JP2019156363A - 原付バイクの回転動力取り出し装置、同装置を用いた発電装置、及び水上走行装置 - Google Patents

原付バイクの回転動力取り出し装置、同装置を用いた発電装置、及び水上走行装置 Download PDF

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Abstract

【課題】原付バイクからその原動機の回転動力を様々な用途に適用可能な形態で取り出すこと。【解決手段】原付バイクを載置するための架台と、前記架台上の後輪タイヤの載置予定位置にあって、前後に適当な距離だけ離間して、かつそれぞれ回転自在に支持された、互い平行な一対のローラと、前記架台上における前記一対のローラの近傍後方にあって、回転自在に支持された回転出力軸と、前記一対のローラの一方の回転を前記回転出力軸に所定の変速比をもって伝達するための回転伝達機構とを包含し、前記原付バイクの原動機から得られる回転動力を、前記後輪タイヤと前記一対のローラとの接触を介して、前記回転出力軸から所定の変速比をもって取り出す。【選択図】図3

Description

本発明は、原付バイクの原動機から得られる回転動力を外部へと取り出すための装置に関する。
原付バイクは、価格も手ごろで、運転操作も簡単で、維持費もさほどかからない等々の利点から、日本国はもとより、東南アジアやアフリカに代表される開発途上国においても、広く普及している。
本発明者等は、上述の背景下にあつて、原付バイクの原動機から得られる動力を簡単に取り出すことができれば、原付バイクの新たな活用の途を見いだすであろうとの着想を得るに至った。
なお、停止中の四輪自動車において、駆動輪タイヤの1つを特別な発電機能を有するタイヤに取り替えて当該タイヤを空転させることで、電力を取り出そうとする着想は従来から知られている(特許文献1参照)。
また、自動二輪車の後輪タイヤを前後一対のローラの上に載せ、それらのローラのいずれか一方を回転駆動することで、自動二輪車の後輪タイヤを原動機によることなく任意の回転速度にて回転させることは、自動二輪車の出荷前の検査や出荷後の整備などにおいて、種々知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−259306号公報 特開平08−054324号公報
特許文献1に記載の技術にあっては、その適用は主として四輪自動車に限られ、原付バイクへの適用は記載も示唆もなされてはいない。加えて、発電機能を有するタイヤについても、その具体的な構成はほとんど何も開示されていない。特許文献2に記載の技術にあっては、二輪車に適用すると言う共通点はあるものの、後輪タイヤを回転させることは記載されてはいても、逆に、原動機の回転動力を取り出すことへの応用は記載も示唆もなされてはいない。
この発明は、上述の技術的背景下になされたものであり、その目的とするところは、原付バイクからその原動機の回転動力を様々な用途に適用可能な形態で取り出すことにある。
この発明の他の目的とするところは、原付バイクから取り出された回転動力を用いて発電を行うことにある。
この発明の他の目的とするところは、原付バイクから取り出された回転動力を用いて水上走行を行うことにある。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果は、明細書の以下の記載を参照することにより、当業者であれば容易に理解される筈である。
上述の技術的課題は、以下の構成を有する原付バイクの回転動力取り出し装置により解決することができる。
すなわち、本発明に係る原付バイクの回転動力取り出し装置は、
原付バイクを載置するための架台と、
前記架台上の後輪タイヤの載置予定位置にあって、前後に適当な距離だけ離間して、かつそれぞれ回転自在に支持された、互い平行な一対のローラと、
前記架台上における前記一対のローラの近傍にあって、回転自在に支持された回転出力軸と、
前記一対のローラの一方の回転を前記回転出力軸に所定の変速比をもって伝達するための回転伝達機構とを包含し、
前記原付バイクの原動機から得られる回転動力を、前記後輪タイヤと前記一対のローラとの接触を介して、前記回転出力軸から所定の変速比をもって取り出す、ように構成される。
このような構成によれば、対象となる原付バイクを架台上に導いたのち、その後輪タイヤを一対のローラの上に載せ、原付バイクの原動機(通常はガソリンエンジン)を起動して、適当な変速ギア位置を選択すれば、後輪タイヤは一対のローラの回転により定位置にて空回りすると共に、そのローラの回転は所定の変速比をもって出力軸へと伝達されるため、回転出力軸を介して、原動機の回転動力を取り出すことができる。
また、この装置によれば、回転伝達機構における変速比を変更するだけで、所望の回転数により回転動力を得られるため、様々な用途にも容易に対応することができ、開発途上国等々においても使い勝手が高い。
さらに、主たる構成要素としては、架台上に、一対のローラ、回転伝達機構、及び出力軸を設けるだけであるから、構造簡単にして廉価に提供することができる。
なお、本明細書中における「原付バイク」なる語は、単に、原動機を備えたバイクを意味するものであって、その語により日本国の交通法規にしたがって原動機の排気量を限定することを意味するものではないことを注記する。
本発明の好ましい実施態様によれば、前記原付バイクを直立状態に保持する直立保持機構を有するように構成しても良い。
このとき、前記直立保持機構は、
前記原付バイクの車体左右両側面の適所を任意の押圧力をもって両側から押圧することにより、前記原付バイクを直立状態に保持する、ものであってもよい。
より具体的には、幾つかの構成を採用することができる。ひとつの構成例としては、前記直立状態保持機構は、
前記架台上において、前記原付バイク載置予定位置の左側部にあって、その下端部を揺動支点として、前記原付バイクの左側面へと接近又は離脱する方向へと揺動自在であり、かつその上端部をパッド部材を介して前記原付バイクの車体左側面へと押し当て可能な左側揺動バーと、
前記左側面揺動バーの先端部の前記車体左側面への押当力を調整可能な左側押当力調整機構と、
前記架台上において、前記原付バイク載置予定位置の右側部にあって、その下端部を揺動支点として、前記原付バイクの右側面へと接近又は離脱する方向へと揺動自在であり、かつその上端部をパッド部材を介して前記原付バイクの車体右側面へと押し当て可能な右側揺動バーと、
前記右側面支持バーの先端部の前記車体右側面への押し当て力を調整可能な右側押当力調整機構と、を含む、ものであってもよい。このとき、
前記左側押当力調整機構が、
前記左側揺動バーの途中と前記架台との間に掛け渡されたターンバックルであり、かつ
前記右側押当力調整機構が、
前記右側揺動バーの途中と前記架台との間に掛け渡されたターンバックルであってもよい。
