JP2019165394A - 電圧制御発振器及び電圧制御発振器を備えた位相同期回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定したクロック信号を出力可能な電圧制御発振器または位相同期回路を提供する。【解決手段】実施形態の電圧制御発振器は、制御電圧VLPFに応じた電流I1を出力する電圧−電流変換回路及びホールド回路1411と、電流I1に応じた電流I2を出力する電流加算回路1413と、電流I1に応じた電流I3を出力する電流減算回路1414と、第1周波数帯域を通過させ、電流I2のノイズを低減する狭帯域ローパスフィルタ1412と、制御電圧VLPFに応じた電流I4から電流I3を減算した電流I5に応じて、電流I6を出力する電圧−電流変換器142と、第1周波数帯域と異なる第2周波数帯域を通過させ、電流I6のノイズを低減するローパスフィルタ1421と、電流I2と電流I6とを合わせた電流IOUTに基づいて、クロック信号を発振する電流制御発振器143とを備える。【選択図】図2
Description
実施形態は、電圧制御発振器及び電圧制御発振器を備えた位相同期回路に関するものである。
クロック信号の生成に用いられる位相同期回路(PLL:Phase locked loop)が知られている。位相同期回路は、例えば電圧制御発振器を備えている。
安定したクロック信号を出力可能な電圧制御発振器または位相同期回路を提供する。
実施形態の電圧制御発振器は、第1電圧に応じた第1電流を出力する電流源と、前記第1電流に応じた第2電流を出力する第1回路と、前記第1電流に応じた第3電流を出力する第2回路と、第1周波数帯域を通過させ、前記第2電流のノイズを低減する第1フィルタと、前記第1電圧に応じた第4電流から前記第3電流を減算した第5電流に応じて、第6電流を出力する電圧−電流変換器と、前記第1周波数帯域と異なる第2周波数帯域を通過させ、前記第6電流のノイズを低減する第2フィルタと、前記第2電流と前記第6電流とを合わせた電流に基づいて、クロック信号を発振する電流制御発振器とを具備する。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については同一符号を付す。また、以下に示す各実施形態は、この実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。
各機能ブロックは、ハードウェア、コンピュータソフトウェアのいずれかまたは両者を組み合わせたものとして実現することができる。各機能ブロックが以下の例のように区別されていることは必須ではない。例えば、一部の機能が例示の機能ブロックとは別の機能ブロックによって実行されてもよい。さらに、例示の機能ブロックがさらに細かい機能サブブロックに分割されていてもよい。
以下に説明する第1〜第3実施形態の電圧制御発振器は、例えば位相同期回路に用いられる。そこでまず、実施形態の電圧制御発振器を備えた位相同期回路の構成について説明する。
[位相同期回路(PLL)]
図1は、実施形態の電圧制御発振器を備えた位相同期回路の構成を示すブロック図である。位相同期回路は、位相周波数比較器11、チャージポンプ12、ループフィルタ13、電圧制御発振器(VCO:voltage controlled oscillator)14、及び分周回路15を備える。
図1は、実施形態の電圧制御発振器を備えた位相同期回路の構成を示すブロック図である。位相同期回路は、位相周波数比較器11、チャージポンプ12、ループフィルタ13、電圧制御発振器(VCO:voltage controlled oscillator)14、及び分周回路15を備える。
位相周波数比較器11は、入力された基準クロック信号CKIと、電圧制御発振器14から出力され分周回路15により分周されたクロック信号CKDとを比較し、位相差(あるいは周波数差)を検出する。
チャージポンプ12は、位相周波数比較器11による比較結果に応じて電流パルスを出力し、この電流パルスに応じた制御電圧VLPFを電圧制御発振器14に供給する。ループフィルタ13は、チャージポンプ12から供給される制御電圧VLPF(あるいは電流パルス)のノイズを低減する。
電圧制御発振器14は、電流源及び狭帯域フィルタ141、電圧−電流変換器(VIC)142、及び電流制御発振器(ICO)143を有する。電圧制御発振器14は、制御電圧VLPFに応じた周波数を持つクロック信号CKOを出力する。電圧制御発振器14の詳細については後述する。
