JP2019162210A - 洗面キャビネット及び洗面化粧台 - Google Patents

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Koichi Jinno
晃一 神野
敦 島▲崎▼
Atsushi Shimazaki
敦 島▲崎▼
愛子 北村
Aiko Kitamura
愛子 北村
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Abstract

【課題】外観が良い洗面キャビネット及び洗面化粧台を提供する。【解決手段】洗面ボウル11の上方に配されるキャビネット本体22と、前記キャビネット本体22の下面に配される光源部33及び前記光源部33の下方を覆うカバー34を有する照明部30と、を備え、前記照明部30が、前記キャビネット本体22の下面の奥行きにおいて露出した部分の全域を覆っている。【選択図】図2

Description

本発明は、洗面キャビネット及び洗面化粧台に関する。
従来、洗面ボウルの上方にキャビネットが備えられた洗面化粧台が知られている。このような洗面化粧台において、洗面ボウルを照明するために、キャビネットの下面に照明具を取り付けることが知られている。例えば下記特許文献1には、キャビネット下面の前部に、横長の箱状をなす照明具を取り付けることが記載されている。
特許第6141107号公報
しかしながら、上記のような構成では、キャビネットの下面において照明具の後に、照明具とキャビネットとの境界が形成される。このような境界には汚れが付着しがちであり、掃除もし難いため、外観が悪いという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、外観が良い洗面キャビネット及び洗面化粧台を提供することを目的とする。
本発明の洗面キャビネットは、洗面ボウルの上方に配されるキャビネット本体と、前記キャビネット本体の下面に配される光源部及び前記光源部の下方を覆うカバーを有する照明部と、を備え、前記照明部が、前記キャビネット本体の下面の奥行きにおいて露出した部分の全域を覆っているものである。
本発明の洗面化粧台は、洗面ボウルを有する洗面台と、前記洗面キャビネットと、を備えているものである。
本発明によれば、キャビネット本体の下面の奥行きにおける露出部分(視認できるところ)に、光源部を覆うカバーとキャビネット本体との境界が形成されないから、外観を良くすることができる。
実施例1における洗面化粧台を示す正面図 洗面化粧台を示す側面図 照明ユニットを示す正面図 照明ユニットを示す断面図であって、図3のA−A位置における断面に相当する断面図 照明ユニットを示す底面図 照明ユニットを示す断面図であって、図5のB−B位置における断面に相当する断面図 光源部を示す平面図 実施例2における洗面化粧台を示す正面図 洗面化粧台の一部拡大側面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明の洗面キャビネットは、前記照明部が、前記光源部をケース部に収納してなる照明ユニットであり、前記ケース部が前記カバーを構成しているものとしてもよい。このような構成によれば、照明ユニットをキャビネット本体の下面に取り付ければよいから、キャビネット本体の下面に光源部及びカバーをそれぞれ取り付ける場合に比して、取り付け作業を容易に行うことができる。
また、本発明の洗面キャビネットは、前記カバーが、前記光源部の光を通過させる透光部を有し、前記透光部が、前記奥行きの前後方向中央より前側から奥側にわたって配されているものとしてもよい。このような構成によれば、透光部が奥行きの前側のみに配されている場合に比して奥側まで明るくすることができる。
また、本発明の洗面キャビネットは、前記キャビネット本体の収納部を開閉する扉部を備え、前記扉部の下端が、前記カバーの前端部より下方に位置しているものとしてもよい。このような構成によれば、キャビネット本体の下面の奥行き全幅をカバーで覆う構成であっても、扉部の下端に指を引掛けて容易に扉部を開けることができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1について、図1〜図7を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例における洗面化粧台10は、洗面ボウル11を有する洗面台12と、洗面台12の上方に配される洗面キャビネット20とを備えている。以下、各構成部材において、洗面化粧台10の使用状態において使用者に面する側を前方、その反対側を後方とし、また上側(図1の上側)を上方、下側(図1の下側)を下方として説明する。