他の1つの構成例としては、
前記直立保持機構が、
前記架台上において、前記原付バイク載置予定位置の左側部にあって、所定高さには前記原付バイクの左側面へ向けて貫通するボルト孔が設けられた左側ボルト保持部材と、
前記左側ボルト保持部材のボルト孔にねじ込まれ、その先端部をパッド部材を介して前記原付バイクの左側面に押し当て可能な左側押当ボルトと、
前記架台上において、前記原付バイク載置予定位置の右側部にあって、所定高さには前記原付バイクの右側面へ向けて貫通するボルト孔が設けられた右側ボルト保持部材と、
前記右側ボルト保持部材のボルト孔にねじ込まれ、その先端部をパッド部材を介して前記原付バイクの右側面に押し当て可能な右側押当ボルトと、を含む、ものであってもよい。
本発明に係る回転動力取り出し装置の好ましい実施の態様においては、
前記架台上にあって、前輪タイヤの載置予定位置には、前輪タイヤの下部を受け入れて、当該前輪タイヤの左右方向へのずれを規制する凹状の前輪タイヤ受け部を有するものであってもよい。
本発明に係る回転動力取り出し装置の好ましい実施の態様においては、
前記架台の前端部には、地面との段差を埋める昇降案内用スロープを有するものであってもよい。このとき、
前記昇降案内用スロープが、
前記架台前端部を回動支点として跳ね上げ可能な昇降案内板であってもよい。
別の一面から見た本発明は、上述の構成を有する回転動力取り出し装置を利用した発電装置として把握することもできる。
すなわち、この発電装置は、
上述の原付バイクの回転動力取り出し装置と、
前記装置の架台上にあって、前記回転出力軸から取り出された回転動力により駆動される発電機とを有する。
このような構成の発電装置によれば、地震などの災害の被災地、山奥のキャンプ場、開発途上国の未開地、等々においても、原付バイクさえあれば、電気の恩恵に浴することができる。
本発明に係る発電装置の好ましい実施の態様においては、
前記架台上にあって、前記後輪タイヤと前記一対のローラとの接触圧を調整する接触圧調整機構を有する、ものであってもよい。
前記接触圧調整機構が、
前記架台上にあって、前記原付バイクのシート部分を前記架台に向けて垂直下向きに引っ張ることにより、前記後輪タイヤと前記一対のローラとの接触圧を調整する、ものであってもよい。このとき、
前記接触圧調整機構が、
前記架台上にあって、前記原付バイク載置予定位置の左側部に立設され、かつその上部には所定長さ範囲にわたりねじ部が形成された左側ガイドロッドと、
前記架台上にあって、前記原付バイク載置予定位置の右側部に立設され、かつその上部には所定長さ範囲にわたりねじ部が形成された右側ガイドロッドと、
前記左側ガイドロッドと右側ガイドロッドとの間に前記シートを跨るようにして掛け渡され、かつロッド受け入れ孔を介して前記左右のロッドにより昇降自在にガイドされる架橋バーと、
前記左右のロッドのねじ部のそれぞれに螺合されて、前記架橋バーの上限を規制する左右のナット部材とを有する、ものであってもよい。
別の一面から見た本発明は、上述の構成を有する回転動力取り出し装置を利用した水上走行装置として把握することもできる。
すなわち、この水上走行装置は、
上述の原付バイクの回転動力取り出し装置と、
前記装置の架台に装着され、前記回転出力軸から取り出された回転動力により駆動される水掻き式推進機と、
前記装置の架台に装着され、水中方向舵を含む水上走行用の操舵機構と、
前記装置の架台に装着され、水上走行を可能にするために浮力付与手段とを有する。
このような構成の水上走行装置によれば、山間地や開発途上国の湖沼や河川等々にあっても、原付バイクさえあれば、水上走行が可能となる。
本発明に係る水上走行装置の好ましい実施の態様においては、
前記水上走行用の操舵機構が、
前輪タイヤの載置予定位置にあって、前輪タイヤの下部を受け入れ、前記前輪タイヤの向きの変化に応じて回動可能に支持された前輪タイヤ受け部と、
ハンドルバーの操舵操作により前記前輪タイヤと共に前記前輪タイヤ受け部が回動するとき、前記ハンドルバーの指向方向へと前記架台全体が水上進行するように、前記前輪タイヤ受け部の回動運動を前記水中方向舵に伝達する動力伝達機構とを含む、ものであってもよい。
このとき、前記水掻き式推進機が、プロペラスクリュー又は水車を含む、ものであってもよい。
このとき、前記浮力付与手段が、筏又は浮き袋を含む、ものであってもよい。
本発明に係る水上走行装置の好ましい実施の態様においては、
前記架台には、
地上走行用の左右の後輪と、
地上走行用の操舵可能な左右の前輪と、
前記回転出力軸から取り出された回転動力を前記左右の後輪へと伝達するための後輪駆動用の回転伝達機構と、
前記左右の前輪を操舵するための前輪操舵機構とをさらに有する、ものであってもよい。
このとき、前記前輪操舵機構が、
前輪タイヤの載置予定位置にあって、前輪タイヤの下部を受け入れ、前記前輪タイヤの向きの変化に応じて回動可能に支持された前輪タイヤ受け部と、
ハンドルバーの操舵操作により前記前輪タイヤと共に前記前輪タイヤ受け部が回動するとき、前記ハンドルバーの指向方向へと前記架台全体が陸上進行するように、前記前輪タイヤ受け部の回動運動を前記左右の前輪へと伝達する動力伝達機構とを含む、ものであってもよい。
本発明に係る原付バイクの回転動力取り出し装置によれば、対象となる原付バイクを架台上に導いたのち、その後輪タイヤを一対のローラの上に載せ、原付バイクの原動機(通常はエンジン)を起動して、適当な変速ギア位置を選択すれば、後輪タイヤは一対のローラの回転により定位置にて空回りすると共に、そのローラの回転は所定の変速比をもって出力軸へと伝達されるため、回転出力軸を介して、原動機の回転動力を取り出すことができる。
また、この装置によれば、回転伝達機構における変速比を変更し、アクセルの調整をするだけで、所望の回転数により回転動力を得られるため、様々な用途にも容易に対応することができ、開発途上国においても使い勝手が高い。
さらに、主たる構成要素としては、架台上に、一対のローラ、回転伝達機構、及び出力軸を設けるだけであるから、構造簡単にして廉価に提供することができる。
本発明に係る発電装置によれば、地震などの災害の被災地、山奥のキャンプ場、開発途上国の未開地、等々においても、原付バイクさえあれば、電気の恩恵に浴することができる。
本発明に係る水上走行装置によれば、山間地や開発途上国の湖沼や河川等々にあっても、原付バイクさえあれば、水上走行が可能となる。
図1は、第1実施例の全体正面図である。 図2は、第1実施例の全体図(平面図、側面図)である。 図3は、第1実施例の要部詳細図である。 図4は、第2実施例の全体正面図である。 図5は、第2実施例の全体平面図である。 図6は、第2実施例の全体側面図である。 図7は、第2実施例の部分詳細図である。 図8は、第2実施例のスクリュー式推進機構の動作説明図である。 図9は、第2実施例の水中方向舵操作の説明図である。 図10は、第3実施例の全体正面図である。 図11は、第3実施例の全体平面図である。 図12は、第3実施例の全体側面図である。 図13は、第3実施例の要部詳細図である。 図14は、第3実施例の水上操舵機構の説明図である。 図15は、第3実施例の使用状態を示す図である。
