JP2019161456A - 音響センサ素子及び音響センサパッケージ - Google Patents
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Abstract
Description
難しくなる虞がある。
[ハードウエア構成]
次に、本実施形態に係る音響センサパッケージの一例について説明する。図2は、本実施形態に係る音響センサパッケージ100の構造の一例を模式的に例示する。音響センサパッケージ100は、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波、例えば超音波を容易に検出することができる。音響センサパッケージ100は、筐体1と、筐体1の内部にメイン基板2を備える。ここで、メイン基板2は、本発明の「第二の基板」の一例である。メイン基板2は、ゴムブッシュ3を介して筐体1の内面に固定される。
る。MEMS音響トランスデューサ102は、支持部材7を備える。支持部材7は、枠状であって、第一の孔5の外周を囲み、サブ基板4上に実装される。ただし、支持部材7の実装は、第二の孔6を囲まず、支持部材7の外側に第二の孔6が位置されるように行われる。支持部材7の外表面と第二の孔6までの距離は、例えば0.5mm−1mm程度離れている。また、MEMS音響トランスデューサ102は、支持部材7の上部に、圧力を受けて振動するダイアフラム8を備える。また、MEMS音響トランスデューサ102は、ダイアフラム8のさらに上部に、ダイアフラム8と対向するバックプレート9を備える。また、バックプレート9には孔10が設けられている。また、MEMS音響トランスデューサ102は、その内部に空洞11を備える。空洞11は、第一の孔5とダイアフラム8に通じている。
次に、音響センサパッケージ100の検出原理を説明する。図3は、音響センサパッケージ100の等価回路の一例を模式的に例示する。図3に示すように、音響センサパッケージ100では、第一の孔5と空洞11とが第一のローパスフィルタ(LPF1)を形成する。また、第二の孔6と空間14とが第二のローパスフィルタ(LPF2)を形成する
。ダイアフラム8は、LPF1を通過してきた音波の圧力と、LPF2を通過してきた音波の圧力との差圧に応じて変位する。そして、ダイアフラム8が変位すると、ダイアフラム8とバックプレート9との間の静電容量が変化する。このような静電容量の変化を利用して、音響センサパッケージ100は、音波を検出する。
次に、音響センサパッケージ100の動作例を説明する。本実施形態の音響センサパッケージ100との比較のために、図1に従来の音響センサ素子50の構造の一例を模式的に例示する。また、図5は、音響センサ素子50の等価回路の一例を模式的に例示する。また、図6は、音響センサ素子50によって検出される音波の周波数特性グラフの一例を模式的に例示する。
となっている。そして、音響センサパッケージ100は、上述した検出原理に基づいて音波を検出する。
ッケージとすることができる。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
図8は、例えば2つの第二の孔6A、6Bを備える音響センサパッケージ100Aの構造の一例を模式的に例示する。第二の孔6A及び6Bは、MEMS音響トランスデューサ102の外側に設けられる。第二の孔6Aと6Bの孔の直径は同一でも異なっていてもよい。また、第二の孔は2つに限られず、3個で4個でも何個でもよい。
上記のような音響センサパッケージ100Aであれば、1つの孔あたりの孔面積が小さ
い複数の第二の孔を備えることにより、可聴周波数よりも高い周波数帯域の音波の検出感度を保ちつつ、第二の孔の電磁シールド性を高めることができる。すなわち、検出の際にノイズが混入されることが抑制され、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波の検出が容易となる。
図10は、音響センサパッケージ100Bの構造の一例を模式的に例示する。音響センサパッケージ100Bは、音響センサパッケージ100と異なり、サブ基板4に第一の孔5及び第二の孔6が設けられていない。また、メイン基板2は、サブ基板4の下部に設けられていない。第一の孔5及び第二の孔6は、カバー13の下部に設けられる。そして、サブ基板4は、カバー13の上部に設けられる。そして、メイン基板2は、サブ基板4の上部であって、サブ基板4と音響センサパッケージ100Bの内側の上面との間に設けられる。
