JP2019158759A - 撮像装置、車両、及び撮像方法 - Google Patents

撮像装置、車両、及び撮像方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019158759A
JP2019158759A JP2018048325A JP2018048325A JP2019158759A JP 2019158759 A JP2019158759 A JP 2019158759A JP 2018048325 A JP2018048325 A JP 2018048325A JP 2018048325 A JP2018048325 A JP 2018048325A JP 2019158759 A JP2019158759 A JP 2019158759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parallax
image
baseline
different
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2018048325A
Other languages
English (en)
Inventor
聖也 天野
Seiya Amano
聖也 天野
潤 岸和田
Jun Kishiwada
潤 岸和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2018048325A priority Critical patent/JP2019158759A/ja
Publication of JP2019158759A publication Critical patent/JP2019158759A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

【課題】視差が含まれる2つの画像を用いた距離測定において、サブピクセル精度の演算における系統的な誤差の影響を低減することを課題とする。【解決手段】開示の技術の一態様に係る撮像装置は、視差が含まれる2つの画像を有する画像ペアを取得し、前記画像ペアから探索した前記視差と、前記視差を生じさせる基線長と、に基づき被写体との距離を測定する撮像装置であって、異なる前記基線長に応じ、前記視差の異なる複数の前記画像ペアを取得し、異なる前記基線長のうち長い方の前記基線長を、短い方の前記基線長で除した商の整数倍は、無限小数を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、車両、及び撮像方法に関する。
車載や監視などの用途では、ステレオカメラ等を用いて得ることができる3次元情報を利用した空間認識や環境認識が盛んになっている。ステレオカメラ等では、基準とする一方の画像内の画素群と、他方の画像の画素群とから、画像間の相対的な画素群のずれ量である視差を算出する。算出した視差に基づく三角測量により、被写体までの距離を測定する。
ステレオカメラでは、基線長の異なる複数のステレオカメラを組み合わせることにより、周期性パターンを有するシーンにおける距離測定の精度の向上を図った技術が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。また、複数のカメラにより基線長の異なる複数のステレオカメラを構成し、至近距離から遠方まで広い範囲で距離測定を高精度に行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、ステレオカメラ等の、視差が含まれる2つの画像を用いた距離測定では、サブピクセル精度の視差を算出する際に、系統的な誤差が発生することが知られている。視差が整数側に偏るピクセルロッキングと呼ばれる誤差等である。ピクセルロッキングにより、距離の測定精度は低下し、例えば時系列の距離情報を用いて物体の移動量を算出するような場合に、物体が本来の動きとは異なる移動量をもつように観測される等の問題が生じる。
上記の非特許文献1、及び特許文献1の技術では、このようなサブピクセル精度の演算における系統的な誤差の問題は解決されていない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、視差が含まれる2つの画像を用いた距離測定において、サブピクセル精度の演算における系統的な誤差の影響を低減することを課題とする。
開示の技術の一態様に係る撮像装置は、視差が含まれる2つの画像を有する画像ペアを取得し、前記画像ペアから探索した前記視差と、前記視差を生じさせる基線長と、に基づき被写体との距離を測定する撮像装置であって、異なる前記基線長に応じ、前記視差の異なる複数の前記画像ペアを取得し、異なる前記基線長のうち長い方の前記基線長を、短い方の前記基線長で除した商の整数倍は、無限小数を有することを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、視差が含まれる2つの画像を用いた距離測定において、サブピクセル精度の演算における系統的な誤差の影響を低減することができる。
第1の実施形態の撮像装置の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態の撮像装置の複数のカメラの配置と基線長との関係を説明する図である。 第1の実施形態の撮像装置の3台のカメラで取得される画像の一例を示す図である。 視差演算方法の一例を示す図である。 視差演算におけるシフトに伴う画像領域の差分の変化の一例を示す図である。 第1の実施形態の画像処理基板の構成要素を機能ブロックで示す図である。 第1の実施形態の画像処理基板による処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態のコストカーブ取得部により取得されたコストカーブの一例を示す図である。 第1の実施形態のコストカーブ正規化部により正規化されたコストカーブの一例を示す図である。 第1の実施形態のコストカーブ補間部により補間されたコストカーブの一例を示す図である。 第1の実施形態のコストカーブ統合部により統合されたコストカーブの一例を示す図である。 第1の実施形態の撮像装置の効果の一例を説明する図である。 第2の実施形態の、撮像装置を搭載した車両の構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態の撮像装置の構成の一例を示す図である。
