JP6819634B2 - 音響センサ素子及び音響センサパッケージ - Google Patents

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Description

本発明は、音響センサ素子及び音響センサパッケージに関する。
故障により超音波を発している駆動部品がある場合、音響センサを使用して超音波を検出し、故障を検知したい需要がある。使用する音響センサの例としては、例えば特許文献1−2に開示のセンサが挙げられる。これらの音響センサは、可聴帯域から超音波帯域にわたる様々な帯域の周波数の音波を検出することができる。また、検出した音波の振幅は、アンプによって増幅される。
米国特許第7439616B2号明細書 特許第5636796号公報
可聴帯域の音波の振幅は、超音波の振幅よりも大きいことが多いため、アンプによって超音波に適した信号増幅を行っている場合、可聴周波数帯域の音波の振幅が、音響センサの検出レンジの上限を超えてしまう。すなわち、従来の音響センサでは、高調波が発生し、超音波帯域の検出に悪影響を与える虞がある。
そこで、可聴周波数帯域の音波の検出を制限し、可聴周波数帯域よりも高い帯域の音波の検出を行う音響センサが考えられる。図1は、音響センサ素子50の一例を模式的に例示する。音響センサ素子50は、内部にMEMS音響トランスデューサ60を備える。そしてMEMS音響トランスデューサ60には、ダイアフラム51と、ダイアフラム51と対向するバックプレート52を備える。また、ダイアフラム51及びバックプレート52にはそれぞれダイアフラム孔53、バックプレート孔54が設けられている。また、MEMS音響トランスデューサ60は、内部に空洞55を備える。また、ダイアフラム51の下部には、孔56を有する基板57が設けられる。また、音響センサ素子50は、これらMEMS音響トランスデューサ60を覆うようにカバー58が備えられ、カバー58の内部には、空間59が設けられている。このような音響センサ素子50の場合、孔56と、空洞55によって、第一のローパスフィルタ61が形成され、ダイアフラム孔53と、空間59によって、第二のローパスフィルタ62が形成され、前記第一のローパスフィルタ61を通って前記ダイアフラム51に到達した音波と、前記第二のローパスフィルタ62を通過し、バックプレート孔54を通ってダイアフラム51に到達した音波の差圧によって、周波数特性が決定される。
また、ダイアフラム孔53を大きくするに従い、前記第二のローパスフィルタ62によって決まるカットオフ周波数が上昇し、可聴周波数帯域の音波の検出感度はより低下する。
しかしながら、ダイアフラム孔53の大きさが所定の大きさ以上になると、カットオフ周波数の上昇は頭打ちとなり、音波の検出感度自体も低下するという現象が起こる。この理由として、孔56と空間59がローパスフィルタ63を形成しており、当該ローパスフィルタ63が及ぼす影響が前記第二のローパスフィルタ62に比べて大きくなるからである。すなわち、音響センサ素子50は、可聴周波数帯域の音波の検出の制限を行うことが
難しくなる虞がある。
すなわち、本発明者は、従来の音響センサでは、可聴周波数よりも高い周波数帯域の音波を容易に検出することができないことを見出した。
本発明は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、可聴周波数よりも高い周波数帯域の音波を容易に検出することのできる技術を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち本発明の一側面に係る音響センサ素子は、厚み方向に貫通し、開口を有する支持部材と、前記支持部材の上に設けられるダイアフラムと、前記ダイアフラムの背面に空隙を介して設けられるバックプレートと、を有し、前記ダイアフラムの変位を前記ダイアフラムと前記バックプレートの間の静電容量の変化に変換するMEMS音響トランスデューサと、前記MEMS音響トランスデューサを収容する収容部材と、を備え、前記MEMS音響トランスデューサは、前記収容部材の壁面に前記支持部材が接するように固定され、前記収容部材の壁面のうち、前記支持部材の開口に相当する領域には、第一の孔が設けられ、前記収容部材の壁面のうち、前記支持部材と接していない領域には、少なくとも1つ以上の第二の孔が設けられ、前記第二の孔の上部であって前記収容部材の内部には、前記バックプレートに通じる空間が設けられ、前記バックプレートには、孔が設けられ、前記バックプレートに通じる空間は、前記バックプレートの孔を通じて前記ダイアフラムの背面まで通じ、前記第一の孔と、前記支持部材の開口と前記ダイアフラムによって形成される空洞によって、第一のローパスフィルタが形成され、前記第二の孔と、前記収容部材の内部の空間によって、第二のローパスフィルタが形成され、前記第一のローパスフィルタを通って前記ダイアフラムに到達した音波と、前記第二のローパスフィルタを通過し、前記バックプレートの孔を通って前記ダイアフラムに到達した音波の差圧によって、周波数特性が決定される。
