JP2019154921A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】打撃フェースの肉厚分布が改良されたゴルフクラブヘッドの提供。【解決手段】ヘッド2は、打撃フェース4を有する。打撃フェース4は、フェースセンターFcと、フェースセンターFcを図心とする縦10mm且つ横10mmの正方形領域であるフェースセンター領域Rcと、フェースセンター領域Rcを含み第1の厚さを有する中央厚肉部T1と、中央厚肉部T1の周辺に位置し中央厚肉部T1よりも薄い周辺薄肉部Tsと、を有している。フェースセンター領域Rcに、CT値が最大であるCT最大点Pmが存在する。周辺薄肉部Tsの外縁の形状は、中央厚肉部T1の外縁の形状と相似ではない。中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差が0.3mm以下である。【選択図】図2

Description

本開示は、ゴルフクラブヘッドに関する。
耐久性を損ねることなく反発性能が向上されたゴルフクラブヘッドは、好ましい。特開2003−126310号公報は、フェース部の中心域の厚さと周辺領域の厚さとの比率が規定されたゴルフクラブヘッドを開示する。
特開2003−126310号公報
従来の肉厚分布には、改善の余地があることが判明した。本開示は、打撃フェースの肉厚分布が改良されたゴルフクラブヘッドを提供する。
一つの態様では、ゴルフクラブヘッドは、打撃フェースを有している。前記打撃フェースが、フェースセンターと、前記フェースセンターを図心とする縦10mm且つ横10mmの正方形領域であるフェースセンター領域と、前記フェースセンター領域を含み第1の厚さを有する中央厚肉部と、前記中央厚肉部の周辺に位置し前記中央厚肉部よりも薄い周辺薄肉部と、を有している。前記フェースセンター領域に、CT値が最大であるCT最大点が存在する。前記周辺薄肉部の外縁の形状は、前記中央厚肉部の外縁の形状と相似ではない。前記中央厚肉部と前記周辺薄肉部との肉厚差が0.3mm以下である。
打撃フェースの肉厚分布が改良されたゴルフクラブヘッドが得られうる。
図1は、一実施形態のゴルフクラブヘッドの正面図である。 図2は、図1の拡大図である。 図3は、図2のA−A線に沿った断面図である。 図4は、トウ−ヒール方向及び前後方向について説明するための図である。
[本開示の基礎となった知見]
打撃フェースの強度を維持しつつ、反発性能を高める観点から、打撃フェースの中央部を厚くし且つ周辺部を薄くする構造(周辺薄肉構造)が採用されうる。
しかし、この周辺薄肉構造に、新たな問題が見いだされた。この構造では、CT値が最高となるCT最大点が、フェースセンター領域から外れやすいことが明らかとなった。フェースセンター領域は、打点となる確率が高い領域である。フェースセンター領域からCT最大点が外れてしまうと、高確率で打点となるフェースセンター領域での反発係数が低下する。この結果、平均飛距離が低下する。
本開示は、この知見に基づく。
以下、適宜図面が参照されつつ、実施形態が詳細に説明される。
本願では、以下の用語が定義される。
[基準状態、基準垂直面]
所定のライ角及びフェース角で水平面HP上にヘッドが載置された状態が、基準状態とされる。図4が示すように、この基準状態では、水平面HPに対して垂直な平面VPに、ホーゼル孔の中心線Zが含まれている。前記平面VPが、基準垂直面とされる。所定のライ角及びフェース角は、例えば、製品カタログに掲載されている。
[トウ−ヒール方向]
トウ−ヒール方向とは、前記基準垂直面VPと前記水平面HPとの交線NLの方向である(図4参照)。
[前後方向]
前後方向とは、前記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ前記水平面HPに対して平行な方向である。本願において、「前側」、「前方」、「後側」、「後方」等の用語は、この前後方向に基づいて判断される。
[上下方向]
上下方向とは、前記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ前記前後方向に対して垂直な方向である。換言すれば、本願において上下方向とは、前記水平面HPに対して垂直な方向である。本願において、「上側」、「上方」、「下側」、「下方」等の用語は、この上下方向に基づいて判断される。
[フェースセンター]