撮像装置100は、カメラ1〜カメラNからなるN台のカメラと、画像処理基板10とを有している。
カメラ1〜カメラNは、それぞれレンズ31〜31と、画像センサ32〜32と、画像センサコントローラ33〜33とを有している。尚、以下では、レンズ31〜31を単にレンズ31と称し、画像センサ32〜32を単に画像センサ32と称し、画像センサコントローラ33〜33を単に画像センサコントローラ33と称する場合がある。
カメラ1〜カメラNは、レンズ31の光軸と交差する方向に配列され、ベース板上に固定されている。カメラ1は、レンズ31による被写体の像を、画像センサ32で撮像し、出力する。他のカメラ2〜カメラNにおいても同様である。
カメラ1〜カメラNが備えるレンズ31〜31の焦点距離は等しい。これにより、カメラ1〜カメラNの光学倍率は等しくなり、カメラ1〜カメラNでは、同じサイズの被写体像が得られる。カメラ1〜カメラNが備える画像センサ32〜32は同仕様のものが用いられている。カメラ1〜カメラNが備える画像センサコントローラ33〜33も同仕様のものが用いられている。
画像センサ32は、例えば撮像素子であり、撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)を用いることができる。
画像センサコントローラ33は,画像センサ32の露光制御、画像データの読み出し制御、外部回路との通信、及び画像データの送信等を行う。尚、画像データは、輝度を有する複数の画素で構成されるデータである。
カメラ1〜カメラNは、データバス20及びシリアルバス21を介して、それぞれ画像処理基板10と接続している。
画像処理基板10は、CPU(Central Processing Unit)11と、FPGA(Field-Programmable Gate Array)12と、RAM(Random Access Memory)13と、ROM(ReadnOnly Memory)14と、シリアルIF(Interface)15と、データIF16とを有している。これらはデータバス20と、シリアルバス21を介して相互に接続されている。
CPU11は、画像処理基板10の動作を統括的に制御する。またCPU11は、カメラ1〜カメラNで撮像した画像の画像処理や画像認識処理を実行する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM14等に格納されたプログラムを実行することで、上記の制御及び処理を実行し、後述する各種機能を実現する。尚、CPU11の有する機能の一部、又は全部をワイヤードロジックによるハードウェアにより実現させてもよい。
カメラ1〜カメラNによる画像データは、データバス20を通じて画像センサ32から画像処理基板10のRAM13に転送される。
FPGA12は、RAM13に保存された画像データに対し、リアルタイム性が要求される処理を実行する。リアルタイム性が要求される処理とは、例えばガンマ補正、ゆがみ補正(左右画像の平行化)等の画像処理である。FPGA12は、カメラ1〜カメラNによる画像データに対し、ブロックマッチング等による視差演算を行って視差画像を生成する。生成された視差画像は、RAM13に書き戻される。
CPU11、及びFPGA12は、シリアルバス21を通じて画像センサコントローラ33に対し、センサ露光制御値の変更、画像読み出しパラメータ変更、及び各種設定データの送受信等を行う。
シリアルIF15は、デジタルデータを1ビットずつ順次伝送、または、そのような方式を用いる接続インターフェースである。データIF16は、画像処理基板10とPC(Personal Computer)等の外部機器を接続するためのインターフェースである。
図2は、本実施形態の撮像装置100のカメラ1〜カメラNの配置と、基線長との関係を説明する図である。図2に示されているように、カメラ1〜カメラNは、各カメラが備えるレンズ31の光軸と交差する方向に配列し、被写体50に対向している。レンズ31の光軸方向におけるカメラ1〜カメラNと被写体50とは、被写体距離Dだけ離れている。
カメラ1〜カメラNが配列する方向において、カメラ1の備えるレンズ31の光軸と、カメラ2の備えるレンズ31の光軸との間隔は、カメラ1とカメラ2からなるカメラの組、すなわちステレオカメラCの基線長B1である。尚、カメラ1〜カメラNが配列する方向は、「所定方向」の一例である。
カメラ1の備えるレンズ31の光軸と、カメラ3の備えるレンズ31の光軸との間隔は、カメラ1とカメラ3からなるステレオカメラCの基線長B2である。カメラ1の備えるレンズ31の光軸と、カメラNの備えるレンズ31の光軸との間隔は、カメラ1とカメラNからなるステレオカメラCN−1の基線長BNである。基線長は、各カメラのレンズの光軸間の距離、すなわち間隔であるが、以下では単にカメラの間隔と称する場合がある。
本実施形態では、ステレオカメラC1〜CN−1の何れにおいても、一方のカメラはカメラ1に統一している。ステレオカメラC1〜CN−1の一方のカメラを共通にすることで、他方のカメラの調整のみでステレオカメラC1〜CN−1間の相対的な位置合わせを行うことができ、カメラの位置合わせを容易に行うことができる。またステレオカメラC1〜CN−1で得られる画像の位置合わせにおいても同様である。以下では、カメラ1で取得される画像を基準画像と称する場合がある。
図示されているように、基線長B1〜BNは相互に異なっている。基線長B1〜BNは、「異なる基線長」の一例である。カメラ1とカメラ2からなるステレオカメラと、カメラ1とカメラ3からなるステレオカメラと、カメラ1とカメラNからなるステレオカメラは、「基線長の異なる2つ以上のカメラの組」の一例である。カメラ1〜カメラNは、「3つ以上のカメラ」の一例である。
