JP2019147257A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の主電源が遮断されているときであっても、画像形成装置から用紙カセットを引き出すことなく、用紙カセット内の状態を確認することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、印刷ジョブで使用される用紙を収容する用紙カセットと、用紙カセットの外面に設置された電子ペーパーと、用紙カセットに収容されている用紙に関する用紙情報を認識し、用紙情報を電子ペーパーに表示させる制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置に関する。
画像形成装置は、印刷ジョブを実行するとき、印刷すべき画像を形成し、当該形成した画像を用紙に印刷する。このような画像形成装置には、印刷ジョブで使用される用紙を収容する用紙カセットが設けられる(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−278377号公報
特許文献1の画像形成装置は、操作パネルを備える。操作パネルには、用紙カセットに収容されている用紙のサイズや種類を表示することができる。これにより、画像形成装置から用紙カセットを引き出さなくても、ユーザーは用紙カセット内の状態(どのような用紙が収容されているかなど)を確認することができる。
ここで、ユーザーによっては、画像形成装置の主電源が遮断されているとき、用紙カセット内の状態を確認したい場合がある。しかし、このときには、操作パネルに表示を行わせることができない。したがって、用紙カセット内の状態を確認するには、画像形成装置から用紙カセットを引き出す必要がある。あるいは、画像形成装置の主電源を投入し、画像形成装置を起動させなければならない。これにより、ユーザーにとっては、煩わしく利便性が悪い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、画像形成装置の主電源が遮断されているときであっても、画像形成装置から用紙カセットを引き出すことなく、用紙カセット内の状態を確認することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、画像形成装置に対して着脱可能であり、印刷ジョブで使用される用紙を収容する用紙カセットと、用紙カセットの外面に設置された電子ペーパーと、用紙カセットに収容されている用紙に関する用紙情報を認識し、用紙情報を電子ペーパーに表示させる制御部と、を備える。
本発明の構成では、用紙カセットの外面に電子ペーパーが設置され、電子ペーパーに用紙情報が表示される。ここで、電子ペーパーは、画像形成装置の主電源が遮断されても(電力供給を受けなくても)、用紙情報の表示を続ける。したがって、画像形成装置の主電源が遮断されているとき、画像形成装置から用紙カセットを引き出さなくても、ユーザーは用紙カセット内の状態を確認することができる。これにより、ユーザーの利便性が向上する。
本発明の構成では、画像形成装置の主電源が遮断されているときであっても、画像形成装置から用紙カセットを引き出すことなく、用紙カセット内の状態を確認することができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置の全体構成を示す概略図 本発明の一実施形態による画像形成装置の給紙部および用紙カセットの各構成を示す概略図 本発明の一実施形態による画像形成装置の全体構成を示すブロック図 本発明の一実施形態による画像形成装置に設置される電子ペーパーの設置位置を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置の電子ペーパーに用紙情報が表示されている状態の図 本発明の一実施形態による画像形成装置の電子ペーパーに用紙情報(残量情報)が表示されている状態の図 本発明の一実施形態による画像形成装置の電子ペーパーに表示されている用紙情報が更新された場合の図 本発明の一実施形態による画像形成装置の制御部が行う更新処理の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成装置の複数の電子ペーパーのうち低使用頻度の用紙カセットの電子ペーパーが表示する用紙情報と高使用頻度の用紙カセットの電子ペーパーが表示する用紙情報とを示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置の複数の電子ペーパーのうち共通用紙カセットの電子ペーパーが表示する用紙情報を示す図
<画像形成装置の構成>
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、画像読取部1を備える。画像読取部1は、図示しないが、原稿を光学的に読み取る読取ユニットを備える。読取ユニットは、光源やイメージセンサーなどを含む。画像読取部1は、原稿を読み取り、原稿の画像データを生成する。
また、画像形成装置100は、印刷部2を備える。印刷部2は、コピージョブなど印刷を伴うジョブ(以下、印刷ジョブと称する)の実行時に、用紙Pを搬送するとともに、印刷すべき画像を形成し、搬送中の用紙Pに画像を印刷する。コピージョブでは、画像読取部1が読み取った原稿の画像データに基づく画像の用紙Pへの印刷が印刷部2により行われる。印刷ジョブで使用される用紙Pは用紙カセット20に収容される。
印刷部2は、用紙搬送路21(図1では、破線矢印で示す)を備えるとともに、用紙搬送路に沿って用紙Pを搬送するための搬送ローラー対(図示せず)を複数備える。また、印刷部2は、給紙部22、画像形成部23および定着部24を備える。
給紙部22は、図2に示すように、ピックアップローラー221および給紙ローラー対222を備える。ピックアップローラー221は、用紙カセット20に収容された用紙Pに当接した状態で回転し、用紙カセット20から用紙Pを引き出す。給紙ローラー対222は、用紙カセット20から引き出された用紙Pを用紙搬送路21に給紙する。用紙搬送路21に給紙された用紙Pは用紙搬送路21に沿って搬送される。
用紙カセット20は、画像形成装置100に対して着脱可能である。用紙カセット20に用紙Pを収容する用紙収容作業(用紙カセット20の用紙Pを入れ替える作業を含む)を行うとき、ユーザーは用紙カセット20を画像形成装置100から引き出す。そして、用紙収容作業が終わると、ユーザーは用紙カセット20を画像形成装置100に再度装着する。
