JP2019163754A - 内燃機関の排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気管の構造を殆ど変更することなく、排気の圧力脈動による排気管の騒音を低減することが可能な内燃機関の排気装置の提供にある。【解決手段】エンジンから排出される排気が流れる排気経路に設けられたタービンを有するターボチャージャ15と、排気経路におけるタービン23の下流側に設けられ、排気が流れる第2排気管25と、を備える内燃機関の排気装置において、排気経路におけるタービン23の出口には第1サイドブランチ33、第2サイドブランチ34を有するサイドブランチ型消音器24が接続されており、エンジンから排出されてタービン23を通過する排気は、サイドブランチ型消音器24を介して第2排気管へと流入する。【選択図】 図2

Description

この発明は、ターボチャージャおよび排気管を備えた内燃機関の排気装置に関する。
内燃機関の排気装置に関係する従来技術としては、例えば、特許文献1に開示されたサイドブランチ型サイレンサーが知られている。特許文献1に開示されたサイドブランチ型サイレンサーは、減音する周波数帯域を広げるために、減音させようとする周波数の波長λに対し、その長さλ(2n−1)/4もしくはその前後のブランチを2本以上取り付けている。そして、このサイドブランチ型サイレンサーは、このブランチの取り付け間隔を減音させようとする周波数の波長λに対し、λ(2n−1)/4もしくはその前後にとっている。
実開昭50−11104号公報
ところで、ターボチャージャを備えた内燃機関では、燃焼後の排気は、ターボチャージャのタービンを通過した後、排気管を通って外部へ排出される。ターボチャージャから排気管を通る排気には圧力脈動が生じている。排気の圧力脈動は、排気管を振動させ易くする複数の周波数を含んでいる場合がある。排気管を振動させ易くする複数の周波数を含む圧力脈動は、排気管に共振(共鳴)を発生させ、排気管において振動や異音を発生させる。特に、内燃機関が車両に搭載される場合、取り付け先である車体に合わせて製作された排気管は強度やスペースの制約を受けるので、特許文献1のサイドブランチ型サイレンサーを排気管に適用することは困難である。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、排気管の構造を殆ど変更することなく、排気の圧力脈動による排気管の騒音を低減することが可能な内燃機関の排気装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、エンジンから排出される排気が流れる排気経路に設けられたタービンを有するターボチャージャと、前記排気経路における前記タービンの下流側に設けられ、排気が流れる排気管と、を備える内燃機関の排気装置において、前記排気経路における前記タービンの出口にはサイドブランチを有するサイドブランチ型消音器が接続されており、前記エンジンから排出されて前記タービンを通過した排気は、前記サイドブランチ型消音器を介して前記排気管へと流入することを特徴とする。
本発明では、サイドブランチを有するサイドブランチ型消音器が、排気経路におけるターボチャージャのタービンの出口に接続されている。このため、エンジンから排出されてタービンを通過した排気に含まれ、排気管を共振させ易くする特定の周波数は、サイドブランチによる共鳴によって消音される。従って、サイドブランチ型消音器を排気経路におけるターボチャージャのタービンの出口に接続したことにより、排気管の構造を殆ど変更することなく排気管に発生する騒音を低減できる。
また、上記の内燃機関の排気装置において、前記サイドブランチ型消音器は、前記排気が流れる排気通路を備える消音器本体と、前記消音器本体に備えられ、前記排気通路に連通する長さの異なる複数の前記サイドブランチと、を有している構成としてもよい。
この場合、排気管を共振させ易くする特定の周波数がタービンを通過した排気に複数含まれる場合でも、複数の特定の周波数に合わせて設けた長さの異なるサイドブランチによって複数の特定の周波数を消音することができる。
また、上記の内燃機関の排気装置において、前記消音器本体は、前記排気通路の径方向外側へ向けて拡大するフランジ部を有し、前記フランジ部に前記サイドブランチが形成されている構成としてもよい。
