JP2019160381A - ディスク装置、プリアンプ、及び制御方法 - Google Patents

ディスク装置、プリアンプ、及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019160381A
JP2019160381A JP2018050003A JP2018050003A JP2019160381A JP 2019160381 A JP2019160381 A JP 2019160381A JP 2018050003 A JP2018050003 A JP 2018050003A JP 2018050003 A JP2018050003 A JP 2018050003A JP 2019160381 A JP2019160381 A JP 2019160381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
parameter set
adjustment variable
mapping information
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018050003A
Other languages
English (en)
Inventor
智和 大久保
Tomokazu Okubo
智和 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Devices and Storage Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Devices and Storage Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Devices and Storage Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2018050003A priority Critical patent/JP2019160381A/ja
Priority to CN201810833966.1A priority patent/CN110277108B/zh
Priority to US16/124,629 priority patent/US10325624B1/en
Publication of JP2019160381A publication Critical patent/JP2019160381A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10481Improvement or modification of read or write signals optimisation methods
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59633Servo formatting
    • G11B5/59672Servo re-writing, e.g. for the correction of offsets or 'fading' of servo marks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/09Digital recording

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

【課題】一つの実施形態は、ヘッドの動作を適切に制御できるディスク装置、プリアンプ、及び制御方法を提供することを目的とする。【解決手段】一つの実施形態によれば、ヘッドとコントローラとを有するディスク装置が提供される。コントローラは、マッピング情報に含まれる調整変数の値を変更しながらヘッドの動作を評価する。マッピング情報は、パラメータセットと調整変数とが調整変数の異なる複数の値について対応付けられている。パラメータセットは、ヘッドの動作に関する複数種のパラメータを含む。コントローラは、評価結果とマッピング情報とに基づいて調整変数の適正な値に対応したパラメータセットを決定する。コントローラは、決定されたパラメータセットを用いてヘッドの動作に関する設定を行う。【選択図】図1

Description

本実施形態は、ディスク装置、プリアンプ、及び制御方法に関する。
ディスク装置では、ヘッドがディスク媒体に対してデータのライトやリードを行う。このとき、ヘッドの動作を適切に制御することが望まれる。
米国特許第7933090号明細書 米国特許第7697225号明細書 米国特許出願公開第2010/0134911号明細書
一つの実施形態は、ヘッドの動作を適切に制御できるディスク装置、プリアンプ、及び制御方法を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、ヘッドとコントローラとを有するディスク装置が提供される。コントローラは、マッピング情報に含まれる調整変数の値を変更しながらヘッドの動作を評価する。マッピング情報は、パラメータセットと調整変数とが調整変数の異なる複数の値について対応付けられている。パラメータセットは、ヘッドの動作に関する複数種のパラメータを含む。コントローラは、評価結果とマッピング情報とに基づいて調整変数の適正な値に対応したパラメータセットを決定する。コントローラは、決定されたパラメータセットを用いてヘッドの動作に関する設定を行う。
図1は、実施形態に係るディスク装置の構成を示す図である。 図2は、実施形態におけるパラメータセットに含まれる複数種の設定パラメータを示す図である。 図3は、実施形態における調整処理に用いられる調整変数を示す図である。 図4は、実施形態における調整変数の値と信号品質との関係を示す図である。 図5は、実施形態における調整変数の値のばらつきの評価を示す図である。 図6は、実施形態におけるマッピング情報の内容を示す図である。 図7は、実施形態におけるマッピング情報の実装例(テーブル)を示す図である。 図8は、実施形態における調整処理を示すフローチャートである。 図9は、実施形態における調整処理を示す図である。 図10は、実施形態における調整処理を示す図である。 図11は、実施形態における設定パラメータの低次元化を示す図である。 図12は、実施形態の変形例におけるプリアンプの構成を示す図である。 図13は、実施形態の他の変形例におけるプリアンプの構成を示す図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるディスク装置を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
実施形態に係るディスク装置は、ヘッドがディスク媒体に対してデータのライトやリードを行うように構成される。例えば、ディスク装置1は、図1に示すように構成される。図1は、ディスク装置1の構成を示す図である。
