JP2019161927A - 電力変換装置及び回転電気機械システム - Google Patents

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Abstract

【課題】並列に接続された複数の電力変換器の寿命のばらつきを低減することができる電力変換装置及び回転電気機械システムを提供する。【解決手段】並列接続された複数の電力変換器4a〜4cで単一の負荷を並列駆動する電力変換装置3であって、各電力変換器の温度に応じて、各電力変換器の負荷分担を調整する制御装置7を備える。制御装置は、各電力変換器の負荷分担比率に従って各電力変換器の出力を制御することで各電力変換器の負荷分担を調整し、温度が低い電力変換器の負荷分担比率を、温度が高い電力変換器の負荷分担比率よりも高くなるよう設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置及び回転電気機械システムに関する。
下記特許文献1には、一のステータに複数の巻線群がそれぞれ独立して巻回されることで多重化された電動モータと、当該電動モータの駆動を制御する制御装置とを備えた電動モータ制御システムが開示されている。
この電動モータ制御システムには、上記電動モータを駆動するために、各巻線群に対応した電力変換器がそれぞれ並列接続されており、上記制御装置は、各電力変換器を構成するスイッチング素子をスイッチング制御することで、各巻線群に駆動電流を供給する。
国際公開第2017/158681号
ところで、上記並列に接続された各電力変換器では、スイッチング素子の特性ばらつき等により、各電力変換器の発熱温度にばらつきが生じる。したがって、各電力変換器の寿命にもばらつきが生じ、電力変換装置全体としての低寿命化やメンテナンス性の低下等の問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、並列に接続された複数の電力変換器の寿命のばらつきを低減することである。
本発明の一態様は、並列接続された複数の電力変換器で単一の負荷を並列駆動する電力変換装置であって、前記各電力変換器の温度に応じて、前記各電力変換器の負荷分担を調整する制御装置を備えることを特徴とする電力変換装置である。
本発明の一態様は、上述の電力変換装置であって、前記制御装置は、前記各電力変換器の負荷分担比率に従って前記各電力変換器の出力を制御することで前記各電力変換器の負荷分担を調整し、前記制御装置は、前記温度が低い前記電力変換器の負荷分担比率を、温度が高い前記電力変換器の負荷分担比率よりも高くなるよう設定する。
本発明の一態様は、上述の電力変換装置であって、前記制御装置は、前記各電力変換器の温度に応じて、前記各電力変換器の前記負荷分担比率を設定する。
本発明の一態様は、上述の電力変換装置であって、前記制御装置は、複数の前記電力変換器のうち、いずれかの前記電力変換器の動作が停止した場合には、前記動作が停止した前記電力変換器の負荷分担比率をゼロに設定するとともに、当該電力変換器の温度を除外して他の前記電力変換器の負荷分担率を設定する。
本発明の一態様は、上述の電力変換装置と、前記電力変換装置により並列駆動される前記単一の負荷としての回転電機と、を備え、前記回転電機は、前記各電力変換器に電気的に接続された複数の巻線群を備え、前記複数の巻線群は、前記回転電機の単一のステータにそれぞれ独立して巻回されていることを特徴とする回転電気機械システムである。
以上説明したように、本発明によれば、並列に接続された複数の電力変換器の寿命のばらつきを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る回転電気機械システムAの概略構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力変換器4aの構成を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置7の構成を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る各電力変換器4の温度Tによる負荷分担比率Fの変化の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る電力変換装置及び回転電気機械システムを、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る回転電気機械システムAの概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、回転電気機械システムAは、電源装置1、回転電機2、及び電力変換装置3を備える。
