JP2019153328A - 金銭処理機用の硬貨載置部及びこれを備えたセルフ精算装置 - Google Patents

金銭処理機用の硬貨載置部及びこれを備えたセルフ精算装置 Download PDF

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Abstract

【課題】セルフ精算に際して所望の硬貨を硬貨投入口に容易に投入すること、及び残った硬貨を容易に取り出すことが可能な硬貨載置部を提供する。【解決手段】硬貨載置部200は、2つの壁面211の間に樋状の凹部による凹面212を有する硬貨展開部210、硬貨投入口を有する硬貨投入部230、及び硬貨展開部210と硬貨投入部の間にこれらを区画するように設けられている稜線部220を備える。硬貨展開部、稜線部、及び硬貨投入部は、同一の幅で奥側に進む方向に連続している。凹面の奥部側端部、稜線部、及び硬貨投入部入口231の前方側端部は、境目となるような段差無しで連なっている。凹面は、そこに置かれた硬貨との間に隙間ができるような曲率を有する。硬貨展開部に展開された硬貨のうち顧客が所望する硬貨は、凹面の奥部側端部及び稜線部を滑らされて、硬貨投入部に投入される。【選択図】図4

Description

本発明は、金銭処理機用の硬貨載置部及びこれを備えたセルフ精算装置に関する。
スーパーマーケット等の店舗に設置されるPOS(Point of Sales)システムの一例として、POS端末装置とセルフ精算装置とを備え、店員がPOS端末装置によって顧客が購入しようとする商品の商品登録を行い、商品登録終了後に、顧客がセルフ精算装置によって精算を行う形態のものがある。セルフ精算装置は、紙幣投入口と硬貨投入口を備える。顧客は、セルフ精算装置において現金で精算する場合、紙幣は紙幣投入口に投入し、硬貨は硬貨投入口に投入する。
セルフ精算において、顧客の中には、硬貨を硬貨投入口に投入する際に、財布の中の硬貨を必要額以上取り出して硬貨載置部に広げ、その中から所望の硬貨を選んで硬貨投入口に投入し、残った硬貨を硬貨載置部から財布の中に戻す顧客が存在する。
このような顧客に対しては、残った硬貨を硬貨載置部から財布の中に戻す際の作業をできるだけ容易にすることが、精算行為の容易化、精算時間の短縮という点でサービス向上につながる。それだけでなく、精算時間の短縮により次の精算待ちの顧客に対する待ち時間の短縮というサービス向上にもつながる。
特許第6026694号公報
ところで、上記のPOSシステムに類似するシステムとして、特許文献1には、顧客自身(店員の場合もある)による商品登録の後、顧客による決済処理に適用する決済装置が開示されている。この決済装置も金銭(特に硬貨)載置部を備え、財布の中の硬貨を取り出して金銭載置部に広げ、所望の硬貨を硬貨投入口に投入することができる。
しかしながら、この決済装置においては、決済終了後に、残った硬貨を金銭載置部から取り上げて財布の中に戻すことを容易にすることについては、配慮していない。
そこで、本発明の課題は、セルフ精算に際して所望の硬貨を硬貨投入口に容易に投入すること、及び残った硬貨を容易に取り出すことが可能な硬貨載置部を提供することにある。
本発明はまた、上記の硬貨載置部を備えたセルフ精算装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様によれば、金銭処理機用の硬貨載置部であって、2つの垂直の壁面と、前記2つの壁面間に、前記壁面に対して直交する方向に延びる樋状の凹部による凹面と、を有する硬貨展開部、硬貨投入口を有する硬貨投入部、及び前記硬貨展開部と前記硬貨投入部の間にこれらを区画するように設けられている稜線部を備え、前記硬貨展開部、前記稜線部、及び前記硬貨投入部は、同一の幅で奥側に進む方向に連続し、前記硬貨展開部の前記凹面の奥部側端部、前記稜線部、及び前記