JP2019163079A - 定温保管輸送容器および輸送方法 - Google Patents

定温保管輸送容器および輸送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】凹凸構造のみにより側壁部と底板部との気密性を向上させる。【解決手段】本発明の定温保管輸送容器は、凹凸構造(A)を介して互いに連結した側壁部(5)および底板部(2)を備え、凸条(8)の任意の部分(X1〜X3)での突出方向を規定する複数の軸線(C1〜C3)のうち、底板部(2)の法線(D)と交差する軸線(C1、C2)が少なくとも1つ存在する構成である。【選択図】図3

Description

本発明は、定温保管輸送容器および輸送方法に関する。
医薬品、医療機器、検体、臓器及び化学物質並びに食品等の物品の中には、輸送や運搬の際に品質を保持するために、所定温度範囲内で保温又は保冷を必要とするものがある。従来、このような温度管理が必要な物品(以下、「温度管理対象物品」という。)を保温又は保冷する方法として、断熱性を有する輸送容器内に、予め凝固又は融解させた蓄熱材又は蓄冷材を収納配置して前記物品を収容する方法が知られている。この方法では、蓄熱材又は蓄冷材の融解潜熱を利用して保温又は保冷している。
このような温度管理対象物品の保温又は保冷に用いられる定温保管輸送容器として、例えば特許文献1に記載のクーラーボックスが挙げられる。特許文献1に記載のクーラーボックスは、組み立て式である。そして、クーラーボックスを構成する壁のうち、少なくとも5面の壁は、クーラーボックス用板材で構成されている。このクーラーボックス用板材は、クーラーボックスの外面を形成する外板と、クーラーボックスの内面を形成する内板と、外板と内板との間に位置して断熱機能を担う中空部と、他のクーラーボックス用板材に当接する側面部と、を備えている。特許文献1に記載のクーラーボックスでは、クーラーボックス用板材の側面部は、他のクーラーボックス用板材の側面部と嵌め合い可能な形状をなす嵌合部を有している。
特開2014−189307号公報
しかしながら、特許文献1に記載のクーラーボックスでは、クーラーボックス用板材と他のクーラーボックス用板材とを互いに離間するように水平方向に移動した場合、嵌合部は、当該嵌合部を構成する凹部および凸部同士が離間する構成となっている。すなわち、嵌合部の構成のみにより、クーラーボックス用板材と他のクーラーボックス用板材とが嵌め合った状態を保持できない構成となっている。それゆえ、組立て後のクーラーボックスをリフト等で運搬するに際し、水平方向の振動によりクーラーボックス用板材同士が外れるという問題がある。その結果、特許文献1に記載のクーラーボックスは、クーラーボックス用板材同士に隙間が生じ気密性が低下し、断熱効果が低下してしまう。
特許文献1に記載の技術では、クーラーボックス用板材と他のクーラーボックス用板材とが嵌め合った状態を保持するために、別途固定具が備えられている。このため、部品点数が増加するという問題がある。
本発明の一態様は、凹部および当該凹部に挿入される凸部からなる凹凸構造のみにより側壁部と底板部との気密性を向上させることが可能な定温保管輸送容器および輸送方法を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の態様1に係る定温保管輸送容器は、温度管理対象物品を収容する矩形箱状の組み立て式の定温保管輸送容器であって、水平方向に延伸された凹部および当該凹部に挿入される凸部で構成される凹凸構造と、前記凹凸構造を介して互いに連結した側壁部および底板部と、を備え、前記凸部の任意の部分での突出方向を規定する複数の軸線のうち、前記底板部の法線と交差する軸線が少なくとも1つ存在することを特徴としている。
本発明の態様2に係る定温保管輸送容器は、態様1において、前記凸部の先端の突出方向を規定する前記軸線は、前記定温保管輸送容器の外側を向いていることが好ましい。
本発明の態様3に係る定温保管輸送容器は、態様1または2において、前記凸部を構成する面のうち、前記側壁部または前記底板部における前記凸部が形成された凸部形成面とのなす角度が鋭角である傾斜面は、前記凹部の内壁面と、少なくとも一部で接していることが好ましい。
本発明の態様4に係る定温保管輸送容器は、態様1〜3において、前記凸部は、円弧状に湾曲していることが好ましい。
本発明の態様5に係る定温保管輸送容器は、温度管理対象物品を収容する矩形箱状の組み立て式の定温保管輸送容器であって、水平方向に延伸された凹部および当該凹部に挿入される凸部で構成される凹凸構造と、前記凹凸構造を介して互いに連結した側壁部および底板部と、を備え、前記水平方向に垂直な断面形状において、前記凸部の幅が最も大きくなった最広部の幅は、前記凹部の開口寸法よりも大きく、前記凸部には、根元へ向かって切込み部が形成されていることを特徴としている。
本発明の態様6に係る定温保管輸送容器は、態様5において、前記水平方向に垂直な断面形状において、前記切込み部が収縮した状態での前記最広部の幅は、前記凹部の開口寸法と同じであることが好ましい。
本発明の態様7に係る定温保管輸送容器は、態様1〜6において、前記水平方向に垂直な断面形状において、前記凸部の根元の幅は、前記凹部の開口寸法以下であることが好ましい。
本発明の態様8に係る定温保管輸送容器は、態様1〜7において、前記凸部および前記凹部は、互いに嵌合していることが好ましい。
本発明の態様9に係る定温保管輸送容器は、態様1〜8において、前記凹凸構造は、前記凹部または前記凸部が、前記底板部に対して上側から差し込まれる構造であることが好ましい。
本発明の態様10に係る定温保管輸送容器は、態様1〜9において、前記凸部は、前記側壁部の下端に設けられ、前記凹部は、前記底板部に設けられていることが好ましい。
本発明の態様11に係る定温保管輸送容器は、態様1〜10において、前記側壁部及び前記底板部の少なくとも一方に、外気遮断部が形成されていることが好ましい。
本発明の態様12に係る輸送方法は、態様1〜11の定温保管輸送容器に、温度管理対象物品を収容して輸送することを特徴としている。