図3は、カメラ1〜カメラ3で取得される画像を示す図である。画像1Imはカメラ1による画像であり、画像2Imはカメラ2による画像であり、画像3Imはカメラによる画像である。画像1Im〜画像3Imには、それぞれ被写体像50Imが撮像されている。
図3に示されているように、画像1Imの被写体像50Imに対し、画像2Imの被写体像50Imは、カメラ1〜カメラ3の配列方向に、視差d1だけ位置ずれしている。視差d1の単位は、画像センサ32の画素数(ピクセル)である。このような視差d1と、基線長B1と、被写体距離Dとの間には以下の(1)式の関係がある。
D=(B1×f)/(d1×Δ) (1)
但し、fはレンズ31の焦点距離、Δは、カメラ1〜カメラ3の配列方向における画像センサ32の1画素当たりの大きさ、すなわち画素サイズである。
従って、基線長B1と、レンズ31の焦点距離fと、画素サイズΔが既知であれば、カメラ1による画像1Imとカメラ2による画像2Imから視差d1を検出し、(1)式に代入することで、被写体距離Dを算出し、測定することができる。
ここで視差d1の検出方法の概要を、図4〜6を用いて説明する。図4は、図3の画像1Imと画像2Imを抜き出した図である。図4において、画像1Imにおける被写体像50Imの周辺の画像領域を図中右方向に1画素ずつシフトさせながら、シフト毎で画像1Imと画像2Imの被写体像50Imの周辺の画像領域の差分を計算する。画像領域の差分とは、例えば画像領域を構成する各画素で2つの画像の輝度差を求めた場合、この画像領域の全画素の輝度差の総和、又は平均である。画像1Imにおける被写体像50Imの周辺の画像領域を、被写体像50Imの視差d1だけシフトさせた時に、画像領域の差分は最小になる。
図5は、被写体像50Imのシフトに伴う画像領域の差分の変化を示す図である。画像1Imにおける被写体像50Imの周辺の画像領域をシフトさせると、図5に示されるように、画像領域の差分が最小になる時がある。この時のシフト量が、視差の検出値となる。
画像1Imと画像2Imは、それぞれ「視差が含まれる2つの画像を有する画像ペア」の一例である。画像領域をシフトさせる処理は、「画像ペアを用いた探索」の一例である。画像領域の差分の最小値を求めるためには、一定の範囲内で、被写体像50Imの周辺の画像領域をシフトさせる必要があるが、この範囲を「探索視差範囲」と称する。「探索視差範囲」は、画像ペアにおいて視差を探索する処理で用いる画像範囲である。図4、及び図5で「SW」で示されている範囲が「探索視差範囲」の一例である。
画像領域の差分は、「類似性の評価値」の一例である。以下では、「類似性の評価値」を「コスト」と称する場合がある。
上記では簡単に説明するために、被写体像50Imの周辺の画像領域をシフトさせる例を示したが、画像1Imにおける7×7画素や15×15画素等の微小ブロックをシフトさせ、画像2Imにおける同サイズの微小ブロックとの差分を求めてもよい。このような処理は所謂ブロックマッチングである。ブロックマッチングによれば、着目画素と周辺の領域を含むブロックを用いることで着目画素ごとに被写体距離を算出できる。所謂、距離画像が得られる。
画像領域を1画素ずつシフトさせるため、視差は画素数を表す整数値で得られる。しかし、シフトに伴う画像領域の差分の変化を多項式に近似し、多項式を用いて最小値を算出すること等でも小数単位で視差を算出することは可能である。このように視差d1を小数単位(サブピクセルのオーダー)で求めることにより、被写体距離の測定分解能を向上させることができる。尚、以下では、サブピクセルのオーダーで視差を算出する処理を、サブピクセル推定と称する場合がある。
上記は一般的な視差検出方法を例示したものであり、本実施形態の視差の検出方法は、別途詳述する。
図3に戻り、画像1Imの被写体像50Imに対し、画像3Imの被写体像50Imは、カメラ1〜カメラNの配列方向に、視差d2だけ位置ずれしている。基線長B2は基線長B1より長いため、これに伴って視差d2は視差d1より大きくなっている。基線長B1のカメラ1とカメラ2により撮像される画像1Imと画像2Imから、視差d1が得られている。基線長B2のカメラ1とカメラ3により撮像される画像1Imと画像3Imから視差d2が得られている。
画像1Imと画像2Im、及び画像1Imと画像3Imは、「異なる基線長に応じ、視差の異なる複数の画像ペア」の一例である。
尚、図3では、カメラ1〜カメラ3の3台のカメラで、基線長の異なる2つのステレオカメラを構成し、視差が異なる2つの画像ペアを取得する例を示したが、これに限定はされない。図2に示されるように、カメラ1〜カメラNのN台のカメラで、基線長の異なるN−1個のステレオカメラを構成し、視差が異なるN−1個の画像ペアを取得してもよい。
本実施形態では、このように、複数のカメラにより、基線長の異なる2つ以上のステレオカメラを構成し、視差の異なる複数の画像ペアを取得する。
ところで、ブロックマッチング等の画像処理により、サブピクセルのオーダー、すなわち小数点のオーダーで視差を検出する場合、検出した視差値には統計的な誤差がのることがある。例えば算出される視差が整数値に近い側に偏る場合であり、このような現象は、ピクセルロッキングと呼ばれる。
本実施形態では、異なる基線長の複数のステレオカメラを有するため、異なる基線長に応じて、複数のステレオカメラ毎で距離に対する視差の感度が異なっている。1つのステレオカメラで視差が整数に近い値になり、ピクセルロッキングが発生しやすくなっても、所定の条件下で、他のステレオカメラの視差を利用して所定の処理を実行すれば、ピクセルロッキングを低減することができる。また、ピクセルロッキングに限らず系統的な誤差の低減することができる。
本実施形態では所定の処理として、1つには正規化処理を行っている。正規化処理とは、ある距離の被写体に対して、各ステレオペアで出力されるシフト量の値を合わせる処理である。言い換えると、基線長が異なる複数のステレオカメラ間で、距離に対する視差の感度を合わせる処理である。
例えば基線長B1のステレオカメラC1と、基線長B2のステレオカメラC2を用いる場合、ステレオカメラC1による視差d1をステレオカメラC2の基線長B2で正規化すると、正規化された視差d1_normは、次の(2)式で表される。
