JP2011176532A - 音響センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】外部振動ノイズの除去機能を備えた音響センサにおいて、ノイズ除去後の信号のS/N比を向上させてセンサ感度を高める。
【解決手段】
配線基板22の一方表面に音響検知素子23を実装し、当該素子23に対向させて配線基板22の他方表面に振動検知素子25を実装する。音響検知素子23の空洞部36aと振動検知素子25の空洞部36bとの間で配線基板22に貫通孔53を開口することによって、両空洞部36a及び36bを互いに連通させる。音響検知素子23の空洞部36a、配線基板22の貫通孔53及び振動検知素子25の空洞部36bによって音響検知素子23のバックチャンバ54が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は音響センサに関し、具体的には、外部振動ノイズの除去機能を備えた音響センサに関する。
マイクロフォン等に用いられる音響センサは、空気を伝達媒体とする音響振動を検知するものであるが、通常何らかの機器に設置されているため、外来の機械的振動などによりノイズを検知しやすい。
このような外来の機械的振動によるノイズ(外部振動ノイズ)を低減するため、従来のコンデンサマイクでは、音響振動を検知する音響検知部と機械的振動だけを検知する振動検知部とを組み合わせている。このようなノイズ除去方式のコンデンサマイクとしては、特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1に開示されたコンデンサマイクの構造を図1に示す。このコンデンサマイク11では、ほぼ同一構造のエレクトレットコンデンサマイクユニットからなる音響検知部12と振動検知部13を剛体のホルダ14に納めている。音響検知部12と振動検知部13は、いずれも振動検知用の振動膜15に対向して音響孔16が開口されており、互いにほぼ同一の構造を有している。音響検知部12と振動検知部13は、ホルダ14に設けられた隣接する納入部17、18内にほぼ平行に納められている。納入部17に納められた音響検知部12の音響孔16は、納入部17の開口19によって外部に開放されている。一方、納入部18に納められた振動検知部13の音響孔16はホルダ14により閉塞されている。
したがって、音響振動は、開口19を通して音響検知部12でのみ検知される。また、外来の機械的振動は、ホルダ14を通じて音響検知部12と振動検知部13により検知される。図2(a)は音響検知部12から出力された信号波形(外部振動ノイズの乗った音響振動)の一例を表し、図2(b)は振動検知部13から出力された信号波形(外部振動ノイズ)の一例を表す。なお、図2においては、音響振動の信号波形は正弦波と仮定している。
このような2種の信号波形を用いて外部振動ノイズを除去するには、一般にノイズキャンセリング回路が用いられる。ノイズキャンセリング回路では、図2(c)に示すように、振動検知部13から出力された信号波形を反転させ、ついで図2(a)のような外部振動ノイズの乗った音響振動の信号波形に図2(c)の反転波形を足し合わせる。図2(b)に示す振動検知部13の出力波形は、音響検知部12において音響振動に乗っているノイズ成分と同じであるので、図2(c)の反転波形を音響検知部12から出力される図2(a)の信号波形に足し合わせれば、外部振動ノイズが除去される。
実開平4−53394号公報
しかしながら、ノイズキャンセリング回路を用いても、ノイズを完全に除去することは困難であった。ノイズキャンセリング回路を用いて外部振動ノイズを除去した音響振動波形は、実際には図2(d)のような波形となり、振動ノイズが残っている。このようにノイズを除去しきれない原因は、図2(c)のように信号波形を反転させる際に、反転した信号波形に元の信号波形からの位相遅れが生じることにある。さらに、ノイズキャンセリング回路内部で発生するノイズが反転波形に加わって反転波形を歪ませることも、合成波形からノイズを除去できない原因となっている。
そのため、従来のコンデンサマイクでは、音響振動以外に機械的振動が発生した場合には、その機械的振動をノイズとして出力してしまい、出力信号のS/N比が低下していた。