電源装置1は、直流電源であって、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、電源装置1は、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることもできる。
回転電機2は、多相の巻線から成る巻線群21を複数備えている。すなわち、回転電機2は、ステータに巻回される巻線が複数の巻線群21に分割されて多重化されている。
なお、本実施形態では、回転電機2がモータである場合について説明するが、本発明はこれに限定されず、多相の巻線から成る巻線群21を複数備えていれば特に限定されない。例えば、回転電機2は、発電機であってもよいし、モータ及び発電機の双方の機能を有するものであってもよい。
なお、本実施形態では、回転電機2は、多相の巻線から成る巻線群21を3つ備える構成とするが、本発明はこれに限定されず、複数の巻線群21を備えていればよい。さらに、本実施形態では、巻線群21を構成する多相の巻線の相数を三相とするが、本実施形態ではこれに限定されず、単相でもよいし、三相以外の複数相であってもよい。
以下に、本実施形態における回転電機2の構成について具体的に説明する。
回転電機2は、永久磁石を有するロータと、3つの巻線群21(巻線群21a〜21c)がそれぞれ独立して巻回されているステータを備える。ここで、独立とは、電気的に互いに絶縁されている状態である。
巻線群21aは、三相の各相に対応した巻線であるU相巻線Lu1、V相巻線Lv1、及びW相巻線Lw1を備える。このU相巻線Lu1、V相巻線Lv1、及びW相巻線Lw1の一端は、それぞれ中性点P1に接続されている。さらに、U相巻線Lu1、V相巻線Lv1、及びW相巻線Lw1の他端は、それぞれ電力変換装置3に接続されている。
巻線群21bは、三相の各相に対応した巻線であるU相巻線Lu2、V相巻線Lv2、及びW相巻線Lw2を備える。このU相巻線Lu2、V相巻線Lv2、及びW相巻線Lw2の一端は、それぞれ中性点P2に接続されている。さらに、U相巻線Lu2、V相巻線Lv2、及びW相巻線Lw2の他端は、それぞれ電力変換装置3に接続されている。
巻線群21cは、三相の各相に対応した巻線であるU相巻線Lu3、V相巻線Lv3、及びW相巻線Lw3を備える。このU相巻線Lu3、V相巻線Lv3、及びW相巻線Lw3の一端は、それぞれ中性点P3に接続されている。さらに、U相巻線Lu3、V相巻線Lv3、及びW相巻線Lw3の他端は、それぞれ電力変換装置3に接続されている。
なお、巻線群21a〜21cのそれぞれを区別しない場合には、単に「巻線群21」と標記する。
電力変換装置3は、電源装置1から供給される直流電力を交流電力に変換する。そして、電力変換装置3は、変換した交流電力を、巻線群21a〜21cのそれぞれに供給する。以下に、本発明の一実施形態に係る電力変換装置3の構成について説明する。
電力変換装置3は、複数の電力変換器4(電力変換器4a〜4c)、複数の電流検出部5(電流検出部5a〜5c)、複数の温度センサ6(温度センサ6a〜6c)、及び制御装置7を備える。
複数の電力変換器4は、それぞれ並列に接続されている。すなわち、複数の電力変換器4は並列に接続されることで多重化されている。本実施形態では、巻線群21a〜21cのそれぞれに交流電力を供給するため、その巻線群21a〜21cのそれぞれに対応した電力変換器4a〜4cが互いに並列に接続されている。すなわち、回転電機2を構成する巻線群21の数と同数の電力変換器4が並列に接続されている。
なお、本実施形態における電力変換器4a〜4cのそれぞれは、同一の構成を備える。電力変換器4a〜4cのそれぞれを区別しない場合には、単に「電力変換器4」と標記する。以下に、本発明の一実施形態に係る電力変換器4aの構成について、図2を用いて説明する。なお、電力変換器4b,4cは、電力変換器4aと同様な構成を備えるため、電力変換器4b,4cの詳細な説明は省略する。
電力変換器4aは、複数のスイッチング素子SWを有し、このスイッチング素子のオン状態とオフ状態とが制御装置7によりスイッチング制御されることで電源装置1からの直流電力を交流電力に変換して巻線群21aに出力する。なお、本実施形態では、6つのスイッチング素子SW1〜SW6がFET(Field Effective Transistor)である場合について説明するが、これに限定されず、例えば、IGBT(Insulated gate bipolar transistor)、及びBJT(bipolar junction transistor)であってもよい。また、電力変換器4aは、スイッチング素子SWの個数には特に限定されない。
具体的には、直列に接続されたスイッチング素子SW1,SW2と、直列に接続されたスイッチング素子SW3,SW4と、直列に接続されたスイッチング素子SW5,SW6とは、電源装置1の正極端子と、電源装置1の負極端子との間に並列に接続されている。
