JP2019155622A - プリンタおよび印刷方法 - Google Patents

プリンタおよび印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019155622A
JP2019155622A JP2018041466A JP2018041466A JP2019155622A JP 2019155622 A JP2019155622 A JP 2019155622A JP 2018041466 A JP2018041466 A JP 2018041466A JP 2018041466 A JP2018041466 A JP 2018041466A JP 2019155622 A JP2019155622 A JP 2019155622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
printing
substrate
normal vector
detection point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018041466A
Other languages
English (en)
Inventor
元邦 木下
Motokuni Kinoshita
元邦 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland DG Corp filed Critical Roland DG Corp
Priority to JP2018041466A priority Critical patent/JP2019155622A/ja
Publication of JP2019155622A publication Critical patent/JP2019155622A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】印刷の品質が低下することを抑制する。【解決手段】プリンタ100の制御装置60は、被印刷物5に対応した被印刷物モデルM1および印刷画像P1が記憶された記憶部62と、印刷画像P1上に位置する複数の検出点DPを設定する検出点設定部66と、被印刷物モデルM1の表面に印刷画像P1を付与するテクスチャマッピング実行部68と、印刷画像P1が付与された被印刷物モデルM1に対して、検出点DPにおける法線ベクトルVを設定する法線ベクトル設定部70と、インクヘッド20から被印刷物5が載置されるテーブル10に向かう方向に沿って、被印刷物5に対する法線ベクトルVが配置されるようにテーブル10を回転させる回転制御部74と、回転された被印刷物5において、法線ベクトルVの検出点DPを中心にした所定の範囲における印刷画像P1を被印刷物5に印刷する印刷制御部78と、を備えた。【選択図】図10

Description

本発明は、プリンタおよび印刷方法に関する。
例えば、特許文献1には、球状または半球状の立体物などの被印刷物に印刷するプリンタが開示されている。特許文献1に開示されたプリンタは、下方に向かってインクを吐出するインクヘッドと、インクヘッドよりも下方に配置され、所定の方向に延びたX軸を軸に回転可能に被印刷物を支持する支持手段とを備えている。支持手段によって被印刷物をX軸周りに回転させながら、インクヘッドから被印刷物にインクを吐出することで、被印刷物に所望な印刷を行う。
特開2007−8110号公報
ところで、特許文献1に開示されたプリンタにおいて、対象となる被印刷物は、球状または半球状の立体物であるため、部分によっては、被印刷物の表面がインクヘッドの底面に対して傾斜していることがあり得る。このように、被印刷物の傾斜している部分に対して、インクヘッドからインクを吐出させて印刷を施した場合、印刷のムラや歪みが発生し、印刷の品質が低下するおそれがあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被印刷物に印刷する際、印刷の品質が低下することを抑制することが可能なプリンタおよび印刷方法を提供することである。
本発明に係るプリンタは、テーブルと、インクヘッドと、移動機構と、回転機構と、制御装置と、を備えている。前記テーブルには、被印刷物が載置される。前記インクヘッドは、前記テーブルよりも上方に配置され、インクを吐出する。前記移動機構は、前記インクヘッドに対して、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸に沿って相対的に前記テーブルを移動させる。前記回転機構は、A軸回転機構およびB軸回転機構を備えている。前記A軸回転機構は、前記テーブルを所定の方向に延びたA軸を中心に回転させる。前記B軸回転機構は、前記テーブルを前記A軸と直交するB軸を中心に回転させる。前記制御装置は、前記インクヘッド、前記移動機構および前記回転機構を制御する。前記制御装置は、記憶部と、検出点設定部と、テクスチャマッピング実行部と、法線ベクトル設定部と、回転制御部と、印刷制御部と、を備えている。前記記憶部には、前記テーブルに対応した所定の基準平面上に載置され、前記被印刷物に対応した3次元モデルである被印刷物モデル、および、前記被印刷物に印刷する印刷画像が記憶されている。前記検出点設定部は、前記印刷画像上に位置する所定の複数の検出点を設定する。前記テクスチャマッピング実行部は、前記被印刷物モデルの表面に前記印刷画像を付与する。前記法線ベクトル設定部は、前記印刷画像が付与された前記被印刷物モデルに対して、前記検出点における法線ベクトルを設定する。前記角度算出部は、それぞれの前記法線ベクトルと前記基準平面とが成す角度を算出する。前記回転制御部は、前記角度に基づいて、前記インクヘッドから前記テーブルに向かう方向に沿って、前記被印刷物に対する前記法線ベクトルが配置されるように前記回転機構を制御する。前記印刷制御部は、前記回転制御部によって回転された前記テーブルに載置された前記被印刷物において、前記法線ベクトルの前記検出点を中心にした所定の範囲における前記印刷画像を前記被印刷物に印刷する。
