JP2019160283A - 検索装置、検索方法、及び検索プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】患者ごとの症状に合わせてレシピ情報を検索可能であり、最適な料理のレシピ情報を提案可能な検索装置、方法およびプログラムを提供する。【解決手段】ユーザが罹患している病気の病態や症状を入力することで、ユーザに適した料理のレシピ情報を検索するレシピ検索システム1の検索装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。記憶部120は、ユーザが罹患している病気の病態を記憶する病態情報DB121と、ユーザの具体的な症状を記憶する症状情報DB122と、料理の特徴を記憶する料理特徴DB123と、料理のレシピ情報を記憶するレシピ情報DB124とを備える。制御部130は、ユーザが罹患している病態やユーザの具体的な症状の入力を受け付ける入力部131と、レシピ情報を抽出して端末装置T1,T2,・・・に表示させるレシピ情報レコメンド部132とを備える。【選択図】図1
Description
本開示は、料理のレシピ情報を検索してレコメンドするための検索装置、検索方法、検索プログラム及びデータ構造に関する。
健康管理を必要とするユーザに対して、専門家からのアドバイスメッセージを送信する健康管理サーバが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示されている健康管理サーバは、ユーザからの食事の画像を受信すると、その画像を分析し、分析結果から専門家がアドバイスを作成してメッセージを送信する。
また、入院患者の食事を提供するために、入院患者個人ごとの栄養指導を反映させる栄養管理システムが知られている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2に開示されている栄養管理システムは、患者ごとにその患者個人の禁忌情報等が格納された食事箋情報と、献立を構成する料理ごとの禁忌情報とをそれぞれ記憶し、食事箋情報と禁忌情報とを組み合わせて患者ごとの献立を作成する。
しかしながら、特許文献1に記載の健康管理サーバは、実際に食事をした献立に対してアドバイスを得ることはできても、食事の前に、どのような食事をとるべきかを知ることはできなかった。例えば、ユーザが罹患している病気によっては摂取が禁止される食材がある場合や、カロリーや塩分の摂取量が制限される場合もあり、食事の献立を決定する段階でどのような献立が望ましいか把握する必要がある。
また、特許文献2に記載の栄養管理システムは、入院患者ごとに禁忌情報を反映させて献立を作成することが可能であるが、同じ病気の患者であっても、症状は患者ごとに異なり、症状によっては食べられる料理や食べられない料理がある。例えば、脳卒中の患者であっても、嚥下障害を起こしている患者の場合、固い料理は食べられないが、嚥下障害を起こしていない患者の場合、固い料理を食べることは可能である。そのため、患者ごとの症状に合わせて最適な料理を組み合わせた献立のレシピ情報を検索可能な検索装置が望まれていた。
そこで、本開示では、患者ごとの症状に合わせてレシピ情報を検索可能であり、最適な料理のレシピ情報を提案可能な検索装置、検索方法、検索プログラム及びデータ構造について説明する。
本開示の一態様における検索装置は、料理のレシピ情報を検索し、ユーザが操作する端末装置にレコメンドする検索装置であって、ユーザが罹患している病気の病態が1又は複数入力され、1又は複数のユーザの症状が選択可能である入力部と、病態と、病態と症状とを紐づける病態−症状紐づけ情報と、病態と、料理に含まれる材料、栄養価、料理の状態の情報を含む料理の特徴とを紐づける病態−料理特徴紐づけ情報と、を記憶する病態情報記憶部と、症状と、症状と料理の特徴とを紐づける症状−料理特徴紐づけ情報と、を記憶する症状情報記憶部と、料理の特徴を記憶する料理特徴記憶部と、料理の特徴を有するレシピ情報と、レシピ情報と料理の特徴とを紐づけるレシピ−料理特徴紐づけ情報と、を記憶するレシピ情報記憶部と、入力部に入力された病態と、病態−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される料理の特徴と、入力部に入力された病態と、病態−症状紐づけ情報と、症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される料理の特徴と、入力部に入力された症状と、症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される料理の特徴と、に基づき、レシピ−料理特徴紐づけ情報からレシピ情報記憶部のレシピ情報を抽出してレコメンドするレシピ情報レコメンド部と、を備える。
本開示の一態様における検索方法は、料理のレシピ情報を検索し、ユーザが操作する端末装置にレコメンドする検索方法であって、入力部により、ユーザが罹患している病気の病態が1又は複数入力され、1又は複数のユーザの症状が選択可能である入力ステップと、レシピ情報レコメンド部が、入力部に入力された病態と、病態と料理に含まれる材料、栄養価、料理の状態の情報を含む料理の特徴とを紐づける病態−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される料理の特徴と、入力部に入力された病態と、病態と症状とを紐づける病態−症状紐づけ情報と、症状と料理の特徴とを紐づける症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される料理の特徴と、入力部に入力された症状と、症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される料理の特徴と、を抽出する料理特徴抽出ステップと、レシピ情報レコメンド部が、抽出された料理の特徴に基づき、料理の特徴を有するレシピ情報と料理の特徴とを紐づけるレシピ−料理特徴紐づけ情報から、レシピ情報を抽出するレシピ情報抽出ステップと、レシピ情報レコメンド部が、抽出されたレシピ情報をレコメンドするレコメンドステップと、を備える。
本開示の一態様における検索プログラムは、料理のレシピ情報を検索し、ユーザが操作する端末装置にレコメンドする検索プログラムであって、ユーザが罹患している病気の病態が1又は複数入力され、1又は複数のユーザの症状が選択可能である入力ステップと、入力ステップにて入力された病態と、病態と料理に含まれる材料、栄養価、料理の状態の情報を含む料理の特徴とを紐づける病態−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される料理の特徴と、入力ステップにて入力された病態と、病態と症状とを紐づける病態−症状紐づけ情報と、症状と料理の特徴とを紐づける症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される料理の特徴と、入力ステップにて入力された症状と、症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される料理の特徴と、が抽出される料理特徴抽出ステップと、抽出された料理の特徴に基づき、料理の特徴を有するレシピ情報と料理の特徴とを紐づけるレシピ−料理特徴紐づけ情報から、レシピ情報が抽出されるレシピ情報抽出ステップと、抽出されたレシピ情報がレコメンドされるレコメンドステップと、を電子計算機に実行させる。
本開示によれば、患者の病態だけでなく、患者の症状に合わせてレシピ情報を検索することが可能である。また、検索結果により、患者の症状に合わせて最適なレシピ情報を提案することが可能である。
本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
(実施形態1)
<構成>
図1は、本開示の実施形態1に係るレシピ検索システム1を示す機能ブロック構成図である。このレシピ検索システム1は、例えば、ユーザが罹患している病気の病態や症状を入力することで、ユーザに適した料理のレシピ情報を検索可能であり、最適なレシピ情報を提供可能なシステムである。
<構成>
図1は、本開示の実施形態1に係るレシピ検索システム1を示す機能ブロック構成図である。このレシピ検索システム1は、例えば、ユーザが罹患している病気の病態や症状を入力することで、ユーザに適した料理のレシピ情報を検索可能であり、最適なレシピ情報を提供可能なシステムである。
レシピ検索システム1は、検索装置100と、端末装置T1,T2,・・・と、ネットワークNWと、を有している。検索装置100と、端末装置T1,T2,・・・とは、ネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、インターネット、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等により構成される。
検索装置100は、レシピ情報を提供する事業者のサーバである。この検索装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
通信部110は、端末装置T1,T2,・・・と通信を行うための通信インターフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。
記憶部120は、各種制御処理や制御部130内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部120は、ユーザが罹患している病気の病態を記憶する病態情報DB121と、ユーザの具体的な症状を記憶する症状情報DB122と、料理の特徴を記憶する料理特徴DB123と、料理のレシピ情報を記憶するレシピ情報DB124と、を備えている。病態情報DB121、症状情報DB122、料理特徴DB123、及びレシピ情報DB124は、制御部130内の各機能を実行するためのプログラムからアクセスされて参照、更新が可能なデータベースである。
図2は、図1の病態情報DB121に格納されている病態の格納例を示す図である。この病態情報DB121には、図2に示す病態情報DB121の列名に対応して、ID、病態、症状ID、料理特徴ID、スコアの情報が格納されている。
IDは、病態情報を一意に特定するための識別情報である。病態は、ユーザが罹患している病態の病名である。症状IDは、症状情報を一意に特定するための識別情報であり、病態と症状情報DB122の症状とを紐づける紐づけ情報である。料理特徴IDは、料理の特徴を一意に特定するための識別情報であり、病態と料理特徴DB123の料理の特徴とを紐づける紐づけ情報である。スコアは、料理特徴IDに示される料理の特徴が、当該病態の患者に対する優先度を示す数値であり、数値が大きいほど優先度が高いことを示している。
例えば、IDが「1」として特定される病態は、「糖尿病(2型)」であり、症状IDは格納されていない。また、料理特徴IDとして、「11」、「12」、「13」が格納されており、それぞれに対して、スコアとして、「5」、「3」、「1」が格納されている。また、IDが「2」として特定される病態は、「脳卒中」であり、症状IDとして、「1」、「2」、「3」、「4」が格納されている。また、料理特徴ID及びスコアは格納されていない。
病態が「糖尿病(2型)」の場合、その症状に関わらず、料理特徴IDとして示される「11」、「12」、「13」が推奨され、そのスコアがそれぞれ「5」、「3」、「1」であることを示している。この料理特徴ID「11」、「12」、「13」は、料理特徴DB123の料理の特徴に紐づいているため、料理特徴DB123を参照する。また、病態が「脳卒中」の場合、症状IDとして示される「1」、「2」、「3」、「4」ごとに、推奨される料理の特徴が異なることを示している。この症状ID「1」、「2」、「3」、「4」は、症状情報DB122の症状に紐づいているため、症状情報DB122を参照する。
図3は、図1の症状情報DB122に格納されている症状の格納例を示す図である。この症状情報DB122には、図3に示す症状情報DB122の列名に対応して、ID、症状、料理特徴ID、スコアの情報が格納されている。
IDは、症状情報を一意に特定するための識別情報である。症状は、ユーザの具体的な症状の名称である。料理特徴IDは、料理の特徴を一意に特定するための識別情報であり、症状と料理特徴DB123の料理の特徴とを紐づける紐づけ情報である。スコアは、料理特徴IDに示される料理の特徴が、当該症状の患者に対する優先度を示す数値であり、数値が大きいほど優先度が高いことを示している。
例えば、IDが「1」として特定される症状は、「嚥下障害」であり、料理特徴IDとして、「21」、「22」が格納されており、それぞれに対して、スコアとして、「5」、「3」が格納されている。
図2の病態情報DB121には、病態「脳卒中」の症状として、症状ID「1」が格納されており、この症状が図3の症状情報DB122にID「1」として格納されている「嚥下障害」であることを示している。そして、この「嚥下障害」の症状には、料理特徴IDとして示される「21」、「22」が推奨され、そのスコアがそれぞれ「5」、「3」であることを示している。この料理特徴ID「21」、「22」は、料理特徴DB123の料理の特徴に紐づいているため、料理特徴DB123を参照する。
また、図2の病態情報DB121には、病態「がん(抗がん剤治療中)」の症状としても、症状ID「1」が格納されており、異なる病気であっても同じ症状が発症することを示している。
図4は、図1の料理特徴DB123に格納されている料理の特徴の格納例を示す図である。この料理特徴DB123には、図4に示す料理特徴DB123の列名に対応して、ID、料理の特徴の情報が格納されている。
IDは、料理の特徴を一意に特定するための識別情報である。料理の特徴は、ある病態や症状の患者に適した料理の特徴を示している。
例えば、IDが「11」として特定される料理の特徴は、「野菜たっぷり」である。また、IDが「21」として特定される料理の特徴は、「やわらかい」である。
図2の病態情報DB121には、病態「糖尿病(2型)」の料理の特徴として、料理特徴ID「11」、「12」、「13」が格納されており、この料理の特徴が図4の料理特徴DB123にID「11」、「12」、「13」として格納されている「野菜たっぷり」、「糖質カット」、「脂質カット」であることを示している。
また、図3の症状情報DB122には、症状「嚥下障害」の料理の特徴として、料理特徴ID「21」、「22」が格納されており、この料理の特徴が図4の料理特徴DB123にID「21」、「22」として格納されている「やわらかい」、「水分たっぷり」であることを示している。
図5は、図1のレシピ情報DB124に格納されているレシピ情報の格納例を示す図である。このレシピ情報DB124には、図5に示すレシピ情報DB124の列名に対応して、ID、レシピ名、材料、工程番号、調理工程、画像ID、料理特徴IDの情報が格納されている。
IDは、レシピ情報を一意に特定するための識別情報である。レシピ名は、レシピ情報に従って調理される料理の名称である。材料は、当該料理を調理するために用いられる材料の名称と必要量とが示されている。工程番号は、レシピ情報に従って調理を行なう手順の番号である。調理工程は、各手順における調理工程の説明が示されている。画像IDは、調理工程とともに端末装置T1,T2,・・・に表示させる画像(例えば、写真。)の識別情報が示されている。料理特徴IDは、料理の特徴を一意に特定するための識別情報であり、レシピ情報と料理特徴DB123の料理の特徴とを紐づける紐づけ情報である。
例えば、IDが「101」として特定されるレシピ情報のレシピ名は、「きのこ野菜炒め」であり、材料として、「キャベツ100g、にんじん20g、エリンギ50g、しめじ50g、豚肉50g・・・」が示されている。また、調理工程の工程番号1としてキャベツを調理し、工程番号2としてにんじんを調理することが説明される。さらに、工程番号1の説明とともに、P012により識別される画像が表示され、工程番号2の説明とともに、P014により識別される画像が表示されることを示している。
また、レシピ名が「きのこ野菜炒め」の料理の特徴は、図5の料理特徴IDとして「11」、「12」が格納されており、図4の料理特徴DB123のID「11」、「12」に格納されている料理の特徴「野菜たっぷり」、「糖質カット」であることを示している。なお、工程番号、調理工程、画像IDの数は、その料理の調理工程の数によって変わるため、可変になっている。
レシピ情報に紐づく料理の特徴は、例えば、レシピ情報DB124の材料や調理工程の文言からテキストマイニングされ、所定の文言が一定数以上含まれる場合に、所定の料理特徴IDが付与されたり、材料の数値が一定数以上または一定数以下の場合に、所定の料理特徴IDが付与されたりする。
図6は、図2の病態情報DB121、図3の症状情報DB122、図4の料理特徴DB123、及び図5のレシピ情報DB124の紐付けの例を示す図である。例えば、病態情報DB121の病態「糖尿病」に、料理特徴IDとして、「11」、「12」、「13」が格納されている。これは、図6に実線で示すように、料理特徴DB123のID「11」、「12」、「13」にそれぞれ対応している。また、病態情報DB121の病態「高血圧」に、料理特徴IDとして、「11」、「14」、「15」が格納されている。これは、図6に実線で示すように、料理特徴DB123のID「11」、「14」、「15」にそれぞれ対応している。
病態情報DB121の病態「脳卒中」に、症状IDとして、「1」、「2」、「3」、「4」が格納されている。これは、図6に破線で示すように、症状情報DB122のID「1」、「2」、「3」、「4」にそれぞれ対応している。
症状情報DB122の症状「嚥下障害」、「軽度の麻痺」、「重度の麻痺」、「食欲不振」に、料理特徴IDとして、「21」、「22」、「23」、「24」、「25」、「26」が格納されている。これは、図6に一点鎖線で示すように、料理特徴DB123のID「21」、「22」、「23」、「24」、「25」、「26」にそれぞれ対応している。
レシピ情報DB124のレシピ名「きのこ野菜炒め」に、料理特徴IDとして、「11」、「12」が格納されている。これは、図6に実線で示すように、料理特徴DB123のID「11」、「12」にそれぞれ対応している。また、レシピ情報DB124のレシピ名「ちゃんこ鍋」に、料理特徴IDとして、「11」、「13」、「14」が格納されている。これは、図6に実線で示すように、料理特徴DB123のID「11」、「13」、「14」にそれぞれ対応している。
例えば、病態情報DB121の病態「糖尿病」の患者に推奨される料理の特徴は、料理特徴DB123のIDが「11」、「12」、「13」である、料理特徴「野菜たっぷり」、「糖質カット」、「脂質カット」である。この料理の特徴が含まれるレシピ情報は、レシピ情報DB124にレシピIDが「101」、「102」として格納されている、「きのこ野菜炒め」、「ちゃんこ鍋」である。
ここで、レシピ情報DB124の「きのこ野菜炒め」は、料理特徴IDが「11」、「12」であり、病態「糖尿病」の患者に推奨される料理特徴ID「11」、「12」が該当する。この料理特徴IDに対応する、病態情報DB121に格納されているスコアは、それぞれ「5」、「3」である。そのため、レシピ情報「きのこ野菜炒め」のスコアの合計値は、8になる。また、レシピ情報DB124の「ちゃんこ鍋」は、料理特徴IDが「11」、「13」、「14」であり、病態「糖尿病」の患者に推奨される料理特徴ID「11」、「13」が該当する。この料理特徴IDに対応する、病態情報DB121に格納されているスコアは、「5」、「1」である。そのため、レシピ情報「ちゃんこ鍋」のスコアの合計値は、6になる。そのため、レシピ情報「きのこ野菜炒め」の方がスコアの合計値が高いので、レシピ情報「きのこ野菜炒め」の方が先にレコメンドされる。