スイッチング素子SW1のドレイン端子は、電源装置1の正極端子に接続されている。スイッチング素子SW2のソース端子は、電源装置1の負極端子に接続されている。スイッチング素子SW1のソース端子と、スイッチング素子SW2のドレイン端子との接続点N1は、U相巻線Lu1の他端に接続されている。
スイッチング素子SW3のドレイン端子は、スイッチング素子SW1のドレイン端子に接続されている。スイッチング素子SW4のソース端子は、スイッチング素子SW2のソース端子に接続されている。スイッチング素子SW3のソース端子と、スイッチング素子SW4のドレイン端子との接続点N2は、V相巻線Lv1の他端に接続されている。
スイッチング素子SW5のドレイン端子は、スイッチング素子SW1のドレイン端子に接続されている。スイッチング素子SW6のソース端子は、スイッチング素子SW2のソース端子に接続されている。スイッチング素子SW5のソース端子と、スイッチング素子SW6のドレイン端子との接続点N3は、W相巻線Lw1の他端に接続されている。
また、各スイッチング素子SW1〜SW6のゲート端子は、制御装置7に接続されている。
電力変換器4bは、電力変換器4aと同様にスイッチング素子SW1〜SW6を備え、接続点N1がU相巻線Lu2の他端に接続され、接続点N2がV相巻線Lv2の他端に接続され、接続点N3がW相巻線Lw2の他端に接続されている。
電力変換器4cは、電力変換器4aと同様にスイッチング素子SW1〜SW6を備え、接続点N1がU相巻線Lu3の他端に接続され、接続点N2がV相巻線Lv3の他端に接続され、接続点N3がW相巻線Lw3の他端に接続されている。
電流検出部5は、電力変換器4ごとに設けられている。具体的には、電流検出部5aは、電力変換器4aに対応して設けられており、巻線群21aの各相の巻線、すなわちU相巻線Lu1、V相巻線Lv1、及びW相巻線Lw1のそれぞれに流れる相電流値I1を検出する。そして、電流検出部5aは、その検出した相電流値I1を制御装置7に出力する。
例えば、図2に示すように、電流検出部5aは、複数の電流センサ50を備え、各電流センサ50をスイッチング素子SW2のソース端子と電源装置1の負極端子との間、スイッチング素子SW4のソース端子と電源装置1の負極端子との間、スイッチング素子SW6のソース端子と電源装置1の負極端子との間、のそれぞれに設けることで、U相電流値Iu1、V相電流値Iv1、及びW相電流値Iw1を検出してもよい。また、電流センサ50は、接続点N1とU相巻線Lu1の他端、接続点N2とV相巻線Lv1の他端、接続点N3とW相巻線Lw1の他端、のそれぞれに設けられてもよい。
なお、電流センサ50は、相電流を検出する構成であれば特に限定されないが、例えば、トランスを備えたカレントトランス(CT)やホール素子を備えた電流センサである。また、電流センサ50は、シャント抵抗を備え、当該シャント抵抗の両端の電圧から相電流を検出してもよい。
電流検出部5bは、電力変換器4bに対応して設けられており、巻線群21bの各相の巻線、すなわちU相巻線Lu2、V相巻線Lv2、及びW相巻線Lw2のそれぞれに流れる相電流値I2を検出する。そして、電流検出部5bは、その検出した相電流値I2を制御装置7に出力する。なお、電流検出部5bは、電流検出部5aと同様の構成を有してもよい。
電流検出部5cは、電力変換器4cに対応して設けられており、巻線群21cの各相の巻線、すなわちU相巻線Lu3、V相巻線Lv3、及びW相巻線Lw3のそれぞれに流れる相電流値I3を検出する。そして、電流検出部5bは、その検出した相電流値I3を制御装置7に出力する。なお、電流検出部5cは、電流検出部5aと同様の構成を有してもよい。
温度センサ6は、各電力変換器4に対応して設けられ、その対応する電力変換器4の温度Tを測定する。本実施形態では、温度センサ6aは、電力変換器4aの温度Tを測定し、その測定した温度Tを制御装置7に出力する。温度センサ6bは、電力変換器4bの温度Tを測定し、その測定した温度Tを制御装置7に出力する。温度センサ6cは、電力変換器4cの温度Tを測定し、その測定した温度Tを制御装置7に出力する。
ここで、電力変換器4の温度Tは、その電力変換器4が備えるスイッチング素子SWの温度が支配的である。したがって、温度センサ6は、対応する電力変換器4の温度Tとして、スイッチング素子SWの温度を測定してもよい。ただし、各電力変換器4には、本実施形態のように複数のスイッチング素子SW1〜SW6が設けられることがある。そのため、例えば、温度センサ6は、半導体スイッチSW1〜SW6の温度のうち、代表点の温度を電力変換器4の温度Tとして測定してもよい。また、温度センサ6は、半導体スイッチSW1〜SW6の温度のうち、各温度の平均値や中央値を電力変換器4の温度Tとして検出してもよい。さらに、温度センサ6は、スイッチング素子SWの温度の代わりにスイッチング素子SWのヒートシンクの温度や冷却冷媒温度を、電力変換器4の温度Tとして測定してもよい。すなわち、温度センサ6は、対応する電力変換器4の温度Tを直接又は間接的に測定できればよく、その方法や測定箇所には特に限定されない。