この場合、消音器本体は、消音器本体の径方向外側へ向けて拡大するフランジ部を有することにより、サイドブランチ型消音器の排気経路の延在方向の長さを長くすることなくサイドブランチを設けることができる。
本発明によれば、排気管の構造を殆ど変更することなく、排気の圧力脈動による排気管の騒音を低減することが可能な内燃機関の排気装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る内燃機関の排気装置の概要を示す構成図である。 本発明の実施形態に係るサイドブランチ型消音器の縦断面図である。 本発明の実施形態に係るサイドブランチ型消音器の分解斜視図である。 (a)は排気圧力の周波数と圧力脈動の強さとの関係を模式的に示すグラフ図であり、(b)は第2排気管における排気放射音の周波数と排気放射音の強さとの関係を模式的に示すグラフ図である。
以下、本発明の実施形態に係る内燃機関の排気装置について図面を参照して説明する。本実施形態の内燃機関は、直列4気筒のコモンレール式のディーゼルエンジンであり、車両に搭載される車載用エンジンである。
図1に示すディーゼルエンジン10は、エンジン本体11と、エアクリーナ12と、インタークーラ13と、吸気マニホールド14と、ターボチャージャ15と、排気マニホールド16と、を備えている。エンジン本体11は、複数の気筒17を備えるほか、コモンレール(図示せず)と、複数のインジェクタ(図示せず)と、を備えている。
エアクリーナ12は、第1吸気管18の一方の端部に接続されており、ディーゼルエンジン10の外部から吸入される空気から異物を除去する。第1吸気管18の他方の端部は、ターボチャージャ15のコンプレッサ19の入口に接続される。コンプレッサ19の出口は、第2吸気管20の一方の端部に接続されている。コンプレッサ19の詳細については後述する。
第2吸気管20の他方端は、インタークーラ13の入口に接続されている。インタークーラ13は、第2吸気管20を流通する空気を冷却する空冷式あるいは水冷式の熱交換器である。インタークーラ13の出口は、第3吸気管21の一方の端部に接続されている。第3吸気管21の他方の端部は、吸気マニホールド14に接続されている。吸気マニホールド14は、エンジン本体11の複数の気筒17の各々の吸気ポートに連結されている。
排気マニホールド16は、エンジン本体11の複数の気筒17の各々の排気ポートに連結されている。排気マニホールド16は、第1排気管22の一方の端部に接続されている。第1排気管22の他方の端部は、ターボチャージャ15のタービン23の入口に接続されている。そのため、各気筒17の排気ポートから排出される排気は、排気マニホールド16に集められた後、第1排気管22を通じてタービン23に供給される。第1排気管22は鉄系材料により形成されている。
ターボチャージャ15は、コンプレッサ19と、タービン23と、を有している。タービン23の出口は、サイドブランチ型消音器24の一方の端部に接続されている。サイドブランチ型消音器24の他方の端部は、第2排気管25の一方の端部に接続されている。サイドブランチ型消音器24の詳細については後述する。第2排気管25は鉄系材料により形成されている。タービン23を通過した排気はサイドブランチ型消音器24を介して第2排気管25へと流入し、第2排気管25から車外に排出される。ディーゼルエンジン10から排出される排気が流れる排気経路は、排気マニホールド16と、第1排気管22と、ターボチャージャ15と、サイドブランチ型消音器24と、第2排気管25と、により構成されている。第1排気管22および第2排気管25は耐熱性を有する鉄系材料により形成されている。
コンプレッサ19のハウジング26内にはコンプレッサホイール27が収納され、タービン23のハウジング28内にはタービンホイール29が収容されている。コンプレッサホイール27とタービンホイール29とは、連結軸30によって連結され、コンプレッサホイール27、タービンホイール29および連結軸30は一体的に回転する。コンプレッサホイール27は、タービンホイール29に供給される排気の排気エネルギによって回転駆動される。
コンプレッサ19は、タービンホイール29によって回転駆動されることによって、コンプレッサ19よりも上流側の吸気を過給して第2吸気管20に供給する。これにより、コンプレッサ19よりも下流側の吸気の圧力は、過給前の吸気の圧力よりも高められる。
