JP2019158954A - リング体 - Google Patents

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幸介 宮國
Kosuke Miyakuni
幸介 宮國
伸治 中野
Shinji Nakano
伸治 中野
康弘 香川
Yasuhiro Kagawa
康弘 香川
政宏 金野
Masahiro Konno
政宏 金野
雅豊 津田
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雅豊 津田
隆弘 藤村
Takahiro Fujimura
隆弘 藤村
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Abstract

【課題】ワンタッチで輪を開閉させることができ使い勝手に優れるリング体を提供する。【解決手段】フレーム10と、前記フレーム10に連結する弾性体31とで輪を形成するリング体1であり、前記弾性体31に荷重が加えられ変形すると輪の一部が開口し、前記弾性体31に加えられた荷重が取り除かれると前記弾性体31の形状復元性により前記開口が閉じ、前記輪が復元され、前記弾性体31は、前記フレーム10への連結箇所を起点に任意の方向、位置に変位、変形可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、開閉札、操作禁止札など表示札をバルブ等に取付ける際の取付け具、あるいはケーブルを吊り下げる吊下げ具等として使用可能なリング体に関する。
発電所、化学工場等では複数の配管が敷設されており、これらが分岐しあるいは連結し、配管には多くのバルブが設けられている。バルブの開閉等により系統の切り替えが行われるが、バルブの開閉の誤りは事故につながるため、通常、バルブには開状態、閉状態を示す開閉札、操作を禁止するための操作禁止札が取付けられる(例えば特許文献1、2参照)。
一般的な開閉札、操作禁止札は、小判型あるいは角型のプラスチック製の板材からなり、表面、裏面に「開」「閉」「操作禁止」等の文字が記されてなる。このような開閉札、操作禁止札は、札の上部に穴を開け、ここに針金、紐を通し、針金、紐を用いて弁棒、ハンドル、バルブ本体近くの配管に固定される。
このほか使い勝手を考慮した開閉札、その取付け具等も開発されている。例えば針金や紐等を使用する開閉札を取付ける方法では、開閉札が常に正面を向くとは限らないため、一対の板材からなる吊下げ具で開閉札を挟み固定し、吊下げ具にループを取付け、このループを弁棒に引掛けるバルブ札吊下げ具がある(例えば特許文献3参照)。また弁のハンドルに螺旋状の固定具を巻付け固定する情報表示器もある(例えば特許文献4参照)。
特開2007−206387号公報 実公平5−622号公報 特開2006−250966号公報 特開2017−37177号公報
バルブの数が多くなると開閉札等を取付けるにも多くの時間を要する。このため現場では、開閉札等の取付け具としてS字フック、カラビナが使用されることもある。カラビナは片手でかつワンタッチで取付け、取外しができるので、バルブへの取付け、取外しも簡単である。さらにカラビナは、取外け後は閉ループが形成されるので、不意に外れることもなく開閉札等の取付け具として好ましい。
一方で、カラビナは、開口部を開閉するゲートの先端がフレームの脊柱部に当たるとそれ以上開口部は広くならない。このためバルブ、配管等が少し大きくなっただけで取付けができない事態が生じ、そのような場合には一回り大きいカラビナを用意する必要がある。
本発明の目的は、ワンタッチで輪を開閉させることができ使い勝手に優れるリング体を提供することである。
本発明は、フレームと、前記フレームに連結する弾性体とで輪を形成するリング体であり、前記弾性体に荷重が加えられ変形すると輪の一部が開口し、前記弾性体に加えられた荷重が取り除かれると前記弾性体の形状復元性により前記開口が閉じ、前記輪が復元され、前記弾性体は、前記フレームへの連結箇所を起点に任意の方向、位置に変位、変形可能なことを特徴とするリング体である。
本発明のリング体において、前記フレームは、1つ又は2つのフレームで構成され、前記弾性体は、1つ又は2つの弾性体で構成され、前記フレームが1つであり、該フレームに対して1つ又は2つの弾性体が取付けられ、又は前記フレームが2つであり、該フレームを繋ぐように1つの弾性体が取付けられていることを特徴とする。