当該構成によれば、第一の孔とMEMS音響トランスデューサ内の空洞が第一のローパスフィルタを形成する。また、第二の孔と収容部材の内部の空間が第二のローパスフィルタを形成する。よって、第二の孔の大きさを所定の大きさとする場合、第一のローパスフィルタを通り、ダイアフラムに到達した可聴周波数帯域の音波の圧力と、第二のローパスフィルタを通り、ダイアフラムに到達した可聴周波数帯域の音波の圧力は、略同一となる。よって、2つの音波の圧力に差はなく、ダイアフラムは、変位しない。よって、可聴周波数帯域の音波は検出されない。
一方、第二の孔の大きさを所定の大きさとする場合、第一のローパスフィルタを通り、ダイアフラムに到達した可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波の圧力と、第二のローパスフィルタを通り、ダイアフラムに到達した可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波の圧力は、それぞれ異なる。よって、2つの音波の圧力の差に起因して、ダイアフラムは変位する。よって、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波は検出される。
また、当該構成によれば、音響センサの構造によって可聴周波数帯域の音波の検出の制限を実現している。よって、電気的な処理によって可聴周波数帯域の音波の検出の制限を行う場合と比較して、手間を要しない。
すなわち、当該構成によれば、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波を容易に検出することができる。
上記一側面に係る音響センサ素子において、前記MEMS音響トランスデューサからの出力を受信する基板をさらに備え、前記収容部材の一部は、前記基板によって形成され、前記第一の孔と前記第二の孔は、前記基板に設けられてもよい。
当該構成によれば、MEMS音響トランスデューサからの出力を受信する基板を利用してMEMS音響トランスデューサを収容することができる。
上記一側面に係る音響センサ素子において、前記第一の孔と前記第二の孔の少なくとも一方は、スルーホールにより形成されてもよい。
当該構成によれば、第一の孔又は第二の孔に電磁波が混入することは抑制される。すなわち、検出の際にノイズが混入されることが抑制され、可聴周波数帯域よりも高い帯域の音波の検出が容易となる。
上記一側面に係る音響センサ素子において、複数の前記第二の孔を備えてよい。
当該構成によれば、複数の第二の孔の孔面積を一定にしつつ、1つあたりの孔面積を小さくすることによって、音響センサ素子の検出感度を保ちつつ、第二の孔への電磁波の混入を抑制することができる。すなわち、検出の際にノイズが混入されることが抑制され、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波の検出が容易となる。
上記一側面に係る音響センサ素子において、前記第二の孔の総面積は、0.03mm以上であってもよい。
当該構成によれば、可聴周波数帯域の音波の検出感度が低減され、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域において検出感度が急激に高まる。すなわち、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波を容易に検出することができる。
また、本発明の一側面に係る音響センサパッケージは、上記一側面に係る音響センサ素子と、前記音響センサ素子からの出力を受信する第二の基板と、前記音響センサ素子及び前記第二の基板を収容する筐体と、を備えてもよい。
当該構成によれば、音響センサ素子は、筐体によって保護される。よって、外部からの衝撃によって壊れることは低減される。また、第二の基板に様々な電子部品を実装し、多様な機能を備える音響センサパッケージとすることができる。
