JP2019159278A - 光照射装置 - Google Patents

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明男 岩尾
Akio Iwao
明男 岩尾
達章 石川
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達章 石川
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Abstract

【課題】沿面距離に配慮しつつ隣り合う基板の端部にそれぞれ配置される活電部の間隔を狭くする。【解決手段】光照射装置は、第1基板5Aと、第2基板5Bと、放熱部材6と、第1突出部14と、第2突出部15とを具備する。第1基板5Aは、複数の発光素子10が実装される。第2基板5Bは、複数の発光素子10が実装され、第1基板5Aと隣り合う。放熱部材6は、第1基板5Aおよび第2基板5Bに接触して支持する。第1突出部14は、第2基板5Bに隣り合う第1基板5Aの端面から第2基板5Bに向かって延びる。第2突出部15は、第1基板5Aに隣り合う第2基板5Bの端面から第1基板5Aに向かって延びる。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、光照射装置に関する。
液晶パネルの製造工程では、例えば、液晶パネルのガラス基板を貼り合わせるとき等に紫外線硬化型の封止材を硬化させるために、紫外線を照射する複数の発光ダイオード(LED)を有する光照射装置が用いられている。
光照射装置は、上記した液晶パネルのガラス基板の大型化に伴い、大型化される傾向にある。例えば、LEDを実装した複数の基板を並べることで大型の発光領域を形成すると、大型化された液晶パネルのガラス基板を一度に、あるいは少ない工程で照射することができる。また、LEDは、所定の沿面距離を確保するように配列されて基板に実装される。
特開2015−015275号公報
複数の基板を並べた光照射装置では、隣り合う基板の端部において、基板の表面に配設された配線パターンおよびLED、コネクタその他の電子部品を含む活電部と、基板の裏面に設置された放熱部材との間の沿面距離についても考慮する必要があり、実装上の制約が生じる。このため、隣り合う基板の端部にそれぞれ配置されるLED同士の間隔は、基板上にそれぞれ配列された複数のLEDのピッチよりも大きくなる傾向にあった。
本発明は、沿面距離に配慮しつつ隣り合う基板の端部にそれぞれ配置される活電部の間隔を狭くすることができる光照射装置を提供することを目的とする。
実施形態の光照射装置は、第1基板と、第2基板と、放熱部材と、第1突出部と、第2突出部とを具備する。第1基板は、複数の発光素子が実装される。第2基板は、複数の発光素子が実装され、第1基板と隣り合う。放熱部材は、第1基板および第2基板に接触して支持する。第1突出部は、第2基板に隣り合う第1基板の端面から第2基板に向かって延びる。第2突出部は、第1基板に隣り合う第2基板の端面から第1基板に向かって延びる。
本発明によれば、沿面距離に配慮しつつ隣り合う基板の端部にそれぞれ配置される活電部の間隔を狭くすることができる。
第1の実施形態に係る光照射装置を示す平面図である。 第1の実施形態に係る光照射装置を示す側面図である。 光照射装置におけるコネクタおよび配線パターンの沿面距離を説明するための側面図である。 第1の実施形態の変形例に係る光照射装置を示す側面図である。 第1の実施形態の変形例に係る光照射装置を示す側面図である。 第2の実施形態に係る光照射装置を示す側面図である。 第3の実施形態に係る光照射装置を示す平面図である。 第3の実施形態に係る光照射装置を示す側面図である。
以下に説明する実施形態に係る光照射装置1は、第1基板5Aと、第2基板5Bと、放熱部材6と、第1突出部14と、第2突出部15とを具備する。第1基板5Aは、絶縁性であり、複数の発光素子10が実装される。第2基板5Bは、絶縁性であり、複数の発光素子10が実装され、第1基板5Aと隣り合う。放熱部材6は、第1基板5Aおよび第2基板5Bに接触して支持する。第1突出部14は、第2基板5Bに隣り合う第1基板5Aの端面から第2基板5Bに向かって延びる。第2突出部15は、第1基板5Aに隣り合う第2基板5Bの端面から第1基板5Aに向かって延びる。
また、以下に説明する実施形態に係る第1基板5Aおよび第2基板5Bはそれぞれ単層基板である。