硬貨投入部の硬貨投入部入口の前方側端部は、境目となるような段差無しで連なっており、前記硬貨展開部の上端部の最高点と前記硬貨投入部の上端部の最高点とは連続しており、前記硬貨展開部の上端部の最高点の高さと前記硬貨投入部の上端部の最高点の高さとは等しく、前記硬貨展開部の凹面に連続する前記稜線部の最高点の高さは、前記硬貨展開部の上端部の最高点の高さ及び前記硬貨投入部の上端部の最高点の高さよりも低く、前記樋状の凹部による凹面は、そこに置かれた硬貨との間に隙間ができるような曲率を有し、前記硬貨展開部に展開された硬貨のうち顧客が所望する硬貨は、前記凹面の奥部側端部及び前記稜線部を滑らされて、前記硬貨投入部に投入され、前記硬貨展開部に残った硬貨は、前記2つの壁面のいずれかに寄せられ、前記2つの壁面のいずれかに沿って引き上げられて取り出される、もしくは、前記硬貨展開部の中央に寄せられ、前記硬貨展開部の前記凹面に沿って引き上げられて取り出される硬貨載置部が提供される。
本発明によれば、所望の硬貨を硬貨投入口に容易に投入すること、及び残った硬貨を容易に取り出すことが可能な硬貨載置部及びこれを備えるセルフ精算装置を提供することができる。
(a)、(b)は、本発明の実施形態に係るセルフ精算装置の斜視図、正面図である。 (a)、(b)、(c)は、図1のセルフ精算装置の上面図、正面図、右側面図である。 (a)、(b)は、図2(a)の上面図における硬貨載置部の拡大図、図2(c)の右側面図における硬貨載置部の拡大図である。 図3(a)の硬貨載置部単体の斜視図である。 (a)〜(f)は、図4の硬貨載置部単体の背面図(但し、上下を逆にしてある)、上面図、正面図、左側面図、右側面図、及び下面図である。 (a)、(b)、(c)は、図5(b)の右側方から見たA−A線縦断面図、図5(e)の下方から見たB−B線横断面図、図5(e)の下方から見たC−C線横断面図である。 (a)、(b)、(c)は、図4の硬貨投入部に投入された硬貨が硬貨投入口にガイドされる様子を示す図である。
図1〜図7を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1(a)、(b)は、本発明の実施形態によるセルフ精算装置の斜視図、正面図である。図2(a)、(b)、(c)は、図1のセルフ精算装置の上面図、正面図、右側面図であり、図3(a)、(b)は、図2(a)の上面図における硬貨載置部の拡大図、図2(c)の右側面図における硬貨載置部の拡大図である。なお、以下に説明するセルフ精算装置は一例にすぎず、本発明が以下のセルフ精算装置に限定されるものでないことは言うまでも無い。以下の説明では、セルフ精算装置を正面から見た場合の左右方向を幅方向、前後方向を奥行方向と呼ぶことがある。図1(a)に幅方向、奥行方向をそれぞれ、矢印W、Dで示す。
本発明の実施形態によるセルフ精算装置は、店員がPOS端末装置(図示省略)によって、顧客が購入しようとする商品の商品登録を行い、商品登録終了後、顧客がその精算を行うときに使用する装置である。セルフ精算装置は、制御部(図示省略)、通信部(図示省略)を有し、POS端末装置と有線で通信を行って、店員によって登録された商品登録データをPOS端末装置から受信する。なお、セルフ精算装置は、POS端末装置と無線で通信を行ってもよい。
セルフ精算装置は、その筐体内に、紙幣と硬貨を個別に受け付けて、必要に応じて釣銭を払い出す釣銭機、会員カードのバーコード、2次元コード等を読み取るコードリーダ、クレジットカード等のデータを読み取るカードリーダ、レシートを印刷して排出するレシートプリンタ、人を検知する人感センサ等を内蔵している。会員カードについては、コードリーダのみならず、会員カードの種類に応じて磁気カードリーダやICカードリーダ等が内蔵される場合もある。
