位置を規制する下限位置規制部115b,116bが設けられている。上限位置規制部115a,116aの高さは互いに同一であるが、下限位置規制部115b,116bの高さは、前方側の下限位置規制部115bよりも後方側(インクミストMの排出方向側)の下限位置規制部116bが低い位置にある。
図15に示す吸着搬送部20は、例えば図1及び図3に示すインクジェットヘッド11〜14を保持する図示しないヘッドホルダからワイヤによって吊り下げられ、ワイヤの巻き取り及び巻き出しによって、上下動可能に配置されている。これにより、吸着搬送部20は、図15及び図16に示すように回転体50を上方に押圧する位置P1,P2と、図17に示すように回転体50を上方に押圧しない位置P3とに移動する。
図15に示すように、吸着搬送部20が回転体50を限界まで上方に押圧する位置P1にあると、回転体支持部材64,65は、保持部115,116の互いに同一高さの上限位置規制部115a,116aに接触し、回転体50が水平に保たれる。
また、図16に示すように、用紙Sの厚みや種類に応じた制御部81の駆動制御によって吸着搬送部20が少し下がった位置P2において回転体50を上方に押圧した場合であっても、回転体支持部材64,65は、上限位置規制部115a,116aと下限位置規制部115b,116bとの間に位置することで、回転体50は、吸着搬送部20の上面と平行な水平に保たれる。
一方、図17に示すように、吸着搬送部20が回転体50を上方に押圧しない位置P3まで下がると、回転体支持部材64,65は、保持部115,116の高さが異なる下限位置規制部115b,116bに接触する。上述のように、前方側の下限位置規制部115bよりも後方側(インクミストMの排出方向側)の下限位置規制部116bが低い位置にあるため、回転体50は、インクミストMの排出方向側が低くなるように傾斜する(水平面に対する角度θ3)。これにより、回転体50の複数の吸引孔51から吸引されるインクミストMが例えば筒状部材61の内周面に接触することで生じるインク滴Dは、重力によって、筒状部材61の内周面の底部を伝ってインクミストMの排出方向に流れる。
なお、吸着搬送部20が回転体50を上方に押圧しない位置P3まで下がる場合は、例えば、インクジェット印刷装置1の電源OFF時やスリープ時、インクジェットヘッド11〜14のメンテナンス時、吸着搬送部20におけるジャムの発生時などであるが、これら以外のタイミングであっても、インク滴Dを排出するために吸着搬送部20を下方に移動させてよい。
以上説明した第4実施形態によっても、上述の第1〜第3実施形態によって得られる効果、すなわち、インクミストMの付着を抑制しながらインクミストMの回収効率を高めることができるという効果などを得ることができる。
また、本第4実施形態では、図1に示すインクジェット印刷装置1は、インクジェットヘッド11〜14に対向し用紙S(被印刷媒体の一例)を搬送する吸着搬送部20(搬送部の一例)と、回転体50を間接的(又は直接的)に保持する図15〜図17に示す保持部115,116とを備える。吸着搬送部20は、回転体50を上方に押圧する位置P1,P2を含む複数の位置P1〜P3に上下動可能に配置され、保持部115,116は、回転体50を上下動可能に保持する。これにより、吸着搬送部20の位置が上下動しても、搬送ベルト21(吸着搬送部20)と回転体50との距離を一定に保つことができる。そのため、吸着搬送部20の高さによらず回転体50を用紙Sの表面に接近させることで、インクミストMの回収効率を高めることができる。
また、本第4実施形態では、保持部115,116は、回転体50が搬送部20によって押圧されていない状態(吸着搬送部20の位置P3)で、回転体50が水平に対して傾斜するように保持する。そのため、インクミストMが例えば筒状部材61の内周面に接触することによって生じるインク滴Dを、重力によって、筒状部材61の内周面の底部を伝わせて排出することができる。これにより、インク滴Dが貫通孔61bから吸引孔51を通って用紙S側に落下することを抑制することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
インクを吐出するインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドから放出されるインクミストを吸引するための複数の吸引孔が形成された回転可能な回転体と、
前記回転体の前記複数の吸引孔から前記インクミストを吸引する吸引機構と
を備えることを特徴とするインクジェット印刷装置。
[付記2]
前記回転体は、被印刷媒体に接触しながら回転する
ことを特徴とする付記1記載のインクジェット印刷装置。
[付記3]
前記回転体は、筒形状を呈し、
前記吸引機構は、前記回転体の内部に配置された筒状部材を有し、
前記筒状部材には、前記複数の吸引孔のうち一部の吸引孔のみに連通するように貫通孔が形成されている
ことを特徴とする付記1又は2記載のインクジェット印刷装置。
[付記4]
前記吸引機構は、前記複数の吸引孔から吸引された前記インクミストから生じるインク滴を前記インクミストの排出方向にガイドするガイド部を有する
ことを特徴とする付記1から3のいずれか記載のインクジェット印刷装置。
[付記5]
前記インクジェット印刷装置は、前記インクジェットヘッドに対向し被印刷媒体を搬送する搬送部と、前記回転体を直接的又は間接的に保持する保持部とを更に備え、
前記搬送部は、前記回転体を上方に押圧する位置を含む複数の位置に上下動可能に配置され、
前記保持部は、前記回転体を上下動可能に保持する
ことを特徴とする付記1から4のいずれか記載のインクジェット印刷装置。
[付記6]
前記保持部は、前記回転体が前記搬送部によって押圧されていない状態で、前記回転体が水平に対して傾斜するように保持する
ことを特徴とする付記5記載のインクジェット印刷装置。
1 インクジェット印刷装置
10 印刷部
11〜14 インクジェットヘッド
14a ヘッドモジュール
15,16 保持部
20 吸着搬送部
21 搬送ベルト
22 駆動ローラ
23〜25 従動ローラ
26 吸引ファン
27 チャンバ
30 給紙部
31 給紙台
32 スクレーパローラ
33 ピックアップローラ
40 排紙部
41 排紙台
42 排出ローラ
50 回転体
51 吸引孔
60 吸引機構
61 筒状部材
61a 平面部
61b 貫通孔
61c 突出部
62 吸引ファン
63 ダクトチューブ
64,65 回転体支持部材
64a,65a フランジ
71 搬送ローラ
72 上ガイド
72a,73a 傾斜部
73 下ガイド
74 切替機構
75〜77 ヘッド間ローラ
81 制御部
82 記憶部
83 操作パネル部
84 原稿読取部
85 インターフェース部
115,116 保持部
115a,116a 上限位置規制部
115b,116b 下限位置規制部
161 筒状部材
161a 平面部
161b 貫通孔
161c 突出部
161d 平面部
161e 貫通孔
260 吸引機構
261 筒状部材
261a 平面部
261b 貫通孔
261c 突出部
261d リブ
360 吸引機構
361 筒状部材
361a 平面部
361b 貫通孔
361c 突出部
361d 平面部
D インク滴
IK インク
M インクミスト
R1 搬送路
R2 循環搬送路
S 用紙