以下に、本発明に係る原付バイクの回転動力取り出し装置、同装置を利用する発電装置、及び同装置を利用する水上走行装置の好適な実施の一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
<原付バイクの回転動力取り出し装置利用の発電装置(第1実施例)>
1)全体の概略構成
本発明に係る原付バイクの回転動力取り出し装置利用の発電装置1は、「回転動力取り出し装置部分」と「発電装置部分」とから概略構成される。
「回転動力取り出し装置部分」は、図1〜図3に示されるように、原付バイク2を載置するための架台101と、架台101上の後輪タイヤ202の載置予定位置にあって、前後に適当な距離だけ離間して、かつそれぞれ回転自在に支持された、互い平行な前後一対のローラ102、103と、架台101上における一対のローラ102、103の後方にあって、回転自在に支持された回転出力軸(詳細は後述)と、一対のローラ102、103の一方(この例では、後部ローラ103)の回転を所定の変速比をもって回転出力軸へと伝達するための回転伝達機構(詳細は後述)とを含み、原付バイク2の原動機(例えば、ガソリンエンジン)から得られる回転動力を、後輪タイヤ202と一対のローラ102、103との接触を介して、回転出力軸から所定の変速比をもって取り出すように構成されている。
一方、「発電装置部分」は、図1〜図3に示されるように、一対のローラ102、103の近傍後方に配置された、回転式発電機(例えば、オルタネータ)104により構成されている。後述するように、この回転式発電機104の回転軸124(図3(a)参照)が実質的に上述の「回転出力軸」に相当する。
2)細部の構成
以下に、図1〜図3を参照しながら、第1実施例の細部の構成について詳細に説明する。
[架台]
架台101は、原付バイク2を載置するための車台として機能するものであり、その材質としては、原付バイク2の荷重を支える関係から、鋼材や木材等の頑強な素材が採用される。図示例の架台101は、溝型鋼を長方形状に組んだのち、これに適宜に補強用のリブを組み込むことで長方形状の基本枠体を構成すると共に、これに天板となる木製又は金属製の板材を張り付けることで構成されている。
[一対のローラ]
前側ローラ102と後側ローラ103とで構成される一対のローラは、原付バイク2の後輪タイヤ202と接触した際、後輪タイヤ202と連れ回りするよう、その表面はゴム等の摩擦係数の大なる素材で構成することが好ましい。互いに平行な前後一対のローラ102、103は、図3(a),(b)に示されるように、金属製の矩形ベース上に、前側の左右軸受け105a、105b及び後側の左右軸受け106a、106bを介して回転自在に支承される。これら一対のローラ102、103の前後離間距離は、図3(b)に示されるように、前後のローラ102、103に跨るように後輪タイヤ202が載ったとき、後輪タイヤ202が架台101に接することなく、空回るする程度の間隔に設定される。
[回転出力軸]
一対のローラ102、103のうち、後側ローラ103の更に後方近傍には、その回転軸125が後側ローラ103の回転軸124と平行となるようにして、回転式発電機104(例えば、オルタネータ)が配置されている。そして、この回転式発電機104の回転軸125が本発明で言う「回転出力軸」に相当する。
[回転伝達機構]
一対のローラ102、103のうち、後側ローラ103の回転軸124の右方延長部には、これと一体に回転するようにして駆動側スプロケット126が固定されており、一方回転電動機104の回転軸125の右方延長部には、これと一体に回転するようにして従動側スプロケット127が固定されている。さらに、駆動側スプロケット126と従動側スプロケット127との間には、チェーン128が巻回されている。そして、駆動側スプロケット126、従動側スプロケット127、及びチェーン128により、本発明で言う「回転伝達機構」が構成される。なお、図示例では、駆動側スプロケット126の径は従動側スプロケット127の径よりもやや大きいため、後側ローラ103から得られる回転動力は、やや加速されたのち、「回転出力軸」である回転軸125へと伝達される。そして、回転軸125から取り出される回転動力により回転電動機104が駆動されて発電作用がなされることで、様々な用途での電力利用が可能となるのである。
[直立保持機構]
後輪タイヤ202を一対のローラ102、103の上に載せて空回りさせている間、後輪タイヤ202から一対のローラ102,103への摩擦を介する動力伝達を効率良く行うためには、原付バイク2の姿勢を直立状態に保持せねばならない。好ましい直立保持機構としては、原付バイク2の車体左右両側面の適所を任意の押圧力をもって両側から押圧するものが考えられる。このような直立保持機構の一例が、図1〜図3に示されている。
それらの図に示されるように、この直立保持機構は、左側揺動バー108と、左側押し圧力調整機構110と、右側揺動バー109と、右側押し圧力調整機構111とから構成される。
左側揺動バー108は、架台101上において、原付バイク載置予定位置の左側部にあって、その下端部108aを揺動支点として、原付バイクの左側面へと接近又は離脱する方向へと揺動自在であり、かつその上端部108bをパッド部材112を介して原付バイクの車体左側面(例えば、カウル後部203cの左側面)へと押し当て可能とされる。
左側押し圧力調整機構110は、左側面揺動バー108の上端部108bの車体左側面への押当力を調整可能とされる。
右側揺動バー109は、架台101上において、原付バイク載置予定位置の右側部にあって、その下端部109aを揺動支点として、原付バイクの右側面へと接近又は離脱する方向へと揺動自在であり、かつその上端部109bをパッド部材113を介して原付バイクの車体右側面(例えば、カウル後部203cの右側面)へと押し当て可能とされる。
右側押し圧力調整機構111は、右側面支持バー109の上端部109bの車体右側面への押し当て力を調整可能とされる。
図示例にあっては、好適な例として、左側押当力調整機構110としては、左側揺動バー108の途中と架台101との間に掛け渡されたターンバックルが採用され、右側押当力調整機構111としては、右側揺動バー109の途中と架台101との間に掛け渡されたターンバックルが採用されている。このような例によれば、ターンバックルのグリップを締め付ける操作により、上述の左右の押し圧力を簡単に調整しつつ、原付バイク2の姿勢を直立状態に保持することができる。しかも、左右の揺動バー108,109の傾斜角度の調整により、カウル幅の大小に容易に対応可能となる。