用紙カセット20には、リフト板201、押し上げ部材202および回転軸203が設けられる。リフト板201は、用紙カセット20の底面側に配置される。このため、用紙カセット20に用紙Pを収容すると、当該用紙Pはリフト板201上に載置された状態となる。
リフト板201は、給紙方向上流側の端部(当該端部に設けられた軸部)を支点とし、給紙方向下流側の端部を上下方向に振るよう回動する。すなわち、リフト板201は、上下方向に移動可能である。たとえば、リフト板201の給紙方向上流側の端部には、給紙方向と直交する方向に突出する軸部(図示せず)が設けられる。また、用紙カセット20の壁面には軸穴部(図示せず)が設けられる。そして、リフト板201の軸部が用紙カセット20の軸穴部に対して回動可能に支持される。
押し上げ部材202は、用紙カセット20の底面とリフト板201との間(リフト板201の下方)に設けられる。回転軸203は、用紙カセット20の底面に回転可能に支持される。回転軸203には、押し上げ部材202の給紙方向上流側の端部が取り付けられる。
これにより、回転軸203が回転することにより、押し上げ部材202の給紙方向下流側の端部が回動する。すなわち、押し上げ部材202は、上下方向に移動可能である。押し上げ部材202が上方向に移動すると、押し上げ部材202によってリフト板201が押し上げられるので、リフト板201が上昇する(上方向に回動する)。
画像形成装置100から用紙カセット20が引き出されると、リフト板201は初期位置(用紙カセット20への用紙Pの収容が可能な位置)に移動する。画像形成装置100に用紙カセット20が装着されると、リフト板201は初期位置から上昇する。これにより、リフト板201上の最上層の用紙Pの上面がピックアップローラー221に当接する。リフト板201は、リフト板201上の用紙Pがピックアップローラー221に当接すると上昇を停止する。
印刷ジョブの実行時には、用紙カセット20の用紙Pが使用されるので、リフト板201上の用紙Pが減っていく。リフト板201上の用紙Pが減り、リフト板201上の最上層の用紙Pの上面とピックアップローラー221とが非当接状態になると、用紙カセット20の用紙Pが給紙されなくなる。このため、印刷ジョブの実行中、リフト板201は、上昇と上昇停止とを繰り返し、リフト板201上の最上層の用紙Pの上面とピックアップローラー221との当接状態を維持する。
リフト板201を上昇駆動させるため、給紙部22には駆動機構が備えられる。駆動機構は、リフトモーターRMなどを含む。リフトモーターRMは、ギアやクラッチなどを介して回転軸203に連結される。リフトモーターRMが駆動することにより、リフト板201が上昇する。たとえば、画像形成装置100から用紙カセット20が引き出されるときに、回転軸203とリフトモーターRMとの連結が解除される。これにより、リフト板201が自重で初期位置に移動する。
また、リフト板201上の用紙Pのピックアップローラー221への当接を検知するため、給紙部22には検知機構が備えられる。検知機構は、アクチュエーター223および上面センサーSSを含む。アクチュエーター223は、給紙方向下流側の端部に当接片223aを有し、給紙方向上流側の端部に検知片223bを有する。なお、アクチュエーター223の当接片223aは、ピックアップローラー221の近傍に配置される。上面センサーSSは、アクチュエーター223の検知片223bを検知対象とする光センサーであって、発光部および受光部を有する。
アクチュエーター223は、給紙方向の中央部よりも上流側寄りに配置された回転軸223cを支点として回動可能に取り付けられる。これにより、アクチュエーター223の当接片223aおよび検知片223bが上下方向に回動する。また、アクチュエーター223の当接片223aは、リフト板201上の用紙Pに当接可能な位置に配置され、アクチュエーター223の検知片223bは、上面センサーSSの検知領域(発光部と受光部との間)を遮蔽/開放することが可能な位置に配置される。
リフト板201上の最上層の用紙Pの上面が当接片223aに当接し、そのままリフト板201が上方に移動すると、当接片223aが上方に移動するので、検知片223bは下方に移動する(上面センサーSSの検知領域を開放する方向に移動する)。そして、リフト板201上の最上層の用紙Pの上面が給紙位置(ピックアップローラー221と当接する位置)に到達すると、上面センサーSSの検知領域よりも下方に検知片223bが移動する(上面センサーSSの検知領域が開放される)。この状態で、リフト板201上の最上層の用紙Pが給紙されることによって給紙位置から用紙Pが無くなると、当接片223aが下方に移動するので、検知片223bが上方に移動する(上面センサーSSの検知領域が遮蔽される)。
これにより、給紙位置における用紙Pの有無に応じて、上面センサーSSの出力値が変化する。すなわち、上面センサーSSの出力値に基づき、リフト板201上の最上層の用紙Pの上面がピックアップローラー221に当接しているか否かを検知することができる。なお、上面センサーSSは、検知領域が開放されたとき(リフト板201上の用紙Pがピックアップローラー221に当接したとき)、第1レベルの値を出力する。一方で、上面センサーSSは、検知領域が遮蔽されたとき(リフト板201上の用紙Pのピックアップローラー221への当接が解除されたとき)、第2レベルの値を出力する。
また、用紙カセット20には、用紙カセット20に収容された用紙Pの側面に当接する規制ガイド204が設けられる。規制ガイド204は、用紙カセット20内における用紙Pの給紙方向および幅方向(給紙方向と直交する方向)の各位置を位置決めするための部材である。規制ガイド204は、リフト板201にスライド可能に支持される。
規制ガイド204は、給紙方向にスライド可能な第1カーソルおよび幅方向にスライド可能な第2カーソルを含む。第1カーソルを給紙方向にスライドさせることにより、用紙カセット20に収容可能な用紙Pの給紙方向のサイズ(給紙方向の用紙長さ)を変更することができる。第2カーソルを幅方向にスライドさせることにより、用紙カセット20に収容可能な用紙Pの幅方向のサイズ(幅方向の用紙長さ)を変更することができる。