本発明の態様1〜12によれば、凹部および当該凹部に挿入される凸部からなる凹凸構造のみにより側壁部と底板部との気密性を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係る定温保管輸送容器の概略構成を示す分解斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る定温保管輸送容器の組立て途中の構成を示す縦断面図であり、(b)は、本発明の実施形態1に係る定温保管輸送容器における側壁部と底板部とを連結する凹凸構造の構成を示す拡大縦断面図であり、(c)は本発明の実施形態1に係る定温保管輸送容器の組立て後の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施形態1に係る定温保管輸送容器における凹凸構造の構成を説明するための断面図であり、(a)は、従来の凹凸構造の構成を示す断面図であり、(b)は、本発明の実施形態1に係る定温保管輸送容器の凹凸構造の構成を示す断面図であり、(c)は、凹凸構造における凸条の特徴的構成を説明するための断面図であり、(d)は、側壁部の変形例を示す断面図であり、(e)は、本発明の実施形態1に係る定温保管輸送容器の凹凸構造の変形例を示す断面図である。 凹凸構造における凸条の先端の突出方向を規定する軸線の配置を説明するための断面図である。 (a)および(b)は、凹凸構造の他の構成例を示し、(a)は、凸条が凹溝に挿入される前の状態を示し、(b)は、凸条が凹溝に挿入され側壁部と底板部とが密着した状態を示す。(c)は、好ましくない凹凸構造の構成例を示す断面図である。 (a)は、本発明の実施形態2に係る定温保管輸送容器に備えられた凹凸構造の構成を示す縦断面図であり、(b)は、凹凸構造の凸条の凹溝に挿入される前の状態を示す縦断面図であり、(c)は、側壁部の厚さ方向において凸条が収縮した状態を示す縦断面図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態3に係る定温保管輸送容器における底板部および側壁部の概略構成を示す断面図である。 (a)および(b)は、図7の(a)および(b)に示す外気遮断部の変形例を示す断面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る定温保管輸送容器1の概略構成を示す分解斜視図である。また、図2の(a)は、組立て途中の定温保管輸送容器1の構成を示す縦断面図であり、図2の(b)は、側壁部と底板部とを連結する凹凸構造Aの構成を示す拡大縦断面図である。また、図2の(c)は、組立て後の定温保管輸送容器1の構成を示す縦断面図である。
図1および図2の(a)〜(c)に示されるように、定温保管輸送容器1は、温度管理対象物品を収納する矩形箱状の容器であり、上面が開口した容器本体Xと、容器本体Xの上面の開口を閉塞する天板部7とから構成されている。容器本体Xは、底板部2と、側壁部3、4、5、および6とにより構成されている。底板部2、側壁部3、4、5、および6、並びに天板部7は、断熱材からなり、平面視矩形形状である。
底板部2は、側壁部3、4、5、および6と分離可能な矩形状板材により構成されている。また、側壁部3、4、5、および6はそれぞれ、矩形状板材により構成されている。側壁部3、4、5、および6を構成する矩形状板材は、互いに分離可能となっている。ここで、側壁部3、4、5、および6を構成する矩形状板材それぞれについて、厚さを規定する方向を厚さ方向とし、底板部2に対して立設したときの鉛直方向の高さを規定する方向を高さ方向と称する。そして、高さ方向および厚さ方向の両方に垂直な方向を幅方向または水平方向と称する。
底板部2、並びに側壁部3、4、5、および6は、凹凸構造Aにより連結している。また、側壁部3、4、5、および6は互いに凹凸嵌合部Bにより連結している。また、側壁部3、4、5、および6それぞれの上端部は、天板部7と嵌合する構造になっている。
凹凸構造Aは、底板部2と側壁部3、4、5、および6それぞれの下端部との対向部分に形成されている。凹凸構造Aは、側壁部3、4、5、および6それぞれの水平方向の一端から他端の全長にわたって延伸している。
また、凹凸嵌合部Bは、側壁部3、4、5、および6を構成する矩形状板材において、互いに隣接する矩形状板材の対向部分に、高さ方向上下全長にわたって形成されている。この凹凸嵌合部Bは、高さ方向に伸びる鉛直凹溝13と鉛直凹溝13に嵌合する鉛直凸条14とにより構成されている。鉛直凹溝13および鉛直凸条14はそれぞれ、互いに隣接する側壁部同士が嵌合するように、側壁部3、4、5、および6に対応して形成されている。すなわち、側壁部3、4、5、および6には、それぞれ隣接する側壁部に相互に対向する2面の一方に鉛直凹溝13が形成され、2面の他方に鉛直凸条14が形成されている。側壁部3、4、5、および6における鉛直凹溝13および鉛直凸条14の形成箇所は、特に限定されない。組立てをより簡潔にする点では、互いに対向する1対の側壁部に鉛直凹溝13のみが形成され、残りの1対の側壁部に鉛直凸条14のみが形成されていることが好ましい。より具体的には、鉛直凹溝13は、側壁部4における側壁部3および5それぞれと対向する面と、側壁部6における側壁部3および5それぞれと対向する面と、に形成されている。鉛直凸条14は、側壁部3における側壁部4および6それぞれと対向する面と、側壁部5における側壁部4および6それぞれと対向する面と、に形成されている。
このように定温保管輸送容器1では、側壁部3、4、5、および6それぞれの下端部には凹凸構造Aにより底板部2が嵌合し、側壁部3、4、5、および6同士は凹凸嵌合部Bにより嵌合し、側壁部3、4、5、および6それぞれの上端部には天板部7が嵌合する。それゆえ、定温保管輸送容器1の内部は、密閉された空間となる。
ここで、定温保管輸送容器1の素材としては、断熱性を有するものであれば特に限定されず、発泡プラスチックや真空断熱材が好適に用いられる。発泡プラスチックとしては、具体的には、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリウレタンを発泡させたものが用いられる。また、真空断熱材としては、例えば、芯材にシリカ粉やグラスウール、ガラス繊維等を用いたものが用いられる。
