JP2019162965A - 船舶 - Google Patents

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繁志 柴田
Shigeji Shibata
繁志 柴田
浩一 早船
Koichi Hayafune
浩一 早船
直之 塩谷
Naoyuki Shioya
直之 塩谷
敬司 笹田
Keiji Sasada
敬司 笹田
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Abstract

【課題】排ガス浄化システムの設置に際し、排水用、循環ライン用、又は、排ガス用の配管の伸縮を吸収することができる船舶を提供すること。【解決手段】機関3から排出される排ガスを船外へ排出する機関用排ガス管11と、排ガスを取り込んで洗浄し、洗浄した後の排ガスを船外に排出する排ガス洗浄システム7と、を備えた船舶1であって、排ガス洗浄システム7は、機関3から排出された排ガスを洗浄するスクラバー本体21と、スクラバー本体21に接続されたドレン管24と、を備え、スクラバー本体21は、上甲板10よりも高い位置に形成されたAデッキ20に設置されるとともに、ドレン管24は、Aデッキ20及び上甲板10を貫通しており、Aデッキ20とドレン管24とを水密に接続するデッキ用接続部53が設けられており、上甲板10の開口縁とドレン管24は、離間していることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、排ガス浄化システムを備えた船舶に関する。
近年、排ガスの環境規制への対応として、排ガス浄化システム(以下、「EGCS」とも言う。「EGCS」=「Exhaust Gas Cleaning System」)を備えた船舶が知られている(特許文献1)。特許文献1に記載のEGCSは、排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)の低減を図るものであって、内燃機関や外燃機関等から排出される排ガスを浄化する低圧選択触媒還元リアクタと、排ガスを低圧選択触媒還元リアクタに取り入れる第1の連結管と、浄化された排ガスを低圧選択触媒還元リアクタから排出する第2の連結管とを少なくとも含んで構成されている。
低圧選択触媒還元リアクタは、上甲板よりも上方に位置する他の甲板に設置されるとともに、第1の連結管は、当該他の甲板及び上甲板を貫通している。
特開2017−217982公報
特許文献1には第1の連結管の固定位置が開示されていないが、仮に、上甲板よりも上方に位置する他の甲板及び上甲板にそれぞれ第1の連結管を固定すると、主として上甲板から他の甲板の間において第1の連結管が船体の動揺、振動や第1の連結管の有する熱の影響を受けやすくなる。つまり、第1の連結管は、他の甲板及び上甲板の貫通孔周りにおいて径方向及び軸方向の伸縮が制限されるため、船体の動揺、振動や第1の連結管の有する熱の影響による第1の連結管の伸縮を吸収できないおそれがある。
このような問題は、スクラバー本体とドレン管とを少なくとも含んで構成され排ガスに含まれる硫黄酸化物(SOx)の低減を図るEGCS等にも共通して当てはまる問題である。すなわち、スクラバー本体が上甲板よりも上方に位置する他の甲板に設置されるとともに、ドレン管が当該他の甲板及び上甲板を貫通して他の甲板及び上甲板にそれぞれ固定された場合でも同様の問題が発生する。
そこで、本発明は、排ガス浄化システムの設置に際し、排水用、循環ライン用、又は、排ガス用の配管の伸縮を吸収することができる船舶を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために本発明は、機関から排出される排ガスを船外へ排出する機関用排ガス管と、前記排ガスを取り込んで浄化し、浄化した後の排ガスを船外に排出する排ガス浄化システムと、を備えた船舶であって、前記排ガス浄化システムは、前記機関から排出された排ガスを浄化する浄化装置本体と、前記浄化装置本体に接続された排水用、循環ライン用、又は、排ガス用の配管と、を備え、前記浄化装置本体は、上甲板よりも高い位置に形成されたデッキに設置されるとともに、前記配管は、前記デッキ及び前記上甲板を貫通しており、前記デッキと前記配管とを水密に接続するデッキ用接続部が設けられており、前記上甲板の開口縁と前記配管は、離間していることを特徴とする。