図1に戻り、画像形成装置100には複数の用紙カセット20を装着することが可能である。図1には、複数(3つ)の用紙カセット20が装着された画像形成装置100を図示する。画像形成装置100に複数の用紙カセット20が装着される場合には、複数の用紙カセット20のそれぞれに給紙部22が割り当てられる。以下、上段の用紙カセット20に符号20Aを付し、中段の用紙カセット20に符号20Bを付し、下段の用紙カセット20に符号20Cを付して説明する場合がある。
画像形成部23は、感光体ドラム231および転写ローラー232を備える。また、画像形成部23は、図示しないが、感光体ドラム231の周面を帯電させる帯電装置、感光体ドラム231の周面上に静電潜像を形成する露光装置、および、感光体ドラム231の周面上の静電潜像をトナー像に現像する現像装置などを備える。感光体ドラム231および転写ローラー232は、互いに圧接し、転写ニップを形成する。画像形成部23は、転写ニップを用紙Pが通過するとき、感光体ドラム231の周面上のトナー像を用紙Pに転写する。
定着部24は、加熱ローラー241および加圧ローラー242を備える。加熱ローラー241は、ヒーターを内蔵する。加圧ローラー242は、加熱ローラー241に圧接し、加熱ローラー241との間で定着ニップを形成する。定着部24は、定着ニップを通過する用紙Pを加熱および加圧することにより、用紙Pにトナー像を定着させる。
また、図3に示すように、画像形成装置100は、制御部3を備える。制御部3は、CPU31およびメモリー32(ROMおよびRAM)を含む。CPU31は、制御用のプログラムおよびデータに基づき動作し、画像形成装置100の各部を制御するための処理を行う。メモリー32は、CPU31を動作させるための制御用のプログラムおよびデータを記憶する。
画像読取部1および印刷部2は、制御部3に接続される。制御部3は、画像読取部1の制御を行うとともに、印刷部2の制御(給紙部22の制御を含む)を行う。
制御部3は、給紙部22を制御する処理として、リフトモーターRMを用いてリフト板201を上昇させるリフトアップ処理を行うとともに、上面センサーSSを用いてリフト板201上の用紙Pのピックアップローラー221への当接を検知する上面検知処理を行う。制御部3は、リフトアップ処理を行うため、リフトモーターRMを制御する。また、制御部3は、上面検知処理を行うため、上面センサーSSの出力値を検知する。
制御部3は、画像形成装置100に用紙カセット20が装着されたとき、リフト板201を上昇させる。なお、画像形成装置100にはカセットセンサーCSが設けられる。カセットセンサーCSは、画像形成装置100に用紙カセット20が装着されているときと装着されていないときとで出力値を変化させるセンサーである。すなわち、カセットセンサーCSは、画像形成装置100に用紙カセット20が装着されたとき、出力値を変化させる。制御部3は、カセットセンサーCSの出力値に基づき、画像形成装置100に用紙カセットCSが装着されたか否かを判断する。
制御部3は、画像形成装置100に用紙カセット20が装着されたと判断したとき、リフトアップ処理および上面検知処理を行う。具体的には、制御部3は、リフトモーターRMを制御し、上面センサーSSの出力値が第2レベルから第1レベルに変化するまで、リフト板201を上昇させる。そして、制御部3は、上面センサーSSの出力値が第1レベルに変化すると、リフト板201の上昇を停止させる。これにより、画像形成装置100に用紙カセット20が装着されると、リフト板201上の最上層の用紙Pの上面がピックアップローラー221に当接した状態となる。
それ以降、印刷ジョブが実行されると、制御部3は、上面センサーSSの出力値を監視する。そして、制御部3は、上面センサーSSの出力値が第1レベルから第2レベルに変化したことを検知すると、上面センサーSSの出力値が第1レベルに変化するまで、リフト板201を再度上昇させる。その後、印刷ジョブが完了すると、制御部3は、リフト板201の上下方向の位置を印刷ジョブの完了時点の位置に保持する。
また、制御部3は、用紙カセット20に収容されている用紙Pのサイズ、用紙カセット20に収容されている用紙Pの種類、および、用紙カセット20に収容されている用紙Pの残量を検知する。
ここで、画像形成装置100には、用紙カセット20に収容されている用紙Pのサイズを検知するための検知部としてサイズセンサーSE1が設けられる。サイズセンサーSE1は、規制ガイド204の位置(第1カーソルの給紙方向の位置および第2カーソルの幅方向の位置)に応じで出力値を変化させる。すなわち、サイズセンサーSE1は、用紙カセット20に収容されている用紙Pのサイズに応じた値を出力する。
サイズセンサーSE1は、制御部3に接続される。制御部3は、サイズセンサーSE1の出力値に基づき、用紙カセット20に収容されている用紙Pのサイズを検知するサイズ検知処理を行う。画像形成装置100に複数の用紙カセット20が装着される場合、制御部3は、複数の用紙カセット20のそれぞれについてサイズ検知処理を行う。
また、画像形成装置100には、用紙カセット20に収容されている用紙Pの種類を検知するための検知部としてメディアセンサーSE2が設けられる。メディアセンサーSE2は、用紙カセット20の用紙Pと対面する位置に配置される。たとえば、メディアセンサーSE2は、検知対象の用紙Pの紙質(紙厚や表面粗さなど)に応じて出力値を変化させるセンサーである。メディアセンサーSE2としては、検知対象の用紙Pに光を照射し、光を照射したときの反射率(あるいは、透過率)や反射光の波長などに応じた値を出力するセンサーを用いることができる。
メディアセンサーSE2は、制御部3に接続される。制御部3は、メディアセンサーSE2の出力値に基づき、用紙カセット20に収容されている用紙Pの種類を検知する種類検知処理を行う。画像形成装置100に複数の用紙カセット20が装着される場合、制御部3は、複数の用紙カセット20のそれぞれについて種類検知処理を行う。
なお、メディアセンサーSE2の種類は特に限定されない。たとえば、撮像素子や制御用ICなどを含むセンサーをメディアセンサーSE2として用いることもできる。このようなメディアセンサーSE2を用いる場合、制御部3は、用紙カセット20の用紙Pの撮像をメディアセンサーSE2に行わせ、それによって得られた撮像データをメディアセンサーSE2から取得する。そして、制御部3は、撮像データに基づき、用紙カセット20に収容されている用紙Pの種類を検知する。