さらに、定温保管輸送容器1は、発泡プラスチックと真空断熱材との組合せにより構成されていてもよい。その場合には、発泡プラスチックからなる容器本体X及び/又は天板部7の外面又は内面を真空断熱材で覆う、あるいは、容器本体X及び天板部7を構成する壁の内部に真空断熱材を埋設させることにより、断熱性能の高い輸送容器が得られる。
また、側壁部3、4、5、および6の内面には、蓄熱材および蓄冷材の少なくとも一方である収納材Tを収容可能な収容凹部10、10、・・・が設けられている。また、天板部7の下面には、収納材Tを収容可能な収容凹部11、11、・・・が設けられている。また、底板部2の上面には、収納材Tを収容可能な収容凹部12、12、・・・が設けられている。
また、天板部7に付着した結露が落下して温度管理対象物品にあたらないように、天板部7における容器内側の面は、一方向に傾斜した傾斜面であってもよい。また、天板部7における容器内側の面に、結露を吸収する吸水性樹脂が設けられていてもよい。
次に、図1および図2の(a)〜(c)を参照して、定温保管輸送容器1の組立方法について説明する。
まず、鉛直凹溝13が形成された側壁部4を底板部2に立設する。側壁部4を構成する矩形状板材を、凹凸構造Aを嵌合させることにより底板部2に連結する。このとき、側壁部4を構成する矩形状板材の下端部を底板部2当接させ、この当接部分を起点として外側から内側へ回動させて、底板部2に対して鉛直方向上側から凹凸構造Aを嵌合することにより、底板部2に対して垂直に側壁部4が立設した構造を組立てることができる。
次いで、側壁部4に対向する、鉛直凹溝13が形成された側壁部6を、側壁部4を立設したときと同様の方法で、底板部2に立設する。
次いで、側壁部4および6に隣接する側壁部3を底板部2に立設する。このとき、側壁部3を構成する矩形状板材の下端部の鉛直凹溝13に側壁部4および6の下端部を挿入し、側壁部4および6と側壁部3と凹凸嵌合部Bにより一部嵌合させておく。そして、この状態で、側壁部4を構成する矩形状板材の下端部を底板部2当接させ、この当接部分を起点として外側から内側へ回動させて、底板部2に対して鉛直方向上側から凹凸構造Aを嵌合する。これにより、底板部2に対して垂直に側壁部3、4、および6が立設した構造を組立てることができる。
上記と同様にして、側壁部4および6に隣接する側壁部5を底板部2に立設する。
このように側壁部3、4、5、および6が底板部2に対して立設して容器本体Xが形成される。
なお、定温保管輸送容器1の組立方法は、上述した方法に限定されない。凹凸嵌合部Bを構成する鉛直凹溝13および鉛直凸条14の形成箇所に応じて、側壁部3、4、5、および6の設置の順番を適宜変更することができる。例えば、次の順番で側壁部3、4、5、および6を設置してもよい。互いに対向する側壁部3および5を構成する2枚の矩形状板材を凹凸構造Aにより底板部2に嵌合させる。次いで、側壁部4を構成する矩形状板材、および側壁部6を構成する矩形状板材を順次底板部2に嵌合させる。好ましくは、上述したように、鉛直凸条14が形成された側壁部3および5よりも先に鉛直凹溝13が形成された側壁部4および6を、底板部2に立設する。
このように組み立てられた容器本体Xの上端部に天板部7を嵌合させることにより、定温保管輸送容器1が完成する。
ところで、定温保管輸送容器1をリフトなどで搬送したとき、振動等により、凹凸構造Aによる底板部2と側壁部3、4、5、および6それぞれとの連結が弱くなり、側壁部3、4、5、または6が底板部2から離れる場合がある。その結果、定温保管輸送容器1を構成する側壁部3〜6と底板部2との気密性が悪くなる。
本実施形態に係る定温保管輸送容器1では、凹凸構造Aにより側壁部3〜6と底板部2との気密性が良好になっている。以下、凹凸構造Aについて、詳述する。なお、以下では、底板部2と側壁部5との間に形成された凹凸構造Aについて、説明する。底板部2と側壁部4〜6との間に形成された凹凸構造Aは、底板部2と側壁部5との間に形成された凹凸構造Aと同一であるので、説明を省略する。
図3は、凹凸構造Aの構成を説明するための断面図であり、図3の(a)は、従来の凹凸構造の構成を示す断面図であり、図3の(b)は、本実施形態に係る定温保管輸送容器1の凹凸構造Aの構成を示す断面図である。また、図3の(c)は、凹凸構造Aにおける凸条8の特徴的構成を説明するための断面図である。図3の(a)〜(c)は、側壁部5の幅方向に対して垂直な断面形状(以下、縦断面形状と称することもある)を示す断面図である。
図3の(b)に示されるように、側壁部5の下端には幅方向に延伸した凸条8(凸部)が形成されている。凸条8は、高さ方向に突出した構成であり、側壁部5の幅方向の一端から他端の全長にわたって形成されている。また、底板部2の上面における側壁部5と対向する領域には、凹溝9(凹部)が形成されている。凹溝9は、凸条8が挿入されるように、凸条8と平行になるように形成されている。対応する凸条8および凹溝9が凹凸構造Aを構成する。
なお、本実施形態では、側壁部5と底板部2との対向部分に凹凸構造Aが形成されている構成であれば、図3の(b)に示す構成に限定されない。例えば、凸条8が底板部2に形成され、凹溝9が側壁部5に形成された構成であってもよい。
図3の(a)に示される従来の構成では、凸条8’の縦断面形状は、基端(根元)側から先端側へ向かって鉛直方向に突出した形状となっている。また、凹溝9’は、凸条8’に嵌め込まれる形状となっている。このような従来の構成における、凸条8’と凹溝9’との嵌合構造は、鉛直方向の振動に対して強度が弱い構造となっており、凸条8’と凹溝9’とが離間しやすくなっている。
