JP2019156378A - 家庭用タイヤ交換補助機 - Google Patents
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Abstract
【課題】雪国での冬季前後のスノータイヤの交換作業は重負荷作業である。家庭用の、安全迅速軽快にタイヤ着脱可能なタイヤ交換補助機を提供する。【解決手段】タイヤを回転自在に支持する一対の遊転ローラー9をコの字状に配置しこのローラーを支持する昇降腕8がリンク連動し同角度昇降旋回を行う。旋回上昇力は揺動操作レバー3にて引張られた引張りスプリング4の張力のみで発生させ、地表に置いたタイヤは2本のローラーに支持され地表より浮揚する。特徴は弾性体張力で発生した揚力はタイヤを無重量化せしめ、尚且つ軽微な外力で昇降微調整が可能な点にあり、作業者は両手でタイヤを把持しながら、回転、昇降、前後左右移動動作を同時進行で軽快に行いながら着脱作業が迅速に実施できる。人力作業はレバー3を押し下げる動作が主体であり、中腰作業が無く腰痛を予防できる点が最大利点となる。【選択図】図9
Description
本発明は冬季のスノータイヤ交換の際、ジャッキアップされた車体から、中腰の力作業に頼ることなく、スプリングによる揚重力を利用して軽負荷でタイヤを取り外し、再度若干直径の大きいスノータイヤでも軽負荷で安全に装着できる、家庭用の簡易補助機械である。
近年、市販されたものは数種類あり、タイヤの昇降構造に違いはあるが、人力入力により昇降力を得ている。タイヤを2本の相対する遊動ローラーで受け、手で自由に回転位置を合わせる機能は共通している。
「アマゾン通販2018」エマーソン社製「タイヤリフタークルピタ丸」型式:EM−239
実際のタイヤ軸ボルトは任意角度位置で停止しており、交換するタイヤホイルの穴角度位置と高さを同時に適合させないとボルトへ挿入装着できず、15インチ以上の大径タイヤホイルは重量が20kg前後あり、これを人が中腰で保持し挿入作業を行うことは重荷重労働であり腰痛の原因となる。
従来の装置案では先ず装置にタイヤを自立安置する際に人力でタイヤを持ち上げる構造が多くあり、その作業が既に重作業となること。
個人が現実にジャッキアップする高さは安全面、労力の点からタイヤを地表10mm前後浮かすのが限界であり、タイヤ下に厚い構造体を設置する装置では成り立たず、大型の装置機構であると実際のボルト嵌合の為の視認作業性が著しく阻害される点
市販品「タイヤリフタークルピタ丸」ではタイヤ昇降を手動ギヤとネジによる機構で行い、目視による手動上下合わせ作業が煩雑になり軽快迅速に行えない点。
引張りスプリングの張力のみを利用し、この伸縮力を簡易なリンク機構によりタイヤ揚力に転換せしめて、地面上に立たせたタイヤホイルをそのまま浮揚させる。
スプリング張力は調整ボルトとナットにより張力調整を行うことにより、タイヤ個別の重量に相応する揚力を発生可能とする。
引張りスプリングに張力を発生させるのはレバーの押し下げ操作のみであり、体重を乗せた軽負荷操作であり腰への負担が無くなる。
最大の効果はスプリング張力により浮揚されたタイヤの「無重量化」である。スプリング張力とタイヤ重量が釣り合うバネ調整を行う事で、両手でタイヤを把持しながら僅かの付加力でこれを昇降微調整する事が可能となり、同時にタイヤの左右回転も任意に行えるので、穴位置を合わせてそのまま装置ごと前進してボルトへ挿入すれば、迅速軽快にタイヤの装着が完了する。数回で慣れ数秒で装着可能となる。
タイヤ離脱の場合も同様に、ジャッキアップされた装着タイヤ下に装置を移動させ、レバーを押し下げると「無重量化」された装着タイヤはそのまま車軸ボルトから離脱可能となり、装置下部の自在キャスターにて任意移動が軽負荷で可能となる。
装置は簡素な構造で維持しやすく、軽く低い為、個人保管が容易である。
タイヤを立たせた状態で支持可能な遊転ローラー9が昇降腕8 2枚間に横架され、この昇降腕2式が相対して1対を成し、基台フレーム1に嵌挿された2本の旋回軸フレーム2に挿設軸支されている。
一方、引張りスプリング4はレバー支持台10に軸支された揺動操作レバー3の背面の側面に軸通された引き調整ボルト11の先端穴に掛着されている。スプリングの他端は基台1に軸支された回転腕5の先端穴に掛着されている。回転腕5には 連結腕6と連結腕7が対称位置に軸支されており、それぞれが左右の昇降腕8に軸支連結され。このリンク構造により左右の昇降腕は連動して一体の昇降旋回運動を実施する。このリンク軸位置を最適化して左右の昇降腕の昇降角度変位を同調させることにより、タイヤを常に垂直に昇降させる事が作業性の向上の重要箇所となる。
自立させたタイヤへの進入は本装置を図1後ろ方向に手で押して移動させる。
図7は使用前の状態の装置のセット位置を示す。
図7は使用前の状態の装置のセット位置を示す。
図8は本装置の作動状態を示す。揺動操作レバー3を手で右回転させると、引張りスプリング4が伸ばされ張力が発生する。この際、操作レバーが最下点に下がるとスプリング掛着位置が旋回死点を越えるためスプリング張力は下方回転方向に働くため操作レバー3は戻ることは無く安置状態となる。一方スプリング他端が掛着された 回転腕5には張力により右回転力が発生し、連結腕6連結腕7にそれぞれ張力が発生するため軸支連結させる左右の昇降腕8に上昇旋回力が伝達される。この上昇力により地表に立たせたタイヤを垂直上方に浮揚せしめる。