一方、近年においては、小型マイクとしてMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を利用して作製された音響センサが用いられている。この音響センサも、入射した音響振動に感応して薄膜のダイアフラムが膜振動し、振動するダイアフラムと固定電極との間の静電容量の変化を検知信号として出力するものである。このような構造の音響センサでは、ダイアフラムの背後に形成されているバックチャンバ(音響振動の入射側と反対側の空間)の容積が小さい場合には、ダイアフラムの振動によって膨張又は圧縮するバックチャンバ内の空気によってダイアフラムの振動がダンピングされる。そのため、音響振動の検知感度を得るためには、ダイアフラムの背後にできるだけ大きな容積のバックチャンバを設けることが望まれる。
ところが、MEMS技術を利用して作製される音響センサは、コンデンサマイクに比べて非常に小さい。例えば、MEMSチップ(音響検知素子)の厚みは1mm以下、平面視で1辺の長さが数mm以下である。そのため、バックチャンバの容積を大きくすることができない。その結果、音響振動の検知感度を高めることが難しく、特許文献1に開示されているようなノイズ除去方法を用いたとしても、高いS/N比を得ることが困難であった。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、外部振動ノイズの除去機能を備えた音響センサにおいて、ノイズ除去後の信号のS/N比をより一層向上させてセンサ感度を高めることにある。
このような目的を達成するために、本発明の音響センサは、第1の基板に形成された第1の空洞部の開口端に対向させて前記第1の基板の表面に第1の振動膜を配設され、かつ、外部の空気振動が前記第1の振動膜に伝達されるように構成された音響検知素子と、第2の基板に形成された第2の空洞部に対向させて前記第2の基板の表面に第2の振動膜を配設され、かつ、外部の空気振動が前記第2の振動膜に伝達されないように構成された振動検知素子とを備え、前記第1の空洞部と前記第2の空洞部とを互いに連通させることによって前記音響検知素子のバックチャンバを形成したことを特徴としている。なお、音響検知素子及び振動検知素子の検知方式は、静電容量式のものであってもよく、ピエゾ抵抗式のものであってもよい。
本発明の音響センサは、音響振動(空気振動)を検知する音響検知素子と、外来の機械的振動だけを検知する振動検知素子とを有しているので、音響検知素子の出力に機械的振動が加わってノイズが発生する場合でも、振動検知素子から出力される機械的振動の信号を利用して音響検知素子の出力からノイズを除去又は低減することができる。また、この音響センサでは、第1の空洞部と第2の空洞部とを互いに連通させることによって音響検知素子のバックチャンバを形成しているので、振動検知素子の第2の空洞部を利用して音響検知素子のバックチャンバを音響検知素子の第1の空洞部(音響検知素子単体の場合のバックチャンバ)よりも広くすることができ、音響検知素子のS/N比を高くして音響振動に対する感度を向上させることができる。
本発明の音響センサのある実施態様においては、前記振動検知素子の前記第2の振動膜が、周囲を前記第2の基板の表面に接合され、かつ、孔を有しないバックプレートによって覆われていることを特徴としている。かかる実施態様においては、第2の振動膜が孔のないバックプレートで覆われていて音響振動が第2の振動膜に伝わらないので、振動検知素子が音響振動を検知しないようにできる。しかも、このような構成によれば、振動検知素子を音響振動素子と反対側に配置するか、同じ側に配置するかによらず簡単な構成で振動検知素子に音響振動が伝わらないようにできる。また、静電容量式の音響センサの場合には、第2の振動膜を覆うバックプレートは、固定電極を設けるためのバックプレートを兼ねることができるので、音響センサの構造を簡単にできる。
本発明の音響センサの別な実施態様においては、前記振動検知素子の前記第2の空洞部が、前記第2の基板の表裏に貫通していないことを特徴としている。かかる実施態様によれば、音響検知素子の第1の空洞部と振動検知素子の第2の空洞部とが連通しているにもかかわらず、音響検知素子に入射した音響振動が振動検知素子の第2の振動膜を振動させるのを防ぐことができる。
本発明の音響センサのさらに別な実施態様においては、ベース基板の一方表面に前記音響検知素子を実装し、前記音響検知素子と対向させて前記ベース基板の他方表面に前記振動検知素子を実装し、前記ベース基板に開口した貫通孔を通じて前記第1の空洞部と前記第2の空洞部を互いに連通させたことを特徴としている。かかる実施態様においては、ベース基板の両面に実装された音響検知素子と振動検知素子が逆向きになっているので、ベース基板を通して第1の振動膜と第2の振動膜に機械的振動が加わったとき、音響検知素子から出力される信号と振動検知素子から出力される信号とが互いに反転した信号となる。よって、両信号を足し合わせるだけで機械的振動によるノイズを除去することができ、音響検知素子のS/N比をより向上させることができる。さらに、かかる実施態様によれば、音響センサを小型化して実装面積を小さくできる。