また、以下に説明する実施形態に係る第1基板5Aおよび第2基板5Bはそれぞれ厚み方向に積層された積層基板である。
また、以下に説明する実施形態に係る第1突出部14および第2突出部15は、第1基板5Aおよび第2基板5Bの厚み方向に接触するように配置される。
また、以下に説明する実施形態に係る第1突出部14および第2突出部15は、端面14a、15aが互いに向かい合うように配置される。
また、以下に説明する実施形態に係る光照射装置1は、第1基板5Aと、第2基板5Bと放熱部材6とを具備する。第1基板5Aは、複数の発光素子10が実装される。第2基板5Bは、複数の発光素子10が実装され、第1基板5Aと隣り合う。放熱部材6は、第1基板5Aおよび第2基板5Bに接触して支持する。放熱部材6は、第2基板5Bに隣り合う第1基板5Aの端部との間および第1基板5Aに隣り合う第2基板5Bの端部との間にそれぞれ隙間を有し、第1基板5Aおよび第2基板5Bを支持する。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下に示す各実施形態は、本発明が開示する技術を限定するものではない。また、以下に示す各実施形態及び各変形例は、矛盾しない範囲で適宜組合せることができる。また、各実施形態の説明において、同一構成には同一符号を付与して後出の説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る光照射装置について、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る光照射装置を示す平面図である。図2は、第1の実施形態に係る光照射装置を示す側面図である。
(光照射装置の構成)
図1及び図2に示すように、第1の実施形態に係る光照射装置1は、第1の発光素子群11Aが設けられた第1基板5Aと、第2の発光素子群11Bが設けられた第2基板5Bと、第1基板5Aおよび第2基板5Bを支持する放熱部材6と、第1の発光素子群11Aおよび第2の発光素子群11Bに電力を供給する電源7とを備える。
図面において、長尺状をなす第1基板5Aおよび第2基板5Bの長手方向(発光素子10の配列方向)をX方向として示し、第1基板5Aおよび第2基板5Bの短手方向をY方向として示す。第1の実施形態では、説明の便宜上、互いに隣り合う2つの基板を有する光照射装置1について説明するが、基板の個数を限定するものではない。
第1基板5Aおよび第2基板5Bはそれぞれ、アルミナ等のセラミック、エポキシ樹脂等の絶縁性を有する材料によって長尺状に形成されており、長手方向に対する長さが、例えば、0.5[m]程度に形成されている。図1に示すように、第1基板5Aおよび第2基板5Bには、第1の発光素子群11Aおよび第2の発光素子群11Bとして、例えば、150個〜170個程度の発光素子10がX方向に沿ってそれぞれ一列に配列されている。発光素子10としては、波長が200[nm]程度〜450[nm]程度の紫外線を発するLEDが用いられている。なお、発光素子10は上記に限定されず、例えば、波長が450[nm]〜780[nm]の可視光線を発するLEDであってもよいし、波長が780[nm]以上の赤外線を発するLEDであってもよい。また、発光素子10はLEDに限定されず、例えば、LDであってもよい。複数の発光素子10は、例えば、4[mm]程度の所定のピッチPで配列されている。第1基板5Aおよび第2基板5Bには、図3を用いて後述する第1の導体としての配線パターン8a、および第2の導体としての配線パターン8bが、発光素子10が実装される実装面にそれぞれ設けられており、配線パターン8a、8bを介して複数の発光素子10がそれぞれ直列接続されている。
第1の発光素子群11Aは、第1基板5Aの配線パターン8aを介して複数の発光素子10が直列接続されている。同様に、第2の発光素子群11Bは、第2基板5Bの配線パターン8bを介して複数の発光素子10が直列接続されている。第1の発光素子群11Aおよび第2の発光素子群11Bの各発光素子10は、同一のピッチPで配置されている。本実施形態では、第1の発光素子群11Aおよび第2の発光素子群11Bは、複数の発光素子10が同一直線上に沿って配列されている。なお、第1の発光素子群11Aとして配列された複数の発光素子10の個数と、第2の発光素子群11Bとして配列された複数の発光素子10の個数は、同一に設定されてもよく、異なってもよい。