[前輪タイヤ受け部]
架台上にあって、前輪タイヤ201の載置予定位置には、前輪タイヤ201の下部を受け入れて、当該前輪タイヤ201の左右方向へのずれを規制する凹状の前輪タイヤ受け部114を有する。この前輪タイヤ受け部114により、原動機の稼働中の振動に対する原付バイク2の安定性が向上する。
[昇降案内用スロープ]
架台101の前端部には、地面116と架台101上面との段差を埋める昇降案内用スロープを有する。図示例にあっては、昇降案内用スロープとしては、架台前端部を回動支点として跳ね上げ可能な昇降案内板115が採用されている。この回動式の昇降案内板115によれば、必要により、架台101の上面と地面116との段差を滑らかに埋めることで、特に、原付バイク2を架台101上に後輪タイヤ202からに乗り上げる際の労力軽減に貢献する。
[キャスター]
架台101の底面には、前側の左右2個のキャスター117a,117b及び後側の左右のキャスター118a,118bが配置されており、これらのキャスターを利用することで、原付バイク2を乗せたままでも、ある程度の距離、架台の移動が可能となる。
[接触圧調整機構]
本発明に係る原付バイクの回転動力取り出し装置を乗員が着座しない用途(例えば、発電装置)に適用しようとすると、後輪タイヤ202と一対のローラ102、103との接触圧を適切に維持するためには、架台101上にあって、なんらかの接触圧調整のための機構が必要な場合が考えられる。
好ましい実現方式としては、この接触圧調整機構が、架台101上にあって、原付バイク2のシート部分204を架台101に向けて垂直下向きに引っ張ることにより、後輪タイヤ202と一対のローラ102、103との接触圧を調整する方式、すなわち乗員による荷重を模した方式が考えられる。
このような方式を採用した接触圧調整機構の一例が、図1〜図3に示されている。同図に示されるように、この接触圧調整機構は、左側ガイドロッド119と、右側ガイドロッド120と、架橋バー123と、左右のナット部材121、122とから構成される。
左側ガイドロッド119は、架台101上にあって、原付バイク載置予定位置の左側部に立設され、かつその上部には所定長さ範囲にわたりねじ部119aが形成されている。
右側ガイドロッド120は、架台101上にあって、原付バイク載置予定位置の右側部に立設され、かつその上部には所定長さ範囲にわたりねじ部120aが形成されている。
架橋バー123は、左側ガイドロッド119と右側ガイドロッド120との間にシート部分204を跨ぐようにして掛け渡され、かつロッド受け入れ孔を介して左右のロッド119、120により昇降自在にガイドされる。
左右のナット部材121、122は、左右のロッド119、120のねじ部119a、120aのそれぞれに螺合されて、架橋バー123の上限を規制する。
このような接触圧調整機構によれば、左右のナット部材121、122の締め付け程度を調整することにより、恰も乗員の体重が増減されるが如くに、シート部分204が受ける荷重を変更して、後輪タイヤ202と一対のローラ102、103との接触圧を適切に設定することができる。
[その他]
図1〜図3に示す原付バイク2において、203aはカウル前部、203bはカウル下部、203cはカウル後部、204はシート部分、205はハンドルバー、206aは左側のハンドルグリップ、206bは右側のハンドルグリップである。
3)作用
以上の第1実施例装置によれば、対象となる原付バイク2を架台101上に導いたのち、その後輪タイヤ202を一対のローラ102、103の上に載せ、原付バイク2の原動機(通常はガソリンエンジン)を起動して、適当な変速ギア位置を選択すれば、後輪タイヤ202は一対のローラ102、103の回転により定位置にて空回りすると共に、その後側ローラ202の回転は所定の変速比をもって出力軸125へと伝達されるため、回転出力軸125を介して、原動機の回転動力を取り出すことができる。こうして取り出された回転動力により、回転発電機104が駆動されることにより、各種の電気機器に対する電力供給が可能となる。さらに、左右の揺動バー108、109と左右の押し圧力調整機構110、111とからなる直立保持機構を作動させれば、乗員がシート部分204に載らずとも、原付バイク2を直立状態に維持することができる。このとき、左右のガイドロッド119、120と、架橋バー123と、左右のナット部材121、122とからなる接触圧調整機構を作動することにより、後輪タイヤ202の回転を一対のローラ102、103へと効率良く伝達して、発電効率を良好なものとすることができる。
<原付バイクの回転動力取り出し装置利用の水上走行装置(第2実施例)>
1)全体の概略構成
本発明に係る原付バイクの回転動力取り出し装置利用の水上走行装置10Aは、「回転動力取り出し装置部分」と、「水掻き式推進装置部分」と、「車輪式推進装置部分」と、「水掻き推進時の操舵装置部分」と、「車輪推進時の操舵装置部分」と、「浮力付与装置部分」とを含み、水陸両用の走行装置として機能する。
「回転動力取り出し装置部分」は、基本的には第1実施例のそれと同様であるから、図4〜図9において第1実施例と同一構成部材には同一符号を付すことで説明は省略する。なお、この例にあっては、後に詳述するように、ギアボックス131の入力軸131aが、回転動力を取り出すための「回転出力軸」に相当する。
「水掻き式推進装置部分」及び「車輪式推進装置部分」は、いずれも、「回転出力軸」から取り出された回転動力により駆動されるものであり、これらと併せて、「水掻き推進時の操舵装置部分」及び「車輪推進時の操舵装置部分」が作動することにより、水陸両用の走行装置が実現される。したがって、この第2実施例装置によれば、河川、湖沼、海等々における水上走行が可能となるのみならず、水辺までの自力走行も可能となる。
2)細部の構成
以下に、図4〜図9を参照しながら、第2実施例の細部の構成について詳細に説明する。
[ギアボックス]
架台101上にあって、後側ローラ103の近傍後方には、図5及び図6に示されるように、ギアボックス131が配置される。なお、102a、103aは、ゴム被覆部分である。ギアボックス131は、互いに角度90度隔てた3本の回転軸、すなわち入力軸131a、第1出力軸131b、及び第2出力軸131cを有する。ギアボックス131は、図7(a)に示されるように、互いに角度90度隔てて互いに噛合する3個の傘歯車132a、132b、132cを内蔵する。傘歯車132aは入力軸131aと一体に回転し、傘歯車132bは第1出力軸131bと一体に回転し、傘歯車132cは第2出力軸131cと一体に回転する。ここで、入力軸131aが、本発明で言う「回転出力軸」に相当する。そして、入力軸131aに対してある回転方向の回転を与えると、第1の出力軸131bからは軸方向が90度異なる回転が得られる一方、第2出力軸131cからは軸方向は同一であって、回転方向の異なる回転が得られることとなる。
