JP2019159236A - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】経時で現像剤排出口が詰まることが無く、キャリア劣化の早期化の防止、現像容器内の現像剤が過剰となることによる搬送スクリューの回転トルクオーバーによる回転ロックなどの故障が発生することを防止することを目的とする。【解決手段】現像容器501内に収容された現像剤を搬送して循環経路を形成する複数の搬送部材506,508,511と、1つの搬送部材511による搬送経路510に沿った壁部に形成されて剤面が所定高さを超えたときに現像剤を壁部の外部に排出するための現像剤排出口525と、現像容器内の空気を吸引して外部に排出するための吸引口521と、現像剤排出口から排出された現像剤を受け入れる排出経路形成部材526と、現像剤を外部に受け渡す廃剤出口527と、を備え、排出経路形成部材526に、廃剤出口527とは別に、現像容器外部と連通する連通口541を設けた。【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置と、それに装備される現像装置、及び、プロセスカートリッジに関するものである。
従来から、トナーと磁性キャリアとを含む二成分の現像剤を用いた現像装置を備える電子写真方式の画像形成装置が広く用いられている。この種の画像形成装置として、現像に伴ってトナーを消費する現像装置内の現像剤に対して、必要に応じてトナー収容器からトナーを補給することで、現像剤のトナー濃度を所定範囲内に維持するものがある。この装置構成では、現像剤内のキャリアは殆ど消費されず繰り返し使用されるため、画像を出力するに従ってキャリアの表層のコート層が磨耗したり、逆にコート層にトナー樹脂や添加剤が付着する。これにより、キャリアがトナーを帯電させる能力が徐々に低下してキャリアが劣化した状態となる。キャリアの劣化が進行するとトナーの帯電量が低下し、地肌部汚れやトナー飛散などを引き起こすため、この種の画像形成装置では定期的にサービスマンがユーザーを訪問してキャリアの交換を行っていた。このために、メンテナンス費用がかかり画像形成の単価が高くなるという問題があった。
これに対して例えば、特許文献1のように、キャリアとトナーとを混合したプレミックス現像剤を現像装置内の現像剤に補給してトナー濃度の回復を図りながら、増加量分の現像剤を現像装置から排出させる現像装置が既に知られている。
このような装置構成では、現像剤の排出によって古くなったキャリアを少しずつ現像装置内から排出しつつ、プレミックス現像剤中の新しいキャリアを現像装置内の現像剤に補給する。このような排出と補給とによって現像剤中のキャリアを少しずつ新たなものに交換していくことでキャリアの交換作業を省くことができる。
ところで、近年、高速出力化が求められているが、高速出力に対応するには、現像剤担持体の表面移動速度を速くする必要がある。しかし、現像剤担持体の表面移動速度を速くすると、現像剤収容部内の気圧が上昇し易くなる。これは、以下の理由によるものと考えられる。
即ち、現像剤収容部の開口部となる現像領域から露出した現像剤担持体の表面が回転移動により現像剤収容部内に戻るときに、高速で表面移動する現像剤担持体に連れまわるようにして発生した気流が現像剤担持体の表面に連れられて現像剤収容部内に流入する。
一方、現像剤収容部内から開口部としての現像領域に向かう現像剤担持体の表面については、規制位置で現像剤規制部材と現像剤担持体の表面との間を現像剤が塞いでいるため、現像剤担持体の表面とともに移動して開口部から外部へ流出する気流が生じ難い。つまり、現像剤担持体の表面が現像領域に入り込む際には内部の空気は外部へ排出されにくい一方で、同表面が現像領域から現像剤収容部内に入り込む際には空気が入りやすい状態となる。
現像剤収容部が現像領域の開口部以外では略密閉状態となっている場合、この開口部から気流が流入するにも関わらず、開口部から流出する気流が生じ難いと、現像剤収容部の内部である現像剤収容部内の気圧が上昇する。
現像剤収容部内の気圧が上昇すると、現像領域へ向かう現像剤担持体と現像剤収容部との僅かな隙間や、現像剤収容部同士の繋ぎ目等の隙間から空気と共にトナーが漏れ出し、トナー飛散に繋がるおそれがある。トナー飛散は、出力画像の汚れや、画像形成装置内の汚染による故障などの不具合の原因となるので、これを抑制する必要がある。
これに対して特許文献2の現像装置には、プレミックス現像剤を用いない装置構成において、現像剤収容部内の空気を装置外部に排出する圧抜き開口部と、開口部からトナーが排出されることを抑制するフィルタ部材と、現像剤収容部からの圧抜き効率を上げるためのファンを使用した吸引機構と、を備えた構成が開示されている。
これによれば、現像剤収容部内の気圧が上昇したときに、空気が圧抜き開口部から装置外部に排出されるため現像剤収容部内の気圧が上昇することを抑制すると共に、現像剤収容部内の気圧が上昇することに起因するトナー飛散の発生を抑制できる。
しかし、特許文献2の現像装置は、現像剤の排出によって古くなったキャリアを少しずつ現像装置内から排出しつつ、プレミックス現像剤中の新しいキャリアを現像装置内の現像剤に補給する構成を備えていないため、現像剤中のキャリアを徐々に新たなものに交換してキャリアの劣化を防止することができない。
また、特許文献1のようにプレミックス現像剤によりキャリアの劣化を防止する装置構成と、特許文献2のようにファンを使用した吸引機構を用いて現像剤収容部内の空気を装置外部に排出する圧抜き手段とを併用すると、吸引機構により発生する現像剤収容部内空気の吸引気流により、現像剤排出口を経由して本体廃剤回収経路内で飛散している廃トナーを現像剤収容部方向に吸引してしまう。