JP2019147772A - ヘプシジン発現抑制剤、並びに鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品 - Google Patents

ヘプシジン発現抑制剤、並びに鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品 Download PDF

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拓 平田
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拓 平田
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【課題】新規なヘプシジン発現抑制剤、並びに鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品を提供すること。【解決手段】特定のフラバン、フラボノン、フラボン類からなる発現抑制剤。(−)−ガロカテキンガレート、(−)−エピガロカテキンガレート、(−)−カテキンガレート、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピカテキンガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(4”−O−メチル)ガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(3”−O−メチル)ガレート、ルテオリン、アピゲニン、ジヒドロミリセチン、ケルセチン及びケンフェロールなどが例示される。【選択図】なし

Description

本発明は、ヘプシジン発現抑制剤、並びに鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品に関する。
鉄は赤血球の構成因子であるヘモグロビンの原料であり、酸素運搬を始めとして人体にとって非常に重要な元素である。貧血には様々な原因があるが、最も多いのが鉄欠乏性貧血である。市場には鉄を補給するためのサプリ、飲料等がある。
生体内の鉄代謝は閉鎖系と呼ばれ、ほとんどが循環及び再利用を繰り返している。体内の総鉄量は3000〜4000mgと言われ、その、その7割が造血のためのサイクルに組み込まれている。骨髄で作られた赤血球は体内を巡り酸素を運搬する。老化した赤血球はマクロファージに貪食されて細胞内に貯蔵される。そして取り込まれた細胞から鉄トランスポーターであるフェロポーチンを介して細胞外に輸送され、骨髄へと戻っていく。
近年、鉄代謝の制御ホルモンとしてヘプシジンが発見された。ヘプシジンは、鉄トランスポーターを抑制することで細胞からの鉄の輸送を制御するものである。肝臓で合成及び分泌されたペプチドホルモンであるヘプシジンは、フェロポーチンと結合してリソソームにおける分解を誘導することで鉄代謝を制御する。
ヘプシジンを抑制することで細胞からの鉄輸送量が増え、造血サイクルが活性化することが期待される。鉄のほとんどは閉鎖系で賄われている一方、発汗及び出血等により微量に消失する。食品から腸管を介して吸収される鉄の量は1日に1〜2mgと、体内総鉄量と比べてごく僅かである。したがって、貧血の改善には、鉄の補給だけでなく、生体内での利用性を向上させることが重要である。
ミリセチンを投与されたネズミにおいて、肝臓でのヘプシジン発現が抑制され、かつ血清中鉄濃度の上昇が見られたことが報告されている(非特許文献1及び2)。
特許文献1には、カテキン類を有効成分とする高負荷運動者用血中鉄増加剤が記載されている。
特開2017−43548号公報
Mu et al., Journal ofNutritional Biochemistry, 2016, Vol.30, p53-61 Mu et al., British Journal ofNutrition, 2014, Vol.111, p1181-1189
特許文献1では、血中鉄増加剤が、高負荷運動者に対してのみ効果があり、高負荷運動を行わない人に対しては効果がなかったことが示されている。このように、運動量が通常から低度の人に対しても有効な貧血改善及び予防剤は得られていない。また、カテキン類の鉄欠乏性貧血に対する効果については知られていない。
本発明は、新規なヘプシジン発現抑制剤、並びに鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品を提供することを目的とする。
本発明は、下記一般式(1)で表される化合物、下記一般式(2)で表される化合物、下記一般式(3)で表される化合物及びこれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、ヘプシジン発現抑制剤を提供する。
Figure 2019147772

[一般式(1)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子又はガロイル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。Rが水素原子の場合、Rは水酸基又は−ORで表される基であり、Rが水素原子の場合、Rはガロイル基である。ガロイル基中の水酸基の水素原子はアルキル基で置換されていてもよい。]
Figure 2019147772