フェースセンターは次のように決定される。まず、上下方向およびトウ−ヒール方向において、フェース面の概ね中央付近の任意の点Prが選択される。次に、この点Prを通り、当該点Prにおけるフェース面の法線方向に沿って延び、かつトウ−ヒール方向に平行な平面が決定される。この平面とフェース面との交線を引き、その中点Pxが決定される。次に、この中点Pxを通り、当該点Pxにおけるフェース面の法線方向に沿って延び、かつ上下方向に平行な平面が決定される。この平面とフェース面との交線を引き、その中点Pyが決定される。次に、この中点Pyを通り、当該点Pyにおけるフェース面の法線方向に沿って延び、かつトウ−ヒール方向に平行な平面が決定される。この平面とフェース面との交線を引き、その中点Pxが新たに決定される。次に、この新たな中点Pxを通り、当該点Pxにおけるフェース面の法線方向に沿って延び、かつ上下方向に平行な平面が決定される。この平面とフェース面との交線を引き、その中点Pyが新たに決定される。この工程を繰り返して、Px及びPyが順次決定される。この工程の繰り返しの中で、新たな中点Pyとその直前の中点Pyとの間の距離が最初に0.5mm以下となったときの当該新たな位置Py(最後の位置Py)が、フェースセンターである。
[投影平面]
前記フェースセンターを通り且つフェース面に対して垂直な直線がフェース法線とされるとき、このフェース法線に垂直な平面が、投影平面である。
[平面視]
前記投影平面への投影像が、平面視と定義される。なお、投影平面への投影において、その投影の方向は、前記フェース法線方向である。後述の図1及び図2は、平面視である。本願における「図心」は、この平面視における図心である。本願における「面積」は、この平面視における面積である。本願における「形状」は、この平面視における形状である。本願における「距離」は、この平面視における距離である。
[横方向、縦方向]
前記トウ−ヒール方向に延びる直線を前記投影平面に投影して得られる投影直線の方向が、横方向である。この投影平面において、前記横方向に垂直な直線の方向が、縦方向である。横方向は、単に「横」とも称される。縦方向は、単に「縦」とも称される。
図1は、一実施形態のゴルフクラブヘッド2の正面図である。図2は、図1の拡大図である。図2では、フェース裏面に形成されている稜線及び谷線が破線で示されている。図3は、図2のA−A線に沿った断面図である。
ヘッド2は、打撃フェース4、クラウン6、ソール8及びホーゼル10を有する。打撃フェース4は、フェース面4aと、フェース裏面4bとを有する。フェース面4aは、打撃フェース4の外面である。フェース裏面4bは、打撃フェース4の内面である。ホーゼル10は、ホーゼル孔12を有する。ヘッド2は、中空である。
打撃フェース4は、フェースセンターFcを有する。打撃フェース4は、リーディングエッジLeを有する。リーディングエッジLeは、フェース面4aの下縁である。
フェース面4aは、外側に向かって凸の三次元曲面である。一般的なウッド型ヘッドと同様に、フェース面4aは、バルジ及びロールを有する。なお、フェース面4aには、スコアラインが設けられているが、スコアラインの図示は省略されている。
ヘッド2は、ボディ2aとフェース部材2bとから構成されている。ヘッド2は、ボディ2aにフェース部材2bが接合されることで形成されている。この接合は、溶接である。フェース部材2bは、プレート状の部材である。ボディ2aがフェース部材2bの輪郭形状に対応した開口部を有しており、この開口部がフェース部材2bで塞がれている。図1及び図2には、フェース部材2bの外縁k1が示されている。外縁k1において、フェース部材2bがボディ2aに溶接されている。外縁k1は、ボディ2aとフェース部材2bとの境界である。なお、フェース部材2bは用いられなくてもよい。一体成形されたボディが打撃フェースの全体を含んでいてもよい。また、ヘッドは、打撃フェースの全体を含むカップフェースとボディとから構成されていてもよい。このカップフェースは、打撃フェースの全体と、クラウンの一部と、ソールの一部とを備えていてもよい。
ボディ2aの材質は限定されない。ボディ2aの材質として、金属、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)等が例示される。上記金属として、純チタン、チタン合金、ステンレス鋼、マレージング鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金及びタングステン−ニッケル合金から選ばれる一種以上の金属が例示される。
フェース部材2bの材質は限定されず、金属が好ましい。強度の観点から、好ましい材質としてチタン合金及びマレージング鋼が挙げられる。