このため、廃トナーが経時で現像剤排出口内に堆積し、更には詰まることで現像装置内からの現像剤の排出が出来なくなり、キャリアの劣化の促進、更には、現像剤収容部の現像剤が過剰となることによる搬送スクリューの回転トルクオーバーによる回転ロックなどの故障が発生する問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、経時で現像剤排出口が詰まることが無く、キャリア劣化の早期化の防止、現像剤収容部内の現像剤が過剰となることによる搬送スクリューの回転トルクオーバーによる回転ロックなどの故障が発生することを防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、キャリアとトナーとからなる現像剤を収容する現像容器を備え、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置であって、前記像担持体に対向配置されて現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像容器内に収容された現像剤を長手方向に搬送して循環経路を形成する複数の搬送部材と、前記現像容器内に新たに現像剤を供給する現像剤供給手段と、前記複数の搬送部材のうち1つの搬送部材による搬送経路に沿った壁部に形成されて、その位置に搬送される現像剤の剤面が所定高さを超えたときにその現像剤を前記壁部の外部に排出するための現像剤排出口と、吸引手段に接続されて前記現像容器内の空気を吸引して外部に排出するための吸引口と、前記現像剤排出口から排出された現像剤を受け入れる排出経路形成部材と、該排出経路形成部材に形成されて現像剤を外部の廃剤回収部に受け渡す廃剤出口と、を備え、前記排出経路形成部材に、前記廃剤出口とは別に、現像容器外部と連通する連通口を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、経時で現像剤排出口が詰まることが無く、キャリア劣化の早期化の防止、現像剤収容部内の現像剤が過剰となることによる搬送スクリューの回転トルクオーバーによる回転ロックなどの故障が発生することを防止できる。
本発明の第1の実施形態に係る複写機の概略構成図である。 本実施形態に係る複写機におけるプロセスカートリッジに装備されている現像装置及び感光体を模式的に示す概略拡大断面図である。 現像剤の循環についての説明図である。 (a)及び(b)は本発明の現像装置の現像剤搬送経路における現像剤受け渡し部の特徴的な構成について説明する断面図である。 (a)及び(b)は本発明の現像装置の現像剤搬送経路における現像剤受け渡し部2a周辺の構成の変形例について説明する断面図である。
<画像形成装置の基本構成>
以下、本発明を電子写真方式のフルカラー画像形成装置(以下、「複写機」という。)1000に適用した実施形態について説明する。
電子写真方式の画像形成装置としては、複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等を挙げることができるが、以下の実施形態では複写機を一例として説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る複写機1000の概略構成図である。図1において、複写機1000は、画像形成手段としてのプリンタ部100、記録媒体としての転写紙をプリンタ部100に供給する記録媒体供給手段としての給紙装置200、プリンタ部100の上に固定されている画像読取手段としてのスキャナ300などを備えている。また、スキャナ300の上には原稿自動給送装置400が固定されている。
プリンタ部100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のプロセスカートリッジ18Y、M、C、Kからなる画像形成ユニット20を備えている。各符号の数字の後に付されたY、M、C、Kはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒用の部材であることを示している(以下同様)。プリンタ部100は、プロセスカートリッジ18Y、M、C、Kの他に、潜像書込手段としての光書込ユニット21、中間転写ユニット17、二次転写装置22、レジストローラ対49、ベルト定着方式の定着装置25などを備えている。
光書込ユニット21は、図示しない光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどを有し、画像データに基づいて後述の感光体1の表面にレーザ光を照射する。
プロセスカートリッジ18Y、M、C、Kは、像担持体としてのドラム状の感光体1、感光体1の表面を帯電する帯電手段としての帯電装置、感光体1に形成された潜像を現像する現像手段としての現像装置4、感光体1の表面をクリーニングする像担持体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置、感光体1の表面を除電する除電手段としての除電器などを有している。なお、各プロセスカートリッジ18Y、M、C、Kは互いに同様な構成を有しているので、以下、イエロー用のプロセスカートリッジ18Yについて説明する。
帯電装置によって、感光体1Yの表面は一様帯電される。帯電処理が施された感光体1Yの表面には、光書込ユニット(露光装置)21によって変調及び偏向されたレーザ光が照射される。これにより、照射部(露光部)の感光体1Yの表面の電位が減衰する。この表面の電位の減衰により、感光体1Y表面にY用の静電潜像が形成される。形成されたY用の静電潜像は、現像装置4Yによって現像されてYトナー像となる。Y用の感光体1Y上に形成されたYトナー像は、後述の中間転写体としての中間転写ベルト110に一次転写される。一次転写後の感光体1Yの表面は、ドラムクリーニング装置によって転写残トナーがクリーニングされる。また、Y用のプロセスカートリッジ18Yにおいて、ドラムクリーニング装置によってクリーニングされた感光体1Yは、除電器によって除電される。そして、帯電装置によって一様帯電されて初期状態に戻る。以上のような一連のプロセスは、他のプロセスカートリッジ18M、C、Kについても同様である。
次に、中間転写ユニット17について説明する。
中間転写ユニット17は、中間転写体としての中間転写ベルト110、中間転写ベルト110の表面をクリーニングする中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置60などを有している。また、中間転写ユニット17は、張架ローラ14、駆動ローラ15、二次転写バックアップローラ16、4つの一次転写バイアスローラ62Y、M、C、Kなども有している。
中間転写ベルト110は、所定の張力を有するように張架ローラ14を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、図示しないベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ15の回転により、中間転写ベルト110は図中時計回りに無端移動する。
