JP2019158066A - 作業用車両の防振構造 - Google Patents

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【課題】車両の本体フレームの細かな上下振動がオペレータキャビンのフロアフレームに伝達されることを抑えることができる作業用車両の防振構造を提供する。【解決手段】フロアフレーム23fの下面と本体フレーム(旋回フレーム21)の上面との間に配設される第1防振ゴム103と、本体フレームの下面側に配設される第2防振ゴム104と、第1および第2防振ゴム103,104並びに本体フレームに挿通される金属製のスペーサ部材106と、フロアフレーム23fおよびスペーサ部材106に挿通されて締め付けるボルト部材101とを備える。そして、スペーサ部材106における本体フレームが対向する外周部に環状のブッシュ取付凹部106aを設け、このブッシュ取付凹部106aに樹脂ブッシュ110を設けて構成される。【選択図】図4

Description

本発明は、本体フレームとオペレータキャビンとを連結する部分に設けられる作業用車両の防振構造に関する。
作業用車両の一例として、左右のクローラ機構を有した走行体と、走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、旋回体の前部に設けられたショベル装置とを備えて構成される油圧ショベル(エクスカベータ)が知られている。油圧ショベルは、旋回体に設けられたエンジンと、このエンジンにより駆動させる油圧ポンプとを備え、油圧ポンプから吐出される作動油を用いて左右のクローラ機構の走行油圧モータやショベル装置の油圧シリンダ等を駆動して走行や掘削作業等を行うように構成されている。また、旋回体には、操作室を形成するオペレータキャビンが設けられ、このオペレータキャビン内に設けられた操作レバーや操作ペダルを操作することにより、上記走行や掘削作業を行うように構成されている。
このような油圧ショベルでは、旋回体の本体フレームからの振動がオペレータキャビンの下面側のフロアフレームに伝わるのを減衰させるため、フロアフレームの下面に防振ゴム、本体フレーム、さらにもう一つの防振ゴムを配置し、これらをボルトで締め付けて二つの防振ゴムを圧縮する防振構造が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この防振構造では、ボルトを挿通させる金属製のパイプ状部材(スペーサ)を設け、このパイプ状部材によって防振ゴムの圧縮量を調整するようになっている。
特開平08‐58451号公報
上述した従来の防振構造では、本体フレームとパイプ状部材とで金属同士が接触する構成となっているため、本体フレームの細かな上下振動(エンジンからの振動等)が、パイプ状部材を介してオペレータキャビンのフロアフレームに伝わり易く、オペレータキャビンの乗り心地を悪くするという課題があった。また、その振動が、オペレータキャビン内の剛性の小さい部品を振動させて騒音の発生にもつながるという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、本体フレームの細かな上下振動がパイプ状部材に伝わり難く、パイプ状部材からフロアフレームに対する振動伝達を抑えることができる作業用車両の防振構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、駆動源が設けられる本体フレーム(例えば、実施形態における旋回フレーム21)と、前記本体フレーム上に設けられ、操作室を形成するオペレータキャビンとを備え、前記オペレータキャビンの下面側のフロアフレームと前記本体フレームとを連結する部分に設けられる作業用車両の防振構造であって、前記フロアフレームの下面と前記本体フレームの上面との間に配設される第1防振ゴムと、前記本体フレームの下面側に配設される第2防振ゴムと、前記第1防振ゴム、前記本体フレームおよび前記第2防振ゴムに挿通される金属製の第1パイプ状部材(例えば、実施形態におけるスペーサ部材106)と、前記フロアフレームおよび前記第1パイプ状部材に挿通され、前記フロアフレーム、前記第1防振ゴム、前記本体フレームおよび前記第2防振ゴムを締め付けるボルト部材とを備える。そして、前記第1パイプ状部材における前記本体フレームが対向する外周部に環状の凹部(例えば、実施形態におけるブッシュ取付凹部106a)を設け、この凹部に低摩擦性能を有する樹脂製の第2パイプ状部材(例えば、実施形態における樹脂ブッシュ110)を設けて構成される。
上記構成の作業用車両の防振構造において、前記本体フレームが上下振動したときに、前記本体フレームが前記第2パイプ状部材の外周面に対して摺動して前記上下振動が前記第1パイプ状部材に伝達されることを抑えるように構成されることが好ましい。
本発明によれば、第1パイプ状部材における本体フレームが対向する外周部に環状の凹部を設け、この凹部に樹脂製の第2パイプ状部材を設けて構成される。そのため、樹脂製の第2パイプ状部材によって第1パイプ状部材と本体フレームとが金属同士で接触することを防いでいる。これにより、本体フレームの細かな上下振動(エンジンからの振動等)が第1パイプ状部材に伝わり難くなり(本体フレームの上下振動があっても、第2パイプ状部材との摩擦抵抗が小さく第2パイプ状部材に対しては滑って本体フレーム自体が上下移動するだけであり、第1パイプ状部材に伝わり難い)、第1パイプ状部材からオペレータキャビンのフロアフレームに対する振動伝達を抑えることができる。その結果、オペレータにも振動が伝わり難くなり、オペレータキャビンの乗り心地を向上させることができる。
本発明に係る防振構造を適用した作業用車両の一例である油圧ショベルの斜視図である。 上記油圧ショベルのオペレータキャビン内の構成を示す平面図である。 図2における矢印III‐IIIの位置での断面図である。 本発明に係る防振構造の構成を示す断面図(図3における要部拡大図)である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、本発明に係る防振構造を備えた作業用車両の一例として、クローラ式の油圧ショベル(エクスカベータ)について説明する。まず、油圧ショベル1の全体構成について図1を参照して説明する。
油圧ショベル1は、図1に示すように、走行可能に構成された走行体10と、走行体10の上部に水平旋回可能に設けられた旋回体20と、旋回体20の前部に設けられたショベル装置30とを有して構成される。
走行体10は、駆動輪、複数の従動輪および、これらの車輪に掛け回された履帯13を有する左右一対のクローラ機構15を、走行体フレーム11の左右両側にそれぞれ備えて構成される。左右のクローラ機構15はそれぞれ、駆動輪を回転駆動する走行モータ16を有して構成される。走行体10は、左右の走行モータ16の回転方向および回転速度を制御することにより任意の方向および速度で走行可能に構成されている。走行体フレーム11の前部には、上下揺動自在にブレード18が設けられている。ブレード18は、走行体フレーム11との間に跨設されたブレードシリンダ19を伸縮作動させることにより上下揺動可能に構成されている。
走行体フレーム11の上部中央には旋回機構が設けられている。この旋回機構は、走行体フレーム11に固定された内輪と、旋回体20に固定された外輪と、旋回体20に設けられた旋回モータと、旋回体20に設けられた油圧ポンプから走行体10に設けられた左右の走行モータ16およびブレードシリンダ19に作動油を供給するためのロータリーセンタージョイントとを有して構成される。旋回体20は、この旋回機構を介して走行体フレーム11に水平旋回自在に取り付けられ、旋回モータを正転または逆転作動させることにより、走行体10に対して左右方向に旋回可能に構成されている。旋回体20の前部には、前方に突出する本体側ブラケット22が設けられている。
ショベル装置30は、本体側ブラケット22に上下軸を中心に左右方向に揺動自在に取り付けられたブームブラケット39と、ブームブラケット39に第1揺動ピン35aにより上下揺動自在(起伏動自在)に取り付けられたブーム31と、ブーム31の先端部に第2揺動ピン35bにより上下揺動自在(屈伸動自在)に取り付けられたアーム32と、アーム32の先端部に設けられたリンク機構33とを有して構成される。ショベル装置30は、さらに、旋回体20とブームブラケット39の間に跨設されたスイングシリンダ34と、ブームブラケット39とブーム31の間に跨設されたブームシリンダ36と、ブーム31とアーム32の間に跨設されたアームシリンダ37と、アーム32とリンク機構33の間に跨設されたバケットシリンダ38とを有して構成される。
