JP2019159558A - 圃場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】圃場の管理に関するユーザの負担を低減できる圃場管理システムを提供する。【解決手段】圃場管理システム1は、作業車両2の位置情報を記憶する作業車両位置情報記憶部80と、作業車両位置情報記憶部80に記録された作業車両2の位置情報から得られる作業車両2の移動軌跡が、互いに隣接する複数の登録圃場Fに跨るか否かを判定する跨り判定部52と、移動軌跡が互いに隣接する複数の登録圃場Fに跨ると跨り判定部52が判定した場合には、隣接する複数の登録圃場Fを合筆候補として提示する合筆候補提示部62とを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、圃場管理システムに関する。
下記特許文献1には、個々の圃場の状況に関する情報を情報記憶端末に正確に入力して圃場を管理しておくことによって、圃場での作業の効率化を図る技術が開示されている。
特開2017−153410号公報
ところで、隣接する2つの圃場が存在する場合に、作業の効率化の観点等から、当該2つの圃場を単一の圃場とみなして一度に作業を実行することがある。
特許文献1の技術を用いて、隣接する2つの圃場を単一の圃場とみなして一度に作業を実行する場合には、作業を開始する前に、隣接する2つの圃場を新たな単一の圃場として情報記憶端末へ登録し直しておくことが不可欠である。そのため、圃場の管理に関するユーザの負担が増大するおそれがある。
そこで、この発明の主たる目的は、圃場の管理に関するユーザの負担を低減できる圃場管理システムを提供することである。
この発明の一実施形態は、圃場を登録し、登録された登録圃場を管理する圃場管理システムであって、前記登録圃場内を作業しながら走行可能な作業車両の位置情報を記憶する位置情報記憶部と、前記位置情報記憶部に記憶された前記作業車両の位置情報から得られる前記作業車両の移動軌跡が、互いに隣接する複数の前記登録圃場に跨るか否かを判定する跨り判定部と、前記移動軌跡が互いに隣接する複数の前記登録圃場に跨ると前記跨り判定部が判定した場合には、前記隣接する複数の圃場を合筆候補として提示する合筆候補提示部とを含む、圃場管理システムを提供する。
この構成によれば、跨り判定部によって、作業車両の移動軌跡が互いに隣接する複数の登録圃場に跨っていると判定された場合には、合筆候補提示部によって、互いに隣接する複数の登録圃場が合筆候補として提示される。そのため、ユーザは、作業車両が作業しながら走行した後に、登録圃場を合筆することができる。したがって、ユーザは、互いに隣接する複数の登録圃場を合筆し忘れていた場合であっても、作業終了後に合筆することができるので、圃場の管理に関するユーザの負担を低減できる。なお、合筆とは、複数の登録圃場を合わせて単一の圃場として登録することである。
また、作業車両の移動軌跡が隣接する複数の登録圃場に跨っている場合には、当該隣接する複数の登録圃場を単一の圃場とみなして一度に作業を行った可能性が高い。そのため、合筆候補の提示の基準を、移動軌跡が隣接する複数の登録圃場に跨ることとすることで、合筆候補の不要な提示を回避できる。
この発明の一実施形態では、前記圃場管理システムが、前記合筆候補提示部が前記合筆候補として提示した複数の前記登録圃場を合筆させるための合筆指示が入力される入力部と、前記合筆指示に応じて、前記合筆候補提示部が前記合筆候補として提示した複数の前記登録圃場を合筆する合筆圃場登録部とをさらに含む。
この構成によれば、ユーザの判断に基づいて、複数の登録圃場を合筆することができる。したがって、ある登録圃場において作業を行った際に当該登録圃場に隣接する登録圃場に進入してしまったが、実際には1つの登録圃場でしか作業を行っていない場合等に、互いに隣接する登録圃場が誤って合筆されることを抑制できる。
この発明の一実施形態では、前記圃場管理システムが、前記登録圃場に関する情報である圃場情報を記憶する圃場情報記憶部をさらに含む。そして、前記合筆圃場登録部が、前記隣接する複数の前記登録圃場それぞれについての位置情報と、前記隣接する複数の前記登録圃場それぞれについての収穫量に関する情報とを前記圃場情報の少なくとも一部として、前記圃場情報記憶部に記憶させる。