また、画像形成装置100には、用紙カセット20に収容されている用紙Pの残量を検知するための検知部として残量センサーSE3が設けられる。残量センサーSE3は、リフト板201の傾斜角度(用紙カセット20の底面に対する角度)に応じて出力値を変化させる。なお、印刷ジョブが実行されると、用紙カセット20の用紙Pが減り、その分だけリフト板201が上昇する。したがって、用紙カセット20の用紙Pの減りが大きいほど(用紙カセット20に収容されている用紙Pの残量が少ないほど)、リフト板201の傾斜角度が大きくなる。これにより、残量センサーSE3は、用紙カセット20に収容されている用紙Pの残量に応じた値を出力する。
残量センサーSE3は、制御部3に接続される。制御部3は、残量センサーSE3の出力値に基づき、用紙カセット20に収容されている用紙Pの残量を検知する残量検知処理を行う。画像形成装置100に複数の用紙カセット20が装着される場合、制御部3は、複数の用紙カセット20のそれぞれについて残量検知処理を行う。
なお、リフト板201の初期位置からの上昇量(画像形成装置100に用紙カセット20が装着されてからの上昇量)は、用紙カセット20の用紙Pの減りが大きいほど大きくなる。したがって、制御部3による残量検知処理がリフト板201の初期位置からの上昇量に基づき行われてもよい。
また、画像形成装置100は、記憶部4を備える。記憶部4は、ROMやHDDなどの不揮発性の記憶デバイスである。記憶部4は、制御部3に接続される。制御部3は、記憶部4への情報の書き込みを行うとともに、記憶部4からの情報の読み出しを行う。
また、画像形成装置100は、操作パネル5を備える。操作パネル5には、タッチスクリーンおよびハードウェアボタンが設けられる。タッチスクリーンは、タッチパネルおよびバックライト付きの表示パネルを含む。操作パネル5は、設定画面を表示し、種々の設定をユーザーから受け付ける。操作パネル5は、制御部3に接続される。制御部3は、操作パネル5の表示動作を制御するとともに、操作パネル5に対して行われた操作を検知する。
また、画像形成装置100は、商用電源と接続される電源部6を備える。電源部6は、電圧を生成する電源回路などを含む。電源部6は、画像読取部1、印刷部2、制御部3、記憶部4および操作パネル5など画像形成装置100の各部に電力を供給し当該各部を動作させる。すなわち、画像読取部1、印刷部2、制御部3、記憶部4および操作パネル5は、電源部6から電力供給を受けて動作する被電力供給部である。
なお、画像形成装置100には、画像形成装置100の主電源の投入と遮断とを行うための電源スイッチSWが設けられる。たとえば、電源スイッチSWは、操作パネル5に配置される。ユーザーが電源スイッチSWを操作して主電源を投入すると、画像形成装置100の各部への電力供給を電源部6が開始する。
電源部6は、通常モードおよびスリープモード(省電力モード)のいずれかの電力供給モードで被電力供給部に対して電力供給を行う。通常モード時には、電源部6が被電力供給部に対して通常の電力供給を行う。スリープモード時には、電源部6から被電力供給部に対して供給される電力が通常モード時よりも抑制される。
制御部3は、電力供給モードが通常モードのとき、通常モードからスリープモードに移行する条件として予め定められた移行条件が満たされたか否かを判断する移行判断処理を行う。移行条件が満たされたと判断したとき、制御部3は、電源部6に指示し、電力供給モードを通常モードからスリープモードに移行させる。
たとえば、制御部3は、電力供給モードが通常モードのとき、画像形成装置100が使用されないまま経過した時間である未使用時間を計測し、未使用時間が予め定められた上限時間を超えたか否かを判断する処理を移行判断処理として行う。制御部3は、未使用時間が上限時間を超えたとき、移行条件が満たされたと判断する。
電力供給モードがスリープモードのとき、電源部6は、画像読取部1、印刷部2および記憶部4に対する電力供給を停止する。
また、電力供給モードがスリープモードのとき、電源部6は、制御部3に対して供給する電力を通常モード時よりも抑制する(制御部3に対する電力供給を完全には停止しない)。制御部3は、電力供給モードがスリープモードのとき、演算処理などは行わず、CPU31の一部の端子(割り込みポート)に入力された信号だけを取り込むスリープ状態となる。なお、制御部3は、スリープ状態になると、後述する表示処理(用紙情報を認識する処理を含む)を行わない。当該表示処理は制御部3が通常状態(演算処理を行うことが可能な状態)になっているときにだけ行われる。
また、電力供給モードがスリープモードのとき、電源部6は、操作パネル5に対して供給する電力を通常モード時よりも抑制する(操作パネル5に対する電力供給を完全には停止しない)。具体的には、電源部6は、操作パネル5のタッチパネルに対する電力供給は停止せず、表示パネル(バックライト)に対する電力供給を停止する。これにより、スリープモード時には、操作パネル5は画面を表示しない。このとき、操作パネル5は、タッチスクリーンやハードウェアボタンに対して操作が行われると、復帰信号を出力する。復帰信号は制御部3のCPU31(割り込みポート)に入力される。
制御部3は、CPU31の割り込みポートに復帰信号が入力されると、スリープ状態から通常状態に復帰する。そして、制御部3は、電源部6に復帰指示を与え、電力供給モードをスリープモードから通常モードに復帰させる。電源部6は、復帰指示を受けると、画像読取部1、印刷部2、制御部3、記憶部4および操作パネル5の全てに対して通常の電力供給を行う。これにより、画像形成装置100がレディ状態(ジョブの実行が可能な状態)に復帰する。
<電子ペーパーへの用紙情報の表示>
図4に示すように、用紙カセット20の外面(画像形成装置100の正面)には、電子ペーパー7が設置される。画像形成装置100に複数の用紙カセット20が装着される場合には、複数の用紙カセット20の各外面に1つずつ電子ペーパー7が設置される。
なお、電子ペーパー7の表示方式は特に限定されない。電子ペーパー7に電圧を印加しなくても、電子ペーパー7の表示を長期間にわたって維持できればよい。たとえば、電子ペーパー7の表示方式は電気泳動方式である。
電子ペーパー7は、制御部3に接続される(図3参照)。制御部7は、電子ペーパー7に表示させる表示用の情報として用紙カセット20に収容されている用紙Pに関する用紙情報を認識し、当該認識した表示用の用紙情報を電子ペーパー7に表示させる表示処理(電子ペーパー7に電圧を印加する処理)を行う。制御部3からの印加電圧により、電子ペーパー7には用紙情報が表示される。
