JP2019156218A - 電子機器及び支持具 - Google Patents

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進太郎 立脇
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Abstract

【課題】ダッシュボード上に電子機器を適切に設置可能な技術を提供する。【解決手段】本開示の一側面に係る電子機器(1)は、機器本体(10)と、ステー(30)と、着脱式の連結部品(50)と、を備える。機器本体は、ステーと係合するように構成される本体係合部(20)を下部に備える。ステーは、機器本体を車両のダッシュボード(5)上で支持するように構成される。ステーは、ダッシュボードとの接触面(30B)を下部に有し、本体係合部と係合するように構成されるステー係合部(31,31A,31B)を上部に備える。連結部品は、本体係合部と係合するように構成される第一中間係合部(51,51R,51L)を上部に備え、ステー係合部と係合するように構成される第二中間係合部(61)を下部に備える。連結部品は、機器本体とステーとの間に着脱可能に取り付けられて、機器本体をステーに連結する。【選択図】図1

Description

本開示は、車両のダッシュボード上に設置される電子機器及びその支持具に関する。
車両用の電子機器として、フロントガラスやダッシュボード上に固定される電子機器が知られている。電子機器の例には、レーダ探知機やドライブレコーダが含まれる(例えば特許文献1参照)。
近年のレーダ探知機は、運転者に向けて各種情報を表示するディスプレイを有しており、運転者がこのディスプレイに表示される情報に容易にアクセス可能であるように、ダッシュボードに取り付けられることが多い。
特開平11−129829号公報
ダッシュボード構造、特にダッシュボード上面の高さ及び形状は、車種によって異なる。例えば、ダッシュボード上面の車両前方への傾斜角や運転者の着座位置に対するダッシュボード上面の高さは、車両形状や車高等に応じて異なる。
このようにダッシュボード構造の異なる車両において、電子機器をダッシュボード上に固定するための固定具は、そのダッシュボード構造に柔軟に対応し、電子機器を適切に設置できるのが好ましい。適切な設置には、電子機器の機能性及び利便性を考慮した設置、及び、運転者の前方視界を考慮した設置が含まれる。但し、柔軟性を高めるために固定具に複雑な構造を採用すると固定具が大型化して運転者の視界を遮る原因になり得る。
そこで、本開示の一側面では、簡易な構成でダッシュボード上に電子機器を適切に設置可能な技術を提供できることが望ましい。
本開示の一側面に係る車両用の電子機器は、機器本体と、ステーと、着脱式の連結部品と、を備える。機器本体は、ステーと係合するように構成される本体係合部を下部に備える。
ステーは、機器本体を車両のダッシュボード上で支持するように構成される。ステーは、ダッシュボードとの接触面を下部に有し、本体係合部と係合するように構成されるステー係合部を上部に備える。
連結部品は、本体係合部と係合するように構成される第一中間係合部を上部に備え、ステー係合部と係合するように構成される第二中間係合部を下部に備える。連結部品は、機器本体とステーとの間に着脱可能に取り付けられ、機器本体をステーに連結する。
この構成によれば、連結部品を介して機器本体を間接的にステーに連結する第一の態様、及び、連結部品を介さずに機器本体を直接ステーに連結する第二の態様で、機器本体をステーに連結して、電子機器をダッシュボード上に設置することができる。
従って、設置者は、連結部品の利用選択によって、少なくとも電子機器のダッシュボードに対する設置高さを二段階で変更可能である。従って、本開示によれば、ダッシュボード上に、電子機器を、ダッシュボードの構造に合わせて適切に設置可能である。特に、本開示によれば、この設置高さの変更を、運転者の前方視界の遮断を抑制可能な小型で簡易な支持具(ステー及び連結部品)の構成で実現できることが有意義である。
本開示の一側面によれば、機器本体は、車両前方を撮影するカメラを前部に有しディスプレイを後部に有し、ドライブレコーダ及びレーダ探知機として機能するように構成されてもよい。