この構成によれば、合筆候補として提示した複数の登録圃場それぞれについての収穫量に基づいて、合筆後の登録圃場の収穫量を容易に管理することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る圃場管理システムの構成を示す模式図である。 図2は、前記圃場管理システムの電気的構成を示すブロック図である。 図3Aは、登録圃場内を走行する作業車両の様子を説明するための模式図である。 図3Bは、互いに隣接する登録圃場を跨って走行する作業車両の様子を説明するための模式図である。 図4は、前記圃場管理システムを構成する圃場管理サーバによるデータ生成制御の一例を示すフローチャートである。 図5は、圃場管理サーバによる圃場情報管理制御の一例を示すフローチャートである。 図6は、前記圃場管理システムに備えられたアクセス用端末装置の表示部に表示される登録圃場の地図情報の一例を示した模式図であり、合筆候補提示画像が表示されている状態を示した図である。 図7は、前記アクセス用端末装置の表示部に表示される登録圃場の地図情報の一例を示した模式図であり、合筆候補提示画像を操作した後の状態を示した図である。
以下では、この発明の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る圃場管理システム1の構成を示す模式図である。圃場管理システム1は、圃場を登録し、当該圃場における作業車両2の移動軌跡や、当該圃場における収穫量等を管理するシステムである。以下では、圃場管理システム1に登録されている圃場を登録圃場という。
圃場管理システム1は、作業車両2と、携帯型の端末装置(以下、「携帯端末3」という)と、圃場管理サーバ4と、アクセス用端末装置5とを含む。作業車両2は、圃場内を作業しながら走行するトラクタ等である。作業車両2は、トラクタの他、田植機、コンバイン、土木・建設作業車両、除雪車等、乗用型作業車両であってもよいし、歩行型作業車両であってもよい。
圃場管理サーバ4は、作業車両2および携帯端末3から送信される圃場情報に基づいて登録圃場を管理する。圃場管理サーバ4は、遠隔監視センタ内に設けられている。アクセス用端末装置5は、圃場管理サーバ4が管理する圃場情報を変更および確認するために、圃場管理サーバ4が提供するウェブサイトにアクセスするための端末装置である。ウェブサイトでは、圃場情報が閲覧可能である。アクセス用端末装置5は、ユーザの自宅内または事務所内に設けられている。圃場管理サーバ4は、通信網7を介して、作業車両2、携帯端末3およびアクセス用端末装置5と通信可能である。
圃場情報には、圃場の登録情報と、登録圃場に関連する圃場関連情報とが含まれる。登録情報には、登録圃場の名称、識別番号、位置情報等が含まれる。圃場関連情報には、登録圃場内での作業車両2の農作業に関する作業データや、登録圃場における前年度(前回)の収穫量等が含まれる。作業データには、登録圃場内における作業車両2の位置情報や、登録圃場における作業車両2の移動軌跡や、登録圃場で作業車両2が作業を行った作業時刻等が含まれる。作業時刻には、作業車両2が農作業を開始した作業開始時刻と作業車両2が作業を終了した作業終了時刻とが含まれる。位置情報は、緯度経度情報および高度情報を含む。
作業車両2は、圃場内を走行する可能な走行機体10を含む。走行機体10には、例えば、ロールベーラ、耕耘機(管理機)、プラウ、施肥機、草刈機、播種機等の種々の作業機11を選択的に装着することができる。本実施形態では、走行機体10に、作業機11として耕耘機が装着されている例を説明する。作業車両2は、測位衛星を利用して、作業車両2の位置情報(自己位置)を測位する機能を備えている。作業車両2は、自己位置を所定の時間間隔(たとえば、一分間隔)で測位し、圃場管理サーバ4に送信する。