図1(a)、(b)を参照して、セルフ精算装置100の外観について説明する。セルフ精算装置100の筐体110の上部にはタッチパネル付きディスプレイ120が設けられ、筐体110の天面にはパトランプ(警告灯)125が設けられている。また、筐体110の左側面にはバーコードリーダ載置部130が設けられて、ハンディタイプのバーコードリーダ135が懸けられている。更に、筐体110の下部には台座115が設けられている。セルフ精算装置100は、モードを切り替えて、顧客が、商品登録から精算までを行うセルフPOS端末装置としても使用可能である。バーコードリーダ135は、セルフ精算装置100をセルフPOS端末装置として使用する際に用いられる。セルフ精算装置100を、セルフ精算装置としてのみ使用する場合は、バーコードリーダ135及びバーコードリーダ載置部130は備える必要はない。
セルフ精算装置100の正面側には、固定タイプのバーコード読取口140、スピーカ音出力孔145、クレジットカード等のカード投入口150、紙幣投入口155、紙幣払出口160、レシート排出口165、人感センサ170、硬貨払出口175、不良硬貨返却口180の他、本発明の要部となる硬貨載置部200が設けられている。カード投入口150、紙幣払出口160、レシート排出口165、硬貨払出口175、不良硬貨返却口180、及び硬貨載置部200の近傍にはそれぞれ、セルフ精算装置100における精算処理の進捗状況に応じて、点灯、もしくは点滅し、滅灯するLEDランプ185が設けられている。
なお、以降で説明される硬貨載置部200以外の上記各要素については、本発明の要旨ではないので、詳しい説明は省略する。また、セルフ精算装置100の一連の精算操作形態も、硬貨載置部200まわり以外は既存の装置における操作形態と変わらないので詳しい説明は省略する。
図4は、本発明によるセルフ精算装置100の要部となり得る硬貨載置部200の斜視図であり、図5(a)〜(f)は、図4の硬貨載置部200単体の背面図、上面図、正面図、左側面図、右側面図、及び下面図である。但し、背面図である図5(a)は、下面側が上になるように上下逆にして示している。
図6(a)、(b)、(c)は、図5(b)の右側方から見たA−A線縦断面図、図5(e)の下方から見たB−B線横断面図、及び図5(e)の下方から見たC−C線横断面図である。
図7(a)、(b)、(c)は、硬貨載置部200の硬貨投入部に投入された硬貨が硬貨投入口にガイドされる様子を示す図である。
図4を参照すると、硬貨載置部200は、硬貨展開部210、稜線部220、硬貨投入部230、及び延在部240を有している。延在部240は、図6(a)からも理解できるように、硬貨展開部210の前方側の端部に境目となるような段差無しで連なり、硬貨展開部210から離れる方向(本実施形態では奥側と反対側に向かう方向、すなわち前方)に延在している。延在部240は特に、板状であって、その前端が、正面から見た場合に、中心から遠くなるにつれて、延在長が短くなるような曲線を呈する形状となっている。その理由については後述する。
硬貨展開部210は、幅方向の両側にあって互いに対向し合う2つの垂直の壁面211と、これら2つの壁面211の間にあって壁面に対して直交する方向、つまり幅方向に延びる浅い樋状の凹部による凹面212を有している。壁面211と凹面212との境は、90度の交差角度では無く、アールが付けられて、曲面213となっている。凹面212、曲面213の使用目的も後述されるが、簡単に言えば凹面212上にある硬貨の取り出しを容易にするためである。凹面212については、具体的には、十数枚以上の硬貨を置くことができるスペースと、凹面212とそこに置かれた硬貨との間に隙間ができるような曲率を有していることが望ましい。