上記一側面に係る音響センサパッケージにおいて、前記第二の基板は、前記第一の孔及び前記第二の孔と、前記筐体の内壁との間に設けられ、前記第一の孔及び前記第二の孔は、前記筐体の所定の壁面に対向して配置され、前記第二の基板及び前記筐体の所定の壁面において、前記第一の孔及び前記第二の孔の軸方向からみて、前記第一の孔及び前記第二の孔を含む開口が設けられてもよい。
当該構成によれば、筐体の外部から開口を通じて音響センサ素子へ音波が通ることとなる。また、第二の基板及び筐体の所定の壁面に設けられる開口は、それぞれ1つずつである。よって、音響センサパッケージ全体の設計自由度を高く保つことができる。
また、上記一側面にかかる音響センサパッケージにおいて、前記第一の孔及び前記第二の孔と前記第二の基板との間に、前記開口を囲むように配置された筒状部材を備えてもよい。
当該構成によれば、系外から開口への音波の混入を抑制することができる。すなわち、音響センサ素子による音波の検出の際にノイズが混入されることが抑制され、可聴周波数帯域よりも高い帯域の音波の検出が容易となる。
本発明によれば、可聴周波数よりも高い周波数帯域の音波を容易に検出することのできる技術を提供することができる。
図1は、従来の音響センサの構造の一例を模式的に例示する。 図2は、本実施形態に係る音響センサパッケージの構造の一例を模式的に例示する。 図3は、音響センサパッケージの等価回路の一例を模式的に例示する。 図4は、音響センサパッケージによって検出される音波の周波数特性グラフの一例を模式的に例示する。 図5は、従来の音響センサの等価回路の一例を模式的に例示する。 図6は、従来の音響センサによって検出される音波の周波数特性グラフの一例を模式的に例示する。 図7は、本実施形態に係る音響センサパッケージによって検出される音波の周波数特性グラフの一例を模式的に例示する。 図8は、2つの第二の孔を備える音響センサパッケージの構造の一例を模式的に例示する。 図9は、音響センサパッケージによって検出される音波の周波数特性グラフの一例を模式的に例示する。 図10は、音響センサパッケージの構造の一例を模式的に例示する。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
§1 構成例
[ハードウエア構成]
次に、本実施形態に係る音響センサパッケージの一例について説明する。図2は、本実施形態に係る音響センサパッケージ100の構造の一例を模式的に例示する。音響センサパッケージ100は、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波、例えば超音波を容易に検出することができる。音響センサパッケージ100は、筐体1と、筐体1の内部にメイン基板2を備える。ここで、メイン基板2は、本発明の「第二の基板」の一例である。メイン基板2は、ゴムブッシュ3を介して筐体1の内面に固定される。
また、メイン基板2の上部には、音響センサ素子101が設けられる。音響センサ素子101は、サブ基板4を備え、サブ基板4はメイン基板2上に実装される。ここで、サブ基板4は、本発明の「基板」の一例である。サブ基板4は、第一の孔5と第二の孔6を備える。第一の孔5及び第二の孔6は、その表面がめっき処理された、いわゆるスルーホールである。第一の孔5と第二の孔6との距離は、メイン基板2への貫通孔(後述する)の実装性の観点から短いほうが望ましく、例えば2mm以内であることが望ましい。
また、音響センサ素子101は、サブ基板4の表面上にMEMS(Micro Electro―Mechanical Systems)音響トランスデューサ102を備え
る。MEMS音響トランスデューサ102は、支持部材7を備える。支持部材7は、枠状であって、第一の孔5の外周を囲み、サブ基板4上に実装される。ただし、支持部材7の実装は、第二の孔6を囲まず、支持部材7の外側に第二の孔6が位置されるように行われる。支持部材7の外表面と第二の孔6までの距離は、例えば0.5mm−1mm程度離れている。また、MEMS音響トランスデューサ102は、支持部材7の上部に、圧力を受けて振動するダイアフラム8を備える。また、MEMS音響トランスデューサ102は、ダイアフラム8のさらに上部に、ダイアフラム8と対向するバックプレート9を備える。また、バックプレート9には孔10が設けられている。また、MEMS音響トランスデューサ102は、その内部に空洞11を備える。空洞11は、第一の孔5とダイアフラム8に通じている。