d1_norm=(B2×d1)/B1 (2)
基線長の異なる複数のステレオカメラを組み合わせて用いる場合、正規化対象の基線長の整数視差に相当する正規化後の視差と基準の基線長をもつステレオカメラの整数視差が重なるときにピクセルロッキングが発生しやすい。尚、「正規化対象の基線長」とは、上記の例では基線長B1であり、正規化される基線長である。また「基準の基線長」とは、上記の例では基線長B2であり、正規化に用いる基線長である。
そのため、本実施形態では、探索視差範囲で整数視差が完全に重ならない基線長の組み合わせとすることで、ピクセルロッキングが発生するピークをずらし、その影響を低減させている。
探索視差範囲で整数視差が完全に重ならない基線長の組み合わせの条件は、「異なる基線長のうち長い方の基線長を、短い方の基線長で除した商の整数倍は、無限小数を有する」ことである。尚、「無限小数」は、同じ数字がいつまでも繰り返される循環小数や、円周率などのように無限に続く小数である。本実施形態では、基線長B2を基線長B1で除した商の整数倍は、無限小数を有する。また基線長BNを基線長B1で除した商の整数倍は、無限小数を有する。
基線長の異なる3つ以上のステレオカメラを用いる場合、「長い方の基線長」と「短い方の基線長」の選び方が問題になるが、短い方の基線長は、複数の基線長のうち最も短いものを共通して用いることが望ましい。この場合、探索視差範囲で整数視差が完全に重ならない基線長の組み合わせの条件を換言すると、「異なる基線長のうち最も短い基線長で、他の基線長を除した商の整数倍は、無限小数を有する」ことである。
無限小数は何を乗じても無限小数であるため、上記条件によれば、被写体距離によらず、正規化された視差は小数点を有することになる。これにより整数視差において発生しやすいピクセルロッキングを低減させることができる。
「異なる基線長のうち長い方の基線長を、短い方の基線長で除した商の整数倍は、無限小数を有する」という条件の具体例は、例えば、長い方の基線長は100mm、短い方の基線長は30mm等である。この場合、「商」は3.33・・・・となり、循環小数としての無限小数を有する。
尚、製作したステレオカメラにおいて、長さを実測した基線長が上記条件を満たせばよい。また実測せずとも基線長の「設計値」が上記条件を満たせば、製作時に誤差が含まれたとしても、「無限小数を有する」条件に近い条件で近い効果が得られる。そのため、基線長の「設計値」が上記条件を満たしてもよい。
また、算出する視差の範囲が決まっている場合は整数倍した値が探索視差範囲内において小数を有する組み合わせを用いてもよい。このようにすることで無限小数もしくはそれに近い値でなくても求めたい視差値で系統的な誤差を軽減可能である。
次に図6は、本実施形態の撮像装置100の有する画像処理基板10の構成要素を機能ブロックで示す図である。尚、図6に図示される各機能ブロックは概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。各機能ブロックの全部又は一部を、任意の単位で機能的又は物理的に分散・結合して構成することが可能である。各機能ブロックにて行われる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、上述のCPU11にて実行されるプログラムにて実現され、或いはワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されうる。
画像処理基板10は、カメラ1とカメラ2からなるステレオカメラC、カメラ1とカメラ3からなるステレオカメラC、及びカメラ1とカメラNからなるステレオカメラCN−1から、画像ペアP〜PN−1を取得し、距離画像を生成し、出力する。尚、画像処理基板10は、「処理手段」の一例である。
画像処理基板10は、コストカーブ取得部25と、コストカーブ正規化部26と、コストカーブ補間部27と、コストカーブ統合部28と、視差演算部29と、距離演算部30とを有している。
コストカーブ取得部25は、ステレオカメラC〜CN−1から画像ペアP〜PN−1を取得し、画像ペアP〜PN−1毎で類似性の評価値、すなわちコストを演算し、コストカーブを取得する。つまり画像ペアP〜PN−1毎で、所謂ブロックマッチング処理を行う。コスト(評価値)は、SAD(Sum of Absolute Difference)等、公知の任意のコストを用いてもよい。
コストは、画像ペアP〜PN−1毎で、微小ブロック間で算出される。コストカーブとは、シフトに伴うコストの変化をいう。各画像ペアにおいて、一方は基準画像である。コスト演算時には基準画像をシフトさせる。微小ブロックのサイズは、例えば、7×7画素や15×15画素等である。
1画素ずつずらしながら微小ブロックを選択し、コストカーブを取得することで、画素毎でコストカーブを取得することができる。
尚、コストカーブ取得部25は、ブロックマッチング処理に限定されず、SGM (セミグローバルマッチング;Semi Global Matching)処理等を用いてもよい。
図8は、コストカーブ取得部25により取得されたコストカーブの一例を示す図である。図8は、ステレオカメラC〜CN−1のうち、ステレオカメラCの任意の画素、及びステレオカメラCの任意の画素で、それぞれ得られるコストカーブ91、及び92を示している。何れも横軸はシフトを表し、縦軸はコストを表している。
コストカーブ91では、シフトがd1においてコストが最小になっているため、検出される視差はd1である。一方、コストカーブ92では、シフトがd2においてコストが最小になっているため、検出される視差はd2である。
ステレオカメラC、及びCで同じ被写体を撮像しているため、被写体距離は共通である。従って視差d1とd2の差は、基線長B1とB2の差により生じている。
図6に戻り、コストカーブ正規化部26は、上述したように、基線長が異なる複数のステレオカメラ間で、距離に対する視差の感度を合わせる。コストカーブ正規化部26は、コストカーブ取得部25により取得されたコストカーブを入力し、正規化されたコストカーブを取得する。正規化されたコストカーブを、単に正規化コストカーブと称する場合がある。
