JP2006123929A - 食品用簡易容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 補助器具を用いることなく使用現場で簡便に組み立てることができ、組立て後、分解の恐れのない十分な強度を有し、各種保冷あるいは保温食品の移動に適した食品用簡易容器を提供する。
【解決手段】 板厚が4mmから15mmの発泡樹脂板からなる枠1の下端面に形成した押し込み突起構造と底板2の外周上縁に形成した溝構造を有する押付結合機構3を形成し、枠1を底板2に押し付けることによって枠1と底板2を一体化した食品用簡易容器である。
【選択図】 図2
【解決手段】 板厚が4mmから15mmの発泡樹脂板からなる枠1の下端面に形成した押し込み突起構造と底板2の外周上縁に形成した溝構造を有する押付結合機構3を形成し、枠1を底板2に押し付けることによって枠1と底板2を一体化した食品用簡易容器である。
【選択図】 図2
Description
本発明は、各種の食品、とくに、アイスクリーム、水産物、精肉等の保冷を必要とする食品、または、温野菜のように保温を必要とする食品の移動に適した発泡樹脂断熱性材からなる簡易容器に関する。
近年、発泡樹脂材からなる枠と薄いプラスチック材からなる底板とを組み立てた簡易容器は、材料費も安く、加工も簡単で、食品の収納容器としての実用上の強度も十分であり、さらには、見栄えも良いことから、寿司、その他の高級食品の持ち帰り用容器の主流をなすようになった。
この簡易容器自体は、その初期には、先ず、帯状の発泡樹脂材を枠状に組立て、さらに、その底縁を接着剤を用いたり、或いは、融着して底材に固定して作製していた。ところが、このようにして組み立てられた簡易容器は、嵩容量が大きく、流通効率が極めて悪いもので、これがコスト低減の障害となっていた。
このため、搬送時の積載量を増すために枠材を逆八形に形成して積み重ね量を増大したり、使用現場近傍に融着機器のような組立て器具を設置したりする流通費低減の方策が試みられた。しかしながら、何れの方策も容器としての機能を低減し、得られた容器の品質に悪影響を与えるものであった。
そこで、本願出願人は、格別の器具を用いることなく、使用現場で機械的に簡単に組立てることができる嵌合型の簡易容器を下記特許文献1、2において開示した。この嵌合型の簡易容器は、典型的には、底板を容器状に形成し、その上縁を外方に延ばし、この部分を上端面に掛合わせて係止するものである。
また、近年持ち帰り用の食品も、アイスクリーム製品のような保冷食品、肉、野菜などの温熱状態の高級食品の持ち帰りのニーズが高まって来た。ところが、上記の従来の簡易容器では、とくに、底面の断熱性が不十分で保冷または保温食品の持ち帰りには適したものではない。
そのため、容器底も断熱性の発泡樹脂材としたアイスクリーム製品のような保冷を要する食品の持ち帰り用容器が特許文献3に提案されている。この容器は、一体成形によって得た発泡樹脂製の底付き枠材の開口内に食品収納のための内容器を取り外し自在に収納したもので、嵩容量大きく、流通効率が極めて悪く、また、広いストックヤードが必要となるものであった。
特開平10−077032号公報
特開平11−193015号公報
特開2001−130541号公報
そのため、従来の薄い樹脂板を使用した簡易容器の場合と同様に、十分な強度を有し、さらには、流通効率と、使用現場における簡単な組立てが可能な枠と底板ともに発泡樹脂からなる簡易容器の開発が試みられた。
しかしながら、底板も発泡樹脂から作られている場合には、先の特許文献に記載のように、底板を加工して枠の上端から嵌合する形式の採用は、実質的に不可能である。
本発明において解決すべき課題は、補助器具を用いることなく使用現場で簡便に組み立てることができ、組立て後、分解の恐れのない十分な強度を有し、各種保冷あるいは保温食品の移動に適した食品用簡易容器を提供することにある。
本発明は、板厚が4mmから15mmの発泡樹脂板からなる枠と底板との部材からなる食品用簡易容器であって、枠と底板の中の何れか一方の部材の他方の部材への押し付けによって結合される押付結合機構によって一体化されているものである。
この枠と底板の中の何れか一方の部材の他方の部材への押し付けによって一体化し結合される押付結合機構としては、任意の嵌合構造を適用でき、例えば、枠と底板の何れか一方に任意形状の押し付け突起を設け、他方にこの突起を受け入れる溝を形成し、押し付け突起を溝に押し付け挿入したとき、発泡樹脂素材そのものが有する弾力によって溝内に挿入された突起がきつく締め付けられるような構造のものとすることができる。