分周回路15は、クロック信号CKOを分周し、クロック信号CKDを出力する。
[1]第1実施形態
次に、図2を用いて、第1実施形態の電圧制御発振器14について説明する。
次に、図2を用いて、第1実施形態の電圧制御発振器14について説明する。
[1−1]電圧制御発振器の構成
図2は、第1実施形態の電圧制御発振器の構成を示す回路図である。電圧制御発振器14は、前述したように、電流源及び狭帯域フィルタ141、電圧−電流変換器142、及び電流制御発振器143を備える。
図2は、第1実施形態の電圧制御発振器の構成を示す回路図である。電圧制御発振器14は、前述したように、電流源及び狭帯域フィルタ141、電圧−電流変換器142、及び電流制御発振器143を備える。
電流源及び狭帯域フィルタ141は、電圧−電流変換回路及びホールド回路1411、狭帯域ローパスフィルタ1412、電流加算回路1413、電流減算回路1414、及びpチャネルMOSトランジスタ(以下、pMOSトランジスタ)PT1を含む。
狭帯域ローパスフィルタ1412は、抵抗R1及びコンデンサC1を含む。電流加算回路1413はpMOSトランジスタPT2を含み、電流減算回路1414はpMOSトランジスタPT3を含む。pMOSトランジスタPT1と、pMOSトランジスタPT2及びpMOSトランジスタPT3とはカレントミラー回路を構成する。
電圧−電流変換器142は、nチャネルMOSトランジスタ(以下、nMOSトランジスタ)NT1、pMOSトランジスタPT4,PT5、抵抗R2、及びローパスフィルタ1421を含む。pMOSトランジスタPT4と、pMOSトランジスタPT5とはカレントミラー回路を構成する。ローパスフィルタ1421は、抵抗R3及びコンデンサC2を含む。
以下に、図2に示した電圧制御発振器14における接続関係を述べる。
制御電圧VLPFは、電圧−電流変換回路及びホールド回路1411の入力端に供給される。電圧−電流変換回路及びホールド回路1411の電流入力端は、pMOSトランジスタPT1のゲートとドレイン、抵抗R1の一端に接続される。さらに、抵抗R1の他端は、コンデンサC1の第1電極、pMOSトランジスタPT2,PT3のゲートに接続される。pMOSトランジスタPT1,PT2,PT3のソース、及びコンデンサC1の第2電極は、電源電圧端VDDに接続される。さらに、電圧−電流変換回路及びホールド回路1411の電流出力端は、基準電圧端VSS(例えば、接地電圧)に接続される。
また、pMOSトランジスタPT2のドレインは、電流制御発振器143の入力端に接続される。pMOSトランジスタPT3のドレインは、pMOSトランジスタPT4のゲートとドレイン、抵抗R3の一端、及びnMOSトランジスタNT1のドレインに接続される。さらに、抵抗R3の他端は、コンデンサC2の第1電極、pMOSトランジスタPT5のゲートに接続される。pMOSトランジスタPT5のドレインは、電流制御発振器143の入力端に接続される。pMOSトランジスタPT4,PT5のソース、及びコンデンサC2の第2電極は、電源電圧端VDDに接続される。nMOSトランジスタNT1のゲートには、制御電圧VLPFが供給される。さらに、nMOSトランジスタNT1のソースは、抵抗R2を介して基準電圧端VSSに接続される。
[1−2]電圧制御発振器と位相同期回路の動作
まず、電圧制御発振器14の動作の概要を説明する。図3は、電圧制御発振器14が含む電圧−電流変換器142の入出力特性を示す図である。横軸は電圧−電流変換器142に入力される制御電圧VLPFを示し、縦軸は電圧−電流変換器142から出力される電流IOUTを示す。
まず、電圧制御発振器14の動作の概要を説明する。図3は、電圧制御発振器14が含む電圧−電流変換器142の入出力特性を示す図である。横軸は電圧−電流変換器142に入力される制御電圧VLPFを示し、縦軸は電圧−電流変換器142から出力される電流IOUTを示す。
図3から解るように、電流IOUTは、制御電圧VLPFの上昇に応じて増加する。制御電圧VLPFが電圧Vaより低い範囲は、PLLが動作しない電流範囲0〜Iaであり、制御電圧VLPFが電圧Va〜Vbの範囲が、PLLが動作する電流範囲Ia〜Ibとなる。電流範囲0〜Iaにおいて、電流IOUTは、固定電流Iaとして供給される。そして、電流範囲Ia〜Ibの中央付近が、電流制御発振器143によりクロック信号CKOの周波数が設定されるロック点となる。