また、かかる実施態様においては、前記ベース基板の他方表面にカバーを接合して前記ベース基板と前記カバーとで形成される空間内に前記振動検知素子を封止することで、振動検知素子が音響振動を検知しないようにすることができる。
本発明の音響センサのさらに別な実施態様においては、ベース基板の一方表面に前記音響検知素子と前記振動検知素子を実装し、前記ベース基板の内部に形成した空気通路を通じて前記第1の空洞部と前記第2の空洞部を互いに連通させたことを特徴としている。かかる実施態様においては、ベース基板の片側に音響検知素子と振動検知素子を実装しているので、音響センサを薄型化することができる。また、ベース基板の片側に音響素子と振動素子を実装しているので、音響センサの製造工程において両素子の実装作業を簡単にすることができる。
本発明の音響センサのさらに別な実施態様においては、ベース基板の表面に支持プレートを載置し、前記音響検知素子と前記振動検知素子を前記支持プレートの表面に実装し、前記支持プレートの内部に形成した空気通路を通じて前記第1の空洞部と前記第2の空洞部を互いに連通させたことを特徴としている。かかる実施態様においては、ベース基板の片側に設けた支持プレートの上に音響検知素子と振動検知素子を実装しているので、音響センサの製造工程において両素子の実装作業を簡単にすることができる。また、ベース基板とは別に支持プレートを設けて支持プレートに空気通路を形成しているので、ベース基板に空気通路を作製するよりも、空気通路の作製を容易にできる。
また、この実施態様においては、前記第1の基板及び前記第2の基板をいずれもシリコン基板とし、前記支持プレートをガラス、シリコン又はセラミックによって形成してもよい。支持プレートの材質であるガラス、シリコン又はセラミックは、音響検知素子及び振動検知素子の主材質であるシリコン基板と線膨張係数差が小さいので、温度変化によって音響検知素子及び振動検知素子に生じる熱応力を小さくでき、音響センサの感度を安定させることができる。
なお、本発明における前記課題を解決するための手段は、以上説明した構成要素を適宜組み合せた特徴を有するものであり、本発明はかかる構成要素の組合せによる多くのバリエーションを可能とするものである。
図1は、特許文献1に開示されたコンデンサマイクの断面図である。 図2(a)は図1のコンデンサマイクにおける音響検知部の出力波形を示す図、図2(b)は図1のコンデンサマイクにおける振動検知部の出力波形を示す図、図2(c)は図2(b)の出力波形を反転させた反転波形を示す図、図2(d)は図2(a)の出力波形と図2(c)の反転波形を足し合わせた波形を示す図である。 図3は、本発明の実施形態1による音響センサの構造を示す概略断面図である。 図4は、実施形態1の音響センサに用いられている音響検知素子を示す分解斜視図である。 図5は、図4の音響検知素子の断面図である。 図6(a)は実施形態1の音響センサの音響検知素子からの出力波形を示す図、図6(b)は実施形態1の音響センサの振動検知素子からの出力波形を示す図、図6(c)は図6(a)の出力波形と図6(b)の出力波形を足し合わせた波形を示す図である。 図7は、本発明の実施形態1の変形例による音響センサの構造を示す概略断面図である。 図8は、本発明の実施形態2による音響センサの構造を示す概略断面図である。 図9(a)は実施形態2の音響センサの音響検知素子からの出力波形を示す図、図9(b)は実施形態2の音響センサの振動検知素子からの出力波形を示す図、図9(c)は図9(b)の出力波形を反転させた反転波形を示す図、図9(d)は図9(a)の出力波形と図9(c)の反転波形を足し合わせた波形を示す図である。 図10は、本発明の実施形態3による音響センサの構造を示す概略断面図である。 図11は、本発明の実施形態3の変形例による音響センサの構造を示す概略断面図である。 図12は、本発明の実施形態3の別な変形例による音響センサの構造を示す概略断面図である。 図13は、本発明の実施形態4による音響センサの構造を示す概略断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々設計変更することができる。
(第1の実施形態)