本開示の一側面によれば、ステー係合部は、ステーが車両の前後方向に対して第一の向きで配置されるときに、本体係合部が上下及び前後方向に垂直な左右方向に沿う軸周りに回転可能であるように本体係合部と係合する構成にされてもよい。
この例によれば、連結部品を用いずに機器本体を直接ステーに連結する第二の態様において、設置者は、機器本体の仰角/俯角を調整可能である。このことは、ドライブレコーダ及びレーダ探知機として機能する上述の電子機器の例において、カメラの上下方向の向きを、ダッシュボードの傾斜によらずに調整できることを意味する。従って、ダッシュボードの構造に合わせて、カメラの向きを調整し、電子機器を適切に設置可能である。
本開示の一側面によれば、連結部品は、ステーが第二の向きで配置されるときに、機器本体とステーとの間に取り付けられてもよい。この際、第一中間係合部は、本体係合部が左右方向に沿う軸周りに回転可能であるように本体係合部と係合し、第二中間係合部は、前後方向に沿う軸周りに回転可能であるようにステー係合部と係合してもよい。
この例によれば、連結部品を介して機器本体を間接的にステーに連結する第一の態様において、設置者は、機器本体の仰角/俯角を調整可能であり、更には、連結部品の左右の傾きを調整することで、機器本体の左右の傾きを調整可能である。
本開示の一側面によれば、本体係合部、ステー係合部、第一中間係合部、及び、第二中間係合部のうちの互いに係合する二つの係合部は、互いに噛合う回転方向の凹凸部を備え、凹凸部が、二つの係合部の相対的な軸周りの回転を抑制するクリック機構として機能するように構成されてもよい。クリック機構により、機器本体の仰角/俯角、及び、左右方向の傾きを、容易に調整できると共に、調整後の機器本体の姿勢が崩れるのを抑制することができる。
本開示の一側面によれば、ステー係合部は、本体係合部及び第二中間係合部の一方と係合したときに、係合相手の本体係合部及び第二中間係合部の一方の孔と連通する孔を有し、孔に挿入される螺子により、係合相手の本体係合部及び第二中間係合部の一方と回転不可能であるように強固に締結されてもよい。第一中間係合部は、本体係合部と係合したときに、本体係合部の孔と連通する孔を有し、孔に挿入される螺子により、本体係合部と回転不可能であるように強固に締結されてもよい。
上記締結により、調整後の機器本体の姿勢が崩れる可能性を一層抑えることができる。この締結による回転規制は、クリック機構の存在により更に強固なものになり得る。
本開示の一側面によれば、上記締結に、軸中心から放射状に三方向に延びる峰を有する山形状の頭部を備える螺子が用いられてもよい。上記構成の頭部を備える螺子によれば、締結操作を行うユーザが、指で螺子を回し易く、ユーザの利便性が向上する。
本開示の一側面によれば、電子機器の機器本体を支持するための支持具が提供されてもよい。支持具は、機器本体を車両のダッシュボード上で支持するためのステーと、着脱式の連結部品と、を備えることができる。機器本体は、ステーと係合するように構成される本体係合部を下部に備えることができる。ステーは、ダッシュボードとの接触面を下部に有し、本体係合部と係合するように構成されるステー係合部を上部に備えることができる。連結部品は、本体係合部と係合するように構成される第一中間係合部を上部に備え、ステー係合部と係合するように構成される第二中間係合部を下部に備え、機器本体とステーとの間に着脱可能に取り付けられて、機器本体をステーに連結するように構成され得る。この支持具には、上述のステー及び連結部品と同様の構成が適用され得る。
図1Aは、連結部品を介してステーと連結された電子機器の正面図であり、図1Bは、その背面図である。 図2Aは、連結部品を介してステーと連結された電子機器の右側面図であり、図2Bは、その左側面図であり、図2Cは、その平面図であり、図2Dは、その底面図である。 図3は、本体係合部を含む後方ケース部分の斜視図である。 図4Aは、後方ケース部分の右側面図であり、図4Bは、その左側面図である。 図5は、後方から見た連結部品の斜視図である。 図6Aは、連結部品の正面図であり、図6Bは、連結部品の背面図である。 図7Aは、連結部品の右側面図であり、図7Bは、連結部品の左側面図であり、図7Cは、連結部品の平面図であり、図7Dは、連結部品の底面図である。 