ボディ2a及びフェース部材2bの製造方法は限定されない。例えば、ボディ2aは、鋳造によって製造されうる。フェース部材2bは、板材をプレス加工することによって製造されうる。この板材として、圧延材が用いられうる。圧延材は、欠陥が少なく、強度に優れる。更に、圧延材は、厚みの精度が高い。圧延材を用いることで、打撃フェース4の厚みの精度が高まる。フェース部材2bは、例えば鍛造によっても製造されうる。
フェース部材2bの裏面は、フェース裏面4bを構成している。フェース部材2bの裏面は、NC加工によって形成されている。NC加工により、打撃フェース4の厚みの精度が高まる。NCとは、「Numerical Control」の略である。より詳細には、フェース部材2bの裏面は、CNC加工によって形成されている。CNCとは、「Computerized Numerical Control」の略である。
打撃フェース4(フェース面4a)は、フェースセンター領域Rcを有する。フェースセンター領域Rcは、フェースセンターFcを図心とする正方形で区画される領域である。この正方形は、縦方向に延びる2つの辺と、横方向に延びる2つの辺とを有する。縦方向の辺の長さは10mmである。横方向の辺の長さは10mmである。フェースセンター領域Rcの図心は、フェースセンターFcに一致している。なお、フェースセンター領域Rcは、平面視において決定される。
フェース面4a上の各点において、CT値が測定されうる。CTは、Characteristic time(特性時間)の略である。CT値は、ペンデュラムテストによって測定される。このペンデュラムテストの詳細は、2003年2月24日にUSGAから発行された「Notice To Manufacturers」に添付された「Technical Description of the Pendulum Test」に記載されている。CT値の単位はμsである。CT値が大きいほど、反発性能が高い傾向にある。
フェースセンター領域Rcに、CT値が最大であるCT最大点Pmが存在する。CT最大点の決定では、フェース面4a上に多数の測定点が設定される。これらの測定点は、フェースセンターFcを基点として、縦方向及び横方向に5mmおきに設定される。これらの測定点は、平面視において決定される。これらの測定点のうち、CT値が最大である測定点が、CT最大点Pmである。なお、各測定点でのCT値の測定結果が、後述の実施例で示されている。
図2が示すように、打撃フェース4は、中央厚肉部T1を有する。中央厚肉部T1は、打撃フェース4の中央部に位置する。中央厚肉部T1は、フェースセンターFcを含む。中央厚肉部T1は、フェースセンター領域Rcを含む。中央厚肉部T1は、フェースセンター領域Rcの全体を含む。
中央厚肉部T1は、第1の厚さt1を有する。本実施形態では、中央厚肉部T1は、境界線L1で囲まれた領域である。境界線L1は、フェース裏面4bにおける稜線である。境界線L1の形状は、角丸長方形である。境界線L1の形状は限定されない。なお、第1の厚さt1には、±0.1mmの誤差が許容されてもよい。
打撃フェース4は、上方薄肉部T2を有する。上方薄肉部T2の図心G2は、フェースセンターFcよりもトウ側に位置する。上方薄肉部T2の図心G2は、フェースセンターFcよりも上側に位置する。上方薄肉部T2の面積は、中央厚肉部T1の面積よりも大きい。
上方薄肉部T2は、第2の厚さt2を有する。本実施形態では、上方薄肉部T2は、境界線L2と外縁k1とで囲まれた領域である。境界線L2は、ヒール直線部L21と、曲線部L22と、トウ直線部L23とを有する。ヒール直線部L21は、フェースセンターFcよりもヒール側に位置する外縁k1上の点から、曲線部L22のヒール端まで延びている。ヒール直線部L21は、トウ側にいくほど下側となるように傾斜している。曲線部L22は、境界線L1に沿って延びている。トウ直線部L23は、フェースセンターFcよりもトウ側に位置する外縁k1上の点から、曲線部L22のトウ端まで延びている。トウ直線部L23は、トウ側にいくほど下側となるように傾斜している。境界線L2のトウ端は、境界線L2のヒール端よりも下方に位置する。なお、第2の厚さt2には、±0.1mmの誤差が許容されてもよい。
打撃フェース4は、下方薄肉部T3を有する。下方薄肉部T3の図心G3は、フェースセンターFcよりもヒール側に位置する。下方薄肉部T3の図心G3は、フェースセンターFcよりも下側に位置する。下方薄肉部T3の面積は、中央厚肉部T1の面積よりも大きい。
下方薄肉部T3は、上方薄肉部T2の下方に位置する。あらゆるトウ−ヒール方向位置において、下方薄肉部T3は上方薄肉部T2の下方に位置する。下方薄肉部T3の図心G3は、上方薄肉部T2の図心G2よりも下方に位置する。下方薄肉部T3の図心G3は、上方薄肉部T2の図心G2よりもヒール側に位置する。