<発明1>
厚み方向に貫通し、開口を有する支持部材(7)と、前記支持部材(7)の上に設けられるダイアフラム(8)と、前記ダイアフラム(8)の背面に空隙を介して設けられるバックプレート(9)と、を有し、前記ダイアフラム(8)の変位を前記ダイアフラム(8)と前記バックプレート(9)の間の静電容量の変化に変換するMEMS音響トランスデューサ(102)と、
前記MEMS音響トランスデューサ(102)を収容する収容部材(13)と、を備え、
前記MEMS音響トランスデューサ(102)は、前記収容部材(13)の壁面に前記支持部材(7)が接するように固定され、
前記収容部材(13)の壁面のうち、前記支持部材(7)の開口に相当する領域には、第一の孔(5)が設けられ、
前記収容部材(13)の壁面のうち、前記支持部材(7)と接していない領域には、少なくとも1つ以上の第二の孔(6、6A、6B)が設けられ、
前記第二の孔(6、6A、6B)の上部であって前記収容部材(13)の内部には、前記バックプレート(9)に通じる空間(14)が設けられ、
前記バックプレート(9)には、孔が設けられ、前記バックプレート(9)に通じる空間(14)は、前記バックプレートの孔(10)を通じて前記ダイアフラム(8)の背面まで通じ、
前記第一の孔(5)と、前記支持部材(7)の開口と前記ダイアフラム(8)によって形成される空洞(11)によって、第一のローパスフィルタが形成され、
前記第二の孔(6、6A、6B)と、前記収容部材(13)の内部の空間(14)によって、第二のローパスフィルタが形成され、
前記第一のローパスフィルタを通って前記ダイアフラム(8)に到達した音波と、前記第二のローパスフィルタを通過し、前記バックプレートの孔(10)を通って前記ダイアフラム(8)に到達した音波の差圧によって、周波数特性が決定される、
音響センサ素子(101)。
<発明2>
前記MEMS音響トランスデューサ(102)からの出力を受信する基板(2)をさらに備え、
前記収容部材(13)の一部は、前記基板(2)によって形成され、
前記第一の孔(5)と前記第二の孔(6、6A、6B)は、前記基板(2)に設けられる、
発明1に記載の音響センサ素子(101)。
<発明3>
前記第一の孔(5)と前記第二の孔(6、6A、6B)の少なくとも一方は、スルーホールにより形成される、
発明2に記載の音響センサ素子(101)。
<発明4>
複数の前記第二の孔(6、6A、6B)を備える、
発明1から3のうち何れか1項に記載の音響センサ素子(101)。
<発明5>
前記第二の孔(6、6A、6B)の総面積は、0.03mm2以上である、
発明1から4のうち何れか1項に記載の音響センサ素子(101)。
<発明6>
発明1から5のうち何れか1項に記載の音響センサ素子(101)と、
前記音響センサ素子(101)からの出力を受信する第二の基板(4)と、
前記音響センサ素子(101)及び前記第二の基板(4)を収容する筐体(1)と、を備える、
音響センサパッケージ(100、100A、100B)。
<発明7>
前記第二の基板(4)は、前記第一の孔(5)及び前記第二の孔(6、6A、6B)と、前記筐体(1)の内壁との間に設けられ、
前記第一の孔(5)及び前記第二の孔(6、6A、6B)は、前記筐体(1)の所定の壁面に対向して配置され、
前記第二の基板(4)及び前記筐体(1)の所定の壁面において、前記第一の孔(5)及び前記第二の孔(6、6A、6B)の軸方向からみて、前記第一の孔(5)及び前記第二の孔(6、6A、6B)を含む開口(15)が設けられる、
発明6に記載の音響センサパッケージ(100、100A)。
<発明8>
前記第一の孔(5)及び前記第二の孔(6、6A、6B)と前記第二の基板(4)との間に、前記開口(15)を囲むように配置された筒状部材(3、16)を備える、
発明7に記載の音響センサパッケージ(100、100A)。
2・・・メイン基板
3・・・ゴムブッシュ
4・・・サブ基板
5・・・第一の孔
6・・・第二の孔
7・・・支持部材
8・・・ダイアフラム
9・・・バックプレート
10・・・孔
11・・・空洞
12・・・ASIC
13・・・カバー