以下、図3〜図6を参照して本発明の実施形態1による音響センサ21を説明する。図3は音響センサ21の概略断面図である。符号22で示す部材は、両面に配線パターンを形成された両面配線基板(ベース基板)である。配線基板22の一方の面には音響検知素子23と回路素子24(ICチップ)が表面実装されており、配線基板22の他方の面には振動検知素子25と回路素子26(ICチップ)が表面実装されている。また、配線基板22の一方の面は電磁シールド用の第1カバー27によって覆われ、音響検知素子23と回路素子24は、配線基板22と第1カバー27によって形成された空間28に納められている。同様に、配線基板22の他方の面は電磁シールド用の第2カバー29によって覆われ、振動検知素子25と回路素子26は、配線基板22と第2カバー29によって形成された空間30に納められている。第1カバー27及び第2カバー29は、それぞれ導電性接着剤によって外周裏面を配線基板22に接着されており、両カバー27、29は配線基板22の接地パターンに電気的に接続されている。また、両カバー27、29と配線基板22との間の隙間は、導電性接着剤によって封止されている。
図4及び図5は音響検知素子23の構造を説明する図であって、図4は音響検知素子23の分解斜視図、図5はその断面図である。この音響検知素子23はMEMS技術を利用して作製された微小な静電容量型素子であり、シリコン基板32a(第1の基板)の上面に絶縁被膜33aを介して振動電極板34aを設け、その上に微小ギャップ(空隙)を介して固定電極板35aを設けたものである。
図4及び図5に示すように、シリコン基板32aは表面から裏面に貫通した空洞部36a(第1の空洞部)を有している。空洞部36aは内周面が垂直面となっていてもよく、テーパー状に傾斜していてもよい。シリコン基板32aのサイズは、平面視で1〜1.5mm角程度(これよりも小さくすることも可能である。)であり、シリコン基板32aの厚みが400〜500μm程度である。シリコン基板32aの上面には酸化膜(SiO膜)等からなる絶縁被膜33aが形成されている。
振動電極板34aは、膜厚が1μm程度のポリシリコン薄膜によって形成されている。振動電極板34aはほぼ矩形状の薄膜であって、その四隅部分には対角方向外側に向けて支持脚37aが延出している。さらに、支持脚37aの一つからは延出部44aが延びている。振動電極板34aは、空洞部36aの上面を覆うようにしてシリコン基板32aの上面に配置され、四隅の各支持脚37aと延出部44aを絶縁被膜33aの上に固定されている。振動電極板34aのうち空洞部36aの上方で宙空に支持された部分(この実施形態では、支持脚37a及び延出部44a以外の部分)はダイアフラム38a(第1の振動膜)となっており、音響振動(空気振動)に感応して振動する。
固定電極板35aは、窒化膜からなるバックプレート39aの上面に金属薄膜からなる固定電極40aを設けたものである。図5に示すように、固定電極板35aは、ダイアフラム38aと対向する領域においては3μm程度の微小ギャップをあけてダイアフラム38aを覆っており、固定電極40aはダイアフラム38aと対向してキャパシタを構成している。固定電極板35aの外周部、すなわちダイアフラム38aと対向する領域の外側の部分は、酸化膜等からなる絶縁被膜33aを介してシリコン基板32aの上面に固定されている。
固定電極40aからは引出し部42aが延出されており、引出し部42aの先端には固定電極40aと導通した電極パッド43a(Au膜)が設けられている。さらに、固定電極板35aには、振動電極板34aの延出部44aに接合して振動電極板34aと導通させる電極パッド45a(Au膜)が設けられている。電極パッド43aはバックプレート39aの上面に配置しており、電極パッド45aはバックプレート39aの開口内に位置している。
固定電極40a及びバックプレート39aには、上面から下面に貫通するようにして、音響振動を通過させるための音響孔41(アコースティックホール)が多数穿孔されている。なお、振動電極板34aは、音響振動や機械的振動に共鳴して振動するものであるから、1μm程度の薄膜となっているが、固定電極板35aは音響振動や機械的振動によって励振されない電極であるので、その厚みは例えば2μm以上というように厚くなっている。
この音響検知素子23にあっては、音響孔41を通って音響振動が伝わると、ダイアフラム38aが音響振動によって振動する。ダイアフラム38aが振動すると、ダイアフラム38aと固定電極板35aとの間のギャップ距離が変化するので、それによってダイアフラム38aと固定電極40aの間の静電容量が変化する。よって、電極パッド43a、45a間に直流電圧を印加しておき、この静電容量の変化を電気的な信号として取り出すようにすれば、音響振動を電気的な信号に変換して検出することができる。