前記プリンタによれば、インクヘッドからテーブルに向かう方向に沿って、法線ベクトルが配置されるような向きで被印刷物に対して印刷が行われる。そのため、法線ベクトルの端点である検出点を中心にした所定の範囲に対応した被印刷物の表面の部分は、インクヘッドからテーブルに向かう方向に対して、略垂直な面となる。よって、本発明では、被印刷物に印刷をする部分は、比較的に急勾配していないため、印刷のムラや歪みが発生し難い。したがって、被印刷物に対する印刷の品質が低下することを抑制することができる。
本発明に係る印刷方法は、インクヘッドを備えたプリンタを使用して所定の印刷画像を被印刷物に印刷する印刷方法である。前記印刷方法は、検出点設定工程と、テクスチャマッピング実行工程と、法線ベクトル設定工程と、角度算出工程と、回転工程と、印刷工程とを包含する。前記検出点設定工程では、前記印刷画像上に位置する所定の複数の設定点を設定する。前記テクスチャマッピング工程では、所定の基準平面上に載置され、前記被印刷物に対応した3次元モデルである被印刷物モデルの表面に前記印刷画像を付与する。前記法線ベクトル設定工程では、前記印刷画像が付与された前記被印刷物モデルに対して、前記検出点における法線ベクトルを設定する。前記角度算出工程では、それぞれの前記法線ベクトルと前記基準平面とが成す角度を算出する。前記回転工程では、前記角度に基づいて、前記インクヘッドから前記被印刷物に向かう方向に沿って、前記被印刷物に対する前記法線ベクトルが配置されるように前記被印刷物を回転させる。前記印刷工程では、前記回転工程において回転した前記被印刷物において、前記法線ベクトルの前記検出点を中心にした所定の範囲における前記印刷画像を前記被印刷物に印刷するように前記インクヘッドからインクを吐出させる。
本発明によれば、被印刷物に印刷する際、印刷の品質が低下することを抑制することができる。
実施形態に係るプリンタの斜視図である。 実施形態に係るプリンタの正面図である。 キャリッジのテーブルと対向する面の構成を示す模式図である。 プリンタのブロック図である。 法線ベクトルを基準にして、テーブルを適宜回転させて印刷を行う手順について示したフローチャートである。 印刷画像を示す図である。 印刷画像が被印刷物モデルに付与された状態を示す被印刷物モデルの平面図である。 図7のVIII−VIII断面に沿った被印刷物モデルの断面図である。 図7のIX−IX断面に沿った被印刷物モデルの断面図である。 法線ベクトルに基づいて被印刷物を回転させた状態を示す図であり、図8に相当する被印刷物の断面図である。 法線ベクトルに基づいて被印刷物を回転させた状態を示す図であり、図9に相当する被印刷物の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るプリンタについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を特に限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、実施形態に係るプリンタ100の斜視図である。なお、図1では、プリンタ100は模式的に示されている。以下の説明では、前、後、左、右、上、下とは、プリンタ100を正面から見たときの前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。また、プリンタ100は、相互に直交する軸をX軸、Y軸、Z軸としたとき、X軸とY軸とで構成される平面に配置されている。ここでは、符号XはX軸方向を示しており、X軸は左右方向に延びた軸である。符号YはY軸方向を示しており、Y軸は前後方向に延びた軸である。符号ZはZ軸方向を示しており、Z軸は上下方向に延びた軸である。また、本実施形態に係るプリンタ100において、後述するテーブル10は、所定の方向に延びたA軸、および、所定の他の方向に延びたB軸を中心にして回転することが可能である。ここでは、符号AはA軸方向を示している。符号BはB軸方向を示している。A軸とB軸とは、互いに直交している。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、プリンタ100の設置態様を何ら限定するものではない。
図1に示すように、プリンタ100は、被印刷物5に印刷する。本実施形態に係るプリンタ100は、テーブル10に載置された被印刷物5と、後述するインクヘッド20との相対的な位置関係を3次元で変化をさせて、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向、A軸周り、B軸周りの5軸制御によって被印刷物5に印刷を行う。プリンタ100は、インクジェット方式のプリンタである。また、プリンタ100は、いわゆるフラットベッドタイプのプリンタである。
被印刷物5は、立体物である。ここで立体物とは、Z軸方向に所定の厚みを有するものである。例えば被印刷物5は、一部に曲面や凹凸を有する立体物である。図1では、被印刷物5の一例として、半球状の立体物が示されている。被印刷物5は、携帯電話またはスマートフォンなどを覆うケースを一例とする各種ケース、電子タバコなどの小型電子機器、キーホルダやフォトフレームなどの部品小物、日用品、アクセサリなどであってもよい。被印刷物5の材質は特に限定されない。例えば、被印刷物5は、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)共重合体などの樹脂類、アルミニウムやステンレス鋼などの金属類、カーボン、陶器、セラミック、ガラス、ゴム、皮革などによって形成されていてもよい。
図1に示すように、プリンタ100は、テーブル10と、インクヘッド20と、移動機構30と、A軸回転機構40およびB軸回転機構50を備えた回転機構55と、制御装置60(図4参照)とを備えている。
テーブル10には、被印刷物5が載置される。被印刷物5への印刷は、テーブル10上で行われる。本実施形態では、テーブル10の上面は平らな面であり、XY平面上に延びた面である。図2は、プリンタ100の正面図である。図2に示すように、テーブル10には、固定部11が設けられていてもよい。固定部11は、被印刷物5をテーブル10に固定するものである。なお、固定部11の構成は特に限定されない。例えば、固定部11は、両面テープであり、テーブル10の上面と被印刷物5との間に配置されるものである。ただし、固定部11は、例えばテーブル10に設けられた状態で被印刷物5を挟むクランプであってもよい。