ディスク装置1は、ディスク媒体11を有し、ホスト40からの要求に応じてディスク媒体11に情報を記録する。ディスク装置1は、例えば、磁気ディスク装置、光磁気ディスク装置などである。以下では、ディスク装置1が磁気ディスク装置である場合について例示するが、本実施形態は他の装置にも適用可能である。
ディスク装置1は、例えば、ヘッド22を介してディスク媒体11に情報を記録し、ヘッド22を介してディスク媒体11から信号を読み出す。具体的には、ディスク装置1は、ディスク媒体11、スピンドルモータ12、モータドライバ21、ヘッド22、アクチュエータアーム15、ボイスコイルモータ(VCM)16、ランプ13、プリアンプ24、リードライトチャネル(RWC)25、ハードディスクコントローラ(HDC)23、バッファメモリ29、及び制御部26を備える。
ディスク媒体11は、スピンドルモータ12により、回転軸を中心に所定の回転速度で回転される。スピンドルモータ12の回転は、モータドライバ21により駆動される。ディスク媒体11は、例えば、磁気ディスク又は光磁気ディスクなどであってもよい。ディスク媒体11は、例えば、垂直磁気記録層を有する記録媒体である。例えば、ディスク媒体11の表裏面には、ディスク媒体11の中心付近から放射方向に延びる複数のサーボ領域が規定される。サーボ領域は円周方向に等間隔で配置され得る。例えば、サーボ領域にはサーボパターンを含むサーボ情報が記録されている。また、サーボパターンにより、ディスク媒体11の表裏面には、ディスク媒体11の中心付近から同心円状に複数のトラックが規定される。各トラックにおいて、複数のサーボ領域の間には、ユーザデータが記録されるデータ領域が設けられている。すなわち、各トラックでは、その1周において、サーボ領域とデータ領域とが交互に繰り返し配置されている。
ヘッド22は、それに備わるライト素子22wおよびリード素子22rにより、ディスク媒体11に対してデータの書き込みや読み出しを行う。また、ヘッド22は、アクチュエータアーム15の先端にあって、モータドライバ21によって駆動されるVCM16により、ディスク媒体11の半径方向(トラック幅方向)に沿って移動される。ディスク媒体11の回転が停止しているときなどは、ヘッド22は、ランプ13上に退避される。
プリアンプ24は、ライトレジスタ24w及びリードレジスタ24rを有する。ライトレジスタ24wは、ヘッド22のライト動作に関する複数種の設定パラメータを含むパラメータセットが格納される。これにより、ヘッド22(リード素子22r)のリード動作が設定されている。リードレジスタ24rは、ヘッド22のリード動作に関する複数種の設定パラメータを含むパラメータセットが格納される。これにより、ヘッド22(ライト素子22w)のライト動作が設定されている。
プリアンプ24は、リード動作時に、リードレジスタ24rに格納されたパラメータセットに従って、ヘッド22がディスク媒体11から読み取った信号を増幅して出力し、RWC25に供給する。また、プリアンプ24は、RWC25から供給されたディスク媒体11にデータを書き込むための信号を、ライトレジスタ24wに格納されたパラメータセットに従って増幅して、ヘッド22に供給する。
HDC23は、I/Fバスを介してホスト40との間で行われるデータの送受信の制御や、バッファメモリ29の制御、ならびに、記録データに対するデータの誤り訂正処理などを行う。バッファメモリ29は、ホスト40との間で送受信されるデータのキャッシュとして用いられる。バッファメモリ29は、ディスク媒体11から読み出されるデータ、ディスク媒体11に書き込むデータ、又はディスク媒体11から読み出される制御用ファームウェアを、一時記憶するためなどに用いられる。
RWC25は、HDC23から供給される、ディスク媒体11に書き込むためのデータをコード変調してプリアンプ24に供給する。また、RWC25は、ディスク媒体11から読み取られプリアンプ24から供給された信号をコード復調してデジタルデータとしてHDC23へ出力する。
制御部26には、動作用メモリ27(例えば、SRAM:Static Random Access Memory)、不揮発性メモリ28(例えば、Flash ROM:Flash Read Only Memory)および一時記憶用のバッファメモリ29(例えば、SDRAM:Syncronous Dynamic Random Access Memory)が接続されている。制御部26は、不揮発性メモリ28およびディスク媒体11に予め記憶されたファームウェア(プログラムデータ)に従って、このディスク装置1の全体的な制御を行う。制御部26は、例えば、CPUである。ファームウェアは、初期ファームウェアおよび通常動作に用いる制御用ファームウェアである。起動時に最初に実行される初期ファームウェアは、例えば、不揮発性メモリ28に記憶されている。制御用ファームウェアには、後述するように、コントローラ30(図5参照)の機能の一部が含まれていてもよい。また、通常動作に用いる制御用ファームウェアは、ディスク媒体11に記録されており、初期ファームウェアに従った制御により、ディスク媒体11から一旦バッファメモリ29に読み出され、その後動作用メモリ27に格納される。
なお、RWC25、制御部26、及びHDC23を含む構成をコントローラ30と見なすこともできる。
ディスク装置1では、ヘッド22の動作に関する複数種の設定パラメータを含むパラメータセットに従い、ヘッド22のライト動作やリード動作を制御する。ヘッド22の動作を適切に制御するため、ディスク装置1は、ヘッド22のライト動作やリード動作に用いるパラメータセットを複数の候補の中から適切な候補を選択する調整処理を行う。この試験工程では記録品質(例えば、ビットエラーレート)や装置容量を最大化するように各種パラメータセットの選択が行われる。
しかしながら、ディスク装置1における機能追加によりヘッド22の動作に関する設定パラメータの種類数はますます増加しており、その調整時間の短縮の困難度は増してきている。
例えば、書き込み時にヘッド22に流すライト電流は、低消費電力化の観点から小さい方が良く、小さいレベルで効率的にディスク媒体11へ書き込むためにその波形をオーバーシュートさせることが有効であることが分かっている。そのため、ライト電流は、図2に示すようなオーバーシュートを有する波形に制御される。図2は、パラメータセットに含まれる複数種の設定パラメータを示す図である。図2において、縦軸が電流振幅を示し、横軸が時間を示す。