洗面台12は、洗面ボウル11と、洗面ボウル11の下方に設けられた支持台13とを備えている。支持台13は、本実施例では観音開き式のキャビネットとされている。支持台13は、洗面ボウル11を支持するものであればどのようなものであってもよく、例えば引き出し式のキャビネットやフレームのみで構成された台等であってもよい。
洗面ボウル11は、支持台13の上面に設けられ、下方に凹んだ形態をなしている。洗面ボウル11は、平面視、横長の方形状をなし、洗面台12の上面全体に広がる大きさを有している。洗面ボウル11の下面は左側(図1では右側)に向かって下がる傾斜をなし、左端部には排水孔14が設けられている。
洗面台12の上面の後端部には、図2に示すように、バックガード15が立設されている。バックガード15は、洗面ボウル11の後縁に沿って、洗面台12の全幅にわたっている。バックガード15には水栓装置16が備えられている。水栓装置16は、洗面ボウル11に向けて水を吐出する吐水口17を備えている。吐水口17は、バックガード15の前面から洗面ボウル11の上方に突出している。
洗面キャビネット20は、内部に収納部を有するとともに前面に鏡21が備えられたミラーキャビネットである。洗面キャビネット20は、キャビネット本体22と、キャビネット本体22の下面に配される照明ユニット30とを備えている。キャビネット本体22の幅寸法は、洗面台12の全幅にわたる寸法とされている。キャビネット本体22の前後方向の寸法は、図2に示すように、バックガード15の前後方向の寸法より大きく、キャビネット本体22の前側の部分がバックガード15より前方に突出している。
キャビネット本体22は、底面部23(図4参照)と、底面部23の左右両端から上方に立つ一対の側面部24と、底面部23の後端から上方に立つ背面部25と、一対の側面部24及び背面部25の上端にわたされた天面部26とを備えている。キャビネット本体22の内部には、図示はしないが、左右一対の仕切り壁が設けられ、収納部は3つに区画されている。
洗面キャビネット20は、キャビネット本体22の収納部を開閉する扉部27を備えている。扉部27は、キャビネット本体22の前面に3枚が横並びに設けられている(図1参照)。各扉部27は、軸線が上下方向を向いた図示しない回動軸を中心に、収納部を開放する開放状態と閉塞する閉塞状態とに回動自在とされている。各扉部27の前面には鏡21が備えられている。
照明ユニット30は、図4に示すように、光源部33と、光源部33を収納するケース部34とを備えている。照明ユニット30は、全体として横長の扁平な箱状をなし、キャビネット本体22とバックガード15とに挟まれるようになっている(図2参照)。
照明ユニット30の断面(長手方向に直交する方向の断面)は、図4に示すように、前後方向に長い長方形状をなしている。照明ユニット30は、キャビネット本体22とバックガード15とに挟まれて視認されない部分(以後、非視認部31と称する)と、バックガード15の前方に突出して視認されうる部分(以後、視認部32と称する)とを備えている。非視認部31は照明ユニット30の後側の部分であり、視認部32は照明ユニット30の前側の部分である。
照明ユニット30の前端は、キャビネット本体22の前端(扉部27の前端)に至っている。すなわち、照明ユニット30は、キャビネット本体22の下面の奥行きにおける露出部分(視認できる範囲)の全域を覆っている。照明ユニット30の前面には、照明のオンオフを切り替える操作を行うためのスイッチ35が備えられている。
光源部33は、図4及び図6に示すように、本実施例では複数のLED36を基板37に並べてなるLED基板とされ、全体として細長い形状をなしている。光源部33は、洗面台12の概ね全幅にわたる長さ寸法を有している。LED36は、発光色が白色(昼光色または電球色等を含む)のものである。複数のLED36は、基板37の一面に長手方向に沿って所定の間隔をあけて配置されている(図6参照)。
照明ユニット30は、図4に示すように、光源部33を支持するフレーム部38を備えている。フレーム部38は、細長い箱状をなしている。フレーム部38は、ケース部34の後端部に収納されるようになっており、フレーム部38の前面に光源部33が固定されている。フレーム部38の外面(上下両面)は、ケース部34の内面(上下両面)に沿って配される。
フレーム部38には、ケース部34に対する挿抜を案内するガイド部(以後、光源側ガイド部39と称する)が設けられている。光源側ガイド部39は、溝状をなしてフレーム部38の長手方向に延び、フレーム部38の全長にわたって形成され、両端は延び方向に開放されている。
ケース部34は、図4及び図5に示すように、キャビネット本体22の下面(底面部23の下面)に沿う上板部41と、バックガード15の上面に沿う下板部42と、上板部41の前端から下板部42の前端に垂下する前板部43と、上板部41の後端から下板部42の後端に垂下する後板部44と、上板部41の左右両端から下板部42の左右両端に垂下する一対の側板部45とを備えている。ケース部34は、光源部33の下方を覆うカバーを構成している。