携帯端末3は、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータ(タブレット型PC)等の携帯端末からなる。この実施形態では、携帯端末3は、スマートフォンである。携帯端末3は、ユーザの操作に基づいて、圃場管理サーバ4に作業時刻を送信する。たとえば、携帯端末3に表示される作業開始ボタンをユーザが操作することによって、作業開始時刻を含む作業開始信号が圃場管理サーバ4に送信される。また、携帯端末3に表示される作業終了ボタンをユーザが操作することによって、作業終了時刻を含む作業終了信号が圃場管理サーバ4に送信される。
図2は、圃場管理システム1の電気的構成を示すブロック図である。
作業車両2は、作業車両制御装置12および通信端末13を含む。作業車両制御装置12は、作業車両2の各部の電気機器を制御する。本実施形態のように作業車両2がトラクタである場合には、作業車両制御装置12には、走行機体10の動作(前進、後進、停止、旋回等の動作)と、作業機11の動作(昇降、駆動、停止等の動作)とを制御する。
作業車両制御装置12には、走行機体10に備えられた複数のコントローラ(図示せず)が電気的に接続されている。複数のコントローラは、エンジンの回転数を制御するエンジンコントローラ、走行機体10の車速を制御する車速コントローラ、走行機体10の向きを制御する操向コントローラ、作業機11の昇降を制御する昇降コントローラ、作業機11に動力を伝達するPTO軸の回転を制御するPTO軸コントローラ等を含む。
通信端末13は、制御部14を備えている。制御部14は、CPUおよびメモリ(ROM、RAM等)を備えたマイクロコンピュータを含む。制御部14には、作業車両制御装置12、位置情報算出部15、通信部16、記憶部17等が電気的に接続されている。位置情報算出部15は、衛星測位システムに基づいて、作業車両2(通信端末13)の位置情報を算出する。衛星測位システムは、たとえば、GNSS(Global Navigation Satellite System)である。位置情報算出部15は、複数の測位衛星からの衛星信号を受信して、作業車両2の位置情報を算出する。
通信部16は、制御部14が通信網7(図1参照)を介して圃場管理サーバ4と通信するためのインタフェースである。記憶部17は、不揮発性メモリ等の記憶デバイスから構成されている。
アクセス用端末装置5は、制御部20を備えている。制御部20は、CPUおよびメモリ(ROM、RAM等)を備えたマイクロコンピュータを含む。制御部20には、通信部21、表示部22、操作部23、記憶部24等が電気的に接続されている。通信部21は、通信網7(図1参照)を介して制御部20が圃場管理サーバ4と通信するための通信インタフェースである。表示部22は、たとえば、ディスプレイからなる。操作部23は、たとえば、キーボード、マウス等を含む。記憶部24は、ハードディスク、不揮発性メモリ等の記憶デバイスから構成されている。
圃場管理サーバ4は、制御部30を備えている。制御部30は、CPUおよびメモリ31(ROM、RAM等)を備えたマイクロコンピュータを含む。メモリ31は、たとえば、作業車両2による作業が終了した後に、作業時刻データ35と作業車両位置情報データ36とを一時保存する。
制御部30には、通信部40、表示部41、操作部42、記憶装置43等が電気的に接続されている。通信部40は、通信網7(図1参照)を介して制御部30が通信端末13(作業車両2)およびアクセス用端末装置5と通信するための通信インタフェースである。表示部41は、たとえば、ディスプレイからなる。操作部42は、たとえば、キーボード、マウス等を含む。記憶装置43は、ハードディスク、不揮発性メモリ等の記憶デバイスから構成されている。記憶装置43に圃場の位置情報が記憶されることによって、圃場管理システム1に圃場が登録される。