なお、電子ペーパー7に用紙情報が表示されると、以降は電子ペーパー7に電圧を印加しなくても、当該用紙情報は長期間にわたって電子ペーパー7に表示され続ける(当該用紙情報の表示を維持することができる)。電子ペーパー7に表示されている用紙情報を更新する場合には、電子ペーパー7に対する電圧印加を再度行えばよい。
制御部3は、表示用の用紙情報として、用紙カセット20に現在収容されている用紙Pのサイズ(以下、表示用の用紙サイズと称する場合がる)を認識する。制御部3は、表示用の用紙サイズを認識するため、サイズ検知処理を行い、サイズ検知処理で検知したサイズを表示用の用紙サイズとして認識する。複数の用紙カセット20が装着されている場合(各用紙カセット20に電子ペーパー7が設置されている場合)、制御部3は、用紙カセット20ごとに表示用の用紙サイズを認識する。
また、制御部3は、表示用の用紙情報として、用紙カセット20に現在収容されている用紙Pの種類(以下、表示用の用紙種類と称する場合がある)を認識する。制御部3は、表示用の用紙種類を認識するため、種類検知処理を行い、種類検知処理で検知した種類を表示用の用紙種類として認識する。複数の用紙カセット20が装着されている場合(各用紙カセット20に電子ペーパー7が設置されている場合)、制御部3は、用紙カセット20ごとに表示用の用紙種類を認識する。
また、制御部3は、表示用の用紙情報として、用紙カセット20に現在収容されている用紙Pの残量(以下、表示用の用紙残量と称する場合がある)を認識する。制御部3は、表示用の用紙残量を認識するため、残量検知処理を行う。そして、制御部3は、用紙カセット20に収容されている現在の用紙Pの残量として、満杯時の用紙Pの残量を100%とした場合の比率(%)を求め、当該求めた比率である残量比率と対象刻み単位(後述する)とに基づき表示用の用紙残量を認識する。複数の用紙カセット20が装着されている場合(各用紙カセット20に電子ペーパー7が設置されている場合)、制御部3は、用紙カセット20ごとに表示用の用紙残量を認識する。
ここで、操作パネル5は、電子ペーパー7に表示させる用紙残量の刻み単位をユーザーから受け付ける。そして、制御部3は、電子ペーパー7に表示させる用紙残量の刻み単位を操作パネル5が受け付けた刻み単位に設定する。このときに制御部3により設定された刻み単位が対象刻み単位である。たとえば、対象刻み単位が20%である場合、電子ペーパー7には用紙残量が20%刻みで表示される。
制御部3は、表示用の用紙残量を認識するとき、表示用の用紙残量を対象刻み単位でレベル分けする。一例として、対象刻み単位が20%である場合には、用紙残量が20%以下の第1レベル、20%より大きく40%以下の第2レベル、40%より大きく60%以下の第3レベル、60%より大きく80%以下の第4レベル、および、80%より大きく100%以下の第5レベルの5つに分けられる。
別の例として、対象刻み単位が25%である場合には、第1レベル(25%以下)、第2レベル(25%より大きく50%以下)、第3レベル(50%より大きく75%以下)、および、第4レベル(75%より大きく100%以下)の4つに分けられる。
そして、制御部3は、求めた残量比率が属する比率範囲(レベル)の上限値を表示用の用紙残量として認識する。たとえば、制御部3が求めた残量比率が60%であったとする。この例において、対象刻み単位が20%である場合、制御部3は、表示用の用紙残量が60%であると認識する。一方で、対象刻み単位が25%である場合、制御部3は、表示用の用紙残量が75%であると認識する。
制御部3は、表示用の用紙情報を認識すると、当該認識した用紙情報を電子ペーパー7に表示させる。図5に一例を示す。図5には、用紙サイズが「A3タテ」であり、用紙種類が「厚紙」であり、用紙残量が「80%」であると制御部3が認識した場合に電子ペーパー7に表示される用紙情報を図示する。
画像形成装置100に複数の用紙カセット20が装着されている場合(各用紙カセット20に電子ペーパー7が設置されている場合)、制御部3は、用紙カセット20ごとに表示用の用紙情報を認識する。そして、制御部3は、複数の用紙カセット20に設置された各電子ペーパー7のそれぞれについて、対応する用紙カセット20の用紙情報を表示させる表示処理を行う(電子ペーパー7ごとに表示処理を行う)。
なお、電子ペーパー7に表示させる用紙情報の形態は特に限定されない。制御部3が認識した用紙情報に対応するテキストを電子ペーパー7に表示してもよいし、制御部3が認識した用紙情報に対応する図形(たとえば、マークやアイコン、インジケーターなど)を電子ペーパー7に表示してもよい。電子ペーパー7に表示させる用紙情報の形態は任意に設定可能であり、当該設定は操作パネル5がユーザーから受け付ける。たとえば、後述するが、電子ペーパー7に用紙残量だけを表示する場合がある。この場合、図6に示すように、電子ペーパー7にブロックBを表示し、用紙残量をブロックBの大きさ(高さ)で表してもよい。
また、制御部3は、予め定められた更新タイミングになったか否かを判断する。制御部3は、更新タイミングになるごとに、表示用の用紙情報を認識し、当該認識した最新の認識結果(今回認識した最新の用紙情報)に基づき、電子ペーパー7に表示させている用紙情報を更新する更新処理を行う。
画像形成装置100に複数の用紙カセット20が装着されている場合(各用紙カセット20に電子ペーパー7が設置されている場合)、制御部3は、更新タイミングになったと判断したとき、用紙カセット20ごとに表示用の用紙情報を認識する。そして、制御部3は、複数の用紙カセット20に設置された各電子ペーパー7のそれぞれについて、対応する最新の認識結果に基づき更新処理を行う。
たとえば、画像形成装置100の主電源が遮断されているときや、電力供給モードがスリープモードのとき、制御部3は表示用の用紙情報を認識する処理を行わない。しかし、このとき、用紙収容作業が行われる場合がある。このため、制御部3は、画像形成装置100の主電源が投入されたとき、および、電力供給モードがスリープモードから通常モードに復帰したとき、表示用の用紙情報を認識し、当該認識した最新の認識結果に基づき更新処理を行う。すなわち、制御部3は、画像形成装置100の主電源が導入されたとき、および、電力供給モードがスリープモードから通常モードに復帰したとき、更新タイミングになったと判断する。