ライト電流に関するパラメータセットには、DC振幅(IW)、オーバーシュート振幅(OSA)、オーバーシュート幅(OSD)、立ち上がり時間(TR)、立下り時間(TF)、さらにはパターン変調ライト電流振幅(dIOS)などの設定パラメータ(複数種の設定パラメータ)が含まれ得る。DC振幅IWは、波形がオーバーシュートした後の安定した状態における電流振幅の大きさを示す。オーバーシュート振幅OSAは、波形がDC振幅IWを超えてどの程度の電流振幅でオーバーシュートするかを示す。オーバーシュート幅OSDは、波形がDC振幅IWを超えてどの程度の時間幅でオーバーシュートするかを示す。立ち上がり時間TRは、波形がオーバーシュートする直前に変化前から変化後までの全変化量における10%から90%までの変化に要する時間を示す。立下り時間TFは、波形がオーバーシュートする際のピークタイミングからオーバーシュートが完了して安定レベルになるまでの時間を示す。パターン変調ライト電流振幅dIOSは、特定のデータパターンの電流波形に対して破線で示すように通常のオーバーシュートに追加して波形をオーバーシュートさせる際の追加分の電流振幅を示す。
ディスク装置1では、これらの複数種の設定パラメータの組み合わせを適切化する調整のために、膨大な数の組み合わせについてトライ・アンド・エラーによりヘッド22の動作を評価すると、その処理時間の短縮が困難になる。
調整の処理時間を短縮するために調整すべき設定パラメータの数を絞ることが考えられるが、この場合、不十分な調整になりやすく、記録品質(例えば、ビットエラーレート)を許容範囲に収めることが困難になる傾向にある。今後もさらなる設定パラメータの新規追加が想定され、この傾向がますます顕著になっていく可能性がある。すなわち、より短時間での記録品質の適切化を可能にするための効率的な調整アルゴリズムが求められている。
そこで、本実施形態では、ディスク装置1において、パラメータセットと調整変数の値とが対応付けられたマッピング情報を用意し、その調整変数の値を適切化し、適切化された値に対応するパラメータセットをマッピング情報で求めてヘッドの動作を設定することで、調整処理時間の短縮化を図る。
具体的には、多次元の設定パラメータを含むパラメータセットに1対1対応するようにマッピング情報で規定された1次元の調整変数を用いて調整を行う。例えば、複数種(多次元)のライト電流パラメータの調整を疑似的に1つ(1次元)の電流特性値の調整に変換する。これにより、大幅な調整時間の短縮が可能になる。
より具体的には、次のように設定パラメータを多次元→1次元へ変換する。例えば、ライト電流パラメータの1次元化の方法について説明する。調整変数として用いるのは電流特性値IWSであり、これは次の数式1で定義される。
IWS=Min[∫ Tbdt WC(t、IAD)]・・・数式1
数式1で、WC(t、IAD)は1つのライト電流条件IAD=(IW、OSA、…)におけるnビット反転位置のライト電流波形である。Tbは電流極性反転位置を基準とした電流波形積分時間の上限を表しており、磁気ヘッド固有の応答性に対応するパラメータである。数式1で定義されるIWSを、ライト電流の波形ととともに示すと図3のようになる。図3は、調整処理に用いられる調整変数を示す図であり、調整変数としてIWSを例示している。
ライト電流の波形がライト電流=0の直線に交差するゼロクロスタイミングから所定時間Tbまでの期間においてライト電流の値を積分すると、複数のゼロクロスタイミングに対応した複数の積分値WC〜WCが得られる。複数の積分値WC〜WCk(nは2以上の整数、kはn以上であるような2以上の整数)のうち最小となる積分値(図3の場合、積分値WC)が調整変数IWSとして定義される。調整変数IWSは、物理的にはランダムパターン中で最小となる電流出力(磁界強度)を表現している。
この調整変数IWSと信号品質とを座標平面上にプロットすると、図4に示すように、良好な相関を示すことが確認できる。図4では、信号品質の指標としてオントラックビットエラーレートを用いている。オントラックビットエラーレートは、ディスク装置1において、ディスク媒体11への情報の書き込み等を行わないでヘッド22をディスク媒体11における所定のトラックにオントラックさせた状態で評価されたビットエラーレートである。
しかしながら、数式1に示す調整変数IWSの定義から推測でき図4で確認できるように、調整変数IWSの値は、ライト電流に関するパラメータセットIAD=(IW、OSA、…)と必ずしも1対1対応はしていない。これは、調整変数IWSが電流波形中の局所的なワースト箇所の特性を表現しているためであり、異なるパラメータセットであっても調整変数IWSの値が同等となるパラメータセットが複数存在する。例えば、図4の場合、調整変数IWSの値C1に対して、2つのパラメータセットIAD1,IAD2が対応している。
そのため、調整変数IWSの同じ値に対応する複数のパラメータセットIAD(例えば、調整変数IWSの値C1に対応する2つのパラメータセットIAD1,IAD2)に対して、記録品質の違いを表現するもう1つのパラメータとして、図5に示すようなσIWSを導入する。図5は、調整変数のばらつきの評価を示す図である。パラメータσIWSは、調整変数IWSのばらつきの度合いを示し、次の数式2で定義される。
σIWS=Stdev[∫ Tbdt WC(t、IAD)]・・・数式2
ここでStdev[]は標準偏差であり、σIWSはランダムパターン中のビットごとの電流出力(磁界強度)のばらつきを表している。ビットごとの電流出力ばらつきの増加はオントラックの記録品質およびフリンジ特性を悪化させることがわかっており、装置評価においてもσIWSが抑制される条件において面記録密度が改善される傾向が確認されている。σIWSは電流波形全体から特徴づけられる大域的なパラメータであり、仮にIWSが同等であっても電流波形形状が一致してしない限り、σIWSは異なる値を取り得る。従ってIWSが同等となるライト電流パラメータの集合に対してσIWSが最小となる条件を課すことで、特定のIWSの値に対応する適切なパラメータセットIADr=(IWr、OSAr、…)を一意に定めることができる。言い換えると、複数の設定パラメータを含むパラメータセットIADを1次元の調整変数IWSに1対1マッピングできることになる。
図5の場合、パラメータセットIAD1に対応する調整変数IWSの値の分布において、中央値がほぼC1に均等で、ばらつき幅(例えば、3σ区間の幅)がσIWS=HW1になる。パラメータセットIAD2に対応する調整変数IWSの値の分布において、中央値がほぼC1に均等で、ばらつき幅(例えば、3σ区間の幅)がσIWS=HW2になる。すなわち、分布の中央値が互いに均等であることから、調整変数IWSの同じ値に対応していると見なすことができる。図5では、HW1<HW2であり、パラメータセットIAD1がパラメータセットIAD2に比べてばらつきが小さいことが分かる。これにより、調整変数IWSの値C1に2つのパラメータセットIAD1,IAD2が対応する場合に、よりばらつき幅σIWSの小さいパラメータセットIAD1が調整変数IWSの値C1に対応付けられることになる。すなわち、パラメータセットIAD1が調整変数IWSの値C1にマッピングされる。