そこで、図3の(b)に示される構成では、凸条8の縦断面形状は、鉛直方向に対して傾斜した形状となっている。そして、凹溝9の縦断面形状は、凸条8が挿入されるように、傾斜した形状となっている。より具体的には、図3の(c)に示されるような、凸条8の縦断面形状における任意の部分X〜Xでの突出方向を規定する軸線C〜Cについて考える。図3の(c)に示されるように、本実施形態では、軸線C〜Cのうち、底板部2の法線Dと交差する少なくとも1つの軸線CおよびCが存在する。ここで、凸条8の縦断面形状において、凸条8の突出方向を規定する軸線とは、基端(根元)81から先端82までの任意の中央点の集合を意味する。それゆえ、凸条8の突出方向を規定する軸線は曲線であり得る。また、任意の部分での突出方向を規定する軸線とは、上述した「凸条8の突出方向を規定する軸線」における任意の中央点(例えば部分X〜X)での突出方向を規定する軸線(例えば、軸線C〜C)を意味する。例えば、凸条8の突出方向を規定する軸線が曲線である場合、任意の部分での突出方向を規定する軸線は、曲線の任意の部分での接線である。
このように、本実施形態では、凸条8は、縦断面形状において、底板部2の法線Dと交差する少なくとも1つの軸線CおよびCが存在する。そして、凹溝9は、凸条8に嵌合する形状である。それゆえ、凸条8と凹溝9とにより構成される凹凸構造Aは、鉛直方向の振動に対して強度が強く、側壁部5と底板部2とが離間しにくい構造となる。したがって、側壁部5と底板部2との気密性が高い定温保管輸送容器1を実現できる。
また、縦断面形状において、凸条8は、円弧上に湾曲している。図3の(b)および(c)に示されるように、凸条8は、円弧状に湾曲した湾曲面83を有する。凹凸構造Aを介して側壁部5を構成する矩形状板材を底板部2に嵌合する際に、凸条8は、湾曲面83の円弧形状に沿って凹溝9に嵌合することになる。このため、凸条8と凹溝9とを位置合わせし、側壁部5の厚さ方向の2つの縁部のうち1つの縁部を起点として、倒れた状態の矩形状板材(側壁部5)を上側へ回転させれば、湾曲面83の円弧形状の作用により凸条8と凹溝9は嵌合する。それゆえ、側壁部5と底板部2との嵌合のために、側壁部5の移動にかかる労力を低減することができる。
なお、湾曲面83の曲率半径や中心角は、定温保管輸送容器1の寸法などに応じて適宜設定可能である。例えば、定温保管輸送容器1の寸法がW1100mm×D1100mm×H1350mmである場合、湾曲面83の曲率半径は、R100〜R150であることが好ましく、R125(mm)〜R135(mm)であることが特に好ましい。また、湾曲面83の中心角は、15度〜20度であることが好ましく、17度〜18度であることが特に好ましい。
また、側壁部5の構造は、凹凸構造Aを構成する凸条8および凹溝9の何れかが、底板部2との対向部分に形成されていれば、特に限定されない。例えば、図3の(d)に示す側壁部5Aであってもよい。
側壁部5Aは、鉛直方向に伸びる側壁本体51と、側壁本体51から下方に傾斜して伸びた傾斜伸長部52とを有する。側壁部5Aにおける傾斜伸長部52と底板部2との対向部分に凹凸構造Aが設けられている。それゆえ、図3の(d)に示す構成では、側壁部5Aの側壁本体51は、底板部2よりも外側に配置されている。
また、凸条8および凹溝9の形成位置は、図3の(b)の構成に限定されず、凹凸構造Aを構成できればよい。例えば、図3の(e)に示されるように、凸条8は、底板部2の上面における側壁部5と対向する領域に設けられていてもよい。そして、凹溝9は、凸条8が挿入されるように、側壁部5の下端に設けられていてもよい。
また、側壁部5に凸条8が形成されている場合、凹凸構造Aは、凸条8が、底板部2に対して上側から差し込まれる構造であることが好ましい。これにより、例えば、底板部2に対して側壁部5を水平方向にスライドさせて嵌合する場合に比較して、定温保管輸送容器1の組立作業の効率が良くなる。また、側壁部5に凹溝9が形成されている場合、凹凸構造Aは、凹溝9が、底板部2に対して上側から差し込まれる構造であることが好ましい。
図4は、凸条8の先端82の突出方向を規定する軸線Cの配置を説明するための断面図である。図4に示されるように、凸条8の縦断面形状において、凸条8の先端82の突出方向を規定する軸線Cは、定温保管輸送容器1の外側を向いていることが好ましい。ここでいう凸条8の先端82の突出方向を規定する軸線Cは、上述した「凸条8の突出方向を規定する軸線」における先端82の中央点Xでの突出方向を規定する軸線を意味する。また、「軸線Cが定温保管輸送容器1の外側を向いている」とは、軸線Cにおいて、内側の任意の点から外側の任意の点へ向かう方向が先端82の中央点Xでの突出方向と一致することを意味する。側壁部5に凸条8が形成されている場合では、「軸線Cが定温保管輸送容器1の外側を向いている」構成は、軸線Cが底板部2と交差しない構成であるともいえる。
ここで、定温保管輸送容器1は、凹凸構造Aに加え、側壁部3〜6における側壁部同士が隣接する部分に高さ方向に伸びる凹凸嵌合部Bが形成されている。このような構成の定温保管輸送容器1を組立てる場合、底板部2に対し側壁部3〜6を構成する矩形状板材を立設するに際し、凸条8と凹溝9とを位置合わせし、側壁部3〜6を構成する矩形状板材を順次、側壁部3〜6の外縁部を起点として外側から内側へ回転させて、凸条8を上側から凹溝9に差し込んで嵌合させることが望ましい。例えば、図2の(a)に示されるように、側壁部4を立設した後、側壁部4に隣接する矩形状板材(側壁部5)を底板部2に対して立設するとき、側壁部5の外縁部を起点として側壁部5を外側から内側へ回転させて凹溝9と嵌合させると、矩形状板材(側壁部5)は外側から側壁部4に接近するように移動する。このため、上記のように嵌合させると、凸条8が凹溝9に嵌合し凹凸構造Aが形成されるとともに、鉛直凹溝13および鉛直凸条14が嵌合し凹凸嵌合部Bが形成される。このため、より効率的に定温保管輸送容器1を組立てることができる。
定温保管輸送容器1によれば、図4に示されるように、縦断面形状において、先端82の突出方向を規定する軸線Cが定温保管輸送容器1の外側を向いているように凸条8が形成されている。このような凸条8の構成は、側壁部5の外縁部を起点として側壁部5を外側から内側へ回転させて凹溝9と嵌合させるのに適した構成である。凸条8に嵌合する凹溝9は、側壁部5の回転方向に略沿った方向に形成されているためである。それゆえ、側壁部5を外側から内側へ回転させたとき、凸条8は、凹溝9に挿入され、内側から外側へ移動するので、スムーズに凸条8と凹溝9とが嵌合する。
例えば、図3の(d)に示す凹凸構造Aのように、凸条80が内側を向いている場合、凸条80に嵌合する凹溝90は、側壁部5の外側から内側への回転方向に沿って形成されていない。このため、側壁部5の外縁部を起点として側壁部5を外側から内側へ回転させたとき、凸条80が凹溝90に挿入されにくいので、凸条80と凹溝90とを嵌合させることは困難である。
図1〜図4に示された構成では、凹凸構造Aは、凸条8と凹溝9とが互いに嵌合した構造であった。しかし、凹凸構造Aは、凹溝9に凸条8が挿入され、かつ、側壁部5と底板部2とが密着した状態で凸条8が凹溝9により鉛直方向の移動が係止される構成であればよい。図5の(a)および(b)は、凹凸構造Aの構成例を示し、図5の(a)は、凸条8が凹溝9Aに挿入される前の状態を示し、図5の(b)は、凸条8が凹溝9Aに挿入され側壁部5と底板部2とが密着した状態を示す。図5の(c)は、好ましくない凹凸構造Aの構成例を示す断面図である。
図5の(a)に示されるように、凸条8の根元部分における側壁部5の厚さ方向の幅E0は、凹溝9Aの開口寸法Fと同じであることが好ましい。ここでいう「同じ」とは、幅E0および開口寸法Fの測定限界内で同じであることを意味する。より具体的には、凸条8の根元部分の幅E0は、凹溝9Aの開口寸法F±2mmであり、凹溝9Aの開口寸法F±1mmであることが好ましい。
また、凸条8を構成する面には、側壁部5における凸条8が形成された形成面5a(凸部形成面)とのなす角度が鋭角である傾斜面84、形成面5aとのなす角度が鈍角である傾斜面85が存在する。凸条8が挿入される凹溝9Aは、内壁面の少なくとも一部に、凸条8の傾斜面84と隙間なく接する内壁面91が形成されていればよい。このような構成とすることにより、側壁部5と底板部2とが密着した状態では、図5の(b)に示されるように、傾斜面84と内壁面91との接触により、凸条8が凹溝9により鉛直方向の移動が係止される。
一方、図5の(c)に示される構成では、凸条8が挿入される凹溝9’’は、内壁面に凸条8の傾斜面85と隙間なく接する内壁面92が形成されている。そして、凹溝9’’の内壁面には、凸条8の傾斜面84と接する面が形成されていない。さらに、凸条8の根元部分の寸法は、凹溝9’’の開口寸法よりも小さくなっている。このような構成では、凸条8が凹溝9により鉛直方向の移動が係止されない。
(蓄熱材および蓄冷材の少なくとも一方である収納材Tについて)
収納材Tにおける蓄熱材又は蓄冷材とは、蓄熱成分又は蓄冷成分をプラスチック製容器やフィルム製の袋等に封入したものである。
蓄熱成分又は蓄冷成分を充填する容器又は袋の素材としては、特に限定されず、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン又はポリエステル等が挙げられ、これらの素材のうち1種類を単独で使用してもよく、耐熱性やバリアー性を高めるため、これらの素材のうち2種類以上を組み合わせて多層構造としたものを使用することもできる。また、この容器又は袋の形状としては、特に限定されないが、熱交換率を高める観点から、表面積を大きく確保できる形状が好ましい。
また、収納材Tは、潜熱性の蓄熱材および蓄冷材の少なくとも一方であることが好ましい。潜熱型の蓄熱材又は蓄冷材とは、蓄熱成分又は蓄冷成分の相転移に伴う熱エネルギーを利用するものであって、蓄熱成分又は蓄冷成分の相状態が、凝固状態(固体)から溶融状態(液体)に相転移する際に吸収する熱エネルギー、又は溶融状態(液体)から凝固状態(固体)に相転移する際に放出する熱エネルギーを利用するものである。
蓄熱成分又は蓄冷成分の凝固・融解温度とは、その相状態が凝固状態(固体)から溶融状態(液体)に、もしくは溶融状態(液体)から凝固状態(固体)に変化する温度であり、本実施形態では示差走査熱量計(例えば セイコーインスツル(株)製:SII EXSTAR6000 DSC)を用い、2℃/minの昇温速度で測定し、得られたチャートのピーク温度の値(但し、複数のピークが存在する場合には最大のピーク温度の値)とを凝固・融解温度と定義する。
相状態とは、一般的に物質の固体、液体、気体の3つの相状態を表すが、本実施形態では、このうち固体と液体の相状態を利用する。蓄熱成分又は蓄冷成分の相状態とは、50重量%以上の相状態を指し、例えば、蓄熱成分の80重量%が固体状態で20重量%が液体状態である相状態は固体(凝固状態)である。
本実施形態に使用される潜熱型の蓄熱成分又は蓄冷成分を構成する組成物としては、特に限定はないが、例えば、硫酸ナトリウム・10水和物、酢酸ナトリウム・3水和物、塩化カリウム・6水和物、4級アンモニウム塩・水和物等の無機水和物塩類、ノルマルテトラデカン、ノルマルヘキサデカン、ノルマルヘプタデカン、ノルマルドデカン、ノルマルドコサン等の炭素数が9〜30の直鎖及び分岐構造のパラフィン群から選ばれる少なくとも1種以上の高級アルカン、オクタン酸、デカン酸、ラウリル酸、ドデカン酸、ステアリン酸等の炭素鎖数が6〜18の飽和脂肪酸、ラウリル酸メチル、ミリスチン酸メチル、ステアリン酸ブチル等の脂肪酸エステル化合物、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、炭素鎖数が6〜18の不飽和脂肪酸及びそのエステル化合物、1−デカノール、2−デカノール、ウンデカノール、ラウリルアルコール、トリデカノール、ミリスチルアルコール、ペンタデカノール、セチルアルコール、ヘプタデカノール、ステアリルアルコール、ノナデカノール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナウビルアルコール、セリルアルコール、エライジルアルコール、l−メントール等の炭素数が6以上の1価アルコールである高級アルコール(直鎖アルコール、分岐アルコール、一級アルコール、2級アルコール、3級アルコールのいずれも含む)、ポリエチレングリコール、ポリブチレングリコール等の2価アルコールであるポリアルキレングリコール等の有機化合物蓄熱材組成物が挙げられ、1種又は2種以上の混合物も用いることができる。
また、炭酸水素カリウム水溶液、塩化カリウム水溶液、塩化アンモニウム水溶液、塩化ナトリム水溶液等の水を主成分とするもの、水及び高吸水性ポリマーを含有するもの等が挙げられる。
本本実施形態に係る定温保管輸送容器1には、1種からなる蓄熱材及び/又は蓄冷材(蓄熱材及び蓄冷材の一方又は両方)を収納配置することができる。冬場のような外気温度が所望する温度管理対象物品より低い場合、収納配置する蓄熱材及び/又は蓄冷材の凝固・融解温度より高い温度にて調温し、融解状態にあるものを配置する。この場合、外気温度により蓄熱材及び/又は蓄冷材が冷却されて温度低下し、融解状態(液体)から凝固状態(固体)へと相転移するために熱エネルギーを放出することで、温度管理対象物品が外気に曝されることを抑制でき、所定の温度範囲内に維持できる。
一方、夏場のような外気温度が所望する温度管理対象物品より高い場合、収納配置する蓄熱材及び/又は蓄冷材の凝固・融解温度より低い温度にて調温し、凝固状態にあるものを配置する。この場合、外気温度により、蓄熱材及び/又は蓄冷材が加熱されて温度上昇し、凝固状態(固体)から融解状態(液体)へと相転移するために熱エネルギーを吸収することで、温度管理対象物品が外気に曝されることを抑制でき、所定の温度範囲内に維持できる。
これら1種からなる蓄熱材及び/又は蓄冷材を用いた場合、定温保管輸送容器を構成する断熱材を介し、外気との温度差に起因する温度上昇及び低下による影響を単一の蓄熱材及び/又は蓄冷材成分が有する潜熱エネルギーの放出/吸収作用にて抑制でき、所定の温度範囲内にある程度の時間維持することができる。しかしながら、外部環境温度に対し蓄熱材及び/又は蓄冷材を事前に指定の温度に調整する必要があって煩雑さを伴い、長時間の温度保持のためには使用する蓄熱材及び蓄冷材の数量/重量が増加する傾向にある。
本実施形態に係る定温保管輸送容器1には、凝固・融解状態の異なる2種以上の蓄熱材及び/又は蓄冷材を収納配置することができる。第1の蓄熱材又は蓄冷材(a)と、第2の蓄熱材又は蓄冷材(b)とを用い、冬場のような外気温度が所望する温度管理対象物品より低い場合には、温度管理対象物品に隣接して、凝固・融解温度が0℃以上で、かつ凝固状態にある第1の蓄熱材又は蓄冷材(a)を配置し、その第1の蓄熱材又は蓄冷材(a)の外周部に、融解状態にある第2の蓄熱材又は蓄冷材(b)を配置してなるものが例示される。
一方で、第1の蓄熱材又は蓄冷材(a)と、第2の蓄熱材又は蓄冷材(b)とを用い、第1の蓄熱材又は蓄冷材を温度管理対象物品より高い温度にて融解状態となるよう調温し、温度管理対象物品に隣接するよう配置する。一方で、第2の蓄熱材又は蓄冷材(b)を−15℃以下の条件で凝固凍結させ、第1の蓄熱材又は蓄冷材(a)の外側に配置する。この場合、第1の蓄熱材又は蓄冷材(a)の外側に配置された第2の蓄熱材又は蓄冷材(b)は、温度管理対象物品の温度を所望の温度範囲に維持するための外気温に対する熱緩衝材として機能するものも例示される。
これら凝固・融解状態の異なる2種以上の蓄熱材及び/又は蓄冷材を用いた場合、容器を構成する断熱材を介し、外気との温度差に起因する温度上昇及び低下による影響を温度管理対象物品に隣接配置した第1の蓄熱材又は蓄冷材(a)の外側に配置した第2の蓄熱材又は蓄冷材(b)を用い熱緩衝材として作用させることで抑制でき、第1の蓄熱材又は蓄冷材(a)と第2の蓄熱材又は蓄冷材(b)との温度相互作用により、融解状態にある第1の蓄熱材又は蓄冷材(a)が冷却されて温度低下し、融解状態(液体)から凝固状態(固体)へ相転移するために熱エネルギーを放出することで、温度管理対象物品をその温度より高い温度とより低い温度の両方から保護することができ、結果、蓄熱材又は蓄冷材の使用量を低減でき、より長い時間温度管理対象物品を所定の温度範囲内に維持できる。
(本実施形態に係る輸送方法について)
本実施形態に係る輸送方法は、上述の定温保管輸送容器1に温度管理対象物品を収容して輸送する方法であれば、特に限定されない。本実施形態に係る輸送方法は、従来公知の輸送方法を適宜組み合わせ得る。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図6の(a)は、本実施形態に係る定温保管輸送容器に備えられた凹凸構造A1の構成を示す縦断面図であり、図6の(b)は、凹凸構造A1の凸条8Aの凹溝9に挿入される前の状態を示す縦断面図であり、図6の(c)は、側壁部5の厚さ方向において凸条8Aが収縮した状態を示す縦断面図である。本実施形態に係る定温保管輸送容器では、凹凸構造A1の構成要素である凸条8Aの構成が実施形態1と異なる。
図6の(a)〜(c)に示されるように、縦断面形状において、凸条8Aは、側壁部5の厚さ方向の幅が最も大きくなった最広部86の幅E1は、凹溝9の開口寸法Fよりも大きくなっている。そして、凸条8Aには、根元81へ向かって切込み部87が形成されている。この切込み部87が形成されていることにより、凸条8Aは、側壁部5の厚さ方向に弾性変形する構造となっている。最広部86の幅E1は、凸条8Aが弾性変形していない状態での幅である。
また、図6の(c)に示されるように、弾性変形により切込み部87が収縮した状態での最広部86の幅E2は、凹溝9の開口寸法Fと同じになっている。ここでいう「同じ」とは、幅E2および開口寸法Fの測定限界内で同じであることを意味する。より具体的には、切込み部87が収縮した状態での最広部86の幅E2は、凹溝9Aの開口寸法F±2mmであり、凹溝9Aの開口寸法F±1mmであることが好ましい。
このような構成によれば、側壁部5の凸条8Aと底板部2の凹溝9とを嵌合させる際、弾性変形により切込み部87が収縮した状態で、凸条8Aが凹溝9に挿入される。そして、凸条8Aと凹溝9との嵌合が完了した状態では、復元力により凸条8Aは、凹溝9内で最広部86の幅が元の幅E1に戻って広くなる。その結果、最広部86が凹溝9の内壁面に当接し、凸条8Aが凹溝9から抜け止めされ、凹凸構造A1が形成される。
このような凸条8Aと凹溝9とにより構成される凹凸構造A1は、鉛直方向の振動に対して強度が強く、側壁部5と底板部2とが離間しにくい構造となる。したがって、側壁部5と底板部2との気密性が高い定温保管輸送容器を実現できる。