[回転伝達機構]
回転伝達機構は、この例にあっては、後側ローラ103の回転軸124と一体に固定された駆動側スプロケット126と、ギアボックス131の入力軸131aと一体に固定された従動側スプロケット142と、駆動側スプロケット126と従動側スプロケット142との間に巻回されたチェーン143とから構成されている。そのため、原付バイクの原動機から取り出された回転動力は、所定の変速比をもって、ギアボックス131の入力軸131aから取り出されることとなり、こうして取り出された回転動力により、ギアボックス131の作用を介して、水掻き式推進機構や車輪式推進機構が駆動される。
[水掻き式推進装置部分]
水掻き式推進装置部分は、この例にあっては、プロペラスクリュー式推進機構により構成されている。すなわち、図6及び図7に示されるように、このプロペラスクリュー式推進機構は、プロペラスクリュー133及びスクリューロッド134を含む。スクリューロッド134は、昇降ガイド135、角度自在継ぎ手136、クラッチ137を介して、ギアボックス131の第1出力軸131bへと連結される。架台101上の原付バイク搭載予定位置の側部には、スライド操作レバー138が前後に揺動可能に枢着されている。架台101のクラッチ137の側部には、揺動レバー140と作動バー141とからなるアクチュエータ機構が設けられ、このアクチュエータ機構の揺動レバー140はリンクロッド139を介して操作レバー138に連結されている。そのため、陸上推進時にあっては、図8(a)に示されるように、操作レバー138を前方へ倒すことで、スクリューロッド134を引き込みつつ持ち上げると同時にクラッチ137を非接続状態とすることで、陸上移動中にプロペラスクリュー133の地面との接触による破損を防止する一方、水上移動時にあっては、図8(b)に示されるように、操作レバー138を手前に倒すことにより、ある角度倒した以降は、図8(c)に示されるように、スクリューロッド134を押し出しつつ降ろすことにより、水上移動中にあっては、クラッチ137を接続状態として、プロペラスクリューを確実に水中へと没することができる。そのため、原付バイク2の原動機から取り出された回転動力は、所定の変速比をもって、ギアボックス131の入力軸131aから取り出されることとなり、こうして取り出された回転動力により、ギアボックス131の作用を介して水掻き式推進機構が駆動され、水上走行が可能となる。
[車輪式推進装置部分]
車輪式推進装置部分は、この例にあっては、図7(a),(b)に示されるように、左右の後輪144a、144bと、それらの後輪を繋ぐ車軸145と、架台101に固定されて車軸145を回転自在に支承する左右の軸受け146a、146bと、車軸145と一体に固定された従動側スプロケット147と、ギアボックス131の第2出力軸131cに一体に固定された駆動側スプロケット148と、従動側スプロケット147と駆動側スプロケット148との間に巻回されたチェーン149とから構成されている。そのため、原付バイクの原動機から取り出された回転動力は、所定の変速比をもって、ギアボックス131の入力軸131aから取り出されることとなり、こうして取り出された回転動力により、ギアボックス131の作用を介して車輪式推進機構が駆動され、陸上走行が可能となる。
[水掻き推進時の操舵装置部分]
水掻き推進時の操舵装置部分は、この例では、図9に示されるように、左右の前輪150a、150bを繋ぎかつ前輪受け部114と一体に旋回するように支持された車軸151と、折り畳み自在であって、かつ伸展時には水中方向舵として機能する舵板152と、その中央部において舵板152に固定されると共に、舵板152と一体に旋回するように支持された操舵板153と、前輪の車軸151の左端と操舵板153の右端とを繋ぐ第1の操作ロッド154と、前輪の車軸151の右端と操舵板153の左端とを繋ぐ第2の操作ロッド155とから構成されている。
そのため、原付バイク2のハンドルバー205を左折方向へと曲げたことにより、車軸151が図中反時計周りに旋回すると、第1及び第2の操作ロッド154、155により形成される交叉リング機構の作用により、操舵板153は時計回りに旋回して、舵板153は左折に適した方向を向くことにより、架台101は左へと旋回しつつ水上を進行可能となる。逆に、原付バイク2のハンドルバー205を右折方向へと曲げたことにより、車軸151が図中時計周りに旋回すると、第1及び第2の操作ロッド154、155により形成される交叉リング機構の作用により、操舵板153は反時計回りに旋回して、舵板153は右折に適した方向を向くことにより、架台101は左へと旋回しつつ水上を進行可能となる。
[車輪推進時の操舵装置部分]
水掻き推進時の操舵装置部分は、上で既に述べたとおりであって、左右の前輪150a、150bと、それらの前輪150a、150bを繋ぎかつ前輪受け部114と一体に旋回するように支持された車軸151とからなるものである。
そのため、原付バイク2のハンドルバー205を希望の操舵方向へと曲げれば、前輪受け部114とともに前輪車軸151が曲がって、左右の前輪も希望の方向へと向くため、架台101に搭載された原付バイク2のハンドルバー205の操舵操作により、希望の方向へと陸上走行が可能となる。
[直立保持機構]
この例にあっては、直立保持機構は、左側ボルト保持部材156と、左側押当ボルト157aと、右側ボルト保持部材158と、右側押当ボルト157bとを含んでいる。
左側ボルト保持部材156は、架台101上において、原付バイク載置予定位置の左側部にあって、所定高さには原付バイクの左側面へ向けて貫通するボルト孔156aが設けられいてる。左側押当ボルト157aは、左側ボルト保持部材156のボルト孔(図ではダブルナットにて形成)156aにねじ込まれ、その先端部をパッド部材159aを介して原付バイク2の左側面(例えば、カウル後部203cの左側面)に押し当て可能とされている。右側ボルト保持部材158は、架台2上において、原付バイク載置予定位置の右側部にあって、所定高さには原付バイク2の右側面へ向けて貫通するボルト孔158aが設けられている。右側押当ボルト157bは、右側ボルト保持部材158のボルト孔(図ではダブルナットにて形成)158aにねじ込まれ、その先端部をパッド部材159bを介して原付バイク2の右側面(例えば、カウル後部203cの右側面)に押し当て可能とされている。
このような例によれば、左右のボルト157a、157bを対応するボルト孔156a、158aにねじ込む操作により、左右の押し圧力を簡単に調整しつつ、原付バイク2の姿勢を直立状態に保持することができる。
[浮力付与装置部分]