また本発明のリング体は、前記フレームが1つのフレームからなり、該フレームは、一部に開口部を有する三角形状、C形状又はコ字形状を有し、前記弾性体が前記開口部を塞ぐように、前記弾性体の一端が前記フレームの開口部の一端に取付けられ、前記弾性体は、前記開口部を開閉可能なことを特徴とする。
また本発明のリング体において、前記弾性体は、前記フレームに対して着脱自在であり、前記フレームの開口部の一端に取付けられた前記弾性体を取外し、前記フレームの開口部の他端に付け替え可能なことを特徴とする。
本発明によれば、ワンタッチで輪を開閉させることができ使い勝手に優れるリング体を提供することができる。
本発明の第1実施形態のリング体1の構成図及び外観図である。 図1のリング体1の構成を説明するための図である。 図1のリング体1を操作禁止札101の取付け具として使用した外観図である。 図1のリング体1を操作禁止札101の取付け具としてバルブ111に取付けている最中の図である。 図1のリング体1を操作禁止札の取付け具としてバルブ111に取付けている最中の図である。 本発明の第2実施形態のリング体2の外観図及び構成を説明するための図である。 本発明の第2実施形態のリング体2の構成を説明するための図である。 本発明の第3実施形態のリング体3の構成図及び外観図である。 本発明の第3実施形態のリング体3の構成を説明するための図である。
図1は、(A)が本発明の第1実施形態のリング体1の構成図、(B)が外観図である。図2は、リング体1の構成を説明するための図である。図3は、リング体1を操作禁止札101の取付け具として使用した外観図であり、図4及び図5は、リング体1を操作禁止札101の取付け具としてバルブ111に取付けている最中の図である。なお、図4と図5に示すリング体1のバルブ111への取付け要領は異なるものである。
本発明の第1実施形態のリング体1は、図3に示されるように操作禁止札101の取付具として使用可能なものであり、フレーム10と、フレーム10に連結する弾性体31とで構成されている。
フレーム10は、パイプ状の部材からなり略C形状を有する。より具体的にはフレーム10は、上部及び下部に円弧部12、13と、2つの円弧部12、13の一方の端部をつなぐ直線部14とを有し、2つの円弧部12、13の他方の端部側は開口部15となっている。
本実施形態のフレーム10は、上部の円弧部12が下部の円弧部13に比較して大きいが、フレーム10の形状はこれに限定されるものではない。本実施形態のフレーム10において、上下の円弧部12、13の大きさが同じであってもよく、2つの円弧部12、13の一方の端部をつなぐ部位が曲線であってもよい。本実施形態においてC形状のフレームは、上部、下部が円弧状であり一方の中間部に開口部15が形成されているものをいい、略C形状のものも含まれる。
さらにリング体1のフレーム10は、C形状のフレームに限定されるものではなく、三角形の一部に開口部15を有するもの(略三角形)、図6に示されるようなコ字状のフレームであってもよい。リング体1のフレーム10には、C形状、略三角形、コ字形状のフレームを含め、リング形状の部材の一部を切り取り開口部を設けたような幅広い形状のものを使用することができる。
フレーム10の形状、材質は、用途に応じて適宜選択し使用すればよい。フレーム10の大きさ、開口部15の大きさも特に限定されるものではない。本実施形態のフレーム10は、断面が円のパイプからなるが、断面形状は円に限られず四角形、他の形状であってもよい。またパイプに代えて中実材であってもよい。本実施形態のリング体1は、フレーム10が単純であるため金属パイプ等を使用すれば曲げることで簡単に製作できる。
弾性体31は、フレーム10の開口部15を開閉可能に塞ぐ部材であり、直線状のコイルスプリング31からなる。コイルスプリング31は、フレーム10の開口部15を塞ぎ、フレーム10と共に輪(リング)を形成する点においてフレームの一部とも言える。この点は、他の実施形態のリング体においても同じである。
コイルスプリング31(以降、スプリングと記す)は、一端を固定し他端(先端部)に軸線方向と交差する方向に荷重を加えることで変形、変位し、加えた荷重を取り除くことで形状復元性により元の状態に戻る。スプリング31の変位特性、具体的には先端部に加えられる荷重とその時の変位量は、特に限定されるものではなく用途に応じたものを使用すればよい。本実施形態のようにリング体1を操作禁止札101の取付け具として使用するような場合には、手で軽く押せば容易に変形する程度の変位特性であるものが好ましい。