かかる構成によれば、上甲板の開口縁と配管が離間しているため、配管が船体の動揺、振動や配管の有する熱の影響を受けにくくなる。つまり、配管は、上甲板の貫通孔周りにおいて径方向及び軸方向に伸縮できるため、船体の動揺、振動や配管の有する熱の影響による配管の伸縮を、上甲板の下の機関室内に配置する配管全体で吸収することができる。これにより、配管の損傷を抑制することができる。また、デッキと配管とを水密に接続するデッキ用接続部が設けられているため、デッキから配管をつたう漏水を防ぐことができる。
また、上記の船舶において、前記上甲板と前記デッキとの間には、前記配管の周囲及び前記上甲板の貫通孔の周囲を囲む囲壁部が介設されていることが好ましい。
かかる構成によれば、上甲板の開口縁と配管が離間した場合であっても、上甲板の貫通孔から機関室内への浸水を防ぐことができる。また、風雨や海水等から配管を保護することができる。
また、上記の船舶において、前記囲壁部の内側には、前記上甲板の貫通孔の周囲から立ち上がる立上部が設けられていることが好ましい。
かかる構成によれば、囲壁部と立上部とで上甲板の貫通孔周りを二重に遮水できるため、上甲板の貫通孔から機関室内への浸水をより一層防ぐことができる。
本発明の船舶によれば、排ガス浄化システムの設置に際し、排水用、循環ライン用、又は、排ガス用の配管の伸縮を吸収することができる。
本発明の実施形態に係る船舶を船尾側から見た横断面図である。 本実施形態に係る船舶を右舷側から見た側面図である。 上甲板とAデッキとの間を示す拡大側面図である。 排ガス引込管周りを示す概略図である。 排ガス引込管周りを示す拡大図である。 スクラバー室の内部を示す概略側面図である。 スクラバー室の概略平面図である。
<全体構成>
本発明の実施形態に係る船舶について、図面を用いて詳細に説明する。本実施形態では、本発明を硫黄酸化物(SOx)の低減を図る排ガス洗浄システム(排ガス浄化システム)に適用した場合を例にして説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る船舶1は、船尾部の内部に設けられた機関室2と、機関3と、エンジンケーシング4と、煙突5と、居住区6(図2参照)と、排ガス洗浄システム7とを主に含んで構成されている。
機関(例えば、主機関)3は、船舶1を推進させるための動力源であって、機関室2に設置されている。船舶1の上甲板10の上にはエンジンケーシング4が設けられている。エンジンケーシング4の上には、煙突5が設けられている。エンジンケーシング4の船首側には居住区6(図2参照)が設けられている。また、エンジンケーシング4の側方には排ガス洗浄システム7が設けられている。排ガス洗浄システム7は、本実施形態ではエンジンケーシング4の右舷側に設けられているが、エンジンケーシング4(煙突5)の船尾側又は左舷側に設けてもよい。なお、機関3は、本実施形態では主機関を例示しているが、例えば、補機関、発電機用の内燃機関、その他の用途の内燃機関、主ボイラ又は補助ボイラ等の外燃機関等、種々のエネルギーを機械的力又は運動に変換するとともに排ガスを発生する機械を広く意味する。
煙突5の内部には、機関3の排ガスを船外に排出する機関用排ガス管11が設けられている。機関用排ガス管11は、機関室2、エンジンケーシング4及び煙突5の内部を通って煙突5の上方まで延設されている。煙突5の内部において、機関用排ガス管11に機関用ダンパー12が設けられている。
<排ガス洗浄システム>