[一般式(2)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。]
Figure 2019147772

[一般式(3)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示し、R及びRは、それぞれ独立に水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。Rが水酸基又は−ORで表される基である場合、R及びRの少なくとも一方が水素原子である。]
上記ヘプシジン発現抑制剤において、上記化合物が、(−)−ガロカテキンガレート、(−)−エピガロカテキンガレート、(−)−カテキンガレート、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピカテキンガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(4”−O−メチル)ガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(3”−O−メチル)ガレート、ルテオリン、アピゲニン、ジヒドロミリセチン、ケルセチン及びケンフェロールからなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。上記化合物を有効成分として含むことによって、より高いヘプシジン発現抑制効果を発揮することができる。
上記ヘプシジン発現抑制剤において、一般式(1)で表される化合物が、(−)−ガロカテキンガレート及び/又は(−)−エピガロカテキンガレートであることが好ましい。これらの化合物を有効成分として含むことによって、特に高いヘプシジン発現抑制効果を発揮することができる。
本発明はまた、ガロタンニン、エラジタンニン及びこれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、ヘプシジン発現抑制剤を提供する。
上記有効成分は、ストリクチニン又はその塩であることが好ましい。当該化合物を有効成分として含むことによって、より高いヘプシジン発現抑制効果を発揮することができる。
本発明はまた、没食子酸又はその塩を有効成分として含む、ヘプシジン発現抑制剤を提供する。
本発明はまた、下記一般式(1)で表される化合物、下記一般式(2)で表される化合物、下記一般式(3)で表される化合物及びこれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品を提供する。
Figure 2019147772

[一般式(1)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子又はガロイル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。Rが水素原子の場合、Rは水酸基又は−ORで表される基であり、Rが水素原子の場合、Rはガロイル基である。ガロイル基中の水酸基の水素原子はアルキル基で置換されていてもよい。]
Figure 2019147772