また、例えば、各レシピ情報のスコアの合計値が所定の閾値より高い場合に、該当するレシピ情報のみをレコメンドするようにしても良い。
なお、病態情報DB121には、病態と症状情報DB122の症状とを紐づける紐づけ情報として症状IDが格納され、病態と料理特徴DB123の料理の特徴とを紐づける紐づけ情報として料理特徴IDが格納されている。症状情報DB122には、症状と料理特徴DB123の料理の特徴とを紐づける紐づけ情報として料理特徴IDが格納されている。レシピ情報DB124には、レシピ情報と料理特徴DB123の料理の特徴とを紐づける紐づけ情報として料理特徴IDが格納されている。しかしながら、各DB間の紐づけはこのような紐づけ情報に限られない。例えば、病態情報DB121に病態と対応させて症状と料理の特徴とを直接格納させ、病態情報DB121から症状や料理の特徴を取得可能なようにデータベースの紐づけ情報を構成しても良い。
制御部130は、記憶部120に記憶されているプログラムを実行することにより、検索装置100の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等から構成される。制御部130の機能として、入力部131と、レシピ情報レコメンド部132とを備えている。この入力部131、レシピ情報レコメンド部132は、記憶部120に記憶されているプログラムにより起動されて実行される。
入力部131は、検索装置100でレシピ情報を検索するために、ユーザが罹患している病態及びユーザの具体的な症状、または病態のみの入力を受け付ける。
図7は、図1の入力部131により端末装置T1,T2,・・・に表示させる入力画面の例を示す模式図である。図7(a)に示す病態・症状入力画面は、入力部131により端末装置T1,T2,・・・に表示させる、ユーザの病態、及びユーザの症状を入力可能な画面であり、病態選択欄C1及び症状選択欄C2を備えている。病態選択欄C1及び症状選択欄C2は、端末装置T1,T2,・・・が備えるマウス等で欄内をクリックすると、病態及び症状が表示され、選択可能になっている。病態及び症状、または病態のみを選択し、画面下方の検索ボタンB1をクリックすると、レシピ情報レコメンド部132により病態又は症状の検索が開始される。
また、図7(b)に示す病態・症状入力画面のように、ユーザの病態、及びユーザの症状を、複数の病態及び症状が表示されている病態選択欄S1及び症状選択欄S2から、複数の病態及び症状をそれぞれ選択可能に備えても良い。この場合、複数の病態及び症状をそれぞれ選択した状態で画面下方の検索ボタンB2をクリックすると、レシピ情報レコメンド部132により複数の病態又は症状の検索が開始される。
レシピ情報レコメンド部132は、入力部131にて受け付けた病態及び症状、または病態のみから、病態情報DB121及び症状情報DB122、または病態情報DB121のみを検索して料理特徴IDを抽出する。抽出した料理特徴IDから、料理特徴DB123を検索してレシピIDを抽出し、レシピ情報DB124を検索してレシピ情報を抽出する。そして、抽出したレシピ情報を端末装置T1,T2,・・・に表示させてレコメンドする。
このとき、レシピ情報レコメンド部132は、病態情報DB121及び症状情報DB122に格納されているスコアが高い順に、料理特徴IDを抽出し、レシピIDを抽出してレシピ情報を抽出してレコメンドする。また、図7(b)に示すように複数の病態及び症状をそれぞれ選択可能な場合は、選択した複数の病態及び症状のスコアを加算し、加算したスコアが高い順に、料理特徴IDを抽出し、レシピIDを抽出してレシピ情報を抽出してレコメンドする。これにより、当該病態又は症状の患者に対する優先度が高い順にレシピ情報がレコメンドされるので、ユーザの病態又は症状に合った料理のレシピ情報の提供を受けることが可能になる。
端末装置T1,T2,・・・は、このレシピ検索システム1を利用するために検索装置100にアクセスし、レシピ情報や栄養価等を表示する端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン等の情報処理装置である。
<処理の流れ>
以下、図8を参照しながら、レシピ検索システム1が実行する検索方法の一例を説明する。図8は、図1に示すレシピ検索システム1による検索方法を示すフローチャートである。
以下、図8を参照しながら、レシピ検索システム1が実行する検索方法の一例を説明する。図8は、図1に示すレシピ検索システム1による検索方法を示すフローチャートである。
ステップS101の処理として、ユーザが端末装置T1,T2,・・・を使用して検索装置100にアクセスすると、検索装置100の入力部131は、図7に示す病態・症状入力画面を端末装置T1,T2,・・・に表示させ、ユーザが罹患している病態及びユーザの具体的な症状、または病態のみの入力を受け付ける。
ステップS102の処理として、レシピ情報レコメンド部132は、ステップS101で受け付けた病態から、病態情報DB121を検索して病態を抽出する。このとき、病態情報DB121のスコアが高い順に病態を抽出する。
ステップS103の処理として、レシピ情報レコメンド部132は、ステップS102で抽出した病態に紐づいて、病態情報DB121に症状IDが格納されているか否かを判定する。症状IDが格納されている場合、ステップS104へ進み、症状IDが格納されていない場合、ステップS106へ進む。
ステップS104の処理として、レシピ情報レコメンド部132は、ステップS102で抽出した病態に紐づいて格納されている症状IDから、症状情報DB122を検索して症状を抽出する。このとき、症状情報DB122のスコアが高い順に症状を抽出する。
ステップS105の処理として、レシピ情報レコメンド部132は、ステップS103で抽出した症状に紐づいて格納されている料理特徴IDから、料理特徴DB123を検索して料理の特徴を抽出する。
ステップS106の処理として、レシピ情報レコメンド部132は、ステップS102で抽出した病態に紐づいて格納されている料理特徴IDから、料理特徴DB123を検索して料理の特徴を抽出する。
ステップS107の処理として、レシピ情報レコメンド部132は、ステップS105又はステップS106で抽出した料理の特徴に紐づいて格納されているレシピ情報IDから、レシピ情報DB124を検索してレシピ情報を抽出する。