図3Aおよび図3Bは、登録圃場F内を走行する作業車両2の様子を説明するための模式図である。図3Aでは、ユーザは、作業車両2を用いて農作業を行う場合には、まず、携帯端末3を用いて作業開始信号を圃場管理サーバ4に送信する。そして、ユーザは、登録圃場F内で作業車両2を農作業させながら走行させる。登録圃場F内で作業車両2が走行する際、登録圃場F内での作業車両2の位置情報が所定の時間間隔で圃場管理サーバ4に送信される。そして、ユーザは、登録圃場F内での作業車両2の農作業を終了すると、携帯端末3を用いて作業終了信号を圃場管理サーバ4に送信する。そして、圃場管理サーバ4の制御部30は、作業開始時刻T1と作業終了時刻T2との間に圃場管理サーバ4が取得した作業車両2の位置情報から移動軌跡Lを生成する。そして、圃場管理サーバ4の記憶装置43は、移動軌跡L、作業時刻T1,T2および作業車両2の位置情報を、登録圃場Fの圃場関連情報として記憶する。
その後、ユーザがアクセス用端末装置5を用いてウェブサイトにアクセスすると、各登録圃場Fの圃場情報(地図画像等)がアクセス用端末装置5の表示部22に表示される。ユーザは、アクセス用端末装置5の操作部23を用いて、登録圃場Fで行った農作業の種別等の登録や、圃場情報の編集等を行うことができる。
図3Bに示すように、互いに隣接する2つの登録圃場F1,F2が存在する場合には、登録圃場F1と登録圃場F2とを単一の圃場とみなして一度に農作業を行う場合がある。そこで、登録圃場F1と登録圃場F2とを事前に合筆しておく手間を省くために、圃場管理サーバ4は、登録圃場F1と登録圃場F2とを事前に合筆することなく農作業を行った場合であっても、圃場情報を適切に管理することができる機能を有する。合筆とは、複数の登録圃場Fを合わせて単一の圃場として圃場管理サーバ4に登録することである。
詳しくは、圃場管理サーバ4の制御部30は、移動軌跡Lが互いに隣接する登録圃場F1,F2を跨るか否かによって種別の異なるデータを生成する第1処理部50と、移動軌跡Lが互いに隣接する登録圃場F1,F2を跨る場合に、ユーザに合筆候補を提示することによって、記憶装置43に圃場情報を適切に記憶させることをユーザに促すための第2処理部60とを含む。
第1処理部50は、移動軌跡生成部51、跨り判定部52、作業データ記憶処理部53および未処理データ記憶処理部54を含む。
移動軌跡生成部51は、メモリ31に一時保存された作業時刻データ35および作業車両位置情報データ36に基づいて、作業開始時刻T1から作業終了時刻T2までの作業車両2の移動軌跡Lを生成する。メモリ31は、位置情報記憶部の一例であり、移動軌跡Lは、メモリ31に記憶された作業車両2の位置情報から得られる。
跨り判定部52は、移動軌跡生成部51が生成した移動軌跡Lが互いに隣接する登録圃場Fに跨っているか否かを判定する。
作業データ記憶処理部53は、互いに隣接する登録圃場Fに移動軌跡Lが跨っていない場合に、移動軌跡L、作業時刻および作業車両位置情報を作業データとして記憶装置43に記憶させる。
未処理データ記憶処理部54は、互いに隣接する登録圃場F1,F2に移動軌跡Lが跨っている場合には、移動軌跡L、作業時刻T1,T2および作業車両位置情報を未処理データとして記憶装置43に記憶させる。
第2処理部60は、データ種別判定部61、合筆候補提示部62、合筆圃場登録部63、および圃場情報表示制御部64を含む。
データ種別判定部61は、ウェブサイトにアクセス用端末装置5を用いてユーザがアクセスした際に、記憶装置43に未処理データが記憶されているか否かを判定する。
合筆候補提示部62は、記憶装置43に未処理データが存在する場合に、未処理データに対応する登録圃場F1,F2を合筆候補としてユーザに提示する。
合筆圃場登録部63は、ユーザからの合筆指示があった場合に、合筆候補として提示された2つの登録圃場F1,F2を、単一の登録圃場Fとして記憶装置43に記憶させる。
圃場情報表示制御部64は、ウェブサイトを閲覧する端末の表示部(たとえば、アクセス用端末装置5の表示部22)に圃場情報を表示させる。
記憶装置43は、各圃場の位置情報を記憶する圃場記憶部70と、登録圃場Fの圃場関連情報を記憶する圃場関連情報記憶部71と、未処理データを記憶する未処理データ記憶部72とを含む。
圃場記憶部70に圃場の位置情報が記憶されることによって、圃場管理システム1に圃場が登録される。すなわち、圃場記憶部70および圃場関連情報記憶部71によって圃場情報を記憶する圃場情報記憶部を構成している。
