JP2019150738A - 脱硝触媒研磨装置及び脱硝触媒研磨方法 - Google Patents
脱硝触媒研磨装置及び脱硝触媒研磨方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019150738A JP2019150738A JP2018035472A JP2018035472A JP2019150738A JP 2019150738 A JP2019150738 A JP 2019150738A JP 2018035472 A JP2018035472 A JP 2018035472A JP 2018035472 A JP2018035472 A JP 2018035472A JP 2019150738 A JP2019150738 A JP 2019150738A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- abrasive
- denitration catalyst
- polishing
- fixing member
- supply device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
Description
脱硝触媒は、使用を続けていくと性能が低下するため性能回復が必要である。触媒再生技術の一つとして研磨再生がある。研磨再生は、脱硝触媒の表面を研磨し新しい触媒表面を削り出すことで、触媒性能を回復させる手法である(例えば、特許文献1参照)。
そのため、従来、脱硝触媒研磨装置により脱硝触媒を研磨する際、所定時間ごとに作業者が脱硝触媒を取り出して重さを測定することにより研磨量を把握していた(例えば、特許文献2参照)。
微粉炭機130は、給炭機125から供給された石炭を粉砕して微粉炭を製造する。微粉炭機130においては、石炭は、平均粒径60μm〜80μmに粉砕される。また、微粉炭の粒度分布は、150μm以上が10〜15%、75μm〜150μmが30〜40%、75μm未満が45〜60%程度となる。
微粉炭機130としては、ローラミル、チューブミル、ボールミル、ビータミル、インペラーミル等が用いられる。
尚、クリンカアッシュとは、微粉炭を燃焼させた場合に発生する石炭灰のうち、燃焼ボイラ140の底部に落下した塊状の石炭灰をいう。また、フライアッシュとは、微粉炭を燃焼させた場合に発生する石炭灰のうち、燃焼ガス(排ガス)と共に吹き上げられて排気通路150側に流通する程度の粒径(粒径200μm程度以下)の球状の石炭灰をいう。
煙突250は、排気通路150における脱硫通風機240の下流側に配置される。煙突250には、ガスヒータ230で加熱された排ガスが導入される。煙突250は、排ガスを排出する。
脱硝装置160は、図2に示すように、脱硝反応器61と、この脱硝反応器61の内部に配置される複数段の脱硝触媒層62とを備える。
脱硝触媒層62は、図2に示すように、例として、複数のハニカム型の脱硝触媒622を含んで構成される。
脱硝触媒研磨装置1は、気流の上流側端部に配置された研磨材供給装置40から順に、上流側連結部材30と、上流固定部材10と、脱硝触媒622と、下流固定部材20と、下流側連結部材60と、サイクロン70と、搬送パイプ72と、バグフィルター80と、連結パイプ81と、吸引ファン95と、サイクロン70の下部から研磨材供給装置40に連結されている研磨材ホース48と、を備える。
また、研磨材供給装置40の上部には、研磨材補充部204が配置されている。研磨材補充部204には開閉可能なバルブ(図示せず)が設けられており、後述する制御部200の制御によりバルブが開閉し、研磨材供給装置40に研磨材Aを補充することが可能となっている。
なお、脱硝触媒622の周囲は、湿気を吸わないようにプラスチック等により4方向をガードされている。
上流固定部材10により測定された脱硝触媒622の重量の検出結果は、制御部200に送られる。
なお、本実施形態では上流固定部材10及び下流固定部材20の各流路の断面形状は矩形であるが、これに限らず円形でもよく、部位によって異なっていてもよい。
差圧測定部202で測定された差圧の測定値は、制御部200へ送られる。
サイクロン70の下流側には、搬送パイプ72が連結され、搬送パイプ72の下流端にはバグフィルター80が連結されている。
また、サイクロン70の下部は、研磨材ホース48を介して研磨材供給装置40に連結されている。
このとき、研磨材ホース48のサイクロン70側は研磨材ホース48の研磨材供給装置40側よりも高い位置にある。このため、研磨材供給装置40に研磨材を供給する際、研磨材供給装置40による吸引力が小さくても研磨材Aを十分に供給することができる。
また、研磨材ホース48の途中には、研磨材流量測定部203が配置されている。研磨材流量測定部203は、サイクロン70から研磨材供給装置40へと戻る研磨材Aの流量を測定する。
この研磨材流量測定部203を流れる研磨材Aの測定結果は、制御部200へ送られる。
石炭火力発電設備100における脱硝時に、脱硝触媒622は、排ガスの入口側(上流側)のほうが付着物が多い。
一方、本実施形態の研磨材供給装置40は、送風ではなく、空気(及び研磨材A)を吸引して気流発生させるものであるため、脱硝触媒622を流れる研磨材Aは出口側(下流側)のほうの高速で、研磨効果が高い。
そのため本実施形態において脱硝触媒622は、石炭火力発電設備100での脱硝時における出口側端部622Aを上流側にして、上流固定部材10と下流固定部材20との間にセットされる。
まず、石炭火力発電設備100において用いられた脱硝装置160より、脱硝触媒622を取り外す。この際、上述のように脱硝触媒622は、排ガス入口側端部のほうが出口側端部622Aよりも付着物が多い場合が多い。
制御部200は、研磨材供給量測定部201により測定された研磨材Aの流量が、所定の流量より少なくなった場合、研磨材補充部204のバルブを開き、研磨材供給装置40より研磨材Aを補充する。そして、研磨材供給量測定部201により測定された研磨材Aの流量が、所定の流量以上となった場合、研磨材補充部204のバルブを閉じて、研磨材供給装置40に研磨材Aの供給を停止する。
ここで所定の流量とは、脱硝触媒622において、所望の研磨速度を達成することができる研磨材Aの流量の下限である。
この場合、制御部200は、研磨材ホース48の途中に設けられた研磨材流量測定部203によって測定された、サイクロン70から研磨材供給装置40へと戻る研磨材Aの流量を加味して、研磨材供給装置40への研磨材Aの供給量を決定してもよい。