排ガス洗浄システム(EGCS)7は、機関3から排出される排ガスを洗浄するとともに、洗浄後の排ガスを船外に排出する装置である。また、排ガス洗浄システム7は、洗浄後の排水を船外に排出するか、又は、排水を中和して再利用する装置である。排ガス洗浄システム7は、スクラバー本体21と、排ガス引込管22と、スクラバー用排ガス管23と、ドレン管24とを少なくとも含んで構成されている。排ガス洗浄システム7、スクラバー本体21、ドレン管24は、それぞれ特許請求の範囲の「排ガス浄化システム」、「浄化装置本体」、「排水用又は循環ライン用の配管」を構成する。
スクラバー本体21は、機関3から排出される排ガスを洗浄する装置である。スクラバー本体21は、Aデッキ20の上に支持部材25を介して設置されている。スクラバー本体21は、略円筒状を呈する。スクラバー本体21の洗浄方式は、特に制限されないが、本実施形態では、船内に取り入れた海水をスクラバー本体21内で噴霧させて排ガスを洗浄し、排ガス内に含まれる粒子の付着、凝集を図って排ガスから粒子を分離するものである。分離された粒子は、排水とともにドレン管24から排出される。本実施形態のスクラバー本体21は、主として排ガスに含まれる硫黄酸化物(SOx)の低減を図る装置であるが、他の物質の低減を図る装置であってもよい。
Aデッキ20は、上甲板10よりも一層高い位置にあるデッキである。Aデッキ20は、上甲板10に立設する複数の支柱26で支持されている。図2に示すように、Aデッキ20の下には、部屋R1,R2が設けられている。なお、スクラバー本体21の設置位置は、Aデッキ20に限定するものではなく、Aデッキ20よりも上層のBデッキ又はCデッキ等に設置してもよい。上甲板10からAデッキ20(スクラバー本体21を設置するデッキ)までの高さは、例えば、2.0m以上、好ましくは2.5m以上、より好ましくは3.0m以上に設定することが好ましく、10.0m以下とすることが好ましい。
Aデッキ20には、スクラバー本体21の周囲を覆う4つの側壁Wa,Wb,Wc,Wdと、上方を覆う上壁Cが形成されている。底部を構成するAデッキ20と、4つの側壁Wa〜Wdと、上壁Cとでスクラバー室Sが形成されている。図2に示すように、スクラバー室Sには、船首側に張り出すスペースS1が形成されている。スペースS1には、スクラバー本体21を制御する制御部V等が配置されている。
排ガス引込管22は、機関用排ガス管11とスクラバー本体21との間を排ガスが流通可能に接続する配管である。排ガス引込管22の一端は、煙突5の内部において機関用排ガス管11の中間部分に接続されている。排ガス引込管22の他端は、スクラバー本体21の下部に接続されている。排ガス引込管22の機関用排ガス管11側の端部には、スクラバー用ダンパー27(図4も参照)が設けられている。機関用ダンパー12を開けて、スクラバー用ダンパー27を閉じることにより、排ガスを機関用排ガス管11から船外に排出することができる。一方、機関用ダンパー12を閉じて、スクラバー用ダンパー27を開けることにより、排ガスをスクラバー本体21に流入させることができる。機関用ダンパー12及びスクラバー用ダンパー27は、制御部Vからの制御信号に基づいて開閉可能になっている。
排ガス引込管22は、図4及び図5に示すように、煙突5内の機関用排ガス管11とスクラバー本体21とを連結する配管であって、機関用排ガス管11の排ガスをスクラバー本体21に取り入れるものである。排ガス引込管22周りの構成については追って詳述する。
スクラバー用排ガス管23は、図1及び図2に示すように、スクラバー本体21で洗浄された後の排ガスを、船外に排出する筒状部材である。スクラバー用排ガス管23の基端側はスクラバー本体21に接続されており、先端側は機関用排ガス管11と概ね同じ高さまで鉛直上方に延設されている。スクラバー用排ガス管23は、スクラバー室Sの上壁Cの開口部を貫通している。当該開口部はスクラバー用排ガス管23よりも一回り大きな直径で形成されている。スクラバー用排ガス管23の先端側は、上壁Cの上に形成された支持構造体Xに支持されている。支持構造体Xの構造は、スクラバー用排ガス管23の先端側を支持可能であればどのような構造でも良いが、本実施形態ではトラス構造になっている。