一次転写バイアスローラ62Y、M、C、Kはそれぞれ、中間転写ベルト110の内周面側に接触するように配設され、図示しない電源から一次転写バイアスの印加を受ける。また、中間転写ベルト110をその内周面側から感光体1Y、M、C、Kに向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体1と一次転写バイアスローラ62との間に一次転写電界が形成される。Y用の感光体1Y上に形成されたYトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト110上に一次転写される。このYトナー像上に、M、C、K用の感光体1M、C、K上に形成されたM、C、Kトナー像を順次重ね合わせて形成した重ね合わせ像を一次転写する。この重ね合わせ像の一次転写により、中間転写ベルト110上には多重トナー像たる4色重ね合わせトナー像(以下、「4色トナー像」という。)が形成される。
中間転写ベルト110上に重ね合わせ転写された4色トナー像は、後述の二次転写ニップで図示しない記録媒体としての転写紙に二次転写される。二次転写ニップ通過後の中間転写ベルト110の表面に残留する転写残トナーは、図中左側の駆動ローラ15との間にベルトを挟み込むベルトクリーニング装置60によってクリーニングされる。
次に、二次転写装置22について説明する。
中間転写ユニット17の図中下方には、2本の張架ローラ23によって紙搬送ベルト24を張架している二次転写装置22が配設されている。紙搬送ベルト24は、少なくとも何れか一方の張架ローラ23の回転駆動に伴って、図中反時計回りに無端移動する。2本の張架ローラ23のうち、図中右側に配設された一方の張架ローラ23、すなわち転写紙搬送方向の上流側に配設された上流側の張架ローラ23は、中間転写ユニット17の二次転写バックアップローラ16との間に、中間転写ベルト110及び紙搬送ベルト24を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ユニット17の中間転写ベルト110と、二次転写装置22の紙搬送ベルト24とが接触する二次転写ニップが形成されている。そして、上記一方の(上流側の)張架ローラ23には、トナーと逆極性の二次転写バイアスが図示しない電源によって印加される。この二次転写バイアスの印加により、二次転写ニップには中間転写ユニット17の中間転写ベルト110上の4色トナー像をベルト側から上記一方の(上流側の)張架ローラ23側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。後述のレジストローラ対49によって中間転写ベルト110上の4色トナー像に同期するように二次転写ニップに送り込まれた転写紙には、二次転写電界やニップ圧の影響を受けた4色トナー像が二次転写される。なお、一方の(上流側の)張架ローラ23に二次転写バイアスを印加する二次転写方式に代えて、転写紙を非接触でチャージさせるチャージャを設けてもよい。
複写機1000本体の下部に設けられた給紙装置200には、内部に複数の転写紙を紙束の状態で複数枚重ねて収容可能な給紙カセット44が、鉛直方向に複数重なるように配設されている。それぞれの給紙カセット44は、紙束の一番上の転写紙に給紙ローラ42を押し当てている。そして、給紙ローラ42を回転させることにより、一番上の転写紙が給紙路48に向けて送り出される。
給紙カセット44から送り出された転写紙を受け入れる給紙路46、48は、複数の搬送ローラ対47と、給紙路48内の末端付近に設けられたレジストローラ対49とを有している。そして、転写紙をレジストローラ対49に向けて搬送する。レジストローラ対49に向けて搬送された転写紙は、レジストローラ対49のローラ間に挟まれる。一方、中間転写ユニット17において、中間転写ベルト110上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って二次転写ニップに進入する。レジストローラ対49は、ローラ間に挟み込んだ転写紙を二次転写ニップにて4色トナー像に密着させ得るタイミングで送り出す。これにより、二次転写ニップでは、中間転写ベルト110上の4色トナー像が転写紙に密着する。そして、転写紙上に二次転写されて、白色の転写紙上でフルカラー画像となる。このようにしてフルカラー画像が形成された転写紙は、紙搬送ベルト24の無端移動に伴って二次転写ニップを出た後、紙搬送ベルト24上から定着装置25に送られる。
定着装置25は、定着ベルト26を2本のローラによって張架して無端移動させるベルトユニットと、このベルトユニットの一方のローラに向けて押圧される加圧ローラ27とを備えている。定着ベルト26と加圧ローラ27とは互いに当接して定着ニップを形成しており、紙搬送ベルト24から受け取った転写紙をここに挟み込む。ベルトユニットにおける2本のローラのうち、加圧ローラ27から押圧される方のローラは、内部に図示しない熱源を有しており、この熱源の発熱によって定着ベルト26を加熱する。加熱された定着ベルト26は、定着ニップに挟み込まれた転写紙を加熱する。この加熱やニップ圧の影響によりフルカラー画像が転写紙に定着される。
定着装置25内で定着処理が施された転写紙は、プリンタ筐体の図中左側板の外側に設けたスタック部57上にスタックされるか、もう一方の面にもトナー像を形成するために上述の二次転写ニップに戻されるかの何れかの搬送形態が選択される。
図示しない原稿のコピーがとられる際には、例えばシート原稿の束が原稿自動給送装置400の原稿台30上セットされる。但し、その原稿が書籍状に閉じられている片綴じ原稿である場合には、コンタクトガラス32上にセットされる。このセットに先立ち、複写機本体に対して原稿自動給送装置400が開かれ、スキャナ300のコンタクトガラス32が露出される。この後、閉じられた原稿自動給送装置400によって片綴じ原稿が押さえられる。このようにして原稿がセットされた後、図示しないコピースタートスイッチが押下されると、スキャナ300による原稿読取動作がスタートする。一方、原稿自動給送装置400にシート原稿がセットされた場合には、この原稿読取動作に先立って、原稿自動給送装置400がシート原稿をコンタクトガラス32まで自動移動させる。原稿読取動作では、まず、第1走行体33と第2走行体34とがともに走行を開始し、第1走行体33に設けられた光源から光が発射される。そして、原稿面からの反射光が第2走行体34内に設けられたミラーによって反射され、結像レンズ35を通過した後、読取センサ36に入射される。読取センサ36は、入射光に基づいて画像情報を構築する。