振動検知素子25は、音響検知素子23とほぼ同じ構造を有しているので、振動検知素子25の詳細な構造は図示を省略する。ただし、振動検知素子25のうち、音響検知素子23の各構成部分に対応する構成部分には、音響検知素子23の各構成部分の添字"a"に代えて添字"b"を付して表す。例えば、振動検知素子25のシリコン基板は、音響検知素子23のシリコン基板32aに対応させて、シリコン基板32b(第2の基板)と表す。
振動検知素子25が音響検知素子23と異なっている点は、固定電極板35bに音響孔が形成されていない点である。振動検知素子25では、固定電極板35bが音響孔を有していないので、振動電極板34bの表面側は固定電極板35bによって塞がれている。よって、音響振動は固定電極板35bで遮断されてダイアフラム38b(第2の振動膜)に伝わらないので、振動検知素子25は音響振動を検知しない構造となっている。これに対し、機械的振動は、音響検知素子23と同様、シリコン基板32bを通して振動電極板34bに伝達するので、振動検知素子25は機械的振動を検知することができる。しかも、振動検知素子25は、音響検知素子23と同じ感度で機械的振動を検知できるように構成されている。
音響検知素子23は、熱硬化性樹脂からなる接着剤51によって裏面全体を配線基板22の上面に接合されている。振動検知素子25は、熱硬化性樹脂からなる接着剤52によって裏面全体を配線基板22の下面に接合され、配線基板22を挟んで音響検知素子23と対向する位置に配置されている。配線基板22には、音響検知素子23の空洞部36aと振動検知素子25の空洞部36b(第2の空洞部)を互いに連通させるように貫通孔53が開口されており、空洞部36a、36b及び貫通孔53からなる空間によって音響検知素子23のバックチャンバ54が形成されている。空洞部36aの周囲と貫通孔53の周囲との間は接着剤51によって封止され、空洞部36bと貫通孔53の周囲との間も接着剤52によって封止されている。このバックチャンバ54は、音響検知素子23のダイアフラム38aの振動をダンピングさせないだけの容積を有している。また、音響検知素子23の振動電極板34aと振動検知素子25の振動電極板34bとの間は、音響検知素子23の音響孔41から入った音響振動がバックチャンバ54内で減衰して振動検知素子25の振動電極板34bを振動させないだけの距離を有している。
なお、振動検知素子25においては、空洞部36a、36b及び貫通孔53からなる空間はフロントチャンバとなり、振動電極板34bと固定電極板35bとの間の空間がバックチャンバとなる。
配線基板22の上面には、音響検知素子23の出力信号を処理するための回路素子24が熱硬化性樹脂によって接着されており、音響検知素子23と回路素子24はボンディングワイヤにより、あるいは配線基板22の配線パターンを通じて接続される。同様に、配線基板22の下面には、振動検知素子25の出力信号を処理するための回路素子26が熱硬化性樹脂によって接着されており、振動検知素子25と回路素子26はボンディングワイヤにより、あるいは配線基板22の配線パターンを通じて接続される。
配線基板22の一部は、第1カバー27と第2カバー29の間から飛び出ており、この飛び出た部分は端子部55となっている。配線基板22の上面及び下面には、それぞれ回路素子24、26に電力を供給し、また出力信号を取り出すための配線パターンが形成されており、これらの配線パターンは端子部55へ引き出されている。
第1カバー27及び第2カバー29は、外部からの電磁ノイズを遮断するために電磁シールド機能を備えている。このためには、第1カバー27及び第2カバー29自体を導電性金属によって形成してもよく、樹脂製のカバーの内面をメッキ等の金属被膜で覆ってもよい。また、第1カバー27には開口56が形成されており、開口56と音響孔41の間の空間28は音響振動を伝搬させるための経路となっていて、音響振動を開口56及び音響孔41を通してダイアフラム38aに導くことができる。これに対し、第2カバー29は開口を有しておらず、固定電極板35bも音響孔を有していないので、振動検知素子25のダイアフラム38bは音響振動から二重に遮断されている。