スプリング31の長さは、開口部15の長さLよりも僅かに長いLであり、内径がフレーム10の外径よりもほんの僅かに大きい。スプリング31は、フレーム10の下部開口端16に一部が嵌め込まれて固定されている。スプリング31がフレーム10に取付けられた状態で、スプリング31の先端部32とフレーム10の上部開口端17との間にはわずかな隙間δがある。スプリング31の先端部32とフレーム10の上部開口端17とを接触させ隙間をゼロとすると、スプリング31を動かすのが難しくなる。
スプリング31の先端部32とフレーム10の上部開口端17との間には、少なくとも、スプリング31の先端部32を動かすとき先端部32がフレーム10の上部開口端17に接触しない隙間が必要である。それ以上の間隔は、使用先、用途に応じて適宜決定すればよい。
図1に示すリング体1では、上記のようにスプリング31の一部がフレーム10の下部開口端16に嵌め込まれて固定されているが、スプリング31は、フレーム10の上部開口端17に一部が嵌め込まれて固定されていてもよい(図2(b)参照)。本実施形態のリング体10では、スプリング31はフレーム10に差し込み固定されているため簡単に固定位置を変更することができる。
以上の構成からなるリング体1は、スプリング31の先端部32に荷重を加えることで、スプリング31の中間部から先端部32が変形し、開口部15を開口することができる。スプリング31の変位、変形方向は特に限定されず、荷重を加える方向によりスプリング31の固定端を起点に、スプリング31の中間部から先端部32を360°任意の方向に変位、変形させることができる。
図2(A)は、図1のリング体1を、フレーム10の長手方向をY軸方向に、フレーム10全体をXY平面に置き、スプリング31の先端部32をZ軸方向に変位させた図である。図2(B)は、図1のリング体1において、スプリング31を差し替え、固定端をフレーム10の上部開口端17に変更し、フレーム10全体をXY平面に置き、スプリング31の先端部32をX軸方向に変位させた図である。
図3は、図1のリング体1を操作禁止札101の取付け具として使用し、バルブ111に引っ掛けた図である。図4及び図5は、図1に示すリング体1を操作禁止札101の取付け具として使用し、バルブ111に取付ける途中の図であり、図4では、スプリング31をフレーム10の外側に曲げ、図5ではスプリング31をフレーム10の内側に曲げ、取り付けている様子を示す。
図6及び図7は、本発明の第2実施形態のリング体2の外観図及び構成を説明するための図であり、図6(A)がリング体2の外観図、図6(B)、及び図7(A)、(B)は、弾性体35の動き方を示す図である。図1から図5に示す本発明の第1実施形態のリング体1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態のリング体2は、フレーム11と弾性体であるコイルスプリング35とで構成される点で第1実施形態のリング体1と共通するが、第2実施形態のリング体2は、コイルスプリング(以降、スプリングと記す)35が2つである点で第1実施形態のリング体1と異なる。
フレーム11は、コ字状の形状を有しており第1実施形態のフレーム10と具体的な形状が異なるが、リング形状の部材の一部を切り取り、開口部を設けたような形状を有する点で共通する。フレーム11の大きさ、開口部15の大きさ、材質等は、第1実施形態のフレーム10と同様に考えることができる。
リング体2は、フレーム11の開口部15の両端部にそれぞれスプリング35が取り付けられ、この2つのスプリング35で開口部15を塞ぐ。スプリング35は、長さを除き、第1実施形態のスプリング31と同様に考えることができる。なおリング体2では、フレーム11に対するスプリング35の固定端を変更することがないので、フレーム11に対してスプリング35を取り外し不能に固定してもよい。
左右のスプリング35の先端部の間には、互いにスプリング35を動かすために必要な隙間δが設けられている。この隙間δは、第1実施形態のリング体1の隙間δと同じように考えることができる。本実施形態のリング体2では、左右のスプリング35の長さが同じであるが、フレーム11の開口部15を開閉自在に塞ぐことができれば左右のスプリング35の長さは異なっていてもよい。
リング体2は、図6(B)に示すように左右のスプリング35の先端部36を共に内側に曲げることも、図7(A)に示すように左右のスプリング35の先端部36を共に外側に曲げることも、図7(B)に示すように左右のスプリング35の先端部36を、一方が内側、他方が外側に曲げることもできる。図6(B)、図7(A)(B)は、フレーム11に対してスプリング35が同一平面にあるが、それぞれのスプリング35は、独立してフレーム11に対して任意の位置、方向に変位、変形可能である。