インクヘッド20は、テーブル10に載置された被印刷物5に向かってインクを吐出するものである。インクヘッド20は、テーブル10よりも上方に配置されている。図3は、後述するキャリッジ36のテーブル10と対向する側の面(本実施形態では下面)の構成を示す模式図である。図3に示すように、インクヘッド20は、Y軸方向に並んだ複数のノズル21を有している。これら複数のノズル21は、インクヘッド20の底面に形成されており、テーブル10に向かって下方にインクを吐出する。ここでは、インクヘッド20の数は4つである。しかしながら、インクヘッド20の数は特に限定されない。4つのインクヘッド20は、X軸方向に並んで配置されている。4つのインクヘッド20からそれぞれ色調が異なるインクが吐出される。例えば、各インクヘッド20は、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクなどのプロセスカラーインク、および、クリアインク、ホワイトインクなどの特色インクのうちの何れかのインクを吐出する。なお、本実施形態では、複数のインクヘッド20には、インクが収容されたインクカートリッジ(図示せず)が接続されていてもよい。
図1に示すように、移動機構30は、テーブル10とインクヘッド20とを相互に3次元方向に移動させる機構である。移動機構30は、インクヘッド20に対して、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸に沿って相対的にテーブル10を移動させる機構である。本実施形態では、移動機構30は、X軸移動機構31と、Y軸移動機構32と、Z軸移動機構33とを有している。X軸移動機構31は、インクヘッド20をテーブル10に対して相対的にX軸方向に移動させる。ここでは、X軸移動機構31は、インクヘッド20をX軸方向に移動させる。なお、X軸移動機構31の構成は特に限定されない。X軸移動機構31は、ガイドレール35と、キャリッジ36と、X軸駆動モータ37とを有している。図2に示すように、ガイドレール35は、テーブル10よりも上方に配置され、X軸方向に延びている。キャリッジ36は、ガイドレール35に対して摺動可能に設けられており、X軸方向に移動可能である。キャリッジ36は、ガイドレール35に係合している。キャリッジ36は、複数のインクヘッド20を支持している。図1に示すように、X軸駆動モータ37は、例えばキャリッジ36に接続されている。X軸駆動モータ37が駆動することで、キャリッジ36は、ガイドレール35に沿ってX軸方向に移動する。キャリッジ36の移動に伴い、インクヘッド20はX軸方向に移動する。
Y軸移動機構32は、テーブル10をインクヘッド20に対して相対的にY軸方向に移動させる。ここでは、Y軸移動機構32は、テーブル10をY軸方向に移動させることで、テーブル10に載置された被印刷物5をY軸方向に移動させる。なお、Y軸移動機構32の構成は特に限定されない。例えば、Y軸移動機構32は、Y軸方向に延び、テーブル10が摺動可能に設けられたY軸レール(図示せず)と、テーブル10に接続されたY軸駆動モータ38とを備えている。Y軸駆動モータ38が駆動することで、テーブル10は、上記Y軸レールに沿ってY軸方向に移動する。このことで、テーブル10に載置された被印刷物5はY軸方向に移動する。
Z軸移動機構33は、テーブル10をインクヘッド20に対して相対的にZ軸方向に移動させる。ここでは、Z軸移動機構33は、テーブル10をZ軸方向に移動させる。なお、Z軸移動機構33の構成は特に限定されない。例えば、Z軸移動機構33は、Z軸方向に延び、テーブル10が摺動可能に設けられたZ軸レール(図示せず)と、テーブル10に接続されたZ軸駆動モータ39とを備えている。ここでは、Z軸駆動モータ39が駆動することで、テーブル10は、上記Z軸レールに沿ってZ軸方向に移動する。このことで、テーブル10に載置された被印刷物5はZ軸方向に移動する。
回転機構55は、テーブル10を回転させる機構である。回転機構55は、A軸回転機構40とB軸回転機構50とを備えている。A軸回転機構40は、テーブル10をA軸周りに回転させる機構である。A軸回転機構40の構成は特に限定されない。A軸回転機構40は、テーブル10に設けられ、所定の方向(図1ではX軸方向)の延びたA軸回転軸41と、A軸駆動モータ42とを備えている。A軸回転軸41を軸にしてテーブル10は回転可能である。ここでは、A軸回転軸41は、テーブル10の側面の中心部分に設けられている。A軸駆動モータ42は、例えばA軸回転軸41に接続されている。A軸駆動モータ42が駆動することで、テーブル10は、A軸回転軸41を軸にしてA軸周りに回転する。このことで、テーブル10に載置された被印刷物5はA軸周りに回転する。
B軸回転機構50は、テーブル10をB軸周りに回転させる機構である。B軸回転機構50の構成は特に限定されない。B軸回転機構50は、A軸回転軸41と直交する方向(図1ではY軸方向)に延びたB軸回転軸51と、B軸駆動モータ52とを備えている。B軸回転軸51を軸にしてテーブル10は回転可能である。例えば、B軸回転軸51は、テーブル10の前面および後面のそれぞれの中心部分に設けられている。B軸駆動モータ52は、例えばB軸回転軸51に接続されている。B軸駆動モータ52が駆動することで、テーブル10は、B軸回転軸51を軸にしてB軸周りに回転する。このことで、テーブル10に載置された被印刷物5はB軸周りに回転する。
なお、テーブル10、インクヘッド20、移動機構30、A軸回転機構40およびB軸回転機構50は、図示しないケース内に配置されていてもよい。
次に、制御装置60について説明する。図4は、プリンタ100のブロック図である。制御装置60は、印刷に関する制御を行う装置である。制御装置60は、マイクロコンピュータからなっており、プリンタ100の内部に設けられている。しかしながら、制御装置60の一部は、プリンタ100に接続されたパーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータによって実現されてもよい。制御装置60は、中央処理装置(CPU)と、CPUが実行するプログラムなどを格納したROMと、RAMなどを備えている。ここでは、予め保存されたプログラムを使用して、印刷に関する制御を行う。