[一般式(2)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。]
Figure 2019147772

[一般式(3)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示し、R及びRは、それぞれ独立に水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。Rが水酸基又は−ORで表される基である場合、R及びRの少なくとも一方が水素原子である。]
上記鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品において、上記化合物が、(−)−ガロカテキンガレート、(−)−エピガロカテキンガレート、(−)−カテキンガレート、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピカテキンガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(4”−O−メチル)ガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(3”−O−メチル)ガレート、ルテオリン、アピゲニン、ジヒドロミリセチン、ケルセチン及びケンフェロールからなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。上記化合物を有効成分として含むことによって、より高い鉄欠乏性貧血改善又は予防効果を発揮することができる。
上記鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品において、上記一般式(1)で表される化合物が、(−)−ガロカテキンガレート及び/又は(−)−エピガロカテキンガレートであることが好ましい。上記化合物を有効成分として含むことによって、特に高い鉄欠乏性貧血改善又は予防効果を発揮することができる。
本発明は、ガロタンニン、エラジタンニン及びこれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品を提供する。
上記有効成分は、ストリクチニン又はその塩であることが好ましい。当該化合物を有効成分として含むことによって、より高い鉄欠乏性貧血改善又は予防効果を発揮することができる。
本発明はまた、没食子酸又はその塩を有効成分として含む、鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品を提供する。
本発明により、新規なヘプシジン発現抑制剤並びに鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品が提供される。
各被験物質によるヘプシジン相対発現量を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
本発明に係るヘプシジン発現抑制剤の一態様は、下記一般式(1)で表される化合物、下記一般式(2)で表される化合物、下記一般式(3)で表される化合物及びこれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む。
Figure 2019147772
一般式(1)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子又はガロイル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。Rが水素原子の場合、Rは水酸基又は−ORで表される基であり、Rが水素原子の場合、Rはガロイル基である。すなわち一般式(1)で表される化合物は、Rがガロイル基であるか、Rが水酸基若しくは−ORで表される基であるか、又はその両方を満たす。
ガロイル基は下記式で表される基である。上記一般式(1)においてガロイル基中の水酸基の水素原子はアルキル基で置換されていてもよい。ガロイル基中に3つある水酸基のうち、1〜3つの水酸基において水素原子がアルキル基で置換されていてよい。
Figure 2019147772
一般式(1)で表される化合物は、Rがガロイル基であり、かつRが水酸基又は−ORで表される基であることが好ましい。これにより、更に高いヘプシジン発現抑制作用を具備することができる。
Figure 2019147772
一般式(2)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。Rは水酸基又は−ORで表される基であることが好ましい。
Figure 2019147772
一般式(3)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示し、R及びRは、それぞれ独立に水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。Rが水酸基又は−ORで表される基である場合、R及びRの少なくとも一方が水素原子である。R及びRは、一方が水素原子であり、他方が水酸基又は−ORで表される基であると、よりヘプシジン発現抑制作用が高く好ましい。
一般式(1)、(2)及び(3)中のR、R及びRにおいて、アルキル基の炭素数は例えば1〜3であってよい。アルキル基は例えば、エチル基、メチル基、プロピル基であってよい。
一般式(1)で表される化合物及び一般式(2)で表される化合物は、(+)体及び(−)体のいずれであってもよい。
一般式(1)で表される化合物としては、例えば、(−)−ガロカテキンガレート、(−)−エピガロカテキンガレート、(−)−カテキンガレート、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピカテキンガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(4”−O−メチル)ガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(3”−O−メチル)ガレート等が挙げられる。一般式(2)で表される化合物としては、例えば、ジヒドロミリセチン等が挙げられる。一般式(3)で表される化合物としては、例えば、ルテオリン、アピゲニン、ジヒドロミリセチン、ケルセチン、ケンフェロール等が挙げられる。
本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤の有効成分としては、(−)−ガロカテキンガレート、(−)−エピガロカテキンガレート、(−)−カテキンガレート、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピカテキンガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(4”−O−メチル)ガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(3”−O−メチル)ガレート、ルテオリン、アピゲニン、ジヒドロミリセチン、ケルセチン及びケンフェロールからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。有効成分としてこれらの化合物を用いると、より高いヘプシジン発現抑制作用が奏されるため好ましい。上記有効成分は、(−)−ガロカテキンガレート及び/又は(−)−エピガロカテキンガレートであると、特に高いヘプシジン発現抑制作用が奏されるため好ましい。