コストカーブ正規化部26は、コストカーブにおけるシフトを(2)式に代入することで、正規化されたコストカーブを取得する。図9は正規化されたコストカーブの一例を示す図である。図8と同様に、横軸はシフトを表し、縦軸はコストを表す。
本実施形態では、基線長B2を基準に正規化を行う。従って、図9において、基線長B2を有するステレオカメラCで取得されたコストカーブ92は変化せず、基線長B1を有するステレオカメラCで取得されたコストカーブ91は、コストカーブ91aに変換、すなわち正規化されている。
尚、本実施形態では、短い基線長を有するステレオカメラで得られるコストカーブを、長い基線長で正規化する。言い換えると、短い基線長を有するステレオカメラで得られるコストカーブを、長い基線長に合わせる。基線長が長い程、距離分解能は高くなるため、長い基線長で正規化することで、各ステレオカメラの距離測定分解能を向上させることができる。正規化の基準となる基線長を基準基線長と称する。
図6に戻り、コストカーブ補間部27は、コストカーブ正規化部26による正規化コストカーブのコストを補間する。ステレオカメラC〜CN−1により、画素毎で複数のコストカーブが得られるが、それらを統合して利用するためには、コストカーブにおけるシフト毎にコストを存在させる必要があるためである。
コストカーブ補間部27は、正規化コストカーブを入力し、補間された正規化コストカーブを出力する。
図10は、補間前後のコストカーブの一例を示す図である。(a)は補間前で、(b)は補間後である。図8〜10と同様に、横軸はシフトを表し、縦軸はコストを表す。
(a)では、コストカーブ91aは正規化コストカーブを示し、コストカーブ92はステレオカメラCによるコストカーブを示している。プロット91bは、コストカーブ91aにおいて欠落しているコストを表している。
(b)では、プロット91bで欠落していたコストが、コストカーブ91cのように補間されている。これにより、コストカーブ91cとコストカーブ92とを用いて、シフト毎でのコストの和や平均値等を計算することができる。つまり統合することができる。尚、補間処理には、スプライン補間や線形補間、放物線補間等を用いることができる。
図6に戻り、コストカーブ統合部28は、画素毎に、ステレオカメラC〜CN−1により取得される複数のコストカーブを統合する。統合とは、上述のように、例えば複数のコストカーブを平均化して1つのコストカーブを取得する処理等をいう。コストカーブ統合部28は、補間された正規化コストカーブを入力し、統合されたコストカーブを出力する。
図11は、統合前後のコストカーブの一例を示す図である。(a)は統合前で、(b)は統合後である。図8〜11と同様に、横軸はシフトを表し、縦軸はコストを表す。
(b)では、統合後のコストカーブが実線のプロットとして表されている。
図6に戻り、視差演算部29は、コストカーブ統合部28により統合された画素毎のコストカーブの最小値からシフトを求め、シフトに基づき画素毎で視差を算出する。視差演算部29は、取得された視差を距離演算部30に出力する。
視差の算出方法としては、例えば以下の方法がある。すなわち、まずコストが最小となる整数のシフト値を求め、その前後の整数のシフト値及びコスト値から、等角直線法やパラボラフィッティング法等を用いてサブピクセル推定を行う。またピクセルロッキング現象の軽減に有効であるEEC(サブピクセル推定誤差低減手法;Estimation Error Cancel method)法や、これに等角直線法、又はパラボラフィッティング法組み合わせた等角直線EEC法やパラボラEEC法を用いてもよい。
所定の注目画素において、最小のコスト値をCostminとし、その近傍のコスト値をCostmin+1、Costmin―1とすると、パラボラフィッティングのサブピクセル推定により、視差dparaは以下の(4)式から算出することができる。
d_para=(Costmin−1-Costmin+1)/{2×(Costmin−1−2×Costmin+Costmin+1)} (4)
距離演算部30は、画素毎の視差を(1)式に代入し、画素毎で距離を取得する。但し(1)式では、基線長がB1として示されているが、この場合は、基準基線長である基線長B2を用いて(1)式により距離を算出する。距離演算部30は、画素毎の距離データから距離画像を作成し、出力する。
図7に戻り、図7は、本実施形態の撮像装置100の有する画像処理基板10による処理の一例を示すフローチャートである。
先ず、カメラ1〜カメラNによる画像データは、データバス20を通じて画像センサ32から画像処理基板10のRAM13に転送される。画像処理基板10のコストカーブ取得部25は、RAM13から、カメラ1〜カメラNにより構成されるステレオカメラC〜CN−1の画像ペアP〜PN−1を取得する(ステップS801)。
次に、コストカーブ取得部25は、画像ペアP〜PN−1毎でコストの演算を実行し、画素毎でコストカーブを取得する(ステップS803)。コストカーブ取得部25は、画素毎に取得したコストカーブをコストカーブ正規化部26に出力する。
次に、コストカーブ正規化部26は、コストカーブを入力し、基線長が異なる複数のステレオカメラ間で、距離に対する視差の感度を合わせることで、正規化コストカーブを取得する(ステップS805)。コストカーブ正規化部26は、正規化コストカーブをコストカーブ補間部27に出力する。
次に、コストカーブ補間部27は、コストカーブ正規化部26による正規化コストカーブのコストを補間する。コストカーブ補間部27は、補間された正規化コストカーブを出力する(ステップS807)。
次に、コストカーブ統合部28は、補間された正規化コストカーブを入力し、画素毎に、ステレオカメラC〜CN−1により取得される複数のコストカーブを統合する(ステップS809)。コストカーブ統合部28は、統合されたコストカーブを出力する。
次に、視差演算部29は、コストカーブ統合部28により統合された画素毎でコストカーブの最小値となるシフトを求め、シフトに基づき画素毎で視差を算出する(ステップS811)。視差演算部29は、画素毎の視差を距離演算部30に出力する。