このような構造の音響センサ21によれば、音響検知素子23のバックチャンバ54の容積を、空洞部36aの容積の2倍以上に大きくすることができる。音響検知素子23は、バックチャンバ54の容積が大きいほど音響振動に対する感度が向上し、その信号強度が大きくなる。例えば、音響検知素子23を単独で使用した場合(つまり、空洞部36aがバックチャンバとなる場合)の音響振動波形が図6(a)に破線で示すようなものであったとすれば、音響センサ21における音響検知素子23から出力される音響振動波形は図6(a)に実線で示すように信号強度が大きくなる。一方、外来の機械的振動は、シリコン基板32a等を通じて振動電極板34aに伝わり、ダイアフラム38aを振動させるので、外部振動ノイズの大きさはバックチャンバの容積にはほとんど関係しない。従って、音響センサ21によれば、音響検知素子23のバックチャンバ54を広くすることによって、音響検知素子23から出力される信号のS/N比を向上させることができる。
また、外来の機械的振動によって音響検知素子23のダイアフラム38aと振動検知素子25のダイアフラム38bが振動するとき、ダイアフラム38aとダイアフラム38bは同じ方向へ変位する。しかし、音響検知素子23と振動検知素子25は逆向きに実装されているので、ダイアフラム38aが振動電極板34aに近づく(あるいは、離れる)ときには、ダイアフラム38bは振動電極板34bから離れる(あるいは、近づく)。よって、音響検知素子23における静電容量の増減と振動検知素子25における静電容量の増減は逆向きになる。その結果、音響検知素子23からの出力に含まれているノイズ成分(外部振動ノイズ)と振動検知素子25から出力される機械的振動の出力波形(図6(b)に示す。)とは正負が反対向きになっている。よって、音響検知素子23の出力波形と振動検知素子25の出力波形とを足し合わせれば、外部振動ノイズが除去され、音響振動だけを出力させることができる。
したがって、この音響センサ21によれば、(1)音響検知素子23から出力される信号のS/N比が向上する、(2)音響検知素子23の出力と振動検知素子25の出力を足し合わせることによってノイズを除去又は低減できる、(3)音響検知素子23の出力と足し合わせる前に振動検知素子25の出力を反転させる必要がないので、前記課題で説明したような反転波形における位相遅れの問題や波形を反転させる回路からのノイズの問題などが発生しない。その結果、音響センサ21の出力信号のS/N比が向上し、音響振動に対する感度を大幅に向上させることが可能になる。
また、実施形態1の音響センサ21では、音響検知素子23と振動検知素子25を配線基板22の両面に重ねるように配置し、回路素子24と回路素子26も配線基板22の両面に重ねるように配置しているので、音響センサ21を小型化でき、回路基板などへの実装面積を小さくすることができる。
また、配線基板22の両面で対向させて音響検知素子23と振動検知素子25を配置しているので、音響検知素子23に伝わる機械的振動と振動検知素子25に伝わる機械的振動の間の位相差(時間遅れ)を小さくでき、外部振動ノイズをより効果的に除去できる。
なお、この実施形態では、振動検知素子25の納められた空間30は第2カバー29によって封止されているので、振動検知素子25としては音響検知素子23と同じように固定電極板35bに音響孔41が設けられているものを用いても差し支えない。
(第1の実施形態の変形例)
図3に示した音響センサ21では、振動検知素子25を納めた空間30は第2カバー29によって封止されている。そのため、端子部55をリフローハンダやフローハンダで回路基板等に実装する場合、その熱で空間30内の空気が膨張し、第2カバー29が配線基板22から剥がれたり、浮き上がったりしてシールド不良が発生する恐れがある。
図7に示す音響センサ61は本発明の実施形態1の変形例であって、このような問題を防止し、リフローハンダやフローハンダによる実装にも対応できるようにしている。音響センサ61では、第2カバー29に空気孔62を開口してあり、空気孔62を通して空間30内に空気が出入りする。従って、音響センサ61をリフロハンダやフローハンダで実装する場合でも、膨張した空気を空気孔62から外部に逃がすことができ、空気圧で第2カバー29が剥がれたり、浮き上がったりするのを防止することができる。一方、この変形例では、固定電極板35bは音響孔41を有しておらず無孔となっているので、振動電極板34bに音響振動が達することがなく、振動検知素子25は外来の機械的振動だけを検知することができる。
(第2の実施形態)