本実施形態のディーゼルエンジン10の排気装置は、ターボチャージャ15と、第1排気管22と、第2排気管25と、を備えているほか、サイドブランチ型消音器24を備えている。ターボチャージャ15からの圧力脈動のある排気には第2排気管25を共振させ易くする複数の周波数を含んでいるが、サイドブランチ型消音器24は、この複数の周波数を消音するために設けられている。
図2に示すように、サイドブランチ型消音器24は、排気が流れる排気通路32を備える消音器本体31と、消音器本体31に備えられ、排気通路32に連通する第1サイドブランチ33と、第2サイドブランチ34と、を有している。消音器本体31は、ターボチャージャ15側に位置する第1本体部材35と、第1本体部材35に接合され、第2排気管25側に位置する第2本体部材36と、を有している。第1本体部材35および第2本体部材36は、第2排気管25と同じ鉄系材料を切削加工することによって形成されている。図2における矢印Fは排気の流れを示す。
第1本体部材35は、タービン23の出口に接続される。第1本体部材35は、排気通路32を形成する筒部37と、筒部37のターボチャージャ15に接続される端部には、タービン側フランジ部38が形成されている。図3に示すように、タービン側フランジ部38は、タービン23と接続するために筒部37の外周面から径方向外側へ延在する鍔状の部材である。タービン側フランジ部38には、締結用のボルト40Aを挿通する通孔39が形成されている。図2に示すように、タービン側フランジ部38は、ボルト40Aおよびナット40Bによりタービン23と接続されている。
筒部37の第2本体部材36側の端部には、第1フランジ部41が形成されている。第1フランジ部41は、次に説明する第2本体部材36の第2フランジ部51に接合されることにより、サイドブランチ用のフランジ部を形成する。図3に示すように、第1フランジ部41は、筒部37の外周面から径方向外側へ延在する鍔状の部材である。第1フランジ部41の端面には、第1サイドブランチ33の半分の容積を形成する凹部42と、第2サイドブランチ34の半分の容積を形成する凹部43が形成されている。第1フランジ部41には、通孔44が凹部42、43と干渉しない位置に形成されている。通孔44には第1本体部材35を第2本体部材36に接合するための締結用のボルト45Aが挿通される。
第2本体部材36は、第2排気管25と接続されている。第2本体部材36は、排気通路32を形成する筒部47と、筒部47の第2排気管25に接続される端部には、排気管側フランジ部48が形成されている。排気管側フランジ部48は、第2排気管25と接続するために筒部47の外周面から径方向外側へ延在する鍔状の部材である。図2、図3に示すように、排気管側フランジ部48には、締結用のボルト50Aを挿通する通孔49が形成されている。図2に示すように、排気管側フランジ部48は、ボルト50Aおよびナット50Bにより第2排気管25と接続されている。
筒部47の第1本体部材35側の端部には、第2フランジ部51が形成されている。第2フランジ部51は、第1本体部材35の第1フランジ部41に接合されることにより、サイドブランチ用のフランジ部を形成する。第2フランジ部51は、筒部47の外周面から径方向外側へ延在する鍔状の部材であり、第2フランジ部51の端面には、第1サイドブランチ33の半分の容積を形成する凹部52と、第2サイドブランチ34の半分の容積を形成する凹部53が形成されている。第2フランジ部51には、通孔54が凹部52、53と干渉しない位置に形成されている。通孔54には第1本体部材35を第2本体部材36に接合するためのボルト45Aが挿通される。図2に示すように、第2本体部材36は、ボルト45Aおよびナット45Bにより第1本体部材35に接続されている。
図2に示すように、第1フランジ部41および第2フランジ部51が互いに接合された状態では、フランジ部には第1サイドブランチ33および第2サイドブランチ34が形成されている。第1サイドブランチ33および第2サイドブランチ34の深さ(長さ)方向は、排気通路32における排気の流れ方向と直交する方向である。本実施形態では、第1サイドブランチ33はフランジ部内において下方へ延在し、第2サイドブランチ34はフランジ部内において上方へ延在している。因みに、第1サイドブランチ33および第2サイドブランチ34の位置は、フランジ部の径方向において位置が異なっていれば上下方向に限らず自由である。第1サイドブランチ33および第2サイドブランチ34は、フランジ部の径方向において互いに異なる位置に形成されており、排気の流れ方向に対して同じ位置となっている。このため、サイドブランチ型消音器24の排気の流れ方向の長さは比較的短い。