Claims (6)

  1. インクを吐出するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドから放出されるインクミストを吸引するための複数の吸引孔が形成された回転可能な回転体と、
    前記回転体の前記複数の吸引孔から前記インクミストを吸引する吸引機構と
    を備えることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  2. 前記回転体は、被印刷媒体に接触しながら回転する
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット印刷装置。
  3. 前記回転体は、筒形状を呈し、
    前記吸引機構は、前記回転体の内部に配置された筒状部材を有し、
    前記筒状部材には、前記複数の吸引孔のうち一部の吸引孔のみに連通するように貫通孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット印刷装置。
  4. 前記吸引機構は、前記複数の吸引孔から吸引された前記インクミストから生じるインク滴を前記インクミストの排出方向にガイドするガイド部を有する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のインクジェット印刷装置。
  5. 前記インクジェット印刷装置は、前記インクジェットヘッドに対向し被印刷媒体を搬送する搬送部と、前記回転体を直接的又は間接的に保持する保持部とを更に備え、
    前記搬送部は、前記回転体を上方に押圧する位置を含む複数の位置に上下動可能に配置され、
    前記保持部は、前記回転体を上下動可能に保持する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のインクジェット印刷装置。
  6. 前記保持部は、前記回転体が前記搬送部によって押圧されていない状態で、前記回転体が水平に対して傾斜するように保持する
    ことを特徴とする請求項5記載のインクジェット印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102309731B1 (ko) * 2021-03-04 2021-10-06 박민홍 튜브형 용기의 캡 조립설비

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