JP2019154160A - 水中モータポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】電装品を必要としない水中モータポンプのモータとそれを必要とする水中モータポンプのモータとを共通化できるようにするとともに、地上までの信号線を必要としない水中モータポンプを提供する。【解決手段】モータ部1及びそのモータ部1により回転駆動されるポンプ部20が筒状体を呈するように組み合わされて構成される水中モータポンプP1であって、モータ部1及びポンプ部20の間に、着脱自在な電装部10が設けられている、という構成を採用する。【選択図】図1

Description

本発明は、水中モータポンプに関するものである。
従来、深井戸などで用いられる水中モータポンプは、特許文献1に示されるように、その全体の外形形状は直立する筒状体を呈していて、その内部の下部部分はモータ部に構成され、その上部部分はポンプ部に構成されている。このモータ部には、キャンドモータと称される密封構造のモータ(電動機)が設けられている。このモータには、軸心方向が上方に位置するポンプ部に向くようにモータ軸が設けられている。
ポンプ部には、モータの回転軸にカップリングを介して接続されるポンプ軸を有するとともに、そのポンプ軸には、多数の羽根車が挿入・積層させる形で取り付けられている。このような水中モータポンプは、モータが回転駆動されると羽根車が回転し、モータ部とポンプ部との間に設けられている吸込口から液体(水)を吸い込み、ポンプ部の上部に設けられている吐出口から吸い込まれた液体を吐出することができる。
また、水中モータポンプは、省エネ運転や制御性を高めるためにインバータ駆動が求められている。このため、特許文献2に示されるように、水中モータポンプ内にインバータ回路等の電装品を組み込んだ水中モータポンプが出現している。電装品を水中モータポンプ内に組み込んだ場合は、地上における電装品の設置場所の問題等を解決できる特長を有することができる。
特開2016−181951号公報 米国特許出願公開第2013/0088107号明細書
しかしながら、従来の水中モータポンプは、以下のような問題があった。
すなわち、水中モータポンプが電装品を内部に組み込んだ場合は、電装品とモータとが一体化されているので、電装品を必要としない水中モータポンプのモータと共有できず、製造コストが増加するだけでなく、在庫管理が複雑になる等の問題があった。このような問題点を解決するために、電装品を必要とする場合は、水中モータポンプの外側に電装品を取り付ける構成にすることが考えられる。しかし、電装品を単に外側に取り付けると、水中モータポンプの外形が井戸の直径を越えてしまい設置できなくなってしまうという新たな問題が発生してしまう。
また、水中モータポンプは、電装品として振動検出や温度検出等のセンサが取り付けられる場合、モータの動力線以外にセンサ用の信号線も地上まで配線する必要があるため、施工が複雑化する問題があった。しかも、この信号線は、モータの動力線より細いため、定期検査や異常状態発生等で水中モータポンプが井戸から引き上げ際に断線のおそれがあった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、電装品を必要としない水中モータポンプのモータとそれを必要とする水中モータポンプのモータとを共通化できるようにするとともに、地上までの信号線を必要としない水中モータポンプを提供することにある。
(1)本発明の一態様に係る水中モータポンプは、モータ部及び該モータ部により回転駆動されるポンプ部が筒状体を呈するように組み合わされて構成される水中モータポンプであって、前記モータ部及び前記ポンプ部の間、または、前記モータ部の前記ポンプ部が位置する側と反対側に、着脱自在な電装部が設けられている。
(2)上記(1)に記載された水中モータポンプであって、前記電装部は、前記モータ部に接続される動力線を通信ケーブルとする電力線通信部を有してもよい。
(3)上記(1)または(2)に記載された水中モータポンプであって、前記電装部の筒状体を呈するケーシングの直径は、前記モータ部及び前記ポンプ部の筒状体を呈するケーシングの直径以下であってもよい。
(4)上記(1)〜(3)に記載された水中モータポンプであって、前記モータ部及び前記ポンプ部の間に設けられる前記電装部には、前記モータ部のモータ軸と前記ポンプ部のポンプ軸とを連結する連結軸が回転自在に設けられていてもよい。
(5)上記(1)〜(3)に記載された水中モータポンプであって、前記モータ部の前記ポンプ部が位置する側と反対側に設けられる前記電装部には、前記モータ部に設けられるダイヤフラムと対向する空間を前記電装部の外部の空間と連通させる開口が設けられていてもよい。