スクラバー用排ガス管23は、単一の筒状部材であってもよいし、複数の筒状部材を連結してもよい。複数の筒状部材を連結する場合は、隣り合う筒状部材の間に伸縮継手やゴムパッキン、樹脂パッキン等を設けて筒状部材の伸縮を吸収するようにしてもよい。また、複数の筒状部材を連結する場合は、上壁Cよりも上の筒状部材の荷重及び支持構造体Xの荷重が、スクラバー本体21に作用しないようにすることが好ましい。例えば、上壁Cよりも上の筒状部材の荷重及び支持構造体Xの荷重が、スクラバー本体21に作用させずに上壁Cに作用するように形成することが好ましい。
ドレン管24は、スクラバー本体21から排水を排出するための配管である。ドレン管24は、図3に示すように、スクラバー本体21の下部に接続されるとともに、Aデッキ20の貫通孔20a及び上甲板10の貫通孔10aを貫通して、船体内に延設されている。ここで、排ガス洗浄システム7には、排水を船外に排出するオープンタイプと、排水を船内で洗浄して循環させ、洗浄水として再利用するクローズタイプと、オープン/クローズ双方選択可能なハイブリッドタイプがある。請求項に示す「配管」には、クローズタイプ及びハイブリッドタイプの循環用の配管も含み得る。排水の形態は特に制限されないが、本実施形態では、オープンタイプを例示する。
ドレン管24の上端側はスクラバー本体21の下端に接続されるとともに、ドレン管24の下端側は船底に接続されている。ドレン管24は、ポンプ等は用いない重力排水方式で排水するものである。スクラバー本体21から排出される排水は、強酸性(PH=約2.0)であるとともに排ガスに含まれる粒子を多く含んでおり、温度は25〜60℃になっている。
図3に示すように、ドレン管24とAデッキ20とはAデッキ用ダブリングプレート51を用いて接続されている。Aデッキ用ダブリングプレート51は、ドレン管24を挿通可能な貫通孔52を備えた金属製の板状部材である。Aデッキ用ダブリングプレート51とドレン管24との隅部は溶接によって水密に接合され、溶接部Q1が形成されている。また、Aデッキ用ダブリングプレート51とAデッキ20との隅部は溶接によって水密に接合され、溶接部Q2が形成されている。Aデッキ用ダブリングプレート51と、溶接部Q1,Q2とでデッキ用接続部53が形成されている。なお、デッキ用接続部53は、溶接に限定されるものではなく、Aデッキ20とドレン管24とを水密に接続可能であれば他の形態であってもよい。
上甲板10の貫通孔10aの直径は、ドレン管24の外径よりも一回り大きく形成されている。上甲板10の貫通孔10aの開口縁とドレン管24とは離間しているため、ドレン管24が船体の動揺、振動やドレン管24の有する熱の影響を受けにくくなっている。つまり、ドレン管24は、貫通孔10aを遊貫しており、上甲板10の貫通孔10a周りにおいて径方向及び軸方向に伸縮できるため、ドレン管24が受ける揺動、振動や熱による伸縮を、上甲板10の下の機関室2内に配置するドレン管24全体で吸収できるようになっている。
上甲板10とAデッキ20との間には、ドレン管24の周囲及び上甲板10の貫通孔10aの周囲を囲む囲壁部(トランク)300が介設されている。言い換えると、ドレン管24において上甲板10とAデッキ20との間に位置する部位は、囲壁部300に囲まれた空間内に配置されており、貫通孔10aは、囲壁部300の内側において上甲板10を上下方向に貫通している。囲壁部300は、金属製の筒状部材であって、ドレン管24及び貫通孔10aの周方向の全長に亘って設けられている。囲壁部300は、上甲板10の貫通孔10aから機関室2内への浸水を防ぐとともに、風雨や海水等からドレン管24を保護する役割を果たしている。囲壁部300の形状は、ドレン管24及び貫通孔10aの周囲を囲めれば特に制限されないが、本実施形態では上下方向に延びる四角筒状に形成されている。囲壁部300内は、貫通孔10aを通じて機関室2内と連通している。