実施形態では、前述した固定電流Iaを電流源及び狭帯域フィルタ141内の電流加算回路1413で生成し、PLL動作範囲の電流(Ia〜Ib)を電圧−電流変換器142と電流減算回路1414で生成する。すなわち、電流源及び狭帯域フィルタ141内の電流加算回路1413が固定電流Iaを出力し、電圧−電流変換器142と電流減算回路1414が、電流Ibから固定電流Ia分を差し引いた動作範囲電流を出力する。
ここで、固定電流Iaは、狭帯域ローパスフィルタ1412によってノイズが低減される。動作範囲電流は、ローパスフィルタ1421によってノイズが低減される。狭帯域ローパスフィルタ1412は、ローパスフィルタ1421が持つ通過周波数帯域よりも低い周波数帯域の信号だけを通過させる。すなわち、狭帯域ローパスフィルタ1412は、ローパスフィルタ1421と比べて狭帯域の通過特性を有する。これにより、固定電流Iaのノイズが低減され、電圧−電流変換器142から出力される電流IOUTのノイズも低減される。この結果、電流制御発振器143は、電流IOUTに基づいて、安定した周波数のクロック信号CKOを出力することができる。
次に、図1及び図2を用いて、位相同期回路及び電圧制御発振器14の動作について説明する。なお以降では、固定電流IaをI2と表記する。
図1に示すように、基準クロック信号CKIが位相周波数比較器11に入力される。位相周波数比較器11は、入力された基準クロック信号CKIと、分周回路15により分周されたクロック信号CKDとを比較し、位相差(あるいは周波数差)を検出する。位相周波数比較器11は、検出した位相差(検出結果)をチャージポンプ12に出力する。
チャージポンプ12は、受信した位相差に応じた電流パルスを出力し、この電流パルスに対応する制御電圧VLPFを電圧制御発振器14に供給する。このとき、制御電圧VLPFは、ループフィルタ13によりノイズが低減される。
図2に示すように、電圧−電流変換回路及びホールド回路1411は、チャージポンプ12から受け取った制御電圧VLPFを、その制御電圧VLPFに応じた電流I1に変換し保持する。すなわち、電圧−電流変換回路及びホールド回路1411に電流I1が流れ、pMOSトランジスタPT1,PT2,PT3のゲートに、電流I1に対応する電圧VI1がそれぞれ供給される。狭帯域ローパスフィルタ1412は、pMOSトランジスタPT2,PT3のゲートに供給される電流I1(あるいは電圧VI1)のノイズを低減する。
信号を通過させる周波数帯域として、狭帯域ローパスフィルタ1412は第1周波数帯域を持ち、ローパスフィルタ1421は、第1周波数帯域と異なる第2周波数帯域を持つ。狭帯域ローパスフィルタ1412の第1周波数帯域は、ローパスフィルタ1421の第2周波数帯域より低いあるいは狭い周波数帯域である。このため、狭帯域ローパスフィルタ1412は、ローパスフィルタ1421を通過する、第1周波数帯域より高い周波数の信号を遮断する。言い換えると、狭帯域ローパスフィルタ1412は、第1周波数帯域にかかる第1遮断周波数より低い周波数の信号を通過させ、前記第1遮断周波数以上の周波数の信号を遮断する。ローパスフィルタ1421は、第2周波数帯域にかかる第2遮断周波数より低い周波数の信号を通過させ、第2遮断周波数以上の周波数の信号を遮断する。ローパスフィルタ1421の第2遮断周波数は、狭帯域ローパスフィルタ1412の第1遮断周波数より高い。
pMOSトランジスタPT1とpMOSトランジスタPT2はカレントミラー回路を構成する。このため、トランジスタPT1に対するトランジスタPT2のサイズ比に応じて、トランジスタPT2のドレインから固定電流I2が電圧−電流変換器142を介して電流制御発振器143に出力される。トランジスタPT1に対するトランジスタPT2のサイズ比をNとすると、電流I2は“I1×N”となる。
また、pMOSトランジスタPT1とpMOSトランジスタPT3もカレントミラー回路を構成する。このため、トランジスタPT1に対するトランジスタPT3のサイズ比に応じて、トランジスタPT3のドレインから電流I3が、トランジスタNT1のドレイン及びトランジスタPT4のゲートに供給される。このとき、トランジスタPT3のサイズがトランジスタPT1のサイズと同じであるとすると、電流I3は電流I1と同じになる。トランジスタNT1のドレインに供給される電流は、トランジスタPT4のゲートに供給される電流よりも十分に大きい。
制御電圧VLPFがnMOSトランジスタNT1のゲートに供給されている。制御電圧VLPFの供給によって、トランジスタNT1に流れる電流I4は、“VLPF/R2”となる。よって、トランジスタPT4に流れる電流I5(=I4−I3)は、“(VLPF/R2)−I1”となる。