ここで、音響センサ素子101は、MEMS音響トランスデューサ102のダイアフラム8及びバックプレート9と接続するASIC(Application Specific Integrated Circuit)12を備える。ダイアフラム8及びバックプレート9とASIC12とは、ワイヤー18Aによって有線接続される。ここで、ワイヤー18Aは、第二の孔6を避けるように設けられてもよい。ASIC12は、ダイアフラム8とバックプレート9との間に直流電圧をかけ、静電容量の変化をそれに比例した電圧の変化として取り出す集積回路である。ASIC12において、検出信号の増幅も行われる。また、音響センサ素子101は、MEMS音響トランスデューサ102及びASIC12を覆うカバー13を備える。そして、MEMS音響トランスデューサ102及びASIC12は、カバー13及びサブ基板4が形成する空間内に収容される。ここで、カバー13は、本発明の「収容部材」の一例である。また、カバー13の内部には、空間14を備える。
また、音響センサパッケージ100は、筐体1の外部から、MEMS音響トランスデューサ102のダイアフラム8へ音波を通すために、筐体1とメイン基板2を貫き、音響センサ素子101のサブ基板4に設けられた第一の孔5と第二の孔6に通じる貫通孔15を備える。ここで貫通孔は、本発明の「第二の基板及び筐体の所定の壁面において、第一の孔及び第二の孔の軸方向からみて、第一の孔及び第二の孔を含む開口」の一例である。また、音響センサパッケージ100は、貫通孔15の周囲であって、メイン基板2とサブ基板4との間の空隙に、金属で形成された接合部材16を備える。そして、接合部材16は、貫通孔15を囲むようにリング状の形状をしている。また、音響センサパッケージ100のゴムブッシュ3は、同じく貫通孔15の周囲に配置され、貫通孔15を囲むようにリング状の形状をしている。ここで、ゴムブッシュ3及び接合部材16は、本発明の「筒状部材」の一例である。
また、メイン基板2には、ASIC12からの出力を受信し、電気的な信号処理を行うIC(Integrated Circuit)チップ17を備える。また、音響センサ素子101は、ASIC12からの出力をメイン基板2内へ送信するためのワイヤー18Bを備える。ASIC12からワイヤー18Bを通った出力信号は、メイン基板2とサブ基板4との接合部19を介してメイン基板2内の配線へ入力され、その後、ICチップ17へ送られる。
[検出原理]
次に、音響センサパッケージ100の検出原理を説明する。図3は、音響センサパッケージ100の等価回路の一例を模式的に例示する。図3に示すように、音響センサパッケージ100では、第一の孔5と空洞11とが第一のローパスフィルタ(LPF1)を形成する。また、第二の孔6と空間14とが第二のローパスフィルタ(LPF2)を形成する
。ダイアフラム8は、LPF1を通過してきた音波の圧力と、LPF2を通過してきた音波の圧力との差圧に応じて変位する。そして、ダイアフラム8が変位すると、ダイアフラム8とバックプレート9との間の静電容量が変化する。このような静電容量の変化を利用して、音響センサパッケージ100は、音波を検出する。
図4は、音響センサパッケージ100によって検出される音波の周波数特性グラフの一例を模式的に例示する。第二の孔6の大きさを所定の大きさに調節した場合、第一の孔5からLPF1を通過し、ダイアフラム8に達した可聴周波数帯域の音波の圧力と、第二の孔6からLPF2を通過し、ダイアフラム8に達した可聴周波数帯域の音波の圧力は、略等しくなる。よって、ダイアフラム8は、可聴周波数帯域の音波の影響によって変位することはなく、音響センサパッケージ100は、可聴数周波数帯域の音波を検出しない。一方で、第一の孔5からLPF1を通過し、ダイアフラム8に達した可聴周波数帯域よりも高い帯域の音波の圧力は、第二の孔6からLPF2を通過し、ダイアフラム8に達した可聴周波数帯域よりも高い帯域の音波の圧力よりも高くなる。空洞11の大きさよりも空間14の大きさのほうが大きいためである。すなわち、ダイアフラム8は、可聴周波数帯域よりも高い帯域の音波の影響によって変位する。よって、音響センサパッケージ100は、可聴数周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波を検出する。
§2 動作例
次に、音響センサパッケージ100の動作例を説明する。本実施形態の音響センサパッケージ100との比較のために、図1に従来の音響センサ素子50の構造の一例を模式的に例示する。また、図5は、音響センサ素子50の等価回路の一例を模式的に例示する。また、図6は、音響センサ素子50によって検出される音波の周波数特性グラフの一例を模式的に例示する。