ここで、所定の重量とは、脱硝触媒622から付着物が必要且つ十分に除去されたときの重さであり、例えば、研磨開始時点の重さから約12%程度減少した重量である。ゆえに、上流固定部材10によって測定された脱硝触媒622の重量が、所定の重量以下となった場合とは、脱硝触媒622からの付着物の除去が完了した場合である。
ここで、所定の差圧とは、脱硝触媒622から付着物が必要且つ十分に除去され、貫通孔624における空気の流れが良好になったときの差圧である。ゆえに、上流固定部材10を流れる空気の圧力と下流固定部材20を流れる空気の圧力との差圧が、所定の差圧以下となった場合とは、脱硝触媒622からの付着物の除去が完了した場合である。
したがって、必要以上に脱硝触媒622が研磨されることがなく、また研磨が不十分となることも防止できる。
なお、本実施形態では、脱硝触媒622の研磨量を重量を図ることにより検出したが、これに限らず、例えばレーザ等により脱硝触媒622の貫通孔624の膜厚を測定することにより研磨量を検出してもよい。この場合、例えば膜厚が約100μm減少したところで研磨を終了する。
したがって、研磨材Aの流量が自動的に最適な流量に調整されるので、常に最適な研磨条件で脱硝触媒622の研磨を行うことができる。
10 上流固定部材
20 下流固定部材
30 上流側連結部材
40 研磨材供給装置
48 研磨材ホース
60 下流側連結部材
61 脱硝反応器
62 脱硝触媒層
70 サイクロン
72 搬送パイプ
80 バグフィルター
81 連結パイプ
90 排気ダクト
95 吸引ファン
100 石炭火力発電設備
200 制御部
201 研磨材供給量測定部
202 差圧測定部
203 研磨材流量測定部
204 研磨材補充部
621 ケーシング
622 脱硝触媒
622A 出口側端部
624 貫通孔
Claims (6)
- 長手方向に延びる複数の貫通孔が設けられた脱硝触媒における前記貫通孔の内面に付着した付着物を研磨する脱硝触媒研磨装置であって、
前記付着物を研磨する研磨材を、前記脱硝触媒の前記貫通孔に供給する研磨材供給装置と、
前記研磨材供給装置による前記研磨材の前記貫通孔への供給中に、前記脱硝触媒の重量を検出可能な重量検出部と、
を備える脱硝触媒研磨装置。 - 前記重量検出部により検出された前記脱硝触媒の重量が所定の重量以下になった場合に、前記脱硝触媒研磨装置の動作を停止する制御部と、を備える、
請求項1に記載の脱硝触媒研磨装置。 - 前記研磨材供給装置と前記脱硝触媒との間に設けられた研磨材供給量測定部と、
前記研磨材供給装置に取り付けられた研磨材補充部と、を備え、
前記制御部は、前記研磨材供給量測定部により測定された研磨材供給量が、所定の供給量以下となった場合に、前記研磨材補充部より前記研磨材供給装置に研磨材を補充する、
請求項2に記載の脱硝触媒研磨装置。 - 前記脱硝触媒の下流側に、前記脱硝触媒を研磨した後の前記研磨材を含む空気から、前記研磨材を分離するサイクロンと、
前記サイクロンと前記研磨材供給装置とを連結し、前記サイクロンより分離された前記研磨材を前記研磨材供給装置に送り出す研磨材ホースと、
前記研磨材ホースに設けられた研磨材流量測定部と、を備え、
前記制御部は、前記研磨材流量測定部により測定された前記研磨材の流量に基づいて、前記研磨材補充部より前記研磨材供給装置に補充する前記研磨材の量を調整する、
請求項3に記載の脱硝触媒研磨装置。 - 前記脱硝触媒は、前記研磨材が流通可能な上流固定部材と下流固定部材との間に挟持され、
前記上流固定部材と前記下流固定部材との間に差圧測定部を備え、
前記制御部は、前記差圧測定部により測定された前記上流固定部材と前記下流固定部材との間の差圧が所定の差圧以下となった場合に、前記脱硝触媒研磨装置の動作を停止する、
請求項2から4のいずれか1項に記載の脱硝触媒研磨装置。 - 長手方向に延びる複数の貫通孔が設けられた脱硝触媒における前記貫通孔の内面に付着した付着物を研磨する脱硝触媒研磨方法であって、
前記付着物を研磨する研磨材を、前記脱硝触媒の前記貫通孔に供給しつつ、前記脱硝触媒の重量を検出し、
検出された前記脱硝触媒の重量が所定の重量以下になった場合に、前記研磨材の前記脱硝触媒への供給を停止する、
脱硝触媒研磨方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018035472A JP6978345B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 脱硝触媒研磨装置及び脱硝触媒研磨方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018035472A JP6978345B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 脱硝触媒研磨装置及び脱硝触媒研磨方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019150738A true JP2019150738A (ja) | 2019-09-12 |
JP6978345B2 JP6978345B2 (ja) | 2021-12-08 |
Family
ID=67947581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018035472A Active JP6978345B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 脱硝触媒研磨装置及び脱硝触媒研磨方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6978345B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021245841A1 (ja) * | 2020-06-03 | 2021-12-09 | 中国電力株式会社 | 脱硝触媒研磨装置 |
WO2021245842A1 (ja) * | 2020-06-03 | 2021-12-09 | 中国電力株式会社 | 脱硝触媒研磨装置 |
CN114384074A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-04-22 | 苏州西热节能环保技术有限公司 | 一种催化剂磨损判定方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62241555A (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-22 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 触媒の乾式再生方法 |