制御装置7は、並列接続された複数の電力変換器4で単一の負荷(回転電機2)を並列駆動する。すなわち、制御装置7は、各電力変換器4のスイッチング素子SW1〜SW6をスイッチング制御することで、単一の回転電機2を駆動する。この場合において、制御装置7は、その各電力変換器4の温度に応じて、各電力変換器4の負荷分担を調整する。
以下に、本発明の一実施形態に係る制御装置7の構成について、図3を用いて説明する。
制御装置7は、目標値設定部8及び複数のPWM制御部9a〜9cを備える。
目標値設定部8は、外部から取得した指令値を取得し、その取得した指令値に応じて、相電流として回転電機2に供給する電流値の目標値(以下、「目標電流値」という。)Irefを設定する。そして、目標値設定部8は、設定した目標電流値Irefを、PWM制御部9a〜9cのそれぞれに出力する。
PWM制御部9aは、負荷分担設定部91a、電流制御部92a、及びPWM信号生成部93aを備える。
負荷分担設定部91aは、温度センサ6a〜6cから取得した各電力変換器4a〜4cの温度T〜Tに応じて、電力変換器4aの負荷分担を設定する。この負荷分担とは、並列に接続されている複数の電力変換器4a〜4cが駆動している場合において各電力変換器4a〜4cが負担する負荷の配分を示すものであり、負荷分担比率で表される。
具体的には、負荷分担設定部91aは、温度センサ6a〜6cから取得した温度T〜Tに基づいて電力変換器4aの負荷分担比率F1を設定する。そして、負荷分担設定部91aは、その設定した負荷分担比率F1を用いて、目標値設定部8から取得した目標電流値Irefから巻線群21aの相電流の目標値Iref1を算出する。この目標値Iref1は、電力変換器4aが分担する負荷を示すものである。すなわち、目標値Iref1は、電力変換装置3が相電流として回転電機2に供給する電流値(目標値Iref)のうち、電力変換器4aが回転電機2に供給する電流値を規定するものである。
以下に、負荷分担設定部91aにおける負荷分担比率F1の設定方法について、説明する。
まず、負荷分担設定部91aは、温度センサ6a〜6cから取得した温度T〜Tに基づいて、電力変換器4a〜4cのそれぞれについて第1の設定値Ka及び第2の設定値Kbを算出する。なお、添え字kは、電力変換器4a〜4cのそれぞれの第1の設定値Ka及び第2の設定値Kbを区別するためのものであり、k=1が電力変換器4aを示し、k=2が電力変換器4bを示し、k=3が電力変換器4cを示す。
この第1の設定値Kaは、以下の式(1)で算出される。
Ka=(ΔT/Trange)×100 …(1)
上記Kaは、Trangeに対するΔTの割合をパーセント表示したものである。ここで、Trangeは、スイッチング素子SWの温度変化の最大幅を示すものであって定数である。また、ΔTは、電力変換器4の温度Tと所定値Tthとの差分(T−Tth)を示す。例えば、所定値Tthは、Trangeの最小値に設定される。そのため、ΔTは、所定値Tthから電力変換器4の温度Tへの変化量を示すものである。
また、この第2の設定値Kbは、以下の式(2)で算出される通り、100(%)からKaを差し引いた値である。したがって、式(2)に式(1)を代入すると、第2の設定値Kbは、以下の式(3)で表すことができる。
Kb=100−Ka …(2)
=100−(ΔT/Trange)×100 …(3)
負荷分担設定部91aは、第2の設定値Kbを、温度T〜Tごとに求める。すなわち、負荷分担設定部91aは、式(3)に従って、以下の3つの式(4)〜(6)を求めることになる。
Kb=100−(ΔT/Trange)×100
=100−((T1−Tth)/Trange)×100…(4)
Kb=100−(ΔT/Trange)×100
=100−((T−Tth)/Trange)×100…(5)
Kb=100−(ΔT/Trange)×100
=100−((T−Tth)/Trange)×100…(6)
そして、負荷分担設定部91aは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb2,Kbに基づいて、電力変換器4aの負荷分担比率F1を算出する。具体的には、負荷分担設定部91aは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb2,Kbから、以下に示す式(7)を用いて電力変換器4aの負荷分担比率F1を算出する。
F1=Kb/(Kb+Kb+Kb)…(7)
そして、負荷分担設定部91aは、例えば、目標値設定部8から取得した目標電流値Irefに、上記式(7)で求めた負荷分担比率F1を乗算することで、目標値Iref1を算出して、電流制御部92aに出力する。