囲壁部300の上部とAデッキ20との内外の隅部は溶接によって水密に接合され、溶接部Q5,Q6が形成されている。また、囲壁部300の下部と上甲板10との内外の隅部は溶接によって水密に接合され、溶接部Q7,Q8が形成されている。なお、囲壁部300の上部とAデッキ20との接続、及び、囲壁部300の下部と上甲板10との接続は、溶接に限定されるものではなく、囲壁部300の上部とAデッキ20、及び、囲壁部300の下部と上甲板10を水密に接続可能であれば他の形態であってもよい。
上甲板10において囲壁部300の内側には、貫通孔10aの周囲から垂直に立ち上がる立上部310が設けられている。立上部310は、金属製の筒状部材であって、貫通孔10aの周方向の全長に亘って設けられている。立上部310は、上甲板10の貫通孔10aから機関室2内への浸水を防ぐ役割を果たしている。立上部310の形状は、貫通孔10aの周囲を囲めれば特に制限されないが、本実施形態では貫通孔10aの形状に対応する円筒状に形成されている。立上部310の下部と上甲板10との隅部は溶接によって水密に接合され、溶接部Q9が形成されている。なお、立上部310の下部と上甲板10との接続は、溶接に限定されるものではなく、立上部310の下部と上甲板10とを水密に接続可能であれば他の形態であってもよい。
<スクラバー室S内の通気機構>
図6及び図7に示すように、スクラバー室Sの内部には、通気機構が設けられている。通気機構は、給気用開口部61と、排気用開口部62と、送風機Fと、配管63とで主に構成されている。給気用開口部61は、右舷側の側壁Wbの上部に形成された開口である。排気用開口部62は、船尾側の側壁Wdの上部に形成された開口である。送風機Fは、スクラバー室Sの底部側、つまり、Aデッキ20の近傍に配置されている。送風機Fは、単数でも複数でもよい。配管63は、送風機F,Fと排気用開口部62とを連結している。当該通気機構は、給気用開口部61から外気を取り入れるとともにスクラバー室S内の空気を送風機Fで吸い込み、配管63及び排気用開口部62を介してスクラバー室Sの外部に排出するものである。給気用開口部61及び排気用開口部62は、スクラバー室Sの他の位置に設けてもよい。また、送風機Fは、Aデッキ20の上に配置してもよい。また、送風機Fはスクラバー室Sの外部に設置して、スクラバー室Sの内部に送風する構成でもよい。
<本実施形態の作用効果>
本実施形態に係る船舶1によれば、上甲板10の貫通孔10aの開口縁とドレン管24が離間しているため、ドレン管24が船体の動揺、振動やドレン管24の有する熱の影響を受けにくくなる。つまり、ドレン管24は、上甲板10の貫通孔10a周りにおいて径方向及び軸方向に伸縮できるため、船体の動揺、振動やドレン管24の有する熱の影響によるドレン管24の伸縮を、上甲板10の下の機関室2内に配置するドレン管24全体で吸収することができる。これにより、ドレン管24の損傷を抑制することができる。また、デッキ用接続部53を備えることにより、Aデッキ20からドレン管24をつたう漏水を防ぐことができる。
また、ドレン管24の周囲及び上甲板10の貫通孔10aの周囲を囲む囲壁部300を設けることで、上甲板10の貫通孔10aの開口縁とドレン管24が離間した場合であっても、上甲板10の貫通孔10aから機関室2内への浸水を防ぐことができる。また、囲壁部300で風雨や海水等からドレン管24を保護することができる。
また、囲壁部300の内側において上甲板10の貫通孔10aの周囲から立ち上がる立上部310を設けることで、囲壁部300と立上部310とで貫通孔10a周りを二重に遮水できるため、上甲板10の貫通孔10aから機関室2内への浸水をより一層防ぐことができる。
ここで、スクラバー本体21から排出される排水は重力排水方式であるため、スクラバー本体21から鉛直下方に所定の長さ以上の直線状のドレン管24を設けなければならない。例えば、上甲板10の裏側に油槽タンク(図示省略)や配管等の船体内構造物が配設されている場合、上甲板10の直上にスクラバー本体21を設置すると、ドレン管24と船体内構造物とが干渉するため、設置位置の確保が困難となる。しかし、本実施形態に係る船舶1によれば、上甲板10よりも一層高い位置にあるAデッキ20にスクラバー本体21を設けるため、船体内構造物に干渉することが少なく、スクラバー本体21の下端から、直線状の所定の長さ以上のドレン管24を容易に設けることができる。