14・・・空間
15、15A・・・貫通孔
16・・・接合部材
17・・・ICチップ
18A、18B・・・ワイヤー
19・・・接合部
50・・・音響センサ素子
51・・・ダイアフラム
52・・・バックプレート
53・・・ダイアフラム孔
54・・・バックプレート孔
55・・・空洞
56・・・孔
57・・・基板
58・・・カバー
59・・・空間
60・・・MEMS音響トランスデューサ
61・・・第一のローパスフィルタ
62・・・第二のローパスフィルタ
63・・・ローパスフィルタ
100、100A、100B・・・音響センサパッケージ
101・・・音響センサ素子
102・・・MEMS音響トランスデューサ
Claims (8)
- 厚み方向に貫通し、開口を有する支持部材と、前記支持部材の上に設けられるダイアフラムと、前記ダイアフラムの背面に空隙を介して設けられるバックプレートと、を有し、前記ダイアフラムの変位を前記ダイアフラムと前記バックプレートの間の静電容量の変化に変換するMEMS音響トランスデューサと、
前記MEMS音響トランスデューサを収容する収容部材と、を備え、
前記MEMS音響トランスデューサは、前記収容部材の壁面に前記支持部材が接するように固定され、
前記収容部材の壁面のうち、前記支持部材の開口に相当する領域には、第一の孔が設けられ、
前記収容部材の壁面のうち、前記支持部材と接していない領域には、少なくとも1つ以上の第二の孔が設けられ、
前記第二の孔の上部であって前記収容部材の内部には、前記バックプレートに通じる空間が設けられ、
前記バックプレートには、孔が設けられ、前記バックプレートに通じる空間は、前記バックプレートの孔を通じて前記ダイアフラムの背面まで通じ、
前記第一の孔と、前記支持部材の開口と前記ダイアフラムによって形成される空洞によって、第一のローパスフィルタが形成され、
前記第二の孔と、前記収容部材の内部の空間によって、第二のローパスフィルタが形成され、
前記第一のローパスフィルタを通って前記ダイアフラムに到達した音波と、前記第二のローパスフィルタを通過し、前記バックプレートの孔を通って前記ダイアフラムに到達した音波の差圧によって、周波数特性が決定される、
音響センサ素子。 - 前記MEMS音響トランスデューサからの出力を受信する基板をさらに備え、
前記収容部材の一部は、前記基板によって形成され、
前記第一の孔と前記第二の孔は、前記基板に設けられる、
請求項1に記載の音響センサ素子。 - 前記第一の孔と前記第二の孔の少なくとも一方は、スルーホールにより形成される、
請求項2に記載の音響センサ素子。 - 複数の前記第二の孔を備える、
請求項1から3のうち何れか1項に記載の音響センサ素子。 - 前記第二の孔の総面積は、0.03mm2以上である、
請求項1から4のうち何れか1項に記載の音響センサ素子。 - 請求項1から5のうち何れか1項に記載の音響センサ素子と、
前記音響センサ素子からの出力を受信する第二の基板と、
前記音響センサ素子及び前記第二の基板を収容する筐体と、を備える、
音響センサパッケージ。 - 前記第二の基板は、前記第一の孔及び前記第二の孔と、前記筐体の内壁との間に設けられ、
前記第一の孔及び前記第二の孔は、前記筐体の所定の壁面に対向して配置され、
前記第二の基板及び前記筐体の所定の壁面において、前記第一の孔及び前記第二の孔の軸方向からみて、前記第一の孔及び前記第二の孔を含む開口が設けられる、
請求項6に記載の音響センサパッケージ。 - 前記第一の孔及び前記第二の孔と前記第二の基板との間に、前記開口を囲むように配置された筒状部材を備える、
請求項7に記載の音響センサパッケージ。
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CN112118522A (zh) * | 2020-09-29 | 2020-12-22 | 瑞声声学科技(深圳)有限公司 | Mems麦克风 |
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- 2018-03-13 JP JP2018045829A patent/JP6819634B2/ja active Active
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