電流制御部92aは、負荷分担設定部91aから取得した目標値Iref1と電流検出部5aから取得した相電流値I1との偏差ΔI1を算出する。電流制御部92aは、その算出した偏差ΔI1に対してPI演算を実行することで、偏差ΔI1をゼロに近づけるための制御指令値を算出する。そして、電流制御部92aは、算出した制御指令値をPWM信号生成部93aに出力する。
PWM信号生成部93aは、電流制御部92aから取得した制御指令値に基づいてPWM(パルス幅変調)信号Saを生成する。例えば、PWM信号生成部93aは、電流制御部92aから取得した制御指令値と、所定の周波数の周期的な信号(例えば、正弦波信号であるキャリア波とを比較し、キャリア波より制御指令値の振幅が大きい期間にPWM信号Saを生成して、当該PWM信号Saを電力変換器4aのスイッチング素子SWに出力する。
PWM制御部9bは、負荷分担設定部91b、電流制御部92b、及びPWM信号生成部93bを備える。
負荷分担設定部91bは、温度センサ6a〜6cから取得した各電力変換器4a〜4cの温度T〜Tに応じて、電力変換器4bの負荷分担を設定する。
具体的には、負荷分担設定部91bは、温度センサ6a〜6cから取得した温度T〜Tに基づいて電力変換器4bの負荷分担比率F2を設定する。そして、負荷分担設定部91bは、その設定した負荷分担比率F2を用いて、目標値設定部8から取得した目標電流値Irefから巻線群21bの相電流の目標値Iref2を算出する。この目標値Iref2は、電力変換器4bが分担する負荷を示すものである。すなわち、目標値Iref2は、電力変換装置3が相電流として回転電機2に供給する電流値(目標値Iref)のうち、電力変換器4bが回転電機2に供給する電流値を規定するものである。
以下に、負荷分担設定部91bにおける負荷分担比率F2の設定方法について、説明する。
まず、負荷分担設定部91bは、上述した方法と同様に、第2の設定値Kbを、温度T〜Tごとに求める。すなわち、負荷分担設定部91bは、式(3)に従って、上記式(4)〜(6)から第2の設定値Kb,Kb2,Kbを求める。
そして、負荷分担設定部91bは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb2,Kbに基づいて、電力変換器4bの負荷分担比率F2を算出する。具体的には、負荷分担設定部91bは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb2,Kbから、以下に示す式(8)を用いて電力変換器4bの負荷分担比率F2を算出する。
F2=Kb/(Kb+Kb+Kb)…(8)
そして、負荷分担設定部91bは、例えば、目標値設定部8から取得した目標電流値Irefに、上記式(8)で求めた負荷分担比率F2を乗算することで、目標値Iref2を算出して、電流制御部92bに出力する。
電流制御部92bは、負荷分担設定部91bから取得した目標値Iref2と電流検出部5bから取得した相電流値I2との偏差ΔI2を算出する。電流制御部92bは、その算出した偏差ΔI2に対してPI演算を実行することで、偏差ΔI2をゼロに近づけるための制御指令値を算出する。そして、電流制御部92bは、算出した制御指令値をPWM信号生成部93bに出力する。
PWM信号生成部93bは、電流制御部92bから取得した制御指令値に基づいてPWM(パルス幅変調)信号Sbを生成する。例えば、PWM信号生成部93bは、電流制御部92bから取得した制御指令値と、上記キャリア波とを比較し、そのキャリア波より制御指令値の振幅が大きい期間にPWM信号Sbを生成して、当該PWM信号Sbを電力変換器4bのスイッチング素子SWに出力する。
PWM制御部9cは、負荷分担設定部91c、電流制御部92c、及びPWM信号生成部93cを備える。
負荷分担設定部91cは、温度センサ6a〜6cから取得した各電力変換器4a〜4cの温度T〜Tに応じて、電力変換器4cの負荷分担を設定する。
具体的には、負荷分担設定部91cは、温度センサ6a〜6cから取得した温度T〜Tに基づいて電力変換器4cの負荷分担比率F3を設定する。そして、負荷分担設定部91cは、その設定した負荷分担比率F3を用いて、目標値設定部8から取得した目標電流値Irefから巻線群21cの相電流の目標値Iref3を算出する。この目標値Iref3は、電力変換器4cが分担する負荷を示すものである。すなわち、目標値Iref3は、電力変換装置3が相電流として回転電機2に供給する電流値(目標値Iref)のうち、電力変換器4cが回転電機2に供給する電流値を規定するものである。
以下に、負荷分担設定部91cにおける負荷分担比率F3の設定方法について、説明する。