pMOSトランジスタPT4とpMOSトランジスタPT5はカレントミラー回路を構成する。このため、トランジスタPT4に対するトランジスタPT5のサイズ比に応じてその値が定まる電流I6が、トランジスタPT5のドレインから電流制御発振器143に出力される。トランジスタPT4に対するトランジスタPT5のサイズ比をNとすると、電流I6(=(I4−I3)×N)は“((VLPF/R2)−I1)×N”となる。
すると、電流制御発振器143に供給される電流IOUT(=I2+I6=I1×N+((VLPF/R2)−I1)×N)は、“(VLPF/R2)×N”となる。すなわち、前述した電流IOUTは“(VLPF/R2)×N”である。
その後、電流制御発振器143は、電流IOUTに応じた周波数を持つクロック信号CKOを出力する。図1に示すように、電流制御発振器143は、クロック信号CKOを分周回路15に供給する。分周回路15は、クロック信号CKOを分周し、クロック信号CKDを位相周波数比較器11出力する。位相周波数比較器11は、基準クロック信号CKIと、分周回路15により分周されたクロック信号CKDとを比較し、位相差(あるいは周波数差)を検出する。位相周波数比較器11は、位相差をチャージポンプ12に出力する。チャージポンプ12は、位相差に応じた制御電圧VLPFを電流源及び狭帯域フィルタ141に供給する。このようにして、位相同期回路は、基準クロック信号CKIとクロック信号CKDとの位相差の検出と、検出した位相差に応じたクロック信号CKOの出力とを、位相差が無くなるまで繰り返す。これにより、位相同期回路は、所望の周波数を持つクロック信号CKOを出力する。
[1−3]第1実施形態の効果
第1実施形態によれば、安定したクロック信号を出力可能な電圧制御発振器または位相同期回路を提供できる。
第1実施形態によれば、安定したクロック信号を出力可能な電圧制御発振器または位相同期回路を提供できる。
以下、第1実施形態における効果を詳述する。第1実施形態では、固定電流I2を供給するための電流(あるいは電圧)に対して狭帯域ローパスフィルタ1412を用いてノイズを低減している。また、電流I6を供給するための電流(あるいは電圧)に対してローパスフィルタ1421を用いてノイズを低減している。狭帯域ローパスフィルタ1412は、ローパスフィルタ1421が持つ周波数帯域よりも低い周波数帯域の信号だけを通過させる。これにより、狭帯域ローパスフィルタ1412の周波数帯域より高い周波数のノイズを除去でき、電流IOUTが持つ、高い周波数のノイズを低減できる。この結果、電流制御発振器143は、電流IOUTに基づいて、安定した周波数のクロックを出力することが可能である。
図4は、比較例の電圧−電流変換器における出力電流の周波数と位相雑音との関係を示す図である。比較例では、電圧−電流変換器の内部あるいは出力端にフィルタを設けることにより、図4に示すように、電圧−電流変換器の出力電流に、ある遮断周波数を有する周波数帯域(VIC帯域)の通過特性を持たせ、出力電流のノイズ(雑音)を低減する。
しかし、位相同期回路におけるクロック生成のループ安定性を確保するためには、電圧−電流変換器における出力電流の遮断周波数は、位相同期回路における遮断周波数(PLL伝達関数)より十分高く設定する必要がある。このため、位相同期回路と電圧−電流変換器における通過帯域(PLL伝達関数とVIC帯域)が重なる中間周波数帯の電流ノイズについては低減することができない。この中間周波数帯は、VIC雑音通過域に対応する。
図5は、第1実施形態の電圧−電流変換器142における出力電流の周波数と位相雑音との関係を示す図である。第1実施形態では、狭帯域ローパスフィルタ1412を用いて電流源の電流に対応する固定電流I2の電流ノイズを低減する。固定電流I2はPLLの動作範囲の電流ではないため、狭帯域ローパスフィルタ1412を用いてノイズを低減しても問題は生じない。一方、電流I6は、PLLの動作範囲の電流であるため、狭帯域ローパスフィルタ1412より高い周波数帯域の通過特性を持つローパスフィルタ1421を用いてノイズを除去する。これにより、VIC帯域の通過特性を残したまま、固定電流に対する通過周波数帯域を下げ、電流IOUTにおける電流ノイズを低減する。この結果、電流制御発振器143は、高い周波数のノイズが低減された電流IOUTに基づいて、安定した周波数のクロックを出力することができる。