図1、図5に示すように、従来の音響センサ素子50は、孔56と、空洞55によって、第一のローパスフィルタ61が形成され、ダイアフラム孔53と、空間59によって、第二のローパスフィルタ62が形成され、前記第一のローパスフィルタ61を通って前記ダイアフラム51に到達した音波と、前記第二のローパスフィルタ62を通過し、バックプレート孔54を通ってダイアフラム51に到達した音波の差圧によって、周波数特性が決定される。よって、音響センサ素子50は、前記第二のローパスフィルタ62によって低周波帯域の音波の検出を制限し、可聴周波数帯域以上の周波数帯域の音波を検出している。
また、ダイアフラム孔53を大きくするに従い、前記第二のローパスフィルタ62によって決まるカットオフ周波数が上昇し、可聴周波数帯域の音波の検出感度はより低下する。
しかしながら、ダイアフラム孔53が所定の大きさ以上になると、図6に示すようにカットオフ周波数の上昇は頭打ちとなり、音波の検出感度自体も低下するという現象が起こる。この理由は、孔56と空間59がローパスフィルタ63を形成しており、当該ローパスフィルタ63が及ぼす影響が前記第二のローパスフィルタ62に比べて大きくなるからである。すなわち、音響センサ素子50では、可聴周波数帯域の音波の検出の制限を行うことが難しくなる虞がある。
一方、本実施形態にかかる音響センサパッケージ100は、図2に示すように、筐体1の外部において発せられた音が、貫通孔15を通り、音響センサ素子101のサブ基板4に設けられる第一の孔5及び第二の孔6へ達する構造となっている。そして、第一の孔5から空洞11を通ってダイアフラム8に達する経路(LPF1)と、第二の孔6から空間14を通ってダイアフラムに達する経路(LPF2)の2つの経路を音波は通過する構造
となっている。そして、音響センサパッケージ100は、上述した検出原理に基づいて音波を検出する。
また、図7は、本実施形態に係る音響センサパッケージ100によって検出される音波の周波数特性グラフの一例を模式的に例示する。図7に示すように、音響センサパッケージ100は、第二の孔6の大きさを大きくするに従い、可聴周波数帯域の音波の検出感度はより低減される。
また、本実施形態の音響センサパッケージ100は、従来の音響センサ素子50と異なり、第二の孔6の大きさを大きくしても、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の検出感度が頭打ちにはならない。また、第二の孔6の大きさを大きくしても、共振周波数は低下しない。よって、より高い周波数からカットオフすることができる。
また、図7に示されるように、第二の孔6の直径が0.2mm以上、すなわち第二の孔6の孔面積が0.03mm程度であれば、可聴周波数帯域の音波の検出感度がより低減される。
[作用・効果]
上記のような音響センサパッケージ100であれば、第一の孔5とMEMS音響トランスデューサ102内の空洞11がLPF1を形成する。また、第二の孔6とカバー13の内部の空間14がLPF2を形成する。よって、第二の孔の大きさを所定の大きさとする場合、LPF1を通り、ダイアフラム8に到達した可聴周波数帯域の音波の圧力と、LPF2を通り、ダイアフラム8に到達した可聴周波数帯域の音波の圧力は、略同一となる。よって、2つの音波の圧力に差はなく、ダイアフラム8は、変位しない。よって、可聴周波数帯域の音波は検出されない。
一方、第二の孔の大きさを所定の大きさとする場合、LPF1を通り、ダイアフラム8に到達した可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波の圧力と、LPF2を通り、ダイアフラム8に到達した可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波の圧力は、それぞれ異なる。よって、2つの音波の圧力の差に起因して、ダイアフラム8は変位する。よって、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波は検出される。
また、上記のような音響センサパッケージ100であれば、その構造によって可聴周波数帯域の音波の検出の制限を実現している。よって、電気的な処理によって可聴周波数帯域の音波の検出の制限を行う場合と比較して、手間を要しない。
また、第一の孔5及び第二の孔6は、めっき処理されたスルーホールである。よって、第一の孔5及び第二の孔6に系外から電磁波が混入することは抑制される。すなわち、検出の際にノイズが混入されることが抑制され、可聴周波数帯域よりも高い帯域の音波の検出が容易となる。