また、画像形成装置100から用紙カセット20が引き出され、その後、画像形成装置100に用紙カセット20が装着された場合には、画像形成装置100から用紙カセット20が引き出されているときに用紙収容作業が行われた可能性が高い。このため、制御部3は、カセットセンサーCSの出力値に基づき画像形成装置100から引き出されていた用紙カセット20が画像形成装置100に装着されたことを検知したとき、表示用の用紙情報を認識し、当該認識した最新の認識結果に基づき更新処理を行う。すなわち、制御部3は、画像形成装置100に用紙カセット20が装着されたとき、更新タイミングになったと判断する。
また、画像形成装置100において印刷ジョブが実行されると、印刷ジョブで使用された用紙カセット20の用紙残量が減少する。このため、制御部3は、画像形成装置100において実行されている印刷ジョブが完了したとき、表示用の用紙情報を認識し、当該認識した最新の認識結果に基づき更新処理を行う。すなわち、制御部3は、画像形成装置100において実行されている印刷ジョブが完了したとき、更新タイミングになったと判断する。
制御部3は、更新タイミングになったとき、すなわち、表示用の用紙情報を認識したとき、電子ペーパー7に現在表示させている用紙情報である用紙サイズ、用紙種類および用紙残量のうち、更新対象の用紙情報(最新の認識結果と異なる用紙情報)を判別する処理を行う。たとえば、或る用紙カセット20(用紙カセット20Aとする)の電子ペーパー7に現在表示されている用紙サイズが「A3タテ」であったとする。この例において、用紙カセット20Aについて表示用の用紙情報を制御部3が認識した結果、制御部3が今回認識した用紙カセット20Aの最新の用紙サイズが「A4ヨコ」であった場合、用紙カセット20Aの電子ペーパー7に現在表示されている用紙情報のうち、更新対象の用紙情報(最新の認識結果と異なる用紙情報)として制御部3が判別するのは用紙サイズとなる。
そして、制御部3は、電子ペーパー7に現在表示させている用紙情報(用紙サイズ、用紙種類および用紙残量)のうち、更新対象の用紙情報(最新の認識結果と異なる用紙情報)のみを対象に更新処理を行う。すなわち、更新タイミングになっても、制御部3による更新処理が行われない場合がある。
たとえば、更新タイミングになったとき、或る用紙カセット20(用紙カセット20Aとする)の電子ペーパー7が現在表示している用紙情報のうち、制御部3が更新対象として判別した用紙情報が用紙残量であったとする。一例として、用紙カセット20Aの電子ペーパー7に現在表示されている用紙残量が「80%」であり、制御部3が今回認識した用紙カセット20Aの最新の用紙残量が「60%」であったとする。また、用紙カセット20Aの電子ペーパー7が現在表示している用紙情報のうち、他の用紙情報は更新対象として判別されなかったとする。この場合、用紙カセット20Aの電子ペーパー7の表示内容は、図7の上図に示す状態から下図に示す状態に変化する(更新された用紙情報を破線で囲む)。
ここで、印刷ジョブの実行中に用紙収容作業が行われることはない。すなわち、印刷ジョブの開始前と完了後とでは、印刷ジョブで使用された用紙カセット20に収容されている用紙Pのサイズや種類は変化しない。また、印刷ジョブで使用されなかった用紙カセット20については、用紙Pのサイズ、種類および残量に変化は生じない。したがって、制御部3は、印刷ジョブが完了したことによって更新タイミングになったと判断したとき、印刷ジョブで使用されなかった用紙カセット20については表示用の用紙情報を認識する処理は行わない(当該用紙カセット20の電子ペーパー7の表示内容を更新しない)。一方で、制御部3は、印刷ジョブで使用された用紙カセット20については表示用の用紙情報として用紙残量のみを認識し、当該認識した最新の認識結果に基づき更新処理を行う。印刷ジョブが完了したことによって更新タイミングになった場合においては、印刷ジョブで使用された用紙カセット20の電子ペーパー7が現在表示している用紙情報のうち、用紙残量だけが更新対象となり得える(他の用紙情報は更新対象にはならない)。なお、最新の認識結果によっては更新処理が行われない場合もある。
以下に、図8に示すフローチャートを参照し、制御部3が行う更新処理の流れを説明する。図8に示すフローチャートは、更新タイミングになったと制御部3が判断したときにスタートする。
ステップS1において、制御部3は、表示用の用紙情報を認識する。ステップS2において、制御部3は、更新対象の用紙情報が存在するか否かを判断する。その結果、更新対象の用紙情報が存在すると制御部3が判断した場合には、ステップS3に移行する。ステップS3に移行すると、制御部3は、更新対象の用紙情報のみを更新する。
ステップS2において、更新対象の用紙情報が存在しないと制御部3が判断した場合には、本フローは終了する。この場合には、制御部3は更新処理を行はない。すなわち、電子ペーパー7に電圧を印加する必要はない。
本実施形態の構成では、上記のように、用紙カセット20の外面に電子ペーパー7が設置され、電子ペーパー7に用紙情報が表示される。ここで、電子ペーパー7は、画像形成装置100の主電源が遮断されても(電力供給を受けなくても)、用紙情報の表示を続ける。したがって、画像形成装置100の主電源が遮断されているとき、画像形成装置100から用紙カセット20を引き出さなくても、ユーザーは用紙カセット20内の状態を確認することができる。これにより、ユーザーの利便性が向上する。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3は、予め定められた更新タイミングになるごとに、用紙情報を認識し、最新の認識結果に基づき、電子ペーパー7に表示させている用紙情報を更新する。これにより、用紙カセット20内の状態が変化したにもかかわらず、変化前の状態を示す用紙情報が電子ペーパー7に表示され続けるという不都合を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3は、更新タイミングになったとき、電子ペーパー7に現在表示させている用紙サイズ、用紙種類および用紙残量のうち、最新の認識結果と異なる用紙情報のみを更新する。これにより、電子ペーパー7に表示されている用紙情報を更新するときの消費電力を削減することができる。
また、本実施形態では、制御部3は、電子ペーパー7に表示させる用紙残量の刻み単位を操作パネル5が受け付けた刻み単位に設定する。ここで、用紙残量の刻み単位が大きいほど、用紙残量の更新頻度が低くなる。したがって、電子ペーパー7の表示内容を更新するときの消費電力を抑制したい場合には、用紙残量の刻み単位が大きくなるよう設定しておけばよい。