ケース部34は、長手方向における両端が開口した角筒状をなすケース本体46を有し、一対の側板部45は、ケース本体46の両端の開口を塞ぐキャップとなっている(図6参照)。ケース本体46には、光源側ガイド部39と係合してフレーム部38の挿抜を案内するケース側ガイド部48が設けられている(図4参照)。ケース側ガイド部48は、ケース本体46の内面に突設された突条であり、ケース本体46の全長にわたり連続して延びている。
ケース部34に光源部33を収容するときには、側板部45を取り外した状態のケース本体46の端からフレーム部38をケース本体46の内部に挿入する。この際、光源側ガイド部39の位置がケース側ガイド部48の位置に合うようにする。これにより、フレーム部38は、ケース本体46に対して正しい取付位置(本実施例ではケース本体46の後端部)に取り付けられる。また、光源側ガイド部39とケース側ガイド部48とが係合することにより、フレーム部38の挿入が真っ直ぐに案内される。ケース本体46にフレーム部38を収容した後、側板部45を取り付ける。側板部45はケース本体46の開口を液密にシールし、光源部33は防水、保護される。
ケース部34は、光源部33からの光を通過させる透光部49を有している(図4参照)。透光部49は、板状に成形されたケース部34の内部を視認できない程度の半透明の合成樹脂製であり、ケース部34の下板部42の一部を構成している。
透光部49は、照明ユニット30の視認部32に設けられている。透光部49の左右方向の寸法(幅寸法)は、図5に示すように、ケース部34の幅全体にわたる寸法とされている。また、透光部49の前後方向の寸法(奥行)は、前板部43の近傍からバックガード15の前面の近傍にわたる寸法とされている。透光部49は、視認部32の前後方向中央より前側から奥側にわたっており、視認部32の半分以上の領域を占めている。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例の洗面キャビネット20は、洗面ボウル11の上方に配されるキャビネット本体22と、キャビネット本体22の下面に配される光源部33及び光源部33の下方を覆うケース部34を有する照明ユニット30と、を備え、照明ユニット30が、キャビネット本体22の下面の奥行きにおいて露出した部分の全域を覆っている。この構成によれば、キャビネット本体22の下面の奥行きにおいて視認できる範囲に、光源部33を覆うカバーとキャビネット本体22との境界が形成されない。したがって、キャビネットの下面を掃除しやすく、また照明ユニット30のみ視認され、すっきりしてデザイン性に優れているから、外観を良くすることができる。
また、洗面キャビネット20は、光源部33がケース部34に収納された照明ユニット30を有している。この構成によれば、照明ユニット30をキャビネット本体22の下面に取り付ければよいから、キャビネット本体22の下面に光源部及びカバーをそれぞれ取り付ける場合に比して、取り付け作業を容易に行うことができる。
また、ケース部34が、光源部33の光を通過させる透光部49を有し、透光部49が、キャビネット本体22の下面の視認できる範囲の奥行きの前後方向中央の奥側にわたって配されている。この構成によれば、透光部が奥行きの前側のみに配されている場合に比して奥側まで明るくすることができる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2に係る洗面キャビネット60を図8及び図9によって説明する。
本実施例の洗面キャビネット60は、扉部27の下端が、ケース部61の前端部より下方に位置している点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例の洗面キャビネット60は、実施例1と同様、洗面ボウル11の上方に配されるキャビネット本体22と、キャビネット本体22の下面に配される光源部33と、光源部33の下方を覆うケース部61とを備え、ケース部61が、キャビネット本体22の下面の奥行きにおいて視認できる範囲の全幅を覆っている。
キャビネット本体22の扉部27は、図9に示すように、キャビネット本体22の下面よりも下方に突出した部分(以後、扉下端部62と称する)を有している。扉下端部62の下面は、照明ユニット30の下面と等しい高さ位置もしくは、照明ユニット30の下面より下側の高さ位置に配されている。
ケース部61は、図9に示すように、前板部43の前面からキャビネット本体22の下面に沿うように突出した覆い部63を有している。覆い部63は、キャビネット本体22の下面のうち前板部43の前面からキャビネット本体22の前端までを覆っている。覆い部63の上下方向の寸法は前板部43の上下方向の寸法より小さくされている。覆い部63は、前板部43と一体成形されたケース部61の一部である。すなわち、覆い部63を含むケース部61は一部品である。