まず、負荷分担設定部91cは、上述した方法と同様に、第2の設定値Kbを、温度T〜Tごとに求める。すなわち、負荷分担設定部91cは、式(3)に従って、上記式(4)〜(6)から第2の設定値Kb,Kb2,Kbを求める。
そして、負荷分担設定部91cは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb2,Kbに基づいて、電力変換器4cの負荷分担比率F3を算出する。具体的には、負荷分担設定部91cは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb2,Kbから、以下に示す式(9)を用いて電力変換器4cの負荷分担比率F3を算出する。
F3=Kb/(Kb+Kb+Kb)…(9)
そして、負荷分担設定部91cは、例えば、目標値設定部8から取得した目標電流値Irefに、上記式(9)で求めた負荷分担比率F3を乗算することで、目標値Iref3を算出して、電流制御部92cに出力する。
電流制御部92cは、負荷分担設定部91cから取得した目標値Iref3と電流検出部5cから取得した相電流値I3との偏差ΔI3を算出する。電流制御部92cは、その算出した偏差ΔI3に対してPI演算を実行することで、偏差ΔI3をゼロに近づけるための制御指令値を算出する。そして、電流制御部92cは、算出した制御指令値をPWM信号生成部93cに出力する。
PWM信号生成部93cは、電流制御部92cから取得した制御指令値に基づいてPWM(パルス幅変調)信号Scを生成する。例えば、PWM信号生成部93cは、電流制御部92cから取得した制御指令値と、上記キャリア波とを比較し、そのキャリア波より制御指令値の振幅が大きい期間にPWM信号Scを生成して、当該PWM信号Scを電力変換器4cのスイッチング素子SWに出力する。
次に、本発明の実施形態に係る回転電機2の駆動時における電力変換装置3の動作について、図4を用いて説明する。
例えば、図4(a)に示すように、各温度センサ6a〜6cで測定された温度Tが、それぞれ100℃であったとする(温度T=100℃、温度T=100℃、温度T=100℃)。そして、Trangeが200℃(−50℃〜150℃)、Tthが−50℃であるとの条件のもと、式(1)より、第1の設定値Ka=Ka=Ka=75となる。したがって、式(4)〜(6)から、第2の設定値Kb=Kb=Kb=25となる。
これにより、負荷分担設定部91aは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb2,Kbを上記式(7)に代入することで電力変換器4aの負荷分担比率F1=1/3を得る。また、負荷分担設定部91bは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb,Kbを上記式(8)に代入することで電力変換器4bの負荷分担比率F2=1/3を得る。さらに、負荷分担設定部91cは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb,Kbを上記式(9)に代入することで電力変換器4cの負荷分担比率F3=1/3を得る。これにより、電力変換器4a〜4cの各負荷分担は全て1/3となる。すなわち、各電力変換器4a〜4cは、均等に1/3ずつ回転電機2に供給する電流を分担する。
具体的には、電力変換器4aは、回転電機2に相電流として供給する電流のうち、1/3を分担した電流(分担電流)を巻線群21aに供給する。また、電力変換器4bは、回転電機2に相電流として供給する電流のうち、1/3を分担した電流(分担電流)を巻線群21bに供給する。さらに、電力変換器4cは、回転電機2に相電流として供給する電流のうち、1/3を分担した電流(分担電流)を巻線群21cに供給する。
次に、図4(b)に示すように、3つの電力変換器4a〜4cのうち、電力変換器4cの温度Tが50℃で、温度T及びTがそれぞれ100℃であったとする(温度T=100℃、温度T=100℃、温度T=50℃)。そして、Trangeが200℃(−50℃〜150℃)、Tthが−50℃であるとの条件のもと、式(1)より、第1の設定値Ka=75、Ka=75、Ka=50となる。したがって、式(4)〜(6)から、第2の設定値Kb=25、Kb=25、Kb=50となる。
これにより、負荷分担設定部91aは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb,Kbを上記式(7)に代入することで電力変換器4aの負荷分担比率F1=1/4を得る。また、負荷分担設定部91bは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb2,Kbを上記式(8)に代入することで電力変換器4bの負荷分担比率F2=1/4を得る。さらに、負荷分担設定部91cは、式(4)〜(6)で求めた第2の設定値Kb,Kb,Kbを上記式(9)に代入することで電力変換器4cの負荷分担比率F3=1/2を得る。これにより、電力変換器4a及び電力変換器4bよりも温度Tが低い電力変換器4cの負荷分担が1/2となり、他の2つの電力変換器4a,4bの負荷分担がそれぞれ1/4となる。すなわち、電力変換器4cが回転電機2に供給する電流のうち1/2を負担し、他の2つの電力変換器4a,4bは、電力変換器4cよりも負荷分担が低い1/4ずつ分担する。