このような原稿読取動作と並行して、各プロセスカートリッジ18Y、M、C、K内の各装置や、中間転写ユニット17、二次転写装置22、定着装置25がそれぞれ駆動を開始する。そして、読取センサ36によって構築された画像情報に基づいて、光書込ユニット(露光装置)21が駆動制御され、各感光体1Y、M、C、K上にY、M、C、Kトナー像が形成される。これらトナー像は、中間転写ベルト110上に重ね合わせ転写された4色トナー像となる。
また、原稿読取動作の開始とほぼ同時に、給紙装置200内では給紙動作が開始される。この給紙動作では、給紙ローラ42の1つが選択回転せしめられ、ペーパーバンク43内に多段に収容される給紙カセット44の1つから転写紙が送り出される。送り出された転写紙は、分離ローラ45で1枚ずつ分離されて給紙路46に進入した後、搬送ローラ対47によって二次転写ニップに向けて搬送される。このような給紙カセット44からの給紙に代えて、手差しトレイ51からの給紙が行われる場合もある。この場合、手差し給紙ローラ50が選択回転せしめられて手差しトレイ51上の転写紙を送り出した後、分離ローラ52が転写紙を1枚ずつ分離してプリンタ部100の手差し給紙路53に給紙する。
複写機1000は、2色以上のトナーからなる多色画像を形成する場合には、中間転写ベルト110をその上部張架面がほぼ水平になる姿勢で張架し、その上部張架面に全ての感光体1Y、M、C、Kを接触させる。これに対し、Kトナーのみからなるモノクロ画像を形成する場合には、図示しない機構により、中間転写ベルト110を図中左下に傾けるような姿勢にして、その上部張架面をY、M、C用の感光体1Y、M、Cから離間させる。そして、4つの感光体1Y、M、C、Kのうち、K用の感光体1Kだけを図中反時計回りに回転させて、Kトナー像だけを作像する。この際、Y、M、Cについては、感光体1だけでなく、現像装置4も駆動を停止させて、感光体1や現像装置4の各部材及び現像装置4内のトナーと磁性キャリア(以下「キャリア」という。)とを含む二成分現像剤(以下「現像剤」という。)の不要な消耗を防止する。
複写機1000は、複写機内の各機器の制御を司るCPU等から構成される図示しない制御手段としての制御部と、液晶ディスプレイや各種キーボタン等などから構成される図示しない操作表示部とを備えている。操作者は、この操作表示部に対するキー入力操作により、制御部に対して命令を送ることで、転写紙の片面だけに画像を形成するモードである片面プリントモードについて、例えば3つのモードの中から1つを選択することができる。この3つの片面プリントモードとは、ダイレクト排出モードと、反転排出モードと、反転デカール排出モードとからなる。
図2は、本実施形態に係る複写機におけるプロセスカートリッジ18Y、M、C、Kにそれぞれ装備されている現像装置4及び感光体1を模式的に示す概略拡大断面図である。4つのプロセスカートリッジ18Y、M、C、Kは、それぞれ扱うトナーの色が異なる点以外はほぼ同様の構成になっているので、同図では「4」等の符号に付すY、M、C、Kという添字を省略している。
図2に示すように、プロセスカートリッジ18は、像担持体としての感光体1、図示しない帯電部、現像装置4(現像部)、図示しない感光体クリーニング部が一体化されたものであって、プレミックス現像方式(キャリアの補給・排出を適宜に行う現像方式)が採用されている。
像担持体としての感光体1は、負帯電の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって反時計方向に回転駆動される。
<現像装置の基本構成>
ここで、本実施の形態における現像装置4は、プレミックス現像方式のものであって、現像装置4内に適宜に新品のトナーTとキャリアC(現像剤G)が剤カートリッジ(現像剤供給手段)550から供給されるとともに、劣化した現像剤G(主としてキャリアC)が現像装置4の外部に設置された図示しない廃剤回収部に向けて排出される。剤カートリッジ(現像剤供給手段)550は、その内部に現像装置4内に供給するための現像剤G(トナーT及びキャリアC)を収容している。そして、剤カートリッジは、現像装置4に新品のトナーTを供給するトナーカートリッジとして機能するとともに、現像装置4に新品のキャリアCを供給する供給手段として機能する。なお、本実施の形態では、剤カートリッジの現像剤Gにおける、キャリアCに対するトナーTの混合率(トナー濃度)は比較的高く設定されている。
現像装置4に設置された磁気センサ(攪拌搬送路510に設置されている)によって検知されるトナー濃度(現像剤G中のトナーの割合)の情報に基いて、現像剤補給装置551の搬送スクリュー552を回転駆動して、貯留部553に貯留された現像剤Gを落下経路部(トナー補給口)554に向けて搬送して、落下経路部から現像容器501内に向けて現像剤Gを自重落下させて補給する。
図2に示すように、感光体1は図中矢印G方向に回転しながら、その表面を不図示の帯電装置により帯電される。帯電された感光体1の表面は、光書込ユニット(露光装置21)から照射されたレーザ光により静電潜像を形成され、その静電潜像に現像装置4からトナーを供給され、トナー像が形成される。
現像装置4は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容する現像容器501と、現像容器内に配置されて図中矢印I方向に現像剤を搬送しながら感光体1の表面の潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体としての2つの現像ローラ505、513と、を備えている。各現像ローラ505、513は、回転可能な現像剤支持手段としての外側の現像スリーブと、各現像スリーブ内に固定配置されて複数の磁極からなり第1の磁界発生手段として機能する図示しない磁石ローラと、を備えている。
なお、現像スリーブ内において現像スリーブの回転方向とは逆方向に磁石ローラが回転する構成としても良い。