稜線部220は、硬貨展開部210と硬貨投入部230の間に、幅方向の全幅に亘るように設けられて、硬貨展開部210と硬貨投入部230を区画している。特に、図6(a)から理解できるように、硬貨展開部210の上端部の最高点P210と硬貨投入部230の上端部の最高点P230とは連続し、かつ硬貨展開部210の上端部の最高点P210の高さと硬貨投入部230の上端部の最高点P230の高さは等しい。また、硬貨展開部210の凹面212の奥部側端部に連続する稜線部220の最高点P220の高さは、硬貨展開部210の上端部の最高点P210の高さ及び硬貨投入部230の上端部の最高点P230の高さよりも低い。
硬貨投入部230は、その上部に形成された略四角形の硬貨投入部入口231と、下端部に形成された硬貨投入口232(図3(a)、図6(a))と、略四角形の硬貨投入部入口231から硬貨投入口232まで連続する傾斜面233を有している。詳しく説明すると、硬貨投入口232は、図5(b)、図6(a)から理解できるように、幅方向においては中心より片側寄り(ここでは左寄り)で、幅方向と直交する方向(奥行方向又は前後方向)においては稜線部220側寄り(前方寄り)に設けられている。しかし、硬貨投入口232は、幅方向において中心、あるいは中心より右寄りに設けられても良い。硬貨投入口232は、略楕円形の形状であり、両側の対向する略半円状の曲線と、略半円状の2つの曲線の間の2つの線分のうちの少なくとも一方(本実施形態では奥部側)の線分の中央部が外側(奥部側)に膨らんだ曲線とを持つ形状である。勿論、上記2つの線分の両方の中央部が外側(奥部側と前方側)に膨らんだ曲線を持つ形状であっても良い。硬貨投入口232はまた、幅方向、奥行方向(前後方向)のサイズが、いずれも最も大きな硬貨(日本では500円硬貨)の直径、厚さよりも十分に大きな値に設定されている。
傾斜面233は、略四角形の硬貨投入部入口231から硬貨投入口232に向かう4つの面を持つ。これらの面は、硬貨投入部入口231から投入された硬貨が硬貨投入口232に落ち込むように、略四角形の硬貨投入部入口231から硬貨投入口232に向かって傾斜している。特に、4つの面のうち奥行方向の奥部側を形成している面は最も傾斜角度(水平面に対する傾斜面の角度)の小さい傾斜面233−1となっている。また、傾斜面233−1を間にして対向しあう2つの面の一方(ここでは右側)が傾斜面233−1より傾斜角度の大きな傾斜面233−2となっている。そして、残りの2つの面は傾斜面233−2より傾斜角度の大きな傾斜面となっている。更に、傾斜面233−1にはやや左寄りに3つのリブ235が設けられ、傾斜面23−2には1つのリブ236が設けられている。これらのリブ235、236は、傾斜面の上部に傾斜に沿うように設けていることにより、傾斜面の上部において、硬貨と傾斜面との摩擦を少なくし、硬貨を下方に滑り易くするために設けられている。
なお、便宜上、傾斜面233を4つに分け、4つの傾斜面のうちの2つに参照番号を付して区別して説明したが、図5(b)のA−A線縦断面図である図6(a)、図5(e)のB−B線横断面図である図6(b)、及び図5(e)のC−C線横断面図である図6(c)に示すように、前述のリブ235、236を除いて、これらの傾斜面は、上下方向においても、平面方向においても、段差や境目のない、連続する曲面、いわば漏斗状の曲面となっている。また、図6(b)と図6(c)に示すように、傾斜面233の断面は、硬貨投入口232に近くなるに従って、硬貨投入口232の平面形状に近い形状となっている。硬貨投入部230の傾斜面233は、上述した形状であるので、例えば図7(a)に示すように、硬貨投入口232の右側に直交するように投入された硬貨300は、図7(b)に示すように、略半円形状の曲線の上方の丸味を帯びた傾斜面233−2を滑り落ちながら、図7(c)に示すように、硬貨投入口232に平行に近い状態となり、硬貨投入口232に落ち込む。なお、図7では、100円玉のサイズの図形を硬貨として図示している。