また、図7に示すように、第二の孔6の直径が0.2mm以上、すなわち第二の孔6の孔面積が0.03mm程度であれば、可聴周波数帯域の音波の受信感度がより低減される。すなわち、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波を容易に検出することができる。
また、上記のような音響センサパッケージ100であれば、内部の音響センサ素子101は、筐体1によって保護される。よって、外部からの衝撃によって壊れることは低減される。また、メイン基板2に様々な電子部品を実装し、多様な機能を備える音響センサパ
ッケージとすることができる。
また、上記のような音響センサパッケージ100であれば、系外から音響センサ素子101へ音波を通すために、第一の孔5及び第二の孔6へ通じ、筐体1及びメイン基板2を貫通する貫通孔を1つ設けている。換言すれば、筐体1及びメイン基板2に設ける孔は、それぞれ1つずつで済んでいる。よって、音響センサパッケージ全体の設計自由度を高く保つことができる。
また、音響センサパッケージ100は、貫通孔15の周囲であって、メイン基板2とサブ基板4との間の空隙に、リング状の接合部材16を備えている。また、音響センサパッケージ100は、同じく貫通孔15の周囲であって、筐体1とメイン基板2との間には、リング状のゴムブッシュ3が配置されている。すなわち、音響センサパッケージ100は、接合部材16やゴムブッシュ3によって、第一の孔5及び第二の孔6へ通じる貫通孔15を囲んでいるため、第一の孔及び第二の孔へ系外から音波が混入されることを一遍に抑制することができる。
また、音響センサパッケージ100は、サブ基板4を利用してMEMS音響トランスデューサ60を収容することができる。
また、音響センサパッケージ100は、ワイヤー18Aが第二の孔6を避けるように設けられる場合、ワイヤー18Aの発熱によって周囲の空気が振動したとしても、第二のローパスフィルタを通過する音波にノイズが混入されることは抑制される。
上記のような音響センサパッケージ100であれば、可聴周波数よりも高い周波数帯域の音波を容易に検出することのできる技術を提供することができる。
§3 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
<3.1>
図8は、例えば2つの第二の孔6A、6Bを備える音響センサパッケージ100Aの構造の一例を模式的に例示する。第二の孔6A及び6Bは、MEMS音響トランスデューサ102の外側に設けられる。第二の孔6Aと6Bの孔の直径は同一でも異なっていてもよい。また、第二の孔は2つに限られず、3個で4個でも何個でもよい。
図9は、音響センサパッケージ100Aによって検出される音波の周波数特性グラフの一例を模式的に例示する。ただし、第二の孔の孔面積の総和を一定にし、第二の孔の個数を変化させた。すなわち、図9は、第二の孔の1つ1つの孔面積が変化した場合の周波数特性グラフを示している。図9の周波数特性グラフから第二の孔の個数、つまり第二の孔の1つ1つの孔面積が変化しても周波数特性グラフの定性的な傾向は変わらないことが分かる。換言すれば、図9は、複数の第二の孔を設け、第二の孔の1つ1つの孔面積を小さくしても、可聴周波数よりも高い周波数帯域の音波を容易に検出することができることを示している。
[作用・効果]
上記のような音響センサパッケージ100Aであれば、1つの孔あたりの孔面積が小さ
い複数の第二の孔を備えることにより、可聴周波数よりも高い周波数帯域の音波の検出感度を保ちつつ、第二の孔の電磁シールド性を高めることができる。すなわち、検出の際にノイズが混入されることが抑制され、可聴周波数帯域よりも高い周波数帯域の音波の検出が容易となる。
<3.2>
図10は、音響センサパッケージ100Bの構造の一例を模式的に例示する。音響センサパッケージ100Bは、音響センサパッケージ100と異なり、サブ基板4に第一の孔5及び第二の孔6が設けられていない。また、メイン基板2は、サブ基板4の下部に設けられていない。第一の孔5及び第二の孔6は、カバー13の下部に設けられる。そして、サブ基板4は、カバー13の上部に設けられる。そして、メイン基板2は、サブ基板4の上部であって、サブ基板4と音響センサパッケージ100Bの内側の上面との間に設けられる。
また、本変形例では、メイン基板2とサブ基板4との空隙に設けられる接合部材16の形状は、リング状であってもなくてもよい。また、音響センサパッケージ100では、サブ基板4の上に設けられていたMEMS音響トランスデューサ102及びASIC12は、カバー13の下面に設けられる。
