JP2019148207A - 可変圧縮比機構 - Google Patents

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Mitsunori Uchida
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Abstract

【課題】ピストンフリクションの増大を抑制し、また、コンロッドの強度を十分に確保することができる可変圧縮比機構を提供する。【解決手段】可変圧縮比機構40の小端スライドガイド41は、ピストンピン32とコンロッド28の小端部29との間に設けられ、ピストンピン32の軸心AX1に対して傾く傾斜軸心AX3を中心とする傾斜円筒面52を有する。コンロッド28は、小端スライドガイド41に対して傾斜軸心AX3方向に平行移動してピストン14の上死点位置を変化させる。大端スライドガイド42は、クランクピン24とコンロッド28の大端部34との間に設けられ、クランクピン24の軸心AX2に対して傾く傾斜軸心AX4を中心とする傾斜円筒面55を有する。コンロッド28は、大端スライドガイド42に対して傾斜軸心AX4方向に平行移動してピストン14の上死点位置を変化させる。【選択図】図4

Description

本発明は、可変圧縮比機構に関する。
従来、内燃機関の圧縮比を変化させる可変圧縮比機構が知られている。特許文献1には、コンロッドの両端部に自在継手を設け、クランク軸を軸方向に移動して圧縮比を変化させる機構が開示されている。特許文献2には、コンロッドを二分割して伸縮させることで圧縮比を変化させる機構が開示されている。
特開2015−21410号公報 特表2016−535838号公報
ところが、特許文献1では、コンロッドが前後方向へ傾斜することに起因してピストンフリクションが増大するおそれがある。特許文献2では、コンロッドを伸縮させるための油圧シリンダやシャフトを内蔵する必要があり、また、そもそもコンロッドを分割する必要があることから、十分な強度を確保することが困難である。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピストンフリクションの増大を抑制し、また、コンロッドの強度を十分に確保することができる可変圧縮比機構を提供することである。
本発明は、内燃機関(10)の可変圧縮比機構であって、コンロッド(28)と、スライドガイド(41、42)とを備える。スライドガイドは、内燃機関のピストンピン(32)およびクランクピン(24)の一方のピンと、当該一方のピンに対応するコンロッドの一端部(29、34)との間に設けられる。また、スライドガイドは、ピストンピンの軸心(AX1)およびクランクピンの軸心(AX2)を含む断面において、一方のピンの軸心に対して傾く傾斜軸心(AX3、AX4)を中心とする傾斜円筒面(52、55)を外壁に有する。コンロッドの一端部は、傾斜円筒面に摺動可能に嵌合している摺動孔(53、56)を有する。コンロッドは、スライドガイドに対して相対的に傾斜軸心の方向に平行移動することでピストンの上死点位置を変化させる。
このようにピストンの上死点位置を変化させるとき、コンロッドを傾けることなく平行移動させることから、ピストンフリクションの増大が抑制される。また、コンロッドを分割する必要がないので、コンロッドの強度を十分に確保することができる。
第1実施形態の可変圧縮比装置が適用された内燃機関の断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII矢視図であって、内燃機関の上面図である。 図1のピストンおよびコンロッドの拡大図であって、コンロッドが高圧縮比側に移動した状態を示す図である。 図4の小端スライドガイドの斜視図である。 図4の大端スライドガイドの斜視図である。 図1のピストンおよびコンロッドの拡大図であって、コンロッドが低圧縮比側に移動した状態を示す図である。 第2実施形態の可変圧縮比装置のコンロッドの小端部およびその周辺を示す断面図であって、コンロッドが高圧縮比側に移動した状態を示す図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図9の操作部材の平面図である。 図8と同様の部位の断面図であって、コンロッドが低圧縮比側に移動した状態を示す図である。
以下、複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。装置の構造を示す図面は、構成を分かり易くするために模式的に示している。各部の寸法、角度および寸法比は必ずしも正確なものではない。