圃場関連情報記憶部71は、登録圃場F内での作業車両2の位置情報を登録圃場F毎に記憶する作業車両位置情報記憶部80と、登録圃場F内で作業車両2が行った農作業についての作業時刻T1,T2を登録圃場F毎に記憶する作業時刻記憶部81と、作業車両2の移動軌跡Lを登録圃場F毎に記憶する移動軌跡記憶部82と、収穫量を登録圃場F毎に記憶する収穫量記憶部83とを含む。収穫量記憶部83には、各登録圃場Fにおける前年度(前回)の収穫量が予め記憶されている。
図4は、圃場管理サーバ4の制御部30の第1処理部50によるデータ生成制御の一例を示すフローチャートである。
データ生成制御では、まず、第1処理部50の移動軌跡生成部51が、登録圃場Fでの農作業が行われたか否かを判定する(ステップS1)。農作業が行われたか否かの判定は、たとえば、圃場管理サーバ4が作業開始時刻T1および作業終了時刻T2を受信したか否かに基づいて行われる。登録圃場Fで農作業が行われなかったと判定された場合には(ステップS1:NO)、移動軌跡生成部51は、ステップS1に戻る。
ステップS1において、登録圃場Fで農作業が行われたと判定された場合には(ステップS1:YES)、移動軌跡生成部51は、メモリ31に一時保存された作業時刻データ35および作業車両位置情報データ36に基づいて、移動軌跡Lを生成する(ステップS2)。移動軌跡Lが形成されると、第1処理部50の跨り判定部52が、互いに隣接する登録圃場Fに移動軌跡Lが跨っているか否かを判定する(ステップS3)。
互いに隣接する登録圃場Fに移動軌跡Lが跨っていないと判定された場合には(ステップS3:NO)、第1処理部50の作業データ記憶処理部53は、移動軌跡L、作業時刻および作業車両位置情報を作業データとして、圃場関連情報記憶部71に記憶させる(ステップS4)。互いに隣接する登録圃場Fに移動軌跡Lが跨っていると判定された場合には(ステップS3:YES)、第1処理部50の未処理データ記憶処理部54は、移動軌跡L、作業時刻T1,T2、および作業車両位置情報を未処理データとして、未処理データ記憶部72に記憶させる(ステップS5)。
図5は、圃場管理サーバ4の制御部30の第2処理部60による圃場情報管理制御の一例を示すフローチャートである。
圃場情報管理制御では、まず、第2処理部60のデータ種別判定部61が、アクセス用端末装置5からウェブサイトへのアクセスがあったか否かを判定する(ステップS10)。アクセス用端末装置5からウェブサイトへのアクセスがなかったと判定された場合には(ステップS10:NO)、データ種別判定部61は、ステップS10に戻る。
アクセス用端末装置5からウェブサイトへのアクセスがあったと判定された場合には(ステップS10:YES)、データ種別判定部61は、記憶装置43に記憶されているデータの種別を判定する(ステップS11)。記憶装置43に記憶されているデータに未処理データが存在しないとデータ種別判定部61が判定した場合には(ステップS11:NO)、第2処理部60の圃場情報表示制御部64は、ウェブサイトを閲覧中のアクセス用端末装置5の表示部22に、圃場情報を表示させる(ステップS12)。アクセス用端末装置5の表示部22に圃場情報が表示されると、制御部30は、ユーザの操作に応じた処理(たとえば圃場情報の編集等)を実行する。
ステップS11において、記憶装置43に記憶されているデータに未処理データが存在するとデータ種別判定部61が判定した場合には(ステップS11:YES)、第2処理部60の圃場情報表示制御部64が、ウェブサイトを閲覧中のアクセス用端末装置5の表示部22に圃場情報を表示させ、かつ、第2処理部60の合筆候補提示部62が、合筆候補を提示する(ステップS13)。アクセス用端末装置5の表示部22に圃場情報が表示されると、制御部30は、ユーザの操作に応じた処理(たとえば圃場情報の編集等)を実行する。