[2]第2実施形態
次に、第2実施形態の電圧制御発振器について説明する。第1実施形態では、電圧−電流変換回路及びホールド回路1411を用いて制御電圧VLPFから電流I1を設定したが、第2実施形態では、ホールド回路、アナログ−デジタル変換器(ADC:analog to digital converter)、及び電流デジタル−アナログ変換器(電流DAC:digital to analog converter)を用いて電流I1を設定する。第2実施形態では第1実施形態と異なる点について主に説明する。
次に、第2実施形態の電圧制御発振器について説明する。第1実施形態では、電圧−電流変換回路及びホールド回路1411を用いて制御電圧VLPFから電流I1を設定したが、第2実施形態では、ホールド回路、アナログ−デジタル変換器(ADC:analog to digital converter)、及び電流デジタル−アナログ変換器(電流DAC:digital to analog converter)を用いて電流I1を設定する。第2実施形態では第1実施形態と異なる点について主に説明する。
[2−1]電圧制御発振器の構成
図6は、第2実施形態の電圧制御発振器の構成を示す回路図である。第2実施形態は、第1実施形態の電流源及び狭帯域フィルタ141において、電圧−電流変換回路及びホールド回路1411に換えて、ホールド回路1415、アナログ−デジタル変換器(ADC)1416、及び電流デジタル−アナログ変換器(電流DAC)1417を備える。
図6は、第2実施形態の電圧制御発振器の構成を示す回路図である。第2実施形態は、第1実施形態の電流源及び狭帯域フィルタ141において、電圧−電流変換回路及びホールド回路1411に換えて、ホールド回路1415、アナログ−デジタル変換器(ADC)1416、及び電流デジタル−アナログ変換器(電流DAC)1417を備える。
制御電圧VLPFがホールド回路1415の入力端に供給される。ホールド回路1415の出力端がADC1416の入力端に接続され、ADC1416の出力端が電流DAC1417の入力端に接続される。さらに、電流DAC1417の電流入力端にトランジスタPT1のゲートとドレインが接続され、電流DAC1417の電流出力端に基準電圧端VSSが接続される。その他の構成は、前述した第1実施形態と同様である。
次に、図7を用いて、第2実施形態の変形例の電圧制御発振器について説明する。図7は、第2実施形態の変形例の電圧制御発振器の構成を示す回路図である。
変形例では、ADC1416と電流DAC1417の間にホールド回路1415を設ける。すなわち、制御電圧VLPFがADC1416の入力端に供給される。ADC1416の出力端がホールド回路1415の入力端に接続され、ホールド回路1415の出力端が電流DAC1417の入力端に接続される。さらに、電流DAC1417の電流入力端にトランジスタPT1のゲートとドレインが接続され、電流DAC1417の電流出力端に基準電圧端VSSが接続される。その他の構成は、前述した第1実施形態と同様である。
[2−2]電圧制御発振器の動作
図6に示した第2実施形態の動作は以下のようになる。制御電圧VLPFがホールド回路1415に供給される。ホールド回路1415は、制御電圧VLPFの値を保持し、その値をADC1416に出力する。ADC1416は、受け取った制御電圧VLPFをデジタル信号に変換し、そのデジタル信号を電流DAC1417に出力する。電流DAC1417は、受け取ったデジタル信号を電流I1に変換する。これにより、トランジスタPT1に電流I1が流れ、電流I1に対応した電圧VI1がトランジスタPT1,PT2,PT3のゲートにそれぞれ供給される。その他の動作は、前述した第1実施形態と同様である。
図6に示した第2実施形態の動作は以下のようになる。制御電圧VLPFがホールド回路1415に供給される。ホールド回路1415は、制御電圧VLPFの値を保持し、その値をADC1416に出力する。ADC1416は、受け取った制御電圧VLPFをデジタル信号に変換し、そのデジタル信号を電流DAC1417に出力する。電流DAC1417は、受け取ったデジタル信号を電流I1に変換する。これにより、トランジスタPT1に電流I1が流れ、電流I1に対応した電圧VI1がトランジスタPT1,PT2,PT3のゲートにそれぞれ供給される。その他の動作は、前述した第1実施形態と同様である。