1次元パラメータマッピングの厳密な定義は次の(1)〜(5)の通りになる。
(1)ライト電流条件のパラメータセットIAD=(IW、OSA、…)を元とする集合{IAD}を定義する。
(2)集合{IAD}に対して写像IWS:{IAD}→Rを定義する。
(3)集合{IAD}に対して同値関係IWS(IADa)≒IWS(IADb)を導入し、{IAD}の商集合“{IAD}/〜”が得られる。
(4)商集合“{IAD}/〜”に対して代表元(最適電流条件)をIADr=argmin[σIWS(IAD)]で定義する。ここで、写像σIWS:{IAD}/〜→Rで定義する。
(5)これにより、写像IWS:{IADr}→{IWS(IADr)}は全単射になる。すなわち、最適ライト電流パラメータのパラメータセット{IADr}とIWSの値は1対1対応することになる。
このようなマッピングを調整変数IWSの複数の値について行い、その結果を座標平面上にプロットし2次曲線等で曲線近似すると図6に示すようになる。図6は、マッピング情報31の内容を示す図である。図6では、パラメータセットに含まれる複数の設定パラメータのうち、DC振幅IW、オーバーシュート振幅OSA、パターン変調ライト電流振幅dIOSの調整変数IWSに対するマッピングの結果が例示されているが、他の設定パラメータ(オーバーシュート幅OSD、立ち上がり時間TR、立下り時間TFなど)についても同様にマッピングされ得る。
例えば、図6に示すマッピング情報31は、図7に示すように、そのままテーブル情報32として実装され管理されてもよい。ディスク装置1は、図6に示すマッピング情報31における調整変数IWSの値に対応した近似曲線上の値を用いてテーブル情報32を作成してもよいし、図6に示すマッピング情報31におけるプロットされた値を用いてテーブル情報32を作成してもよい。図7に示すテーブル情報32は、例えば、ディスク装置1の出荷前に、ディスク媒体11の管理情報格納領域に格納され得る。
テーブル情報32は、IWS欄321、IW欄322、OSA欄323、及びOSD欄324を含む。IWS欄321には、調整変数IWSの値C1,C2等が記録されている。IW欄322には、DC振幅IWの値I1,I2等が記録されている。OSA欄323には、オーバーシュート振幅OSAの値A1,A2等が記録されている。OSD欄324には、パターン変調ライト電流振幅dIOSの値D1,D2等が記録されている。テーブル情報32を参照することで、調整変数IWSの値C1には、DC振幅IWの値I1、オーバーシュート振幅OSAの値A1、パターン変調ライト電流振幅dIOSの値D1が対応していることが分かる。また、調整変数IWSの値C2には、DC振幅IWの値I2、オーバーシュート振幅OSAの値A2、パターン変調ライト電流振幅dIOSの値D2が対応していることが分かる。
あるいは、マッピング情報は、IWSに対応するIW、OSA、…等の値についての関数式で近似して実装され運用されてもよい。例えば、パラメータセットに含まれるライト電流パラメータが、DC振幅IW、オーバーシュート振幅OSA、オーバーシュート幅OSD、立ち上がり時間TR、立下り時間TF、さらにはパターン変調ライト電流振幅dIOSである場合、次の数式3〜数式8に示す関数式がマッピング情報として実装され得る。
IW=fIW(IWS)=Σ(α*IWS)・・・数式3
OSA=fOSA(IWS)=Σ(β*IWS)・・・数式4
OSD=fOSD(IWS)=Σ(γ*IWS)・・・数式5
TR=fTR(IWS)=Σ(δ*IWS)・・・数式6
TF=fTF(IWS)=Σ(ε*IWS)・・・数式7
dIOS=fdIOS(IWS)=Σ(ζ*IWS)・・・数式8
数式3〜数式8に示す関数式は、例えば、ディスク装置1の出荷前に、ディスク媒体11の管理情報格納領域に格納され得る。
次に、マッピング情報を用いたライト電流の調整処理について図8を用いて説明する。図8は、調整処理を示すフローチャートである。図8に示す調整処理は、ディスク装置1の製造工程内で行われてもよいし、ディスク装置1の出荷後にメンテナンスモードに切り替えられることで行われてもよい。
例えば、複数種のライト電流パラメータを含むパラメータセットの調整についてライト電流パラメータを変えながら逐次的に複数回繰り返す方法では、ライト電流パラメータの種類数の増加に伴い、調整工数が膨大となる。このため、現実的には調整するライト電流パラメータの種類数を削減する、または調整範囲をより限定するなどの制約を課さざるを得ない。そのため、調整するライト電流パラメータの選択や調整範囲の設定によっては十分な適切化の探索がなされず記録品質をロスしてしまう可能性がある。また、パラメータを変えながら逐次的に複数回繰り返す方法では、ライト電流パラメータの設定値そのものをベースにしているため、実際の電流波形特性の観点で見た場合に重複する条件が多数含まれている可能性もあり非効率的である可能性がある。
一方、本実施形態では、コントローラ30は、ライト電流の調整を、電流特性値IWSを媒介させて行う。例えば、調整変数IWSの値を1次元的に掃引しながら(S1)、マッピング情報を用いて調整変数IWSの値を対応するパラメータセット中の各設定パラメータに変換し(S2)、変換された各設定パラメータをプリアンプ42中のレジスタに格納してライト電流を所望の条件に設定した状態で信号品質を評価する(S3)。
例えば、信号品質を表す指標として、図9に実線で示すオントラックビットエラーレートBER1を用いてもよいし、図9に一点鎖線で示すフリンジビットエラーレートBER2を用いてもよいし、両者を平均して求められる図9に破線で示す平均ビットエラーレートBER12を用いてもよい。どのビットエラーレートを用いるかは、ディスク装置1の管理ポリシーに依存して変わり得る。オントラックビットエラーレートBER1を用いた場合、信号品質が許容レベルになる(例えば、最小になる)調整変数IWSの適切値としてC3が得られる。フリンジビットエラーレートBER2を用いた場合、信号品質が許容レベルになる(例えば、最小になる)調整変数IWSの適切値としてC4が得られる。平均ビットエラーレートBER12を用いた場合、信号品質が許容レベルになる(例えば、最小になる)調整変数IWSの適切値としてC5が得られる。
図9に破線の矢印で示すように、信号品質が許容レベルになる調整変数IWSの適切値が得られるまでS1〜S3の処理を繰り返し、適切値が得られたら(S4)、マッピング情報を用いてその適切値をパラメータセットへ変換し(S5)、変換されたパラメータセットをプリアンプ42中のレジスタに格納してヘッド22のライト動作の設定を完了する(S6)。
このとき前述の1対1マッピングにより1つのIWSの値に対してはある唯一のパラメータセットIAD=(IW、OSA、…)が対応しているので、ディスク装置1に対しては調整変数IWSの適切値に相当するパラメータセットIADが設定され得る。ここで、調整変数IWSが同等となる複数のパラメータセットの中で信号品質が許容される(例えば、最適レベル)になるパラメータセットが選択されるように1対1対応(マッピング情報)を構成しているので、個々の設定パラメータを変えながら逐次的に複数回繰り返す方法で特性の重複していた処理がほぼ削減できていることになる。