上記の押付結合機構として、突起と溝との組合せを利用した場合、突起と溝は、それぞれ枠の下端全周面と底板の外周縁に設けることができるし、また、断続した状態で設けることもできる。
枠と底板を固定し一体化するに当たっては、即乾性の他、各種の接着剤を補助的に使用することができる。
さらに、本発明において、発泡樹脂板は簡易容器素材の代表例を表したもので、発泡樹脂板に限らず、発泡樹脂程度の断熱性と加工性を有し、食品用の簡易容器としての強度を有する例えば、発泡パーティクル素材、または、厚紙材も均等物の範囲である。
本発明の食品用簡易容器は、それぞれに押付結合機構を形成した枠または底板の何れかを他方の底板または枠に、単に押し込むだけで、一体化したものであるので、使用現場で簡単に組み立てることができる。
また、本発明の枠として先の特許文献1に開示した折り畳み可能な枠材を展開して使用することによって、嵩張った枠を搬送する必要がなく、折り畳まれた状態の枠材として搬送でき、流通効率を上げることができ、使用現場で簡単に展開し、組立てに供することができる。
さらに、発泡樹脂製蓋を嵌着することによって、完全な断熱容器とすることができ、保冷または保温食品の移動に適したものとなる。
以下、本発明の押付結合機構として、楔状突起を枠の下端面に、また、楔状の溝を底板の先端上面に形成した例について説明する。
図1は本発明に係る簡易食品容器10の構成部材としてそれぞれ4mm厚の発泡樹脂板からなる枠1と底板2とその組立て要領を示す。
同図に示す枠1は、特許文献1で開示した折り畳み枠材15を組立て現場に搬送したのち展開したものである。折り畳み枠材15の折り畳み部を形成する切り込み11〜14が、そのまま、展開後の枠1の4個の角部11〜14を形成する。
同図に示す31は、枠1の底端部の内側全周縁に形成された楔状突起構造を示し、32は底板2の全外周上面縁に形成された楔状溝構造を示す。
そして、同図の矢印に示すように、楔状突起構造31と楔状溝構造32を上下方向に向き合わせた状態で、枠1を底板2に押し込むと、それぞれの楔状突起構造31と楔状溝構造32は合体結合する。
図2は、このようにして、枠1と底板2を合体して組み立てた簡易容器10を示すもので、図1に示す楔状突起構造31と楔状溝構造32との連結部3を介して強く一体化されている。そして、余分な部分のない優れた外観を示す。そして、容器内周全体が枠1と底板2が強固に密着した状態の極めて保冷または保温性に優れた高品質の食品の収納簡易容器が得られる。
図3は、図2に示す組み立てられた簡易容器10の連結部3を形成する図1に示す楔状突起構造31と楔状溝構造32を縦断面によって示すもので、(a)は連結前の状態を示し、(b)は連結後の状態を示す。
同図(a)において、枠1の下端面に形成された楔状突起構造31は、枠1の下端に設けられた楔状突起311とその上面に形成された平坦面312からなる。また、底板2の楔状溝構造32は、底板1の外周端面に、枠側の楔状突起構造31の平坦面312に対応する平坦面322を形成し、その内周に枠側の楔状突起311に対応する楔状溝321が穿設されている。
そして、図1に示す枠1を底板2に軽く押し込む状態に対応する図3(a)の矢印に示すように、枠1の楔状突起311と底板側に穿設された楔状溝321のそれぞれの先端は相互に入り込んだ状態になる。すなわち、枠1を底板2に押し付ける際、枠1を構成する発泡樹脂が持つ弾力によって一旦外側に拡がって下降した後、枠側の楔状突起311が、底板側の楔状溝321内に侵入して挿着され、図3の(b)に示す連結部3を形成する。この連結部3の垂直断面は枠1の楔状突起構造31と底板の楔状溝32によってZ字状を形成し、一旦、挿着された後は、通常の使用状態の下では分離されない強固な結合状態を形成する。
図4は、上記図2に示す本発明に係る簡易食品容器10の連結部3の他の構成例を示すもので、実施例1の図3に対応するものである。
同図において、(a)は挿着前の枠1の楔状突起構造31と底板2の楔状溝構造32を示し、楔状突起構造31の楔状突起311は枠1の先端面に形成されており、また、楔状溝構造32の楔状溝321は、底板2の外周縁の内側上面に楔状突起311に対応して形成されている。
そして、(a)の矢印に示すように、枠1の楔状突起311を底板2の楔状溝321に押し込むことによって、(b)に示す連結部3を形成する。そして、先の図2に示すように、連結部3を介してそれぞれ発泡樹脂からなる枠1と底板2が強く一体化された簡易容器を得ることができる。