また、スクラバー本体21をAデッキ20に設けることで、上甲板10に設置された構造物との干渉も回避でき、空間的な制約を軽減することができる。また、スクラバー本体21及びスクラバー室Sを上甲板10ではなく、Aデッキ20に設けることにより、艤装数を低減することができる。また、スクラバー本体21を上甲板10に設置して上甲板10に補強作業を直接施すことに比べれば、スクラバー本体21をAデッキ20に設置してAデッキ20に補強作業を施す方が作業を容易に行うことができる。例えば、Aデッキ20を支持する支柱26の本数を増やしたり、支柱26自体の強度を高めるなどして補強することができる。また、スクラバー室Sを設けることにより、風雨や海水等からスクラバー本体21を保護することができるとともに、スクラバー本体21等からリークする排ガスが暴露部に流出しないようにすることができる。
また、スクラバー室Sに設けた本実施形態の通気機構によれば、スクラバー室S内の換気を行うことができる。つまり、排ガス洗浄システム7から排ガスがリークするおそれがあるが、当該通気機構によれば当該排ガスをスクラバー室Sの外部へ常時排出することができる。これにより、排ガス濃度の低い状態で、スクラバー室S内でのメンテナンス作業等を行うことができる。
また、送風機Fはスクラバー室Sの外部に設置して給気用送付機としてもよい。しかし、給気用送風機であると、騒音が大きくなるとともに、スクラバー室S内での空気の流れが制御しづらく排気効率が悪いというおそれがある。この点、本実施形態では、送風機Fをスクラバー室Sの内部に配置することで騒音を防ぐことができる。また、スクラバー室S内の底部側(Aデッキ20側)に送風機Fを設置することにより、スクラバー室Sの内部(特に底部側)に負圧を発生させて、スクラバー室Sの底部に滞留しやすい排ガスを効率良く外部に排出することができる。また、配管63は省略してもよいが、配管63を設けることでより効率よく排ガスを外部に排出することができる。
また、排気用開口部62をスクラバー室Sの上部に設けることにより、上甲板10又はAデッキ20上の人が通る交通路から排気用開口部62を十分に離間させることができる。また、給気用開口部61及び排気用開口部62をスクラバー室Sの上部に設けるとともに、排気用の送風機Fをスクラバー室Sの底部側に設けることで、スクラバー室Sの全体に、特に、高さ方向に空気を循環させることができる。これにより、スクラバー室Sの内部に排ガスが滞留するのを効率よく防ぐことができる。つまり、送風機Fを排気用送風機とするとともに、給気用開口部61及び排気用開口部62の設置位置を合わせて設定することにより、スクラバー室S内の気流を容易に制御することができる。
また、図7に示すように、スクラバー室Sの左舷側には、機関室2の空調に用いられる外気を取り込む機関空調用給気口66が複数箇所に設けられている。本実施形態では、排気用開口部62を、側壁Wdのうち機関空調用給気口66から離れた位置に設けた。これにより、スクラバー室Sから排出された排ガスが機関空調用給気口66側に流れにくくすることができる。
<排ガス引込管22周りの構成>
≪煙突側開口構造N1≫
次に、排ガス引込管22周りの構成について図4及び図5を主に用いて説明する。図4及び図5に示すように、排ガス引込管22は、分岐管31と、水平管32と、エルボー管33と、鉛直管34とで主に構成されている。図4に示すように、分岐管31は、煙突5内において機関用排ガス管11から水平方向に分岐する配管である。分岐管31の一部には、発電機用排ガス管35が接続されている。分岐管31と水平管32との間には、伸縮継手36が設置されている。また、水平管32とエルボー管33との間には、伸縮継手37が設置されている。また、エルボー管33と鉛直管34との間には、伸縮継手38が設置されている。各伸縮継手36,37,38を設けることにより、排ガス引込管22が受ける揺動、振動や熱による伸縮を吸収することができる。