下方薄肉部T3は、第3の厚さt3を有する。本実施形態では、下方薄肉部T3は、境界線L3と外縁k1とで囲まれた領域である。境界線L3は、境界線L2よりも下方に位置する。境界線L3は、ヒール直線部L31と、曲線部L32と、トウ直線部L33とを有する。ヒール直線部L31は、フェースセンターFcよりもヒール側に位置する外縁k1上の点から、曲線部L32のヒール端まで延びている。ヒール直線部L31は、トウ側にいくほど下側となるように傾斜している。曲線部L32は、境界線L1に沿って延びている。トウ直線部L33は、フェースセンターFcよりもトウ側に位置する外縁k1上の点から、曲線部L32のトウ端まで延びている。トウ直線部L33は、トウ側にいくほど下側となるように傾斜している。境界線L3のトウ端は、境界線L3のヒール端よりも下方に位置する。なお、第3の厚さt3には、±0.1mmの誤差が許容されてもよい。
打撃フェース4は、移行部T4を有している。移行部T4は、中央厚肉部T1と上方薄肉部T2との間、中央厚肉部T1と下方薄肉部T3の間、及び、上方薄肉部T2と下方薄肉部T3との間に位置する。移行部T4は、厚さが異なる2つの領域の間に位置し、一方の厚さから他方の厚さまで徐々に変化する厚さを有する。移行部T4は、中央厚肉部T1よりも薄い。
打撃フェース4は、外周薄肉部T5を有する。外周薄肉部T5は、上方薄肉部T2の外側に位置する。外周薄肉部T5は、下方薄肉部T3の外側に位置する。中央厚肉部T1、上方薄肉部T2、下方薄肉部T3及び移行部T4で構成される領域がフェース主領域とされるとき、外周薄肉部T5は、このフェース主領域の外側に位置する。外周薄肉部T5は、フェース主領域の周囲の全体に亘って設けられている。本実施形態では、外周薄肉部T5は、前記フェース部材2bの外側に設けられている。外周薄肉部T5は、ヘッド本体2aにより構成されている。外周薄肉部T5の内側の境界線は、フェース部材2bの外縁k1である。なお、外縁k1には、溶接ビードが存在する。この溶接ビードが存在する部分は、中央厚肉部T1よりも厚い。
外周薄肉部T5は、中央厚肉部T1よりも薄い。外周薄肉部T5は、上方薄肉部T2よりも薄い。外周薄肉部T5の厚さは、下方薄肉部T3の厚さ以下である。外周薄肉部T5は、移行部T4よりも薄い。なお、外周薄肉部T5の厚さは、下方薄肉部T3の厚さと同じであってもよいし、下方薄肉部T3の厚さより薄くてもよい。外周薄肉部T5の厚さは、上方薄肉部T2の厚さ以下であり且つ下方薄肉部T3の厚さ以上であってもよい。反発性能の観点から、外周薄肉部T5の厚さは、下方薄肉部T3の厚さ以下であるのが好ましい。
打撃フェース4は、周辺薄肉部Tsを有している。周辺薄肉部Tsは、中央厚肉部T1よりも薄い。本実施形態では、周辺薄肉部Tsは、上方薄肉部T2、下方薄肉部T3、移行部T4及び外周薄肉部T5から構成されている。
周辺薄肉部Tsの外縁の形状は、中央厚肉部T1の外縁の形状と相似ではない。これらの形状同士は非相似関係にある。本実施形態では、周辺薄肉部Tsの外縁の形状は、打撃フェース4の形状である。本実施形態では、中央厚肉部T1の外縁の形状は、前記境界線L1の形状(角丸長方形)である。
周辺薄肉部Tsの重心は、中央厚肉部T1の重心と一致していない。周辺薄肉部Tsの重心は、中央厚肉部T1の重心からズレている。なお、「重心」とは、通常の意味通り質量中心を意味し、平面視の図心ではない。周辺薄肉部Tsの重心は、中央厚肉部T1の重心に対して、ヒール側にズレていてもよい。周辺薄肉部Tsの重心は、中央厚肉部T1の重心に対して、トウ側にズレていてもよい。周辺薄肉部Tsの重心は、中央厚肉部T1の重心に対して、上側にズレていてもよい。周辺薄肉部Tsの重心は、中央厚肉部T1の重心に対して、下側にズレていてもよい。
[効果]
周辺薄肉構造を促進することで、耐久性を維持しながら、反発性能を向上させることができる。しかし、周辺薄肉構造に起因して、CT最大点がフェースセンター領域から外れることが分かった。
フェースセンター領域は、打点となる確率が高い領域である。CT最大点がフェースセンター領域に無い場合、フェースセンター領域での反発係数が低下する。打撃される頻度の高い領域で反発係数が低下することで、平均飛距離が低下する。
中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差を小さくすることで、CT最大点がフェースセンター領域から外れることが防止できることが分かった。後述される実施例で示される通り、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差を0.3mm以下とすることで、CT最大点Pmをフェースセンター領域Rcに留まらせることができることが判明した。