なお、弾性変形により切込み部87が収縮した状態での最広部86は、幅E2が凹溝9の開口寸法Fと同じである構成に限定されず、凸条8Aが凹溝9に挿入される構成であればよい。それゆえ、最広部86の幅E2は、凹溝9の開口寸法Fよりも小さくてもよい。したがって、弾性変形により切込み部87が収縮した状態での最広部86の幅E2は、凹溝9の開口寸法F以下であることが好ましい。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。図7の(a)および(b)は、本実施形態に係る定温保管輸送容器における底板部2および側壁部5の概略構成を示す断面図である。
図7の(a)および(b)に示されるように、本実施形態に係る定温保管輸送容器は、底板部2に、外気遮断部21が形成されている点が実施形態1と異なる。底板部2における側壁部5の下端面53と接触する接触面23は、底板部2の内側の底面22よりも低く形成されている。そして、外気遮断部21は、底面22と接触面23との段差を形成する鉛直方向に伸びる壁面として形成されている。外気遮断部21は、側壁部5の内側の面と接触している。
このような構成では、図7の(b)に示されるように、側壁部5が底板部2から離間しても、容器外部からの外気は、側壁部5と底板部2との隙間から容器内側へ流入することはない。側壁部5と底板部2との隙間から流入する外気は、底板部2に形成された外気遮断部21に遮断されるためである。それゆえ、本実施形態に係る定温保管輸送容器では、側壁部5と底板部2との気密性が高くなる。
図8の(a)および(b)は、図7の(a)および(b)に示す外気遮断部の変形例を示す断面図である。図8の(a)および(b)に示された変形例では、側壁部5に外気遮断部54が形成されている。側壁部5の下端面は、外側に形成された外側下端面53a、および内側に形成された内側下端面53bから構成されている。また、底板部2には、外側下端面53aおよび内側下端面53bに接触するように、外側接触面23aおよび内側接触面23bが形成されている。内側下端面53bは、外側下端面53aよりも低く形成されている。そして、外気遮断部54は、外側下端面53aと内側下端面53bとの段差を形成する鉛直方向に伸びる壁面として形成されている。外気遮断部54は、底板部2おける外側接触面23aと内側接触面23bとにより形成された段差に接触している。
図8の(a)および(b)に示す構成であっても、容器外部からの外気は、外気遮断部54により遮断されるので、側壁部5と底板部2との隙間から容器内側へ流入することはない。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔まとめ〕
本発明の実施形態に係る定温保管輸送容器は、温度管理対象物品を収容する矩形箱状の組み立て式の定温保管輸送容器1であって、水平方向に延伸された凹部(凹溝9)および当該凹部に挿入される凸部(凸条8)で構成される凹凸構造Aと、前記凹凸構造Aを介して互いに連結した側壁部3〜6および底板部2と、を備え、前記凸部の任意の部分X〜Xでの突出方向を規定する複数の軸線C〜Cのうち、前記底板部2の法線Dと交差する軸線CおよびCが少なくとも1つ存在する構成である。
上記の構成によれば、前記凸部と前記凹部とにより構成される凹凸構造Aは、鉛直方向の振動に対して強度が強く、側壁部3〜6それぞれと底板部2とが離間しにくい構造となる。したがって、上記の構成によれば、側壁部3〜6と底板部2との気密性が高い定温保管輸送容器1を実現できる。
本発明の実施形態に係る定温保管輸送容器において、前記凸部(凸条8)の先端82の突出方向を規定する前記軸線Cは、前記定温保管輸送容器1の外側を向いていることが好ましい。
上記の構成によれば、前記凸部(凸条8)は、側壁部3〜6を底板部2に対し立設するに際し、側壁部3〜6の外縁部を起点として側壁部3〜6を外側から内側へ回転させて凹前記凹部(凹溝9)と嵌合させるのに適した構成となる。それゆえ、より効率的に定温保管輸送容器1を組立てることができる。
本発明の実施形態に係る定温保管輸送容器において、前記凸部(凸条8)を構成する面のうち、前記側壁部3〜6または前記底板部2における前記凸部が形成された凸部形成面(形成面5a)とのなす角度が鋭角である傾斜面84は、前記凹部の内壁面91と、少なくとも一部で接していることが好ましい。
上記の構成により、側壁部3〜6と底板部2とが密着した状態では、傾斜面84と内壁面91との接触により、前記凸部が前記凹部により鉛直方向の移動が係止される。それゆえ、側壁部3〜6と底板部2との気密性が高い定温保管輸送容器1を実現できる。
本発明の実施形態に係る定温保管輸送容器1において、前記凸部(凸条8)は、円弧状に湾曲していることが好ましい。
上記の構成によれば、側壁部3〜6を構成する矩形状板材の厚さ方向の2つの縁部のうち1つの縁部を起点として、倒れた状態の矩形状板材を上側へ回転させれば、円弧形状の作用により前記凸部と前記凹部は嵌合する。それゆえ、側壁部3〜6と底板部2との嵌合のために、側壁部3〜6の移動にかかる労力を低減することができる。
本発明の実施形態に係る定温保管輸送容器は、温度管理対象物品を収容する矩形箱状の組み立て式の定温保管輸送容器であって、水平方向に延伸された凹部(凹溝9)および当該凹部に挿入される凸部(凸条8A)で構成される凹凸構造A1と、前記凹凸構造A1を介して互いに連結した側壁部3〜6および底板部2と、を備え、前記水平方向に垂直な断面形状において、前記凸部の幅が最も大きくなった最広部86の寸法E1は、前記凹部の開口寸法Fよりも大きく、前記凸部には、根元へ向かって切込み部87が形成されている構成であってもよい。
上記の構成によれば、前記凸部には、根元へ向かって切込み部87が形成されているので、前記凸部は、側壁部3〜6の厚さ方向に弾性変形する構造となっている。それゆえ、上記の構成によれば、切込み部87が収縮した状態で、前記凸部を前記凹部に挿入すると、前記凸部は、復元力により切込み部87が元の幅E1に戻って広がる。その結果、最広部86が前記凹部の内壁面に当接し、前記凸部が前記凹部から抜け止めされ、凹凸構造A1が形成される。