本発明に係るヘプシジン発現抑制剤は、ガロタンニン、エラジタンニン及びこれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含んでいてもよい。
タンニンは、加水分解性タンニンと縮合型タンニンとに大別される。加水分解性タンニンは、酸、アルカリ又は酵素により、多価フェノール酸と多価アルコールとに加水分解されるものである。ガロタンニンは、加水分解性タンニンの1種であり、加水分解により没食子酸を生じるものである。エラジタンニンは、加水分解性タンニンの1種であり、加水分解によりエラグ酸及び糖類を生じるものである。
ガロタンニンは、例えばタンニン酸であってよい。エラジタンニンは、例えば、ストリクチニン、エラグ酸、ゲラニイン、ケブリン酸、エラエオカルプシン、ケブラグ酸、コリラギン、エンブリカニン、プニグルコニン、ペデュンキュラギン、コルヌシインA、アグリモニイン、テリマグランジン、カスアリクチン、ルゴシンC、カスアリニン等であってよい。これらの中でも、ストリクチニンを有効成分として用いると、より高いヘプシジン発現抑制作用が奏されるため好ましい。
本発明に係るヘプシジン発現抑制剤は、没食子酸又はその塩を有効成分として含んでいてもよい。
上記有効成分は、塩の形態であってもよい。塩としては、医薬品として又は食品として許容可能な塩であればよく、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属との塩、カルシウム等のアルカリ土類金属との塩、アンモニウム塩等の4級アンモニウム塩等であってよい。上記有効成分は、生体内において上記有効成分を放出するプロドラッグであってもよい。
上記有効成分として用いられる化合物は、市販品であってよく、公知の方法で合成されたものであってよく、植物由来等の天然由来のものであってもよい。上記一般式(1)で表される化合物、ガロタンニン、エラジタンニン及び没食子酸は、例えば、緑茶、さんぴん茶等の茶葉又は茶を原料として得られる精製物又は分解物であってもよい。有効成分として茶由来の成分は、食経験があるため好ましい。
本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤は、上記有効成分である化合物の1種を単独で含んでもよく、2種以上を含んでもよい。本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤における、有効成分としての上記化合物の含有量は、例えば1質量%以上であってよく、10質量%以上であってよく、20質量%以上であってよく、50質量%以上であってよい。本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤における、有効成分としての上記化合物の含有量は、例えば100質量%以下であってよく、95質量%以下であってよい。
本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤は、上記有効成分を含有するため、当該ヘプシジン発現抑制剤を摂取することにより、ヘプシジンの発現を抑制することができる。ヘプシジンの発現を抑制する結果、細胞からの鉄輸送量が増え、血中の鉄量を増加させることができ、鉄欠乏性貧血を改善又は予防することができる。鉄欠乏性貧血とは、鉄不足を原因とする貧血である。鉄欠乏性貧血の改善とは、具体的には、血液中の赤血球、ヘモグロビン、及び/又は鉄の濃度を上昇させることをいう。鉄欠乏性貧血の予防とは、具体的には、血液中の赤血球、ヘモグロビン、及び/又は鉄の濃度を適切な範囲に保ち、その低下を防ぐことをいう。
本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤は、固体(例えば、粉末)、液体(水溶性又は脂溶性の溶液又は懸濁液)、ペースト等のいずれの形状でもよく、また、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、液剤、懸濁剤、乳剤、軟膏剤、硬膏剤等のいずれの剤形をとってもよい。また、放出制御製剤の形態をとることもできる。本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤は、上述の有効成分のみからなるものであってもよい。
本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤は、ヒトに投与(摂取)されても、非ヒト哺乳動物に投与されてもよい。本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤の投与量(摂取量)は、上述の有効成分としての化合物を基準として、1日あたり例えば10mg〜1000mgであってよく、好ましくは20〜1000mgであり、より好ましくは、50〜500mgである。
本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤は、経口投与されてもよく、非経口投与されてもよいが、経口投与されることが好ましい。ヘプシジン発現抑制剤は、1日あたりの投与量が上記範囲内にあれば、1日1回投与されてもよく、1日複数回に分けて投与されてもよい。
上記各種製剤は、上述の有効成分と、薬学的に許容される添加剤(賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、乳化剤、界面活性剤、基剤、溶解補助剤、懸濁化剤等)とを混和することによって調製することができる。
例えば、賦形剤としては、ラクトース、スクロース、デンプン、デキストリン等が挙げられる。結合剤としては、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、トラガント、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク等が挙げられる。崩壊剤としては、結晶セルロース、寒天、ゼラチン、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、デキストリン等が挙げられる。乳化剤又は界面活性剤としては、Tween60、Tween80、Span80、モノステアリン酸グリセリン等が挙げられる。基剤としては、セトステアリルアルコール、ラノリン、ポリエチレングリコール、米糠油、魚油(DHA、EPA等)、オリーブ油等が挙げられる。溶解補助剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、Tween80等が挙げられる。懸濁化剤としては、Tween60、Tween80、Span80、モノステアリン酸グリセリン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等が挙げられる。
本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤は、医薬品、医薬部外品、食品組成物、食品添加物、飼料、飼料添加物等の製品の成分として使用することができる。本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤からなる、又は本実施形態に係るヘプシジン発現抑制剤を含む上記製品は、ヘプシジン発現抑制用であってよい。上記製品には、鉄欠乏性貧血を改善及び予防する旨、鉄の利用を改善する、赤血球、ヘモグロビン及び/又は鉄の濃度を上昇させる、からだのだるさが続いたあなたに、階段を上ったときに動悸がするあなたに、息がはげしくなったあなたに等の表示が付されていてもよい。