上記本発明の態様によれば、モータ部及びポンプ部の間、または、該モータ部の該ポンプ部が位置する側と反対側に、着脱自在な電装部を設けるようにしているので、電装部の有無に関係なくモータ部を共通化でき、製造コストの低減化を図ることができ、また、在庫管理が簡単になるなどの効果を得ることができる。
一実施形態に係る水中モータポンプの一部分を断面で示した全体構成図である。 図1のX1−X1線断面である。 電装部の拡大図である。 形態の異なる電装品を備えたときの電装部の断面図である。 図4のX2−X2線断面である。 他の実施の形態に係る水中モータポンプの一部分を断面で示した全体構成図である。 電装品の電気的結合の例を示す説明図である。 3相モータの中の2相間から単相の電源を取り出して電装品を駆動する例を示す説明図である。 センサの値によりモータのON・OFF制御を行うためのブロック図である。
以下、本発明の一実施形態に係る水中モータポンプについて図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態に係る水中モータポンプを、深井戸用の水中モータポンプPとした例を示している。この水中モータポンプPは、その全体の外形形状は直立する筒状体を呈していて、その筒状体の下部部分はモータ部1によって構成され、モータ部1の上部側が電装部10によって構成され、そして電装部10の上部側、すなわちその筒状の上部部分はポンプ部20によって構成されている。なお、図1中のLは、筒状体の軸心を示している。また、図1は、水中モータポンプPの一部分を断面で示した全体構成図であるが、図面の複雑化を避けるために断面を示すハッチングの一部は省略されている。以下の図においても同様である。
モータ部1は、周知の水中モータポンプに用いられている三相誘導電動機で、かつキャンドモータと称される密封構造のモータ2を有している。すなわち、このモータ2は、筒状体の一部を成すケーシング3の内周壁側にステータ(固定子)4が設けられている。そしてこのステータ4には、コイル4aが巻回され、その巻回されているコイル4aは動力線4b(4b1)に接続されている。この動力線4b1は、水密機構を備えたコネクタ4cを介してモータ部1の上部に位置する電装部10と電気的に接続されている。
ロータ(回転子)5は、ステータ4内に回転自在に設けられている。ロータ5は、モータ軸5aのうち、ステータ4に対向する部分に設けられている。モータ軸5aは、筒状体の軸心L方向と一致して伸びるとともに、上下端がステータ4の上下端位置よりも伸びている。
モータ軸5aの下部は、モータ部1の下部側に位置するブラケットに設けられているラジアル軸受7bと、モータ軸5aの軸方向に加わる荷重を受けることができるスラスト軸受6とで軸支されている。そして、モータ軸5aの上部は、モータ部1の上部側に位置するブラケットに設けられているラジアル軸受7aに軸支されている。
このモータ部1は、周知の水中モータポンプに用いられているモータと同様に、封入液が封入されている。したがって、このモータ部1にも、封入液が封入された内圧の上昇などを吸収するためのダイヤフラム8が設けられている。このダイヤフラム8は、モータ軸5aの下部側のラジアル軸受7bの下方に設けられている。そして、このダイヤフラム8のモータ2と反対側は、ケーシング3の外側と連通するように構成されていて、ダイヤフラム8の可動が確保されている。また、このモータ部1の内部に配置されたステータ4などは、周知の水中モータポンプと同様に樹脂モールド9で密封されている。
電装部10は、図2に断面図が示されるとともに、図3に拡大して示されている。この電装部10は、筒状体の一部を成すケーシング11の内側に連結軸12及び電装品13を含んで構成されている。なお、電装部10の電気構成に関しては、ポンプ部20の説明の後に行う。
連結軸12は、モータ軸5aと同じ径に構成されていて、電装部10中を縦方向に貫通するように設けられている。すなわち、この連結軸12は、電装部10内に設けられ、モータ軸5aの軸径より少し大きい内径を有する保護管12a内に設けられている。この保護管12aの軸心方向及び連結軸12の軸心方向は、筒状体の軸心L方向と一致している。そして、この連結軸12の下端部は、ソケットカップリング30を介してモータ軸5aの上部と着脱自在に連結できるように構成されている。このように、連結軸12が保護管12a内に設けられているので、連結軸12が回転しても電装品13に触れることがなく、電装品13を保護することができる。