ブームブラケット39は、スイングシリンダ34を伸縮作動させることにより旋回体20(本体側ブラケット22)に対して左右方向に揺動可能に構成されている。ブーム31は、ブームシリンダ36を伸縮作動させることにより本体側ブラケット22(旋回体20)に対して上下方向に揺動可能(起伏動可能)に構成されている。アーム32は、アームシリンダ37を伸縮作動させることによりブーム31に対して上下方向に揺動可能(屈伸動可能)に構成されている。
アーム32およびリンク機構33の先端部には、バケット、ブレーカ、圧砕機、カッター、オーガ装置等の各種アタッチメントを上下方向に揺動自在に取り付けることが可能になっている。アーム32の先端部に取り付けられたアタッチメントは、バケットシリンダ38を伸縮作動させることによりリンク機構33を介してアーム32に対して上下揺動可能に構成されている。これらのアタッチメントの油圧アクチュエータに作動油を供給するための油圧ホースを接続可能な第1〜第3アタッチメント接続ポート41〜43が、アーム32の左右両側面に配設されている。
旋回体20は、前部に本体側ブラケット22が設けられる旋回フレーム21と、旋回フレーム21上に設けられるオペレータキャビン23とを有して構成される。オペレータキャビン23は、略矩形箱状に形成されて内部にオペレータ(作業者)が搭乗可能な操作室を形成し、左側部に横開き開閉可能なキャビンドア24が設けられている。オペレータキャビン23の内部には、図2に示すように、オペレータが前方側を向いて着座するオペレータシート24と、走行体10の走行操作を行う左右の走行操作レバーおよび走行操作ペダル(図示省略)と、旋回体20およびショベル装置30の作動操作を行う左右の作業操作レバー25L,25Rと、ブレード18の作動操作を行うブレード操作レバー(図示省略)と、油圧ショベル1における各種の車両情報を表示するディスプレイ装置26と、オペレータによって操作される各種の操作スイッチ27とが設けられている。
油圧ショベル1は、オペレータがオペレータキャビン23内に搭乗し、左右の走行操作レバー(もしくは走行操作ペダル)を前後に傾動操作することにより、その操作方向および操作量に応じて左右のクローラ機構15(走行モータ16)を駆動させて油圧ショベル1を走行させることができるように構成されている。また、左右の作業操作レバー25L,25Rを前後左右に傾動操作することにより、その操作方向および操作量に応じて旋回体20およびショベル装置30を駆動させて掘削等の作業を行うことができるように構成されている。
図1に示すように、旋回フレーム21の前部には、ホーン装置28が設けられている。オペレータキャビン23内のホーンスイッチを押圧操作することにより、ホーン装置28から油圧ショベル1の周囲に注意を促す警告音を発生させることができるようになっている。旋回フレーム体20の後部には、オペレータキャビン23の後方の位置に、エンジン室が設けられている。このエンジン室の後壁を形成するように曲面形状のカウンターウエイト29が設けられている。エンジン室内には、走行体10における左右の走行モータ16およびブレードシリンダ19、旋回体20における上記旋回モータ、並びに、ショベル装置30におけるスイングシリンダ34、ブームシリンダ36、アームシリンダ37およびバケットシリンダ38(以下、これらを纏めて油圧アクチュエータと称する)に作動油を供給して駆動させる油圧駆動装置が設けられている。
この油圧駆動装置は、ディーゼルエンジンと、このディーゼルエンジンにより駆動される複数の油圧ポンプ(パイロット油圧ポンプを含む)と、油圧アクチュエータに供給する作動油の方向および流量を制御する制御バルブユニットと、上記走行操作レバーおよび作業操作レバー等の操作に応じて制御バルブユニットの各制御バルブのスプールを切り換えるためのパイロット油圧を生成するパイロットバルブユニットとを有して構成される。制御バルブユニットおよびパイロットバルブユニットは、油圧アクチュエータの各アクチュエータに対応した制御バルブおよびパイロットバルブ(リモコンバルブ)を有して構成されている。
次に、オペレータキャビン23の旋回フレーム21への取付構造(防振構造)について説明する。図2に示すように、オペレータキャビン23の床面を構成するフロアフレーム23fは、前後左右の4箇所においてそれぞれ、ボルト部材101およびナット部材102を用いて旋回フレーム21上に固定されている。詳細には、図3および図4に示すように、フロアフレーム23fの下面と旋回フレーム21の間に設けられる第1防振ゴム103と、旋回フレーム21の下面側に設けられる第2防振ゴム104と、第1防振ゴム103の上面側に設けられる上側ストッパ部材105Uと、第2防振ゴム104の下面側に設けられる下側ストッパ部材105Bと、第1防振ゴム103、旋回フレーム21および第2防振ゴム104に挿通される筒状のスペーサ部材106と有して構成される。
第1防振ゴム103および第2防振ゴム104はそれぞれ円筒形状のゴム部材である。第1防振ゴム103、旋回フレーム21および第2防振ゴム104にはそれぞれ、スペーサ部材106を挿入可能なスペーサ挿通孔107が上下方向に貫通して形成されている。スペーサ部材106は、金属製の筒状(パイプ状)部材であり、ボルト部材101を内部に挿通可能になっている。スペーサ部材106の外周部には、上下略中央の位置(旋回フレーム21と対向する位置)に、環状のブッシュ取付凹部106aが形成されている。このブッシュ取付凹部106aに、樹脂ブッシュ110が取り付けられている。
樹脂ブッシュ110は、テフロン(登録商標)やニューライト(登録商標)等を用いて形成された管状(パイプ状)部材である。樹脂ブッシュ110には上下方向にスリットが形成されており、このスリットを拡げることによりブッシュ取付凹部106aに装着可能になっている。樹脂ブッシュ110は、ブッシュ取付凹部106aに装着されたときに樹脂ブッシュ110の外周面とスペーサ部材106の上下の外周面とが略面一(フラット)となる厚み寸法になっている。なお、樹脂ブッシュ110は、摩擦係数が低く、耐摩耗性が高い樹脂材料を用いて形成されることが好ましい。
上側および下側ストッパ部材105U,105Bはそれぞれ、有底円筒状の金属部材であり、上側ストッパ部材105Uの内部に第1防振ゴム103を収容可能であるとともに、下側ストッパ部材105Bの内部に第2防振ゴム104を収容可能になっている。フロアフレーム23f並びに、上側および下側ストッパ部材105U,105Bにはそれぞれ、ボルト部材101を挿通可能なボルト挿通孔108が上下方向に貫通して形成されている。
このようなオペレータキャビン23の取付構造では、フロアフレーム23fの下面に、上側ストッパ部材105U、第1防振ゴム103、旋回フレーム21、第2防振ゴム104、下側ストッパ部材105Bの順で配置するとともに、第1防振ゴム103、旋回フレーム21および第2防振ゴム104のスペーサ挿通孔107に、樹脂ブッシュ110が装着されたスペーサ部材106を挿入する。そして、上側および下側ストッパ部材105U,105B並びにフロアフレーム23fのボルト挿通孔108、並びにスペーサ部材106に、下側ストッパ部材105Bの下方からボルト部材101を挿入し、そのボルト部材101にナット部材102を螺合して締め付けて、旋回フレーム21上にフロアフレーム23fを固定するようになっている。
このとき、フロアフレーム23fと旋回フレーム21との間に、第1および第2防振ゴム103,104を挟んで圧縮した状態で固定されるため、当該第1および第2防振ゴム103,104により旋回フレーム21からの振動伝達を減衰させるようになっている。また、スペーサ部材106の上下長さ寸法により第1および第2防振ゴム103,104の圧縮量を調整するようになっている。