また、現像容器501内には、現像ローラ505に現像剤を供給しながら現像ローラ505の軸線方向に沿って図2に示す紙面の奥側(以下、便宜上、「図中奥側」あるいは「図2中奥側」と称する場合もある)に向けて現像剤を搬送する供給搬送部材としての供給スクリュー508を有している。現像ローラ505の供給スクリュー508との対向部から現像剤搬送方向下流側には、現像ローラ505に供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制手段としてのドクタブレード512を備えている。また、現像ローラ505の感光体1との対向部である現像領域よりも現像剤搬送方向下流側では、現像領域を通過して現像ローラ505の表面から離脱した現像済みの現像剤を回収する回収搬送路507が現像ローラ505と対向している。回収搬送路507は、回収した回収現像剤を現像ローラ505の軸線方向に沿って供給スクリュー(搬送部材)508と同方向に搬送する回収搬送部材として、軸線方向に平行に配置された螺旋状の回収スクリュー(搬送部材)506を備えている。供給スクリュー508を備えた供給搬送路509は現像ローラ505の上方向に並設され、回収スクリュー506を備えた回収搬送路507は現像ローラ505の下方に並設されている。
また、現像容器501内では、供給搬送路509と回収搬送路507とに並列して攪拌搬送路510が設けられている。攪拌搬送路510は、軸方向奥側では回収搬送路507と、軸方向手前側では供給搬送路509と略同じ高さになるよう傾斜が設けてある。また、攪拌搬送路510は、現像ローラ505(513)の軸線方向に沿って現像剤を攪拌しながら供給スクリュー508とは逆方向、即ち、図2に示す紙面の手前側(以下、便宜上、「図中手前側」と称する場合もある)の方向に向けて搬送する攪拌搬送部材として、軸線方向に傾斜状に配置された螺旋状の攪拌スクリュー(搬送部材)511を備えている。供給搬送路509と攪拌搬送路510とは仕切り壁としての第一仕切り壁533によって仕切られている。第一仕切り壁533の図中手前側には、供給搬送路509と攪拌搬送路510とを連通させる開口部が形成されており、当該開口部を介して供給搬送路509と攪拌搬送路510とが連通している。また、供給搬送路509と回収搬送路507とは仕切壁としての第二仕切り壁534により仕切られている。第二仕切り壁534の図中奥側には、供給搬送路509と回収搬送路507とを連通させる開口部が形成されており、両搬送路を連通させている。また、攪拌搬送路510と回収搬送路507の2つの現像剤搬送路は、仕切り壁としての第三仕切り壁535によって仕切られている。第三仕切り壁535は、図中奥側(非画像領域部)が開口部となっており、この開口部を介して攪拌搬送路510と回収搬送路507とが連通している。
現像剤搬送部材である供給スクリュー508、回収スクリュー506、及び攪拌スクリュー511は、樹脂もしくは金属のスクリューからなっており、各スクリュー径は供給スクリュー508、及び回収スクリュー506がφ26(mm)、攪拌スクリュー511がφ30(mm)である。また、供給スクリュー508はスクリューピッチが54(mm)の2条巻きであり、回収スクリュー506はスクリューピッチが36(mm)の2条巻きであり、攪拌スクリュー511はスクリューピッチが54(mm)の2条巻きである。各スクリューの回転数は全て約600(rpm)に設定されている。
現像ローラ505上に担持された現像剤は、ステンレス板からなるドクタブレード512によって薄層化された上で感光体1との対向部である現像領域まで周回して搬送され、感光体1上の潜像の現像が行われる。現像ローラ505の直径はφ40(mm)、ドクタブレード512と感光体1とのギャップは0.3(mm)程度となっている。
現像に供されずに現像ローラ周面により現像容器内部に戻された現像剤は回収搬送路507にて回収されて図2中奥側(軸方向奥側)に搬送され、第三仕切り壁535の非画像領域に設けられた開口部を介して攪拌搬送路510へ移送される。
なお、供給搬送路509における現像剤搬送方向下流側の第二仕切り壁534の開口部の付近での供給搬送路509の上側では、図3の現像剤の循環についての説明図に示すようにトナー補給口から供給搬送路509に対して剤カートリッジ(現像剤供給手段)からのトナー、及びキャリアが供給される。
攪拌搬送路510を形成する攪拌スクリュー511の上方に相当する現像容器部位には、圧抜き開口部(吸引口)521を備え、この圧抜き開口部521を塞ぐように通気性を有した圧抜きフィルタ522が配置されている。圧抜きフィルタ522としては、例えばフッ素樹脂製の多孔質膜であるPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)多孔質膜を用いている。
現像装置4を駆動させると、現像容器501内の現像剤収容部(回収搬送路507、供給搬送路509、攪拌搬送路510)の内圧が上昇する。内圧が上昇すると現像剤収容部から圧抜き開口部521を介して現像容器501の外部に向かう気流が発生し、この気流によって空気が現像容器501内から外部へと流れるため、現像容器501内の気圧の上昇を抑制することができ、気圧の上昇に起因するトナー飛散を防止している。また、圧抜き開口部521には、これを覆うように圧抜きフィルタ522が設けられているため、空気とともにトナーやキャリアが現像容器501の外部に流出することを防止することができる。
近年、画像形成速度の高速化に伴い、現像装置4の駆動による現像容器501内の現像剤収容部(回収搬送路507、供給搬送路509、攪拌搬送路510)の内圧上昇が顕著となったため、現像剤収容部から内圧を適正値に低下させるに充分な程度のより多くの空気を現像容器501の外部に排出する必要性が高まっている。このため、本実施形態では圧抜き開口部521と連通する吸引経路523を設け、現像容器外部に設けた吸引ファン524により吸引経路523を介して現像容器内の空気を吸引して外部に排出することで、現像剤収容部の内圧上昇を防止している。
即ち、現像装置4の現像容器501には、圧抜き開口部521、圧抜きフィルタ522、吸引経路523、吸引ファン(吸引手段)524から成る吸引機構(吸引装置)が設けられており、現像容器内の空気を吸引して現像容器外に排出する。
吸引ファン524が駆動されることにより、現像容器内の空気が吸引されて内圧の上昇が抑えられるため、現像容器の隙間などから外部にトナーが飛散する不具合が抑止される。特に、本実施の形態では、感光体と対向する現像容器の開口部から現像ローラの回転に沿うように現像容器内に空気が吸い込まれて吸込み気流が生じやすいことなどから現像容器の内圧が高まりやすいため、吸引機構による減圧が有用になる。
吸引ファン524の作動タイミングは任意であり、例えば現像容器内の内圧が所定値を越えたことが図示しない圧力センサにより検知された場合、或いは高速による画像形成処理が所定時間、或いは所定枚数を超えて実施された場合等に作動するようにしてもよい。
図3は、現像容器内における現像剤の循環について説明する斜視図である。