本発明はまた、上記一般式(1)で表される化合物、上記一般式(2)で表される化合物、上記一般式(3)で表される化合物、ガロタンニン、エラジタンニン及び没食子酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品を提供する。有効成分の態様の詳細は上記ヘプシジン発現抑制剤の場合と同様である。
本実施形態に係る鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品は、上記有効成分を含んでいるため、当該飲食品を摂取することにより、ヘプシジン発現が抑制され、細胞からの鉄輸送量が増え、血中の赤血球、ヘモグロビン及び/又は鉄の量を増加させることができ、鉄欠乏性貧血を改善又は予防することができる。
本実施形態に係る鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品の摂取量は、上記有効成分として化合物を基準として、1日あたり例えば10mg〜1000mgであってよく、好ましくは20〜1000mgであり、より好ましくは、50〜500mgである。
飲食品としては、例えば、パン類、麺類、米類、豆腐、乳製品、醤油、味噌、菓子類、飲料等が挙げられる。飲料としては例えば、水、清涼飲料水、茶飲料、果汁飲料、乳飲料、アルコール飲料、ノンアルコール飲料、スポーツドリンク、栄養ドリンク等が挙げられる。また、健康食品、機能性表示食品、特別用途食品、栄養補助食品、サプリメント又は特定保健用食品等における関与成分として使用することもできる。
本実施形態に係る鉄欠乏性貧血改善及び/又は改善用飲食品における、上記有効成分としての化合物の含有量は、例えば1質量%以上であってよく、10質量%以上であってよく、20質量%以上であってよく、50質量%以上であってよい。本実施形態に係る鉄欠乏性貧血改善及び/又は改善用飲食品における、有効成分としての上記化合物の含有量は、例えば100質量%以下であってよく、95質量%以下であってよく、90質量%以下であってよく、80質量%以下であってよい。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明は、以下の実施例により限定されるものではない。
(細胞培養)
HepG2細胞(Riken BRC)をDMEM+10%FBS培地中、37℃、5%COインキュベーター内で培養した。ヘプシジン発現試験では、48ウェルプレートに播種したHepG2細胞を用いた。セミコンフルエント状態になった段階で、DMEM−FBS培地に交換し、100ppb(最終濃度)のIL−6及び20μM濃度の被験物質を添加した。その後COインキュベーター内で24時間培養し、細胞からRNAを抽出して発現解析に供した。予備試験としてHepG2細胞にIL−6を添加したところ、濃度依存的にヘプシジン発現の誘導が確認された。
(RNA抽出、リアルタイムPCR)
サンプル添加及び培養後の細胞を滅菌PBSで2回洗浄し、0.25mLのTrizol試薬を添加後、ボルテックスミキサーを用いて攪拌した。細胞に0.05mLのクロロホルムを添加し、分配後に上清を新しいチューブに移し、等量のイソプロパノールの添加によってRNAを沈殿させた。遠心分離(20,000g、5分)して沈殿を得、沈殿を70%エタノール溶液で洗浄した後、風乾した。乾燥後のRNAを0.1mL RNaseフリー水で溶解し、さらに0.25mLのエタノール、0.01mLの3M NaOAcを添加してRNAを沈殿させた。沈殿したRNAを回収後に、滅菌蒸留水に再溶解して総RNAの吸光度を測定して、濃度及び純度を確認した。
QuantiTect Reverse Transcription kitを用いてcDNAを合成した。これをLightCycler480SYBR Green I Master及び遺伝子特異的プライマーセットを用いて、相対定量法によりmRNA発現量を評価した。各遺伝子の特異的プライマー配列は以下のとおりである。
hHepcidin_F:
TTTCCCACAACAGACGGGACAACT(配列番号1)
hHepcidin_R:
GGGCAGCAGGAATAAATAAGGAAGGG(配列番号2)
hActb_F:
AGGATGCAGAAGGAGATCACTG(配列番号3)
hActb_R:
GGGTGTAACGCAACTAAGTCATAG(配列番号4)
本試験で用いた試薬及び細胞の詳細は以下のとおりである。
インターロイキン−6(IL−6、Sigma Aldrich、I1395−10UG)、Trizol試薬(invitorgen)、QuantiTect Reverse Transcription kit (Qiagen)、LightCycler 480 SYBR Green I Master(Roche)、(+)−カテキン(wako、038−23461)、(−)−エピガロカテキン(wako、059−08951)、(−)−エピガロカテキンガレート(wako、056−08961)、(+)−ガロカテキン(wako、075−06331)、(−)−カテキンガレート(長良サイエンス、NH021302)、(−)−ガロカテキンガレート(長良サイエンス、NH021402)、(−)−エピカテキン(wako、059−06751)、(−)−エピカテキンガレート(wako、052−06741)、ゲニステイン(wako、551−77451)、ダイゼイン(wako、308−05871)、ジヒドロミリセチン(フナコシ、1351−10mg)、ルテオリン(wako、10004161)、アピゲニン(wako、016−18911)、ナリンゲニン(TCI、N0072−5g)、ヘスペレチン(wako、320−93841)、イソキサントフモール(フナコシ、2529−5−5mg)、タキシフォリン(フナコシ、1036)、ケルセチン(Sigma Aldrich、Q4951)、ミリセチン(フナコシ、M9367)、ケンフェロール(フナコシ、0054)、フロレチン(wako、160−17781)、キサントフモール(Hop steiner)、イソリキリチゲニン(TCI、I0822)、(−)−エピガロカテキン−3−O−(4”−O−メチル)ガレート(EGCG4”Me、長良サイエンス、NH027201)、(−)−エピガロカテキン−3−O−(3”−O−メチル)ガレート(EGCG3”Me、長良サイエンス、NH023201)、ストリクチニン(長良サイエンス、NH026102)、タンニン酸(wako、201−06332)、没食子酸(TCI、G0011)。
結果を図1に示す。ヘプシジン発現量は対照としてジメチルスルホキシド添加区における発現量を1とした相対値である。ルテオリン、アピゲニン、ジヒドロミリセチン、ケルセチン、ケンフェロール、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピガロカテキンガレート、(+)−ガロカテキン、(−)−カテキンガレート、(−)−ガロカテキンガレート、(−)−エピカテキンガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(4”−O−メチル)ガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(3”−O−メチル)ガレート、ストリクチニン、タンニン酸及び没食子酸において、高いヘプシジン発現抑制作用が確認された。