この連結軸12の上端部は、電装部10の上部部分に設けられている蓋部材14に設置されている水密機構の軸受14aに軸支されている。この蓋部材14は、パッキン部材14bを介在させて固定用ボルト14cを用いてケーシング11に固定され、電装部10の水密性を保つように構成されている。そして、この蓋部材14から突出した部分の連結軸12は、ソケットカップリング31を介して後述するポンプ軸の下部と着脱自在に連結できるように構成されている。
電装品13は、保護管12aの径方向外側に配置された取付金具13aに取り付けられている。電装品13は、水中モータポンプPの制御に必要な各種センサや各種電子部品が実装された基板13bを有する。なお、この基板13bは、図4及び図5に示されるように、連結軸12の周囲に配置される円板状とすることもできる。
電装品13を図1〜図3に示される取付金具13aを用いて取り付けたときは、基板13bが長方形であるから安価に製造することができる特長を有することができる。他方、図4及び図5に示されるように基板13bを円板状にしたときは、電装部10の高さを低くすることができ、電装部10の小型化を図ることができる特長を有することができる。
この電装品13には、後述する図9に示されるようなセンサや制御装置等が実装される。センサの一例としては、水中モータポンプPの運転状態の監視で必要な振動センサがある。この振動センサは、3軸測定のために3個のセンサで構成してもよいが、この振動センサをMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)で構成し、これを基板13bに実装することにより、製造コストと設置スペースを押さえることができる。
電装部10の下部には、モータ部1のコネクタ4cと接続される取合いコネクタ15が設けられるとともに、その上部には水密機構を備えたコネクタ16が設けられている。そしてこれらコネクタ15,16間は動力線4b(4b2)で接続されている。電装品13は、動力線4b2から分岐させた引出線4b2−1と接続されている。すなわち、電装部10は、図示しない電力線通信部を備え、引出線4b2−1を介し、モータ部1に接続される動力線4bを通信ケーブルとする電力線通信を行えるようになっている。
この電装部10の内部空間、つまり電装品13の周りは、合成樹脂11aで樹脂モールドされていて、電装品13の品質が保持できるように構成されている。なお、電装部10の内部空間は、樹脂モールドの代わりに、不活性ガス等の気体で密閉することもできる。
この電装部10のモータ部1への取り付けは、モータ部1の上部にパッキン32(図3参照)を介在させて載置し、電装部10のコネクタ15とモータ部1のコネクタ4cとを接続し、次いで電装部10からモータ部1へボルト33(図1参照)を挿入・螺合して行われる。
ポンプ部20は、筒状体の一部を成すケーシング21内に設けられている。このケーシング21の下部部分は、多数の小孔で生成されるストレーナから成る吸込口22が形成されているとともに、その上端部は、吸込口22から吸い込まれた液体を吐出する吐出口23が形成されている。
ケーシング21内には、軸心方向が筒状体の軸心L方向と一致するようにしてポンプ軸24が設けられている。このポンプ軸24には、図示されていないが、多数の羽根車が挿入・積層させる形で取り付けられている。このポンプ軸24の下端部は、ソケットカップリング31を介して連結軸12の上部と着脱自在に連結できるように構成されている。
このポンプ部20の下部には、電装部10のコネクタ16と接続される取合いコネクタ25が設けられている。この取合いコネクタ25には、地上側まで伸びる動力線4b(4b3)が接続されている。
このポンプ部20の電装部10への取り付けは、電装部10の上部にポンプ部20を載置し、電装部10のコネクタ16とポンプ部20の取合いコネクタ25とを接続し、次いでポンプ部20から電装部10へボルト34を挿入・螺合して行われる。
上記構成からなるポンプ部20は、モータ部1が駆動されると、モータ軸5a及び連結軸12の回転によりポンプ軸24が回転され、そのポンプ軸24に取り付けられている羽根車が回転させられる。羽根車が回転させられると、吸込口22からは液体(水)が吸い込まれ、その吸い込まれた液体は吐出口23から吐出される。
上記構成からなる水中モータポンプPおいて、電装部10を必要としない場合は、モータ部1とポンプ部20との間に電装部10を介在させないでモータ部1とポンプ部20とが直接接続される。この接続状態は、後述する図6におけるモータ部1とポンプ部20との接続と同じであるので、その接続の仕方については後述する。