次に、合筆候補の提示の具体的な方法について説明する。図6および図7は、アクセス用端末装置5の表示部22に表示される登録圃場Fの地図情報の一例を示した模式図である。図6および図7では、登録圃場Fを示す地図画像101,102は、登録圃場F以外の部分の地図画像と識別可能となるように、ウェブサイトを閲覧中のアクセス用端末装置5の表示部22に表示されている。登録圃場Fを示す地図画像101,102,103は、たとえば、太線で囲まれている。
図6に示すように、合筆候補の提示は、ウェブサイトを閲覧中のアクセス用端末装置5の表示部22に合筆候補提示画像100が表示されことによって行われる。合筆候補提示画像100は、たとえば、登録圃場F1,F2を示す地図画像101上に表示された「合筆?」というメッセージが付された画像である。このように、合筆候補提示部62は、移動軌跡Lが互いに隣接する登録圃場Fに跨ると跨り判定部52が判定した場合には、互いに隣接する登録圃場Fを合筆候補として提示する。
ユーザが操作部23を操作して合筆候補提示画像100を選択すると、すなわち操作部23に合筆指示が入力されると、圃場管理サーバ4に向けて合筆指示信号が送信される。操作部23は、合筆指示が入力される入力部の一例である。圃場管理サーバ4が合筆指示信号を受信すると、合筆圃場登録部63は、合筆候補の登録圃場F1,F2を単一の圃場(図7に示す登録圃場F3)として圃場記憶部70に記憶させる。
合筆圃場登録部63は、未処理データ記憶部72に記憶されている対応する未処理データを合筆後の登録圃場F3の作業データとして、圃場関連情報記憶部71に移行させる。そして、図7に示すように、合筆候補提示部62は、合筆候補提示画像100を表示部22から消去する。また、圃場情報表示制御部64は、登録圃場F3が登録されたことを示すために、登録圃場F3の地図画像103を表示部22に表示する。具体的には、圃場情報表示制御部64は、登録圃場F1,F2を示す地図画像101をそれぞれ囲んでいた枠を表示部22から消去し、その代わりに、登録圃場F3を示す地図画像103全体を囲む枠を表示部22に表示させる。
この実施形態によれば、作業車両2の位置情報がメモリ31に一時保存(記憶)される。メモリ31に一時保存された作業車両2の位置情報から得られる作業車両2の移動軌跡Lが互いに隣接する複数の登録圃場Fに跨るか否かが跨り判定部52によって判定される。互いに隣接する複数の登録圃場Fに移動軌跡Lが跨ると跨り判定部52が判定した場合には、合筆候補提示部62によって、隣接する複数の登録圃場Fが合筆候補として提示される。
そのため、ユーザは、作業車両2を登録圃場F内で作業させながら走行させた後に、互いに隣接する登録圃場Fを合筆することができる。したがって、ユーザは、互いに隣接する複数の登録圃場Fを合筆し忘れていた場合であっても、作業終了後に合筆することができるので、圃場の管理に関するユーザの負担を低減できる。
また、作業車両2の移動軌跡Lが隣接する複数の登録圃場Fに跨っている場合には、当該隣接する複数の登録圃場Fを単一の圃場とみなして一度に農作業を行った可能性が高い。そのため、合筆候補の提示の基準を、移動軌跡Lが隣接する複数の登録圃場Fに跨ることとすることで、不必要に合筆候補を提示することを抑制できる。
この実施形態によれば、アクセス用端末装置5の操作部23には、合筆候補として提示された複数の登録圃場Fを合筆させるための合筆指示が入力される。そして、合筆圃場登録部63は、合筆指示に応じて、合筆候補として提示したされた複数の登録圃場Fを合筆して圃場記憶部70に記憶させる。
この構成によれば、ユーザの判断に基づいて、複数の登録圃場Fを合筆することができる。したがって、ある登録圃場Fにおいて作業を行った際に当該登録圃場Fに隣接する登録圃場Fに進入してしまったが、実際には1つの登録圃場でしか作業を行っていない場合等に、互いに隣接する登録圃場Fが誤って合筆されることを抑制できる。
この実施形態によれば、合筆圃場登録部63が、互いに隣接する登録圃場F1,F2それぞれについての位置情報と、登録圃場F1,F2それぞれについての収穫量に関する情報とを圃場情報の少なくとも一部として、圃場記憶部70および圃場関連情報記憶部71(圃場情報記憶部)に記憶させる。そのため、合筆候補として提示した登録圃場F1,F2それぞれについての収穫量に基づいて、合筆後の登録圃場F3の収穫量を容易に管理することができる。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、さらに他の形態で実施することができる。