なお、画像形成装置100に複数の用紙カセット20が装着される場合には、複数の用紙カセット20のそれぞれに電子ペーパー7が設置される。これにより、用紙カセット20ごとに用紙カセット20内の状態を確認することができるので、ユーザーにとっては利便性が良い。
<使用頻度に基づく表示>
制御部3は、用紙カセット20の使用頻度を求める。制御部3は、用紙カセット20の使用頻度を求めるため、用紙カセット20の用紙Pを使用した印刷ジョブの実行回数を示す実行回数情報および用紙カセット20の用紙Pを使用した印刷ジョブの印刷枚数を示す印刷枚数情報の少なくとも一方を含む履歴情報を記憶部4に記憶させる。
また、制御部3は、用紙カセット20の使用頻度を確認する確認タイミング(「所定タイミング」に相当)になったか否かを判断する。たとえば、制御部3は、操作パネル5がユーザーから所定操作を受け付けたとき、確認タイミングになったと判断する。なお、確認タイミングが更新タイミングと同じであってもよい。すなわち、更新タイミングになったときに、後述する使用頻度算出処理が制御部3により行われてもよい。
制御部3は、確認タイミングになったとき、履歴情報に基づき、直近の所定期間(たとえば、1ヶ月〜数ヶ月)における用紙カセット20の使用頻度を求める使用頻度算出処理を行う。たとえば、実行回数情報を用いる場合、制御部3は、実行回数情報で示される印刷ジョブの実行回数を使用頻度とする。印刷枚数情報を用いる場合、制御部3は、印刷枚数情報で示される印刷ジョブの印刷枚数を使用頻度とする。なお、使用頻度の求め方は特に限定されない。印刷ジョブの実行回数や印刷ジョブの印刷枚数が多いほど使用頻度が高くなればよい。
用紙カセット20の使用頻度を求めた後、制御部3は、使用頻度が予め定められた閾値よりも低いか否かを判断する。そして、制御部3は、使用頻度が閾値よりも低い用紙カセット20を低使用頻度の用紙カセット20と認識し、使用頻度が閾値以上の用紙カセット20を高使用頻度の用紙カセット20と認識する。
なお、画像形成装置100に複数の用紙カセット20が装着される場合、制御部3は、用紙カセット20ごとに履歴情報を記憶部4に記憶させる。また、制御部3は、確認タイミングになったとき、用紙カセット20ごとに使用頻度を求め、複数の用紙カセット20のそれぞれについて、低使用頻度の用紙カセット20であるか高使用頻度の用紙カセット20であるかを認識する。
そして、制御部3は、低使用頻度の用紙カセット20の電子ペーパー7には用紙残量を表示させず、用紙サイズおよび用紙種類の一方だけを表示させる(たとえば、用紙サイズだけが電子ペーパー7に表示される)。あるいは、用紙サイズおよび用紙種類の両方が低使用頻度の用紙カセット20の電子ペーパー7に表示されてもよい。
たとえば、用紙カセット20Aの使用頻度が閾値よりも低かったとする。この場合、図9に示すように、制御部3は、用紙カセット20Aの電子ペーパー7には用紙サイズだけを表示させる(用紙カセット20Aの電子ペーパー7の表示内容が上図に示す状態から下図に示す状態に変化する)。
また、制御部3は、高使用頻度の用紙カセット20の電子ペーパー7に表示させる用紙残量の刻み単位の設定値を現在の設定値よりも大きくする。ただし、制御部3は、高使用頻度の用紙カセット20の電子ペーパー7に現在表示させている用紙残量の刻み単位が既に予め定められた上限値に達していれば、刻み単位の変更は行わない。また、たとえば、制御部3は、高使用頻度の用紙カセット20の電子ペーパー7には用紙残量だけを表示させ、用紙サイズおよび用紙種類を表示させない(あるいは、用紙残量に加え、用紙サイズおよび用紙種類の一方だけを表示させる)。なお、用紙サイズ、用紙種類および用紙残量の全てを高使用頻度の用紙カセット20の電子ペーパー7に表示させてもよい。
たとえば、用紙カセット20Bの使用頻度が閾値以上であったとする。また、電子ペーパー7に表示させる用紙残量の刻み単位が20%に設定されているとする。ここでは、残量比率が60%であったため、用紙カセット20Bの電子ペーパー7には「60%」と表示されているとする(図9の上図参照)。この場合、制御部3は、用紙カセット20Bの電子ペーパー7に表示させる用紙残量の刻み単位を20%よりも大きくする(たとえば、25%にする)。また、制御部3は、用紙カセット20Bの電子ペーパー7には用紙残量だけを表示させる。これにより、用紙カセット20Bの電子ペーパー7の表示内容は、図9上図に示す状態から図9下図に示す状態に変化する。
上記のように、低使用頻度の用紙カセット20の電子ペーパー7に用紙残量を表示させないようにすることにより、低使用頻度の用紙カセット20の電子ペーパー7の表示内容の更新回数が減少する。これにより、消費電力を抑制することができる。
また、高使用頻度の用紙カセット20の電子ペーパー7に表示させる用紙残量の刻み単位を大きくすることにより、高使用頻度の用紙カセット20が印刷ジョブで頻繁に使用されても、高使用頻度の用紙カセット20の電子ペーパー7の表示内容の更新回数が減少する。これにより、消費電力を抑制することができる。
<共通用紙カセットの電子ペーパー>
以下、画像形成装置100に複数の用紙カセット20が装着されているものとして説明する。
制御部3は、同一サイズおよび同一種類の用紙Pを収容する複数の用紙カセット20を共通用紙カセット20として判別するカセット判別処理を行う。共通用紙カセット20が存在する場合、制御部3は、複数の共通用紙カセット20の各電子ペーパー7の表示内容を変更する。たとえば、制御部3によるカセット判別処理は、更新タイミングになったときに行われてもよい。また、操作パネル5がユーザーから指示を受け付けたときに、制御部3によるカセット判別処理が行われてもよい。
制御部3は、共通用紙カセット20が存在する場合、複数の共通用紙カセット20の用紙残量の合計値を求める。そして、制御部3は、複数の共通用紙カセット20のうち、1つの共通用紙カセット20の電子ペーパー7には、用紙サイズおよび用紙種類を表示させず、当該求めた合計値を表示させる。
一方で、制御部3は、複数の共通用紙カセット20のうち、他の共通用紙カセット20の電子ペーパー7には、用紙残量を表示させず、用紙サイズおよび用紙種類の一方だけを表示させる(たとえば、用紙サイズだけが電子ペーパー7に表示される)。あるいは、用紙サイズおよび用紙種類の両方が他の共通用紙カセット20の電子ペーパー7に表示されてもよい。