図8は、(A)が本発明の第3実施形態のリング体3の構成図、(B)がリング体3の外観図である。図9は、本発明の第3実施形態のリング体3のフレーム21の動き方を示す図である。図1から図5に示す本発明の第1実施形態のリング体1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態のリング体3は、フレーム21と弾性体であるコイルスプリング(以降、スプリングと記す)41とで構成される点で第1実施形態のリング体1と共通するが、第3実施形態のリング体3は、フレーム21が2つである点で第1実施形態のリング体1と異なる。
フレーム21は、J字状の形状を有する分離した2つのフレーム21からなり、リング体3の外形が小判型となるように2つのフレーム21がスプリング41でつながれている(図8(B)参照)。本実施形態では、2つのフレーム21は同一形状からなり、互いのフレーム21を向き合うように、また長い方の直線部22が一直線状となるように配置し、互いのフレーム21の短い方の直線部23の端部24を繋ぐようにスプリング41が配置されている(図8(A)参照)。
本実施形態では、2つのフレーム21が同じ大きさからなるが、2つのフレーム21の大きさは異なっていてもよい。フレーム21の大きさ、材質等は、第1実施形態のフレーム10と同様に考えることができる。スプリング41の変位特性は、第1実施形態のリング体1で使用されるスプリング31と同様に考えることができる。
リング体3では、スプリング41の両端部がそれぞれフレーム21の端部24に固定されるため、スプリング41の長さはフレーム21の直線部22、23の長さで決まる。一方で、スプリング41の長さはリング体3の動きに影響を与える。このほかフレーム21の大きさ、寸法、スプリング41の変位特性もリング体3の動きに影響を与えるので、リング体3の用途、使用先に応じてこれらを適宜決定すべきである。
第1実施形態のリング体1では、スプリング31が開口部15を覆うように、また開口部15を開閉可能に取り付けられている。このためスプリング31の先端部32とフレーム10との間に僅かな隙間δがあるが、リング体3では、スプリング41が荷重を受け変形することで左右のフレーム21の間に開口部が形成され、スプリング41から荷重が取り除かれると初期状態に戻る。このためリング体3では、左右のフレーム21の先端部の間に隙間δが設けられている(図8(B)参照)。
リング体3では、スプリング41が荷重を受け変形することで左右のフレーム21の間に開口部が形成されるが、スプリング41を変位させるための荷重は、スプリング41に直接加えても、フレーム21を通じて加えてもよい。具体的には、左右のフレーム21を開くようにフレーム21の先端25に荷重を加えればスプリング41が変形して左右のフレームが開く。
図9(A)は、同一平面内で左右のフレーム21の間を開口させた例である。図9(B)は、向かって左のフレーム21をXZ面に平行とし、向かって右のフレーム21をXY面に平行とした状態の図である。左右のフレーム21は、図9に示される方向の他、スプリング41を起点に任意の方向に変位させることができる。
以上、第1から第3実施形態に示すように本発明のリング体は、以下のような作用効果、特徴を備える。
本発明のリング体は、弾性体に荷重を加え変形させると輪が開口し、荷重を取り除くと輪が閉じるので片手でワンタッチで輪を開閉させることができる。このようなリング体は、開閉札、操作禁止札など表示札をバルブ等に取付ける取付け具、ケーブルを吊り下げる吊下げ具等として好適に使用することができる。
一般的なカラビナは、ゲートを同一平面内でかつ一方向にしか開くことができないのに対して、本発明のリング体は、弾性体がフレームに取付けられた箇所を起点とし、中間部から先端部を任意の場所及び方向に変位させ、又は変形可能である。このため一般的なカラビナに比較して開口部を大きく取り、さらに部材の位置、変形に対する自由度が高いので一般的なカラビナに比較して圧倒的に使い勝手がよい。
第1実施形態のリング体1は、1つのフレーム10と1つの弾性体31、第2実施形態のリング体2は、1つのフレーム11と2つの弾性体35、第3実施形態のリング体3は、2つのフレーム21と1つの弾性体41とで構成されている。これからも分かるように本発明のリング体は、1つのフレームと1つ又は2つの弾性体、又は2つのフレームと1つの弾性体とで構成可能なため種々の態様のリング体とすることができる。このため多くの場面、場所、目的で本発明のリング体を使用することができる。また本発明のリング体は、構造が簡単であるので安価に製造できる。