図8は、連結部品のVIII−VIII断面図である。 図9は、連結部品のIX−IX断面図である。 図10は、ステーの斜視図である。 図11Aは、ステーの正面図であり、図11Bは、ステーの背面図である。 図12Aは、ステーの右側面図であり、図12Bは、ステーの左側面図であり、図12Cは、ステーの平面図であり、図12Dは、ステーの底面図である。 図13は、ステーのXIII−XIII断面図である。 図14は、ステーのXIV−XIV断面図である。 図15A及び図15Bは、異なる角度から見た螺子の斜視図である。 図16Aは、螺子の正面図であり、図16Bは、螺子の側面図であり、図16Cは、螺子の背面図である。 図17Aは、連結部品なしでステーと連結された電子機器の正面図であり、図17Bは、その背面図である。 図18Aは、連結部品なしでステーと連結された電子機器の右側面図であり、図18Bは、その左側面図である。
以下に本開示の例示的実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1A、図1B、図2A、図2B、図2C、及び図2Dに示す本実施形態の電子機器1は、車両(四輪自動車)のダッシュボード5上に固定されて使用され、車両用のドライブレコーダとレーダ探知機とが一体化された構成にされる。この電子機器1は、ドライブレコーダ及びレーダ探知機として機能する機器本体10と、機器本体10を車両のダッシュボード5上に固定するためのステー30と、着脱式の連結部品50と、二つの螺子70とナット90とを有する。
機器本体10は、前後方向に薄い概略長方体の外形を有し、ドライブレコーダ及びレーダ探知機としての機能を実現する電気/電子部品を、前方ケース部分11及び後方ケース部分13で前後から挟み込むように収容した構成にされる。電気/電子部品には、前方ケース部分11の窓を通って前部に露出されるカメラ15、及び、後方ケース部分13の窓を通って後部に露出されるディスプレイ17が含まれる。
即ち、機器本体10は、カメラ15を前部(正面側)に有し、ディスプレイ17を後部(背面側)に有する。カメラ15は、車両前方を撮影するために用いられる。ディスプレイ17は、ユーザからの操作信号に従って、各種情報を表示するように動作する。各種情報には、カメラ15の撮影画像やレーダ探知情報が含まれる。機器本体10は、ディスプレイ17の下辺に沿って、複数のメカニカルな操作スイッチ19を有する。ユーザからの操作信号は、操作スイッチ19を通じて機器本体10内に入力される。
この機器本体10は、連結部品50を介してステー30と連結される本体係合部20を下部に備える。本体係合部20は、図3、図4A、及び図4Bに示すように、後方ケース部分13と一体に構成される。
これらの図から理解できるように、本体係合部20は、機器本体10の下面から下方に延設され、螺子70を挿入するための貫通孔21が左側面20Lから右側面20Rに通じて形成された構成にされる。本体係合部20は、この貫通孔21の軸周りで回転可能に連結部品50と係合する。
本体係合部20の左側面20Lには、浅い凹凸部23が、貫通孔21を中心とする円の周方向に形成されている。具体的に、浅い凹凸部23を構成する複数の凹条(溝)及び凸条(歯)のそれぞれは、貫通孔21から放射状に延びている。この浅い凹凸部23は、後述する連結部品50の浅い凹凸部57と噛み合って、本体係合部20と連結部品50との間の回転を抑制するクリック機構を構成する。
連結部品50は、図5、図6A、及び図6Bに示すように、機器本体10の本体係合部20と係合するように構成される第一中間係合部51を上部に備え、後述するステー係合部31と係合するように構成される第二中間係合部61を下部に備える。連結部品50は、機器本体10とステー30との間に着脱可能に取り付けられて、機器本体10をステー30に連結する。
第一中間係合部51は、第二中間係合部61を構成する連結部品下部構成体から左右に間隔を空けて上方に延びる二つの連結部品上部構成体51L,51Rにより構成される。二つの連結部品上部構成体51L,51Rは、本体係合部20と係合したときに、本体係合部20の左側面20L及び右側面20Rを挟むように、本体係合部20の左右方向の幅に対応する距離開けて配置される。