次に、距離演算部30は、視差を(1)式に代入し、画素毎で距離を取得する。距離演算部30は、画素毎の距離データから距離画像を作成する(ステップS813)。
次に、距離演算部30は作成した距離画像を出力する(ステップS815)。
このようにして、画像処理基板10は、カメラ1〜カメラNによる画像データに基づき、距離画像を出力することができる。
図12は、本実施形態の撮像装置100の効果の一例を説明する図である。図12は、被写体距離を変化させながら、3台のステレオカメラを用いてそれぞれ視差を検出した実験結果であり、検出された視差の頻度を示すヒストグラムである。横軸は検出された視差を表し、縦軸は頻度を表す。図中左から右に視差が大きくっている。被写体距離が長くなるほど視差は小さくなるため、図中右へいくほど被写体距離は短く、左にいくほど被写体距離は長い。グラフに示される横軸の目盛線は、整数の視差に該当する。
図12において、実線で示されているグラフ101は、異なる基線長B1とB2の2つの「カメラの組」を有するステレオカメラで、基線長B1と基線長B2の比を120mm対200mmとした場合の実験結果である。破線で示されているグラフ102は、異なる基線長B1とB2の2つの「カメラの組」を有するステレオカメラで、基線長B1と基線長B2の比を160mm対200mmとした場合の実験結果である。一点鎖線で示されているグラフ103は、基線長が1つの従来のステレオカメラによる実験結果である。基線長B1と基線長B2の比を120mm対200mmとしたステレオカメラと、基線長B1と基線長B2の比を160mm対200mmとしたステレオカメラは、それぞれ本実施形態の撮像装置の一例である。
グラフ103では、頻度が整数視差(目盛線上)において局所的なピークとなり、ピーク値も大きい。これは検出される視差が整数値に偏り、ピクセルロッキングが生じていることを示している。
これに対し、グラフ101は、頻度の局所的なピークが整数視差からずれており、ピーク値もグラフ103と比較して低減されている。グラフ102でも同様に、頻度の局所的なピークが整数視差からずれており、ピーク値もグラフ103と比較して低減されている。つまり本実施形態の撮像装置では、ピクセルロッキングが低減されている。また本実施形態の撮像装置は、ピクセルロッキングが生じる視差をずらす効果があることを示している。
ところで、周期性をもった被写体の被写体距離を測定すると、周期性をもった被写体像に起因してピクセルロッキングが生じる場合がある。本実施形態の撮像装置によれば、ピクセルロッキング現象を低減させることで、周期性をもった被写体の被写体距離を、高精度に測定することが可能となる。
以上説明してきたように、本実施形態によれば、視差が含まれる2つの画像を用いた距離測定において、ピクセルロッキングの影響を低減することができる。
尚、上記では2つ以上のカメラを用いる例を説明したが、1つのカメラ、すなわち所謂単眼カメラにも適用可能である。その場合は、単眼カメラの位置を基線長の方向に移動させて視差を生じさせる。この移動量が基線長となる。異なる基線長に応じ、視差の異なる複数の画像ペアを取得し、異なる基線長のうち長い方の基線長を、短い方の基線長で除した商の整数倍は、無限小数を有するようにすればよい。
また本実施形態によれば、長い基線長により正規化することで、距離の測定分解能を向上させることができる。言い換えると、長い基線長を基準基線長とすることで、距離の測定分解能を向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態における画像形成装置の一例を、図13を用いて説明する。尚、第1の実施形態において、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は省略する場合がある。
図13は、本実施形態の撮像装置を車両に搭載した構成の一例を示す図である。
図13は、車両400のルームミラー401に、撮像装置100が設置された例を示す概略図である。図13に示されているように、撮像装置100は、車両400のルームミラー401の前側、すなわち図中黒矢印で示される車両400の進行方向側に設置されている。車両400は運転者402により運転されている。撮像装置100は、車両400の進行方向に向いて画像を取得する。尚、撮像装置100を設置する位置は、上記に限定はされず、任意の位置で構わない。
撮像装置100により取得された距離画像は、車両400の有する車載コントローラに転送される。例えば、車載コントローラは距離画像から車両400の前方の先行車両を認識し、先行車両との距離が規定値より短くなった場合に、車両400にブレーキをかけるように制御する。これにより、例えば車両400の運転の安全性を確保すること等が可能となる。
本実施形態の撮像装置100を車両400に設置する場合、画像処理基板10の有する機能の一部、又は全部を車両400の有する車載コントローラに実現させてもよい。また車両400の有する車載コントローラの有する機能の一部を画像処理基板10に実現させてもよい。
尚、これ以外の効果は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
以上、実施形態に係る撮像装置、車両、及び撮像方法について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
1、2、3、N カメラ
10 画像処理基板(処理手段の一例)
11 CPU
12 FPGA
13 RAM
14 ROM
15 シリアルIF
16 データIF
20 データバス
21 シリアルバス
25 コストカーブ取得部
26 コストカーブ正規化部
27 コストカーブ補間部
28 コストカーブ統合部
29 視差演算部
30 距離演算部
31 レンズ
32 画像センサ
33 画像センサコントローラ
50 被写体
100 撮像装置
400 車両
401 ルームミラー
402 運転者
B1、B2、BN 基線長
D 被写体距離
SW 探索視差範囲
d1、d2 視差
特開2011−203238号公報
IEEE TRANSACTIONS ON PATTERN ANALYSYS AND MACHINE INTELLIGENCE、Vol.15、No.4、APRIL 1993