[第1実施形態]
第1実施形態の可変圧縮比機構が適用された内燃機関を図1に示す。内燃機関10は、シリンダブロック11と、シリンダブロック11の上部に固定されたシリンダヘッド12と、シリンダブロック11の下部に固定されたオイルパン13とを備えている。
シリンダブロック11は、ピストン14が摺動可能に配置される複数のシリンダ15と、シリンダ15の下部に位置するクランクケース16とを有している。クランクケース16は、クランクキャップ17との間にクランク軸21を支持する軸受部22を形成している。
クランク軸21は、複数のメインジャーナル部23と、各メインジャーナル部23の間に位置するクランクピン24とを有している。メインジャーナル部23は、メインベアリング25を介して軸受部22により回転可能に支持されている。クランクピン24は、メインジャーナル部23に対して偏心している。クランクアーム26に対してクランクピン24とは反対側にはカウンタウェイト27が設けられている。
ピストン14は、コンロッド28によりクランク軸21に連結されている。コンロッド28の小端部29は、ピストン14の2つのピストンボス31の間に位置しており、ピストンピン32を介してピストンボス31に接続されている。コンロッド28のクランクピン24側は、コンロッドキャップ33と共に大端部34を形成している。大端部34は、コンロッドベアリング35を介してクランクピン24に回転可能に接続されている。
このように構成された内燃機関10は、混合気の燃焼時の爆発力によりピストン14を往復運動させる。このピストン14の往復運動は、コンロッド28およびクランク軸21により回転運動に変換されて出力される。
(可変圧縮比機構)
次に、可変圧縮比機構40について図1〜図7を参照して説明する。図1に示す断面は、ピストンピン32の軸心AX1およびクランクピン24の軸心AX2を含む断面である。以下の説明において、ピストンピン32の軸方向に平行な方向を第1方向とし、また、ピストン14の移動方向に平行な方向を第2方向とする。
図1〜図3に示すように、可変圧縮比機構40は、コンロッド28と、小端スライドガイド41と、大端スライドガイド42と、操作部材43と、アクチュエータ44とを備えている。小端スライドガイド41は、1つのコンロッド28に設けられる第1および第2のスライドガイドの一方である。一方、大端スライドガイド42は、1つのコンロッド28に設けられる第1および第2のスライドガイドの他方である。
図2、図4および図5に示すように、小端スライドガイド41は、ピストンピン32とコンロッド28の小端部29との間に設けられる筒状部材である。小端スライドガイド41は、ピストンピン32に回転可能に嵌合している嵌合孔51と、外壁に形成された傾斜円筒面52とを有している。傾斜円筒面52は、図4に示す断面において軸心AX1に対して傾く傾斜軸心AX3を中心とする円筒面である。コンロッド28の小端部29は、傾斜円筒面52に摺動可能に嵌合する摺動孔53を有している。
図2、図4および図6に示すように、大端スライドガイド42は、クランクピン24とコンロッド28の大端部34との間に設けられる筒状部材である。大端スライドガイド42は、コンロッドベアリング35に回転可能に嵌合している嵌合孔54と、外壁に形成された傾斜円筒面55とを有している。傾斜円筒面55は、図4に示す断面において軸心AX2に対して傾斜軸心AX3とは逆方向に傾く傾斜軸心AX4を中心とする円筒面である。軸心AX2に対する傾斜軸心AX4の傾斜角度θ2の絶対値は、軸心AX1に対する傾斜軸心AX3の傾斜角度θ1の絶対値と同じである。コンロッド28の大端部34は、傾斜円筒面55に摺動可能に嵌合する摺動孔56を有している。大端スライドガイド42は、組み付けの都合上、半割り構造(すなわち、半分に分割可能な構造)になっている。
小端スライドガイド41の第1方向の幅、および、2つのピストンボス31間に形成された隙間の第1方向の大きさは、小端部29の第1方向の幅よりも大きい。また、大端スライドガイド42の第1方向の幅、および、2つのクランクアーム26間に形成された隙間の第1方向の大きさは、大端部34の第1方向の幅よりも大きい。また、2つのカウンタウェイト27間に形成された隙間の第1方向の大きさは、コンロッド28の中間部36の第1方向の幅よりも大きい。これにより、コンロッド28は、ピストン14および小端スライドガイド41に対して相対的に傾斜軸心AX3の方向に平行移動可能である。また、コンロッド28は、クランク軸21および大端スライドガイド42に対して相対的に傾斜軸心AX4の方向に平行移動可能である。