本実施形態では、制御装置60は、インクヘッド20、移動機構30、回転機構55(詳しくは、A軸回転機構40およびB軸回転機構50)に電気的に接続されており、インクヘッド20、移動機構30、A軸回転機構40およびB軸回転機構50を制御するように、構成またはプログラムされている。制御装置60は、インクヘッド20からインクを吐出するタイミングなどを制御する。制御装置60は、X軸移動機構31のX軸駆動モータ37に電気的に接続されており、X軸駆動モータ37の駆動を制御することで、インクヘッド20のX軸方向への移動を制御する。制御装置60は、Y軸移動機構32のY軸駆動モータ38に電気的に接続されており、Y軸駆動モータ38の駆動を制御することで、テーブル10のY軸方向への移動を制御する。制御装置60は、Z軸移動機構33のZ軸駆動モータ39に電気的に接続されている。制御装置60は、Z軸駆動モータ39の駆動を制御することで、テーブル10のZ軸方向への移動を制御する。また、制御装置60は、A軸駆動モータ42およびB軸駆動モータ52に電気的に接続されている。制御装置60は、A軸駆動モータ42の駆動を制御することで、テーブル10におけるA軸周りの回転を制御する。制御装置60は、B軸駆動モータ52の駆動を制御することで、テーブル10におけるB軸周りの回転を制御する。
本実施形態では、図4に示すように、制御装置60は、記憶部62と、分割部64と、検出点設定部66と、テクスチャマッピング実行部68と、法線ベクトル設定部70と、角度算出部72と、回転制御部74と、高さ制御部76と、印刷制御部78と、を備えている。制御装置60の各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。また、各部は、プロセッサによって実現されてもよいし、回路によって実現されてもよい。また、各部は、プロセッサによって実現される場合、1つのプロセッサによって実現されてもよいし、複数のプロセッサによって実現されてもよい。なお、各部の機能に関する詳しい説明は後述する。
以上、本実施形態に係るプリンタ100の構成について説明した。ここでは、被印刷物5に所定の印刷画像を印刷する場合、まず、図1に示すように、被印刷物5を固定部11(図2参照)によってテーブル10に固定した状態でテーブル10に載置する。そして、テーブル10に載置された被印刷物5の表面に印刷画像を印刷する。このとき、例えば、制御装置60が移動機構30、A軸回転機構40およびB軸回転機構50を制御することで、テーブル10に載置された被印刷物5とインクヘッド20との相対的な位置関係を変更させる。そして、インクヘッド20の下方に位置する被印刷物5の領域に、印刷画像に基づいてインクヘッド20から被印刷物5に向かってインクを吐出することで、被印刷物5の上記領域の印刷を行う。被印刷物5における印刷画像を印刷する全領域に対してインクを吐出することで、被印刷物5の印刷が完了する。
ところで、図1に示すように、一部に曲面を有する被印刷物5において、図1のような被印刷物5の向きで印刷をする場合、被印刷物5の部分によっては、表面がテーブル10の上面に対して斜めに傾いているところがあり得る。その結果、印刷のムラや歪みが発生することがあり得る。そこで、本実施形態では、インクヘッド20から被印刷物5にインクを吐出する際、インクヘッド20の底面と、被印刷物5のうちインクが吐出される吐出領域の表面とが略平行、言い換えると、インクヘッド20からテーブル10に向かう方向(ここでは、Z軸方向)と、上記吐出領域の表面とが略直交するように、被印刷物5を回転させる。このことによって、インクヘッド20と被印刷物5の上記吐出領域の表面との距離が一定に保たれる。よって、印刷のムラや歪みが発生し難くなり、印刷の品質を向上させることができる。
本実施形態では、被印刷物5が載置されたテーブル10を回転させる際の基準として、法線ベクトルを利用する。図5は、法線ベクトルVを基準にして、テーブル10を適宜回転させて印刷を行う手順について示したフローチャートである。次に、印刷時、法線ベクトルVを基準にしてテーブル10を回転させる手順について、図5のフローチャートを参考に説明する。
図6は、印刷画像P1を示す図である。図7は、印刷画像P1が被印刷物モデルM1に付与された状態を示す被印刷物モデルM1の平面図である。ここでは、記憶部62には、被印刷物モデルM1(図7参照)および印刷画像P1(図6参照)が予め記憶されている。被印刷物モデルM1とは、印刷対象である被印刷物5に対応した3次元モデルのことであり、ソフトウェア上で表現されるデータである。被印刷物モデルM1は、基準平面S(図8参照)上に載置されたモデルである。被印刷物モデルM1は、コンピュータ支援設計装置(CAD(Computer−aided design))などのソフトウェアを用いて作成されるものであってもよいし、いわゆる3Dスキャナによって被印刷物5をスキャンして作成されるものであってもよい。ここで、基準平面Sとは、テーブル10の上面に対応した平面のことである。図6に示すように、印刷画像P1とは、被印刷物5に印刷する画像のことである。印刷画像P1とは、平面状に広がる2次元の画像データである。
まず、図5のステップS101では、分割部64は、図6に示すように印刷画像P1を複数の分割画像Dに分割する。ここでは、分割部64は、印刷画像P1をメッシュ状に分割する。詳しくは、分割部64は、所定の方向に延びた複数の第1線L1と、第1線L1と直交する複数の第2線L2とによって構成されたメッシュ状に印刷画像P1を分割する。ここで、複数の第1線L1は、互いに平行となるように配置されており、互いの間隔は一定である。しかしながら、複数の第1線L1の互いの間隔の一部は異なっていてもよい。また、複数の第2線L2は、互いに平行となるように配置されており、互いの間隔は一定である。しかしながら、複数の第2線L2の互いの間隔の一部は異なっていてもよい。例えば、被印刷物モデルM1の形状が複雑な部分(例えば、急勾配な面を有する部分や、単位面積当たりに多くの凹凸が形成された部分)では、第1線L1の互いの間隔、および、第2線L2の互いの間隔を比較的に短くし、被印刷物モデルM1の形状が複雑ではない部分(例えば、平らな面を有する部分)では、第1線L1の互いの間隔、および、第2線L2の互いの間隔を比較的に長くしてもよい。このことによって、形状が複雑な部分では、より多くの法線ベクトルVが設定される。よって、形状が複雑な部分に対する印刷の品質を低下し難くすることができる。本実施形態では、印刷画像P1を被印刷物5に印刷したとき、第1線L1が延びる方向は、X軸方向である。なお、ステップS101の工程は、分割工程である。