この二つの連結部品上部構成体51L,51Rは、図7A及び図7Bに示すように本体係合部20の貫通孔21と連通する貫通孔53を有する。貫通孔53には螺子70が挿入される。一方の連結部品上部構成体51Rは、図7A、図7C、及び図7Dに示すようにナット90を収容するナット収容部55を外面に有し、他方の連結部品上部構成体51Lから貫通孔53に通された螺子70の先端は、このナット収容部55に収容されたナット90と螺合する。この状態で螺子70を締付けると、二つの連結部品上部構成体51L,51Rに挟まれた本体係合部20は、二つの連結部品上部構成体51L,51Rで左右から締付けられ、連結部品50と強く締結される。
本体係合部20の左側面20Lに対向する連結部品上部構成体51Lの内面には、図7C及び図8に示すように、本体係合部20の浅い凹凸部23と相補的な形状を有する浅い凹凸部57が貫通孔53を中心とする円の周方向に形成されている。この浅い凹凸部57が、本体係合部20の浅い凹凸部23と噛み合うことにより、本体係合部20と連結部品50との間の回転を抑制するクリック機構が構成される。
螺子70が貫通孔21,53に取り付けられていないとき、又は、螺子70が貫通孔21,53に取り付けられているが螺子70が強く締付けられていない状態では、クリック機構は、本体係合部20と連結部品50との間の回転を抑制するだけで、回転を禁止しない。一方、螺子70が強く締付けられている状態では、浅い凹凸部23,57同士の噛合いが略外れないため、回転が実質禁止される。
この他、連結部品下部構成体、即ち、第二中間係合部61は、図6A、図6B、図8、及び図9に示すように、連結部品上部構成体51L,51Rの貫通孔21とは90度回転した向き(前後方向)に延びる貫通孔63を有した構成される。連結部品50は、この貫通孔63を中心とする軸周りに回転するように、ステー30に連結される。当該回転のために、第二中間係合部61は、下面が湾曲した形状にされている。
また、第二中間係合部61の後面61Bには、浅い凹凸部67が貫通孔63を中心とする円の周方向に形成されている。この浅い凹凸部67が、ステー係合部31の浅い凹凸部37と噛み合うことにより、ステー係合部31と連結部品50との間の回転を抑制するクリック機構が構成される。第二中間係合部61の前面61Aから後面61Bまでの幅は、本体係合部20の左側面20Lから右側面20Rまでの幅と実質同じ長さに設定される。
ステー30は、図10、図11A、図11B、図12A、図12B、図12C、及び図12Dに示すように、ダッシュボード5との接触面30Bを下部に有し、連結部品50と係合するように構成されるステー係合部31を上部に備えた構成される。具体的には、ステー係合部31は、プレート状のステー下部構成体32から突出した二つのステー上部構成体31A,31Bにより構成にされる。ステー下部構成体32の裏面(30B)には、図示しない粘着シートが貼り付けられる。この粘着シートのダッシュボード5に対する粘着力により、ステー30は、ダッシュボード5にしっかりと固定される。
ステー係合部31を構成する二つのステー上部構成体31A,31Bは、ステー下部構成体32から前後に間隔を空けて上方に延設される。二つのステー上部構成体31A,31Bは、連結部品50の第二中間係合部61と係合したときに、連結部品50の第二中間係合部61の前面61Aと後面61Bとを挟むように、第二中間係合部61の前後方向の幅に対応する距離開けて配置される。
この二つのステー上部構成体31A,31Bは、図11A、図11B、図13、及び図14に示すように第二中間係合部61の貫通孔63と連通する貫通孔33を有する。貫通孔33には、貫通孔21,53と同じく螺子70が挿入される。
一方のステー上部構成体31Aは、ナット90を収容するナット収容部35を外面に有し、他方のステー上部構成体31Bから貫通孔33に通された螺子70の先端は、ナット収容部35に収容されたナット90と螺合する。この状態で螺子70を締付けると、二つのステー上部構成体31A,31Bに挟まれた第二中間係合部61が、二つのステー上部構成体31A,31Bで前後から締付けられ、ステー係合部31と強く締結される。