JPH07116523A (ja) * | 1993-10-28 | 1995-05-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 脱硝触媒の再生方法および再生装置 |
JP2012000693A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Hidaka Fine-Technologies Co Ltd | 研削加工装置及び研削加工方法 |
JP2016159272A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 中国電力株式会社 | 脱硝触媒の再生方法 |
-
2018
- 2018-02-28 JP JP2018035472A patent/JP6978345B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62241555A (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-22 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 触媒の乾式再生方法 |
JPH07116523A (ja) * | 1993-10-28 | 1995-05-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 脱硝触媒の再生方法および再生装置 |
JP2012000693A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Hidaka Fine-Technologies Co Ltd | 研削加工装置及び研削加工方法 |
JP2016159272A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 中国電力株式会社 | 脱硝触媒の再生方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021245841A1 (ja) * | 2020-06-03 | 2021-12-09 | 中国電力株式会社 | 脱硝触媒研磨装置 |
WO2021245842A1 (ja) * | 2020-06-03 | 2021-12-09 | 中国電力株式会社 | 脱硝触媒研磨装置 |
CN114384074A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-04-22 | 苏州西热节能环保技术有限公司 | 一种催化剂磨损判定方法 |
CN114384074B (zh) * | 2021-12-10 | 2024-06-11 | 苏州西热节能环保技术有限公司 | 一种催化剂磨损判定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6978345B2 (ja) | 2021-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5307974B2 (ja) | 排ガス処理装置 | |
US9527004B2 (en) | Spray drying apparatus of dehydration filtrate from desulfurization waste water, and air pollution control system | |
JP5460875B2 (ja) | 煙道ガス処理及び熱回収システム | |
JP6978345B2 (ja) | 脱硝触媒研磨装置及び脱硝触媒研磨方法 | |
US9643117B2 (en) | Dust separator useful with dry scrubber system | |
US20090078177A1 (en) | Methods and apparatus for performing flue gas pollution control and/or energy recovery | |
EP2878889B1 (en) | Dry scrubber system with air preheater protection | |
JP7002964B2 (ja) | 脱硝触媒の研磨時間決定方法及び脱硝触媒の再生方法 | |
JP2017032215A (ja) | 石炭火力発電設備 | |
JP6233545B2 (ja) | 石炭火力発電設備 | |
WO2021171628A1 (ja) | 脱硝触媒研磨装置 | |
CN105879633A (zh) | 一种燃煤锅炉烟气脱硫脱硝装置 | |
JP6848598B2 (ja) | 脱硝触媒の再利用方法 | |
JPS6084131A (ja) | 排煙処理方法及び装置 | |
JP7464523B2 (ja) | 脱硝触媒研磨方法及び脱硝触媒研磨装置 | |
WO2021171626A1 (ja) | 脱硝触媒研磨方法及び脱硝触媒研磨装置 | |
WO2021245841A1 (ja) | 脱硝触媒研磨装置 | |
WO2021171629A1 (ja) | 脱硝触媒研磨装置 | |
WO2021245842A1 (ja) | 脱硝触媒研磨装置 | |
WO2021171625A1 (ja) | 脱硝触媒研磨装置 | |
JP2017032213A (ja) | 石炭火力発電設備 | |
CN107970708B (zh) | 高温除尘灰余热利用系统 | |
JP4965323B2 (ja) | 排ガス処理方法及び排ガス処理装置 | |
JP6836168B2 (ja) | 脱硝装置 | |
JP5063761B2 (ja) | 火力発電システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20181114 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20181114 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211021 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211111 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6978345 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |