JP2019157525A - ストッパー及びストッパー取付構造 - Google Patents

ストッパー及びストッパー取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ストッパーの埋込部の少なくとも一部を、丸鋼棒を内蔵する充填鋼管にすることによって、損傷をストッパーの遊間部に集中させ、ストッパーの埋込部が埋込まれた構造物のコンクリートの損傷を抑制することができ、構造物の復旧作業を容易に、かつ、迅速に行うことができるようにする。【解決手段】下部工に少なくとも下端が埋込まれ、前記下部工の上に載置された上部工に少なくとも上端が埋込まれる丸鋼棒を有するストッパーであって、前記下部工と上部工との間の空隙に露出する遊間部と、前記下部工及び上部工に埋込まれる埋込部とを備え、該埋込部の少なくとも一部が前記丸鋼棒を内蔵する充填鋼管である。【選択図】図5

Description

本開示は、ストッパー及びストッパー取付構造に関するものである。
従来、鉄道や道路の高架橋等の構造物として、鉄筋コンクリート構造物が広く使用されている。このような構造物においては、下部工であるラーメン高架橋又は橋脚と、上部工である橋桁とを連結するために鋼棒ストッパー、鋼角ストッパーまたはダンパー式ストッパーが使用されている。該当のストッパーに要求される機能は、地震等による水平力に対して桁の移動を制限すること、橋桁の落橋を防止することである。鋼棒ストッパーとしては、桁長15〔m〕以下程度の桁にて、丸鋼棒から成る鋼棒ストッパーが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
図1は従来の鋼棒ストッパーを下部工と上部工との連結部に適用した例を示す斜視図、図2は従来の鋼棒ストッパーが適用された下部工と上部工との連結部の断面図である。なお、図2において、(a)は連結部全体の縦断面図、(b)は鋼棒ストッパーの横断面図である。
図1において、21は鉄道に使用される高架橋の桁であって、鉄筋コンクリート構造またはプレストレストコンクリート構造であり、その上面に鉄道の線路、すなわち、軌道25が敷設されている。また、11は前記高架橋の橋脚であって、鉄筋コンクリート構造であり、前記桁21を支持し、基礎や地盤に鉛直荷重を伝達する。具体的には、橋脚11の上部の桁座12上に沓座13、支承本体14を設置し、前記桁21が上載されている。なお、図1においては、説明の都合上、桁21と連続する桁の図示が省略されている。
また、地震等による水平力によって生じる桁21の水平方向の移動を制限するために一様な径の丸鋼棒37から成る鋼棒ストッパーがストッパー31として桁座12及び桁端22に埋込まれている。具体的には、図2に示されるように、前記ストッパー31の下端及びその近傍である下方埋込部32Bが桁座12に埋込まれ、前記ストッパー31の上端及びその近傍である上方埋込部32Aが桁端下面22aに開口するように桁端22に挿入された鋼管から成るさや管23内に収容されて埋込まれている。また、前記桁座12に埋込まれたストッパー31の下方埋込部32Bの周囲及び桁端22に挿入されたさや管23の周囲を取囲むように、前記桁座12及び桁端22には、スパイラル鉄筋26が埋込まれている。なお、上方埋込部32Aと下方埋込部32Bとを統合的に説明する場合には、埋込部32として説明する。
そして、桁座上面12aと桁端下面22aとの間には、遊間部を有している。なお、前記ストッパー31は、図1に示されるように、桁21の幅方向に並ぶように、複数本(図1に示される例では、3本)設置される。
このように、ストッパー31の上下両側が桁座12及び桁端22に埋込まれているので、橋脚11に対する橋桁21の水平方向の移動が適切に制限される。なお、地震時のように慣性力Gが橋桁21に作用した際には、図2に示されるように、ストッパー31が慣性力Gを受止めるようになっている。
特開2010−242443号公報
しかしながら、前記従来の技術では、地震時のように大きな慣性力Gを受けた場合、ストッパー31の下方埋込部32Bが埋込まれている下部工としての桁座12や、ストッパー31の上方埋込部32Aが埋込まれている上部工としての桁端22が損傷を受けてしまうことがある。
図3は従来の鋼棒ストッパーが埋込まれた上部工が地震によって受けた損傷を示す写真、図4は従来の鋼棒ストッパーが埋込まれた下部工が地震によって受けた損傷を示す写真である。
交通ネットワークである鉄道や道路の高架橋等における上部工や下部工の損傷は、医療や援助物資、救援部隊の派遣等を途絶し、人命を脅かすので、早急に復旧する必要がある。しかし、図3及び4に示されるように、桁端22や桁座12が損傷を受けた場合、高所作業車を使用した点検が必要であり、復旧に時間と労力とが必要となる。また、損傷は、桁座12の前面12b側のみならず、図4に示されるように、桁座12の背面12c側(桁遊間)にも生じるが、該背面12cは見えない箇所であり、また、復旧作業を行うための作業空間が狭隘なので、復旧に長い時間がかかるだけでなく、復旧作業自体が困難となる場合もある。