浮力付与装置の具体的な構成は、本水上走行装置が置かれた環境に応じて、適宜に選択することができる。勿論、架台101に併せて予め適切な形状や構造の浮き袋や筏を容易してもよいが、開発途上国の未開地などにおいては、周囲の材木を調達して或いは金属製又はプラスチック製の中空パイプの両端を封止したものを多数の束ねて即席の筏を作成してもよい。さらに、架台101それ自体を、周囲の材木を調達して或いは金属製又はプラスチック製の中空パイプの両端を封止したものを多数の束ねた筏構造として、架台それ自体が浮力を有するようにしてもよいであろう。
3)作用
以上の第2実施例装置によれば、対象となる原付バイク2を架台101上に導いたのち、その後輪タイヤ202を一対のローラ102、103の上に載せ、原付バイク2の原動機(通常はガソリンエンジン)を起動して、適当な変速ギア位置を選択すれば、後輪タイヤ202は一対のローラ102、103の回転により定位置にて空回りすると共に、その後側ローラ202の回転は所定の変速比をもって出力軸131aへと伝達されるため、回転出力軸131aを介して、原動機の回転動力を取り出すことができる。こうして取り出された回転動力により、ギアボックス131を介して、プロペラスクリュー式水上推進機構が駆動されることにより、水上走行が可能となる。加えて、ハンドルバー205の操作で水中にある舵板152を任意の方向へと角度変更できるため、原付バイク2のハンドル操作で架台全体を任意の方向へと水上進行させることができる。さらに、取り出された回転動力により、ギアボックス131を介して、車輪式地上推進機構も駆動されると共に、ハンドルバー205の操作で左右の前輪150a、150bを任意の方向へと向けることができるため、水上走行に先立って、水辺まで自力走行することもできる。
<原付バイクの回転動力取り出し装置利用の水上走行装置(第3実施例)>
1)全体の概略構成
本発明に係る原付バイクの回転動力取り出し装置利用の水上走行装置10Bは、「回転動力取り出し装置部分」と、「水掻き式推進装置部分」と、「水掻き推進時の操舵装置部分」と、「浮力付与装置部分」とを含み、水上専用の走行装置(すなわち、「舟艇」)として機能する。
「回転動力取り出し装置部分」は、基本的には第1実施例のそれと同様であるから、図10〜図15において第1実施例と同一構成部材には同一符号を付すことで説明は省略する。なお、この例にあっても、後に詳述するように、ギアボックス131の入力軸131aが、回転動力を取り出すための「回転出力軸」に相当する。
「水掻き式推進装置部分」は、「回転出力軸」から取り出された回転動力により駆動されるものであり、併せて、「水掻き推進時の操舵装置部分」が作動することにより、水上専用の走行装置が実現される。したがって、この第3実施例装置によれば、河川、湖沼、海等々の水域における水上走行が可能となる。
2)細部の構成
以下に、図10〜図15を参照しながら、第3実施例の細部の構成について詳細に説明する。
[架台]
この第3実施例の架台101は、図14に代表的に示されるように、4本の鋼材を細長い長方形状に組んでなる外側フレーム101aと、外側フレーム101aの内側略後半分にあって、互いに平行な2本の鋼材を主体として構成される内側後部フレーム101bと、外側フレーム101aの内側略前半分にあって、帯状に延びる内側前部フレーム101cとから構成される。後述するように、内側後部フレーム101bには後輪タイヤ202が搭載され、内側前部フレーム101cには前輪タイヤ201が搭載される。
[回転伝達機構]
内側後部フレーム101b上には、図13に示されるように、先に説明した前側ローラ102、後側ローラ103、及びギアボックス131が搭載されている。なお、この例では、ギアボックス131は、第2実施例の場合とは異なり、上下逆に描かれていることに注意されたい。回転伝達機構は、この例にあっても、後側ローラ103の回転軸124と一体に固定された駆動側スプロケット126と、ギアボックス131の入力軸131aと一体に固定された従動側スプロケット142と、駆動側スプロケット126と従動側スプロケット142との間に巻回されたチェーン143とから構成されている。そのため、原付バイクの原動機から取り出された回転動力は、所定の変速比をもって、ギアボックス131の入力軸131aから取り出されることとなり、こうして取り出された回転動力により、ギアボックス131の作用を介して、水掻き式推進機構が駆動される。
[水掻き式推進装置部分]
水掻き式推進装置部分は、この例にあっては、水車式推進機構により構成されている。すなわち、図13(a),(b)に示されるように、この水車式推進機構は、水平な軸の回りに回転すると共に、その下部が水中にあって水掻き作用をなす水車(羽根車)161を有する。水車161の回転軸は回転軸162と一体に回転する。原付バイク2の原動機から取り出された回転動力は、所定の変速比をもって、ギアボックス131の入力軸131aから取り出される。こうして取り出された回転動力は、ギアボックス131を介して、第2の出力軸131cへと逆回転で伝達される。さらに、第2の出力軸131cの回転は、駆動側スプロケット148、チェーン163、従動側スプロケット164を介して、水車の回転軸162へと伝達される。これにより、水車161が回転して、前進方向へと水掻き作用がなされ、水上走行が可能となる。
[水掻き推進時の操舵装置部分]
水掻き推進時の操舵装置部分は、この例では、図14に示されるように、前輪受け部114と一体に旋回するように支持された前部操舵板165と、折り畳み自在であって、かつ伸展時には水中方向舵として機能する舵板152と、その中央部において舵板152に固定されると共に、舵板152と一体に旋回するように支持された操舵板153と、前部操舵板165の左端と操舵板153の右端とを繋ぐ第1の操作ワイヤ166と、前部操舵板165の右端と操舵板153の左端とを繋ぐ第2の操作ワイヤ167とから構成されている。
そのため、原付バイク2のハンドルバー205を左折方向へと曲げたことにより、前部操舵板165が図中反時計周りに旋回すると、第1及び第2の操作ワイヤ166、167により形成される交叉ワイヤ機構の作用により、操舵板153は時計回りに旋回して、舵板153は左折に適した方向を向くことにより、架台101は左へと旋回しつつ水上を進行可能となる。逆に、原付バイク2のハンドルバー205を右折方向へと曲げたことにより、前部操舵板165が図中時計周りに旋回すると、第1及び第2の操作ワイヤ166<167により形成される交叉ワイヤ機構の作用により、操舵板153は反時計回りに旋回して、舵板153は右折に適した方向を向くことにより、架台101は右へと旋回しつつ水上を進行可能となる。
[浮力付与装置部分]