また、音響センサパッケージ100Bでは、音響センサパッケージ100と同様に、系外から音響センサ素子101へ音波を通すために、貫通孔15Aが筐体1に設けられる。しかしながら、貫通孔15Aは、音響センサ素子101の第一の孔5及び第二の孔6と通じているが、音響センサパッケージ100と異なり、メイン基板2を貫通していない。
よって、上記のような音響センサパッケージ100Bは、音響センサ素子101と筐体1の間にゴムブッシュ3のみを介するシンプルな構成で実現でき、設計自由度が改善する。更に、メイン基板2の剛性を高めることができ、結果的に音響センサパッケージ100Bの全体の剛性を高めることができる。すなわち、外部からの衝撃によって壊れることは低減される。また、音響センサパッケージ100Bは、上記に示した音響センサパッケージ100と同様の作用効果を得ることができるのは勿論のことである。
また、音響センサパッケージ100Bは、音響センサパッケージ100Aのように第二の孔を複数備えてもよい。
以上で開示した実施形態や変形例はそれぞれ組み合わせる事ができる。
なお、以下には本発明の構成要件と実施例の構成とを対比可能とするために、本発明の構成要件を図面の符号付きで記載しておく。
<発明1>
厚み方向に貫通し、開口を有する支持部材(7)と、前記支持部材(7)の上に設けられるダイアフラム(8)と、前記ダイアフラム(8)の背面に空隙を介して設けられるバックプレート(9)と、を有し、前記ダイアフラム(8)の変位を前記ダイアフラム(8)と前記バックプレート(9)の間の静電容量の変化に変換するMEMS音響トランスデューサ(102)と、
前記MEMS音響トランスデューサ(102)を収容する収容部材(13)と、を備え、
前記MEMS音響トランスデューサ(102)は、前記収容部材(13)の壁面に前記支持部材(7)が接するように固定され、
前記収容部材(13)の壁面のうち、前記支持部材(7)の開口に相当する領域には、第一の孔(5)が設けられ、
前記収容部材(13)の壁面のうち、前記支持部材(7)と接していない領域には、少なくとも1つ以上の第二の孔(6、6A、6B)が設けられ、
前記第二の孔(6、6A、6B)の上部であって前記収容部材(13)の内部には、前記バックプレート(9)に通じる空間(14)が設けられ、
前記バックプレート(9)には、孔が設けられ、前記バックプレート(9)に通じる空間(14)は、前記バックプレートの孔(10)を通じて前記ダイアフラム(8)の背面まで通じ、
前記第一の孔(5)と、前記支持部材(7)の開口と前記ダイアフラム(8)によって形成される空洞(11)によって、第一のローパスフィルタが形成され、
前記第二の孔(6、6A、6B)と、前記収容部材(13)の内部の空間(14)によって、第二のローパスフィルタが形成され、
前記第一のローパスフィルタを通って前記ダイアフラム(8)に到達した音波と、前記第二のローパスフィルタを通過し、前記バックプレートの孔(10)を通って前記ダイアフラム(8)に到達した音波の差圧によって、周波数特性が決定される、
音響センサ素子(101)。
<発明2>
前記MEMS音響トランスデューサ(102)からの出力を受信する基板(2)をさらに備え、
前記収容部材(13)の一部は、前記基板(2)によって形成され、
前記第一の孔(5)と前記第二の孔(6、6A、6B)は、前記基板(2)に設けられる、
発明1に記載の音響センサ素子(101)。
<発明3>
前記第一の孔(5)と前記第二の孔(6、6A、6B)の少なくとも一方は、スルーホールにより形成される、
発明2に記載の音響センサ素子(101)。
<発明4>
複数の前記第二の孔(6、6A、6B)を備える、
発明1から3のうち何れか1項に記載の音響センサ素子(101)。
<発明5>
前記第二の孔(6、6A、6B)の総面積は、0.03mm以上である、
発明1から4のうち何れか1項に記載の音響センサ素子(101)。
<発明6>
発明1から5のうち何れか1項に記載の音響センサ素子(101)と、
前記音響センサ素子(101)からの出力を受信する第二の基板(4)と、
前記音響センサ素子(101)及び前記第二の基板(4)を収容する筐体(1)と、を備える、
音響センサパッケージ(100、100A、100B)。
<発明7>
前記第二の基板(4)は、前記第一の孔(5)及び前記第二の孔(6、6A、6B)と、前記筐体(1)の内壁との間に設けられ、
前記第一の孔(5)及び前記第二の孔(6、6A、6B)は、前記筐体(1)の所定の壁面に対向して配置され、
前記第二の基板(4)及び前記筐体(1)の所定の壁面において、前記第一の孔(5)及び前記第二の孔(6、6A、6B)の軸方向からみて、前記第一の孔(5)及び前記第二の孔(6、6A、6B)を含む開口(15)が設けられる、