第1基板5A上および第2基板5B上には、第1の発光素子群11Aにおける電流方向の最上流に位置する発光素子10と電気的に接続されたコネクタ12Aと、第2の発光素子群11Bにおける電流方向の最下流に位置する発光素子10と電気的に接続されたコネクタ12Bとが第1基板5Aおよび第2基板5Bの長手方向(X方向)の中央に隣り合うように配置されており、コネクタ12Aとコネクタ12Bとは配線13を介して電気的に接続されている。
また、第1基板5Aは、第2基板5B側に延びる第1突出部14を有しており、第2基板5Bは、第1基板5A側に延びる第2突出部15を有している。
放熱部材6は、アルミニウム等の金属材料によって形成されており、発光素子10が配列された第1基板5Aおよび第2基板5Bの実装面の裏面側に延在するように固定されている。放熱部材6は、ヒートシンクであり、図示しないが、第1基板5Aおよび第2基板5Bの厚み方向に沿って突出する複数のフィンを有する。放熱部材6には、冷却媒体を内部に流すことができる冷却ブロックが設けられていてもよい。放熱部材6によって発光素子10が発生する熱が放熱されることにより、発光素子10の温度上昇が抑えられるので、照度の変動が抑えられる。
電源7は、第1の発光素子群11Aの配線パターン8aおよび第2の発光素子群11Bの配線パターン8bと接続線9を介してそれぞれ接続されている。電源7は、第1の発光素子群11Aおよび第2の発光素子群11Bにおける各発光素子10を一括して点灯させる。電源7としては、例えば、600[V]程度の直流高圧電源が用いられている。また、光照射装置1は、図示しない制御回路やスイッチ回路等を介して、電源7がオン、オフされるように構成されている。
(光照射装置における沿面距離)
図3は、第1の実施形態に係る光照射装置1におけるコネクタ12A、12Bおよび配線パターン8a、8bの沿面距離を説明するための側面図である。なお、図3では、便宜上、後述する沿面距離を、第1基板5Aおよび第2基板5Bの表面から離れた破線および実線でそれぞれ示しているが、第1基板5Aおよび第2基板5Bの表面上に沿う距離である。ここで沿面距離とは、2つの導体間の絶縁材料の表面に沿った最短距離を指す。
まず、図3(a)を用いて、従来の光照射装置における沿面距離の一例について説明する。図3(a)に示すように、第1基板5Aは、第2基板5Bと隣り合うX方向において、第2基板5B側の端部に配置された第1基板5A上のコネクタ12Aおよび配線パターン8aから放熱部材6までを結ぶ、第1基板5Aの表面に沿う沿面距離d1が、上述した沿面距離以上に確保されるよう距離Lを規定していた。すなわち、図3(a)に示す例では、第1基板5Aの厚みをtとしたとき、沿面距離d1はL+tとなる。
同様に、第2基板5Bは、第1基板5Aと隣り合うX方向において、第1基板5A側の端部に配置された第2基板5B上のコネクタ12Bおよび配線パターン8bから放熱部材6までを結ぶ、第2基板5Bの表面に沿う沿面距離d2が、上述した沿面距離以上に確保されるよう距離Lを規定していた。すなわち、図3(a)に示す例では、第2基板5Bの厚みをtとしたとき、沿面距離d2は沿面距離d1と同じくL+tとなる。
このように沿面距離d1、d2を規定することにより、第1基板5A上のコネクタ12Aおよび配線パターン8aと、第2基板5B上のコネクタ12Bおよび配線パターン8bとは、それぞれ適正に絶縁される。このとき、コネクタ12Aおよび配線パターン8aと、コネクタ12Bおよび配線パターン8bとの間隔は2Lとなる。なお、図3(a)に示す例では、便宜上、沿面距離d1、d2が同じであるとして説明した。
ここで沿面距離とは、情報機器に関する安全規格IEC−J60950−1で規定される沿面距離であり、第1基板5A、第2基板5B上のコネクタ12A、12Bおよび配線パターン8a、8bがそれぞれ適正に絶縁される離間距離を指している。ここでいう沿面距離は、コネクタ12A、12Bの外周面を基準とした最短距離である。なお、沿面距離は、コネクタ12A、12Bの外周面よりも配線パターン8a、8bの外縁が第1基板5Aの第2基板5B側の端面および第2基板5Bの第1基板5A側の端面にそれぞれ近い場合、すなわち、コネクタ12A、12Bの外周面よりも、配線パターン8a、8bの外縁が第1基板5Aおよび第2基板5Bの外側に位置するように配線パターン8a、8bがそれぞれ大きく形成されている場合は、配線パターン8a、8bの外縁を基準とした最短距離である。