例えば、図10に示すDC振幅IW及びオーバーシュート振幅OSAのパラメータ平面において、個々の設定パラメータを変えながら逐次的に複数回繰り返す方法では2次元的な探索が必要となるのに対し、本実施形態の方法では、図10の実線の矢印で示すように、1次元的な探索で済むことになる。図10は、調整処理を示す図である。
これは、数学的に考えると、図11に示すようになる。図11は、設定パラメータの低次元化を示す図である。すなわち、パラメータセットIADのパラメータ空間(重複のある多次元空間)からばらつきが適切な(例えば、最小な)パラメータセットを選択して適切IAD(IADr)のパラメータ空間を生成し、適切IADのパラメータ空間(重複が取り除かれた多次元空間)を調整変数IWSの値に1対1に対応付けるマッピングを行って、調整変数IWSの複数の値が属する実数Rの空間(1次元空間)へ低次元化されることになる。
また、本実施形態の場合は、仮にライト電流パラメータの数が増加したとしても表面上の調整変数はIWS(1次元)のままであるため、調整時間を増加させることなく対応できる。ライト電流パラメータの追加変更の際には予め各ライト電流パラメータと調整変数IWSとを1対1に対応付けるマッピング情報を再構成しておく必要はあるが、ライト電流パラメータの内容や設定パラメータの種類数に関わらず基本的に同じ調整変数IWSで1次元的に調整が可能であり拡張性の高い方法であるといえる。
パラメータセットIADと調整変数(電流特性値)IWSとを1対1に対応付けるマッピング情報は、デバイスレベルの電流波形の実測またはシミュレーションの評価データから作成することができる。調整に利用したい全てのライト電流パラメータを含めたマトリクス条件(補間する場合、条件数は適当に間引いてもよい)でランダムパターンのライト電流波形を測定し、数式1、数式2に従って各ライト電流波形に対するIWSおよびσIWSを求める。電流特性値IWSの値が等しい、または差分がある基準値以下(|IWS(IADa)−IWS(IADb)|<α)となる条件ごとにグループに分類し、その各グループの中でσIWSが最小となるIAD条件を代表値としてIWSの値と対応させる。これにより、調整変数IWSの各値に対して唯一のパラメータセットIADとの対応関係が得られる。
以上のように、実施形態では、ディスク装置1において、パラメータセットと調整変数の値とが対応付けられたマッピング情報を用意し、その調整変数の値を適切化し、適切化された値に対応するパラメータセットをマッピング情報で求めてヘッド22の動作を設定する。これにより、複数種のパラメータをそれぞれ調整する場合に比べて、調整処理に要する時間を容易に短縮できる。
なお、実施形態では、簡単のためにプリアンプ24に設定されるライト電流パラメータを例示して説明したが、調整すべきライト電流パラメータはプリアンプ24に設定されるライト電流パラメータに限らずライト電流波形に影響するすべてのパラメータに拡張できる。具体的には、RWC25のWPC設定や伝送線路デバイスの版数などもこれに含まれ得る。これらの変数も調整変数IWSとの1対1マッピングを構成するパラメータに加えることで本手法を任意に拡張することが可能である。
また、実施形態では、例としてディスク装置1の製造工程内でのライト電流の調整シーケンスを例示したが、調整処理はこれに限定されず、例えば顧客環境でのライト電流調整等であってもよい。また、調整変数IWSに基づいたライト電流の変更は温度やゾーン補間の際にも利用され得る。ディスク装置1としてのライト電流パラメータセットの管理は調整変数IWSで行い、温度/ゾーン補間も調整変数IWSの値の上で行うことができる。この場合、リード・ライト動作の際には、ドライブパラメータとして管理された調整変数IWSとマッピング情報(IAD−IWS対応テーブル)からパラメータセットIADを再導出して、プリアンプ24及びRWC25へ設定することができる。
また、実施形態では、調整処理の対象がライト電流に関するパラメータセットである場合を例示したが、調整処理の対象は、リード信号特性に関するパラメータセットであってもよい。ヘッド22によるリード動作を適切に行うために、リード信号の周波数特性は高帯域かつ、広い周波数領域で平坦あることが望ましいことが分かっている。そのため、リード信号特性に関するパラメータセットは、設定パラメータとして、ゲインG、帯域FC、高周波ブースト量BST、カットオフ周波数LFPを含むことができる。帯域FCは、リード信号の周波数領域のうち情報伝達に用いられる領域を示す。高周波ブースト量BTは、リード信号のカットオフされずに残る周波数成分のうち高周波側の成分をどの程度強調するかを示す値である。カットオフ周波数LFPは、リード信号がプリアンプ24でローパスフィルタ処理される際にカットオフされる高周波成分の境界を示す周波数である。
例えば、リード信号特性について、「高周波−3dB帯域」を第一の調整変数(ライト電流調整におけるIWSに対応)とすることができ、「高周波−3dB帯域幅」を第二の調整変数(ライト電流調整におけるσIWSに対応)を示すパラメータとすることができる。第一の調整変数(高周波−3dB帯域)の同じ値に対応する複数のパラメータセットを特定し、複数のパラメータセットのうち第二の調整変数(高周波−3dB帯域幅)が適切な(最大となる)パラメータセットを決定し、決定されたパラメータセットを第一の調整変数(高周波−3dB帯域)の値にマッピングしたマッピング情報を作成する。そして、マッピング情報を用いながら第一の調整変数(高周波−3dB帯域)の適切値(例えば、最適値)を探索する。適切値は、ライト電流の場合と同様に、信号品質が許容レベル(例えば、最小値)になる値とすることができる。適切値が見つかればその適切値をマッピング情報によりパラメータセットに変換し、変換されたパラメータセットをプリアンプ24のリードレジスタ24rに格納する。これにより、ヘッド22のリード動作が設定され得る。
また、実施形態では、調整処理がコントローラ30により行われる場合を例示したが、調整処理はプリアンプにより行われてもよい。例えば、図12に示すように、プリアンプ24i自身に設定機能を搭載してもよい。図12は、実施形態の変形例におけるプリアンプ24iの構成を示す図である。