具体的には、電力変換器4aは、回転電機2に相電流として供給する電流のうち、1/4を分担した分担電流を巻線群21aに供給する。また、電力変換器4bは、回転電機2に相電流として供給する電流のうち、1/4を分担した分担電流を巻線群21bに供給する。さらに、電力変換器4cは、回転電機2に相電流として供給する電流のうち、1/2を分担した分担電流を巻線群21cに供給する。
このように、電力変換器4a〜4cの温度が等しければ、負荷分担も等しくなり、電力変換器4a〜4cの温度に偏りが生じれば、その温度が高い電力変換器ほど、負荷分担が低くなる。すなわち、制御装置7は、各電力変換器4a〜4cの負荷分担比率F1〜F3に従って各電力変換器4a〜4cの出力を制御することで各電力変換器4a〜4cの負荷分担を調整し、温度Tが低い電力変換器4の負荷分担比率Fが、温度が高い電力変換器4の負荷分担比率よりも高くなるよう設定する。これにより、各電力変換器4a〜4cの温度は、同等の値に保持されることになり、寿命のばらつきが低減される。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
(変形例1)
上記実施形態において、制御装置7は、複数の電力変換器4a〜4cのうち、いずれかの電力変換器の動作が停止した場合には、その動作が停止した電力変換器の負荷分担比率Fをゼロに設定するとともに、当該電力変換器の温度を除外して他の電力変換器の負分担率Fを設定してもよい。
より具体的には、制御装置7は、複数の電力変換器4a〜4cのうち、電力変換器4aに異常が発生して動作が停止した場合には、その動作が停止した電力変換器4aに対応する第2の設定値Kbを強制的にゼロに設定する。そして、負荷分担設定部91a〜91cは、第2の設定値Kb=0として、各負荷分担比率Fを計算する。これにより、制御装置7は、異常が発生して動作が停止した電力変換器4を負荷分担から除外することができ、より正確な負荷分担を設定することができる。
(変形例2)
上記実施形態では、制御装置7は、式(1)〜(9)を用いて、第2の設定値Kbから負荷分担比率Fを算出したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、本発明は、負荷分担比率F1〜F3が算出できればよく、その算出方法には特に限定されない。
例えば、負荷分担設定部91aは、以下に示す式(10)を用いることで、温度T〜Tをそのまま使用して負荷分担比率F1を算出してもよい。
F1=(T・T)/(T・T+T・T+T・T)…(10)
また、負荷分担設定部91bは、以下に示す式(11)を用いることで、温度T〜Tをそのまま使用して負荷分担比率F2を算出してもよい。
F2=(T・T)/(T・T+T・T+T・T)…(11)
さらに、負荷分担設定部91cは、以下に示す式(12)を用いることで、温度T〜Tをそのまま使用して負荷分担比率F3を算出してもよい。
F3=(T・T)/(T・T+T・T+T・T)…(12)
なお、変形例2の場合においても、制御装置7は、複数の電力変換器4a〜4cのうち、いずれかの電力変換器の動作が停止した場合には、その動作が停止した電力変換器の負荷分担比率Fをゼロに設定するとともに、当該電力変換器の温度を除外して他の電力変換器の負荷分担率Fを設定してもよい。ただし、この場合には、制御装置7は、異常が発生して動作が停止した電力変換器の温度Tの逆数(1/T)をゼロとして、各負荷分担比率Fを計算する。これにより、制御装置7は、異常が発生して動作が停止した電力変換器4を負荷分担から除外することができ、より正確な負荷分担を設定することができる。
(変形例3)
上記実施形態では、制御装置7は、負荷分担比率Fに応じて電流制御における分担電流の比を調整する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、制御装置7は、単一の回転電機2を電力制御し、当該電力制御における各電力変換器4の分担電力の比を負荷分担比率Fに応じて算出してもよい。その場合には、目標値設定部8は、外部から取得した指令値を取得し、その取得した指令値に応じて、回転電機2に供給する電力の目標値を設定することになる。
さらに、制御装置7は、単一の回転電機2を電圧制御し、当該電圧制御における各電力変換器4の分担電圧の比を負荷分担比率Fに応じて算出してもよい。その場合には、目標値設定部8は、外部から取得した指令値を取得し、その取得した指令値に応じて、回転電機2に供給する電圧の目標値を設定することになる。
