JP2019152264A - ベルト式無段変速機の組立方法 - Google Patents

ベルト式無段変速機の組立方法 Download PDF

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高徳 額田
Takanori Nukada
高徳 額田
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Abstract

【課題】ナットが緩むことを防止したベルト式無段変速機を提供すること。【解決手段】ベルト式無段変速機は、シャフトの外周に固定されている固定シーブ、シャフトと一体回転可能であるとともに軸方向に相対移動可能な可動シーブ、固定シーブとの間に可動シーブを挟んでシャフトに固定されているシリンダ、及びシャフトに螺合されておりシリンダをシャフトに固定するナットを備えるベルト式無段変速機の組立方法であって、固定シーブは、シャフトから軸方向に直交する方向に延在する壁部を有し、シリンダは、壁部及び可動シーブの端部に対向しており、外径側から内径側にかけて壁部側に幅が広がり軸方向と直交する方向に対して傾斜している傾斜部と、傾斜部から延在して軸方向に沿った方向に曲がるコーナー部と、コーナー部から軸方向に沿って延在する筒部とを有し、壁部と傾斜部とが当接するように、シャフトにシリンダを圧入する。【選択図】図2

Description

本発明は、ベルト式無段変速機の組立方法に関する。
従来、自動車用等の変速機として、ベルト式無段変速機が知られている(例えば、特許文献1参照)。ベルト式無段変速機では、エンジンからのトルクがシャフトに伝達され、固定シーブ及び可動シーブを介してベルトに伝達される。
また、可動シーブとの間で油圧室を形成するシリンダを備えるベルト式無段変速機が知られている。シリンダは、圧入機によりシャフトに圧入され、さらに、シリンダの外側からシャフトにナットを螺合して、固定シーブとナットとに挟まれて固定される。
特開2017−161027号公報
シリンダをシャフトに圧入する際に、圧入機から受ける荷重が固定シーブの外周側に配置された可動シーブ側に傾く場合がある。この場合、シリンダと固定シーブとの間に隙間が形成され、ベルト式無段変速機を駆動させた場合に、可動シーブと接触したシリンダが回転し、ナットが緩む場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ナットが緩むことを防止したベルト式無段変速機の組立方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係るベルト式無段変速機は、シャフトの外周に固定されている固定シーブ、前記シャフトと一体回転可能であるとともに軸方向に相対移動可能な可動シーブ、前記固定シーブとの間に前記可動シーブを挟んで前記シャフトに固定されているシリンダ、及び前記シャフトに螺合されており前記シリンダを前記シャフトに固定するナットを備えるベルト式無段変速機の組立方法であって、前記固定シーブは、前記シャフトから前記軸方向に直交する方向に延在する壁部を有し、前記シリンダは、前記壁部及び前記可動シーブの端部に対向しており、外径側から内径側にかけて前記壁部側に幅が広がり前記軸方向と直交する方向に対して傾斜している傾斜部と、前記傾斜部から延在して前記軸方向に沿った方向に曲がるコーナー部と、前記コーナー部から前記軸方向に沿って延在する筒部とを有し、前記壁部と前記傾斜部とが当接するように、前記シャフトに前記シリンダを圧入することを特徴とする。
本発明によれば、傾斜部を設けたことにより、シリンダが壁部とナットとに挟まれることにより、ナットが緩むことを防止したベルト式無段変速機の組立方法を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るベルト式無段変速機の構成を示す模式図である。 図2は、シャフトにシリンダを圧入する様子を表す図である。 図3は、シャフトにナットを螺合した状態を表す図である。 図4は、従来のベルト式無段変速機の組立方法において、シャフトにシリンダを圧入する様子を表す図である。 図5は、従来のベルト式無段変速機の組立方法において、シャフトにシリンダを圧入する様子を表す図である。 図6は、図5の状態において、シャフトにナットを螺合した状態を表す図である。 図7は、図6の状態において、ベルト式無段変速機を駆動させた様子を表す図である。
以下に、図面を参照して本発明に係るベルト式無段変速機の組立方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面において、同一又は対応する構成要素には適宜同一符号を付し、重複説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るベルト式無段変速機の構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態1に係るベルト式無段変速機1は、シャフト2と、可動シーブ3と、シリンダ4と、ナット5と、を備える。