第1サイドブランチ33および第2サイドブランチ34の長さ(深さ)は、次の数式により決定する。
fn=〔(2n−1)/4〕×c/L
(n=1、2、3・・・)
fn:共鳴周波数、c:音速、L:補正後のサイドブランチの長さである。ここで、ターボチャージャ15を通過した排気には、圧力脈動により第2排気管25を共振させ易い複数の周波数が含まれている。この圧力脈動による発生する周波数は、ディーゼルエンジン10の回転数とともに変化し、広い周波数域にわたっているが、第2排気管25を共振させ易い複数の周波数を減衰することにより、第2排気管25における振動および異音を防止する。
第2排気管25を共振させ易い複数の周波数fn1、fn2とし、例えば、周波数fn1が6kHzとすると、第1サイドブランチ33の長さL1は約14mmとなる。さらに、周波数fn2が12kHzとすると、第2サイドブランチ34の長さL2は約7mmとなる。この場合、例えば、フランジ部の半径を20mmとすれば、第1サイドブランチ33および第2サイドブランチ34をフランジ部に設けることが可能である。なお、第1サイドブランチ33および第2サイドブランチ34の内径は、一定の内径以上であればよく、例えば、排気通路32の内径の半分程度でよい。
次に、本実施形態のディーゼルエンジン10の排気装置の作用について説明する。ディーゼルエンジン10が運転されている状態では、タービンホイール29が燃焼後の排気により回転され、タービンホイール29の回転とともにコンプレッサホイール27が回転される。第1吸気管18を通じてコンプレッサ19に導入された吸気はコンプレッサ19において圧縮され、圧縮された空気は、第2吸気管20、インタークーラ13、第3吸気管21、吸気マニホールド14を経て気筒17内に導入される。気筒17内では燃料が噴射されて自己着火により燃焼され、燃焼後の排気は排気マニホールド16、第1排気管22を通じてタービン23へ供給される。
タービンホイール29を回転させた排気は、ターボチャージャ15を通過した後、サイドブランチ型消音器24、第2排気管25を経て車外へ排出される。ターボチャージャ15を通過した排気には、圧力の脈動(圧力脈動)が生じている。
図4(a)は、排気圧力の周波数(Hz)と圧力脈動の強さ(dB)との関係を模式的に示すグラフ図である。図4(b)は第2排気管25における排気による放射音(以下「排気放射音」と表記する)の周波数と排気放射音の強さとの関係を模式的に示すグラフ図である。図4(a)では、ターボチャージャ15からの排気の圧力脈動の強さが破線にて示す比較例のように一定である場合、第2排気管25を共振させ易くする複数の周波数(fn1、fn2)を含まれている。この比較例の場合、図4(b)では、破線にて示すように、複数の周波数(fn1、fn2)に対応する排気放射音が共振により著しく大きくなる。
本実施形態のサイドブランチ型消音器24は、第1サイドブランチ33、第2サイドブランチ34による共鳴によって、排気に含まれ、第2排気管25を振動させ易くする複数の周波数(fn1、fn2)を消音する。従って、周波数(fn1、fn2)の消音により、図4(a)に示すように、周波数(fn1、fn2)を含む周波数帯における圧力脈動の強さが比較例と比較して大きく低減される。このため、図4(b)では、サイドブランチ型消音器24により周波数(fn1、fn2)が消音されているので、周波数(fn1、fn2)を含む周波数帯に対応する排気放射音の強さは比較例と比べて大きく低減される。つまり、サイドブランチ型消音器24による周波数(fn1、fn2)の消音により、第2排気管25の共振は防止され、共振による第2排気管25の振動や異音は殆ど無くなる。
本実施形態のディーゼルエンジン10の排気装置は以下の作用効果を奏する。
(1)排気経路におけるタービン23の出口には、サイドブランチを有するサイドブランチ型消音器24が接続されている。このため、ターボチャージャ15を通過した排気に含まれている第2排気管25を共振させる特定の周波数帯は、サイドブランチによる共鳴によって消音される。従って、サイドブランチ型消音器24を排気経路におけるタービン23の出口に接続したことにより、第2排気管25の構造を変更することなく第2排気管25に発生する騒音を低減できる。