第二中間係合部61の後面61Bと向き合うステー上部構成体31Bの内面には、図14に示すように、第二中間係合部61の浅い凹凸部67と相補的な形状を有する浅い凹凸部37が貫通孔33を中心とする円の周方向に形成されている。この浅い凹凸部37が、第二中間係合部61の浅い凹凸部67と噛合うことにより、ステー係合部31と連結部品50との間の回転を抑制するクリック機構が構成される。
螺子70が貫通孔33,63に取り付けられていないとき、螺子70が貫通孔33,63に取り付けられているが螺子70が強く締付けられていない状態では、クリック機構は、ステー係合部31と連結部品50との間の回転を抑制するだけで、回転を禁止しない。一方、螺子70が強く締付けられている状態では、浅い凹凸部37,67同士の噛合いが略外れないため、回転が実質禁止される。
貫通孔21,33,53,63に挿入される螺子70のそれぞれは、ユーザが指で回しても螺子70を強く締付けることができるように、図15A、図15B、図16A、図16B、及び図16Cに示すように、螺子70の軸中心から放射状に三方向に延びる峰71Cを有する山形状の頭部71を備える。三方向に等間隔に延びる峰71Cの間に、指を配置することにより、ユーザは、比較的簡単に螺子70を回して、螺子70をしっかりと締付けることができ、更には、緩めることができる。
以上には、連結部品50を介して機器本体10がステー30に連結される例を説明したが、連結部品50は、機器本体10及びステー30に対して着脱可能である。機器本体10の本体係合部20がステー係合部31に直接接続されることで、機器本体10は、連結部品50なしで、図17A、図17B、図18A、及び図18Bに示すように、ステー30に直接連結される。
連結部品50なしで、機器本体10がステー30に直接連結されるケースにおいては、機器本体10が連結部品50を介してステー30に連結されるケースとは異なる向きで、ステー30がダッシュボード5上に配置される。
機器本体10がステー30に連結部品50なしで連結されるケースにおけるステー30の向きを第一の向きと定義し、機器本体10が連結部品50を介してステー30に間接的に連結されるケースにおけるステー30の向きを第二の向きと定義すれば、第一の向きは、第二の向きとは90度異なる向きである。第二の向きでは、上述したように、二つのステー上部構成体31A,31Bは、前後方向に間隔を空けて配置される。一方、第一の向きでは、二つのステー上部構成体31A,31Bは、左右方向に間隔を空けて配置される。
この配置によれば、ステー係合部31に、機器本体10の本体係合部20が挿入されて、ステー係合部31が本体係合部20に係合するとき、二つのステー上部構成体31A,31Bの内面が機器本体10の本体係合部20の右側面20R及び左側面20Lを挟むように本体係合部20と係合する。上述したように、本体係合部20の左側面20Lは、浅い凹凸部23を備える。従って、ステー30は、ステー上部構成体31Bの浅い凹凸部37が、本体係合部20の左側面20Lに形成された浅い凹凸部23と噛み合うように配置される。この噛合により、ステー係合部31と本体係合部20との間の前後方向の回転を抑制するクリック機構が構成される。
ステー係合部31が本体係合部20に係合するときには、ステー係合部31の貫通孔33と、本体係合部20の貫通孔21が連通し、上述した螺子70が、連通する貫通孔21,33に挿入されてナット収容部35にセットされたナット90と螺合する。この状態で螺子70を締付けると、二つのステー上部構成体31A,31Bに挟まれた本体係合部20が、二つのステー上部構成体31A,31Bで左右から締付けられ、ステー30と強く締結される。強い締結により、ステー30と機器本体10とは実質回転不可能に固定される。
以上、本実施形態の電子機器1について説明した。この電子機器1によれば、機器本体10とステー30とを直接連結可能、及び、連結部品50を介して機器本体10とステー30とを間接的に連結可能である。従って、設置者は、連結部品50を介して機器本体10を間接的にステー30に連結する方法、及び、連結部品50を用いずに機器本体10を直接ステー30に連結する方法の選択により、電子機器1をダッシュボード5上に少なくとも二通りの方法で設置可能である。