図3中の各矢印は現像剤の移動方向を示している。攪拌搬送路510から現像剤の供給を受けた供給搬送路509では、現像剤が移動しながら現像ローラ505に接触して供給される。そして、現像ローラ505に供給されずに供給搬送路509の搬送方向下流端まで移動した余剰現像剤は、第二仕切り壁534の余剰開口部より回収搬送路507に供給される(図3中矢印E)。
一方、現像ローラ505(513)に供給された現像剤中のトナーは、現像領域で感光体ドラム上に移行して現像に用いられた後、現像に供されなかったトナーを含む現像剤が現像ローラ505から現像ローラ513に受け渡され、現像ローラ513における現像領域でトナーが感光体ドラム上に移行して現像に用いられた後、現像に供されなかった現像剤は現像ローラ513から分離・離脱して回収搬送路507に受け渡される。現像ローラ513から回収搬送路507に受け渡され、回収スクリュー506によって回収搬送路507の搬送方向下流端まで搬送された回収現像剤は、第三仕切り壁535の回収開口部より攪拌搬送路510に供給される(図3中矢印F)。
攪拌搬送路510では、供給搬送路509から供給された余剰現像剤と、回収搬送路507に回収された回収現像剤と、剤カートリッジ(現像剤供給手段)550からトナー補給口554を経て補給されたトナー、及び、キャリア(図3中矢印t)とが攪拌される。これら攪拌された現像剤は、攪拌スクリュー511の搬送方向下流側で、かつ、供給スクリュー508の搬送方向上流側に搬送された第一仕切り壁533の供給開口部より供給搬送路509に供給される(図3中矢印D)。
なお、攪拌搬送路510の下方には透磁率センサからなるトナー濃度センサ(不図示)が設けられ、そのトナー濃度センサの出力に基づいて不図示のトナー補給制御装置を作動させ、不図示の剤カートリッジからトナー補給を行っている。
図3に示すように、現像装置4は、供給搬送路509と回収搬送路507とを備え、現像剤の供給と回収とを異なる現像剤搬送路で行うので、現像済みの現像剤が供給搬送路509に混入することがない。このため、供給搬送路509の搬送方向下流側に向かうほど現像ローラ505(513)に供給される現像剤のトナー濃度が低下することを抑制できる。また、回収搬送路507と攪拌搬送路510とを備え、現像剤の回収と攪拌とを異なる現像剤搬送路で行うので、現像済みの現像剤が攪拌の途中に落ちることがない。これにより、十分に攪拌がなされた現像剤が供給搬送路509に供給されるため、供給搬送路509に供給される現像剤が攪拌不足となることを抑制することができる。このように、供給搬送路509内の現像剤のトナー濃度が低下することを抑制し、供給搬送路509内の現像剤が攪拌不足となることを抑制することができるので現像時の画像濃度を一定にすることができる。
<第1実施形態に係る現像装置>
図4(a)及び(b)は本発明の現像装置の現像剤搬送経路における現像剤受け渡し部の特徴的な構成について説明する断面図である。
本実施形態に係る現像装置の現像剤搬送経路における現像剤受け渡し部は、図3に示すように、攪拌スクリュー511から供給スクリュー508への受け渡し部1a、及び、回収スクリュー506から攪拌スクリュー511への受け渡し部2aの2ヶ所から成り、各受け渡し部1a、2aは、現像剤搬送路全体の現像剤量の増減に起因して発生する現像剤の嵩の増減が最も顕著に現れる場所である。
本実施例においては、回収スクリュー506(回収搬送路507)から攪拌スクリュー511(攪拌搬送路510)への受け渡し部2aの排出方向奥部(図4左側)に相当する現像容器壁部535に、現像剤を現像容器外部へ排出する現像剤排出口525を設けている。
前述のように、各搬送路における搬送方向(軸方向)奥側では回収搬送路507と攪拌搬送路510は略同じ高さになっているので、回収スクリュー506と攪拌スクリュー511は概略横方向に並んでいる。また、前述のとおり、現像容器内の現像剤の流れにおいては、回収スクリュー506が上流、攪拌スクリュー511が下流である。よって、図4に示すように、回収スクリュー506の回転方向は図4中時計周りであり、攪拌スクリュー511は、回収スクリュー506の寄せ側、すなわち、上流側の回収スクリュー506の回転方向が下方から上方へと向かう側に設けられている。また、現像剤をより効率良く受け渡すために、回収スクリュー506からの受け渡し部2aには、現像剤を横方向、すなわち攪拌スクリュー511方向に搬送するパドル形状が設けられている。現像剤排出口525は、現像剤が最も寄せられる攪拌スクリュー511の回収スクリュー506とは反対側(図面左側=奥側)の現像容器(現像剤収容器)の壁面に設けられている。現像剤排出口525の外側に連設して形成された中空部材としての排出経路形成部材526に設けられた廃剤出口527は、現像装置を含むプロセスカートリッジ18が画像形成装置本体に装填された時に、転写残トナー、キャリアを回収する図示しない廃剤回収経路(廃剤回収部)に接続される。
排出経路形成部材526は、現像剤排出口525の外側において現像剤排出口と連通した現像剤排出経路540を形成する中空部材であり、現像容器に気密一体化されている。
また、現像剤排出口525と廃剤出口527との間にある現像剤排出経路540(排出経路形成部材526)の奥側壁面(図面左側)には、装置外部(外気)と繋がる連通口541が設けられている。本発明に係る現像装置の特徴的な構成は、吸引機構の他に連通口541を設けたことにある。
現像剤排出口525は、例えば略矩形状の貫通穴であって、剤カートリッジから現像容器501内に新しい現像剤Gが補給されて現像容器内の現像剤量が増加して現像剤Gの剤面(上面)が所定高さ(現像剤排出口525の下端の位置)を超えたときに、その余剰分の現像剤Gを攪拌搬送路510に排出するためのものである。また、現像剤排出口525の内奥部下方には廃剤出口527が開口しており、廃剤出口は廃剤回収経路を経由して現像剤を図示しない廃剤回収部に向けて排出するためのものである。このように、トナーTの母体樹脂や外添剤によって汚染されて劣化したキャリアCが自動的に現像容器の外部に排出されるので、経時においても画像品質の劣化を抑止することができる。