たとえば、制御部3によるカセット判別処理の結果、用紙カセット20Bおよび20Cが共通用紙カセット20として判別されたとする。ここでは、用紙カセット20Bの用紙残量が60%であり、用紙カセット20Cの用紙残量が20%であったとする。また、用紙カセット20Bおよび20Cの各用紙サイズが「A4タテ」であり、用紙カセット20Bおよび20Cの各用紙種類が「普通紙」であったとする。
この場合、制御部3は、用紙カセット20Bおよび20Cの各用紙残量の合計値を求める(合計値は80%となる)。そして、制御部3は、用紙カセット20Bおよび20Cのうち、一方(ここでは、用紙カセット20Bとする)の電子ペーパー7に合計値のみを表示させ、他方の電子ペーパー7に用紙サイズのみを表示させる。これにより、用紙カセット20Bおよび20Cの各電子ペーパー7の表示内容は、図10上図に示す状態から図10下図に示す状態に変化する。
上記のように構成することによって、複数の共通用紙カセット20の各電子ペーパー7のうち、用紙残量を表示していない電子ペーパー7の更新回数が減る(ほとんど更新されない)。これにより、消費電力をより抑制することができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
3 制御部
4 記憶部
5 操作パネル
7 電子ペーパー
20 用紙カセット
100 画像形成装置

Claims (10)

  1. 画像形成装置に対して着脱可能であり、印刷ジョブで使用される用紙を収容する用紙カセットと、
    前記用紙カセットの外面に設置された電子ペーパーと、
    前記用紙カセットに収容されている用紙に関する用紙情報を認識し、前記用紙情報を前記電子ペーパーに表示させる制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、予め定められた更新タイミングになるごとに、前記用紙情報を認識し、最新の認識結果に基づき、前記電子ペーパーに表示させている前記用紙情報を更新することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記画像形成装置の主電源が投入されたとき、前記用紙情報の認識を行わないスリープモードから前記用紙情報の認識を行う通常モードに復帰したとき、前記画像形成装置に前記用紙カセットが装着されたとき、および、前記印刷ジョブが完了したとき、前記更新タイミングになったと判断することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記用紙情報として、前記用紙カセットに収容されている用紙サイズ、用紙種類および用紙残量を認識し、前記用紙サイズ、前記用紙種類および前記用紙残量を前記電子ペーパーに表示させ、前記更新タイミングになったとき、前記電子ペーパーに表示させている前記用紙サイズ、前記用紙種類および前記用紙残量のうち、最新の認識結果と異なる前記用紙情報のみを更新することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記印刷ジョブが完了したことによって前記更新タイミングになったと判断したとき、前記用紙情報として前記用紙残量の認識のみを行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記用紙カセットの用紙を使用した前記印刷ジョブの実行回数および前記用紙カセットの用紙を使用した前記印刷ジョブの印刷枚数の少なくとも一方を示す履歴情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記用紙情報として、前記用紙カセットに収容されている用紙サイズ、用紙種類および用紙残量を認識し、前記用紙サイズ、前記用紙種類および前記用紙残量を前記電子ペーパーに表示させ、所定タイミングになったとき、前記履歴情報に基づき、直近の所定期間における前記用紙カセットの使用頻度を求め、前記使用頻度が予め定められた閾値よりも低い前記用紙カセットの前記電子ペーパーには、前記用紙残量を表示させず、前記用紙サイズおよび前記用紙種類の少なくとも一方を表示させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記使用頻度が前記閾値以上の前記用紙カセットの前記電子ペーパーに表示させる前記用紙残量の刻み単位の設定値を現在の設定値よりも大きくすることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記用紙情報として少なくとも前記用紙カセットに収容されている用紙残量を認識し、前記用紙残量を前記電子ペーパーに表示させ、
    前記電子ペーパーに表示させる前記用紙残量の刻み単位をユーザーから受け付ける操作パネルをさらに備え、
    前記制御部は、前記電子ペーパーに表示させる前記用紙残量の刻み単位を前記操作パネルが受け付けた刻み単位に設定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 複数の前記用紙カセットを備え、
    複数の前記用紙カセットのそれぞれに前記電子ペーパーが設置されており、
    前記制御部は、前記用紙カセットごとに前記用紙情報を認識し、複数の前記用紙カセットの前記電子ペーパーのそれぞれに、対応する前記用紙カセットの前記用紙情報を表示させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記用紙情報として、前記用紙カセットに収容されている用紙サイズ、用紙種類および用紙残量を検知し、
    前記制御部は、同一サイズおよび同一種類の用紙を収容する複数の前記用紙カセットを共通用紙カセットとして判別し、複数の前記共通用紙カセットのうち、1つの前記共通用紙カセットの前記電子ペーパーには、前記用紙サイズおよび前記用紙種類を表示させず、複数の前記共通用紙カセットの前記用紙残量の合計値を表示させ、他の前記共通用紙カセットの前記電子ペーパーには、前記用紙残量を表示させず、前記用紙サイズおよび前記用紙種類の少なくとも一方を表示させることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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