図3および図4に示すように、操作部材43は、シリンダブロック11外に位置する一端部61および他端部62と、シリンダブロック11内に位置し一端部61と他端部62とを接続する接続部63とを有している。接続部63は、コンロッド28が挿通している通孔64を有しており、コンロッド28の第1方向の一方側と他方側とに接触可能である。言い換えれば、接続部63は、U字状に形成されており、コンロッド28に差し込まれている。また、コンロッド28は、接続部63に対して第2方向へ相対移動可能である。操作部材43は、第1方向へ移動することでコンロッド28をピストン14、小端スライドガイド41、クランク軸21および大端スライドガイド42に対して相対移動させる。
図3に示すように、アクチュエータ44は、各コンロッド28に対応して設けられた複数の操作部材43にコントロールロッド66を介して接続されており、各操作部材43を第1方向へ移動させるための駆動力を発生させる。アクチュエータ44は、例えば内燃機関10の図示しないマウント等にダンパー等を介して固定される。
このような構成の可変圧縮比機構40において、コンロッド28がピストン14および小端スライドガイド41に対して相対的に傾斜軸心AX3方向に平行移動すると、ピストン14が低圧縮比側または高圧縮比側に移動する。図4に示すように軸心AX1および軸心AX2を含む断面において、小端スライドガイド41のうちクランク軸21から比較的近い側にコンロッド28が位置する場合には、小端部29とピストン14とが離れるようになり、ピストン14が上がる方向すなわち高圧縮比側に移動する。また、図7に示すように小端スライドガイド41のうちクランク軸21から比較的離れている側にコンロッド28が位置する場合には、小端部29とピストン14とが近づくようになり、ピストン14が下がる方向すなわち低圧縮比側に移動する。このようにして、コンロッド28は、小端スライドガイド41に対して相対的に傾斜軸心AX3方向に平行移動することでピストン14の上死点位置を変化させる。
また、コンロッド28がクランク軸21および大端スライドガイド42に対して相対的に傾斜軸心AX4方向に平行移動すると、ピストン14が低圧縮比側または高圧縮比側に移動する。図4に示すように軸心AX1および軸心AX2を含む断面において、大端スライドガイド42のうちピストン14から比較的近い側にコンロッド28が位置する場合には、コンロッド28自体が上がるようになり、ピストン14が高圧縮比側に移動する。また、図7に示すように大端スライドガイド42のうちピストン14から比較的離れている側にコンロッド28が位置する場合には、コンロッド28自体が下がるようになり、ピストン14が低圧縮比側に移動する。このようにして、コンロッド28は、大端スライドガイド42に対して相対的に傾斜軸心AX4方向に平行移動することでピストン14の上死点位置を変化させる。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態では、可変圧縮比機構40は、コンロッド28と、小端スライドガイド41と、大端スライドガイド42とを備える。小端スライドガイド41は、内燃機関10のピストンピン32と、それに対応するコンロッド28の小端部29との間に設けられる。また、小端スライドガイド41は、ピストンピン32の軸心AX1およびクランクピン24の軸心AX2を含む断面において、軸心AX1に対して傾く傾斜軸心AX3を中心とする傾斜円筒面52を外壁に有する。コンロッド28の小端部29は、傾斜円筒面52に摺動可能に嵌合する摺動孔53を有している。コンロッド28は、小端スライドガイド41に対して相対的に傾斜軸心AX3の方向に平行移動することでピストン14の上死点位置を変化させる。
大端スライドガイド42は、クランクピン24と、それに対応するコンロッド28の大端部34との間に設けられる。また、大端スライドガイド42は、軸心AX1および軸心AX2を含む断面において、軸心AX2に対して傾斜軸心AX3とは逆方向に傾く傾斜軸心AX4を中心とする傾斜円筒面55を外壁に有する。コンロッド28の大端部34は、傾斜円筒面55に摺動可能に嵌合する摺動孔56を有している。コンロッド28は、大端スライドガイド42に対して相対的に傾斜軸心AX4方向に平行移動することでピストン14の上死点位置を変化させる。