本発明のリング体、特に第1実施形態に示されるリング体1は、カラビナに類似の構造からなるので使い易い。またフレームも多様な形状のものを採用することができるので、用途に応じて適宜選択可能であり使い勝手がよい。さらに第1実施形態に示されるリング体1では、フレーム10に対する弾性体31の取付け位置を変更可能なため用途に応じた使い分けが可能となり使い勝手がさらに良くなる。
第3実施形態のリング体3は、2つのフレーム21を弾性体41で連結してなるため、第1及び第2実施形態のリング体1、2以上に大きな開口部を得ることができる。また弾性体41を変形させることで2つのフレーム21を互いに任意の場所及び方向に変位可能なため、第1及び第2実施形態のリング体1、2とは異なった使い方も可能となる。
以上、第1から第3実施形態のリング体1、2、3を用いて本発明に係るリング体を説明したが、本発明に係るリング体は、上記実施形態に限定されるものではなく要旨を変更しない範囲で変更して使用することができる。
上記実施形態では、弾性体としてコイルスプリングを示したが、弾性体はこれに限定されるものではなく、例えばゴム素材の棒、パイプ等を使用することができる。上記実施形態では、フレームの端部に弾性体であるコイルスプリングの一部を差し込み固定する例を示したが、弾性体のフレームに対する固定方法はこれに限定されるものではない。フレームの端部と弾性体の端部とに連結するアダプタを設け、これを介してフレームと弾性体とを連結してもよい。
また上記実施形態では、弾性体がいずれも直線形状であるが、弾性体は湾曲してもよい。本発明に係るリング体は、フレームと、フレームに連結する弾性体とで輪(リング)を形成し、弾性体に荷重が加えられ変形すると輪の一部が開口し、弾性体に加えられた荷重が取り除かれると弾性体の形状復元性により開口が閉じ、輪が復元されるものであればよいため弾性体は直線状でなくてもよい。
また本発明に係るリング体において、フレームにストッパーを設け、弾性体の一方向の変位を規制するようにしてもよい。このような構造はカラビナと類似の構造となるが、カラビナと異なり弾性体は一方向の変位が規制されても、他の任意の方向、位置に変位、変形できる。このため使い勝手のよさを維持しつつカラビナと同様の機能を付加することができる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。
1、2、3 リング体
10、11、21 フレーム
15 開口部
16 下部開口端
17 上部開口端
31 弾性体、コイルスプリング
32 コイルスプリングの先端部
35 弾性体、コイルスプリング
36 コイルスプリングの先端部
41 弾性体、コイルスプリング
101 操作禁止札
111 バルブ
δ 隙間

Claims (4)

  1. フレームと、前記フレームに連結する弾性体とで輪を形成するリング体であり、
    前記弾性体に荷重が加えられ変形すると輪の一部が開口し、
    前記弾性体に加えられた荷重が取り除かれると前記弾性体の形状復元性により前記開口が閉じ、前記輪が復元され、
    前記弾性体は、前記フレームへの連結箇所を起点に任意の方向、位置に変位、変形可能なことを特徴とするリング体。
  2. 前記フレームは、1つ又は2つのフレームで構成され、
    前記弾性体は、1つ又は2つの弾性体で構成され、
    前記フレームが1つであり、該フレームに対して1つ又は2つの弾性体が取付けられ、
    又は前記フレームが2つであり、該フレームを繋ぐように1つの弾性体が取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のリング体。
  3. 前記フレームが1つのフレームからなり、該フレームは、一部に開口部を有する三角形状、C形状又はコ字形状を有し、
    前記弾性体が前記開口部を塞ぐように、前記弾性体の一端が前記フレームの開口部の一端に取付けられ、
    前記弾性体は、前記開口部を開閉可能なことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリング体。
  4. 前記弾性体は、前記フレームに対して着脱自在であり、
    前記フレームの開口部の一端に取付けられた前記弾性体を取外し、前記フレームの開口部の他端に付け替え可能なことを特徴とする請求項3に記載のリング体。
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