このような凹凸構造A1は、鉛直方向の振動に対して強度が強く、側壁部3〜6と底板部2とが離間しにくい構造となる。したがって、上記の構成によれば、側壁部3〜6と底板部2との気密性が高い定温保管輸送容器を実現できる。
本発明の実施形態に係る定温保管輸送容器では、前記水平方向に垂直な断面形状において、前記切込み部87が収縮した状態での前記最広部86の幅E2は、前記凹部(凹溝9)の開口寸法Fと同じであることが好ましい。
本発明の実施形態に係る定温保管輸送容器では、前記水平方向に垂直な断面形状において、前記凸部(凸条8)の根元の幅E0は、前記凹部(凹溝9)の開口寸法F以下であることが好ましい。
これにより、側壁部3〜6と底板部2との気密性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る定温保管輸送容器において、前記凸部(凸条8)および前記凹部(凹溝9)は、互いに嵌合していることが好ましい。
これにより、側壁部3〜6と底板部2との気密性をさらに高めることができる。
本発明の実施形態に係る定温保管輸送容器において、前記凹凸構造Aは、前記凹部(凹溝9)または前記凸部(凸条8)が、前記底板部2に対して鉛直方向の上側から差し込まれる構造であることが好ましい。
これにより、例えば、底板部2に対して側壁部3〜5を水平方向にスライドさせて嵌合する場合に比較して、定温保管輸送容器1の組立作業の効率が良くなる。
本発明の実施形態に係る定温保管輸送容器は、例えば、前記凸部(凸条8)は、前記側壁部3〜6の下端に設けられ、前記凹部(凹溝9)は、前記底板部2に設けられている構成である。
本発明の実施形態に係る定温保管輸送容器では、前記側壁部3〜6及び前記底板部2の少なくとも一方に、外気遮断部54または21が形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、容器外部からの外気は、外気遮断部54または21により遮断されるので、側壁部3〜6と底板部2との隙間から容器内側へ流入することはない。それゆえ、上記の構成によれば、側壁部3〜6と底板部2との気密性が高くなる。
本実施形態に係る輸送方法は、上述の定温保管輸送容器に、温度管理対象物品を収容して輸送する構成である。これにより、側壁部3〜6と底板部2との気密性が高い輸送方法を実現できる。
1 定温保管輸送容器
2 底板部
3、4、5、5A、6 側壁部
5a 形成面
7 天板部
8、8A、80 凸条
9、9A、90 凹溝
21、54 外気遮断部
81 根元
82 先端
83 湾曲面
84 傾斜面
86 最広部
91、92 内壁面
A、A1 凹凸構造
〜C、C 軸線
〜X 部分

Claims (12)

  1. 温度管理対象物品を収容する矩形箱状の組み立て式の定温保管輸送容器であって、
    水平方向に延伸された凹部および当該凹部に挿入される凸部で構成される凹凸構造と、
    前記凹凸構造を介して互いに連結した側壁部および底板部と、を備え、
    前記凸部の任意の部分での突出方向を規定する複数の軸線のうち、前記底板部の法線と交差する軸線が少なくとも1つ存在することを特徴とする定温保管輸送容器。
  2. 前記凸部の先端の突出方向を規定する前記軸線は、前記定温保管輸送容器の外側を向いていることを特徴とする請求項1に記載の定温保管輸送容器。
  3. 前記凸部を構成する面のうち、前記側壁部または前記底板部における前記凸部が形成された凸部形成面とのなす角度が鋭角である傾斜面は、前記凹部の内壁面と、少なくとも一部で接していることを特徴とする請求項1または2に記載の定温保管輸送容器。
  4. 前記凸部は、円弧状に湾曲していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の定温保管輸送容器。
  5. 温度管理対象物品を収容する矩形箱状の組み立て式の定温保管輸送容器であって、
    水平方向に延伸された凹部および当該凹部に挿入される凸部で構成される凹凸構造と、
    前記凹凸構造を介して互いに連結した側壁部および底板部と、を備え、
    前記水平方向に垂直な断面形状において、
    前記凸部の幅が最も大きくなった最広部の幅は、前記凹部の開口寸法よりも大きく、
    前記凸部には、根元へ向かって切込み部が形成されていることを特徴とする定温保管輸送容器。
  6. 前記水平方向に垂直な断面形状において、
    前記切込み部が収縮した状態での前記最広部の幅は、前記凹部の開口寸法以下であることを特徴とする請求項5に記載の定温保管輸送容器。
  7. 前記水平方向に垂直な断面形状において、
    前記凸部の根元の幅は、前記凹部の開口寸法と同じであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の定温保管輸送容器。
  8. 前記凸部および前記凹部は、互いに嵌合していることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の定温保管輸送容器。
  9. 前記凹凸構造は、前記凹部または前記凸部が、前記底板部に対して鉛直方向の上側から差し込まれる構造であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の定温保管輸送容器。
  10. 前記凸部は、前記側壁部の下端に設けられ、
    前記凹部は、前記底板部に設けられていることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の定温保管輸送容器。
  11. 前記側壁部及び前記底板部の少なくとも一方に、外気遮断部が形成されていることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の定温保管輸送容器。
  12. 請求項1〜11の何れか1項に記載の定温保管輸送容器に、温度管理対象物品を収容して輸送することを特徴とする輸送方法。
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