なお、第1基板5A上および第2基板5B上では、コネクタ12A、12Bの外周面よりも発光素子10としてのLEDのパッケージ(外装材)の外周面が第1基板5Aの第2基板5B側の端面および第2基板5Bの第1基板5A側の端面にそれぞれ近くなるようそれぞれ配列されてもよい。かかる場合、沿面距離は、LEDのパッケージ(外装材)の外周面または配線パターン8a、8bの外縁を基準とした最短距離となる。
次に、図3(b)を用いて、第1の実施形態に係る光照射装置1におけるコネクタ12A、12Bおよび配線パターン8a、8bの沿面距離の一例について説明する。図3(b)に示すように、第1基板5Aは、第2基板5B側に延びる第1突出部14を有している。また、第2基板5Bは、第1基板5A側に延びる第2突出部15を有している。このように、第1基板5A、第2基板5Bが第1突出部14、第2突出部15をそれぞれ有することにより、第1基板5A側の沿面距離dA、第2基板5B側の沿面距離dBはいずれも、第1突出部14、第2突出部15をそれぞれ有さない場合の沿面距離よりも長くなる。
すなわち、コネクタ12Aおよび配線パターン8aと、コネクタ12Bおよび配線パターン8bとの間隔を図3(a)の場合と同じ2Lと規定したとき、沿面距離dA、dBはいずれも、図3(a)における沿面距離d1、d2(=L+t)よりも長くなる。このため、例えば図3(a)における沿面距離d1、d2が所定の沿面距離と一致すると仮定した場合、図3(b)においてこの沿面距離と一致または沿面距離を下回らない程度にまでコネクタ12A、12Bの間隔を近づけることができる。このように、第1の実施形態に係る光照射装置1によれば、沿面距離dA、dBに配慮しつつ隣り合う第1基板5Aおよび第2基板5Bの端部にそれぞれ配置されるコネクタ12Aおよび配線パターン8aと、コネクタ12Bおよび配線パターン8bとの間隔、すなわち活電部の間隔を狭くすることができる。
なお、第1突出部14の端面14aおよび第2突出部15の端面15aは、隣り合う第2基板5Bおよび第1基板5Aとそれぞれ接していてもよく、離れていてもよいが、コネクタ12A、12Bの間隔を狭くする観点から、接している方が有利である。
(第1の実施形態の変形例)
図4は、第1の実施形態の変形例に係る光照射装置1を示す側面図である。図4および後述する図5、図6では、図3と同様の領域を側面視したものに相当する。
図4(a)に示すように、第1基板5Aが有する第1突出部14の端面14aおよび第2基板5Bが有する第2突出部15の端面15aは、第1基板5Aおよび第2基板5Bの厚み方向に対して斜めとなるように設けられてもよい。かかる場合、端面14aおよび端面15aは、厚み方向に接触し、かつ互いに向かい合うように配置される。
また、図4(b)に示すように、第1突出部14が複数の突出部140、141を有してもよい。かかる場合、突出部140、141のX方向の長さ、すなわち上面視における突出部140の端面140aおよび突出部141の端面141aの位置は、図示したように同じであってもよく、異なってもよい。なお、第1突出部14および第2突出部15の強度が確保される限りにおいて、第1突出部14が有する突出部の数に制限はなく、また第2突出部15が複数の突出部を有してもよい。
また、図4(c)に示すように、第1突出部14の端面14aおよび第2突出部15の端面15aが互いに向かい合うように配置され、かつ第1突出部14および第2突出部15と放熱部材6との間に空隙16を有するように配置されてもよい。ただし、空隙16の大きさ、特に第1基板5Aおよび第2基板5Bの厚み方向の寸法h1によっては空隙16の形状は沿面距離dA、dBの延長に寄与しない。このため、第1基板5Aおよび第2基板5Bは、少なくとも所定の大きさの空隙16が形成される程度の厚みtが必要となる。具体的には、第1基板5Aおよび第2基板5Bの厚み方向の寸法h1が1[mm]以下の場合、沿面距離dA、dBがL+t必要である。なお、「h1が1[mm]」の根拠は、IEC−J60950−1の附属書Fで規定されている、汚損度2のときのX(ただし、Xは斜体)の値である。