次に、図5のステップS103では、検出点設定部66は、法線ベクトルVの端点となる複数の検出点DPを印刷画像P1から設定する。なお、検出点DPを設定する方法は特に限定されない。本実施形態では、検出点設定部66は、図6に示すように、メッシュ状に分割された印刷画像P1において、第1線L1と第2線L2とが交差した点を検出点DPに設定する。このことで、複数の検出点DPは、第1線L1が延びた方向に並んでおり、かつ、第2線L2が延びた方向に並んでいる。なお、図6および図7において、一部の検出点DPにおいて符号が省略されている。ステップS103の工程は、検出点設定工程である。
次に、図5のステップS105では、テクスチャマッピング実行部68は、図7に示すように、被印刷物モデルM1に対してテクスチャマッピングに関する処理を行う。ここでは、テクスチャマッピング実行部68は、被印刷物モデルM1の表面に印刷画像P1を付与する。なお、印刷画像P1を被印刷物モデルM1の表面に付与する制御は、特に限定されない。例えば、テクスチャマッピング実行部68は、ディフューズマップや法線マップを用いて、印刷画像P1を被印刷物モデルM1の表面に付与する。被印刷物モデルM1に付与された印刷画像P1は、メッシュ状に分割された画像であり、複数の検出点DP1が設定された画像である。なお、ステップS105の工程は、テクスチャマッピング実行工程である。
図8は、図7のVIII−VIII断面に沿った被印刷物モデルM1の断面図である。図9は、図7のIX−IX断面に沿った被印刷物モデルM1の断面図である。次に、図5のステップS107では、法線ベクトル設定部70は、図8に示すように、ステップS105において印刷画像P1が付与された被印刷物モデルM1に対して、法線ベクトルVを設定する。ここでは、法線ベクトル設定部70は、検出点DPを端点とした法線ベクトルVを設定する。法線ベクトル設定部70は、印刷画像P1に設定された検出点DPと同じ数の法線ベクトルVが被印刷物モデルM1に設定する。なお、ステップS107の工程は、法線ベクトル設定工程である。
図5のステップS109では、角度算出部72は、それぞれの法線ベクトルVと基準平面Sとが成す角度を算出する。以下では、複数の法線ベクトルVのうちの法線ベクトルV1と基準平面Sとが成す角度について説明する。ここでは、法線ベクトルV1は、3次元モデルに設定されている。そのため、角度算出部72は、法線ベクトルV1において、角度として、A軸角度R1(図8参照)とB軸角度R2(図9参照)とを算出する。本実施形態では、基準平面Sには、A軸およびB軸が予め設定されている。角度算出部72は、例えば1つの法線ベクトルV1において、図8に示すように、法線ベクトルV1とA軸とが成す角度であるA軸角度R1を算出する。また、角度算出部72は、1つの法線ベクトルVにおいて、図9に示すように、法線ベクトルV1とB軸とが成す角度であるB軸角度R2を算出する。なお、図8および図9では、法線ベクトルV1に関する角度R1、R2のみ図示されているが、実際には、全ての法線ベクトルVに対して、角度R1、R2が算出されている。なお、ステップS109の工程は、角度算出工程である。
以上のように、各法線ベクトルVに対して基準平面Sとの成す角度を算出した後、被印刷物5に対する印刷画像P1の印刷が開始される。以下、複数の法線ベクトルVのうち、法線ベクトルV1に対し、法線ベクトルV1の端点である検出点DP1を中心とした所定の領域AR1(図6参照)の印刷画像P1を被印刷物5に印刷する場合について説明する。図10および図11は、法線ベクトルV1に基づいて被印刷物5を回転させた状態を示す図である。図10は、図8に相当する被印刷物5の断面図であり、図11は、図9に相当する被印刷物5の断面図である。ここでは、図5のステップS111では、回転制御部74は、図10および図11に示すように、法線ベクトルV1における基準平面Sとの成す角度(ここでは、A軸角度R1およびB軸角度R2)に基づいて、インクヘッド20からテーブル10に向かう方向(ここではZ軸方向)に沿って、法線ベクトルV1が配置されるようにテーブル10を回転させる。言い換えると、回転制御部74は、インクヘッド20の底面に対して垂直な方向に法線ベクトルV1が配置されるようにテーブル10を回転させる。ここでは、回転制御部74は、回転機構55を制御することで、テーブル10を回転させる。なお、本実施形態では、被印刷物5において、基準平面Sとはテーブル10の上面のことであり、A軸角度R1およびB軸角度R2とはテーブル10の上面と法線ベクトルV1とが成す角度である。ここでは、回転制御部74は、図10に示すように、B軸周りに「90度−A軸角度R1」の角度分、法線ベクトルV1が垂直な向きになる方向に回転させるようにB軸回転機構50を制御する。このことで、B軸方向から見たとき、法線ベクトルV1は、インクヘッド20の底面に対して垂直な方向に配置される。また、回転制御部74は、図11に示すように、A軸周りに「90度−B軸角度R2」の角度分、法線ベクトルV1が垂直な向きになる方向に回転させるようにA軸回転機構40を制御する。このことで、A軸方向から見たとき、法線ベクトルV1は、インクヘッド20の底面に対して垂直な方向に配置される。なお、ステップS111の工程は、回転工程である。
次に、図5のステップS113では、高さ制御部76は、インクヘッド20の底面と被印刷物5上の検出点DP1との距離が所定の距離となるように、移動機構30のZ軸移動機構33を制御する。この所定の距離とは、インクヘッド20の底面が被印刷物5に接触しない距離であり、印刷の品質を低下させない程度の距離である。なお、ステップS113の工程は、高さ調整工程である。