このようにピストン14の上死点位置を変化させるとき、コンロッド28を傾けることなく平行移動させることから、ピストンフリクションの増大が抑制される。また、コンロッド28を分割していないので、コンロッド28の強度を十分に確保することができる。
ここで、ピストン14の可変範囲は、コンロッド28の第1方向のスライド量と、小端スライドガイド41および大端スライドガイド42の傾斜角度に依存する。スライド量に対して傾斜角度を大きくし過ぎるとコンロッド28をスライドさせるための第1方向の荷重増大につながり、また、コンロッド28に作用する第2方向の荷重を支えることも困難になる。
これに対して、第1実施形態では、軸心AX2に対する傾斜軸心AX4の傾斜角度θ2の絶対値は、軸心AX1に対する傾斜軸心AX3の傾斜角度θ1の絶対値と同じである。これにより、小端スライドガイド41の傾斜角度θ1および大端スライドガイド42の傾斜角度θ2を共に最小限に抑えつつ、必要なピストン14の変位量を確保することができる。
また、第1実施形態では、可変圧縮比機構40は、コンロッド28の第1方向の一方側と他方側とに接触可能な操作部材43をさらに備える。操作部材43は、コンロッド28に対して第2方向へ相対移動可能であり、第1方向へ移動することでコンロッド28を相対移動させる。これによりコンロッド28を小端スライドガイド41および大端スライドガイド42に対して平行移動させることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図8および図9に示すように、ピストン71は、クーリングチャンネル72を有している。クーリングチャンネル72は、ピストン冷却用のオイル流路である。クーリングチャンネル72は、下方すなわち図示しないクランク軸側に向けて延びるチャンネル入口部73を含む。
図8〜図11に示すように、操作部材74は、ピストン71に向けてオイルを噴射するオイルジェット75を有している。オイルジェット75のオイル導入穴76は、シリンダ15の供給油路77と連通可能である。供給油路77の供給口78は、オイルジェット75が操作部材74とともに移動してもオイル導入穴76に連通するように、操作部材74の移動方向に延びる長孔になっている。
図8に示すようにコンロッド28が高圧縮比側に位置しているとき、オイルジェット75のオイル噴射穴79の中心軸はクーリングチャンネル72のチャンネル入口部73の中心軸と一致する。このとき、オイルジェット75はチャンネル入口部73にオイルを噴射する。また、図11に示すようにコンロッド28が低圧縮比側に位置しているとき、オイルジェット75のオイル噴射穴79の中心軸は、チャンネル入口部73よりもピストン71の中心側に位置する。このとき、オイルジェット75はチャンネル入口部73よりもピストン71の中心側にオイルを噴射する。
(効果)
以上説明したように、第2実施形態においてもピストン71の上死点位置を変化させるとき、コンロッド28を傾けることなく平行移動させることから、ピストンフリクションの増大が抑制される。また、コンロッド28を分割していないので、コンロッド28の強度を十分に確保することができる。
また、第2実施形態では、操作部材74は、ピストン71に向けてオイルを噴射するオイルジェット75を有する。圧縮比を変更するために操作部材74が移動するとき、オイルジェット75も操作部材74と共に移動する。そのため、圧縮比変更時にピストン71の冷却部位を変化させることが可能となる。
また、第2実施形態では、オイルジェット75は、コンロッド28が高圧縮比側に位置しているとき、ピストン71のクーリングチャンネル72のチャンネル入口部73にオイルを噴射する。また、オイルジェット75は、コンロッド28が低圧縮比側に位置しているとき、チャンネル入口部73よりもピストン71の中心側にオイルを噴射する。これにより、高圧縮比設定時にクーリングチャンネル72にオイルを供給してピストン71の外側を積極的に冷却し、ノッキングを抑制することができ、また、低圧縮比設定時にピストン71の中心側を冷却することができる。
[他の実施形態]
他の実施形態では、コンロッドの小端部側および大端部側の一方にスライドガイドが設けられてもよい。それでも、コンロッドをスライドさせてピストンの上死点位置を変化させることができる。
他の実施形態では、スライドガイドを2つ設ける場合であっても、軸心AX2に対する傾斜軸心AX4の傾斜角度θ2の絶対値は、軸心AX1に対する傾斜軸心AX3の傾斜角度θ1の絶対値と異なっていてもよい。