また、図4(d)に示すように、第1突出部14は、第1基板5Aの実装面から厚み方向に離れるにつれて第2基板5Bから離れるように斜めに切り欠かれた端面14aを有し、第2突出部15は、第2基板5Bの実装面から厚み方向に離れるにつれて第1基板5Aから離れるように斜めに切り欠かれた端面14bを有してもよい。かかる場合、第1突出部14および第2突出部15は実装面およびその近傍のみが接触または近接し、端面14a、15aと放熱部材6との間に空隙16が形成される。ただし、図4(c)の場合と同様に、空隙16の大きさ、特に第1基板5Aおよび第2基板5Bの厚み方向の寸法tによっては空隙16の形状は沿面距離dA、dBの延長には寄与しない。このため、第1基板5Aおよび第2基板5Bは、少なくとも所定の大きさの空隙16が形成される程度の厚みtが必要となる。具体的には、第1基板5Aおよび第2基板5Bの厚み方向の寸法tが1[mm]以下の場合、沿面距離dA、dBがL+t必要である。
また、上記した第1の実施形態およびその変形例に係る光照射装置1では、第1基板5Aおよび第2基板5Bはそれぞれ単層基板として説明したが、厚み方向に積層された積層基板であってもよい。この点について、図5を用いて説明する。
図5は、第1の実施形態の変形例に係る光照射装置1を示す側面図である。図5では、2つの基板をそれぞれ積層した第1基板5Aおよび第2基板5Bを例に挙げて説明する。
図5(a)、(b)に示すように、第1基板5Aは、実装面を有する基板50と、基板50と放熱部材6との間に設けられた基板51とを有する。第2基板5Bは、実装面を有する基板52と、基板52と放熱部材6との間に設けられた基板53とを有する。また、第1基板5Aの基板50は、第2基板5Bの基板52と隣り合うように配置されており、第1基板5Aの基板51は、第2基板5Bの基板53と隣り合うように配置されている。
また、図5(a)では、基板50の端面50aは、基板50が基板51の基板53側の端面51aから第2基板5B側に突出するように配置されており、基板53の端面53aは、基板53が基板52の基板50側の端面52aから第2基板5B側に突出するように配置されている。これにより、基板50の端部には第1突出部14が形成され、基板51の端部には第2突出部15が形成されることとなる。これにより、第1基板5A側の沿面距離dA、第2基板5B側の沿面距離dBをいずれも、第1突出部14、第2突出部15をそれぞれ有さない場合の沿面距離よりも長くすることができる。しかも、既存の形状を有する基板50〜53をそのまま使用することができるため、例えば単層基板の端部を加工するといった手間が不要となる。
なお、基板50の端面50aと基板52の端面52a、基板51の端面51aと基板53の端面53aとはそれぞれ接していてもよく、また離れていてもよい。ただし、コネクタ12A、12Bの間隔を狭くする観点からは、少なくとも端面50aと端面52aとは互いに接している方が有利である。
また、図5(b)に示すように、基板50〜53は、互いに隣り合う端面50a、52aが接触または近接し、互いに隣り合う端面51a、53aの間に空隙16が形成されるよう所定の間隔を有するよう離れて配置されてもよい。かかる場合、基板50の端部に第1突出部14が形成され、基板52の端部に第2突出部15が形成されることとなる。ただし、図4(c)の場合と同様に、空隙16の大きさ、特に基板51、53の厚みh2によっては空隙16の形状は沿面距離dA、dBの延長に寄与しないため、基板51、53は、少なくとも所定の厚みh2が必要となる。具体的には、基板51、53の厚み方向の寸法h2が1[mm]以下の場合は、基板50、52の厚み方向の寸法をtとしたとき、沿面距離dA、dBがL+t+h2必要である。
なお、図5では、第1基板5Aおよび第2基板5Bとして厚み方向に2つの基板をそれぞれ積層した積層基板の例について説明したが、積層基板は3層以上の基板を積層したものであってもよい。かかる場合、第1基板5Aおよび第2基板5Bの実装面からの放熱性を確保するため、例えば各基板の厚みを調整するとよい。
上述したように第1の実施形態の光照射装置1は、第1基板5Aと、第2基板5Bと、放熱部材6と、第1突出部14と、第2突出部15とを具備する。第1基板5Aは、絶縁性であり、複数の発光素子10が実装される。第2基板5Bは、絶縁性であり、複数の発光素子10が実装され、第1基板5Aと隣り合う。放熱部材6は、第1基板5Aおよび第2基板5Bに接触して支持する。第1突出部14は、第2基板5Bに隣り合う第1基板5Aの端面から第2基板5Bに向かって延びる。第2突出部15は、第1基板5Aに隣り合う第2基板5Bの端面から第1基板5Aに向かって延びる。これにより、沿面距離に配慮しつつ隣り合う第1基板5Aおよび第2基板5Bの端部にそれぞれ配置される発光素子10をはじめとする活電部の間隔を狭くすることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態に係る光照射装置1では、第1基板5A、第2基板5Bがそれぞれ第1突出部14、第2突出部15を有する例について説明したが、これに限られない。この点について、図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態に係る光照射装置を示す側面図である。