上記構成からなる水中モータポンプPは、電装部10を必要とする場合は、図1に示されるように、モータ部1とポンプ部20との間に連結軸12を備えた電装部10を介在させて組み立てることができ、また、その電装部10を必要としないときは、モータ部1とポンプ部20とを直接組み立てることができる。このため、電装部10の有無に関係なくモータ部1を共通化でき、製造コストの低減化を図ることができ、また、在庫管理が簡単になるなどの効果を得ることができる。しかも、その電装部10のケーシング11の直径は、モータ部1のケーシング3及びポンプ部20のケーシング21と同一であるから、電装部10を付加したために井戸に入らなくなるというような不都合を防止することができる。また、電装部10の電装品13は、電力線通信が行われるように構成されているので、従来のような通信ケーブルを必要としないから、信号線の断線のおそれがなく、施工性の向上が図れる特長を有することができる。
図6は、他の実施の形態に係る水中モータポンプPを示している。この水中モータポンプPは、上述した水中モータポンプPと異なる点は、モータ部1とポンプ部20とが直接接続され、水中モータポンプPの電装部10に相当する電装部10´をモータ部1の下部に着脱自在に接続できるようにしたことである。なお、モータ部1の下部に電装部10´が取り付けられる関係上、モータ部1の下部には、電装部10´と電気的に接続するための取合いコネクタ4dが設けられる。
水中モータポンプPにおいては、モータ部1の上部にポンプ部20が接続される。その接続の際に、モータ2のモータ軸5aはソケットカップリング31を介してポンプ部20のポンプ軸24に結合され、モータ部1のコネクタ4cはポンプ部20の取合いコネクタ25に接続され、次いでポンプ部20からモータ部1へボルト33が挿入・螺合される。
なお、図6中のモータ部1とポンプ部20との接続状態は、上述した水中モータポンプPが電装部10を必要としないときのポンプ形態を示している。
電装部10´は、モータ2の下部にボルト36を用いて取り付けられている。この取り付けの際、電装部10´に設けられているコネクタ16は、モータ部1の下部に設けられている取合いコネクタ4dに接続される。
この電装部10´は、モータ2の下部に取り付けられるので、そのモータ2の下部側に設けられているダイヤフラム8の外側を塞ぐ状態になる。このため、この電装部10´には、電装部10´の上面のうち、ダイヤフラム8に対向する箇所に空間を形成する凹部17が設けられ、その凹部17には、電装部10´の外側に達する開口18が設けられている。したがって、ダイヤフラム8の自由可動は確保され、モータ2の内圧上昇の吸収などに支障を来すことはない。なお、この電装部10´の内部も、水中モータポンプPの電装部10と同様に、合成樹脂11aで樹脂モールドされていて、電装品13の品質が保持できるように構成されている。
上記構成からなる水中モータポンプPにおいて、電装部10´を必要としないときは、当初からモータ2の下部に電装部10´を取り付けないでおくか、もし電装部10´が取り付けられている場合は、電装部10´に設けられているコネクタ16とモータ部1の下部に設けられている取合いコネクタ4dの接続を解くとともに、ボルト36の螺合を解いて、モータ2の下部から電装部10´が外される。
上記構成からなる水中モータポンプPは、上述した水中モータポンプPと同様の効果を得ることができるだけでなく、電装部10´内には、水中モータポンプPの電装部10内に設けられている連結軸12を必要としないので、より簡単な構成とすることができる。なお、モータ部1の動力線4b(4b1)をモータ部1の上部から下部まで配置するスペースがない場合は、モータ巻線の下部の極間などから分岐した引出線を電装品13に接続するとよい。
図7及び図8は、水中モータポンプPにおける電装品13の電気的結合の例を示している。このうち図7は、電装品13をモータ2のコイル4a中に直列に結合して電装品13を駆動するようにしている。この場合は、モータ巻線の極間などから分岐して引き出すことができるので、小スペースでも対処できる特長がある。
図8は、3相のモータ2の中の2相間から単相の電源を取り出して電装品13を駆動するようにしている。この場合は、コイル4aの巻線の負荷がアンバランスになるおそれがあるので、他の相間にインピーダンス整合器40が接続される。このインピーダンス整合器40の代わりに電装品13の負荷に相当する相当模擬負荷を他の相間に接続するようにしてもよい。
図8には、モータ2の動力線4bを用いて、地上側に設けられている上位装置41と、水中モータポンプP側との間で電力線通信ができるようにした構成が示されている。ここでは、3本からなる動力線4bのうち、2本の動力線に高周波の通信用信号を重畳して電送させることにより周知の電力線通信と同様の通信が行われるように構成されている。このように、動力線4bを通信ケーブルとしたときは、従来のような信号線を必要としないので、信号線の断線のおそれがなく、施工性の向上が図れる特長を有することができる。