他の実施形態では、操作部材は、一方の端部がコンロッドと係合するように片持ち状に設けられてもよい。また、他の実施形態では、操作部材とアクチュエータによりコンロッドを移動させるのではなく、例えばクランク軸等に内蔵された油圧アクチュエータによりコンロッドを移動させるように構成してもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・内燃機関
24・・・クランクピン
28・・・コンロッド
29・・・小端部
34・・・大端部
32・・・ピストンピン
40・・・可変圧縮比機構
41・・・小端スライドガイド
42・・・大端スライドガイド
52、55・・・傾斜円筒面
53、56・・・摺動孔
AX1・・・ピストンピンの軸心
AX2・・・クランクピンの軸心
AX3、AX4・・・傾斜軸心

Claims (6)

  1. 内燃機関(10)の可変圧縮比機構であって、
    コンロッド(28)と、
    前記内燃機関のピストンピン(32)およびクランクピン(24)の一方のピンと、当該一方のピンに対応する前記コンロッドの一端部(29、34)との間に設けられるスライドガイド(41、42)と、
    を備え、
    前記スライドガイドは、前記ピストンピンの軸心(AX1)および前記クランクピンの軸心(AX2)を含む断面において、前記一方のピンの軸心に対して傾く傾斜軸心(AX3、AX4)を中心とする傾斜円筒面(52、55)を外壁に有し、
    前記コンロッドの前記一端部は、前記傾斜円筒面に摺動可能に嵌合している摺動孔(53、56)を有し、
    前記コンロッドは、前記スライドガイドに対して相対的に前記傾斜軸心の方向に平行移動することで前記ピストンの上死点位置を変化させる可変圧縮比機構。
  2. 前記スライドガイドは第1のスライドガイドであり、
    前記傾斜軸心は第1の傾斜軸心であり、
    前記傾斜円筒面は第1の傾斜円筒面であり、
    前記摺動孔は第1の摺動孔であり、
    前記ピストンピンおよび前記クランクピンの他方のピンと、当該他方のピンに対応する前記コンロッドの他端部(29、34)との間に設けられる第2のスライドガイド(41、42)をさらに備え、
    前記第2のスライドガイドは、前記ピストンピンの軸心および前記クランクピンの軸心を含む断面において、前記他方のピンの軸心に対して前記第1の傾斜軸心とは逆方向に傾く第2の傾斜軸心(AX3、AX4)を中心とする第2の傾斜円筒面(52、55)を外壁に有し、
    前記コンロッドの前記他端部は、前記第2の傾斜円筒面に摺動可能に嵌合している第2の摺動孔(53、56)を有し、
    前記コンロッドは、前記第2のスライドガイドに対して相対的に前記第2の傾斜軸心の方向に平行移動することで前記ピストンの上死点位置を変化させる請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  3. 前記他方のピンの軸心に対する前記第2の傾斜軸心の傾斜角度(θ2)の絶対値は、前記一方のピンの軸心に対する前記第1の傾斜軸心の傾斜角度(θ1)の絶対値と同じである請求項2に記載の可変圧縮比機構。
  4. 前記ピストンピンの軸方向に平行な方向を第1方向とし、
    前記ピストンの移動方向に平行な方向を第2方向とすると、
    前記コンロッドの前記第1方向の一方側と他方側とに接触可能であり、前記コンロッドに対して前記第2方向へ相対移動可能であり、前記第1方向へ移動することで前記コンロッドを相対移動させる操作部材(43、74)をさらに備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の可変圧縮比機構。
  5. 前記操作部材(74)は、前記ピストンに向けてオイルを噴射するオイルジェット(75)を有する請求項4に記載の可変圧縮比機構。
  6. 前記オイルジェットは、
    前記コンロッドが高圧縮比側に位置しているとき、前記ピストンのクーリングチャンネル(72)のチャンネル入口部(73)にオイルを噴射し、
    前記コンロッドが低圧縮比側に位置しているとき、前記チャンネル入口部よりも前記ピストンの中心側にオイルを噴射する
    請求項5に記載の可変圧縮比機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113176162A (zh) * 2021-04-15 2021-07-27 上海交通大学 一种全浮式活塞销摩擦试验装置

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