図5に示すように、水平管32の一端側は、煙突5の開口部40を貫通している。水平管32は、煙突5からスクラバー室Sに向けて水平に配置されている。水平管32の外径は中間部分から拡径している。開口部40は、水平管32よりも一回り大きな直径になっている。開口部40には、筒状のスリーブ41が設けられている。スリーブ41は、開口部40を挟んで煙突5の内部と外部に亘って延設されている。開口部40とスリーブ41とは溶接によって接合されている。スリーブ41は、防水機能及び断熱機能を備えている。
煙突5側の外部において、水平管32の外周には、周方向に亘ってかさ部42が形成されている。かさ部42は、水平管32の外周から垂直に立ち上がり周方向に亘って設けられた立上り部42aと、立上り部42aの端部から煙突5方向に垂直に延設された延設部42bとで構成されている。
延設部42bの内面には、水平管32側に垂下するコーミング43が形成されている。コーミング43は、水平管32の周方向に亘って間をあけて断続的に形成されている。コーミング43とスリーブ41の端部とは当接するか又はわずかに離間して配置されている。また、水平管32の下部は、煙突5の外部において、エンジンケーシング4から立ち上がるサポートM1によって支持されている。
煙突5の開口部40と、スリーブ41と、かさ部42と、コーミング43とで煙突側開口構造N1が構成されている。煙突側開口構造N1によれば、開口部40にスリーブ41を設けることにより、風雨等が煙突5の内部に流入するのを防ぐことができる。また、スリーブ41を設けることにより、煙突5内の熱及び排ガス引込管22の熱が煙突5の表面に伝達するのを防ぐことができる。これにより、煙突5やスクラバー室Sの外壁の塗装が熱で剥がれたり汚れたりするのを防ぐことができる。また、煙突5内の空気(機関用排ガス管11等からリークした排ガス)は、水平管32とスリーブ41との間、隣り合うコーミング43,43の間を通って船外に排出されるようになっている。また、煙突5の開口部40の開口縁と水平管32とは縁が切れているため、水平管32(排ガス引込管22)が受ける揺動、振動や熱による伸縮の影響が、煙突5に伝達しないようになっている。つまり、排ガス引込管22は、開口部40を遊貫しており、開口部40周りにおいても径方向及び軸方向に伸縮できるため、煙突5及び排ガス引込管22の損傷を防ぐことができる。
≪スクラバー側開口構造N2≫
図5に示すように、水平管32の他端側は、スクラバー室Sの左舷側の側壁Waに形成された開口部60を貫通している。開口部60は、水平管32の外径よりも一回り大きな直径になっている。開口部60には、筒状のスリーブ44が設けられている。スリーブ44は、開口部60近傍から煙突5側に向けて延設されている。スリーブ44と側壁Waとは溶接で接合されている。スリーブ44は、防水機能及び断熱機能を備えている。
水平管32のスクラバー室S近傍の外周には、周方向に亘ってかさ部45が形成されている。かさ部45は、水平管32の外周から垂直に立ち上がり周方向に亘って設けられた立上り部45aと、立上り部45aの端部から側壁Wb側に向けて延設された延設部45bとで構成されている。
延設部45bの内面には、水平管32側に垂下するコーミング46が形成されている。コーミング46は、水平管32の周方向に亘って間をあけて断続的に形成されている。コーミング46とスリーブ44の端部とは当接するか又はわずかに離間して配置されている。また、図4に示すように、水平管32の下部は、側壁Waの内面から延設されたサポートM2で支持されている。