さらに、旋回フレーム21とスペーサ部材106との間には樹脂ブッシュ110が配設され、樹脂ブッシュ110の外周面が旋回フレーム21と接触している。そして、ディーゼルエンジンからの振動等によって旋回フレーム21が上下方向に細かく振動したときに、旋回フレーム21が樹脂ブッシュ110の外周面に対して摺動(滑る)ようになっている。このように樹脂ブッシュ110によってスペーサ部材106と旋回フレーム21とが金属同士で接触することを防いでいる。そのため、旋回フレーム21の細かな上下振動(ディーゼルエンジンからの振動等)がスペーサ部材106に伝わり難くなり(旋回フレーム21の上下振動があっても、樹脂ブッシュ110との摩擦抵抗が小さく樹脂ブッシュ110に対しては滑って旋回フレーム21自体が上下移動するだけであり、スペーサ部材106に伝わり難い)、スペーサ部材106からオペレータキャビン23のフロアフレーム23fに対する振動伝達を抑えることができる。その結果、オペレータにも振動が伝わり難くなり、オペレータキャビンの乗り心地を向上させることができる。
また、樹脂ブッシュ110がブッシュ取付凹部106aに装着されたときに、樹脂ブッシュ110の外周面とスペーサ部材106の上下の外周面とが略面一(フラット)となるように、樹脂ブッシュ110の厚み寸法が設定されている。そのため、ブッシュ取付凹部106aおよび樹脂ブッシュ110を備えていない従来の取付構造と比較して、第1および第2防振ゴム103,104と旋回フレーム21との接触面積を同じ面積にすることができる。この接触面積が変わるとゴムのばね定数が変わるため、防振ゴムの外径を大きくする等の変更が生じる。しかしながら、本発明の取付構造では、当該接触面積が変わらないため、第1および第2防振ゴム103,104の外径を大きくする等の変更が必要なく、省スペースにもつながる。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、油圧駆動装置(油圧ポンプ)の駆動源としてディーゼルエンジンを備えた構成について説明したが、この構成に限定されず、当該駆動源として電動モータ(バッテリを含む)や他の駆動源を備えた構成としてもよい。上述の実施形態では、本発明を油圧ショベル1に適用した例について説明したが、本発明は油圧ショベルに限定されるものではなく、スキッドステアローダや、油圧ショベル以外の作業用車両においても適用することが可能である。
1 油圧ショベル(作業用車両)
20 旋回体
21 旋回フレーム(本体フレーム)
23 オペレータキャビン
23f フロアフレーム
101 ボルト部材
102 ナット部材
103 第1防振ゴム
104 第2防振ゴム
105U 上側ストッパ部材
105B 下側ストッパ部材
106 スペーサ部材(第1パイプ状部材)
106a ブッシュ取付凹部(凹部)
110 樹脂ブッシュ(第2パイプ状部材)

Claims (2)

  1. 駆動源が設けられる本体フレームと、
    前記本体フレーム上に設けられ、操作室を形成するオペレータキャビンとを備え、
    前記オペレータキャビンの下面側のフロアフレームと前記本体フレームとを連結する部分に設けられる作業用車両の防振構造であって、
    前記フロアフレームの下面と前記本体フレームの上面との間に配設される第1防振ゴムと、
    前記本体フレームの下面側に配設される第2防振ゴムと、
    前記第1防振ゴム、前記本体フレームおよび前記第2防振ゴムに挿通される金属製の第1パイプ状部材と、
    前記フロアフレームおよび前記第1パイプ状部材に挿通され、前記フロアフレーム、前記第1防振ゴム、前記本体フレームおよび前記第2防振ゴムを締め付けるボルト部材とを備え、
    前記第1パイプ状部材における前記本体フレームが対向する外周部に環状の凹部を設け、この凹部に低摩擦性能を有する樹脂製の第2パイプ状部材を設けたことを特徴とする作業用車両の防振構造。
  2. 前記本体フレームが上下振動したときに、前記本体フレームが前記第2パイプ状部材の外周面に対して摺動して前記上下振動が前記第1パイプ状部材に伝達されることを抑えるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の作業用車両の防振構造。
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