(2)サイドブランチ型消音器24は、排気が流れる排気通路32を備える消音器本体31と、消音器本体31に備えられ、排気通路32に連通する長さの異なる第1サイドブランチ33と第2サイドブランチ34と、を有している。このため、第2排気管25を共振させる複数の特定の周波数帯(fn1、fn2)がタービン23を通過した排気に含まれる場合でも、第1サイドブランチ33、第2サイドブランチ34によって複数の周波数帯(fn1、fn2)を消音することができる。
(3)消音器本体31は、消音器本体31の径方向外側へ向けて拡大するフランジ部を有し、フランジ部に第1サイドブランチ33、第2サイドブランチ34が形成されている。このため、消音器本体31は、消音器本体31の径方向外側へ向けて拡大するフランジ部を有することにより、第1サイドブランチ33および第2サイドブランチ34をフランジ部において排気の流れ方向に対して同じ位置とすることができる。このため、サイドブランチ型消音器24の排気経路の延在方向の長さを長くすることなくサイドブランチを設けることができる。
(4)消音器本体31にフランジ部を設けたことにより、第1サイドブランチ33および第2サイドブランチ34の位置は、フランジ部の径方向において位置が異なっていれば、上下方向に限らず自由な位置に設けることができる。また、消音器本体31は、第1本体部材35と、第1本体部材35に接合される第2本体部材36と、の接合により形成されるので、第1サイドブランチ33および第2サイドブランチ34をフランジ部に設け易い。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、複数のサイドブランチを備えたサイドブランチ型消音器としたが、この限りではない。サイドブランチ型消音器が有するサイドブランチは1つでもよく、あるいは3つでもよい。サイドブランチは1つ以上であればよい。
○ 上記の実施形態では、ブランチ型消音器の消音器本体は鉄系材料を切削加工することにより形成されたが、消音器本体は、鋳造により形成してもよい。また、排気管と同じ鉄系材料としたがこの限りではない。例えば、排気管と異なる耐熱性を有する金属材料であってもよい。
○ 上記の実施形態では、第1本体部材と第2本体部材からなる消音器本体とし、消音器本体にフランジ部を設けるようにしたが、この限りではない。消音器本体は単一の部材であってもよい。また、フランジ部を設けることなく、消音器本体にサイドブランチを設けるようにしてもよい。
10 ディーゼルエンジン
11 エンジン本体
15 ターボチャージャ
19 コンプレッサ
23 タービン
24 サイドブランチ型消音器
25 第2排気管
31 消音器本体
32 排気通路
33 第1サイドブランチ
34 第2サイドブランチ
35 第1本体部材
36 第2本体部材
41 第1フランジ部
51 第2フランジ部

Claims (3)

  1. エンジンから排出される排気が流れる排気経路に設けられたタービンを有するターボチャージャと、
    前記排気経路における前記タービンの下流側に設けられ、排気が流れる排気管と、を備える内燃機関の排気装置において、
    前記排気経路における前記タービンの出口にはサイドブランチを有するサイドブランチ型消音器が接続されており、
    前記エンジンから排出されて前記タービンを通過した排気は、前記サイドブランチ型消音器を介して前記排気管へと流入することを特徴とする内燃機関の排気装置。
  2. 前記サイドブランチ型消音器は、
    前記排気が流れる排気通路を備える消音器本体と、
    前記消音器本体に備えられ、前記排気通路に連通する長さの異なる複数の前記サイドブランチと、を有していることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気装置。
  3. 前記消音器本体は、前記排気通路の径方向外側へ向けて拡大するフランジ部を有し、
    前記フランジ部に前記サイドブランチが形成されていることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の排気装置。
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