前述の非相似関係が存在する場合、CT最大点Pmがフェースセンター領域Rcから外れやすい。よって本開示は、周辺薄肉部Tsの外縁の形状が中央厚肉部T1の外縁の形状と相似でない場合に、より一層効果的である。
周辺薄肉部Tsの重心が中央厚肉部T1の重心からズレている場合、CT最大点Pmがフェースセンター領域Rcから外れやすい。よって本開示は、周辺薄肉部Tsの重心が中央厚肉部T1の重心からズレている場合に、より一層効果的である。
CT最大点Pmをフェースセンター領域Rcに留まらせる観点から、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差は、0.3mm以下が好ましく、0.2mm以下がより好ましい。反発性能及び耐久性の観点から、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差は、0.1mm以上が好ましい。
反発性の観点から、中央厚肉部T1の厚さt1は、2.3mm以下が好ましく、2.2mm以下がより好ましく、2.1mm以下がより好ましい。耐久性の観点から、この厚さt1は、1.5mm以上が好ましく、1.6mm以上がより好ましく、1.7mm以上がより好ましい。
反発性の観点から、上方薄肉部T2の厚さt2は、2.2mm以下が好ましく、2.1mm以下がより好ましく、2.0mm以下がより好ましい。耐久性の観点から、この厚さt1は、1.4mm以上が好ましく、1.5mm以上がより好ましく、1.6mm以上がより好ましい。
反発性の観点から、下方薄肉部T3の厚さt3は、2.1mm以下が好ましく、2.0mm以下がより好ましく、1.9mm以下がより好ましい。耐久性の観点から、この厚さt1は、1.3mm以上が好ましく、1.4mm以上がより好ましく、1.5mm以上がより好ましい。
下方薄肉部T3を上方薄肉部T2よりも薄くすることで、フェース面4aの下部における反発性能が高まる。加えて、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差を0.3mm以下とすることで、CT最大点Pmをフェースセンター領域Rcに留まらせつつ、フェース面4aの下部における反発性能を高めることができる。
反発性の観点から、外周薄肉部T5の厚さt5は、2.1mm以下が好ましく、1.9mm以下がより好ましく、1.8mm以下がより好ましい。耐久性の観点から、この厚さt1は、1.2mm以上が好ましく、1.3mm以上がより好ましく、1.4mm以上がより好ましい。
フェアウェイウッド型ヘッド及びハイブリッド型ヘッドは、ティーアップされていないボールを打つ機会が多い。換言すれば、フェアウェイウッド型ヘッド及びハイブリッド型ヘッドは、芝生の上に直接置かれたボールを打つ機会が多い。よって、これらのヘッドでは、フェース面4aの下部で打撃される機会が多い。この観点から、上方薄肉部T2よりも下方薄肉部T3が薄い構成は、フェアウェイウッド型ヘッド及びハイブリッド型ヘッドに好ましく適用されうる。
下方薄肉部T3と上方薄肉部T2との肉厚差が大きい場合、CT最大点Pmがフェースセンター領域Rcから外れやすい。よって本開示は、差(t2−t3)が大きい場合に、より一層効果的である。この観点から、差(t2−t3)は、0.05mm以上が好ましく、0.1mm以上がより好ましい。中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差を抑制する観点から、差(t2−t3)は、0.4mm以下が好ましく、0.3mm以下がより好ましく、0.2mm以下がより好ましい。
中央厚肉部T1の面積Saに対して周辺薄肉部Tsの面積Sbが大きい場合、CT最大点Pmがフェースセンター領域Rcから外れやすい。よって本開示は、Sb/Saが大きい場合に、より一層効果的である。この観点から、Sb/Saは、3以上が好ましく、4以上がより好ましく、5以上がより好ましい。強度の観点から、過小な面積Saは好ましくない。この観点から、Sb/Saは、8以下が好ましく、7以下がより好ましく、6以下がより好ましい。
前述の通り、下方薄肉部T3は上方薄肉部T2よりも薄い。図心G2と図心G3との間の距離が大きい場合、周辺薄肉部Tsの重心が中央厚肉部T1の重心からズレやすい。よって本開示は、この距離が大きい場合に、より一層効果的である。この観点から、図心G2と図心G3との間の距離は、20mm以上が好ましく、25mm以上がより好ましく、30mm以上がより好ましい。打撃フェース4の寸法の制約を考慮すると、図心G2と図心G3との距離は、70mm以下が好ましく、60mm以下がより好ましく、50mm以下がより好ましい。