図8は本発明の実施形態2による音響センサ71を示す概略断面図である。音響センサ71では、音響孔41を有する音響検知素子23、回路素子24、音響孔を有しない振動検知素子25及び回路素子26が配線基板22の上面に実装されている。配線基板22の内部には、ほぼ水平に伸びた空洞状の空気通路74が形成されており、空気通路74の両端は配線基板22の上面で開口している。配線基板22の上面で開口している空気通路74の一端開口は空洞部36aの下面と対向し、他端開口も空洞部36bの下面と対向しており、空洞部36aと空洞部36bは空気通路74によってつながっている。この結果、空洞部36a、空気通路74及び空洞部36bによって音響検知素子23のバックチャンバ54が構成されている。
配線基板22の配線パターンの一部は電磁シールド用となっており、配線基板22の上面には電磁シールド用のカバー72が接合されており、配線基板22とカバー72の間に形成された空間73に音響検知素子23、振動検知素子25及び回路素子24、26が納められている。カバー72には、音響振動を空間73内に入射させるための開口56が設けられている。
この音響センサ71でも、音響検知素子23のバックチャンバ54が広くなるので、図9(a)に示すように音響振動の信号強度が向上し、音響検知素子23から出力される信号のS/N比が高くなる。しかし、振動検知素子25から出力される機械的振動の出力波形は、図9(b)に示すように、図9(a)の出力波形に含まれるノイズ成分と同相になっている。従って、ノイズキャンセリング回路を用いてノイズ除去する場合には、図9(b)の出力波形を反転させて図9(c)のような反転波形を得た後、この反転波形を図9(a)の出力波形に足し合わせて図9(d)のようにノイズ除去された信号を得る。
実施形態2でノイズキャンセリング回路を用いる場合には、振動検知素子25の出力信号を反転させなければならないので、図9(d)の出力信号には若干ノイズが残るかも知れないが、音響検知素子23から出力される信号のS/N比が向上しているので、図9(d)の出力信号も従来に比べればS/N比が向上し、音響振動に対する感度が高くなる。
また、この実施形態では、各素子23〜26が同一平面上に配置されているので、音響センサ71を薄型化することができる。さらに、この音響センサ71では、開口56を有するカバー72だけを用いているので、空間73内の空気の膨張によってカバー72が配線基板22から剥がれたり、浮き上がったりする心配がない。
なお、図9(a)の出力信号からノイズを除去する方法としては、ノイズキャンセリング回路を用いず、音響検知素子23の出力信号と振動検知素子25の出力信号を差動アンプに入力するようにしてもよい。また、振動検知素子25において接地端子と信号端子を音響検知素子23と逆にしておけば、図9(c)のような反転した信号を振動検知素子25から出力させることもできる。
(第3の実施形態)
図10は本発明の実施形態3による音響センサ81を示す断面図である。この音響センサ81では、配線基板22の上面に支持プレート82を接着してあり、支持プレート82の上面に音響検知素子23と振動検知素子25を接着剤51、52で接着して両素子23、25を支持プレート82上に実装している。
支持プレート82の内部には、ほぼ水平に伸びた空洞状の空気通路83が形成されており、空気通路83の両端は支持プレート82の上面で開口している。支持プレート82の上面で開口している空気通路83の一端開口は空洞部36aの下面と対向し、他端開口も空洞部36bの下面と対向しており、空洞部36aと空洞部36bは空気通路83によってつながっている。この結果、空洞部36a、空気通路83及び空洞部36bによって音響検知素子23のバックチャンバ54が構成されている。その他の構造は、実施形態2の場合と同様であるので、説明を省略する。
この音響センサ81も実施形態2の音響センサ71と同じ作用効果を奏し、音響センサ81のS/N比を向上させて音響振動に対する感度を向上させることができる。さらに、音響センサ81にあっては、配線基板22とは別に支持プレート82を設けて支持プレート82に空気通路83を形成する構造となっているので、配線基板22に空気通路を形成するよりも容易に空気通路83を作製することができる。
また、支持プレート82は、音響検知素子23(シリコン基板32a)及び振動検知素子25(シリコン基板32b)と線膨張係数差が小さな材料、例えばガラス板、シリコン基板、セラミック板などによって形成している。支持プレート82を音響検知素子23や振動検知素子25と線膨張係数差が小さな材料で作製すれば、音響検知素子23及び振動検知素子25に温度変化に伴う熱応力が発生しにくくなり、音響検知素子23及び振動検知素子25の感度を安定させることができる。また、配線基板22として、セラミック基板などの高価な配線基板に代えて、樹脂基板などの安価な配線基板を用いることが可能になる。
(第3の実施形態の変形例)
図11に示すものは実施形態3の変形例による音響センサ91を示す概略断面図である。この音響センサ91では、支持プレート82の下面に溝状の空気通路83を形成し、空気通路83の両端を支持プレート82の上面へ導いて支持プレート82の上面で開口させている。そして、支持プレート82の下面を配線基板22の上面に接着することで空気通路83の下面を塞ぎ、空洞部36a、空気通路83及び空洞部36bによって音響検知素子23のバックチャンバ54を形成している。
図12に示すものは実施形態3の別な変形例による音響センサ101を示す概略断面図である。この音響センサ101では、支持プレート82の内部に直線状の空気通路83を水平に形成し、空気通路83の両端に連通するようにして支持プレート82に表裏貫通した通孔102、103を形成している。そして、支持プレート82の下面を配線基板22の上面に接着することで通孔102、103の下面を塞ぎ、空洞部36a、通孔102、空気通路83、通孔103及び空洞部36bによって音響検知素子23のバックチャンバ54を形成している。
(第4の実施形態)
本発明の実施形態4による音響センサ111では、シリコン基板32bを裏面側からエッチングして空洞部36bを形成する際、シリコン基板32bを表面までエッチングするのでなく、図13に示すように空洞部36bの上部に蓋部112を残して空洞部36bを袋状に形成している。このような音響センサ111では、音響検知素子23側から入った音響振動がバックチャンバ54を通って振動電極板34bを振動させるのを防ぐことができる。
なお、ここでは実施形態1の構造を例にとって説明したが、実施形態2や実施形態3のような構造において空洞部36bを袋状に形成してもよい。
21、61、71、81、91、101、111 音響センサ
22 配線基板
23 音響検知素子
25 振動検知素子
24、26 回路素子
27、29、72 第1カバー
32a、32b シリコン基板
34a、34b 振動電極板
35a、35b 固定電極板
36a、36b 空洞部
41 音響孔
51 接着剤
52 接着剤
53 貫通孔
54 バックチャンバ
56 開口
62 空気孔
74、83 空気通路
82 支持プレート

Claims (8)

  1. 第1の基板に形成された第1の空洞部の開口端に対向させて前記第1の基板の表面に第1の振動膜を配設され、かつ、外部の空気振動が前記第1の振動膜に伝達されるように構成された音響検知素子と、第2の基板に形成された第2の空洞部に対向させて前記第2の基板の表面に第2の振動膜を配設され、かつ、外部の空気振動が前記第2の振動膜に伝達されないように構成された振動検知素子とを備え、
    前記第1の空洞部と前記第2の空洞部とを互いに連通させることによって前記音響検知素子のバックチャンバを形成したことを特徴とする音響センサ。
  2. 前記振動検知素子において、前記第2の振動膜は、周囲を前記第2の基板の表面に接合され、かつ、孔を有しないバックプレートによって覆われていることを特徴とする、請求項1に記載の音響センサ。
  3. 前記振動検知素子において、前記第2の空洞部は、前記第2の基板の表裏に貫通していないことを特徴とする、請求項1に記載の音響センサ。
  4. ベース基板の一方表面に前記音響検知素子を実装し、前記音響検知素子と対向させて前記ベース基板の他方表面に前記振動検知素子を実装し、前記ベース基板に開口した貫通孔を通じて前記第1の空洞部と前記第2の空洞部を互いに連通させたことを特徴とする、請求項1に記載の音響センサ。
  5. 前記ベース基板の他方表面にカバーを接合して前記ベース基板と前記カバーとで形成される空間内に前記振動検知素子を封止したことを特徴とする、請求項4に記載の音響センサ。
  6. ベース基板の一方表面に前記音響検知素子と前記振動検知素子を実装し、前記ベース基板の内部に形成した空気通路を通じて前記第1の空洞部と前記第2の空洞部を互いに連通させたことを特徴とする、請求項1に記載の音響センサ。
  7. ベース基板の表面に支持プレートを載置し、前記音響検知素子と前記振動検知素子を前記支持プレートの表面に実装し、前記支持プレートの内部に形成した空気通路を通じて前記第1の空洞部と前記第2の空洞部を互いに連通させたことを特徴とする、請求項1に記載の音響センサ。
  8. 前記第1の基板及び前記第2の基板がいずれもシリコン基板であり、前記支持プレートがガラス、シリコン又はセラミックによって形成されていることを特徴とする、請求項7に記載の音響センサ。
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