(変形例4)
上記実施形態において、制御装置7は、回転電機2に流れる相電流の電流制御として、ベクトル制御を適用し、dq座標上で実施してもよい。
(変形例5)
上記実施形態では、回転電機2がモータである場合を例として説明したが、回転電機2が発電機である場合では、各電力変換器4は、回転電機2で発電された発電電力をスイッチングすることで直流に変換して電源装置1に供給する。その場合には、目標値設定部8は、外部から取得した指令値を取得し、その取得した指令値に応じて、回転電機2で発電する発電電流や発電電圧、又は発電電力の目標値を設定することになる。
(変形例6)
上記実施形態において、負荷分担設定部91a〜91cのそれぞれが第2の設定値Kb,Kb2,Kbを算出しなくてもよい。例えば、負荷分担設定部91a〜91cの少なくともいずれかの負荷分担設定部91が第2の設定値Kb,Kb2,Kbを算出し、その他の負荷分担設定部91に送信してもよい。また、負荷分担設定部91a〜91cは、第2の設定値Kb,Kb2,Kbを、制御装置7が備える他の機能部から取得してもよい。
(変形例7)
制御装置7に含まれる構成要素の少なくとも一部がソフトウエアにより実現される場合、当該構成要素は、一般的な構成の情報処理装置において、当該構成要素に関する動作を規定したソフトウエア又はプログラムを起動することにより実現されてよい。上記制御装置7は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access memory)を有して構成されてもよい。
以上、説明したように、本発明の一実施形態に係る電力変換装置3は、並列接続された複数の電力変換器4で単一の負荷を並列駆動する装置であって、各電力変換器4の温度Tに応じて、各電力変換器4の負荷分担を調整する。
このような構成によれば、各電力変換器4の温度を同等の値に維持することができる。すなわち、電力変換装置3は、各電力変換器4間において、スイッチング素子の温度ストレスの偏りを抑制し、各電力変換器4の寿命のばらつきを抑制することができる。したがって、電力変換装置3は、電力変換装置3全体としての寿命や信頼性、メンテナンス性を向上させることができる。
具体的には、制御装置7は、各電力変換器4の負荷分担比率Fに従って各電力変換器4の出力を制御することで各電力変換器4の負荷分担を調整する。そして、制御装置7は、温度Tが低い電力変換器4の負荷分担比率Fを、温度Tが高い電力変換器4の負荷分担比率Fよりも高くなるよう設定する。
このような構成によれば、他の電力変換器4と比べて温度Tが低い電力変換器4の負荷分担を相対的に小さくすることができ、各電力変換器4の寿命のばらつきを抑制することができる。
A 回転電気機械システム
1 電源装置
2 回転電機
3 電力変換装置
4(4a〜4c) 電力変換器
5(5a〜5c) 電流検出部
6(6a〜6c) 温度センサ
7 制御装置

Claims (5)

  1. 並列接続された複数の電力変換器で単一の負荷を並列駆動する電力変換装置であって、
    前記各電力変換器の温度に応じて、前記各電力変換器の負荷分担を調整する制御装置を備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御装置は、前記各電力変換器の負荷分担比率に従って前記各電力変換器の出力を制御することで前記各電力変換器の負荷分担を調整し、
    前記制御装置は、前記温度が低い前記電力変換器の負荷分担比率を、温度が高い前記電力変換器の負荷分担比率よりも高くなるよう設定することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御装置は、前記各電力変換器の温度に応じて、前記各電力変換器の前記負荷分担比率を設定することを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御装置は、複数の前記電力変換器のうち、いずれかの前記電力変換器の動作が停止した場合には、前記動作が停止した前記電力変換器の負荷分担比率をゼロに設定するとともに、当該電力変換器の温度を除外して他の前記電力変換器の負荷分担率を設定することを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の電力変換装置と、
    前記電力変換装置により並列駆動される前記単一の負荷としての回転電機と、
    を備え、
    前記回転電機は、前記各電力変換器に電気的に接続された複数の巻線群を備え、
    前記複数の巻線群は、前記回転電機の単一のステータにそれぞれ独立して巻回されていることを特徴とする回転電気機械システム。
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