即ち、設置者は、連結部品50の利用選択によって、少なくとも電子機器1のダッシュボード5に対する設置高さを二段階で変更可能である。従って、本実施形態によれば、電子機器1を、ダッシュボード5の構造に合わせてダッシュボード5上に適切に設置可能である。この設置高さの変更は、簡易で小型の支持具(ステー30及び連結部品50)の構成で運転者の視界を不要に妨害せずに実現できる。
また、ステー30は、連結部品50を介さずに機器本体10と接続されるとき、第一の向きで配置され、連結部品50を介して機器本体10と接続されるとき、第一の向きとは90度異なる第二の向きで配置される。これにより、機器本体10は、連結部品50の有無によらず、左右方向に沿う軸周りに、換言すれば、仰角/俯角方向に、回転可能であるようにダッシュボード5上に設置される。
具体的に、連結部品50なしでは、機器本体10は、第一の向きで配置されるステー30のステー係合部31に本体係合部20を介して、詳細には、浅い凹凸部23,37を介して、仰角/俯角方向に回転可能であるように連結される。連結部品50ありでは、機器本体10は、第二の向きで配置されるステー30のステー係合部31に本体係合部20及び連結部品50を介して、詳細には、浅い凹凸部23,57,67,37を介して、仰角/俯角方向及び左右方向に回転可能であるように連結される。
従って、本実施形態によれば、ユーザは、連結部品50の利用有無によらず、カメラ15の上下方向の向きを調整して、電子機器1をダッシュボード5に設置することができ、カメラ15の向きを、ダッシュボード5の傾斜を考慮して、適切に設置できる。更に、ユーザは、連結部品50を利用することにより、ディスプレイ17のダッシュボード5に対する位置が高くなるものの、機器本体10の左右の傾きを調整することができ、ハンドル近くのダッシュボード5の左右方向に傾斜した部分にも、適切に電子機器1を設置することができる。
従って、本実施形態によれば、ダッシュボードの上面の形状及び高さに柔軟に対応して、電子機器1を簡易で小型の支持具を用いてダッシュボード上に適切に設置することができる。
このような適切な設置は、カメラ15で車両前方を撮影する電子機器1において特に有意義である。電子機器1が仮にカメラ15を備えないレーダ探知機である場合、電子機器1の多少の傾きは、その機器の機能に大きく影響しない。しかしながら、カメラ15を備える電子機器1において電子機器1の向きが適切でない場合には、車両前方を適切に撮影することができず、ドライブレコーダとしての機能が大きく損なわれる可能性がある。
本実施形態によれば、上述したように電子機器1の向き及び高さを適切に調整できるので、電子機器1をドライブレコーダとして及びレーダ探知機として、その機能性及び利便性が損なわれないように適切に設置可能である。
本実施形態によれば、本体係合部20とステー係合部31との間、本体係合部20と第一中間係合部51との間、第二中間係合部61とステー係合部31との間に、クリック機構が構成されることも有意義である。このクリック機構は、ユーザが電子機器1(機器本体10)の向きを調整する際に、その向きがユーザの意思に反して変化してしまうのを抑制することができる。従って、本実施形態によれば、ユーザが電子機器1の向きを所望の向きに容易且つ適切に調整可能な電子機器1を提供可能である。
また、本実施形態によれば、螺子70を用いてクリック機構を回転しないように固定可能である。更には、螺子70の頭部71の形状が特殊であることから、ユーザが専用工具なしで指でしっかりと固定作業を行うことができる。従って、本実施形態によれば、設置が容易な利便性の高い電子機器1を提供可能である。
以上に、本開示の例示的実施形態を説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、螺子の頭部は、峰を2つ又は4つ放射状に有するように構成されてもよい。また、電子機器は、ドライブレコーダ及びレーダ探知機としての機能を備えた電子機器に限定されない。