まず、図6(a)に示すように、放熱部材6は、第1基板5Aおよび第2基板5Bと向かい合う部分が側面視でV字形状に切り欠かれており、第1基板5Aおよび第2基板5Bとの間に空隙19が形成されている。空隙19は、第2基板5Bに隣り合う第1基板5Aの端部と放熱部材6との間、および第1基板5Aに隣り合う第2基板5Bの端部との間にそれぞれ隙間を有するように設けられる。
第1基板5Aは、空隙19の第1基板5A側の終端19aまで放熱部材6と接触しており、終端19aから第2基板5B側の端面5Aaまでの長さL1の範囲では放熱部材6から離れている。このため、第1基板5A側の沿面距離dAは、空隙19が形成されていない場合と比較して長さL1だけ長くなる。また、第2基板5Bは、空隙19の第2基板5B側の終端19bまで放熱部材6と接触しており、終端19bから第1基板5A側の端面5Baまでの長さL2の範囲では放熱部材6から離れている。このため、第2基板5B側の沿面距離dBは、空隙19が形成されていない場合と比較して長さL2だけ長くなる。
なお、空隙19の形状は図6(a)に図示したものに限られない。例えば、図6(b)に示すように、放熱部材6は側面視で円弧状に切り欠かれた形状を有してもよい。また、図6(c)に示すように、放熱部材6は側面視で矩形状に切り欠かれた形状を有してもよい。ただし、図6(a)〜(c)はいずれも、図4(c)の場合と同様に、空隙19の大きさ、特に第1基板5Aおよび第2基板5Bの厚み方向の寸法h3によっては空隙19の形状は沿面距離dA、dBの延長に寄与しない。このため、空隙19は、少なくとも所定の寸法h3を要する。具体的には、第1基板5Aおよび第2基板5Bの厚み方向の寸法tが1[mm]以下の場合、沿面距離dA、dBがL+t+h3必要である。
また、図6(a)〜(c)において、第1基板5Aの端面5Aaと第2基板5Bの端面5Baとは接していてもよく、また離れていてもよい。ただし、長さL1、L2を長くする観点からは、端面5Aa、5Baは接している方が有利である。
上述したように、第2の実施形態に係る光照射装置1は、第1基板5Aと、第2基板5Bと放熱部材6とを具備する。第1基板5Aは、絶縁性であり、複数の発光素子10が実装される。第2基板5Bは、絶縁性であり、複数の発光素子10が実装され、第1基板5Aと隣り合う。放熱部材6は、第1基板5Aおよび第2基板5Bに接触して支持する。放熱部材6は、第2基板5Bに隣り合う第1基板5Aの端部との間および第1基板5Aに隣り合う第2基板5Bの端部との間にそれぞれ隙間を有し、第1基板5Aおよび第2基板5Bを支持する。これにより、第1基板5Aおよび第2基板5Bの加工を伴わずとも沿面距離に配慮しつつ隣り合う第1基板5Aおよび第2基板5Bの端部にそれぞれ配置される活電部の間隔を狭くすることができる。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態に係る光照射装置を示す平面図である。図8は、第3の実施形態に係る光照射装置を示す側面図である。
図7に示すように、第3の実施形態に係る光照射装置1は、X方向に並ぶ第1基板5Aおよび第2基板5Bに加え、第1基板5Aおよび第2基板5BとそれぞれY方向に並ぶ第3基板5Cおよび第4基板5Dをさらに有する。第3基板5Cには、複数の発光素子10およびコネクタ12Cが実装されており、第4基板5Dには、コネクタ12CとX方向に隣り合うコネクタ12Dおよび複数の発光素子10が実装されている。また、コネクタ12Cおよびコネクタ12Dは、配線13Aを介して電気的に接続されており、第3基板5Cおよび第4基板5Dに実装された複数の発光素子10には電源7Aから電力が供給されるよう構成されている。