Claims (8)

  1. 視差が含まれる2つの画像を有する画像ペアを取得し、前記画像ペアを用いて探索される前記視差と、前記視差を生じさせる基線長と、に基づき被写体との距離を測定する撮像装置であって、
    異なる前記基線長に応じ、前記視差の異なる複数の前記画像ペアを取得し、
    異なる前記基線長のうち長い方の前記基線長を、短い方の前記基線長で除した商の整数倍は、無限小数を有する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 視差が含まれる2つの画像を有する画像ペアを取得し、前記画像ペアを用いて探索される前記視差と、前記視差を生じさせる基線長と、に基づき被写体との距離を測定する撮像装置であって、
    異なる前記基線長に応じ、前記視差の異なる複数の前記画像ペアを取得し、
    異なる前記基線長のうち長い方の前記基線長を、短い方の前記基線長で除した商の整数倍は、探索視差範囲を上限とした範囲において小数を有する基線長の組み合わせである
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 3つ以上のカメラを有し、前記3つ以上のカメラのうちの任意の2つのカメラの組により、視差が含まれる2つの画像を有する画像ペアを取得し、前記画像ペアを用いて探索される前記視差と、前記組における2つのカメラの間隔である基線長と、に基づき、被写体との距離を測定する撮像装置であって、
    前記基線長の異なる前記組を2つ以上有し、異なる前記基線長に応じ、前記視差の異なる複数の前記画像ペアを取得し、
    異なる前記基線長のうち長い方の前記基線長を、短い方の前記基線長で除した商の整数倍は、無限小数を有する
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 前記複数のカメラは、所定方向に配列された3つのカメラである
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記複数の前記画像ペアに基づき、前記距離を算出する処理手段を有し、
    前記処理手段は、
    前記2つの画像のうちの一方の前記画像をシフトさせ、前記シフト毎で、前記2つの画像の類似性の評価値を算出し、前記シフトに伴う前記評価値の変化であるコストカーブを取得するコストカーブ取得部と、
    前記異なる前記基線長のうちの一つである基準基線長を用いて、前記コストカーブにおける前記シフトを正規化し、正規化コストカーブを取得するコストカーブ正規化部と、
    前記複数の前記画像ペア毎で算出された前記正規化コストカーブに基づき、前記視差を算出する視差演算部と、
    前記視差と、前記基準基線長とに基づき、前記被写体との前記距離を算出する距離演算部と、を有し、
    前記正規化は、所定量の前記シフトに基づき算出される前記距離を、前記画像ペア毎で合わせる処理である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記基準基線長は、前記複数の前記基線長のうち、最も長い前記基線長である
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の撮像装置を有する
    ことを特徴とする車両。
  8. 視差が含まれる2つの画像を有する画像ペアを取得し、前記画像ペアを用いて探索される前記視差と、前記視差を生じさせる基線長と、に基づき被写体との距離を測定する撮像方法であって、
    異なる前記基線長に応じ、前記視差の異なる複数の前記画像ペアを取得する工程を有し、
    異なる前記基線長のうち長い方の前記基線長を、短い方の前記基線長で除した商の整数倍は、無限小数を有する
    ことを特徴とする撮像方法。
JP2018048325A 2018-03-15 2018-03-15 撮像装置、車両、及び撮像方法 Withdrawn JP2019158759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018048325A JP2019158759A (ja) 2018-03-15 2018-03-15 撮像装置、車両、及び撮像方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018048325A JP2019158759A (ja) 2018-03-15 2018-03-15 撮像装置、車両、及び撮像方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019158759A true JP2019158759A (ja) 2019-09-19

Family

ID=67996846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018048325A Withdrawn JP2019158759A (ja) 2018-03-15 2018-03-15 撮像装置、車両、及び撮像方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019158759A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021189047A (ja) * 2020-05-29 2021-12-13 株式会社日立製作所 距離計測システム、及び距離計測方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0961156A (ja) * 1995-08-30 1997-03-07 Konica Corp パッシブ型測距装置
JPH11351861A (ja) * 1998-06-04 1999-12-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 距離検知装置