上述の通り、硬貨300が、硬貨投入部230の硬貨投入口232の右側に直交するように投入されても、硬貨投入部230に滞留することはない。硬貨投入口232の左側に直交するように投入された硬貨についても、同様である。
硬貨載置部200がセルフ精算装置100に設けられた状態では、硬貨投入口232は、内蔵されている釣銭機の硬貨受付口(図示省略)の上部に位置しており、硬貨投入口232を通過した硬貨は、釣銭機に取り込まれる。硬貨載置部200の延在部240、硬貨展開部210、及び硬貨投入部230の横幅は、日本人の成人男子の標準の手の甲が優に収まる程度のサイズである。
次に、顧客が、財布の中の硬貨をセルフ精算装置100の硬貨展開部210に広げ、所望の硬貨を投入し終えた後、残った硬貨を硬貨展開部210から取り出して財布の中に戻すまでの動作について説明する。
1)顧客は、財布の中から必要額以上の硬貨を取り出して硬貨載置部200の硬貨展開部210に広げる。
2)顧客は、硬貨展開部210上の所望の硬貨を、硬貨展開部210の樋状の凹面212及び稜線部220を滑らせて、硬貨投入部230に投入する。これは、図6(a)から明らかなように、稜線部220が硬貨展開部210の凹面212の奥部側端部及び硬貨投入部230の硬貨投入部入口231の前方側端部に境目となるような段差無しで連なっていることで容易に行うことができる。前述したように、硬貨展開部210の凹面212の奥部側端部に連続する稜線部220の最高点P220の高さは、硬貨展開部210の上端部の最高点P210の高さ及び硬貨投入部230の上端部の最高点P230の高さよりも低い。従って、硬貨を硬貨展開部210から硬貨投入部入口231へ移動させる際に、硬貨が、硬貨載置部200から外にこぼれてしまうおそれはない。硬貨投入部入口231へ投入された硬貨は、傾斜面を滑り落ちて硬貨投入口232に落ち込む。硬貨投入口232を通過した硬貨は、釣銭機(図示省略)に取り込まれる。
3)顧客は、硬貨展開部210に残った硬貨を、片手の複数の指で、左側(もしくは右側)壁面211に寄せ、左側(もしくは右側)壁面211と凹面212に沿って掴みつつ、上に引き上げ、取り出す。
あるいは、顧客は、片手の指で、硬貨を硬貨展開部210の中央に寄せ、片手の複数の指で硬貨展開部210の凹面212に沿って掴みつつ、上に引き上げ、取り出す。その際、凹面212と硬貨の間に隙間ができているので、指でつまみやすい。
または、顧客は、延在部240の下に、片方の手のひらを上に向けて、延在部240を越えた硬貨が手からこぼれ落ちないように手指を当て、他方の手指で硬貨展開部210の凹面212に沿って硬貨を滑らせ、延在部240を経由させて片方の手のひらに載せる。これは、延在部240が硬貨展開部210の凹面212の前方側端部に境目となるような段差無しで連なっていることで容易に行うことができる。そして、このような作業は、通常、延在部240の中心に近いところで行われる。これが、延在部240の中心に近い部分の延在長を大きくしている理由である。また、延在部240は、両端にアールが付けられて、中心に近い部分の延在長が大きい形状、即ち、大きなアールの形状であるので、顧客の手指の動作の障害となりにくい形状でもある。
4)その後、硬貨を財布の中に戻す。
本発明によるセルフ精算装置の硬貨載置部は、上述した構造であるので、顧客は、所望の硬貨を容易に硬貨投入口232に投入し、残った硬貨を容易に取り出して財布の中に戻すことができる。
なお、延在部240は、場合によっては省略されても良い。
上述の実施形態では、店員がPOS端末装置によって顧客が購入しようとする商品の商品登録を行い、商品登録終了後に、顧客が精算を行うセルフ精算装置について説明したが、図1の説明で記載したように、セルフ精算装置は、顧客が、商品登録から精算までを行うセルフPOS端末装置であってもよい。
本発明による硬貨載置部は、金銭処理機全般、すなわち上述したようなセルフ精算装置やセルフPOS端末装置以外の金銭処理機(釣銭機、自動販売機等)にも適用可能である。