ここでは、前記従来の技術の問題点を解決して、ストッパーの埋込部の少なくとも一部を、丸鋼棒を内蔵する充填鋼管にすることによって、損傷をストッパーの遊間部に集中させ、ストッパーの埋込部が埋込まれた構造物のコンクリートの損傷を抑制することができ、構造物の復旧作業を容易に、かつ、迅速に行うことができるストッパー及びストッパー取付構造を提供することを目的とする。
そのために、ストッパーにおいては、下部工に少なくとも下端が埋込まれ、前記下部工の上に載置された上部工に少なくとも上端が埋込まれる丸鋼棒を有するストッパーであって、前記下部工と上部工との間の空隙に露出する遊間部と、前記下部工及び上部工に埋込まれる埋込部とを備え、該埋込部の少なくとも一部が前記丸鋼棒を内蔵する充填鋼管である。
他のストッパーにおいては、さらに、前記充填鋼管は、前記丸鋼棒を囲繞する鋼管と、前記丸鋼棒と鋼管との間に充填された充填材とを有する。
更に他のストッパーにおいては、さらに、前記充填材はコンクリート又はモルタルである。
更に他のストッパーにおいては、さらに、前記埋込部における遊間部の近傍部分である遊間近傍部が前記充填鋼管である。
更に他のストッパーにおいては、さらに、前記埋込部の少なくとも一部の断面剛性が前記遊間部の断面剛性よりも大きい。
ストッパー取付構造においては、下部工と、該下部工の上に載置された上部工と、前記下部工に少なくとも下端が埋込まれ、前記上部工に少なくとも上端が埋込まれた丸鋼棒を有するストッパーとを備え、該ストッパーは、前記下部工と上部工との間の空隙に露出する遊間部と、前記下部工及び上部工に埋込まれる埋込部とを含み、該埋込部の少なくとも一部が前記丸鋼棒を内蔵する充填鋼管である。
本開示によれば、ストッパーの埋込部の少なくとも一部を、丸鋼棒を内蔵する充填鋼管にする。これにより、損傷をストッパーの遊間部に集中させ、ストッパーの埋込部が埋込まれた構造物のコンクリートの損傷を抑制することができ、構造物の復旧作業を容易に、かつ、迅速に行うことができる。
従来の鋼棒ストッパーを下部工と上部工との連結部に適用した例を示す斜視図である。 従来の鋼棒ストッパーが適用された下部工と上部工との連結部の断面図である。 従来の鋼棒ストッパーが埋込まれた上部工が地震によって受けた損傷を示す写真である。 従来の鋼棒ストッパーが埋込まれた下部工が地震によって受けた損傷を示す写真である。 第1の実施の形態における構造物の載荷試験によって得られた水平荷重と水平変位との関係を示す図である。 第1の実施の形態における構造物の載荷試験によって受けた損傷を示す写真である。 第1の実施の形態における構造物の再現解析によって得られた支圧応力の分布を示す図である。 第1の実施の形態におけるストッパーを示す図である。 第2の実施の形態におけるストッパーを示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図5は第1の実施の形態における構造物の載荷試験によって得られた水平荷重と水平変位との関係を示す図、図6は第1の実施の形態における構造物の載荷試験によって受けた損傷を示す写真、図7は第1の実施の形態における構造物の再現解析によって得られた支圧応力の分布を示す図である。なお、図6において、(a)は第1の載荷試験によって受けた損傷を示す写真、(b)は第2の載荷試験によって受けた損傷を示す写真である。
本実施の形態においては、「背景技術」及び「発明が解決しようとする課題」の項における説明を援用し、下部工と上部工との連結部における各部の構造、動作及び効果であって、「背景技術」及び「発明が解決しようとする課題」の項において説明したものと同じものについては、図1及び2に示される符号と同じ符号を付与することによって、適宜、説明を省略する。
また、本実施の形態において、下部工と上部工との連結部の各部及びその他の部材の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、下部工と上部工との連結部の各部及びその他の部材が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
「発明が解決しようとする課題」の項で説明したように、鉄道の高架橋等における上部工、下部工等の構造物が被災した場合、損傷を受けた箇所が桁端22や桁座12であると、復旧に長い時間がかかるだけでなく、復旧作業自体が困難となる場合もある。そこで、被災した場合に構造物がどのような損傷を受けるのかを解明するために、載荷試験が行われている。このような載荷試験によって、ストッパー31としての鋼棒ストッパーや、ストッパー31の下方埋込部32Bが埋込まれている下部工である桁座12のコンクリートの残存耐力と損傷との関係が明らかになりつつある。