この第3実施例にあっては、浮力付与装置部分としては、架台101の左右両脇に取り付けられた浮き袋160a、160bにより構成されている。それらの浮き袋160a、160bは圧気(例えば、圧縮空気)が注入されたものであり、その先端部には、水面を滑走するのに好適な上向き傾斜面が形成されている。
3)作用
以上の第3実施例装置によれば、対象となる原付バイク2を架台101上に導いたのち、その後輪タイヤ202を一対のローラ102、103の上に載せ、原付バイク2の原動機(通常はエンジン)を起動して、適当な変速ギア位置を選択すれば、後輪タイヤ202は一対のローラ102、103の回転により定位置にて空回りすると共に、その後側ローラ202の回転は所定の変速比をもって出力軸131aへと伝達されるため、回転出力軸131aを介して、原動機の回転動力を取り出すことができる。こうして取り出された回転動力により、ギアボックス131を介して、水車式水上推進機構が駆動されることにより、水上走行が可能となる。加えて、ハンドルバー205の操作で水中にある舵板152を任意の方向へと角度変更できるため、図15に示されるように、原付バイク2のハンドル操作で架台全体を任意の方向へと水上進行させることができる。
本発明に係る原付バイクの回転動力取り出し装置によれば、対象となる原付バイクを架台上に導いたのち、その後輪タイヤを一対のローラの上に載せ、原付バイクの原動機(通常はエンジン)を起動して、適当な変速ギア位置を選択すれば、後輪タイヤは一対のローラの回転により定位置にて空回りすると共に、そのローラの回転は所定の変速比をもって出力軸へと伝達されるため、回転出力軸を介して、原動機の回転動力を取り出すことができる。
また、この装置によれば、回転伝達機構における変速比を変更するだけで、所望の回転数により回転動力を得られるため、様々な用途にも容易に対応することができ、開発途上国においても使い勝手が高い。
さらに、主たる構成要素としては、架台上に、一対のローラ、回転伝達機構、及び出力軸を設けるだけであるから、構造簡単にして廉価に提供することができる。
本発明に係る発電装置によれば、災害(例えば、地震など)の被災地、山奥のキャンプ場、開発途上国の未開地、等々においても、原付バイクさえあれば、電気の恩恵に浴することができる。
<その他>
なお、以上の各実施例では、本発明を発電装置、水陸両用車両等々に適用したが、本発明の適用はこれに限られるものではなく、動力を必要とする様々な装置への応用が期待される。また、「動力伝達機構」としても、スプロケットとチェーンとの組み合わせに限られることなく、複数の平歯車列の組み合わせからなるギア式伝達機構、ベルトとプーリとの組み合わせからなるベルト式伝達機構などでもよいことは勿論である。
本発明に係る水上走行装置によれば、山間地や開発途上国の湖沼や河川等々にあっても、原付バイクさえあれば、水上走行が可能となる。
1 発電装置
2 原付バイク
10A 水上走行装置(水陸両用)
10B 水上走行装置(水上専用)
101 架台
102 前側ローラ
103 後側ローラ
104 回転式発電機
105a、105b 前部左右の軸受け部材
106a、106b 後部左右の軸受け部材
107 天板
108 左側揺動バー
108a 左側揺動バーの下端部
108b 左側揺動バーの上端部
109 右側揺動バー
109a 右側揺動バーの下端部
109b 右側揺動バーの上端部
110 左側押当力調整機構
111 右側押当力調整機構
112 左側パッド部材
113 右側パッド部材
114 前輪タイヤ受け部
115 昇降案内板
116 地面
117a、117b 前部の左右キャスター
118a、118b 後部の左右キャスター
119 左側ガイドロッド
119a ねじ部
120 右側ガイドロッド
120a ねじ部
121、122 左右のナット部材
123 架橋バー
124 後側ローラの回転軸
125 発電機の入力軸(回転出力軸)
126 駆動側スプロケット
127 従動側スプロケット
128 チェーン
131 ギアボックス
131a 入力軸(回転出力軸)
132a 第1の傘歯車
132b 第2の傘歯車
132c 第3の傘歯車
133 プロペラスクリュー
134 スクリューロッド
135 昇降ガイド
136 角度自在継ぎ手
137 クラッチ
138 操作レバー
139 リンクロッド
140 揺動レバー
141 作動ロッド
142 従動側スプロケット
143 チェーン
144a,144b 左右の後輪
145 後輪の車軸
146a,146b 左右の軸受け
147 駆動側スプロケット
148 従動側スプロケット
149 チェーン
150a,150b 左右の前輪
151 前輪の車軸
152 舵板
153 操舵板
154 リンクロッド
155 リンクロッド
156 左側ボルト保持部材
156a ボルト孔
157a,157b 左右の押当ボルト
158 右側ボルト保持部材
158a ボルト孔
159a,159b パッド部材
160a,160b 左右の浮き袋
161 水車
162 水車の回転軸
163 チェーン
164 従動側スプロケット
165 前部操舵板
166,167 左右の操作ワイヤ
201 前輪タイヤ
202 後輪タイヤ
203a カウル前部
203b カウル底部
203c カウル後部
204 シート部分
205 ハンドルバー
206a,206b ハンドルグリップ
より具体的には、幾つかの構成を採用することができる。ひとつの構成例としては、前記直立保持機構は、
前記架台上において、前記原付バイク載置予定位置の左側部にあって、その下端部を揺動支点として、前記原付バイクの左側面へと接近又は離脱する方向へと揺動自在であり、かつその上端部をパッド部材を介して前記原付バイクの車体左側面へと押し当て可能な左側揺動バーと、
前記左側揺動バーの先端部の前記車体左側面への押当力を調整可能な左側押当力調整機構と、
前記架台上において、前記原付バイク載置予定位置の右側部にあって、その下端部を揺動支点として、前記原付バイクの右側面へと接近又は離脱する方向へと揺動自在であり、かつその上端部をパッド部材を介して前記原付バイクの車体右側面へと押し当て可能な右側揺動バーと、
前記右側揺動バーの先端部の前記車体右側面への押し当て力を調整可能な右側押当力調整機構と、を含む、ものであってもよい。このとき、
前記左側押当力調整機構が、
前記左側揺動バーの途中と前記架台との間に掛け渡されたターンバックルであり、かつ
前記右側押当力調整機構が、
前記右側揺動バーの途中と前記架台との間に掛け渡されたターンバックルであってもよい。

Claims (19)

  1. 原付バイクを載置するための架台と、
    前記架台上の後輪タイヤの載置予定位置にあって、前後に適当な距離だけ離間して、かつそれぞれ回転自在に支持された、互い平行な前後一対のローラと、
    前記架台上における前記一対のローラの近傍にあって、回転自在に支持された回転出力軸と、
    前記一対のローラの一方の回転を前記回転出力軸に所定の変速比をもって伝達するための回転伝達機構とを包含し、