上記実施形態における1つの構成要素が有する機能は、複数の構成要素に分散して設けられてもよい。複数の構成要素が有する機能は、1つの構成要素に統合されてもよい。上記実施形態の構成の一部は、省略されてもよい。特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…電子機器、5…ダッシュボード、10…機器本体、11…前方ケース部分、13…後方ケース部分、15…カメラ、17…ディスプレイ、19…操作スイッチ、20…本体係合部、21…貫通孔、23…凹凸部、30…ステー、30B…接触面、31…ステー係合部、31A,31B…ステー上部構成体、32…ステー下部構成体、33…貫通孔、35…ナット収容部、37…凹凸部、50…連結部品、51…第一中間係合部、51R,51L…連結部品上部構成体、53…貫通孔、55…ナット収容部、57…凹凸部、61…第二中間係合部、63…貫通孔、67…凹凸部、70…螺子、71…頭部、71C…峰、90…ナット。

Claims (7)

  1. 車両用の電子機器であって、
    機器本体と、
    前記機器本体を車両のダッシュボード上で支持するためのステーと、
    着脱式の連結部品と、
    を備え、
    前記機器本体は、前記ステーと係合するように構成される本体係合部を下部に備え、
    前記ステーは、前記ダッシュボードとの接触面を下部に有し、前記本体係合部と係合するように構成されるステー係合部を上部に備え、
    前記連結部品は、前記本体係合部と係合するように構成される第一中間係合部を上部に備え、前記ステー係合部と係合するように構成される第二中間係合部を下部に備え、前記機器本体と前記ステーとの間に着脱可能に取り付けられて、前記機器本体を前記ステーに連結する電子機器。
  2. 前記機器本体は、車両前方を撮影するカメラを前部に有しディスプレイを後部に有し、ドライブレコーダ及びレーダ探知機として機能するように構成される請求項1記載の電子機器。
  3. 前記ステー係合部は、前記ステーが前記車両の前後方向に対して第一の向きで配置されるときに、前記本体係合部が上下及び前後方向に垂直な左右方向に沿う軸周りに回転可能であるように前記本体係合部と係合し、
    前記連結部品は、前記ステーが前記第一の向きとは異なる第二の向きで配置されるときに、前記機器本体と前記ステーとの間に取り付けられ、この際、前記第一中間係合部は、前記本体係合部が左右方向に沿う軸周りに回転可能であるように前記本体係合部と係合し、前記第二中間係合部は、前後方向に沿う軸周りに回転可能であるように前記ステー係合部と係合する請求項1又は請求項2記載の電子機器。
  4. 前記本体係合部、前記ステー係合部、前記第一中間係合部、及び、前記第二中間係合部のうちの互いに係合する二つの係合部は、互いに噛合う回転方向の凹凸部を備え、前記凹凸部が、前記二つの係合部の相対的な前記軸周りの回転を抑制するクリック機構として機能する請求項3記載の電子機器。
  5. 前記ステー係合部は、前記本体係合部及び第二中間係合部の一方と係合するときに、係合相手の前記本体係合部及び第二中間係合部の一方の孔と連通する孔を有し、前記孔に挿入される螺子により、前記係合相手の前記本体係合部及び第二中間係合部の一方と実質回転不可能に締結され、
    前記第一中間係合部は、前記本体係合部と係合したときに、前記本体係合部の孔と連通する孔を有し、前記孔に挿入される螺子により、前記本体係合部と実質回転不可能に締結される請求項3又は請求項4記載の電子機器。
  6. 前記螺子として、軸中心から放射状に三方向に延びる峰を有する山形状の頭部を備える螺子を備える請求項5記載の電子機器。
  7. 車両用電子機器の機器本体を支持するための支持具であって、
    前記機器本体を車両のダッシュボード上で支持するためのステーと、
    着脱式の連結部品と、
    を備え、
    前記機器本体は、前記ステーと係合するように構成される本体係合部を下部に備え、
    前記ステーは、前記ダッシュボードとの接触面を下部に有し、前記本体係合部と係合するように構成されるステー係合部を上部に備え、
    前記連結部品は、前記本体係合部と係合するように構成される第一中間係合部を上部に備え、前記ステー係合部と係合するように構成される第二中間係合部を下部に備え、前記機器本体と前記ステーとの間に着脱可能に取り付けられて、前記機器本体を前記ステーに連結するように構成される支持具。
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