次に、図7に示した第2実施形態の変形例の動作は以下のようになる。制御電圧VLPFがADC1416に供給される。ADC1416は、受け取った制御電圧VLPFの値をデジタル信号に変換し、そのデジタル信号をホールド回路1415に出力する。ホールド回路1415は、受け取ったデジタル信号を保持し、そのデジタル信号を電流DAC1417に出力する。電流DAC1417は、受け取ったデジタル信号を電流I1に変換する。これにより、トランジスタPT1に電流I1が流れ、電流I1に対応した電圧VI1がトランジスタPT1,PT2,PT3のゲートにそれぞれ供給される。その他の動作は、前述した第1実施形態と同様である。
[2−3]第2実施形態の効果
第2実施形態及びその変形例によれば、前記第1実施形態と同様に、安定したクロック信号を出力可能な電圧制御発振器または位相同期回路を提供できる。その他の効果は、前述した第1実施形態と同様である。
第2実施形態及びその変形例によれば、前記第1実施形態と同様に、安定したクロック信号を出力可能な電圧制御発振器または位相同期回路を提供できる。その他の効果は、前述した第1実施形態と同様である。
[3]第3実施形態
次に、第3実施形態の電圧制御発振器について説明する。第3実施形態では、ホールド回路1415と電圧−電流変換回路を用いて、制御電圧VLPFから電流I1を設定する。第3実施形態について第1実施形態と異なる点について主に説明する。
次に、第3実施形態の電圧制御発振器について説明する。第3実施形態では、ホールド回路1415と電圧−電流変換回路を用いて、制御電圧VLPFから電流I1を設定する。第3実施形態について第1実施形態と異なる点について主に説明する。
[3−1]電圧制御発振器の構成
図8は、第3実施形態の電圧制御発振器の構成を示す回路図である。第3実施形態は、第1実施形態の電流源及び狭帯域フィルタ141において、電圧−電流変換回路及びホールド回路1411に換えて、ホールド回路1415及び電圧−電流変換回路を備える。電圧−電流変換回路は、nMOSトランジスタNT2及び抵抗R4を有する。
図8は、第3実施形態の電圧制御発振器の構成を示す回路図である。第3実施形態は、第1実施形態の電流源及び狭帯域フィルタ141において、電圧−電流変換回路及びホールド回路1411に換えて、ホールド回路1415及び電圧−電流変換回路を備える。電圧−電流変換回路は、nMOSトランジスタNT2及び抵抗R4を有する。
制御電圧VLPFがホールド回路1415の入力端に供給される。ホールド回路1415の出力端は、トランジスタNT2のゲートに接続される。トランジスタNT2のドレインは、トランジスタPT1のゲートとドレインに接続される。さらに、トランジスタNT2のソースは、抵抗R4を介して基準電圧端VSSに接続される。その他の構成は、前述した第1実施形態と同様である。
次に、図9を用いて、第3実施形態の変形例の電圧制御発振器について説明する。図9は、第3実施形態の変形例の電圧制御発振器の構成を示す回路図である。
変形例では、トランジスタNT2と抵抗R4から構成された電圧−電流変換回路に換えて、演算増幅器1418を含んで構成された電圧−電流変換回路を備える。
制御電圧VLPFがホールド回路1415の入力端に供給される。ホールド回路1415の出力端が演算増幅器1418の反転入力端(−)に接続される。演算増幅器1418の非反転入力端(+)は、トランジスタPT1のドレイン及び抵抗R5の一端に接続される。演算増幅器1418の出力端は、トランジスタPT1,PT2,PT3のゲートにそれぞれ接続される。さらに、抵抗R5の他端は、基準電圧端VSSに接続される。その他の構成は、前述した第1実施形態と同様である。
[3−2]電圧制御発振器の動作
図8に示した第3実施形態の動作は以下のようになる。制御電圧VLPFがホールド回路1415に供給される。ホールド回路1415は、制御電圧VLPFの値を保持し、その値を電圧−電流変換回路に出力する。電圧−電流変換回路は、制御電圧VLPFを電流I1に変換する。すなわち、制御電圧VLPFがトランジスタNT2のゲートに供給される。トランジスタNT2は、ゲートに供給された制御電圧VLPF及び抵抗R4に応じた電流I1を流す。これにより、トランジスタPT1及びトランジスタNT1に電流I1が流れ、電流I1に対応した電圧VI1がトランジスタPT1,PT2,PT3のゲートにそれぞれ供給される。その他の動作は、前述した第1実施形態と同様である。