ステップS108の処理として、レシピ情報レコメンド部132は、ステップS107で抽出したレシピ情報を、抽出された順に端末装置T1,T2,・・・に表示させてレコメンドする。
図9は、図8のステップS108にて表示されるレシピ情報画面の例を示す模式図である。このレシピ情報画面は、レシピ情報が2つ表示されている状態を示す例であり、画像表示欄P1,P2と、レシピ情報表示欄R1,R2と、選択ボタンB3,B4とが設けられている。
画像表示欄P1,P2には、レシピ情報DB124の画像IDに対応する画像が表示される。レシピ情報表示欄R1,R2には、レシピ情報DB124に格納されている材料及び調理工程が表示される。選択ボタンB3,B4は、左側に表示されているレシピ情報を選択する場合に押下するボタンである。このように、レシピ情報DB124に格納されているレシピ情報が、病態情報DB121及び症状情報DB122のスコアが高い順にレシピ情報が表示される。
以上のように、本実施形態に係る検索装置は、入力部131に入力された病態及び症状、または病態のみから、病態情報DB121及び症状情報DB122、または病態情報DB121のみが検索されて料理特徴IDが抽出され、抽出された料理特徴IDから料理特徴DB123が検索されてレシピIDが抽出され、レシピ情報DB124が検索されてレシピ情報が抽出される。これにより、ユーザの病態や症状に合わせてレシピ情報が抽出されるので、ユーザの病態や症状に合わせて最適なレシピ情報の提供を受けることが可能である。
また、病態情報DB121及び症状情報DB122に格納されているスコアが高い順に料理特徴IDが抽出され、レシピIDが抽出されてレシピ情報が抽出されてレコメンドされる。複数の病態及び症状をそれぞれ選択可能な場合は、選択した複数の病態及び症状のスコアが加算され、加算されたスコアが高い順に、料理特徴IDが抽出され、レシピIDが抽出されてレシピ情報が抽出されてレコメンドされる。これにより、当該病態又は症状の患者に対する優先度が高い順にレシピ情報がレコメンドされるので、ユーザの病態又は症状に合った料理のレシピ情報の提供を受けることが可能である。
(実施形態2)
図10は、本開示の実施形態2に係るレシピ検索システム1Aを示す機能ブロック構成図である。レシピ検索システム1Aは、ユーザが罹患している病気の病態や症状を入力することで、ユーザに適した料理のレシピ情報を検索可能なシステムである点において実施形態1と同様の構成であるが、このレシピ検索システム1Aを構成する検索装置100Aは、制御部130に栄養価算出部133を備え、レシピ情報DB124に栄養価情報が追加されて格納され、レシピ情報レコメンド部132のレシピ抽出処理が異なる点において、実施形態1と異なる。その他の点においては、実施形態1と同様である。
図10は、本開示の実施形態2に係るレシピ検索システム1Aを示す機能ブロック構成図である。レシピ検索システム1Aは、ユーザが罹患している病気の病態や症状を入力することで、ユーザに適した料理のレシピ情報を検索可能なシステムである点において実施形態1と同様の構成であるが、このレシピ検索システム1Aを構成する検索装置100Aは、制御部130に栄養価算出部133を備え、レシピ情報DB124に栄養価情報が追加されて格納され、レシピ情報レコメンド部132のレシピ抽出処理が異なる点において、実施形態1と異なる。その他の点においては、実施形態1と同様である。
栄養価算出部133は、入力部131に入力された、ユーザが罹患している病態及びユーザの具体的な症状に基づき、ユーザが摂取すべき栄養価の範囲を算出する。
食事で摂取する栄養価は、罹患している病態や症状によっては、食事で摂取するエネルギーのうち、たんぱく質や脂質の割合が所定の値になるように推奨される場合がある。例えば、糖尿病(2型)の患者の場合、食事で摂取するエネルギーのうち、たんぱく質が15%〜20%、脂質が20%〜25%の範囲内になることが推奨されている。そのため、レシピ情報DBには栄養価情報が格納され、栄養価算出部133でユーザが摂取すべき栄養価の範囲を算出し、レシピ情報レコメンド部132では、レシピ情報DB124を検索してレシピ情報を抽出するときに、栄養価算出部133で算出した栄養価の範囲内のレシピ情報を抽出する。
図11は、図10のレシピ情報DB124に格納されている栄養価情報の格納例を示す図である。レシピ情報DB124には、図5に示す各情報に加えて、図11のレシピ情報DB124の列名に対応して栄養価の情報が格納されている。栄養価は、その料理に含まれる栄養価の値を示すものであり、例えば、エネルギー(カロリー値)、たんぱく質の質量、脂質の質量、塩分の質量が示されている。レシピ情報レコメンド部132は、このレシピ情報DB124の栄養価の値を参照し、栄養価算出部133で算出した栄養価の範囲内のレシピ情報を抽出する。
処理の流れとして、図12を参照しながら、レシピ検索システム1Aが実行する検索方法の一例について、実施形態1と異なる処理について説明する。図12は、図10に示すレシピ検索システム1Aによる検索方法を示すフローチャートである。この検索方法は、ステップS105及びステップS106とステップS107との間にステップS109が追加され、ステップS107とステップS108の処理内容が実施形態1と異なるため、これらの処理について説明する。
ステップS109の処理として、栄養価算出部133は、ステップS101で受け付けた病態及び症状に基づき、ユーザが摂取すべき栄養価の範囲を算出する。
ステップS107の処理として、レシピ情報レコメンド部132は、ステップS106で抽出した料理の特徴に紐づいて格納されているレシピ情報IDから、レシピ情報DB124を検索してレシピ情報を抽出する。このとき、レシピ情報レコメンド部132は、レシピ情報DB124に格納されている栄養価が、ステップS109で算出した栄養価の範囲内のレシピ情報のみを抽出する。
ステップS108の処理として、レシピ情報レコメンド部132は、ステップS107で抽出したレシピ情報を、抽出された順に端末装置T1,T2,・・・に表示させてレコメンドする。
図13は、図12のステップS108にて表示されるレシピ情報画面の例を示す模式図である。このレシピ情報画面は、実施形態1におけるレシピ情報画面に加え、栄養価表示欄N1,N2が追加されている。栄養価表示欄N1,N2には、レシピ情報DB124に格納されている栄養価が表示される。これにより、ユーザが自己の病態や症状に適した栄養価が含まれるレシピ情報であることを把握することができる。