図5には、第1及び第2(No.1及びNo.2)の載荷試験の結果として得られた水平荷重と水平変位との関係を示す曲線が示されている。そして、ストッパー31としての鋼棒ストッパーが降伏した点や、図6に示されるような桁座12のコンクリートにはく離が発生した点も示されている。
また、図5に示されるような載荷試験の結果に基づいて解析を行うことによって、図7に示されるように、ストッパー31の下方埋込部32Bが埋込まれている桁座12のコンクリートの支圧力の分布を再現することができる。図7に示される結果から、支圧力は桁座上面12aの近傍に集中することが分かる。
ストッパー31の埋込部32の周囲におけるコンクリートは、現在の設計手法及び構造細目では、損傷を抑制することが困難である。そこで、ここでは、損傷メカニズムから、ストッパー31の仕様を変更することによって、埋込部32の周囲におけるコンクリートの損傷を制御することとする。
図8は第1の実施の形態におけるストッパーを示す図である。なお、図において、(a)は側面図、(b)は(a)におけるA−A矢示断面図である。
図に示されるように、本実施の形態におけるストッパー31は、丸鋼棒37を有するものではあるが、上部工としての桁端22に埋込まれる上方埋込部32A、及び、下部工としての桁座12に埋込まれる下方埋込部32Bは、丸鋼棒37を内蔵する充填鋼管としてのコンクリート充填鋼管38となっている。そして、前記上方埋込部32A及び下方埋込部32Bの外径が、桁座上面12aと桁端下面22aとの間の空隙24に露出する遊間部33の外径より大きく設定されている。なお、上方埋込部32Aと下方埋込部32Bとは、同径に設定されている。つまり、コンクリート充填鋼管38である埋込部32は、丸鋼棒37から成る遊間部33より大径となるように設定されている。具体的には、図8(b)に示されるように、本実施の形態におけるストッパー31において、埋込部32は、「背景技術」及び「発明が解決しようとする課題」の項において説明したストッパー31と同様の丸鋼棒37から成り、埋込部32は、丸鋼棒37の外周を覆う、すなわち、囲繞する鋼管35と、前記丸鋼棒37と鋼管35との間に充填材36としてコンクリートを充填したコンクリート充填鋼管38となっている。なお、充填材36は、コンクリートに限定されるものでなく、粗骨材を含有しないモルタルであってもよい。
図8に示される例において、コンクリート充填鋼管38から成る大径の埋込部32の直径は約150〔mm〕であり、丸鋼棒37から成る小径の遊間部33の直径は約100〔mm〕であり、埋込部32の長さは約600〔mm〕であり、小径の遊間部33の長さは約100〔mm〕であるが、各部の直径及び長さは、適宜変更することができる。なお、埋込部32は、その断面剛性が遊間部33の断面剛性よりも大きくなるように設定されることが望ましい。
図8に示されるように、桁端22及び桁座12に埋込まれる埋込部32を丸鋼棒37を内蔵するコンクリート充填鋼管38にして前記埋込部32の断面剛性を高くすることによって、地震時のように大きな慣性力Gを受けた場合に、丸鋼棒37から成る遊間部33に損傷を集中させ、桁端22及び桁座12における埋込部32の周囲のコンクリートの損傷を抑制することができる。また、埋込部32の周囲のコンクリートは、コンクリート充填鋼管38によって補強されるので、前記コンクリートの損傷が更に抑制される。さらに、前記コンクリート充填鋼管38をスパイラル鉄筋26と置換えることもできる。また、埋込部32の鋼管35はスパイラル鉄筋26と同様の施工が可能である。
このように、本実施の形態において、ストッパー31は、下部工としての桁座12に少なくとも下端が埋込まれ、桁座12の上に載置された上部工としての桁端22に少なくとも上端が埋込まれる丸鋼棒37を有する。そして、ストッパー31は、桁座12と桁端22との間の空隙24に露出する遊間部33と、桁座12及び桁端22に埋込まれる埋込部32と含み、埋込部32の少なくとも一部が丸鋼棒37を内蔵するコンクリート充填鋼管38である。
また、本実施の形態における鋼棒ストッパー取付構造は、下部工としての桁座12と、桁座12の上に載置された上部工としての桁端22と、桁座12に少なくとも下端が埋込まれ、桁端22に少なくとも上端が埋込まれた丸鋼棒37を有するストッパー31とを備え、ストッパー31は、桁座12と桁端22との間の空隙24に露出する遊間部33と、桁座12及び桁端22に埋込まれる埋込部32とを含み、埋込部32の少なくとも一部が丸鋼棒37を内蔵するコンクリート充填鋼管38である。