図8に示した第3実施形態の動作は以下のようになる。制御電圧VLPFがホールド回路1415に供給される。ホールド回路1415は、制御電圧VLPFの値を保持し、その値を電圧−電流変換回路に出力する。電圧−電流変換回路は、制御電圧VLPFを電流I1に変換する。すなわち、制御電圧VLPFがトランジスタNT2のゲートに供給される。トランジスタNT2は、ゲートに供給された制御電圧VLPF及び抵抗R4に応じた電流I1を流す。これにより、トランジスタPT1及びトランジスタNT1に電流I1が流れ、電流I1に対応した電圧VI1がトランジスタPT1,PT2,PT3のゲートにそれぞれ供給される。その他の動作は、前述した第1実施形態と同様である。
次に、図9に示した第3実施形態の変形例の動作は以下のようになる。制御電圧VLPFがホールド回路1415に供給される。ホールド回路1415は、制御電圧VLPFの値を保持し、その値を演算増幅器1418の反転入力端(−)に出力する。演算増幅器1418の非反転入力端(+)には、トランジスタPT1のドレイン電圧が供給されている。
演算増幅器1418は、反転入力端(−)に供給された制御電圧VLPFと、非反転入力端(+)に供給されたドレイン電圧とを比較し、比較結果に応じた電圧VI1を出力する。この電圧VI1によってトランジスタPT1が駆動され、トランジスタPT1のドレイン電圧が変化する。このドレイン電圧は非反転入力端(+)に再び供給され、演算増幅器1418は、制御電圧VLPFとドレイン電圧とを比較する。このようにして、制御電圧VLPFとドレイン電圧の比較と、比較結果に応じた電圧VI1の出力と、トランジスタPT1のドレイン電圧の変化とが繰り返され、制御電圧VLPFとドレイン電圧の電圧差が無くなるような電圧VI1が決定される。これにより、ノイズが除去された電圧VI1がトランジスタPT1,PT2,PT3のゲートにそれぞれ供給される。その他の動作は、前述した第1実施形態と同様である。
[3−3]第3実施形態の効果
第3実施形態及びその変形例によれば、前記第1実施形態と同様に、安定したクロック信号を出力可能な電圧制御発振器または位相同期回路を提供できる。その他の効果は、前述した第1実施形態と同様である。
第3実施形態及びその変形例によれば、前記第1実施形態と同様に、安定したクロック信号を出力可能な電圧制御発振器または位相同期回路を提供できる。その他の効果は、前述した第1実施形態と同様である。
[4]その他変形例等
前記実施形態の電圧制御発振器は、位相同期回路に限らず、電圧制御発振器を備える様々な種類の回路に適用可能である。
前記実施形態の電圧制御発振器は、位相同期回路に限らず、電圧制御発振器を備える様々な種類の回路に適用可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…位相周波数比較器、12…チャージポンプ、13…ループフィルタ、14…電圧制御発振器(VCO)、15…分周回路、141…電流源及び狭帯域フィルタ、142…電圧−電流変換器(VIC)、143…電流制御発振器(ICO)、1411…電圧−電流変換回路及びホールド回路、1412…狭帯域ローパスフィルタ、1413…電流加算回路、1414…電流減算回路、1415…ホールド回路、1416…アナログ−デジタル変換器(ADC)、1417…電流デジタル−アナログ変換器(電流DAC)、1418…演算増幅器、1421…ローパスフィルタ。
Claims (20)
- 第1電圧に応じた第1電流を出力する電流源と、
前記第1電流に応じた第2電流を出力する第1回路と、
前記第1電流に応じた第3電流を出力する第2回路と、
第1周波数帯域を通過させ、前記第2電流のノイズを低減する第1フィルタと、
前記第1電圧に応じた第4電流から前記第3電流を減算した第5電流に応じて、第6電流を出力する電圧−電流変換器と、
前記第1周波数帯域と異なる第2周波数帯域を通過させ、前記第6電流のノイズを低減する第2フィルタと、
前記第2電流と前記第6電流とを合わせた電流に基づいて、クロック信号を発振する電流制御発振器と、
を具備する電圧制御発振器。 - 前記第1周波数帯域は、前記第2周波数帯域より低い周波数帯域である請求項1に記載の電圧制御発振器。
- 前記第1フィルタは前記第1周波数帯域にかかる第1周波数より低い周波数を通過させ、前記第1周波数以上の周波数を遮断し、前記第2フィルタは前記第2周波数帯域にかかる第2周波数より低い周波数を通過させ、第2周波数以上の周波数を遮断し、前記第2周波数は前記第1周波数より高い請求項1に記載の電圧制御発振器。