    前記原付バイクの原動機から得られる回転動力を、前記後輪タイヤと前記一対のローラとの接触を介して、前記回転出力軸から所定の変速比をもって取り出す、原付バイクの回転動力取り出し装置。
  2. 前記架台上には、前記原付バイクを直立状態に保持する直立保持機構を有する、請求項1に記載の原付バイクの回転動力取り出し装置。
  3. 前記直立保持機構は、
    前記原付バイクの車体左右両側面の適所を任意の押圧力をもって両側から押圧することにより、前記原付バイクを直立状態に保持する、請求項2に記載の原付バイクの回転動力取り出し装置。
  4. 前記直立保持機構が、
    前記架台上において、前記原付バイク載置予定位置の左側部にあって、その下端部を揺動支点として、前記原付バイクの左側面へと接近又は離脱する方向へと揺動自在であり、かつその上端部をパッド部材を介して前記原付バイクの車体左側面へと押し当て可能な左側揺動バーと、
    前記左側面揺動バーの先端部の前記車体左側面への押当力を調整可能な左側押当力調整機構と、
    前記架台上において、前記原付バイク載置予定位置の右側部にあって、その下端部を揺動支点として、前記原付バイクの右側面へと接近又は離脱する方向へと揺動自在であり、かつその上端部をパッド部材を介して前記原付バイクの車体右側面へと押し当て可能な右側揺動バーと、
    前記右側面支持バーの先端部の前記車体右側面への押し当て力を調整可能な右側押当力調整機構と、(回転動力取り出し装置)を含む、請求項3に記載の原付バイクの回転動力取り出し装置。
  5. 前記左側押当力調整機構が、
    前記左側揺動バーの途中と前記架台との間に掛け渡されたターンバックルであり、かつ
    前記右側押当力調整機構が、
    前記右側揺動バーの途中と前記架台との間に掛け渡されたターンバックルである、請求項4に記載の原付バイクの回転動力取り出し装置。
  6. 前記直立保持機構が、
    前記架台上において、前記原付バイク載置予定位置の左側部にあって、所定高さには前記原付バイクの左側面へ向けて貫通するボルト孔が設けられた左側ボルト保持部材と、
    前記左側ボルト保持部材のボルト孔にねじ込まれ、その先端部をパッド部材を介して前記原付バイクの左側面に押し当て可能な左側押当ボルトと、
    前記架台上において、前記原付バイク載置予定位置の右側部にあって、所定高さには前記原付バイクの右側面へ向けて貫通するボルト孔が設けられた右側ボルト保持部材と、
    前記右側ボルト保持部材のボルト孔にねじ込まれ、その先端部をパッド部材を介して前記原付バイクの右側面に押し当て可能な右側押当ボルトと、を含む、請求項3に記載の原付バイクの回転動力取り出し装置。
  7. 前記架台上にあって、前輪タイヤの載置予定位置には、前輪タイヤの下部を受け入れて、当該前輪タイヤの左右方向へのずれを規制する凹状の前輪タイヤ受け部を有する、請求項1に記載の原付バイクの回転動力取り出し装置。
  8. 前記架台の前端部には、地面との段差を埋める昇降案内用スロープを有する、請求項1に記載の原付バイクの回転動力取り出し装置。
  9. 前記昇降案内用スロープが、
    前記架台前端部を回動支点として跳ね上げ可能な昇降案内板である、請求項8に記載の原付バイクの回転動力取り出し装置。
  10. 請求項1に記載の原付バイクの回転動力取り出し装置と、
    前記装置の架台上にあって、前記回転出力軸から取り出された回転動力により駆動される発電機とを有する、発電装置。
  11. 前記架台上にあって、前記後輪タイヤと前記一対のローラとの接触圧を調整する接触圧調整機構を有する、請求項10に記載の発電装置。
  12. 前記接触圧調整機構が、
    前記架台上にあって、前記原付バイクのシート部分を前記架台に向けて垂直下向きに引っ張ることにより、前記後輪タイヤと前記一対のローラとの接触圧を調整する、請求項11に記載の発電装置。
  13. 前記接触圧調整機構が、
    前記架台上にあって、前記原付バイク載置予定位置の左側部に立設され、かつその上部には所定長さ範囲にわたりねじ部が形成された左側ガイドロッドと、
    前記架台上にあって、前記原付バイク載置予定位置の右側部に立設され、かつその上部には所定長さ範囲にわたりねじ部が形成された右側ガイドロッドと、
    前記左側ガイドロッドと右側ガイドロッドとの間に前記シートを跨るようにして掛け渡され、かつロッド受け入れ孔を介して前記左右のロッドにより昇降自在にガイドされる架橋バーと、
    前記左右のロッドのねじ部のそれぞれに螺合されて、前記架橋バーの上限を規制する左右のナット部材とを有する、請求項12に記載の発電装置。
  14. 請求項1に記載の原付バイクの回転動力取り出し装置と、
    前記装置の架台に装着され、前記回転出力軸から取り出された回転動力により駆動される水掻き式推進機と、
    前記装置の架台に装着され、水中方向舵を含む水上走行用の操舵機構と、
    前記装置の架台に装着され、水上走行を可能にするために浮力付与手段とを有する、水上走行装置。
  15. 前記水上走行用の操舵機構が、
    前輪タイヤの載置予定位置にあって、前輪タイヤの下部を受け入れ、前記前輪タイヤの向きの変化に応じて回動可能に支持された前輪タイヤ受け部と、
    ハンドルバーの操舵操作により前記前輪タイヤと共に前記前輪タイヤ受け部が回動するとき、前記ハンドルバーの指向方向へと前記架台全体が水上進行するように、前記前輪タイヤ受け部の回動運動を前記水中方向舵に伝達する動力伝達機構とを含む、請求項14に記載の水上走行装置。
  16. 前記水掻き式推進機が、プロペラスクリュー又は水車を含む、請求項14に記載の水上走行装置。
  17. 前記浮力付与手段が、筏又は浮き袋を含む、請求項14に記載の水上走行装置。
  18. 前記架台には、
    地上走行用の左右の後輪と、
    地上走行用の操舵可能な左右の前輪と、
    前記回転出力軸から取り出された回転動力を前記左右の後輪へと伝達するための後輪駆動用の回転伝達機構と、
    前記左右の前輪を操舵するための前輪操舵機構とをさらに有する、請求項14に記載の水上走行装置。
  19. 前記前輪操舵機構が、
    前輪タイヤの載置予定位置にあって、前輪タイヤの下部を受け入れ、前記前輪タイヤの向きの変化に応じて回動可能に支持された前輪タイヤ受け部と、
    ハンドルバーの操舵操作により前記前輪タイヤと共に前記前輪タイヤ受け部が回動するとき、前記ハンドルバーの指向方向へと前記架台全体が陸上進行するように、前記前輪タイヤ受け部の回動運動を前記左右の前輪へと伝達する動力伝達機構とを含む、請求項18に記載の水上走行装置。
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