次に、図5のステップS115では、印刷制御部78は、回転制御部74によって回転され、かつ、高さ制御部76によってZ軸方向の位置が調整された被印刷物5において、法線ベクトルV1の検出点DP1を中心にした所定の範囲(図6の領域AR1)における印刷画像P1を被印刷物5に印刷する。ここでは、印刷制御部78は、X軸移動機構31を制御して、インクヘッド20をX軸方向に移動させると共に、Y軸移動機構32を制御して、テーブル10をY軸方向に移動させる。このことで、インクヘッド20とテーブル10に載置された被印刷物5との相対的な位置が変更される。そして、インクヘッド20の下方を法線ベクトルV1の検出点DP1が通過する際、印刷制御部78は、インクヘッド20からテーブル10に向かってインクを吐出させる。このことで、所定の範囲における印刷画像P1が法線ベクトルV1の検出点DP1近傍の被印刷物5の領域に印刷される。なお、ステップS115の工程は、印刷工程である。
なお、他の法線ベクトルに対して、回転制御部74、高さ制御部76および印刷制御部78の処理を順に実行することで、被印刷物5に印刷画像P1を印刷することができる。
以上、本実施形態では、図10および図11に示すように、インクヘッド20からテーブル10に向かう方向、すなわち、インクヘッド20からインクが吐出される方向(ここでは、Z軸方向)に沿って、法線ベクトルV1が配置されるような向きで被印刷物5に対して印刷が行われる。そのため、法線ベクトルV1の端点である検出点DP1を中心にした所定の範囲に対応した被印刷物5の表面の部分は、インクヘッド20からテーブル10に向かう方向に対して、略垂直な面となる。よって、本実施形態では、被印刷物5に印刷をする部分は、比較的に急勾配していないため、印刷のムラや歪みが発生し難い。したがって、被印刷物5に対する印刷の品質が低下することを抑制することができる。
本実施形態では、分割部64は、図6に示すように、印刷画像P1をメッシュ状に分割し、検出点設定部66は、印刷画像P1をメッシュ状に分割した後の複数の分割画像Dに基づいて、複数の検出点DPを設定している。このことによって、分割画像Dごとに検出点DPが設定されるため、テーブル10を回転させる基準となる法線ベクトルVを分割画像Dの範囲内で設定することができる。よって、比較的多くの法線ベクトルVが設定されるため、被印刷物5に対する印刷の品質が低下することをより抑制することができる。
本実施形態では、検出点設定部66は、第1線L1と第2線L2との交点を検出点DPに設定している。このことによって、検出点DPは、第1線L1が延びた方向、および、第2線L2が延びた方向に並んで設定される。よって、所定の法則に従って法線ベクトルVが設定されるため、印刷時、その所定の法則に従って、インクヘッド20とテーブル10に載置された被印刷物5との相対的な位置関係を制御すればよい。そのため、印刷に関する制御がし易い。
本実施形態では、第1線L1は、X軸方向に延びた線である。X軸方向とは、インクヘッド20が移動する方向である。検出点DPは、第1線L1に沿って並んで配置されている。よって、検出点DPを端点とする法線ベクトルVは、X軸方向に並ぶように設定される。したがって、印刷時、被印刷物5のY軸方向の位置を固定させた状態で、インクヘッド20をX軸方向に移動させることで、第1線L1上の検出点DPを中心にした所定の範囲(ここでは、図6の領域AR1)の印刷画像P1を被印刷物5に印刷することができる。よって、検出点DPが並ぶ第1線L1が延びる方向は、インクヘッド20が移動する方向と同じX軸方向であり、インクヘッド20は、第1線L1が延びる方向に沿って移動することができる。したがって、印刷時、テーブル10に載置された被印刷物5をY軸方向に移動させる回数を少なくすることができるため、印刷時間を短くすることができる。なお、本実施形態では、第1線L1が延びた方向がX軸方向であったが、第2線L2が延びた方向がX軸方向であってもよい。
本実施形態では、高さ制御部76は、回転制御部74によって回転されたテーブル10に載置された被印刷物5において、法線ベクトルV1の検出点DP1とインクヘッド20とのZ軸方向の距離が所定の距離となるようにZ軸移動機構33を制御する。このことによって、印刷時、インクヘッド20から法線ベクトルV1の検出点DP1との距離が一定となる。したがって、インクヘッド20から被印刷物5との距離が異なり、インクがインクヘッド20から吐出されてから被印刷物5に着弾するまでの距離が異なることで、印刷のムラや歪みが発生することを抑制することができる。
以上、本実施形態に係るプリンタ100について説明した。上記実施形態では、検出点設定部66は、第1線L1と第2線L2との交点を検出点DPに設定していた。しかしながら、検出点設定部66は、分割部64によって分割された分割画像Dの中心点を検出点DPに設定してもよい。
上記実施形態では、分割部64は、印刷画像P1をメッシュ状に分割し、検出点設定部66は、メッシュ状に分割された印刷画像P1から複数の検出点DPを設定していた。しかしながら、分割部64は、ポリゴンで表現された被印刷物モデルM1に対応するポリゴンの位置で印刷画像P1を分割してもよい。この場合、検出点設定部66は、ポリゴンの頂点を検出点DPに設定してもよいし、ポリゴンである三角形または四角形の中心を検出点DPに設定してもよい。
上記実施形態では、X軸移動機構31は、インクヘッド20をX軸方向に移動させていた。しかしながら、X軸移動機構31は、テーブル10をX軸方向に移動させる機構であってもよいし、テーブル10およびインクヘッド20の両方をX軸方向に移動させる機構であってもよい。
上記実施形態では、Y軸移動機構32は、テーブル10をY軸方向に移動させ、Z軸移動機構33は、テーブル10をZ軸方向に移動させていた。しかしながら、Y軸移動機構32は、インクヘッド20をY軸方向に移動させる機構であってもよいし、テーブル10およびインクヘッド20の両方をY軸方向に移動させる機構であってもよい。Z軸移動機構33は、インクヘッド20をZ軸方向に移動させる機構であってもよいし、テーブル10およびインクヘッド20の両方をZ軸方向に移動させる機構であってもよい。
上述したように、上記実施形態において、制御装置60の記憶部62と、分割部64と、検出点設定部66と、テクスチャマッピング実行部68と、法線ベクトル設定部70と、角度算出部72と、回転制御部74と、高さ制御部76と、印刷制御部78は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。すなわち、上記各部は、コンピュータプログラムがコンピュータに読み込まれることにより、当該コンピュータによって実現されるようになっていてもよい。本発明には、コンピュータを上記各部として機能させるための印刷用のコンピュータプログラムが含まれる。また、本発明には、当該コンピュータプログラムが記録されたコンピュータが一時的に読み取り可能な記録媒体が含まれる。また、上記各部は、制御装置60が備える1つのプロセッサによって、実現されるものであってもよいし、複数のプロセッサによって実現されるものであってもよい。また、本発明には、各部が実行するプログラムと同様の機能が実現された回路が含まれる。また、上記各部は、印刷方法の各工程を実現するものである。この場合、分割部64、検出点設定部66、テクスチャマッピング実行部68、法線ベクトル設定部70、角度算出部72、回転制御部74、高さ制御部76、および、印刷制御部78は、それぞれ分割工程、検出点設定工程、テクスチャマッピング実行工程、法線ベクトル設定工程、角度算出工程、回転工程、高さ調整工程、および、印刷工程に変更され、各工程は、印刷方法に包含される。
5 被印刷物
10 テーブル
20 インクヘッド
30 移動機構
31 X軸移動機構
32 Y軸移動機構
33 Z軸移動機構
40 A軸回転機構
50 B軸回転機構
60 制御装置
62 記憶部
64 分割部
66 検出点設定部
68 テクスチャマッピング実行部
70 法線ベクトル設定部
72 角度算出部
74 回転制御部
76 高さ制御部
78 印刷制御部
100 プリンタ

Claims (7)

  1. 被印刷物が載置されるテーブルと、
    前記テーブルよりも上方に配置され、インクを吐出するインクヘッドと、
    前記インクヘッドに対して、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸に沿って相対的に前記テーブルを移動させる移動機構と、
    前記テーブルを所定の方向に延びたA軸を中心に回転させるA軸回転機構、および、前記テーブルを前記A軸と直交するB軸を中心に回転させるB軸回転機構を備えた回転機構と、
    前記インクヘッド、前記移動機構および前記回転機構を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記テーブルに対応した所定の基準平面上に載置され、前記被印刷物に対応した3次元モデルである被印刷物モデル、および、前記被印刷物に印刷する印刷画像が記憶された記憶部と、
    前記印刷画像上に位置する所定の複数の検出点を設定する検出点設定部と、
    前記被印刷物モデルの表面に前記印刷画像を付与するテクスチャマッピング実行部と、
    前記印刷画像が付与された前記被印刷物モデルに対して、前記検出点における法線ベクトルを設定する法線ベクトル設定部と、
    それぞれの前記法線ベクトルと前記基準平面とが成す角度を算出する角度算出部と、
    前記角度に基づいて、前記インクヘッドから前記テーブルに向かう方向に沿って、前記被印刷物に対する前記法線ベクトルが配置されるように前記回転機構を制御する回転制御部と、
    前記回転制御部によって回転された前記テーブルに載置された前記被印刷物において、前記法線ベクトルの前記検出点を中心にした所定の範囲における前記印刷画像を前記被印刷物に印刷する印刷制御部と、
    を備えた、プリンタ。
  2. 前記制御装置は、所定の複数の第1線と、前記第1線と直交する複数の第2線とによって構成されたメッシュ状に前記印刷画像を複数の分割画像に分割する分割部を備え、
    前記検出点設定部は、前記分割画像に対して前記検出点を設定する、請求項1に記載されたプリンタ。
  3. 前記検出点設定部は、前記第1線と前記第2線との交点を前記検出点に設定する、請求項2に記載されたプリンタ。
  4. 前記移動機構は、所定の方向に延びたX軸方向に前記インクヘッドを移動させるX軸移動機構を備え、
    前記第1線および前記第2線のうち何れか一方が延びる方向は、前記X軸方向である、請求項2または3に記載されたプリンタ。
  5. 前記移動機構は、上下方向に延びたZ軸方向に前記テーブルを移動させるZ軸移動機構を備え、
    前記制御装置は、前記回転制御部によって回転された前記テーブルに載置された前記被印刷物において、前記法線ベクトルの前記検出点と前記インクヘッドとの前記Z軸方向の距離が所定の距離となるように前記Z軸移動機構を制御する高さ制御部を備え、
    前記印刷制御部は、前記高さ制御部によって前記Z軸方向に移動された前記被印刷物において、前記所定の範囲における前記印刷画像を前記被印刷物に印刷する、請求項1から4までの何れか1つに記載されたプリンタ。
  6. 前記被印刷物を前記テーブルに固定する固定部を備えた、請求項1から5までの何れか1つに記載されたプリンタ。
  7. インクヘッドを備えたプリンタを使用して所定の印刷画像を被印刷物に印刷する印刷方法であって、
    前記印刷画像上に位置する所定の複数の設定点を設定する検出点設定工程と、
    所定の基準平面上に載置され、前記被印刷物に対応した3次元モデルである被印刷物モデルの表面に前記印刷画像を付与するテクスチャマッピング実行工程と、
    前記印刷画像が付与された前記被印刷物モデルに対して、前記検出点における法線ベクトルを設定する法線ベクトル設定工程と、
    それぞれの前記法線ベクトルと前記基準平面とが成す角度を算出する角度算出工程と、
    前記角度に基づいて、前記インクヘッドから前記被印刷物に向かう方向に沿って、前記被印刷物に対する前記法線ベクトルが配置されるように前記被印刷物を回転させる回転工程と、
    前記回転工程において回転した前記被印刷物において、前記法線ベクトルの前記検出点を中心にした所定の範囲における前記印刷画像を前記被印刷物に印刷するように前記インクヘッドからインクを吐出させる印刷工程と、
    を包含する、印刷方法。