本実施形態によれば、上記実施形態1の効果に加え、ユーザの病態及び症状に基づき、ユーザが摂取すべき栄養価の範囲が算出され、レシピ情報DB124に格納されている栄養価がその範囲内であるレシピ情報のみが抽出されてレコメンドされる。これにより、当該病態又は症状の患者が摂取すべき栄養価の範囲内のレシピ情報がレコメンドされるので、ユーザの病態又は症状により適合した料理のレシピ情報の提供を受けることが可能である。
(実施形態3)
図14は、本開示の実施形態3に係るレシピ検索システム1Bを示す機能ブロック構成図である。レシピ検索システム1Bは、ユーザが罹患している病気の病態や症状を入力することで、ユーザに適した料理のレシピ情報を検索可能なシステムである点において実施形態1と同様の構成であるが、このレシピ検索システム1Bを構成する検索装置100Bは、記憶部120に属性情報DB125を備え、入力部131の入力処理が異なる点において、実施形態1と異なる。その他の点においては、実施形態1と同様である。
図14は、本開示の実施形態3に係るレシピ検索システム1Bを示す機能ブロック構成図である。レシピ検索システム1Bは、ユーザが罹患している病気の病態や症状を入力することで、ユーザに適した料理のレシピ情報を検索可能なシステムである点において実施形態1と同様の構成であるが、このレシピ検索システム1Bを構成する検索装置100Bは、記憶部120に属性情報DB125を備え、入力部131の入力処理が異なる点において、実施形態1と異なる。その他の点においては、実施形態1と同様である。
図15は、図14の属性情報DB125に格納されている属性情報の格納例を示す図である。この属性情報DB125には、ユーザの属性情報が格納され、図15に示す属性情報DB125の列名に対応して、ID、生年月日、性別、体格、健康状態の情報が格納されている。
IDは、ユーザを一意に特定するための識別情報であり、例えばメールアドレスで管理される。生年月日は、ユーザの入力により登録されるユーザの生年月日である。性別は、ユーザの入力により登録されるユーザの性別である。体格は、ユーザの入力により登録されるユーザの体格の情報であり、例えば、身長、体重等が登録されている。健康状態は、ユーザの入力により登録される病態及び症状である。
例えば、ユーザIDが「aaa@bbb」として特定されるユーザは、生年月日は、「1979年3月6日」である。この生年月日は、年齢を算出するために用いられる。性別は、「男」である。体格には、身長として170cm、体重として95kgが登録されている。健康状態には、病態として「糖尿病(2型)」が登録されている。
入力部131は、図7(a)、(b)に示す病態・症状入力画面を表示させて入力を受け付けるが、このとき、属性情報DB125の健康状態の病態及び症状が、図7(a)の病態選択欄C1及び症状選択欄C2や図7(b)の病態選択欄S1及び症状選択欄S2に予め入力される。これは、ユーザの健康状態を事前に属性情報DB125に登録しておくことにより、入力部131への入力を省略するとともに、ユーザの健康状態を正確に把握することを可能にするためである。なお、このような属性情報DB125の病態及び症状は、ユーザが健康診断を受けた際の結果情報や、医療機関の結果情報(カルテ情報)から連携しても良い。この場合、入力部131からの病態や症状の入力が省略され、健康診断の結果情報や医療機関の結果情報から、レシピ情報レコメンド部132によりレシピ情報が抽出されてレコメンドされる構成にしても良い。また、入力部131に予め入力された病態及び症状は、そのときの症状等により変更可能である。
処理の流れとして、図8を参照しながら、レシピ検索システム1Bが実行する検索方法の一例について、実施形態1と異なる処理について説明する。この検索方法は、ステップS101の処理内容が実施形態1と異なるため、この処理について説明する。
ステップS101の処理として、ユーザが端末装置T1,T2,・・・を使用して検索装置100にアクセスすると、検索装置100の入力部131は、図7に示す病態・症状入力画面を端末装置T1,T2,・・・に表示させる。このとき、属性情報DB125の健康状態の病態及び症状から、図7(a)の病態選択欄C1及び症状選択欄C2や図7(b)の病態選択欄S1及び症状選択欄S2に予め入力される。この状態で、ユーザが罹患している病態及びユーザの具体的な症状、または病態のみの入力について、変更がある場合に入力を受け付ける。
本実施形態によれば、上記実施形態1及び2の効果に加え、属性情報DB125にユーザの病態及び症状が登録され、入力部131では、属性情報DB125に登録されたユーザの病態及び症状が予め入力される。これにより、入力部131への入力が省略できるのでレシピ検索が容易になるとともに、入力漏れを防止し、ユーザの健康状態を正確に把握することが可能になる。
なお、この実施形態に加えて、実施形態2の栄養価算出部133を備え、栄養価算出部133は、病態及び症状に加え、属性情報DB125に格納されているユーザの性別や体格の情報から栄養価を算出する構成にしても良い。これにより、ユーザが摂取すべき栄養価の範囲をより正確に算出することが可能になる。
(実施形態4)
図16は、本開示の実施形態4に係るレシピ検索システム1Cを示す機能ブロック構成図である。レシピ検索システム1Cは、ユーザが罹患している病気の病態や症状を入力することで、ユーザに適した料理のレシピ情報を検索可能なシステムである点において実施形態1と同様の構成であるが、このレシピ検索システム1Cを構成する検索装置100Cは、記憶部120に献立情報DB126を備え、制御部130に献立作成部134を備えている点において、実施形態1と異なる。
図16は、本開示の実施形態4に係るレシピ検索システム1Cを示す機能ブロック構成図である。レシピ検索システム1Cは、ユーザが罹患している病気の病態や症状を入力することで、ユーザに適した料理のレシピ情報を検索可能なシステムである点において実施形態1と同様の構成であるが、このレシピ検索システム1Cを構成する検索装置100Cは、記憶部120に献立情報DB126を備え、制御部130に献立作成部134を備えている点において、実施形態1と異なる。
また、この実施形態4では、1つの料理のレシピ情報だけではなく、複数の料理を組み合わせた献立を作成することが可能であり、例えば、主菜、主食、副菜等の複数の異なる料理種別の料理を組み合わせた献立のレシピ情報を作成し、提供する。これは、食事において所定の栄養素を摂取するためには、単品の料理の栄養素も重要であるが、複数の料理、例えば主菜、主食、副菜等を組み合わせた献立全体で栄養バランスの良い食事をすることが重要であるからである。その他の点においては、実施形態1と同様である。