タイヤ上昇力はスプリング張力に比例するので、事前に引き調整ボルト11に貫接されるナット12の位置を手で回してボルト突出量を変えスプリング引き位置を変更すれば、タイヤ重量に応じた張力を発生可能となる。
図8の状態でタイヤは地表を離れるので、装置自体は4個の自在キャスター13支持となり軽微な力で前後左右に移転可能となる。この状態でタイヤを直に両手で把持可能となり、軽微な付加力での昇降動作と遊動ローラー9上でのタイヤ左右の回転動作を同時に行い微調整可能となる。この事が本装置の熟練を要しない、軽快な作業特性を特徴付ける利点となっている。
タイヤ離脱時の作業は上記同様の作業を逆の順序で行う。ジャッキアップしたタイヤ下に本装置を導入し、揺動操作レバー3を手で右回転させると装着タイヤは無重量化状態となり、固定ナットを外して装置ごとタイヤを手前に引き出せば離脱完了となる。
そのまま横移動させて後、揺動操作レバー3を手で左回転させるとスプリング張力が落ちてタイヤは自重で地面に安置される。その後、手前方向に装置を抜き出せば一切の揚重作業を要さず作業完了となる。
そのまま横移動させて後、揺動操作レバー3を手で左回転させるとスプリング張力が落ちてタイヤは自重で地面に安置される。その後、手前方向に装置を抜き出せば一切の揚重作業を要さず作業完了となる。
1.基台フレーム
2.旋回軸フレーム
3.揺動操作レバー
4.引張りスプリング
5.回転腕
6.連結腕
7.連結腕
8.昇降腕
9.遊転ローラー
10.レバー支持台
11.引き調整ボルト
12.ナット
13.自在キャスター
2.旋回軸フレーム
3.揺動操作レバー
4.引張りスプリング
5.回転腕
6.連結腕
7.連結腕
8.昇降腕
9.遊転ローラー
10.レバー支持台
11.引き調整ボルト
12.ナット
13.自在キャスター
Claims (6)
- タイヤを回転自在に支持する一対の遊転ローラーを後方部を開放したコの字状に左右一対の旋回式昇降腕に固定し、この一対の昇降腕をリンク機構で連結することによりタイヤを常に垂直に昇降させることを特徴とするタイヤ交換補助機。
- 前記、昇降腕の上昇旋回力を、作業者の操作する揺動操作レバーによって発生せしめたスプリング等弾性体の引張り張力によってのみ得ることを特徴とするタイヤ交換補助機。
- 前記、作業者の操作により弾性体張力が発生し昇降腕が上昇旋回することにより地表に自立させたタイヤをそのまま、一対の遊転ローラー上に支持して地表から浮揚させることを特徴とするタイヤ交換補助機。
- 前記、弾性体張力により空中に浮揚せしめたタイヤは無重量状態となり、作業者両手把持による付加力のみで、タイヤの回転と昇降とその後前進挿入の3動作を軽快円滑に実施可能とすることを特徴とするタイヤ交換補助機。
- 前記、タイヤ昇降旋回力を発生する弾性体の張力は引き調整ボルトの突出量の調整により簡易に事前調整可能であり、タイヤ固有の重量に一々対応可能であることを特徴とするタイヤ交換補助機
- この機械の下部は4個の自在キャスターで支持されており、タイヤを浮揚した状態での自在な移転が可能となり、タイヤ着脱作業の全般でタイヤの揚重作業が不要であることを特徴とするタイヤ交換補助機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018065865A JP2019156378A (ja) | 2018-03-12 | 2018-03-12 | 家庭用タイヤ交換補助機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018065865A JP2019156378A (ja) | 2018-03-12 | 2018-03-12 | 家庭用タイヤ交換補助機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019156378A true JP2019156378A (ja) | 2019-09-19 |
Family
ID=67993037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018065865A Pending JP2019156378A (ja) | 2018-03-12 | 2018-03-12 | 家庭用タイヤ交換補助機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019156378A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112918200A (zh) * | 2021-01-20 | 2021-06-08 | 扬州工业职业技术学院 | 一种汽车轮胎快速维修矫正装置 |
-
2018
- 2018-03-12 JP JP2018065865A patent/JP2019156378A/ja active Pending
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CN112918200A (zh) * | 2021-01-20 | 2021-06-08 | 扬州工业职业技术学院 | 一种汽车轮胎快速维修矫正装置 |
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