JP2018041466A 2018-03-08 2018-03-08 プリンタおよび印刷方法 Pending JP2019155622A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018041466A JP2019155622A (ja) 2018-03-08 2018-03-08 プリンタおよび印刷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018041466A JP2019155622A (ja) 2018-03-08 2018-03-08 プリンタおよび印刷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019155622A true JP2019155622A (ja) 2019-09-19

Family

ID=67992213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018041466A Pending JP2019155622A (ja) 2018-03-08 2018-03-08 プリンタおよび印刷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019155622A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7491794B2 (ja) 2020-09-17 2024-05-28 セーレン株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106048A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Honda Motor Co Ltd 曲面印刷方法
JP2017144738A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフトHeidelberger Druckmaschinen AG 対象物の表面の少なくとも1つの湾曲した領域にインクジェット印刷するための方法
JP2018001571A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 独立行政法人国立高等専門学校機構 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び印刷方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106048A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Honda Motor Co Ltd 曲面印刷方法
JP2017144738A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフトHeidelberger Druckmaschinen AG 対象物の表面の少なくとも1つの湾曲した領域にインクジェット印刷するための方法
JP2018001571A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 独立行政法人国立高等専門学校機構 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び印刷方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7491794B2 (ja) 2020-09-17 2024-05-28 セーレン株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10000072B2 (en) Printer and printing jig
JP2010284965A (ja) 曲面プリント方法
JP7474799B2 (ja) 保持装置、及び、制御装置
WO2021004101A1 (zh) 三维打印方法、系统及存储介质
JP5656312B2 (ja) 3次元プリンタおよびその制御方法
JP2014100880A (ja) 立体物上印刷システムおよび立体物上印刷用プログラム
JP5116289B2 (ja) 凹凸を有する印刷表面への印刷方法および印刷装置
JP2007106048A (ja) 曲面印刷方法
US20050238794A1 (en) Method and apparatus for coloring three-dimensional object
JP2009056789A (ja) プリンター
JP2019155622A (ja) プリンタおよび印刷方法
JP2018001571A (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び印刷方法
US10556456B2 (en) Liquid ejecting apparatus
JP2009184119A (ja) 3次元プリンタ
JP6288997B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2010046875A (ja) 画像形成装置
JP6722611B2 (ja) カム従動子及びテンプレートガイドによるプロファイル印刷
EP3210789B1 (en) Printing apparatus and printing method
KR102478345B1 (ko) 삼차원 오브젝트의 표면 상에 기능성 프린트 패턴을 프린트하기 위한 적층식 프린팅 방법, 관련된 컴퓨터 프로그램 및 컴퓨터 판독 가능 매체
JP7086792B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP2018001673A (ja) 印刷装置
JP7024438B2 (ja) 液体吐出装置、液体吐出方法、液体吐出プログラム及び画像形成装置
CN112085648A (zh) 立体物制造方法和立体物
JP4579607B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5803019B2 (ja) 印刷方法および印刷用治具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220726