JP2010139288A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Konica Minolta Holdings Inc ステレオカメラユニット及びステレオマッチング方法
JP2011099779A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Ricoh Co Ltd 距離画像取得装置及び距離画像取得処理方法
JP2013019801A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Tohoku Univ 関数算出装置、デプスマップ生成装置、関数算出方法及び関数算出プログラム
WO2016132950A1 (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 ソニー株式会社 撮像装置および撮像方法
JP2016217944A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 シャープ株式会社 計測装置、および計測方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0961156A (ja) * 1995-08-30 1997-03-07 Konica Corp パッシブ型測距装置
JPH11351861A (ja) * 1998-06-04 1999-12-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 距離検知装置
JP2010139288A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Konica Minolta Holdings Inc ステレオカメラユニット及びステレオマッチング方法
JP2011099779A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Ricoh Co Ltd 距離画像取得装置及び距離画像取得処理方法
JP2013019801A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Tohoku Univ 関数算出装置、デプスマップ生成装置、関数算出方法及び関数算出プログラム
WO2016132950A1 (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 ソニー株式会社 撮像装置および撮像方法
JP2016217944A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 シャープ株式会社 計測装置、および計測方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021189047A (ja) * 2020-05-29 2021-12-13 株式会社日立製作所 距離計測システム、及び距離計測方法
JP7369094B2 (ja) 2020-05-29 2023-10-25 株式会社日立製作所 距離計測システム、及び距離計測方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6167525B2 (ja) 距離計測装置及び車両
JP5273356B2 (ja) 複眼画像入力装置及びそれを用いた距離測定装置
US10104359B2 (en) Disparity value deriving device, movable apparatus, robot, disparity value producing method, and computer program
WO2011010438A1 (ja) 視差検出装置、測距装置及び視差検出方法
JP5760559B2 (ja) ステレオカメラ装置、視差画像生成方法
JPWO2009101798A1 (ja) 複眼撮像装置、測距装置、視差算出方法及び測距方法
JP6035774B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び車両
JP2017208606A (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP5549283B2 (ja) 距離取得装置
WO2014069169A1 (ja) 画像処理装置
JP7078172B2 (ja) 画像処理装置及び3次元計測システム
JP6040782B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
WO2018230340A1 (ja) ステレオカメラ装置
JP2019158759A (ja) 撮像装置、車両、及び撮像方法
JP2009092551A (ja) 障害物計測方法、障害物計測装置及び障害物計測システム
EP4235574A1 (en) Measuring device, moving device, measuring method, and storage medium
JP7180177B2 (ja) ステレオカメラシステム、移動体及びステレオカメラ装置の形成方法
JP6241083B2 (ja) 撮像装置及び視差検出方法
JP6443502B2 (ja) 画像処理装置、撮影装置、制御システム、移動体、及びプログラム
JP2014096761A (ja) 画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム
JP7341033B2 (ja) 視差検出装置、撮像装置、視差検出方法、及びプログラム
JP2017083817A (ja) ズレ量取得装置、撮像装置、およびズレ量取得方法
WO2020166403A1 (ja) 画像処理装置
JP6442911B2 (ja) 視差値導出装置、移動体、ロボット、視差値導出方法、及びプログラム
JP2024050248A (ja) 画像処理装置、ステレオカメラ装置及び画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20220912