発明6に記載の音響センサパッケージ(100、100A)。
<発明8>
前記第一の孔(5)及び前記第二の孔(6、6A、6B)と前記第二の基板(4)との間に、前記開口(15)を囲むように配置された筒状部材(3、16)を備える、
発明7に記載の音響センサパッケージ(100、100A)。
1・・・筐体
2・・・メイン基板
3・・・ゴムブッシュ
4・・・サブ基板
5・・・第一の孔
6・・・第二の孔
7・・・支持部材
8・・・ダイアフラム
9・・・バックプレート
10・・・孔
11・・・空洞
12・・・ASIC
13・・・カバー
14・・・空間
15、15A・・・貫通孔
16・・・接合部材
17・・・ICチップ
18A、18B・・・ワイヤー
19・・・接合部
50・・・音響センサ素子
51・・・ダイアフラム
52・・・バックプレート
53・・・ダイアフラム孔
54・・・バックプレート孔
55・・・空洞
56・・・孔
57・・・基板
58・・・カバー
59・・・空間
60・・・MEMS音響トランスデューサ
61・・・第一のローパスフィルタ
62・・・第二のローパスフィルタ
63・・・ローパスフィルタ
100、100A、100B・・・音響センサパッケージ
101・・・音響センサ素子
102・・・MEMS音響トランスデューサ

Claims (8)

  1. 厚み方向に貫通し、開口を有する支持部材と、前記支持部材の上に設けられるダイアフラムと、前記ダイアフラムの背面に空隙を介して設けられるバックプレートと、を有し、前記ダイアフラムの変位を前記ダイアフラムと前記バックプレートの間の静電容量の変化に変換するMEMS音響トランスデューサと、
    前記MEMS音響トランスデューサを収容する収容部材と、を備え、
    前記MEMS音響トランスデューサは、前記収容部材の壁面に前記支持部材が接するように固定され、
    前記収容部材の壁面のうち、前記支持部材の開口に相当する領域には、第一の孔が設けられ、
    前記収容部材の壁面のうち、前記支持部材と接していない領域には、少なくとも1つ以上の第二の孔が設けられ、
    前記第二の孔の上部であって前記収容部材の内部には、前記バックプレートに通じる空間が設けられ、
    前記バックプレートには、孔が設けられ、前記バックプレートに通じる空間は、前記バックプレートの孔を通じて前記ダイアフラムの背面まで通じ、
    前記第一の孔と、前記支持部材の開口と前記ダイアフラムによって形成される空洞によって、第一のローパスフィルタが形成され、
    前記第二の孔と、前記収容部材の内部の空間によって、第二のローパスフィルタが形成され、
    前記第一のローパスフィルタを通って前記ダイアフラムに到達した音波と、前記第二のローパスフィルタを通過し、前記バックプレートの孔を通って前記ダイアフラムに到達した音波の差圧によって、周波数特性が決定される、
    音響センサ素子。
  2. 前記MEMS音響トランスデューサからの出力を受信する基板をさらに備え、
    前記収容部材の一部は、前記基板によって形成され、
    前記第一の孔と前記第二の孔は、前記基板に設けられる、
    請求項1に記載の音響センサ素子。
  3. 前記第一の孔と前記第二の孔の少なくとも一方は、スルーホールにより形成される、
    請求項2に記載の音響センサ素子。
  4. 複数の前記第二の孔を備える、
    請求項1から3のうち何れか1項に記載の音響センサ素子。
  5. 前記第二の孔の総面積は、0.03mm以上である、
    請求項1から4のうち何れか1項に記載の音響センサ素子。
  6. 請求項1から5のうち何れか1項に記載の音響センサ素子と、
    前記音響センサ素子からの出力を受信する第二の基板と、
    前記音響センサ素子及び前記第二の基板を収容する筐体と、を備える、
    音響センサパッケージ。
  7. 前記第二の基板は、前記第一の孔及び前記第二の孔と、前記筐体の内壁との間に設けられ、
    前記第一の孔及び前記第二の孔は、前記筐体の所定の壁面に対向して配置され、
    前記第二の基板及び前記筐体の所定の壁面において、前記第一の孔及び前記第二の孔の軸方向からみて、前記第一の孔及び前記第二の孔を含む開口が設けられる、
    請求項6に記載の音響センサパッケージ。
  8. 前記第一の孔及び前記第二の孔と前記第二の基板との間に、前記開口を囲むように配置された筒状部材を備える、
    請求項7に記載の音響センサパッケージ。
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