この場合、プリアンプ24iは、調整変数IWSに対応する設定レジスタを有することになる。プリアンプ24iは、コントローラ30から設定指示(Serial data Protocol)を受けると、入力された調整変数IWSの設定値(IWS setting)として解釈し、その設定値に対して、マッピング部(IAD−IWS Mapping Unit)24i1で事前に求められたパラメータセットIADと調整変数IWSとの関係(マッピング情報31(例えば、テーブル情報32))に従ってパラメータセットIAD(IAD setting)を求めてライトレジスタ24aに保持する。ライトドライバ(Write Driver)24i2は、ライトデータWDATAを受けると、受けたライトデータWDATAとマッピング部24i1に応じされたパラメータセットIAD(IAD setting)とに応じて、ライト電流(Write Current)を生成してヘッド22のライト素子22wへ供給する。
このとき、調整変数IWSの設定値に対応するパラメータセットIAD設定の管理は、パラメータセットIAD設定を調整変数IWSごとに個別に異なるレジスタアドレス(ライトレジスタ24aにおけるアドレス)に格納されてもよいし、調整変数IWSに対するパラメータセットIAD設定の近似式を用いて各パラメータセットIADに対する調整変数IWSの補間式の係数としてレジスタに保持されてもよい。
あるいは、図13に示すように、パラメータセットIADと調整変数IWSとの関係(マッピング情報31(例えば、テーブル情報32))の導出自体をプリアンプ24jが行うようにすることも可能である。図13は、実施形態の他の変形例におけるプリアンプ24jの構成を示す図である。図13には、キャリブレーション動作を行う場合の動作を示している。この場合、プリアンプ24jには、ライトドライバ(Write Driver)24i2の出力をモニターするための積分回路(Integrated Circuit)24j3及び演算器(Pseudo IWS Calculator)24j4が搭載されている。積分回路24j3及び演算器24j4を含む構成は、キャリブレーション実施時に動作するキャリブレーション回路24j5とみなすことができる。
ここで求めた疑似的に求められた調整変数(疑似IWS)の演算結果がマッピング部24i1にフィードバックされる構成となる。現実的には、伝送路負荷や積分回路24j3及び演算器24j4の精度等の問題でプリアンプ24j内部で計算される疑似IWSと実測電流波形のIWSとはパラメータセットIAD設定に対して相関がずれてくることが予想される。演算器24j4は、キャリブレーション用に外部(コントローラ30)から入力されたIWSターゲット(IWS実測値に対応)との差分からIWS設定値に対応する各パラメータセットIAD設定の対応関係の補正値(Update Calibration factor)をマッピング部24i1に供給しマッピング部24i1で補正を行う。この補正は、例えばIWSに対するパラメータセットIAD設定の近似式の係数に対する補正係数として定義することができ、この補正係数もライトレジスタ24aで保持され得る。キャリブレーション実施時には記録波形品質の観点からプリアンプ24jの出力へのパスは切断されており、逆にライト動作時には図12に示すようにキャリブレーション回路24j5へのパスは切断されるものとする。また、キャリブレーションには補正係数計算の安定化のために特殊なシーケンスパターンを用いてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 ディスク装置、22 ヘッド、24,24i,24j プリアンプ、30 コントローラ。

Claims (9)

  1. ヘッドと、
    前記ヘッドの動作に関する複数種のパラメータを含むパラメータセットと調整変数とが前記調整変数の異なる複数の値について対応付けられたマッピング情報のうち、前記マッピング情報に含まれる前記調整変数の値を変更しながら前記ヘッドの動作を評価し、評価結果と前記マッピング情報とに基づいて前記調整変数の適正な値に対応したパラメータセットを決定し、決定されたパラメータセットを用いて前記ヘッドの動作に関する設定を行うコントローラと、
    を備えたディスク装置。
  2. 前記ヘッドでアクセス可能であるディスク媒体をさらに備え、
    前記マッピング情報は、前記ヘッドのライト動作に関する前記パラメータセットと前記調整変数とが前記調整変数の異なる複数の値について対応付けられ、
    前記コントローラは、前記調整変数の値を変更しながら前記ヘッドで前記ディスク媒体にライトされた情報を前記ヘッドでリードして信号品質を評価し、評価結果と前記マッピング情報とに基づいて前記調整変数の適正な値に対応したパラメータセットを決定し、決定されたパラメータセットを用いて前記ヘッドのライト動作に関する設定を行う
    請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記マッピング情報は、前記ヘッドのライト電流の波形に関する前記パラメータセットと前記ヘッドのライト電流の積分値に関する前記調整変数とが前記調整変数の異なる複数の値について対応付けられ、
    前記コントローラは、前記調整変数の値を変更しながら前記ヘッドで前記ディスク媒体にライトされた情報を前記ヘッドでリードして信号品質を評価し、評価結果と前記マッピング情報とに基づいて前記調整変数の適正な値に対応したパラメータセットを決定し、決定されたパラメータセットを用いて前記ヘッドのライト動作に関する設定を行う
    請求項2に記載のディスク装置。
  4. 前記マッピング情報は、前記パラメータセットと前記調整変数とが前記調整変数の異なる複数の値について対応付けられたテーブルを含む
    請求項1から3のいずれか1項に記載のディスク装置。
  5. 前記マッピング情報は、前記パラメータセットに含まれた複数種のパラメータと前記調整変数との関係を示す複数の関数を含む
    請求項1から3のいずれか1項に記載のディスク装置。
  6. 前記コントローラは、前記調整変数に対応させる候補となる複数の候補パラメータセットを取得し、前記複数の候補パラメータセットのそれぞれについて前記調整変数の値を複数回測定し、測定結果に応じて、前記複数の候補パラメータセットのうち前記調整変数の値のばらつきが最小となる候補パラメータセットを前記調整変数の値に対応付けて前記マッピング情報を作成する
    請求項1から5のいずれか1項に記載のディスク装置。
  7. 前記ヘッドと前記コントローラとの間に配されたプリアンプをさらに備え、
    前記コントローラは、決定されたパラメータセットを前記プリアンプに記憶させて前記ヘッドの動作に関する設定を行う
    請求項1から6のいずれか1項に記載のディスク装置。
  8. ヘッドの動作に関する複数種のパラメータを含むパラメータセットと調整変数とが前記調整変数の異なる複数の値について対応付けられたマッピング情報のうち、前記マッピング情報における前記調整変数の複数の値を格納可能である記憶回路と、
    前記記憶回路に格納された複数の値について前記ヘッドの動作を評価し、評価結果と前記マッピング情報とに基づいて前記調整変数の適正な値に対応したパラメータセットを決定する決定回路と、
    決定されたパラメータセットを用いて前記ヘッドの動作に関する設定を行う設定回路と、
    を備えたプリアンプ。
  9. ヘッドを有するディスク装置の制御方法であって、
    前記ヘッドの動作に関する複数種のパラメータを含むパラメータセットと調整変数とが前記調整変数の異なる複数の値について対応付けられたマッピング情報のうち、前記マッピング情報に含まれる前記調整変数の値を変更しながら前記ヘッドの動作を評価することと、
    評価結果と前記マッピング情報とに基づいて、前記調整変数の適正な値に対応したパラメータセットを決定することと、
    決定されたパラメータセットを用いて前記ヘッドの動作に関する設定を行うことと、
    を備えた制御方法。
JP2018050003A 2018-03-16 2018-03-16 ディスク装置、プリアンプ、及び制御方法 Pending JP2019160381A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018050003A JP2019160381A (ja) 2018-03-16 2018-03-16 ディスク装置、プリアンプ、及び制御方法
CN201810833966.1A CN110277108B (zh) 2018-03-16 2018-07-26 盘装置、前置放大器和盘装置的控制方法
US16/124,629 US10325624B1 (en) 2018-03-16 2018-09-07 Disk device, preamplifier, and control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018050003A JP2019160381A (ja) 2018-03-16 2018-03-16 ディスク装置、プリアンプ、及び制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019160381A true JP2019160381A (ja) 2019-09-19

Family

ID=66826184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018050003A Pending JP2019160381A (ja) 2018-03-16 2018-03-16 ディスク装置、プリアンプ、及び制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10325624B1 (ja)
JP (1) JP2019160381A (ja)
CN (1) CN110277108B (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004145987A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Sharp Corp 光ピックアップの球面収差合焦ずれ補償方法および光ピックアップ装置
JP2005196947A (ja) * 2003-12-08 2005-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク装置、光ディスク方法および半導体集積回路
JP2006107722A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Samsung Electronics Co Ltd ディスクドライブ,記録媒体そして記録パラメータを補償する方法
JP2008518382A (ja) * 2004-10-28 2008-05-29 アギア システムズ インコーポレーテッド 記録ドライバ電流を制御するための方法および装置
JP2008204601A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Samsung Electronics Co Ltd ハードディスクドライブ及びハードディスクドライブの記録パラメータを最適化する方法
WO2009008034A1 (ja) * 2007-07-06 2009-01-15 Fujitsu Limited 記憶装置、制御方法及び制御装置
JP2010176749A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Toshiba Storage Device Corp 磁気ディスク装置の製造方法
JP2014049147A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Hitachi Ltd 磁気記憶装置及びその製造方法
JP2016085781A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 エイチジーエスティーネザーランドビーブイ データ遷移に応じた書き込み電流オーバーシュート振幅(osa)を用いた磁気記録ディスクドライブ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008159206A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Fujitsu Ltd 記憶装置、記憶装置のライト電流オーバーシュート量の調整方法及びプログラム
WO2008149411A1 (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Fujitsu Limited 記憶装置、記憶装置のプロセッサ及びプログラム
US20100134911A1 (en) * 2008-12-02 2010-06-03 Jin Zhen Multi-parameter optimization of write head performance using adaptive response surface
US7933090B1 (en) * 2009-01-14 2011-04-26 Western Digital Technologies, Inc. Disk drive establishing write current limits prior to optimizing the write current for a plurality of tracks

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004145987A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Sharp Corp 光ピックアップの球面収差合焦ずれ補償方法および光ピックアップ装置
JP2005196947A (ja) * 2003-12-08 2005-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク装置、光ディスク方法および半導体集積回路