図9は、電装品13に実装されているセンサ13cの値により、モータ2のON・OFF制御を行うためのブロック図が示されている。すなわち、電装品13内には、モータ2の温度を検出するセンサや水圧から水位を推定して水位を検出するセンサ等のセンサ13cと、そのセンサ13cからの信号を基にモータ2のON・OFF信号を生成する制御装置13dと、モータ2のON・OFFを行う開閉器13eとが含まれている。したがって、この電装品13を備えている水中モータポンプP(P)は、駆動中のモータ2が過負荷温度に達したり、あるいは水位が所定水位に以下になったりしたときに、制御装置13dから開閉器13eに対して、モータ2をOFFするように制御信号を送出することができる。
制御装置13dは、図8を用いて説明したように、地上の上位装置41と電力線通信ができるように構成されている。したがって、この上位装置41を介してもモータ2のON・OFFが可能であるとともに、上位装置41にセンサ13cの検出値を表示させることもできる。
電装品13には、メモリを搭載することもできる。この場合は、センサ13cで収集された各種データ、例えば水中モータポンプPの運転時間やモータ2の回転数のデータ等をメモリに保存することができる。したがって、その記憶されているデータを用いて水中モータポンプP(P)の保守管理に役立せることができる。
以上、本発明に係る水中モータポンプの実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
例えば、上述の例では、水中モータポンプを深井戸用としたが、浅井戸用や水槽等で使用されるものに適用することもできる。
1…モータ部、2…モータ、3…ケーシング、4…ステータ(固定子)、4…ステータ、4a…コイル、4b(4b1,4b2,4b3)…動力線、4b2−1…引出線、4c…コネクタ、4d…コネクタ、5…ロータ(回転子)、5a…モータ軸、6…スラスト軸受、7a…ラジアル軸受、7b…ラジアル軸受、8…ダイヤフラム、9…樹脂モールド、10…電装部、11…ケーシング、11a…合成樹脂、12…連結軸、12a…保護管、13…電装品、13a…取付金具、13b…基板、13c…センサ、13d…制御装置、13e…開閉器、14…蓋部材、14a…軸受、14b…パッキン部材、14c…固定用ボルト、15…コネクタ、16…コネクタ、17…凹部、18…開口、20…ポンプ部、21…ケーシング、22…吸込口、23…吐出口、24…ポンプ軸、25…コネクタ、30…ソケットカップリング、31…ソケットカップリング、32…パッキン、33…ボルト、34…ボルト、35…ボルト、36…ボルト、40…インピーダンス整合器、41…上位装置、L…軸心、OFF…・、P…水中モータポンプ、P…水中モータポンプ

Claims (5)

  1. モータ部及び該モータ部により回転駆動されるポンプ部が筒状体を呈するように組み合わされて構成される水中モータポンプであって、
    前記モータ部及び前記ポンプ部の間、または、前記モータ部の前記ポンプ部が位置する側と反対側に、着脱自在な電装部が設けられている、ことを特徴とする水中モータポンプ。
  2. 前記電装部は、前記モータ部に接続される動力線を通信ケーブルとする電力線通信部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の水中モータポンプ。
  3. 前記電装部の筒状体を呈するケーシングの直径は、前記モータ部及び前記ポンプ部の筒状体を呈するケーシングの直径以下である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の水中モータポンプ。
  4. 前記モータ部及び前記ポンプ部の間に設けられる前記電装部には、前記モータ部のモータ軸と前記ポンプ部のポンプ軸とを連結する連結軸が回転自在に設けられている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水中モータポンプ。
  5. 前記モータ部の前記ポンプ部が位置する側と反対側に設けられる前記電装部には、前記モータ部に設けられるダイヤフラムと対向する空間を前記電装部の外部の空間と連通させる開口が設けられている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水中モータポンプ。
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