ケース部61の前端部には、下端の角が凹んだ形態の段差凹部64が形成されている。段差凹部64は、ケース部61の左右方向における全幅にわたって形成されている。段差凹部64の上下方向の寸法及び前後方向の寸法は、使用者の指先を差し入れることが可能な寸法とされている。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、キャビネット本体22の下面が照明ユニット30で覆われているから、外観を良くすることができる。また、扉部27の下端が、照明ユニット30の前端部(覆い部63)より下方に位置しているから、キャビネット本体22の下面の奥行き全幅を照明ユニット30で覆う構成であっても、扉部27の下端に指を引掛けて容易に扉部27を開けることができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、キャビネット本体22が底面部23を備えているが、これに限らず、例えばキャビネット本体の底面部をなくし、代わりに照明ユニットがキャビネット本体の底面を構成するようにしてもよい。
(2)上記実施例では、キャビネット本体22の下面の左右方向における全幅が照明ユニット30で覆われているが、これに限らず、照明ユニットは、キャビネット本体の下面の左右方向における一部のみを覆う、すなわち照明ユニットはキャビネット本体の下面に、左右方向に部分的に設けられていてもよい。
(3)上記実施例では、洗面キャビネット20(60)の前面の全体に鏡21が備えられているが、これに限らず、洗面キャビネットの形態はどのようなものであってもよく、例えば洗面キャビネットの前面の左右方向における中央のみに鏡が配され、左右両側は収納部とされたものでもよい。
(4)上記実施例では、キャビネット本体22が収納部を開閉する扉部27を備えているが、これに限らず、キャビネット本体は扉部を備えなくてもよい。
(5)上記実施例では、光源部33を覆うカバーが光源部33を収納するケース部34(61)である場合を例示したが、これに限らず、カバーは、光源部を収納しない単なる覆いであってもよく、光源部の下方を覆うことが可能な形状(例えば板状や浅い皿状)をなすものであってもよい。
(6)上記実施例では、照明ユニット30の構成を例示したが、照明ユニットの構成は適宜変更してもよく、例えばケース部の内部に反射板等の光学部材を配置してもよいし、LED基板の形態、位置また向き等を変更してもよい。
(7)上記実施例では、光源部33がLED基板とされているが、これに限らず、光源部は、例えば蛍光灯であってもよい。
(8)上記実施例では、透光部49が視認部32のみに設けられているが、これに限らず、透光部49は、視認部32のみならず非視認部31まで至って形成されていてもよい。
(9)上記実施例では、光源側ガイド部39が溝であり、ケース側ガイド部48が突条である場合を例示したが、ガイド部の構成はこれに限らず、例えば光源側ガイド部が突条であり、ケース側ガイド部が溝であってもよい。
10…洗面化粧台
11…洗面ボウル
20,60…洗面キャビネット
22…キャビネット本体
27…扉部
30…照明ユニット(照明部)
33…光源部
34,61…ケース部(カバー)
49…透光部

Claims (5)

  1. 洗面ボウルの上方に配されるキャビネット本体と、
    前記キャビネット本体の下面に配される光源部及び前記光源部の下方を覆うカバーを有する照明部と、を備え、
    前記照明部が、前記キャビネット本体の下面の奥行きにおいて露出した部分の全域を覆っている洗面キャビネット。
  2. 前記照明部が、前記光源部をケース部に収納してなる照明ユニットであり、
    前記ケース部が前記カバーを構成している請求項1に記載の洗面キャビネット。
  3. 前記カバーが、前記光源部の光を通過させる透光部を有し、
    前記透光部が、前記奥行きの前後方向中央より前側から奥側にわたって配されている請求項1または請求項2に記載の洗面キャビネット。
  4. 前記キャビネット本体の収納部を開閉する扉部を備え、
    前記扉部の下端が、前記カバーの前端部の下端より下方に位置している請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の洗面キャビネット。
  5. 洗面ボウルを有する洗面台と、
    請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の洗面キャビネットと、
    を備えている洗面化粧台。
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