これにより、損傷をストッパー31の遊間部33に集中させ、ストッパー31の埋込部32が埋込まれた構造物のコンクリートの損傷を抑制することができ、構造物の復旧作業を容易に、かつ、迅速に行うことができる。また、ストッパー31の桁端22及び桁座12の取付け施工を容易に行うことができる。
また、コンクリート充填鋼管38は、丸鋼棒37を囲繞する鋼管35と、丸鋼棒37と鋼管35との間に充填された充填材36とを有する。さらに、充填材36はコンクリート又はモルタルである。さらに、埋込部32の少なくとも一部の断面剛性が遊間部33の断面剛性よりも大きい。このように、遊間部33の断面剛性を小さくすることによって、構造物のコンクリートの損傷を効率的に抑制することができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図9は第2の実施の形態におけるストッパーを示す図である。なお、図において、(a)は側面図、(b)は(a)におけるB−B矢示断面図である。
図7に示される結果からも分かるように、大きな慣性力Gを受けた場合、コンクリートの支圧力が空隙24に近い部分に集中する。そこで、本実施の形態におけるストッパー31は、図9に示されるように、埋込部32における遊間部33の近傍部分だけが、コンクリート充填鋼管38であり、断面剛性が大きくなっている。
より詳細に説明すると、上方埋込部32Aにおける遊間近傍部32Aa及び下方埋込部32Bにおける遊間近傍部32Baが丸鋼棒37を内蔵するコンクリート充填鋼管38であり、上方埋込部32Aにおける遠方部32Ab及び下方埋込部32Bにおける遠方部32Bbは、遊間部33と同様に、丸鋼棒37から成る。なお、上方埋込部32Aにおける遊間近傍部32Aa及び下方埋込部32Bにおける遊間近傍部32Baを統合的に説明する場合には遊間近傍部32aとして説明し、上方埋込部32Aにおける遠方部32Ab及び下方埋込部32Bにおける遠方部32Bbを統合的に説明する場合には遠方部32bとして説明する。図9に示される例において、コンクリート充填鋼管38から成る大径の遊間近傍部32aの直径は約150〔mm〕であり、丸鋼棒37から成る小径の遊間部33の直径は約100〔mm〕であり、埋込部32の長さは約600〔mm〕であり、小径の遊間部33の長さは約100〔mm〕であり、遊間近傍部32aの長さは約300〔mm〕であるが、各部の直径及び長さは、適宜変更することができる。
このように、本実施の形態において、埋込部32における遊間部33の近傍部分である遊間近傍部32aが丸鋼棒37を内蔵するコンクリート充填鋼管38である。
これにより、構造物のコンクリートの支圧力が集中する箇所の断面剛性を大きくすることができ、構造物のコンクリートの損傷を効率的に抑制することができる。
なお、その他の点の効果については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
また、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。
本開示は、ストッパー及びストッパー取付構造に適用することができる。
12 桁座
22 桁端
24 空隙
31 ストッパー
32A 上方埋込部
32Aa、32Ba 遊間近傍部
32B 下方埋込部
33 遊間部
35 鋼管
36 充填材
37 丸鋼棒
38 コンクリート充填鋼管

Claims (6)

  1. 下部工に少なくとも下端が埋込まれ、前記下部工の上に載置された上部工に少なくとも上端が埋込まれる丸鋼棒を有するストッパーであって、
    前記下部工と上部工との間の空隙に露出する遊間部と、
    前記下部工及び上部工に埋込まれる埋込部とを備え、
    該埋込部の少なくとも一部が前記丸鋼棒を内蔵する充填鋼管であることを特徴とするストッパー。
  2. 前記充填鋼管は、前記丸鋼棒を囲繞する鋼管と、前記丸鋼棒と鋼管との間に充填された充填材とを有する請求項1に記載のストッパー。
  3. 前記充填材はコンクリート又はモルタルである請求項2に記載のストッパー。
  4. 前記埋込部における遊間部の近傍部分である遊間近傍部が前記充填鋼管である請求項1〜3のいずれか1項に記載のストッパー。
  5. 前記埋込部の少なくとも一部の断面剛性が前記遊間部の断面剛性よりも大きい請求項1に記載のストッパー。
  6. 下部工と、
    該下部工の上に載置された上部工と、
    前記下部工に少なくとも下端が埋込まれ、前記上部工に少なくとも上端が埋込まれた丸鋼棒を有するストッパーとを備え、
    該ストッパーは、前記下部工と上部工との間の空隙に露出する遊間部と、前記下部工及び上部工に埋込まれる埋込部とを含み、該埋込部の少なくとも一部が前記丸鋼棒を内蔵する充填鋼管であることを特徴とするストッパー取付構造。
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