JP2006107722A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Samsung Electronics Co Ltd ディスクドライブ,記録媒体そして記録パラメータを補償する方法
JP2008518382A (ja) * 2004-10-28 2008-05-29 アギア システムズ インコーポレーテッド 記録ドライバ電流を制御するための方法および装置
JP2008204601A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Samsung Electronics Co Ltd ハードディスクドライブ及びハードディスクドライブの記録パラメータを最適化する方法
WO2009008034A1 (ja) * 2007-07-06 2009-01-15 Fujitsu Limited 記憶装置、制御方法及び制御装置
JP2010176749A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Toshiba Storage Device Corp 磁気ディスク装置の製造方法
JP2014049147A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Hitachi Ltd 磁気記憶装置及びその製造方法
JP2016085781A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 エイチジーエスティーネザーランドビーブイ データ遷移に応じた書き込み電流オーバーシュート振幅(osa)を用いた磁気記録ディスクドライブ

Also Published As

Publication number Publication date
US10325624B1 (en) 2019-06-18
CN110277108B (zh) 2021-07-02
CN110277108A (zh) 2019-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6914738B2 (en) Apparatus and method for controlling write current supplied to head
US9230605B1 (en) Data storage device maximizing areal density based on a target quality metric
TW201005736A (en) Systems and methods for variable compensated fly height measurement
US6754036B2 (en) Automated tuning of disc drive seek profile
US8503124B2 (en) Head servo control system and head servo control method
KR100322601B1 (ko) 광디스크 기록 방법, 광디스크 기록 장치의 제어 방법 및 이에 적합한 광디스크 기록 장치
US10453486B2 (en) Magnetic disk device and actuator control method
JP2020047342A (ja) 磁気ディスク装置及びヘッド位置の補正方法
US8320070B2 (en) Magnetic disk drive and method for adjusting parameter in the same
JP2019160381A (ja) ディスク装置、プリアンプ、及び制御方法
US20070183082A1 (en) Method, apparatus, and storage medium for controlling track seek servo in disk drive, and disk drive using same
JP2013152769A (ja) 圧電素子駆動方法、圧電素子駆動装置及び磁気ディスク装置
US8681591B2 (en) Semiconductor device, write strategy generating method, and write strategy generating program
JP2020042872A (ja) 磁気ディスク装置及びライト処理方法
US20210125635A1 (en) Thermal compensation for heat assisted magnetic recording
US7423834B1 (en) Convolution based multiple harmonic frequency repeatable runout compensation method and apparatus
KR100674945B1 (ko) 다중 사인 파형의 시크 서보에서의 토크 상수 보정 방법및 이를 이용한 디스크 드라이브
US20100027392A1 (en) Apparatus and method for calibrating optical storage device
CN109427354B (zh) 磁盘装置及写入方法
DE102014018716A1 (de) Verfahren zur Leistungssteuerung einer optischen Plattenvorrichtung
US20160322074A1 (en) Noise mitigation for write precompensation tuning
US20240129169A1 (en) Training method, arithmetic processing device, and computer-readable recording medium storing training program
US6909576B2 (en) Method, system, and program for generating control signals to perform a seek operation
US20240105225A1 (en) Magnetic disk device and method
US11249450B1 (en) Calibration of multi-stage servo system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200923

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210413