側壁Waの開口部60と、スリーブ44と、かさ部45と、コーミング46とでスクラバー側開口構造N2が構成されている。スクラバー側開口構造N2によれば、開口部60にスリーブ44を設けることにより、風雨等がスクラバー室Sの内部に流入するのを防ぐことができる。また、スクラバー室S内の空気(スクラバー本体21等からリークした排ガス)は、開口部60、水平管32とスリーブ44との間、隣り合うコーミング46,46の間を通って船外に排出されるようになっている。また、側壁Waの開口部60の開口縁と排ガス引込管22とは縁が切れているため、水平管32(排ガス引込管22)が受ける揺動、振動や熱による伸縮の影響が、側壁Waに伝達しないようになっている。つまり、排ガス引込管22は、開口部60を遊貫しており、開口部60周りにおいても径方向及び軸方向に伸縮できるため、スクラバー室Sの側壁Wa及び排ガス引込管22の損傷を防ぐことができる。
図4に示すように、エルボー管33は、伸縮継手37を介して水平管32に連結されている。また、エルボー管33は、伸縮継手38を介して鉛直管34に連結されている。エルボー管33は、水平管32から流通する排ガスを略鉛直下方に導く配管である。エルボー管33は、スクラバー室Sの上壁Cから延設されたサポートM3,M4で吊持されている。エルボー管33の内部には、管軸方向に沿って配置された板状のガイド48が設けられている。ガイド48を設けることにより、曲がったエルボー管33内での乱流を防ぎ、排ガスを効率良くスクラバー本体21側へ流通させることができる。
以上本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲において適宜設計変更が可能である。
本実施形態では、本発明を硫黄酸化物(SOx)の低減を図る排ガス浄化システムに適用したが、例えば、排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)の低減を図る排ガス浄化システム等に適用してもよい。窒素酸化物の低減を図る排ガス浄化システムとして還元触媒を用いた場合には、内燃機関や外燃機関等から排出される排ガスを浄化する還元触媒装置が、特許請求の範囲の「浄化装置本体」を構成する。また、機関用排ガス管から排ガスを還元触媒装置に取り入れる排ガス引込管が、特許請求の範囲の「排ガス用の配管」を構成する。
1 船舶
2 機関室
3 機関(主機関)
4 エンジンケーシング
5 煙突
6 居住区
7 排ガス洗浄システム(EGCS,排ガス浄化システム)
10 上甲板
11 機関用排ガス管
20 Aデッキ
21 スクラバー本体(浄化装置本体)
22 排ガス引込管
23 スクラバー用排ガス管
24 ドレン管(排水用の配管,循環ライン用の配管)
25 支持部材
26 支柱
53 デッキ用接続部
300 囲壁部
310 立上部
C 上壁
S スクラバー室
Wa 側壁
Wb 側壁
Wc 側壁
Wd 側壁

Claims (3)

  1. 機関から排出される排ガスを船外へ排出する機関用排ガス管と、
    前記排ガスを取り込んで浄化し、浄化した後の排ガスを船外に排出する排ガス浄化システムと、を備えた船舶であって、
    前記排ガス浄化システムは、
    前記機関から排出された排ガスを浄化する浄化装置本体と、前記浄化装置本体に接続された排水用、循環ライン用、又は、排ガス用の配管と、を備え、
    前記浄化装置本体は、上甲板よりも高い位置に形成されたデッキに設置されるとともに、前記配管は、前記デッキ及び前記上甲板を貫通しており、
    前記デッキと前記配管とを水密に接続するデッキ用接続部が設けられており、
    前記上甲板の開口縁と前記配管は、離間していることを特徴とする船舶。
  2. 前記上甲板と前記デッキとの間には、前記配管の周囲及び前記上甲板の貫通孔の周囲を囲む囲壁部が介設されていることを特徴とする請求項1に記載の船舶。
  3. 前記囲壁部の内側には、前記上甲板の貫通孔の周囲から立ち上がる立上部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の船舶。
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