図4(a)のように前記吸引機構の作動によって現像容器内に空気の吸引気流が生じている場合、現像剤排出経路540に設けられた装置外(外気)と繋がる連通口541から積極的に空気が取り入れられる。このため、プロセスカートリッジ18が画像形成装置本体に装填された時に廃剤出口527に接続される廃剤回収経路(外気と連通していない廃剤回収部にて終端している)から廃トナー、廃キャリアを含む空気を取り込むことがなくなる。更に、廃剤回収経路内で飛散している廃トナー等を現像容器方向に吸引することがなくなり、経時で現像剤排出口525内、及び廃剤回収経路内に堆積、更には詰まることがなくなる。その結果、現像容器内から現像剤を排出できなくなる事態がなくなり、キャリアの劣化の促進や、現像容器の現像剤が過剰となることによる搬送スクリューの回転トルクオーバーによる回転ロックなどの故障が発生することがなくなる。
また、連通口541には埃や現像剤を通過させることなく空気のみを通過させるフィルタ542が設けられている。このフィルタの作用により、図4(a)のように連通口541から装置内へ吸引気流が発生しているときに現像機外の埃などの異物を取り込むことによる画像不具合、例えば、異物が現像剤規制部材に詰まることによる白スジ画像の発生等を防止できる。
また、図4(b)に示すように、何らかの原因、例えば、吸引機構に不具合が生じ、現像容器の内圧が高くなったことにより、連通口541からから装置外へ向かう排出気流が発生した場合であっても、フィルタ542の作用により装置外に現像剤を排出することがないので現像装置周囲を汚染することがない。
以上のように本発明の現像装置によれば、プレミックス現像剤によって現像剤中のキャリアを新たなものに交換してキャリアの劣化を防止する手段と、現像剤収容部内の空気を吸引機構を用いて外部に排出する圧抜き手段と、を併用する現像装置において、経時で現像剤排出口が詰まることが無く、キャリア劣化の早期化の防止、現像剤収容部内の現像剤が過剰となることによる搬送スクリューの回転トルクオーバーによる回転ロックなどの故障が発生することを防止できる。
<第2実施形態に係る現像装置>
図5(a)及び(b)は、本発明の現像装置の現像剤搬送経路における現像剤受け渡し部2a周辺の構成の変形例について説明する断面図である。なお、図4と同一部分には同一符号を付して説明する。
この実施形態に係る現像剤搬送経路における現像剤受け渡し部2aは、フィルタ542の現像剤排出経路540内側(装置内側)に弁部材545を配置した構成が特徴的である。弁部材545は、図5(a)のようにファン524が作動することにより連通口541の外部から現像容器内へ向かう吸引気流が発生しているときに、吸引力により作動(変形、変位)して連通口541を開放する。一方、同図(b)のように故障などによりファン524が作動していないために現像容器内から連通口541の外部へ向かう排出気流が生じているときには、その押圧力により押圧されて連通口541の周縁部に当接して連通口を閉鎖する。
連通口541から装置内へ向かう吸引気流が発生しているときには弁部材545が開放することにより隙間などから現像容器外に現像剤が漏出することを防止する機能をより高めることができるとともに、連通口541への排出気流が発生している時には連通口を閉じることによりフィルタ542への現像剤の付着、それによる目詰まりを防止することができるので、長期に渡りその濾過機能を維持することができる。
弁部材545はシート状、或いは、フィルム状の弾性体で構成することで、簡単な構成により現像剤の通過阻止、及び空気の通過許容という濾過機能を応答性良く達成できる。
<作用、効果のまとめ>
第1の本発明に係る現像装置は、キャリアとトナーとからなる現像剤を収容する現像容器501を備え、像担持体1の表面に形成される潜像を現像する現像装置であって、像担持体に対向配置されて現像剤を担持する現像剤担持体505と、現像容器内に収容された現像剤を長手方向に搬送して循環経路を形成する複数の搬送部材506、508、511と、現像容器内に新たに現像剤を供給する現像剤供給手段と、複数の搬送部材のうち1つの攪拌搬送部材511による搬送経路(現像剤排出経路)510に沿った壁部535に形成されて、その位置に搬送される現像剤の剤面が所定高さを超えたときにその現像剤を壁部の外部に排出するための現像剤排出口525と、吸引手段524に接続されて現像容器内の空気を吸引して外部に排出するための吸引口521と、現像剤排出口から排出された現像剤を受け入れる排出経路形成部材526と、該排出経路形成部材に形成されて現像剤を外部の廃剤回収部に受け渡す廃剤出口527と、を備え、排出経路形成部材526に、廃剤出口527とは別に、現像容器外部と連通する連通口541を設けたことを特徴とする。
現像剤排出口525の形成箇所は、回収スクリュー506(回収搬送路507)から攪拌スクリュー511(攪拌搬送路510)への受け渡し部2aの排出方向奥部に相当する現像容器壁部535である。
本発明によれば、古くなったキャリアを徐々に現像容器内から排出しつつ、プレミックス現像剤中の新しいキャリアを現像剤に補給することで、現像剤中のキャリアを徐々に新たなものに交換してキャリアの劣化を防止すると共に、現像容器内の空気をファンを使用した吸引機構を用いて装置外部に排出する吸引口521(圧抜き手段)を備えた現像装置において、現像剤排出口と連通するように現像容器外部に連設した排出経路形成部材526に対して、廃剤出口527とは別に、現像容器外部と連通する連通口541を設けた。このため、経時で現像容器と排出経路形成部材526とをつなげる現像剤排出口525が詰まることを防止し、キャリアの劣化の促進をなくし、更には、現像容器内の現像剤が過剰となることによる搬送スクリューの回転トルクオーバーによる回転ロックなどの故障が発生することを防止できる。
即ち、吸引機構による吸引により現像容器内に吸引気流が生じている場合、現像剤排出経路510に設けられた装置外と繋がる連通口541から積極的に空気が取り入れられる。このため、画像形成装置本体の廃剤回収経路から空気を取り込まなくなるので、廃剤回収経内で飛散している廃トナーを現像容器方向に吸引することがなくなり、経時で現像剤排出口内に堆積、更には詰まることがない。このため、現像容器内からの現像剤の排出不良が発生しなくなり、キャリアの劣化の促進や、搬送スクリューの回転トルクオーバーによる回転ロックなどの故障が発生することがない。
現像剤排出経路540を構成する壁部に廃剤出口527とは別に現像装置外に連通する連通口541を設けることでエア抜きが可能になり、現像剤排出口525の剤排出性を維持しつつ廃剤の吸い上げが抑制される。
第2の本発明に係る現像装置は、連通口541に、現像剤の通過を阻止するフィルタ542を備えていることを特徴とする。