図17は、この実施形態4で端末装置T1,T2,・・・に表示されるレシピ情報画面の例を示す模式図である。このレシピ情報画面は、実施形態1におけるレシピ情報画面に加え、選択済レシピ欄T1〜T4が追加されている。選択済レシピ欄T1〜T4は、料理のレシピが献立の1つとして選択され、選択ボタンB5が押下されると、画像IDに対応する画像が表示される欄であり、ここではまだ選択されていないため空欄になっている。このように、料理のレシピを選択すると選択済レシピ欄T1〜T4に追加され、この例では4品の料理を追加することが可能であるので、複数の料理を組み合わせた献立を作成することが可能である。
また、実施形態2のように、レシピ情報DB124に各料理の栄養価情報を格納するように構成しても良い。この場合、複数の料理を選択したときに献立全体の栄養価を把握するために、図17に示すように、栄養価表示欄E1〜E4が追加されている。ここでは、例えば、栄養価表示欄E1がエネルギー量を表示し、栄養価表示欄E2がたんぱく質の質量を表示し、栄養価表示欄E3が脂質の質量を表示し、栄養価表示欄E4が塩分の質量を表示する。
献立作成部134は、図17のレシピ情報画面で、図17の選択ボタンB5が押下されると、画像IDに対応する画像を選択済レシピ欄T1〜T4に追加し、献立の作成が完成した場合、図17の献立完成ボタンB6が押下されると、作成した献立情報を献立情報DB126に格納する。
図18は、図16の献立情報DB126に格納されている献立情報の格納例を示す図である。この献立情報DB126には、ユーザが作成した献立情報が格納されるデータベースであり、実施形態3の属性情報DB125に格納されている各項目に加え、図18に示す献立情報DB126の列名に対応して、献立の情報が含まれる。
献立は、ユーザが過去に作成した献立情報が格納され、例えば、ユーザIDが「aaa@bbb」として特定されるユーザが過去に作成した献立として、「〇月〇日夕食 豆腐の肉巻き、ごはん(白米)、きんぴらごぼう」、「〇月×日夕食 鮭のソテー、ごはん(白米)、おひたし」、等が格納されている。この献立情報は、ユーザごとに、例えば時系列に格納され、各献立に含まれる料理の名称は複数格納できるようになっている。
図19を参照しながら、レシピ検索システム1Cが実行する検索方法の一例について、実施形態1と異なる処理について説明する。図19は、図16に示すレシピ検索システム1Cによる検索方法を示すフローチャートである。この検索方法は、ステップS108の後にステップS110が追加されているため、この処理について説明する。
ステップS110の処理として、献立作成部134は、ステップS108で端末装置T1,T2,・・・にレシピ情報がレコメンドされている状態で、図17の選択ボタンB5が押下されると、画像IDに対応する画像を選択済レシピ欄T1〜T4に追加する。また、献立の作成が完成した場合、図17の献立完成ボタンB6が押下されると、作成した献立情報を献立情報DB126に格納する。
このとき、例えば、あるユーザが前日に「豆腐の肉巻き」を含む献立を作成していたとする。このユーザが次の日に献立を作成するときに、レシピ情報レコメンド部132は、図18の献立情報DB126に格納されている、ユーザ「aaa@bbb」の献立パターンである「豆腐の肉巻き」を含む食事の翌日の食事として「鮭のソテー」を選択しているので、このユーザにも「鮭のソテー」をレコメンドすることができる。これは、例えば肉料理を食べた翌日は肉料理を避ける等、献立作成には一定のパターンがあると考えられ、あるユーザの献立パターンを他のユーザも好む可能性があるため、献立情報DB126に格納されているユーザの献立パターンに従ってレシピ情報をレコメンドしている。
また、図18の献立情報DB126には、ユーザ「ccc@ddd」の属性である、20代女性の献立パターンとして「鶏肉のロースト、ごはん(白米)、豆のスープ」、「野菜餃子、五目チャーハン、中華スープ」が格納されているため、似たような属性のユーザに対しても、このような献立パターンをレコメンドすることができる。これは、例えば似たような属性のユーザの献立パターンを他のユーザも選択する可能性があるため、献立情報DB126に格納されているユーザの献立パターンに従ってレシピ情報をレコメンドしている。
以上のように、実際にユーザによって選択された献立情報を記憶しておくことで、よく選択されるレシピ情報の組み合わせや、特定のユーザ属性において好まれるレシピ情報を最適にレコメンドすることが出来る。また、ユーザ識別情報と関連付けて献立情報を記憶することで、特定のユーザの好みを加味してレコメンドすることも出来るし、他のユーザの献立パターンを参考にしてレコメンドすることも出来る。これらのレコメンドは、機械学習や人工知能の活用により、さらに精度の高いレシピ情報のレコメンドが可能となる。また、機械学習においては、各レシピ情報が備える料理ジャンルの情報を用いて学習することで、より柔軟なレコメンドすることが可能となる。
本実施形態によれば、上記実施形態1ないし3の効果に加え、献立情報DB126に格納されているユーザの献立パターンに基づいてレシピ情報をレコメンドするため、よりユーザの好みに近いレシピ情報をレコメンドすることが可能になる。
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することができる。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
1 レシピ検索システム、100 検索装置、110 通信部、120 記憶部、121 病態情報DB、122 症状情報DB、123 料理特徴DB、124 レシピ情報DB、125 属性情報DB、126 献立情報DB、130 制御部、131 入力部、132 レシピ情報レコメンド部、133 栄養価算出部、134 献立作成部、T1,T2,・・・ 端末装置、NW ネットワーク
Claims (10)
- 料理のレシピ情報を検索し、ユーザが操作する端末装置にレコメンドする検索装置であって、
前記ユーザが罹患している病気の病態が1又は複数入力され、1又は複数の前記ユーザの症状が選択可能である入力部と、
前記病態と、前記病態と前記症状とを紐づける病態−症状紐づけ情報と、前記病態と、料理に含まれる材料、栄養価、料理の状態の情報を含む料理の特徴とを紐づける病態−料理特徴紐づけ情報と、を記憶する病態情報記憶部と、
前記症状と、前記症状と前記料理の特徴とを紐づける症状−料理特徴紐づけ情報と、を記憶する症状情報記憶部と、