図3が示すように、ヘッド2は、打撃フェース4とソール8との境界に位置するコーナー部16を有する。コーナー部16は、その内面に、コーナー溝18を有する。平面視において、コーナー溝18は、リーディングエッジLeに重なっている。すなわちコーナー溝18は、平面視においてリーディングエッジLeに重なる位置に配置されている。コーナー溝18は、打撃フェース4に、溝薄肉部T6を形成している。溝薄肉部T6は、上方薄肉部T2よりも薄い。溝薄肉部T6は、下方薄肉部T3よりも薄い。溝薄肉部T6は、外周薄肉部T5よりも薄い。溝薄肉部T6は、打撃フェース4において最も薄い最薄肉部である。このコーナー溝18は、打撃フェース4の下部の剛性を低下させる。コーナー溝18は、フェース面4aの下部で打撃したときの反発性能を高める。
下方薄肉部T3の図心G3は、フェースセンターFcよりもヒール側にある。下方薄肉部T3は、ヒール下部の反発性能を特に高める。一方、コーナー溝18は、フェースセンターFcよりもトウ側に設けられている。コーナー溝18は、トウ下部の反発性能を特に高める。下方薄肉部T3とコーナー溝18とにより、トウ側からヒール側にかけて、打撃フェース4の下部の反発性能が高められている。
一般に、インパクト時におけるヘッドスピードは、ヘッドのトウ側とヒール側とで異なる。ヒール側よりも、トウ側のほうが、ヘッドスピードが高い。この差は、シャフト軸回りのヘッドの回転に起因する。この回転の回転半径が、ヒール側よりもトウ側のほうが長いため、トウ側のヘッドスピードが相対的に高くなる。結果として、トウ側で打撃するほうが、ヒール側で打撃するよりも、飛距離が増加しやすい。
ヘッド2では、下方薄肉部T3の図心G3は、上方薄肉部T2の図心G2よりもヒール側にある。より薄い下方薄肉部T3がヒール側に位置することで、フェース面4aのヒール側における反発が高められている。ヒール側の反発を高めることで、ヒール側におけるヘッドスピードの低さを補うことができ、トウ−ヒール方向に高反発エリアを拡げることができる。
外周薄肉部T5は、無くてもよい。上記実施形態では、外周薄肉部T5が設けられている。上記実施形態では、外周薄肉部T5は、ヘッド本体2aに設けられている。フェース部材2bの周囲に位置する外周薄肉部T5がヘッド本体2aに設けられることで、フェース部材2bの全体が効果的に変位しうる。この変位は、反発係数の向上に寄与する。
ロフト角が大きいヘッドでは、スイートスポットの位置が高くなりやすい。スイートスポットは、ヘッド重心を通りフェース面に垂直な直線とフェース面との交点である。このため、ヘッド重心の位置が同じでも、ロフト角が大きいほど、スイートスポットが高くなる。よって、ロフト角が大きいヘッドでは、フェース上部の反発が高くなりやすい。このヘッドに、上方薄肉部T2及び下方薄肉部T3を備えた上記構成を適用することで、フェース下部での反発も向上する。結果として、上下方向に広い高反発エリアが得られうる。この観点から、リアルロフト角は、14度以上が好ましく、15度以上がより好ましく、16度以上がより好ましい。フェアウェイウッド型ヘッド及びハイブリッド型ヘッドのロフト角を考慮すると、リアルロフト角は、35度以下が好ましい。
[サンプルの作製]
前述したヘッド2と同じヘッドを作製した。このヘッドは、ハイブリッド型ヘッドであり、リアルロフト角は19度であった。ボディ2aはロストワックス精密鋳造で作製した。ボディ2aの材質には、マレージング鋼が用いられた。フェース部材2bは鍛造で作製され、更にその裏面にCNC加工が施された。フェース部材2bの材質には、ステンレス鋼(日新製鋼社製の商品名「HT1770M」)が用いられた。ボディ2aとフェース部材2bとを溶接して、サンプル1のヘッドを得た。
前記CNC加工で肉厚を変更した他はサンプル1と同じにして、サンプル2から5のヘッドを得た。
各サンプルヘッドの肉厚は、以下の通りであった。
[サンプル1]
中央厚肉部T1の厚みt1:2.00mm
上方薄肉部T2の厚みt2:1.95mm
下方薄肉部T3の厚みt3:1.90mm
外周薄肉部T5の厚みt5:1.90mm
中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差:0.10mm
[サンプル2]
中央厚肉部T1の厚みt1:2.00mm
上方薄肉部T2の厚みt2:1.90mm