これによれば、現像容器内へ向かう吸引気流が発生しているときにはフィルタの異物除去作用により、現像容器外の埃などの異物を取り込むことによる画像不具合(例えば、異物が現像剤規制部材に詰まることによる白スジ画像など)を発生させることがなくなる。更に、仮に何らかの原因、例えば、吸引機構に不具合が生じて現像容器の内圧が高くなることにより現像容器外へ排出気流が発生した場合に現像容器外に現像剤を排出することがないので、現像装置周囲を汚染することがない。
第3の本発明に係る現像装置では、連通口541の外部から現像容器内へ向かう気流が生じているときに連通口、及びフィルタ542を開放し、現像容器内から連通口の外部へ向かう排出気流が生じているときには連通口、及びフィルタを閉塞する弁部材545が設けられていることを特徴とする。
これによれば、弁部材がフィルタを備えた連通口541を開放している吸引気流の発生時には現像容器の隙間などから現像容器外に現像剤が漏出することを防止する機能をより高めることができ、連通口541への排出気流が発生してる時には弁部材が連通口を閉じることによりフィルタへの現像剤の付着、それによる目詰まりを防止することができるので、長期に渡り機能を維持することができる。
なお、弁部材がフィルタを開放するとは外気が連通口、フィルタを介して現像容器に進入することを許容する状態を意味し、弁部材がフィルタを閉塞するとは現像容器内の空気がフィルタ、連通口を介して外部に排出されることを阻止する状態を意味する。
第4の本発明による現像装置では、弁部材545はシート状、或いは、フィルム状の弾性体であることを特徴とする。
これによれば、簡単な構成で弁部材による開閉機能を達成できる。
第5の本発明に係るプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、請求項1乃至4の何れか一項に記載の現像装置と像担持体とを備えたことを特徴とする。
これによれば、請求項1乃至4の現像装置による優れた効果を備えたプロセスカートリッジを提供することができる。
第6の本発明に係る画像形成装置によれば、請求項1乃至4の何れか一項に記載の現像装置と、像担持体と、を備えたことを特徴とする。
これによれば、請求項1乃至4の現像装置による優れた効果を備えた画像形成装置を提供することができる。
1…感光体(像担持体)、1a…受け渡し部、2a…受け渡し部、4…現像装置、14…張架ローラ、15…駆動ローラ、16…二次転写バックアップローラ、17…中間転写ユニット、18…プロセスカートリッジ、2021…光書込ユニット、21…露光装置、22…二次転写装置、23…張架ローラ、24…紙搬送ベルト、25…定着装置、26…定着ベルト、27…加圧ローラ、30…原稿台、32…コンタクトガラス、33…走行体、34…走行体、35…結像レンズ、36…読取センサ、42…給紙ローラ、43…ペーパーバンク、44…給紙カセット、45…分離ローラ、46…給紙路、47…搬送ローラ対、48…給紙路、49…レジストローラ対、50…給紙ローラ、51…トレイ、52…分離ローラ、53…給紙路、57…スタック部、60…ベルトクリーニング装置、62…一次転写バイアスローラ、100…プリンタ部、110…中間転写ベルト、200…給紙装置、300…スキャナ、400…原稿自動給送装置、501…現像容器、505…現像ローラ、505…現像剤担持体、506…回収スクリュー、506、508、511…搬送部材、507…回収搬送路、508…供給スクリュー、509…供給搬送路、510…現像剤排出経路、510…攪拌搬送路、511…攪拌搬送部材、512…ドクタブレード、513…現像剤担持体、521…開口部、521…吸引口、522…フィルタ、523…吸引経路、524…ファン(吸引手段)、525…現像剤排出口、526…排出経路形成部材、527…廃剤出口、533…第一仕切り壁、534…第二仕切り壁、535…第三仕切り壁(現像容器壁部)、540…現像剤排出経路、541…連通口、542…フィルタ、545…弁部材、550…現像剤供給手段、1000…複写機。
特開2005−292511公報 特開2015−004773公報

Claims (6)

  1. キャリアとトナーとからなる現像剤を収容する現像容器を備え、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置であって、
    前記像担持体に対向配置されて現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像容器内に収容された現像剤を長手方向に搬送して循環経路を形成する複数の搬送部材と、前記現像容器内に新たに現像剤を供給する現像剤供給手段と、前記複数の搬送部材のうち1つの搬送部材による搬送経路に沿った壁部に形成されて、その位置に搬送される現像剤の剤面が所定高さを超えたときにその現像剤を前記壁部の外部に排出するための現像剤排出口と、吸引手段に接続されて前記現像容器内の空気を吸引して外部に排出するための吸引口と、前記現像剤排出口から排出された現像剤を受け入れる排出経路形成部材と、該排出経路形成部材に形成されて現像剤を外部の廃剤回収部に受け渡す廃剤出口と、を備え、
    前記排出経路形成部材に、前記廃剤出口とは別に、現像容器外部と連通する連通口を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記連通口に、前記現像剤の通過を阻止するフィルタを備えていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記連通口の外部から前記現像容器内へ向かう気流が生じているときに前記連通口及び前記フィルタを開放し、前記現像容器内から前記連通口の外部へ向かう排出気流が生じているときには前記連通口及び前記フィルタを閉塞する弁部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記弁部材はシート状、或いは、フィルム状の弾性体であることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、請求項1乃至4の何れか一項に記載の現像装置と、前記像担持体と、を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の現像装置と、前記像担持体と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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