たとえば、3つ以上の登録圃場Fが互いに隣り合っている場合において、作業車両2の移動軌跡Lがこれら3つ以上の登録圃場Fに跨っているときには、合筆候補提示部62は、移動軌跡Lが跨る全ての登録圃場Fを合筆候補として提示するとしてもよい。この場合、合筆圃場登録部63は、ユーザからの合筆指示の内容に応じて、合筆候補として提示された3つ以上の登録圃場Fのうち一部の登録圃場Fを合筆できるように構成されていることが好ましい。
また、合筆圃場登録部63は、ユーザからの合筆指示とは無関係に、所定の基準に基づいて、合筆候補として提示された登録圃場Fを登録するか否かについて判定するように構成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、アクセス用端末装置5の操作部23が、合筆指示が入力される入力部であるとした。しかしながら、アクセス用端末装置5がスマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータ(タブレット型PC)等の携帯端末であり、操作部を有していない場合には、タッチパネル式ディスプレイからなる操作表示部が入力部として機能する。
また、上述の実施形態では、移動軌跡生成部51は、メモリ31に一時保存された作業時刻データ35および作業車両位置情報データ36に基づいて移動軌跡Lを生成するとした。すなわち、圃場管理サーバ4が受信した作業時刻と作業車両2の位置情報とが、移動軌跡Lの生成のためにメモリ31に一時保存されるとした。しかしながら、圃場管理サーバ4が受信した作業時刻と作業車両2の位置情報とは、記憶装置43に記憶され、移動軌跡生成部51は、記憶装置43に記憶された作業時刻と作業車両2の位置情報に基づいて移動軌跡Lを生成してもよい。
その他、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変更を行うことができる。
1 :圃場管理システム
2 :作業車両
23 :操作部(入力部)
52 :跨り判定部
61 :メモリ(位置情報記憶部)
62 :合筆候補提示部
63 :合筆圃場登録部
70 :圃場記憶部(圃場情報記憶部)
71 :圃場関連情報記憶部(圃場情報記憶部)
F :登録圃場
F1 :登録圃場
F2 :登録圃場
F3 :登録圃場
L :移動軌跡

Claims (3)

  1. 圃場を登録し、登録された登録圃場を管理する圃場管理システムであって、
    前記登録圃場内を作業しながら走行可能な作業車両の位置情報を記憶する位置情報記憶部と、
    前記位置情報記憶部に記憶された前記作業車両の位置情報から得られる前記作業車両の移動軌跡が、互いに隣接する複数の前記登録圃場に跨るか否かを判定する跨り判定部と、
    前記移動軌跡が互いに隣接する複数の前記登録圃場に跨ると前記跨り判定部が判定した場合には、前記隣接する複数の圃場を合筆候補として提示する合筆候補提示部とを含む、圃場管理システム。
  2. 前記合筆候補提示部が前記合筆候補として提示した複数の前記登録圃場を合筆させるための合筆指示が入力される入力部と、
    前記合筆指示に応じて、前記合筆候補提示部が前記合筆候補として提示した複数の前記登録圃場を合筆する合筆圃場登録部とをさらに含む、請求項1に記載の圃場管理システム。
  3. 前記登録圃場に関する情報である圃場情報を記憶する圃場情報記憶部をさらに含み、
    前記合筆圃場登録部が、前記隣接する複数の前記登録圃場それぞれについての位置情報と、前記隣接する複数の前記登録圃場それぞれについての収穫量に関する情報とを前記圃場情報の少なくとも一部として、前記圃場情報記憶部に記憶させる、請求項2に記載の圃場管理システム。
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