図8(a)は、X方向に隣り合う第3基板5Cおよび第4基板5Dを側面視した図である。図8(a)に示すように、第3基板5Cは、第4基板5D側に延びる第1突出部14を有している。また、第4基板5Dは、第3基板5C側に延びる第2突出部15を有している。このように、第3基板5C、第4基板5Dが第1突出部14、第2突出部15をそれぞれ有することにより、コネクタ12Cおよび配線パターン8cを有する第3基板5C側の沿面距離dC、コネクタ12Dおよび配線パターン8dを有する第4基板5D側の沿面距離dDはいずれも、第1突出部14、第2突出部15をそれぞれ有さない場合の沿面距離よりも長くなる。このため、隣り合う第3基板5Cおよび第4基板5Dの端部にそれぞれ配置されるコネクタ12Cおよび配線パターン8cと、コネクタ12Dおよび配線パターン8dとの間隔、すなわち活電部の間隔を沿面距離dC、dDに配慮しつつ狭くすることができる。
次に、図8(b)について説明する。図8(b)は、Y方向に隣り合う第4基板5Dおよび第2基板5Bを側面視した図である。図8(b)に示すように、第4基板5Dは、第2基板5B側に延びる第3突出部17を有している。また、第2基板5Bは、第4基板5D側に延びる第4突出部18を有している。このように、第4基板5D、第2基板5Bが第3突出部17、第4突出部18をそれぞれ有することにより、発光素子10および配線パターン8dを有する第4基板5D側の沿面距離dD、発光素子10および配線パターン8bを有する第2基板5B側の沿面距離dBはいずれも、第3突出部17、第4突出部18をそれぞれ有さない場合の沿面距離よりも長くなる。このため、隣り合う第4基板5Dおよび第2基板5Bにそれぞれ配置される発光素子10および配線パターン8dと、発光素子10および配線パターン8bとの間隔、すなわち活電部の間隔を、沿面距離dD、dBに配慮しつつX方向に延びる第4基板5Dおよび第2基板5Bの全体にわたって狭くすることができる。
なお、第3突出部17の端面17aおよび第4突出部18の端面18aは、隣り合う第2基板5Bおよび第4基板5Dとそれぞれ接していてもよく、離れていてもよいが、発光素子10の間隔を狭くする観点から、接している方が有利である。
また、上述した各実施形態では、発光素子10は各基板のX方向に一列に配列されたが、二列以上配列させてもよい。かかる場合、各基板に実装させた複数の発光素子10はすべて直列に接続させてもよく、また列ごとに並列となるようにそれぞれ接続させてもよい。
また、上述した各実施形態では、X方向に隣り合う基板が有する複数の発光素子は、互いに電気的に接続されたが、基板ごとに対応する駆動用の電源にそれぞれ独立して接続させてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 光照射装置
5A 第1基板
5B 第2基板
6 放熱部材
10 発光素子
14 第1突出部
15 第2突出部

Claims (6)

  1. 複数の発光素子が実装された第1基板と;
    複数の発光素子が実装され、前記第1基板と隣り合う第2基板と;
    前記第1基板および前記第2基板に接触して支持する放熱部材と;
    前記第2基板に隣り合う前記第1基板の端面から前記第2基板に向かって延びる第1突出部と;
    前記第1基板に隣り合う前記第2基板の端面から前記第1基板に向かって延びる第2突出部と;
    を具備する、光照射装置。
  2. 前記第1基板および前記第2基板はそれぞれ単層基板である、請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記第1基板および前記第2基板はそれぞれ厚み方向に積層された積層基板である、請求項1に記載の光照射装置。
  4. 前記第1突出部および前記第2突出部は、前記第1基板および前記第2基板の厚み方向に接触するように配置される、請求項1〜3のいずれか1つに記載の光照射装置。
  5. 前記第1突出部および前記第2突出部は、端面が互いに向かい合うように配置される、請求項1〜4のいずれか1つに記載の光照射装置。
  6. 複数の発光素子が実装された絶縁性の第1基板と;
    複数の発光素子が実装され、前記第1基板と向かい合う絶縁性の第2基板と;
    前記第2基板に隣り合う前記第1基板の端部との間および前記第1基板に隣り合う前記第2基板の端部との間にそれぞれ隙間を有し、前記第1基板および前記第2基板を支持する放熱部材と;
    を具備する、光照射装置。
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