本発明の簡易容器は、枠と底板とが発泡樹脂からなり、これに、適宜に発泡樹脂製の蓋材を用いることによって、シール性に優れた断熱容器とすることができる。
また、簡易容器の平面形状として長方形の容器の例について説明したが、収納する食品に応じて、他の4辺形の他、円形、楕円形その他の変形容器としても使用できる。
1 枠
2 底板
3 嵌合部
10 簡易容器
11〜14 切り込み
15 折り畳み枠材
31 楔状突起構造
311 楔状突起
32 楔状溝構造
321 楔状溝
2 底板
3 嵌合部
10 簡易容器
11〜14 切り込み
15 折り畳み枠材
31 楔状突起構造
311 楔状突起
32 楔状溝構造
321 楔状溝
Claims (6)
- 板厚が4mmから15mmの発泡樹脂板からなる枠と底板との部材からなる食品用簡易容器であって、
枠と底板の中の何れか一方の部材の他方の部材への押し付けによって結合される押付結合機構によって一体化されている食品用簡易容器。 - 押付結合機構が、枠と底板の結合状態において、それぞれ枠と底板の相対する面に形成された突部とこの突部を受け入れて固定する溝とからなる請求項1に記載の食品用簡易容器。
- 押付結合機構が、枠においては下方先端面に形成された突起であり、底板においては外周縁の上面に形成された突起受け入れ溝である請求項2に記載の食品用簡易容器。
- 押付結合機構における枠の下方先端面に形成された突起と、底板の外周縁の上面に形成された突起受け入れ溝の断面形状が楔形をなす請求項3に記載の食品用簡易容器。
- 押付結合機構が接着剤による接着が付加される請求項1から請求項4の何れかに記載の食品用簡易容器。
- 食品が保冷または保温を要する食品である請求項1から請求項5の何れかに記載の食品用簡易容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004311366A JP2006123929A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 食品用簡易容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004311366A JP2006123929A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 食品用簡易容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006123929A true JP2006123929A (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=36719034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004311366A Pending JP2006123929A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 食品用簡易容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006123929A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015190019A1 (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-17 | 武志 富土 | 熱々のまま持ち帰るグラタンのテイクアウト容器 |
JP2019163079A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社カネカ | 定温保管輸送容器および輸送方法 |
-
2004
- 2004-10-26 JP JP2004311366A patent/JP2006123929A/ja active Pending
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JP2019163079A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社カネカ | 定温保管輸送容器および輸送方法 |
JP7301500B2 (ja) | 2018-03-20 | 2023-07-03 | 株式会社カネカ | 定温保管輸送容器および輸送方法 |
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