シャフト2は、外周に固定されている固定シーブ2aを有する。シャフト2と固定シーブ2aとは、一体的に形成されていてもよい。シャフト2は、エンジンからの伝達されるトルクにより回転する。固定シーブ2aは、シャフト2と一体的に回転する。
可動シーブ3は、シャフト2と一体回転可能であるとともに軸方向に相対移動可能である。可動シーブ3が、シャフト2の軸方向に移動することにより、不図示のベルト部の巻き掛け半径が変更され、変速比を変更することができる。
シリンダ4は、固定シーブ2aとの間に可動シーブ3を挟んでシャフト2に固定されている。シリンダ4は、可動シーブ3との間で油圧室を形成する。この油圧室に作用する油圧を制御することにより、可動シーブ3のシャフト2の軸方向における位置を制御し、変速比を制御することができる。
ナット5は、シャフト2に螺合されておりシリンダ4を固定シーブ2aに固定する。
次に、実施の形態1に係るベルト式無段変速機1の組立方法を説明する。図2は、シャフトにシリンダを圧入する様子を表す図である。図2は、図1に示す領域Aに対応する拡大図である。
固定シーブ2aは、シャフト2から軸方向に直交する方向に延在する壁部2aaを有する。
シリンダ4は、壁部2aa及び可動シーブ3の端部3aに対向しており、外径側から内径側にかけて壁部2aa側に幅が広がり軸方向と直交する方向に対して角度θで傾斜している傾斜部4aと、傾斜部4aから延在して軸方向に沿った方向に曲がるコーナー部4bと、コーナー部4bから軸方向に沿って延在する筒部4cと、を有する。
まず、圧入機6により、シャフト2にシリンダ4を圧入すると、壁部2aaと傾斜部4aとが当接する。
さらに、シャフト2にナット5を螺合する。図3は、シャフトにナットを螺合した状態を表す図である。このベルト式無段変速機1では、傾斜部4aを設けたことにより、壁部2aaと傾斜部4aとが当接しており、シリンダ4が壁部2aaとナット5とに挟まれていることにより、シリンダ4が回転することが防止され、結果としてナット5が緩むことが防止されている。換言すると、ベルト式無段変速機1では、ナット5からのスラスト荷重がシリンダ4にかかっているため、シリンダ4が回転することが防止されている。
これに対して、従来のベルト式無段変速機の組立方法では、シリンダが可動シーブに接触してナットが緩む場合があった。図4、図5は、従来のベルト式無段変速機の組立方法において、シャフトにシリンダを圧入する様子を表す図である。図4に示すように、従来のベルト式無段変速機1Aにおいて、シリンダ4Aの接触面4Aaは、シャフト2の軸方向に直交する方向に延在する面である。
このベルト式無段変速機1Aにおいて、圧入機6により、シャフト2にシリンダ4Aを圧入すると、図5に示すように、圧入機6から受ける荷重が可動シーブ3側に傾き、接触面4Aaが壁部2aaに対して傾く場合があった。すると、接触面4Aaと壁部2aaとの間には、隙間Gが形成される。
図6は、図5の状態において、シャフトにナットを螺合した状態を表す図である。図6に示すように、図5の状態において、シャフト2にナット5を螺合すると、接触面4Aaと壁部2aaとの間に隙間Gが形成されたままとなる。
図7は、図6の状態において、ベルト式無段変速機を駆動させた様子を表す図である。図7に示すように、図6の状態において、ベルト式無段変速機1Aを駆動させると、シリンダ4Aが可動シーブ3と接触した際に、隙間Gが形成されているためシリンダ4が回転し、ナット5が緩むこととなる。換言すると、ベルト式無段変速機1Aでは、ナット5からのスラスト荷重がシリンダ4Aにかかっておらず、シリンダ4Aが回転してしまうためナット5が緩む。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1、1A ベルト式無段変速機
2 シャフト
2a 固定シーブ
2aa 壁部
3 可動シーブ
3a 端部
4、4A シリンダ
4a 傾斜部
4b コーナー部
4c 筒部
4Aa 接触面
5 ナット
6 圧入機

Claims (1)

  1. シャフトの外周に固定されている固定シーブ、前記シャフトと一体回転可能であるとともに軸方向に相対移動可能な可動シーブ、前記固定シーブとの間に前記可動シーブを挟んで前記シャフトに固定されているシリンダ、及び前記シャフトに螺合されており前記シリンダを前記シャフトに固定するナットを備えるベルト式無段変速機の組立方法であって、
    前記固定シーブは、前記シャフトから前記軸方向に直交する方向に延在する壁部を有し、
    前記シリンダは、前記壁部及び前記可動シーブの端部に対向しており、外径側から内径側にかけて前記壁部側に幅が広がり前記軸方向と直交する方向に対して傾斜している傾斜部と、前記傾斜部から延在して前記軸方向に沿った方向に曲がるコーナー部と、前記コーナー部から前記軸方向に沿って延在する筒部とを有し、
    前記壁部と前記傾斜部とが当接するように、前記シャフトに前記シリンダを圧入することを特徴とするベルト式無段変速機の組立方法。
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