前記料理の特徴を記憶する料理特徴記憶部と、
前記料理の特徴を有するレシピ情報と、前記レシピ情報と前記料理の特徴とを紐づけるレシピ−料理特徴紐づけ情報と、を記憶するレシピ情報記憶部と、
前記入力部に入力された前記病態と、前記病態−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される前記料理の特徴と、
前記入力部に入力された前記病態と、前記病態−症状紐づけ情報と、前記症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される前記料理の特徴と、
前記入力部に入力された前記症状と、前記症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される前記料理の特徴と、に基づき、前記レシピ−料理特徴紐づけ情報から前記レシピ情報記憶部の前記レシピ情報を抽出してレコメンドするレシピ情報レコメンド部と、を備える検索装置。 - 前記病態情報記憶部には、前記料理の特徴の前記病態に対する優先度を示すプラス又はマイナスのスコアが記憶され、
前記症状情報記憶部には、前記料理の特徴の前記症状に対する優先度を示すプラス又はマイナスのスコアが記憶され、
前記レシピ情報レコメンド部は、前記スコアに基づき、前記料理の特徴に紐づく前記レシピ情報を抽出してレコメンドする、請求項1に記載の検索装置。 - 前記入力部には、前記病態及び/又は前記症状を複数入力可能であり、
前記レシピ情報レコメンド部は、複数の前記病態及び/又は前記症状の前記スコアの合計値が高い順に、前記料理の特徴に紐づく前記レシピ情報を抽出してレコメンドする、請求項2に記載の検索装置。 - 前記入力部には、前記病態及び/又は前記症状を複数入力可能であり、
前記レシピ情報レコメンド部は、複数の前記病態及び/又は前記症状の前記スコアの合計値が所定の閾値より高い場合に、前記料理の特徴に紐づく前記レシピ情報を抽出してレコメンドする、請求項2に記載の検索装置。 - 前記病態及び/又は前記症状に基づき、前記ユーザが摂取すべき前記栄養価の範囲を算出する栄養価算出部を備え、
前記レシピ情報記憶部には、前記料理に含まれる前記栄養価の値が記憶され、
前記レシピ情報レコメンド部は、前記ユーザが摂取すべき前記栄養価の範囲に基づき、前記レシピ情報を抽出してレコメンドする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の検索装置。 - 前記ユーザの前記病態、及び/又は前記症状を含む属性情報が入力され、入力された前記属性情報を記憶する属性情報記憶部を備え、
前記入力部には、前記属性情報記憶部に記憶された前記病態及び/又は前記症状が入力される、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の検索装置。 - 前記レシピ情報レコメンド部は、主菜、主食、副菜を含む料理種別が異なる複数の前記レシピ情報を抽出してレコメンドする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の検索装置。
- レコメンドされた前記レシピ情報に基づき、前記ユーザが作成した複数の前記レシピ情報からなる献立を記憶する献立情報記憶部を備え、
前記レシピ情報レコメンド部は、前記献立情報記憶部に記憶された前記献立に基づき、前記レシピ情報をレコメンドする、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の検索装置。 - 料理のレシピ情報を検索し、ユーザが操作する端末装置にレコメンドする検索方法であって、
入力部により、前記ユーザが罹患している病気の病態が1又は複数入力され、1又は複数の前記ユーザの症状が選択可能である入力ステップと、
レシピ情報レコメンド部が、
前記入力部に入力された前記病態と、前記病態と料理に含まれる材料、栄養価、料理の状態の情報を含む料理の特徴とを紐づける病態−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される前記料理の特徴と、
前記入力部に入力された前記病態と、前記病態と前記症状とを紐づける病態−症状紐づけ情報と、前記症状と前記料理の特徴とを紐づける症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される前記料理の特徴と、
前記入力部に入力された前記症状と、前記症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される前記料理の特徴と、を抽出する料理特徴抽出ステップと、
レシピ情報レコメンド部が、抽出された前記料理の特徴に基づき、前記料理の特徴を有するレシピ情報と前記料理の特徴とを紐づけるレシピ−料理特徴紐づけ情報から、前記レシピ情報を抽出するレシピ情報抽出ステップと、
レシピ情報レコメンド部が、抽出された前記レシピ情報をレコメンドするレコメンドステップと、を備える検索方法。 - 料理のレシピ情報を検索し、ユーザが操作する端末装置にレコメンドする検索プログラムであって、
前記ユーザが罹患している病気の病態が1又は複数入力され、1又は複数の前記ユーザの症状が選択可能である入力ステップと、
前記入力ステップにて入力された前記病態と、前記病態と料理に含まれる材料、栄養価、料理の状態の情報を含む料理の特徴とを紐づける病態−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される前記料理の特徴と、
前記入力ステップにて入力された前記病態と、前記病態と前記症状とを紐づける病態−症状紐づけ情報と、前記症状と前記料理の特徴とを紐づける症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される前記料理の特徴と、
前記入力ステップにて入力された前記症状と、前記症状−料理特徴紐づけ情報と、から抽出される前記料理の特徴と、が抽出される料理特徴抽出ステップと、
抽出された前記料理の特徴に基づき、前記料理の特徴を有するレシピ情報と前記料理の特徴とを紐づけるレシピ−料理特徴紐づけ情報から、前記レシピ情報が抽出されるレシピ情報抽出ステップと、
抽出された前記レシピ情報がレコメンドされるレコメンドステップと、を電子計算機に実行させる、検索プログラム。
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-
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