- 前記第1回路は第1カレントミラー回路を有し、前記第2回路は第2カレントミラー回路を有する請求項1に記載の電圧制御発振器。
- 前記第1カレントミラー回路は、前記第1電流が流れる第1トランジスタと、前記第1電流に応じた前記第2電流が流れる第2トランジスタとを有し、
前記第2カレントミラー回路は、前記第1トランジスタと、前記第1電流に応じた前記第3電流が流れる第3トランジスタとを有する請求項4に記載の電圧制御発振器。 - 前記電流源は、前記第1電圧を前記第1電流に変換する電圧−電流変換回路を有する請求項1に記載の電圧制御発振器。
- 第1電圧に応じた第1電流を出力する電流源と、
前記第1電流に応じた第2電流を出力する電流加算回路と、
前記第1電流に応じた第3電流を出力する電流減算回路と、
第1周波数帯域を通過させ、前記第2電流のノイズを低減する第1フィルタと、
前記第1電圧を第4電流に変換する電圧−電流変換回路と、
前記第4電流から前記第3電流を減算した第5電流に応じて、第6電流を出力する第1回路と、
前記第1周波数帯域と異なる第2周波数帯域を通過させ、前記第6電流のノイズを低減する第2フィルタと、
前記第2電流と前記第6電流とを合わせた電流に基づいて、第1クロック信号を出力する電流制御発振器と、
を具備する電圧制御発振器。 - 前記第1周波数帯域は、前記第2周波数帯域より低い周波数帯域である請求項7に記載の電圧制御発振器。
- 前記第1フィルタは前記第1周波数帯域にかかる第1周波数より低い周波数を通過させ、前記第1周波数以上の周波数を遮断し、前記第2フィルタは前記第2周波数帯域にかかる第2周波数より低い周波数を通過させ、第2周波数以上の周波数を遮断し、前記第2周波数は前記第1周波数より高い請求項7に記載の電圧制御発振器。
- 前記電流加算回路は第1カレントミラー回路を有し、前記電流減算回路は第2カレントミラー回路を有し、前記第1回路は第3カレントミラー回路を有する請求項7に記載の電圧制御発振器。
- 前記第1カレントミラー回路は、前記第1電流が流れる第1トランジスタと、前記第1電流に応じた前記第2電流が流れる第2トランジスタとを有し、
前記第2カレントミラー回路は、前記第1トランジスタと、前記第1電流に応じた前記第3電流が流れる第3トランジスタとを有し、
前記電圧−電流変換回路は、ゲートに前記第1電圧が供給される第4トランジスタを有し、
前記第3カレントミラー回路は、前記第5電流が流れる第5トランジスタと、前記第5電流に応じた前記第6電流が流れる第6トランジスタとを有する請求項10に記載の電圧制御発振器。 - 前記電流源は、前記第1電圧を前記第1電流に変換する電圧−電流変換回路を有する請求項7に記載の電圧制御発振器。
- 前記電流源は、前記第1電流を保持するホールド回路をさらに備える請求項12に記載の電圧制御発振器。
- 前記電流源は、前記第1電圧を保持し、前記第1電圧を前記電圧−電流変換回路に出力するホールド回路をさらに備える請求項12に記載の電圧制御発振器。
- 前記電流源は、前記第1電圧をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器と、前記デジタル信号を前記第1電流に変換するデジタル−アナログ変換器を有する請求項7に記載の電圧制御発振器。
- 前記電流源は、前記第1電圧を保持し、前記第1電圧を前記アナログ−デジタル変換器に出力するホールド回路をさらに備える請求項15に記載の電圧制御発振器。
- 前記電流源は、前記アナログ−デジタル変換器から出力された前記デジタル信号を保持し、前記デジタル信号を前記デジタル−アナログ変換器に出力するホールド回路をさらに備える請求項15に記載の電圧制御発振器。
- 前記電流源は、前記第1電圧が反転入力端に供給され、前記第1電流が流れるノードが非反転入力端に接続された演算増幅器を有する請求項7に記載の電圧制御発振器。
- 前記電流源は、前記第1電圧を保持し、前記第1電圧を前記演算増幅器に出力するホールド回路をさらに備える請求項18に記載の電圧制御発振器。
- 前記第1クロック信号を分周し、第2クロック信号を出力する分周回路と、
前記第2クロック信号と第3クロック信号との位相及び周波数の少なくともいずれかを比較し、比較結果を出力する比較回路と、
前記比較結果に応じた前記第1電圧を前記電流源に供給するチャージポンプと、
をさらに備える請求項7に記載の電圧制御発振器を有する位相同期回路。
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