Claims (12)

  1. 下記一般式(1)で表される化合物、下記一般式(2)で表される化合物、下記一般式(3)で表される化合物及びこれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、ヘプシジン発現抑制剤。
    Figure 2019147772

    [一般式(1)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子又はガロイル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。Rが水素原子の場合、Rは水酸基又は−ORで表される基であり、Rが水素原子の場合、Rはガロイル基である。ガロイル基中の水酸基の水素原子はアルキル基で置換されていてもよい。]
    Figure 2019147772

    [一般式(2)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。]
    Figure 2019147772

    [一般式(3)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示し、R及びRは、それぞれ独立に水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。Rが水酸基又は−ORで表される基である場合、R及びRの少なくとも一方が水素原子である。]
  2. 前記化合物が、(−)−ガロカテキンガレート、(−)−エピガロカテキンガレート、(−)−カテキンガレート、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピカテキンガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(4”−O−メチル)ガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(3”−O−メチル)ガレート、ルテオリン、アピゲニン、ジヒドロミリセチン、ケルセチン及びケンフェロールからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載のヘプシジン発現抑制剤。
  3. 前記一般式(1)で表される化合物が、(−)−ガロカテキンガレート及び/又は(−)−エピガロカテキンガレートである、請求項1に記載のヘプシジン発現抑制剤。
  4. ガロタンニン、エラジタンニン及びこれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、ヘプシジン発現抑制剤。
  5. 前記有効成分がストリクチニン又はその塩である、請求項4に記載のヘプシジン発現抑制剤。
  6. 没食子酸又はその塩を有効成分として含む、ヘプシジン発現抑制剤。
  7. 下記一般式(1)で表される化合物、下記一般式(2)で表される化合物、下記一般式(3)で表される化合物及びこれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品。
    Figure 2019147772

    [一般式(1)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子又はガロイル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。Rが水素原子の場合、Rは水酸基又は−ORで表される基であり、Rが水素原子の場合、Rはガロイル基である。ガロイル基中の水酸基の水素原子はアルキル基で置換されていてもよい。]
    Figure 2019147772

    [一般式(2)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。]
    Figure 2019147772

    [一般式(3)中、Rは水素原子又はアルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示し、R及びRは、それぞれ独立に水素原子、水酸基又は−ORで表される基を示す。複数あるRは互いに同一でも異なっていてもよい。Rが水酸基又は−ORで表される基である場合、R及びRの少なくとも一方が水素原子である。]
  8. 前記化合物が、(−)−ガロカテキンガレート、(−)−エピガロカテキンガレート、(−)−カテキンガレート、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピカテキンガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(4”−O−メチル)ガレート、(−)−エピガロカテキン−3−O−(3”−O−メチル)ガレート、ルテオリン、アピゲニン、ジヒドロミリセチン、ケルセチン及びケンフェロールからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項7に記載の鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品。
  9. 前記一般式(1)で表される化合物が、(−)−ガロカテキンガレート及び/又は(−)−エピガロカテキンガレートである、請求項7に記載の鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品。
  10. ガロタンニン、エラジタンニン及びこれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品。
  11. 前記有効成分がストリクチニン又はその塩である、請求項10に記載の鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品。
  12. 没食子酸又はその塩を有効成分として含む、鉄欠乏性貧血改善及び/又は予防用飲食品。
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