下方薄肉部T3の厚みt3:1.80mm
外周薄肉部T5の厚みt5:1.80mm
中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差:0.20mm
[サンプル3]
中央厚肉部T1の厚みt1:2.00mm
上方薄肉部T2の厚みt2:1.80mm
下方薄肉部T3の厚みt3:1.70mm
外周薄肉部T5の厚みt5:1.70mm
中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差:0.30mm
[サンプル4]
中央厚肉部T1の厚みt1:2.00mm
上方薄肉部T2の厚みt2:1.70mm
下方薄肉部T3の厚みt3:1.60mm
外周薄肉部T5の厚みt5:1.60mm
中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差:0.40mm
[サンプル5]
中央厚肉部T1の厚みt1:2.00mm
上方薄肉部T2の厚みt2:1.60mm
下方薄肉部T3の厚みt3:1.50mm
外周薄肉部T5の厚みt5:1.50mm
中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差:0.50mm
各サンプルについて、CT値が測定された。CT値の測定方法は上述の通りである。サンプル1の測定結果が、下記の表1に示される。サンプル2の測定結果が、下記の表2に示される。サンプル3の測定結果が、下記の表3に示される。サンプル4の測定結果が、下記の表4に示される。サンプル5の測定結果が、下記の表5に示される。
Figure 2019154921
Figure 2019154921
Figure 2019154921
Figure 2019154921
Figure 2019154921
表1から5において、最も上の行に記載されたT5、H5等は、横方向の位置を示す。例えばT5は、フェースセンターFcから横方向トウ側に5mmの位置を意味する。例えばH5は、フェースセンターFcから横方向ヒール側に5mmの位置を意味する。最も左側の列に記載されたU5、L5等は、縦方向の位置を示す。例えばU5は、フェースセンターFcから縦方向上側に5mmの位置を意味する。例えばL5は、フェースセンターFcから縦方向下側に5mmの位置であることを意味する。表1から5では、フェースセンター領域Rcが破線で示されている。
表1が示すように、サンプル1では、フェースセンターFcのCT値が235μsであり、これが最大値である。サンプル1では、フェースセンターFcが、CT最大点Pmである。
表2が示すように、サンプル2では、フェースセンターFcからヒール側に5mmの測定点で、CT値が237μsであり、これが最大値である。サンプル2では、フェースセンターFcからヒール側に5mmの点が、CT最大点Pmである。
表3が示すように、サンプル3では、フェースセンターFcからヒール側に5mmの測定点で、CT値が242μsであり、これが最大値である。サンプル3では、フェースセンターFcからヒール側に5mmの点が、CT最大点Pmである。
表4が示すように、サンプル4では、フェースセンターFcからヒール側に10mm且つ上側に5mmの測定点で、CT値が252μsであり、これが最大値である。サンプル4では、フェースセンターFcからヒール側に10mm且つ上側に5mmの点が、CT最大点Pmである。
表5が示すように、サンプル5では、フェースセンターFcからヒール側に10mm且つ上側に5mmの測定点で、CT値が262μsであり、これが最大値である。サンプル4では、フェースセンターFcからヒール側に10mm且つ上側に5mmの点が、CT最大点Pmである。
サンプル1では、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差が0.10mmであり、CT最大点Pmはフェースセンター領域Rcに位置する。サンプル2では、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差が0.20mmであり、CT最大点Pmはフェースセンター領域Rcに位置する。サンプル3では、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差が0.30mmであり、CT最大点Pmはフェースセンター領域Rcに位置する。サンプル4では、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差が0.40mmであり、CT最大点Pmはフェースセンター領域Rcの外に位置する。サンプル5では、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差が0.50mmであり、CT最大点Pmはフェースセンター領域Rcの外に位置する。