100 セルフ精算装置
110 筐体
115 台座
120 タッチパネル付ディスプレイ
125 パトランプ
130 バーコードリーダ載置部
135 バーコードリーダ
140 バーコード読取口
145 スピーカ音出力孔
150 カード投入口
155 紙幣投入口
160 紙幣払出口
165 レシート排出口
170 人感センサ
175 硬貨払出口
180 不良硬貨返却口
185 LEDランプ
200 硬貨載置部
210 硬貨展開部
211 壁面
212 凹面
213 曲面
220 稜線部
230 硬貨投入部
231 硬貨投入部入口
232 硬貨投入口
233 傾斜面

Claims (6)

  1. 金銭処理機用の硬貨載置部であって、2つの垂直の壁面と、前記2つの壁面間に、前記壁面に対して直交する方向に延びる樋状の凹部による凹面と、を有する硬貨展開部、硬貨投入口を有する硬貨投入部、及び前記硬貨展開部と前記硬貨投入部の間にこれらを区画するように設けられている稜線部を備え、前記硬貨展開部、前記稜線部、及び前記硬貨投入部は、同一の幅で奥側に進む方向に連続し、
    前記硬貨展開部の前記凹面の奥部側端部、前記稜線部、及び前記硬貨投入部の硬貨投入部入口の前方側端部は、境目となるような段差無しで連なっており、
    前記硬貨展開部の上端部の最高点と前記硬貨投入部の上端部の最高点とは連続しており、前記硬貨展開部の上端部の最高点の高さと前記硬貨投入部の上端部の最高点の高さとは等しく、前記硬貨展開部の凹面に連続する前記稜線部の最高点の高さは、前記硬貨展開部の上端部の最高点の高さ及び前記硬貨投入部の上端部の最高点の高さよりも低く、
    前記樋状の凹部による凹面は、そこに置かれた硬貨との間に隙間ができるような曲率を有し、
    前記硬貨展開部に展開された硬貨のうち顧客が所望する硬貨は、前記凹面の奥部側端部及び前記稜線部を滑らされて、前記硬貨投入部に投入され、
    前記硬貨展開部に残った硬貨は、前記2つの壁面のいずれかに寄せられ、前記2つの壁面のいずれかに沿って引き上げられて取り出される、もしくは、前記硬貨展開部の中央に寄せられ、前記硬貨展開部の前記凹面に沿って引き上げられて取り出される硬貨載置部。
  2. 請求項1において、前記硬貨投入部は、その上端部に設けられた略四角形の前記硬貨投入部入口と、下端部に設けられ、前記硬貨投入部入口より小さな前記硬貨投入口と、前記硬貨投入部入口から前記硬貨投入口まで連続する傾斜面を有している硬貨載置部。
  3. 請求項2において、前記傾斜面のうち奥行方向の奥部を形成している面を、前記傾斜面の他の部分を形成している面より傾斜角度を小さくし、この面の上部に、傾斜に沿うように1つ以上のリブを形成した硬貨載置部。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項において、前記垂直の壁面と前記凹部を形成している凹面との境を、アールを付けた曲面とした硬貨載置部。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項において、前記硬貨投入口は略楕円形の形状であり、その両側の対向する略半円状の曲線と、前記略半円状の2つの曲線の間の2つの線分のうちの少なくとも一方の線分の中央部が外側に膨らんだ曲線とを持つ形状である硬貨載置部。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の硬貨載置部を備えるセルフ精算装置。
JP2019080857A 2017-03-02 2019-04-22 金銭処理機用の硬貨載置部及びこれを備えたセルフ精算装置 Active JP6725905B2 (ja)

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