サンプルヘッド1〜5は、次の構成aを有する。
・[構成a]:中央厚肉部T1の厚さを変えずに周辺薄肉部Tsの厚さ全体を一様に変化させたとき、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差が0.10mm以上0.30mm以下ではCT最大点Pmがフェースセンター領域Rcに位置し、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差が0.40m以上0.50mm以下ではCT最大点Pmがフェースセンター領域Rcの外に位置する。
このように、中央厚肉部T1と周辺薄肉部Tsとの肉厚差が0.30mm以下であれば、CT最大点Pmはフェースセンター領域Rcに位置する。
上述した実施形態に関して、以下の付記を開示する。
[付記1]
打撃フェースを有しており、
前記打撃フェースが、
フェースセンターと、
前記フェースセンターを図心とする縦10mm且つ横10mmの正方形領域であるフェースセンター領域と、
前記フェースセンター領域を含み第1の厚さを有する中央厚肉部と、
前記中央厚肉部の周辺に位置し前記中央厚肉部よりも薄い周辺薄肉部と、
を有しており、
前記フェースセンター領域に、CT値が最大であるCT最大点が存在し、
前記周辺薄肉部の外縁の形状は、前記中央厚肉部の外縁の形状と相似ではなく、
前記中央厚肉部と前記周辺薄肉部との肉厚差が0.3mm以下であるゴルフクラブヘッド。
[付記2]
前記周辺薄肉部の重心が、前記中央厚肉部の重心からズレている付記1に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記3]
前記周辺薄肉部が、第2の厚さを有する上方薄肉部と、前記第2の厚さより薄い第3の厚さを有する下方薄肉部とを有しており、
前記下方薄肉部は、前記上方薄肉部の下方に位置する付記1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記4]
フェアウェイウッド型又はハイブリッド型である付記3に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記5]
リアルロフト角が14度以上35度以下である付記3又は4に記載のゴルフクラブヘッド。
2・・・ゴルフクラブヘッド
2a・・・ボディ
2b・・・フェース部材
4・・・打撃フェース
6・・・クラウン
8・・・ソール
10・・・ホーゼル
Fc・・・フェースセンター
Rc・・・フェースセンター領域
T1・・・中央厚肉部
T2・・・上方薄肉部
T3・・・下方薄肉部
T4・・・移行部
T5・・・外周薄肉部
Ts・・・周辺薄肉部
Pm・・・CT最大点

Claims (5)

  1. 打撃フェースを有しており、
    前記打撃フェースが、
    フェースセンターと、
    前記フェースセンターを図心とする縦10mm且つ横10mmの正方形領域であるフェースセンター領域と、
    前記フェースセンター領域を含み第1の厚さを有する中央厚肉部と、
    前記中央厚肉部の周辺に位置し前記中央厚肉部よりも薄い周辺薄肉部と、
    を有しており、
    前記フェースセンター領域に、CT値が最大であるCT最大点が存在し、
    前記周辺薄肉部の外縁の形状は、前記中央厚肉部の外縁の形状と相似ではなく、
    前記中央厚肉部と前記周辺薄肉部との肉厚差が0.3mm以下であるゴルフクラブヘッド。
  2. 前記周辺薄肉部の重心が、前記中央厚肉部の重心からズレている請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記周辺薄肉部が、第2の厚さを有する上方薄肉部と、前記第2の厚さより薄い第3の厚さを有する下方薄肉部とを有しており、
    前記下方薄肉部は、前記上方薄肉部の下方に位置する請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. フェアウェイウッド型又はハイブリッド型である請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. リアルロフト角が14度以上35度以下である請求項3又は4に記載のゴルフクラブヘッド。
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